JP2004156977A - 通信型ナビゲーションシステム - Google Patents

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君吉 待井
Yoshinori Endo
芳則 遠藤
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茂 松尾
Katsuaki Tanaka
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Abstract

【課題】車が通信可能地域にいる間に、目的地と往復の経路を計算した経路データを端末に持つことにより、目的地が通信エリア外であっても、帰りの経路でサービスを享受できる通信型カーナビゲーションシステムを提供する。
【解決手段】通信エリアデータベースをサーバに備え、サーバでは端末装置から経路探索の要求を受けた際、目的地が通信エリア内か否かを通信エリアデータベースに問い合わせ、通信エリア外であれば、経路データとともに通信エリア外であることを示すエリア情報を端末装置に送る。端末装置では、このエリア情報を受信後、帰り道を探索するかどうかを選択する復路探索選択手段を備える。
そして端末装置は、復路探索選択手段により復路探索を選択した場合、先の経路探索要求における現在地と目的地を入れ替えてサーバに経路探索を要求する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーナビゲーションシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ナビゲーション機器として、地図データをCD−ROM等の記憶媒体に記憶しておき、必要時に記憶媒体をディスクドライバで駆動し、地図データを読出して、誘導経路を検索するナビゲーション装置がある。
【0003】
また、通信を用いたカーナビゲーション端末装置としては、特開2002−
90162号公報や特開2000−55682号公報に記載の発明の様に、車載端末から情報センターに出発地と目的地を送信し、情報センターにおいて出発地から目的地までの誘導経路を検索し、誘導経路データと誘導経路を表示するための地図データを車載端末に送信し、車載端末では受信した誘導経路データと地図データを用いて経路誘導を行うものがある。
【特許文献1】
特開2002−90162号公報
【特許文献2】
特開2000−55682号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のカーナビゲーション端末装置では、携帯電話を主たる通信手段として用いるため、通話エリア外ではサービスを享受することができない。例えば、車での旅行先から自宅に帰る際、旅行先で携帯電話が使えないと、自宅までの経路を計算することができないということが考えられる。
【0005】
本発明の目的は、車が通信可能地域にいる間に、車が自宅に帰ってくるまでに通る経路すべてを計算し、当該経路のデータを端末に持っておくことによって、目的地が通信エリア外であっても、自宅に戻るまでのサービスを享受できる通信型カーナビゲーションシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、通信エリアデータベースをサーバに備え、前記サーバは、端末装置から経路探索の要求を受けたとき、目的地が通信エリア内か否かを前記データベースに問い合わせ、通信エリア外であれば、経路データとともに通信エリア外であることを示すフラグを前記端末装置に送ることを特徴とする。
【0007】
前記端末装置は、前記フラグを受信後、帰り道を探索するかどうかを選択する復路探索選択手段を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、前記端末装置は、前記復路探索選択手段において復路を探索することを選択した場合、先の経路探索要求における現在地と目的地を入れ替えてサーバに経路探索を要求することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施形態に基づく端末装置を含む送受信システムの概念を示す図である。図1において、102はナビゲーションサーバ(以下ナビサーバという)、103はインターネット、104は電話に代表される公衆回線網、105は店舗または自宅内のPC、106は本発明を用いた端末装置、107は端末装置106を設置した自動車である。ナビサーバ102からのデータは、インターネット103及び公衆回線網104を通して、店舗または自宅内のPC105に伝送される。自動車107内の端末装置106は、公衆回線網104またはインターネット103を通して、ナビサーバ102から伝送されるデータを受信する。
【0010】
本実施の形態において、端末装置106が用いる簡易地図データは、インターネット103に接続された店舗または自宅のPC経由でダウンロードした上でメモリカード201に記憶させるか、または、出先では携帯電話でダウンロードする。あるいは、本発明の簡易地図を記憶させたメモリカード201自体を購入し、端末装置106に挿入するという三つの形態が挙げられている。
【0011】
ここで、簡易地図とは、
(1)特定の種別の道路、例えば高速道路と国道からなる主要道路で構成された地図
(2)レベルの低い粗い地図
(3)検索用を含まない表示用地図
の三つのいずれかまたは組合せをいう。
【0012】
図2は、本発明の端末装置が地図データをロードする際の実施形態のフローを示す図である。図2において、まず、地図が欲しい場所の座標(緯度・経度)を決定する(S301)。次に、管理表を参照して(S302)、希望する地図が既にメモリカード201に入っているかどうか地図の有無を判断する(S303)。メモリカード201に入っている場合は、端末装置106が有するメモリカード201より、手元の地図をロードする(S304)。メモリカード201に希望する地図が入っていない場合は、ナビサーバ102から地図データをダウンロードする。
【0013】
ここで、図2における座標(緯度・経度)の決定は、基本的には、GPS受信機406や図示されていない加速度センサやジャイロなどによって測定される。走行中、カーナビの画面に表示されている地図は、自車位置に合わせてスクロールされる。そのとき、表示すべき自車位置の地図が、端末装置106にあればその地図をロードして表示するが、端末装置106に表示すべき地図が無い場合には、自車の現在位置の緯度・経度をナビサーバ102に送り、地図をダウンロードする。
【0014】
また、管理テーブルは、メモリカード201に格納されている地図を管理するためのもので、緯度経度とレベルにより一意に定まるメッシュIDやその地図がメモリカード201に格納された日時などのデータが実際の地図データと対応付けられて記憶されている。この管理テーブルは地図データと同様に、メモリカード201の記憶領域に格納されている。メモリカード201には、PC105を介してダウンロードされた地図データや携帯電話403でダウンロードした地図が格納されている。なお、端末装置106のソフトウェアの実行に伴い管理テーブルを参照する場合、この管理テーブルをメモリカード201から直接読んでもよいし、または予め端末装置106に内蔵されたメモリに読み込んだ後、このメモリ上の管理テーブルデータを参照してもよい。
【0015】
図2のステップS303における、地図がメモリカード201にあるかどうかの判断は、端末装置106のソフトウェアが実施する。具体的には、図3のプラグイン501である。ソフトウェアの処理としては、最初にブラウザ502が、地図データ名あるいは地図のメッシュIDが書かれたHTMLファイルをナビサーバから受け取る。ブラウザ502はこのHTMLファイルに書かれた地図データ名あるいは地図のメッシュIDに基づき、プラグイン501を起動して地図を表示させる。そしてプラグイン501は管理テーブルを参照して、表示する地図がメモリカード201にあるかどうかの判断を行う。したがって、地図がメモリカード201にあるかどうかの判断は、全てソフトウェアが実施する。
【0016】
図1の端末装置106は、端末装置本体401と、ディスプレイ402と、携帯電話403と、端末装置本体401に設けられたメモリカードスロット404と、リモコン405と、GPS(Global Positioning System)受信器406からなる。ここで、メモリカードスロット404には、メモリカード201が挿入されて使用される。また、GPS受信器406は、GPS衛星との信号のやり取りで自分の位置を測位しており、端末装置本体401ではこの測位結果に基づいて現在地の地図が端末装置106にあるかどうかをチェックする。表示する地図がメモリカード201にある場合は、前述の様にその現在地の地図をメモリカード201から読み出して表示する。しかし、なしの場合は、ナビサーバ102から該当する地図データをダウンロードするために、ナビサーバ102との通信確認画面を表示して、実際に通信をおこなって地図をダウンロードするかかどうか使用者に確認を求める。イエス(通信許可)の場合、ナビサーバ102と通信を行って現在地の地図データをダウンロードし、この地図データを用いて現在地の地図を表示する。しかしNO(通信不許可)の場合には、メモリカード201に予め格納してある簡易地図を用いて現在地の地図を表示する。
【0017】
図3は、端末装置本体401のソフトウェア構成を示した図である。図3において、501はプラグイン、502はブラウザ、503は3−Dグラフィックスライブラリ、504はリモコンドライバ、505はRS−232Cドライバ、
506は携帯電話ドライバ、507は音声デコーダ、508はメモリカードドライバ、509はOSである。
【0018】
端末装置本体401の電源を投入すると、最初にブラウザ502が起動される。この状態で、端末装置106がリモコン402からの信号を受けると、リモコンドライバ504が信号を解釈する。その信号が例えばインターネット上のサーバからデータをダウンロードするという要求であれば、ブラウザ502は、適切なサーバにアクセスし、データをダウンロードする。そのダウンロードしたデータによっては、ブラウザ502は適切なプラグイン501を起動して当該データを表示させることができ、ユーザは当該データを閲覧することが可能になる。
【0019】
ところで、端末装置106がサーバにアクセスするには、携帯電話403を用いる。この携帯電話403を制御するのが、携帯電話ドライバ506である。また、サーバからダウンロードしたデータが音声データを含む場合に、音声データの再生を可能にするのが、音声デコーダ507である。この場合、音声デコーダ507の機能を用いるプラグイン501が起動され、音声データが再生される。
【0020】
さらに端末装置106は、メモリカードを介して地図データの読み込みを行う。メモリカードドライバ508は、メモリカード201に保存されているデータを読み出したり、メモリカードにデータを保存したりする機能を備える。また、端末装置106に何らかの装置を接続して機能を拡張するために、端末装置本体401にはRS−232Cポートを設けている。そのポートの入出力をつかさどるのがRS−232Cドライバ505である。
【0021】
一方、ナビサーバ102のハードウェア構成は、CGIサーバ704,顧客
DBサーバ706,地図・POIサーバ707,探索・誘導サーバ708,通話地域サーバ709から成り立っている。ユーザからのリクエストは、ネットワークを介してCGIサーバ704に入ってくる。CGIサーバ704には、ユーザの要求を受け付けるためのCGIプログラムが格納されている。前記CGIサーバ704ではユーザからのリクエストを把握し、適切な処理サーバにリクエストを流す。リクエストを流す場合には、端末から受けたリクエストのフォーマットを、サーバ間通信フォーマットに変換した上で、適切な処理サーバに変換されたリクエストを送信する。またCGIサーバ704自身からのリクエストも同様に各処理サーバへ送信される。例えば経路探索の場合には、探索・誘導サーバ708にリクエストを送り、地図データやPOI情報の要求の場合は地図・POIサーバ707にリクエストを送る。尚、地図・POIサーバ707に含まれている地図とは、端末装置106での表示に用いる地図であり、経路探索に用いる地図とは別物である。経路探索に用いる地図は、探索・誘導サーバ708に保存される。なお、経路探索に用いる地図を管理する地図用サーバ(図示しない)を設け、この地図用サーバに探索・誘導サーバ708からアクセスしてもよい。
【0022】
ところで顧客DBサーバ706は、顧客のユーザ情報すべてを保存するためのサーバである。例えば、ユーザから送られたリクエスト内容,ユーザが探索した経路のデータ,ユーザID,名前や住所などの個人情報が格納されている。顧客DBサーバ706に登録されたユーザだけにサービスを提供するには、ユーザ認証が必要である。その場合、例えば、端末装置106からリクエストを受け付けた直後にCGIサーバ704が顧客DBサーバ706を参照して、リクエストを発行したユーザが登録されているかどうかを確かめる。これによって、ユーザ認証を実施することが可能で、ログインしようとしているユーザが、サービスを受けられるかどうかを判断する。
【0023】
図4は、ナビサーバ102におけるソフトウェア構成を示す図である。ナビサーバ102は、顧客情報管理部802と、POI管理部803と、登録地点管理部804と、地図管理部805と、誘導点作成部806と、これら各部と連携し、ユーザの認証や処理の振分けを行うCGI(807)から構成されている。
【0024】
CGI807は、CGIサーバ704に格納されており、端末装置106からのリクエストを処理し、適切な処理を起動する。顧客情報管理部802は、顧客DBサーバ706に格納されており、ユーザ情報を管理する。POI管理部803は、地図・POIサーバ707に格納されており、POI(Point Of Interests:地点情報)を検索したり登録したりするものである。例えば端末装置106から「○○市のレストラン」の検索リクエストがあったとき、CGI807はPOI管理部803に対してこの検索リクエストを送り、適切な情報を検索させる。尚、この検索情報は、少なくとも緯度・経度,地点名/店舗名を含むものとする。先の例の場合は、レストランの名前が検索結果として得られればよい。検索した情報を受け取った端末装置106側では、当該情報を表示してもよいし、検索した地点をナビの目的地や経由地として設定してもよい。あるいは、端末装置106に地点登録しておき、次回以降の使用時に、当該地点を目的地や経由地として設定してもよい。
【0025】
登録地点管理部804は、顧客DBサーバ706に格納されており、ユーザがナビサーバ102に登録している地点を管理する。前述の例では、端末装置106に地点を登録しておく例を挙げたが、ナビサーバ102でも地点を登録する機能を提供する。例えば、ユーザがドライブ中に、ある場所でたまたま立ち寄ったレストランの緯度・経度とレストラン名をナビサーバ102にアップロードし、ナビサーバ102は登録地点管理部804に当該地点を登録する。その後ユーザは、登録しておいた地点の情報を登録地点管理部804からダウンロードし、当該地点を目的地や経由地として設定することが可能である。登録地点は、ユーザごとに管理してもよいし、他のユーザが登録した地点を参照可能にしてもよい。
【0026】
地図管理部805は、地図・POIサーバ707に格納されており、地図情報を管理し、端末装置106からの要求に応じて地図を切り出す。ナビサーバ102が保持する地図データは、市販のカーナビで用いられているベクトル地図と呼ばれるものと基本的に同じ物である。端末装置106は、表示に用いる地図が必要になると、その地点の緯度・経度をナビサーバ102に送る。CGI807は、送られてきた緯度・経度の情報を地図データ要求として地図管理部805に送る。地図管理部805は、この要求に従って、緯度・経度の周辺の地図を切り出す。なお、地図データは、メッシュと呼ばれる小区画の集合として構成されており、地図を切り出す場合は、当該緯度・経度の周辺のメッシュを何枚か切り出す。表示に必要な地図の枚数は、端末装置106からの要求による。また、求める地図の縮尺についても同様に、端末装置106から要求する。
【0027】
経路探索部806は、探索・誘導サーバ708に格納されており、経路探索を実行する機能単位である。CGI807を介して端末装置106から、始点,終点,経由点,探索条件を受け取り、これらの情報に基づいて経路探索を実行し、探索結果を端末装置106に返す。探索結果には、全ての通過点の緯度・経度を通過順に羅列した情報,全てのリンクIDを通過順に羅列した情報,誘導点情報の3種類の情報が含まれる。ここで誘導点とは、交差点などでどちらに進むかを誘導すべき地点のことであり、その地点の緯度・経度、及び誘導方向などの情報が含まれる。また、探索条件とは、例えば「高速道路優先」,「国道優先」,「距離優先」など、経路探索を実行する上で優先する経路の条件である。尚、探索条件は、端末装置106から送るだけでなく、あらかじめ顧客DBサーバ706に保存しておいてもよい。この場合、ユーザによって探索条件は異なるので、ユーザごとに管理が必要になる。
【0028】
通話地域サーバ709は、携帯電話の通信可能エリアに関する情報を管理する。通話地域サーバ709に対して地点座標を送ると、当該地点において携帯電話での通話が可能かどうかが返送される。例えば経路探索要求があった場合、目的地付近での通話が不可能であれば、帰り道の経路探索も出発時に行うように、ユーザに対して提案することができる。これについては、後に述べる。
【0029】
図5は、サーバ間通信シーケンスの一例を示したものである。この例は、経路探索の例を示している。最初に端末装置106は、経路探索要求をCGIサーバ704に送る(901)。このとき、端末装置106は、現在地,目的地,探索条件,ユーザIDなどを送る。次にCGIサーバ704は、探索・誘導サーバ
708に対して経路探索要求を送信する(902)。この時CGIサーバ704は、端末装置106から受け取った現在地,目的地,探索条件の情報を探索・誘導サーバ708に送る。探索・誘導サーバ708は、受け取った現在地,目的地,探索条件の情報に基づいて経路探索を行い、この経路探索結果をCGIサーバ704に送信する(903)。CGIサーバ704は、一旦受け取った経路探索結果をユーザIDなどと共に顧客DBサーバ706へ送り、ユーザIDに対応した顧客DBサーバ706のユーザ領域に登録する(904)。これは、ユーザに対して、経路探索結果すべてを一度に端末装置106に送るのではなく、最初に全体経路を送った後に、詳細な経路を送るというように、データを分割して複数回にわたって送る場合のために、経路探索結果をバッファリングする必要が生じるためである。また、経路データが大きい場合に、区間ごとに分割して経路探索結果を送る場合のバッファとしても有効である。但し、経路探索結果すべてを一度に送る場合は、必ずしもこのようなバッファリングは必要でないが、経路探索結果を端末装置106に返送する際に通信が失敗しても、端末装置106から再送要求をかけることによって、再度経路探索を実行することなく経路をダウンロードすることができる。
【0030】
次に、CGIサーバ704は、経路探索結果から全体経路の情報を抜き出し、端末装置106に送信する(905)。このシーケンス905では、誘導経路を1本だけ計算する場合は、計算が終了したことだけを伝えても良いが、複数の経路を同時に計算させた場合は、経路探索により求まった全ての経路の全体経路を送り、端末装置106で経路を選択する操作が必要である。その場合には、全体経路を送った方が望ましい。
【0031】
端末装置106は、複数の誘導経路案がある場合には経路を選択し、実際に誘導を希望する経路の詳細情報を要求する(906)。詳細情報とは具体的には、経路情報と誘導情報である。経路情報とは、誘導経路上の各通過点の緯度・経度を通過順に羅列した座標列を通過順に羅列した情報である。なお、この座標列に全てのリンクIDを付加してもよい。誘導情報とは、誘導交差点における経路案内情報である。例えば誘導情報には、進行方向,進入レーン,交差点名称,方面名称,交差点拡大図,ランドマーク情報などが含まれる。また詳細情報を要求するときには、端末装置106は、ユーザIDの情報をCGIサーバ704に送る必要がある。CGIサーバ704は、詳細情報要求を受け付け、顧客DBサーバ706に対して、送られてきたユーザIDに対応するユーザのバッファリングされた詳細経路の情報を要求する(907)。この時は、当該ユーザが選択した誘導経路1本だけについて要求する。この後、顧客DBサーバ706は、選択されなかった他の経路情報を消去する。これは、顧客DBサーバ706のディスク容量を節約するためである。但し、顧客DBサーバ706のディスク容量に余裕があれば、計算された経路すべてを保存しておいてもよい。顧客DBサーバ706はバッファリングされた詳細経路情報をCGIサーバ704に応答し(908)、その結果をCGIサーバ704は端末装置106に応答する(909)。以下必要に応じて、詳細経路の情報要求/応答が繰り返される。
【0032】
図6は、目的地が通話可能かどうかの結果を加味した場合のシーケンスチャートである。この例では、目的地が通話可能かどうかの判定を、経路探索前に実施した場合のシーケンスを示している。まず、端末装置106は、経路探索をCGIサーバ704に要求する(1001)。このとき、端末装置106は、少なくとも現在地,目的地,探索条件に関する情報をCGIサーバ704に送信する。
CGIサーバ704は、受け取った目的地が通信可能地域かどうかを、通話地域サーバ709に問い合わせる(1002)。通話地域サーバ709は、問い合わせの結果をCGIサーバ704に返送する(1003)。CGIサーバ704は、この問い合わせの結果が「通信可能」であったら、探索・誘導サーバ708に対して経路探索を要求し(1006)、「通信不可」であったら、端末装置106に対して、その結果を返送する(1004)。通信不可だった場合、端末装置
106は帰り道も探索するかどうかをユーザに問い合わせる画面を表示し、端末装置106から、改めて、往復の経路を求めるかそれとも往路だけの経路を求めるかを含めてCGIサーバ704に対して経路探索を要求する(1005)。
【0033】
要求を受けたCGIサーバ704は、探索・誘導サーバ708に対して経路探索を要求し(1006)、経路探索結果を探索・誘導サーバ708から受け取る(1007)。CGIサーバ704は、受け取った経路探索結果を顧客DBサーバ706に登録し(1008)、さらに経路探索結果から全体経路を抜き出し、端末装置106に送信する(1009)。このシーケンス1009は図5のシーケンス905と同様、誘導経路を1本だけ計算する場合は、計算が終了したことだけを伝えても良いが、複数の経路を同時に計算させた場合は、経路探索により求まった全ての経路の全体経路を送り、端末装置106で経路を選択する操作が必要である。その場合には、全体経路を送った方が望ましい。端末装置106は、上述のごとく経路を選択し、この選択した経路について詳細情報を要求する
(1010)。その後、CGIサーバ704は、顧客DBサーバ706に詳細経路を要求して(1011)結果を受け取り(1012)、端末装置106に返送する(1013)。
【0034】
但し、図6のシーケンスでは、目的地周辺が通信不可能の場合、シーケンス
1001で経路探索を要求したにもかかわらずシーケンス1004で再び経路探索を要求することになって効率が悪い。また、シーケンス1003の直後に通信を切った場合には、再度接続することになるので、コネクション確立の時間が余計にかかる。シーケンス1003の直後に通信を切らない場合、ユーザが端末装置106に対して何らかの入力を実行するまでの、PDC(Personal Digital Cellular)の場合は、通信料金が発生してしまう。
【0035】
そこで、図7では、目的地付近で通信可能かどうかの確認を、経路探索と一緒に実行する例を示す。端末装置106は、経路探索要求をCGIサーバ704に要求し(1101)、CGIサーバ704は探索・誘導サーバ708に対して経路探索を要求する(1102)。CGIサーバ704は、探索・誘導サーバ708から経路探索結果を受け取り(1103)、顧客DBサーバ706に登録する
(1104)。さらにCGIサーバ704は、全体経路を端末装置106に返送する(1105)。このシーケンス1105は前述のシーケンス1009と同様であり、探索した経路が1本だけの場合は、経路・誘導データすべてをこの時点で返送してもよい。
【0036】
端末装置106は、引き続いてユーザIDを一緒にCGIサーバ704に送信して詳細経路を要求し(1106)、CGIサーバ704は顧客DBサーバに対して詳細経路を要求する(1107)。CGIサーバ704は詳細経路を受け取り(1108)、CGIサーバ704は詳細経路データから目的地の座標を抽出し、その付近が通信可能かどうかを問い合わせる(1109)。CGIサーバ704は問い合わせ結果を受け取り(1110)、前記詳細経路データと一緒に目的地での通信可能性についての問い合わせ結果を端末装置106に返送する(1111)。もし、前記問い合わせ結果が「通信不可」であれば、目的地付近で通信不可である旨を端末装置106の画面に表示し、ユーザは復路探索をするかどうかを選択する。
【0037】
ここで、復路探索を行う場合は、再び経路探索を要求する(1112)。その後の経路探索のプロセスは、これまで述べてきたシーケンスと同様であるため、ここでは省略する。もし「通信可能」であれば、経路を表示して、通信を切断する。あるいは、「通信可能」の場合、CGIサーバ704からは経路データだけを送ることにすれば、必ずしも目的地付近の通信可否の情報を送る必要はない。また、「通信不可」の場合、ユーザが復路探索するかどうかの入力を実行しなかった場合、タイムアウト処理によって自動的に通信を切断し、復路探索も要求しない。但し、通信を切断してから一定時間内は、復路探索要求のためのボタンを表示しておき、ユーザがボタンを押すことによって復路探索を要求することにしてもよい。
【0038】
図8,図9は、上記で示した経路探索における画面遷移を示したものである。図8(a)は、経路探索をしていない状態における画面表示である。地図,ランドマークが表示され、中心位置に自車位置が二重丸の図形「◎」で示されている。ここでは、ユーザが画面をスクロールして、目的地付近の地図を表示し、その地点を目的地に設定することを想定する。ユーザが画面をスクロールすると、図8(b)のような画面になり、画面の中心に十字カーソルが表示される。その状態でユーザが決定キー(図示しない)を押すと、その地点が目的地になる。続いて端末装置106は、経路探索の際に有料道路を優先して選択するのかそれとも一般道を優先して探索するのか、また走行時間が短くなるように探索するのか走行距離が短くなるように探索するのか、探索に際して優先すべき探索条件を入力するようにユーザに促す。探索条件を入力すると、端末装置106はユーザに対し経路探索中である旨の表示をする一方でCGIサーバ704にアクセスして経路探索を要求する。探索結果が返ってくるまで、画面は経路探索中である旨の表示をしたままでもよいし、アクセス開始からの時間を表示したり、ダウンロードの途中経過をプログレスバーで表示してもよい。
【0039】
経路探索が終了すると、端末装置106は経路の点列情報をダウンロードする。そのデータ中には、目的地周辺における通信可/不可の情報が入っており、もし通信不可であれば、図9(a)または(b)の画面になる。つまり、小縮尺の地図上で探索した誘導経路の概略を表示した上に、目的地周辺では携帯電話での通信が困難であるため、現時点で帰り道も探索するかどうかのメッセージを表示した上で、応答入力を促す画面になる。(a)では、「はい」「いいえ」の2種類のボタンから選択させるようになっている。ユーザが「はい」を選択すると、帰り道の探索を要求し、「いいえ」を選択すると帰り道の探索を要求せず、サーバとの接続を切断する。一方、図9(b)では、ボタンは「はい」だけであり、「はい」を選択すると、経路探索を要求する。他のボタンを押すと「いいえ」と同等になり、帰り道の探索を要求せずに、サーバとの接続を切断する。尚、どちらの場合もタイムアウトで「いいえ」と同等になる。タイムアウト時間は、端末装置106で予め設定しておくようにする。
【0040】
図9(a)の画面で「いいえ」を選択した場合またはタイムアウトの場合は、経路誘導の際の注意を促す画面になり、確認ボタンを押すことによって誘導が開始される。確認ボタンが押されるまで画面は変わらず、誘導は開始されない。
【0041】
図9(a),図9(b)の画面で「はい」を選択した後の画面は往路の探索と同様であり、画面は経路探索中である旨の表示をしたままでもよいし、アクセス開始からの時間を表示したり、ダウンロードの途中経過をプログレスバーで表示してもよい。
【0042】
復路の探索が終わると、画面は経路誘導の際の注意を促す画面になり、確認ボタンを押すことによって誘導が開始される。確認ボタンが押されるまで画面は変わらず、誘導は開始されない。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、車が通信可能地域にいる間に、車が自宅に帰ってくるまでに通る経路すべてを計算し、当該経路のデータを端末に持っておくことによって、目的地が通信エリア外であっても、自宅に戻るまでのサービスを享受できる通信型カーナビゲーションシステムを提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の端末装置を含む送受信システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の端末装置が地図をロードする際の実施形態のフローを示す図である。
【図3】端末装置の実施形態のソフトウェア構成を示した図である。
【図4】ナビサーバのソフトウェア構成を示した図である。
【図5】ナビサーバからの経路受信のフローを示す図である。
【図6】ナビサーバからの経路受信のフローを示す図である。
【図7】ナビサーバからの経路受信のフローを示す図である。
【図8】端末装置における画面表示の例を示す図である。
【図9】端末装置における画面表示の例を示す図である。
【符号の説明】
102…ナビサーバ、103…インターネット、104…公衆回線網、105…PC、106…端末装置、107…自動車、201…メモリカード、501…プラグイン、502…ブラウザ。

Claims (6)

  1. 自端末装置の位置を測定する位置測定手段と、
    目的地情報を設定する目的地設定手段と、
    情報センターとデータを送受信する通信手段と、
    目的地への経路誘導を行う経路誘導手段と、を備えた通信型カーナビゲーション装置において、
    前記情報センターは前記端末装置が通信可能な地域に関する情報を有し、
    該情報に基づき、経路探索要求時に受信した目的地付近が通信不可能な地域であった場合に、前記端末装置に対して当該目的地付近が通信不可能であることを通知することを特徴とする通信型ナビゲーションシステム。
  2. 請求項1において、前記端末装置は、前記目的地付近が通信不可能である通知を受信した場合に、当該目的地から現在地までの復路の探索を要求するか否かを決定する手段を有することを特徴とする通信型ナビゲーションシステム。
  3. 請求項1において、前記端末装置は、前記目的地付近が通信不可能である通知を受信した後、当該目的地付近が通信不可能であることを表示装置に表示し、復路の探索を前記情報センターに要求するかどうかをユーザに問い合わせる手段を有することを特徴とする通信型ナビゲーションシステム。
  4. 自端末装置の位置を測定する位置測定手段と、
    目的地情報を設定する目的地設定手段と、
    情報センターとデータを送受信する通信手段と、
    利用者からの入力手段と
    表示手段と
    を備えた車載端末において、
    前記通信手段は、前記情報センターに対して経路探索要求と共に、少なくとも誘導開始地点と目的地の情報を送信し、
    前記情報センターから当該目的地付近が通信不可能な地域である通知を受信した場合には、前記表示手段に当該目的地付近が通信不可能であることを表示し、復路の探索を要求するか否かの入力を求めることを特徴とする車載端末。
  5. 通信手段を備えた車載端末からの経路探索要求に応じて誘導経路を探索する情報センターの経路探索方法であって、
    前記車載端末からの経路探索要求時に、該車載端末から少なくとも誘導開始地点と目的地の情報を受信し、該通信手段の通信可能エリアに関する情報に基づき、経路探索要求時に受信した目的地付近が通信可能なエリアでない場合には、前記車載端末に対して当該目的地付近が通信不可であることを通知することを特徴とする情報センターの経路探索方法。
  6. 通信手段を備えた車載端末からの経路探索要求に応じて誘導経路を探索する情報センターにおいて、
    前記車載端末と通信を行うための通信手段と、
    該通信手段により受信した、前記車載端末からの経路探索要求と、少なくとも誘導開始地点と目的地の情報に基づいて経路探索を行うための探索手段と、
    前記車載端末に備えられた通信手段の通信可能エリアに関する情報を格納した通話地域情報
    とを備え、
    前記通話地域情報に基づき、車載端末から受信した目的地付近が通信可能なエリアでない場合には、前記車載端末に対して当該目的地付近が通信不可であることを通知することを特徴とする情報センター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011043336A (ja) * 2009-08-19 2011-03-03 Kenwood Corp ナビゲーション装置
CN115830896A (zh) * 2022-11-17 2023-03-21 云控智行科技有限公司 一种车道推荐方法、装置及设备

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