JP2004158968A - 複数メディア受信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】受信信号品質の評価結果、複数の伝送メディアの受信優先願位に関する情報および受信する伝送メディアを一定のアルゴリズムにしたがって選択するための制御情報に基づいて、受信する伝送メディアを選択することにより、常に最適な伝送メディアを受信可能とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル放送や次世代携帯電話および無線LAN等のデジタル伝送メディアの受信装置に係り、特に放送と通信の複数のメディアを受信可能な放送通信併用型受信機の機能と構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、BSデジタル放送、CSデジタル放送、地上デジタル放送等のそれぞれの放送メディアに対応したデコーダカードのうちからユーザが所望するメディアのデコーダカードを受信ボックス本体に挿入することにより、そのメディアの受信機能を受信ボックスに持たせるようにして、複数のメディアを受信可能とした受信装置は既知である(たとえば、特許文献1参照)。しかしながら、放送と通信の複数のメディアを受信可能な放送通信併用型受信機の機能と構成に関する技術、特に、伝送メディアの受信状態に応じて自動的に最適な伝送メディアを選択するためのアルゴリズムに関する技術は、これまで存在していなかった。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−346107号公報(〔0013〕、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年、放送と通信の各分野において、デジタル放送、次世代携帯電話、DSRC(Dedicated Short Range Communication)、無線LAN等の新たな伝送メディアが実用化され、それぞれの特長を生かしたサービスが提供されている。たとえば、デジタル放送は、通信系メディアに比べて広い地域を同一の電波でカバーし、比較的安いコストで、多数の視聴者を対象とした情報を伝送可能である。また、IMT−2000等の次世代携帯電話は、広いサービスエリアを多数のセルでカバーし、多くの利用者に双方向サービスを提供することができる。一方、DSRCや無線LANは、単一の送信局による電波の到達範囲は数十メートル程度と狭いものの、電波到達エリア内の端末と大容量のデータをやりとりすることが可能である。
【0005】
このように様々な特長を有する放送・通信のメディアのうち、複数のメディアを組み合わせて用いることにより、情報伝送の信頼性と利便性を大幅に向上させることができると考えられる。一例として、ある同じコンテンツのデータを複数のメディアを用いて伝送し、受信機は、電波伝搬条件等を考慮して、常に最適な伝送メディアを選択しながら受信するようにし、その選択した受信メディアの受信結果からデータを再生すれば、データ伝送の誤り率は大幅に低下すると考えられる。また、受信しようとするデータの種別により、最適な受信メディアを選択するようにすれば、受信者の利便性も大幅に向上すると考えられる。
【0006】
上述したような放送・通信融合受信システムを実現するためには、特に、複数のメディアを受信可能な放送通信併用型受信機の機能と構成に関する技術が鍵になると考えられる。しかし、このような技術に関する検討は、従来ほとんど行われていなかった。そこで、本発明は、複数メディアを受信でき、且つ最適な伝送メディアを選択可能な放送通信併用型受信機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、放送と通信の複数の伝送メディアを受信可能な受信装置であって、各伝送メディアからの受信信号をそれぞれデジタル復調する複数の復調段を含む受信信号復調部と、該受信信号復調部での復調後のそれぞれのデジタルデータを受信して、放送サービスや通信サービスの内容に応じた処理を施す複数の受信−処理段を含むデータ受信−処理部と、当該受信装置で受信される受信信号の品質を判定するための受信信号品質判定部と、該受信信号品質判定部での受信信号の品質判定基準となる情報を記憶している受信信号品質判定用情報記憶部と、前記受信信号品質判定部での受信信号品質の判定結果情報に応じて受信伝送メディアを選択するための伝送メディア選択制御部と、該伝送メディア選択制御部での前記伝送メディアの選択に係わる情報を記憶している伝送メディア選択制御用情報記憶部とを備えており、
前記受信信号品質判定用情報記憶部が、前記受信可能な複数の伝送メディアのうち、1つ以上の伝送メディアについて、その受信信号の品質を評価するための基準となる情報を記憶しており、
前記伝送メディア選択制御用情報記憶部が、前記受信可能な複数の伝送メディアの受信優先順位に関する情報と、受信する伝送メディアを一定のアルゴリズムにしたがって選択するための制御情報を記憶しており、
前記受信信号品質判定部が、前記受信可能な複数の伝送メディアのうち、1つ以上の伝送メディアからの受信信号の品質を、前記受信信号品質判定用情報記憶部に記憶された受信信号の品質を評価するための基準となる情報と比較することにより、受信信号の品質に関する判定結果情報を出力し、
前記伝送メディア選択制御部が、前記判定結果情報と、前記伝送メディア選択制御用情報記憶部に記憶された前記受信可能な複数の伝送メディアの受信優先願位に関する情報および前記受信する伝送メデイアを一定のアルゴリズムにしたがって選択するための制御情報とに基づいて、受信する伝送メディアを選択し、該伝送メディアの選択結果に関する情報を前記受信信号復調部およびデータ受信−処理部へ入力して、それぞれの対応する復調段および受信−処理段にて前記選択された伝送メディアの復調処理およびデータ受信処理を行うことを特徴とする複数メディア受信装置にある。
【0008】
本発明の好適例によれば、前記伝送メディア選択制御部にて選択する前記受信伝送メディアを、該メディアの受信信号の品質判定結果が、前記受信信号の品質を評価するための基準を必ず上回るメディアとする。
【0009】
さらに本発明の好適例によれば、前記伝送メディア選択制御部にて選択する前記受信伝送メディアの数を1つ、または2つとする。
【0010】
本発明の他の好適例によれば、前記伝送メディア選択制御部にて選択する前記受信伝送メディアのうち、受信優先願位の最も高い伝送メディアについては、前記受信信号品質判定部が、ある定められた時間間隔以下の時間間隔で、該メディアの受信品質を判定し、該判定結果がある一定値以上であれば、受信する伝送メディアとして選択されるメディアの中に、必ず前記受信優先順位の最も高い伝送メディアが含まれるものとする。
【0011】
本発明のさらに他の好適例によれば、前記受信優先順位の最も高い伝送メディアの受信品質を、ある一定の時間間隔で判定する。
【0012】
本発明の他の好適例によれば、前記受信優先順位の最も高い伝送メディアを地上デジタル放送とする。
【0013】
本発明のさらに他の好適例によれば、前記受信信号品質判定部が、前記受信信号品質判定用情報記憶部に記憶されている品質判定基準となる、受信信号のレベル、電力、レベル変動、周波数スペクトルの形状および周波数スペクトルの変動、のうちの少なくとも1つから受信信号の品質判定を行うようにする。
【0014】
本発明の他の好適例によれば、前記伝送メディアの送信データ中に既知の一定ビットパターンを含む信号が送信されている場合に、前記受信信号品質判定部が、前記一定のビットパターンを用いて、復調後のデータのビット誤り率を求め、該ビット誤り率と、前記受信信号品質判定用情報記憶部に記憶してある品質判定基準となる誤り率を基に受信信号の品質判定を行うようにする。
【0015】
さらに本発明の好適例によれば、受信しようとする伝送メディアのデータの種別が、特定エリアに関する情報で、該情報が2つのメディアで伝送されており、かつ双方の受信品質が一定値以上である場合に、前記伝送メディア選択制御部が、前記伝送メディア選択制御用情報記憶部に記憶されている、受信する伝送メディアを一定のアルゴリズムにしたがって選択するための制御情報の内容を参照することにより、前記伝送メディアのうち、優先順位が低くても、前記特定エリアに係わる伝送メディアを優先的に選択するようにする。
【0016】
さらに本発明の他の好適例によれば、前記複数メディア受信装置が誤り訂正符号復号部も備え、前記受信信号品質判定部が、前記誤り訂正符号復号部から出力される伝送路誤りに対応するシンドローム情報から受信信号の品質を判定する。
【0017】
本発明の他の好適例によれば、前記伝送メディア選択制御用情報記憶部に、受信者が受信を希望するデータの種別を設定する手段も設け、前記伝送メディア選択制御用情報記憶部に、前記受信可能な複数の伝送メディアの受信優先願位に関する情報を複数種類記憶するか、あるいは前記受信する伝送メディアを一定のアルゴリズムにしたがって選択するための制御情報を複数種類記憶し、且つ前記伝送メディア選択制御用情報記憶部に、前記受信者が希望するデータ種別により、複数種類の、前記受信可能な複数の伝送メディアの受信優先順位に関する情報のうち、特定の情報を選択する手段を設けるか、あるいは前記データ種別により、複数種類の、前記受信する伝送メディアを一定のアルゴリズムにしたがって選択するための制御情報のうち、特定の情報を選択する手段を設けるようにする。
【0018】
さらに本発明の好適例によれば、前記受信信号復調部、データ受信−処理部、受信信号品質判定部、伝送メディア選択制御部、および誤り訂正符号復号部のうち少なくとも1つ以上の機能をソフトウェア処理により行ない、前記伝送メディア選択制御部にて受信する伝送メディアが選択される際に、前記ソフトウェアの書き替えを行うようにする。
【0019】
本発明の他の好適例によれば、前記書き替え用のソフトウェアを、ICカードあるいは不揮発性メモリーなどの記憶媒体により、前記受信装置の外部から入力可能とする。
【0020】
さらに本発明の好適例によれば、前記書き替え用のソフトウェアを、前記受信可能な複数の伝送メディアのうち、いずれか1つ以上のメディアを使って伝送され、前記データ受信−処理部にて復元されるソフトウェアとする。
【0021】
さらに本発明の他の好適例によれば、同一のデータが2つ以上の伝送メディアにて伝送される場合に、受信側では、受信品質が基準値以上となる2つ以上の伝送メディアを使用して前記データの一部を順次受信し、これらの受信データを一旦受信データ記憶部へ蓄えた後に、該受信データ記憶部からデータを呼び出して前記データ受信−処理部で前記データの全体を合成して復元する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施例につき説明する。
【0023】
〔第1実施例〕
図1は本発明による複数メディア受信装置の第1の実施例を示す構成ブロック図である。この受信装置は、各伝送メディアからの受信信号をそれぞれデジタル復調する複数の復調段を含むデジタル受信信号復調部10と、復調後のそれぞれのデジタルデータを受信し、放送サービスや通信サービスの内容に応じた処理を施す複数の受信−処理段を含むデータ受信−処理部11と、受信信号品質判定部12と、受信信号品質判定用情報記憶部13と、伝送メディア選択制御部14と、伝送メディア選択制御用情報記憶部15を備えている。
【0024】
受信信号は、まず受信信号復調部10に入力され、デジタル復調が行われた後、復調後のデジタルデータが受信信号復調部10から出力される。受信信号復調部10への入力信号としては、受信アンテナ(図示せず)からの高周波信号、あるいは周波数変換後のIF(中間周波数)信号が入力される。入力信号が高周波信号の場合は、受信信号復調部10は周波数変換機能を備える。復調後のデジタルデータはデータ受信−処理部11に入力され、放送サービスあるいは通信サービスの内容に応じた処理を施された後、データ受信−処理部11から受信データとしてディスプレイ、VTR、スピーカ等へ出力される。
【0025】
一方、受信信号復調部10からは、周波数変換後のIF(中間周波数)信号あるいはベースバンド信号が出力され、受信信号品質判定部12へ入力される。受信信号品質判定部12においては、このIF信号あるいはベースバンド信号と、受信信号品質判定用情報記憶部13に記憶されている、受信信号の品質を評価するための基準となる情報を基に、受信信号の品質を判定する。
【0026】
受信信号品質判定部12での受信信号品質の判定は、たとえば受信信号のレベル、電力、レベル変動、周波数スペクトルの形状、周波数スペクトルの変動等から判定することができる。一例として、地上デジタル放送で用いられているOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式の信号の品質が、マルチパスの影響で劣化した場合における周波数スペクトルの形状の例を図5に示す。
【0027】
また、送信側から、送信データの中に既知の一定ビットパターンを含む信号が送信されている場合には、図1に点線で示すように、受信信号復調部10から出力された復調後のデジタルデータから、受信信号の品質を判定することが可能である。すなわち、受信信号品質判定部12は、上記の一定ビットパターンを用いて、復調後のデータのビット誤り率を求め、そのビット誤り率と、受信信号品質判定用情報記憶部13に記憶されている、受信信号の品質を評価するための基準となる誤り率を基に、受信信号の品質を判定することができる。
【0028】
受信信号品質判定部12からは、受信信号品質の判定結果が出力され、伝送メディア選択制御部14に入力される。伝送メディア選択制御部14においては、前記受信信号品質の判定結果と、伝送メディア選択制御用情報記憶部15に記憶されている、図1の受信装置にて受信可能な複数の伝送メディアの受信優先順位に関する情報および受信する伝送メディアを一定のアルゴリズムにしたがって選択するための制御情報とに基づいて、受信する伝送メディアを選択し、その選択結果を出力する。たとえば最も簡単なアルゴリズムとして、複数の伝送メディアの受信優先順位を、地上デジタル放送、DSRC、IMT−2000、無線LANの順序とし、受信優先順位の最も高い地上デジタル放送の受信信号品質は一定時間間隔でモニタし、この地上デジタル放送の受信信号品質が一定値以下となった場合には、DSRCの受信品質について判定を行い、その受信品質が一定値以上であれば、受信するメディアを地上デジタル放送からDSRCへ切り替える等の制御が考えられる。また、他のアルゴリズムの例として、各伝送メディアに重み計数を掛け、これと受信品質とから伝送メディアを選択する場合も考えられる。
【0029】
また、一例として、受信者が受信しようとするデータの種別が道路交通情報のようなものである場合には、地上デジタル放送とDSRCの両方の受信品質が一定値以上であれば、伝送メディア選択制御用情報記憶部15に記憶されている、受信する伝送メディアを一定のアルゴリズムにしたがって選択するための制御情報の内容を参照することにより、現在地におけるエリア範囲に係わるDSRCを優先的に選択する等の制御を行うことができる。
【0030】
選択するメディアの数は、必ずしも1つに限定する必要はなく、たとえば地上デジタル放送とDSRCの2つを伝送メディア選択制御部14にて選択し、2つのメディアでそれぞれ送られているデータを受信装置で組み合わせ、複合的に利用することも可能である。この場合、伝送メディア選択制御部14にて選択する複数メディアの種別、データの組み合わせ方等の情報は、伝送メディア選択制御用情報記憶部15に記憶されている「受信する伝送メディアを一定のアルゴリズムにしたがって選択するための制御情報」の中に含ませることができる。
【0031】
伝送メディア選択制御部14から出力された、受信する伝送メディアの選択結果に関する情報は、受信信号復調部10とデータ受信−処理部11へ入力され、それぞれ対応する復調段および受信−処理段にて前記選択された伝送メディアの復調処理並びにデータ受信処理がそれぞれ行われる。この場合、受信信号復調部10あるいはデータ受信−処理部11が、受信可能な伝送メディアの数だけそれぞれ復調段およびデータ受信−処理を備えている場合は、選択された伝送メディアに相当する復調段およびデータ受信−処理段を動作させ、その出力を受信データとして出力する。
【0032】
一方、受信信号復調部10あるいはデータ受信−処理部11の各復調段あるいはデータ受信−処理段の機能をソフトウェア的に書き替え可能な、いわゆるSoftware Defined Receiverとする場合には、伝送メディア選択制御部14から出力された、受信する伝送メディアの選択結果に関する情報により、受信信号復調部10あるいはデータ受信−処理部11の機能をソフトウェア的に書き替えることにより、受信する伝送メディアの選択を行うことができる。この場合の受信装置の動作については、後述の第3実施例で説明する。
【0033】
伝送メディア選択制御用情報記憶部15には、「受信可能な複数の伝送メディアの受信優先順位に関する情報」を複数種類記憶しておくことも可能である。あるいは、伝送メディア選択制御用情報記憶部15に、「受信する伝送メディアを一定のアルゴリズムにしたがって選択するための制御情報」を複数種類記憶しておくことも可能である。この場合、受信者が受信を希望するデータの種別を、スイッチ設定等の手段で伝送メディア選択制御用情報記憶部15に入力することにより、このデータ種別に応じて、伝送メディア選択制御用情報記憶部15における異なる受信優先順位情報あるいは、異なるメディア選択用アルゴリズム情報を選択することができる。
【0034】
〔第2実施例〕
次に本発明による複数メディア受信装置の第2の実施例について、図2を参照して説明する。この例の受信装置は、前記第1実施例の場合と同様な作用をする、受信信号復調部20と、データ受信−処理部21と、受信信号品質判定部22と、受信信号品質判定用情報記憶部23と、伝送メディア選択制御部24と、伝送メディア選択制御用情報記憶部25に加えて、デインタリーブ部26および誤り訂正符号復号部27を備えている。
【0035】
この第2実施例においては、送信側で、送信データに誤り訂正符号化とインタリーブ処理を施してから送信し、受信側では、デインタリーブ部26および誤り訂正符号復号部27で、それぞれデインタリーブ処理および誤り訂正符号の復号を行う。誤り訂正符号復号部27からは、誤り訂正符号の各符号語で発生した伝送路誤りに対応するシンドローム情報が出力されて、受信信号品質判定部22へ入力される。受信信号品質判定部22は、このシンドローム情報と、受信信号品質判定用情報記憶部23に記憶されている、受信信号の品質を判定するための基準となる情報に基づいて、シンドロームの値が零か否か、および、非零となる頻度により、受信信号の品質を判定する。その判定結果を基に、伝送メディア選択制御部24は、受信する伝送メディアの選択制御を行う。
【0036】
第2実施例では、伝送メディア選択制御部24は、受信する伝送メディアの選択に応じて、受信信号復調部20とデータ受信−処理部21だけでなく、デインタリーブ部26および誤り訂正符号復号部27の機能も変更することができる。
【0037】
上述した動作以外の点については、第2実施例における受信装置の動作は、前記第1実施例における受信装置の動作と同様である。
【0038】
〔第3実施例〕
次に本発明による複数メディア受信装置の第3の実施例について、図3を参照して説明する。この例の受信装置は、前記第1実施例の場合とほぼ同様な作用をする、受信信号復調部30と、データ受信−処理部31と、受信信号品質判定部32と、受信信号品質判定用情報記憶部33と、伝送メディア選択制御部34と、伝送メディア選択制御用情報記憶部35に加えて、ソフトウェアダウンロード制御部36を備えている。
【0039】
この第3実施例においては、受信信号復調部30およびデータ受信−処理部31の機能をソフトウェア処理により実行させる。伝送メディア選択制御部34から出力された、受信する伝送メディアの選択結果に関する情報により、受信する伝送メディアの選択が変更された場合に、ソフトウェアダウンロード制御部36は、新たに選択された伝送メディアの復調ソフトウェアおよびデータ受信処理ソフトウェアをそれぞれ受信信号復調部30およびデータ受信−処理部31ヘダウンロードして、受信装置の復調機能およびデータ受信−処理機能の変更を行う。
【0040】
受信信号復調部30およびデータ受信−処理部31ヘダウンロードするソフトウェアは、ICカードあるいは不揮発性メモリーなどの記憶媒体により、受信装置の外部からソフトウェアダウンロード制御部36へ入力するか、あるいは、受信可能な複数の伝送メディアのうち、いずれか1つ以上のメディアを使って伝送されるソフトウェアをソフトウェアダウンロード制御部36へ入力することもできる。後者の場合、伝送されたソフトウェアは、データ受信−処理部31で復元され、ソフトウェアダウンロード制御部36へ転送されて、このソフトウェアダウンロード制御部36に記憶される。なお、受信信号品質判定部32、伝送メディア選択制御部34の機能、あるいは前記第2実施例におけるデインタリーブ部26、誤り訂正符号復号部27の機能も、受信信号復調部30およびデータ受信−処理部31と同様に、ソフトウェア処理により実行し、ソフトウェアの書き替えにより変更することも可能である。
【0041】
上述した動作以外の点については、第3の実施例における受信装置の動作は、前記第1実施例における受信装置の動作と同様である。
【0042】
〔第4実施例〕
次に本発明による複数メディア受信装置の第4の実施例について、図4を参照して説明する。この例の受信装置は、前記第1実施例の場合とほぼ同様な作用をする受信信号復調部40、データ受信−処理部41、受信信号品質判定部42、受信信号品質判定用情報記憶部43、伝送メディア選択制御部44、伝送メディア選択制御用情報記憶部45に加えて、受信データ記憶部46を備えている。
【0043】
この第4の実施例では、ある1つの番組あるいはファイルが2つ以上の伝送メディアを使用して伝送される場合に、受信側では、受信品質が基準値以上となる伝送メディアを使用して、その番組あるいはファイルを構成するデータの一部を順次受信して、受信データ記憶部46へ蓄えた後に、この受信データ記憶部46からデータを呼び出して、データ受信−処理部41で番組あるいはファイル全体を合成して復元する処理を行い、その結果を受信データとして出力する。
【0044】
上述した動作以外の点については、第4実施例における受信装置の動作は、前記第1実施例における受信装置の動作と同様である。
【0045】
なお、第1〜第4の実施例において、受信可能な複数の伝送メディアの使用周波数帯が、複数の周波数帯に及び、その全周波数帯に対応可能な単一の受信アンテナが実現困難な場合は、各周波数帯に対応する複数の受信アンテナを使用し、受信する伝送メディアの選択に応じて、対応する受信アンテナの選択も行われるものとする。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、放送と通信の複数の伝送メディアを横断的に利用し、受信装置の周囲の環境、伝送路の条件、データの種別等に応じて、最適な伝送メディアを選択可能な放送通信併用型受信装置を実現することができる。この受信装置の実現により、単一の伝送メディアだけを利用する場合と比べ、情報伝送の信頼性と利便性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複数メディア受信装置の第1の実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示すブロック図である。
【図4】本発明の第4の実施例を示すブロック図である。
【図5】地上デジタル放送で用いられているOFDM変調方式の信号の品質が、マルチパスの影響で劣化した場合の、周波数スペクトルの形状の例を示す図である。
【符号の説明】
10,20,30,40 受信信号復調部
11,21,31,41 データ受信−処理部
12,22,32,42 受信信号品質判定部
13,23,33,43 受信信号品質判定用情報記憶部
14,24,34,44 伝送メディア選択制御部
15,25,35,45 伝送メディア選択制御用情報記憶部
26 デインタリーブ部
27 誤り訂正符合復号部
36 ソフトウェアダウンロード部
46 受信データ記憶部
Claims (16)
- 放送と通信の複数の伝送メディアを受信可能な受信装置であって、各伝送メディアからの受信信号をそれぞれデジタル復調する複数の復調段を含む受信信号復調部と、該受信信号復調部での復調後のそれぞれのデジタルデータを受信して、放送サービスや通信サービスの内容に応じた処理を施す複数の受信−処理段を含むデータ受信−処理部と、当該受信装置で受信される受信信号の品質を判定するための受信信号品質判定部と、該受信信号品質判定部での受信信号の品質判定基準となる情報を記憶している受信信号品質判定用情報記憶部と、前記受信信号品質判定部での受信信号品質の判定結果情報に応じて受信伝送メディアを選択するための伝送メディア選択制御部と、該伝送メディア選択制御部での前記伝送メディアの選択に係わる情報を記憶している伝送メディア選択制御用情報記憶部とを備えており、
前記受信信号品質判定用情報記憶部が、前記受信可能な複数の伝送メディアのうち、1つ以上の伝送メディアについて、その受信信号の品質を評価するための基準となる情報を記憶しており、
前記伝送メディア選択制御用情報記憶部が、前記受信可能な複数の伝送メディアの受信優先順位に関する情報と、受信する伝送メディアを一定のアルゴリズムにしたがって選択するための制御情報を記憶しており、
前記受信信号品質判定部が、前記受信可能な複数の伝送メディアのうち、1つ以上の伝送メディアからの受信信号の品質を、前記受信信号品質判定用情報記憶部に記憶された受信信号の品質を評価するための基準となる情報と比較することにより、受信信号の品質に関する判定結果情報を出力し、
前記伝送メディア選択制御部が、前記判定結果情報と、前記伝送メディア選択制御用情報記憶部に記憶された前記受信可能な複数の伝送メディアの受信優先願位に関する情報および前記受信する伝送メデイアを一定のアルゴリズムにしたがって選択するための制御情報とに基づいて、受信する伝送メディアを選択し、該伝送メディアの選択結果に関する情報を前記受信信号復調部およびデータ受信−処理部へ入力して、それぞれの対応する復調段および受信−処理段にて前記選択された伝送メディアの復調処理およびデータ受信処理を行うことを特徴とする複数メディア受信装置。 - 前記伝送メディア選択制御部にて選択する前記受信伝送メディアを、該メディアの受信信号の品質判定結果が、前記受信信号の品質を評価するための基準を必ず上回るメディアとすることを特徴とする請求項1に記載の複数メディア受信装置。
- 前記伝送メディア選択制御部にて選択する前記受信伝送メディアの数を1つとすることを特徴とする請求項1または2に記載の複数メディア受信装置。
- 前記伝送メディア選択制御部にて選択する前記受信伝送メディアの数を2つとすることを特徴とする請求項1または2に記載の複数メディア受信装置。
- 前記伝送メディア選択制御部にて選択する前記受信伝送メディアのうち、受信優先願位の最も高い伝送メディアについては、前記受信信号品質判定部が、ある定められた時間間隔以下の時間間隔で、該メディアの受信品質を判定し、該判定結果がある一定値以上であれば、受信する伝送メディアとして選択されるメディアの中に、必ず前記受信優先順位の最も高い伝送メディアが含まれていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の複数メディア受信装置。
- 前記受信優先順位の最も高い伝送メディアの受信品質を、ある一定の時間間隔で判定することを特徴とする請求項5に記載の複数メディア受信装置。
- 前記受信優先順位の最も高い伝送メディアを地上デジタル放送とすることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の複数メディア受信装置。
- 前記受信信号品質判定部が、前記受信信号品質判定用情報記憶部に記憶されている品質判定基準となる、受信信号のレベル、電力、レベル変動、周波数スペクトルの形状および周波数スペクトルの変動、のうちの少なくとも1つから判定することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の複数メディア受信装置。
- 前記伝送メディアの送信データ中に既知の一定ビットパターンを含む信号が送信されている場合に、前記受信信号品質判定部が、前記一定のビットパターンを用いて、復調後のデータのビット誤り率を求め、該ビット誤り率と、前記受信信号品質判定用情報記憶部に記憶してある品質判定基準となる誤り率を基に受信信号の品質を判定することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の複数メディア受信装置。
- 受信しようとする伝送メディアのデータの種別が、特定エリアに関する情報で、該情報が2つのメディアで伝送されており、かつ双方の受信品質が一定値以上である場合に、前記伝送メディア選択制御部が、前記伝送メディア選択制御用情報記憶部に記憶されている、受信する伝送メディアを一定のアルゴリズムにしたがって選択するための制御情報の内容を参照することにより、前記伝送メディアのうち、優先順位が低くても、特定エリアに係わる伝送メディアを優先的に選択することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の複数メディア受信装置。
- 前記複数メディア受信装置が誤り訂正符号復号部も備え、前記受信信号品質判定部が、前記誤り訂正符号復号部から出力される伝送路誤りに対応するシンドローム情報から受信信号の品質を判定することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の複数メディア受信装置。
- 前記伝送メディア選択制御用情報記憶部に、受信者が受信を希望するデータの種別を設定する手段も設け、前記伝送メディア選択制御用情報記憶部に、前記受信可能な複数の伝送メディアの受信優先願位に関する情報を複数種類記憶するか、あるいは前記受信する伝送メディアを一定のアルゴリズムにしたがって選択するための制御情報を複数種類記憶し、且つ前記伝送メディア選択制御用情報記憶部に、前記受信者が希望するデータ種別により、複数種類の、前記受信可能な複数の伝送メディアの受信優先順位に関する情報のうち、特定の情報を選択する手段を設けるか、あるいは前記データ種別により、複数種類の、前記受信する伝送メディアを一定のアルゴリズムにしたがって選択するための制御情報のうち、特定の情報を選択する手段を設けたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の複数メディア受信装置。
- 前記受信信号復調部、データ受信−処理部、受信信号品質判定部、伝送メディア選択制御部、および誤り訂正符号復号部のうち少なくとも1つ以上の機能をソフトウェア処理により行い、前記伝送メディア選択制御部にて受信する伝送メディアが選択される際に、前記ソフトウェアの書き替えを行うことを特徴とする請求項1から12までのいずれか一項に記載の複数メディア受信装置。
- 前記書き替え用のソフトウェアを、ICカードあるいは不揮発性メモリーなどの記憶媒体により、前記受信装置の外部から入力可能としたことを特徴とする請求項13に記載の複数メディア受信装置。
- 前記書き替え用のソフトウェアを、前記受信可能な複数の伝送メディアのうち、いずれか1つ以上のメディアを使って伝送され、前記データ受信−処理部にて復元されるソフトウェアとすることを特徴とする請求項13に記載の複数メディア受信装置。
- 同一のデータが2つ以上の伝送メディアにて伝送される場合に、受信側では、受信品質が基準値以上となる2つ以上の伝送メディアを使用して前記データの一部を順次受信し、これらの受信データを一旦受信データ記憶部へ蓄えた後に、該受信データ記憶部からデータを呼び出して前記データ受信−処理部で前記データの全体を合成して復元することを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載の複数メディア受信装置。
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