JP2004156823A - 冷却システム - Google Patents

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Masaharu Kamei
正治 亀井
Nobuhiro Nakagawa
信博 中川
Takayuki Takatani
隆幸 高谷
Yoshitaka Kubota
吉孝 窪田
Koichi Nishimura
晃一 西村
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Matsushita Refrigeration Co
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    • F25B41/30Expansion means; Dispositions thereof
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

【課題】冷凍サイクルを効率よく運転するに必要な冷媒量を大幅に削減でき、万一の冷媒漏洩時にも、より安全な冷却システムを提供することを目的とする。
【解決手段】圧縮機、凝縮器、第1の減圧機構、第2の減圧機構、蒸発器を順次環状に連接し、可燃性冷媒を封入したものであって、第2の減圧機構は、減圧手段と二方弁とを並列に接続した構造であり、前記第1の減圧機構を凝縮器に直接接続されたものであり、高負荷時には二方弁を開とすることにより、圧縮機吸入冷媒の過熱度が上昇しないので、冷媒循環量の減少による冷凍能力の不足が防止でき、冷媒封入量を増加する必要がなくなる。また、この構造では圧縮機の運転中は多量の液冷媒を保有する液管がないため、冷媒封入量を減少することができ、万一の冷媒漏洩時の安全性を高めることができる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可燃性冷媒を使用した冷却システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、冷凍冷蔵庫,自動販売機,空調機などの冷凍空調機器においては、その冷却システムにオゾン層を破壊しない冷媒として、主にHFC系冷媒への転換が推進されているが、HFC系冷媒の地球温暖化への影響を懸念して、近年、地球温暖化係数の小さい炭化水素冷媒の使用が検討されている。
【0003】
しかし、この炭化水素冷媒は、可燃性を有するため、冷媒漏洩時の引火による被害を軽減するために、冷凍サイクルへの充填量は、できるかぎり少なくすることが望ましい。
【0004】
従来の冷却システムとしては、冷凍サイクルへの冷媒充填量を削減したものがある。
【0005】
以下、図面を参照しながら上記従来の冷却システムを説明する。
【0006】
図12は、従来の冷却システムの冷凍サイクル図である。図12に示すように、従来の冷却システムは、圧縮機1と、圧縮機吐出側の振動吸収継ぎ手2と、凝縮器3と、減圧装置4と、蒸発器5と、圧縮機吸入側の振動吸収継ぎ手6を順次環状に接続して構成されている。
【0007】
以上のように構成された冷却システムについて、以下その動作を説明する。
【0008】
まず、圧縮機1で圧縮された冷媒ガスは、振動吸収継ぎ手2を介し、凝縮器3に流入し凝縮液化され、減圧装置4により減圧されたのち蒸発器5に流入する。その後、蒸発器5により蒸発ガス化された冷媒は、振動吸収継ぎ手6を介して、再び圧縮機1に流入する。
【0009】
このとき、圧縮機1の吸入側および吐出側には、振動吸収継ぎ手6および振動吸収継ぎ手2が接続されているため、配管接続構成の自由度の増大により、配管長さを短くすることができ冷媒充填量を削減できるというものである(例えば、特許文献1参照。)。
【0010】
【特許文献1】
特開平8−170859号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成においては、振動吸収継ぎ手2および振動吸収継ぎ手6は、ガス冷媒部に設置されているため、その内部に占める冷媒重量は小さく、配管長を短くできたとしても、大幅な冷媒量の削減は困難であるという欠点があった。また、一般に、減圧装置4は、圧縮機への液バックを防止するために、庫内温度が低い低負荷条件を基準に設計されている。従って、立上げ時の高負荷条件では絞り過ぎにより圧縮機吸入冷媒過熱度が大きくなって、能力不足となる。この能力不足を防ぐためには、冷媒封入量を増やさなければならない。従って、万一の炭化水素冷媒漏洩時の安全性が低下するという問題点があった。
【0012】
本発明は、従来の課題を解決するもので、冷凍サイクルを効率よく運転するに必要な冷媒量を大幅に削減でき、万一の冷媒漏洩時にも、より安全な冷却システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を順次環状に連接し、減圧装置が、第1の減圧機構と、減圧手段と二方弁とを並列に接続した構造の第2の減圧機構とを直列に接続した構造であり、可燃性冷媒を封入したものであって、高負荷時には二方弁を開とすることにより、圧縮機吸入冷媒の過熱度が上昇しないので、冷媒循環量の減少による冷凍能力の不足が防止でき、冷媒封入量を増加する必要がなくなり、万一の冷媒漏洩時の安全性を高めることができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を順次環状に連接し、減圧装置が、第1の減圧機構と、減圧手段と二方弁とを直列に接続した構造の第2の減圧機構とを並列に接続した構造であり、可燃性冷媒を封入したものであって、高負荷時には二方弁を開とすることにより、圧縮機吸入冷媒の過熱度が上昇しないので、冷媒循環量の減少による冷凍能力の不足が防止でき、冷媒封入量を増加する必要がなくなり、万一の冷媒漏洩時の安全性を高めることができる。
【0015】
また、通常負荷時の冷却システムを、第1の減圧機構のみで設計できるため、減圧装置の設計を容易にできる。
【0016】
請求項3に記載の発明は、圧縮機、凝縮器、第1の減圧機構、第2の減圧機構、蒸発器を順次環状に連接し、第2の減圧機構は、減圧手段と二方弁とを並列に接続した構造であり、第1の減圧機構を凝縮器に直接接続し、可燃性冷媒を封入したものであって、高負荷時には二方弁を開とすることにより、圧縮機吸入冷媒の過熱度が上昇しないので、冷媒循環量の減少による冷凍能力の不足が防止でき、冷媒封入量を増加する必要がなくなる。
【0017】
また、この構造では圧縮機の運転中は多量の液冷媒を保有する液管がないため、冷媒封入量を減少することができ、万一の冷媒漏洩時の安全性をさらに高めることができる。
【0018】
請求項4に記載の発明は、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を順次環状に連接し、減圧装置が、第1の減圧機構と、減圧手段と二方弁とを直列に接続した構造の第2の減圧機構とを、並列に接続した構造であり、第1の減圧機構と減圧手段が凝縮器に直接接続され、可燃性冷媒を封入したものであって、高負荷時には二方弁を開とすることにより、圧縮機吸入冷媒の過熱度が上昇しないので、冷媒循環量の減少による冷凍能力の不足が防止でき、冷媒封入量を増加する必要がなくなる。
【0019】
また、この構造では圧縮機の運転中は多量の液冷媒を保有する液管がないため、冷媒封入量を減少することができ、万一の冷媒漏洩時の安全性をさらに高めることができる。
【0020】
さらに、通常負荷時の冷却システムを、第1の減圧機構のみで設計できるため、減圧装置の設計を容易にできる。
【0021】
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、圧縮機を能力可変圧縮機としたものであり、高負荷時に圧縮機の回転数を高くすることにより、冷媒循環量の減少による冷凍能力の不足が防止でき、冷媒封入量を増加する必要がなくなる。
【0022】
また、圧縮機の回転数を負荷に応じて最適に制御することにより、消費電力を低減することができる。
【0023】
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発明において、蒸発器の空気吸込み側に蒸発器吸込み空気温度検知センサーを備え、蒸発器吸込み空気温度検知センサーで検知した蒸発器吸込み空気温度が、所定の基準温度を上回れば二方弁を開口し、蒸発器吸込み空気温度検知センサーで検知した蒸発器吸込み空気温度が、所定の基準温度を下回れば二方弁を閉止する二方弁制御手段を備えたものであり、高負荷状態を蒸発器吸込み空気温度に基づいて判断し、二方弁を開とすることにより、冷媒循環量の減少による冷凍能力の不足が防止でき、冷媒封入量を増加する必要がなくなる。
【0024】
また、簡単かつ安価な構成で、高負荷状態を検知することができる。
【0025】
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発明において、蒸発器入口側の冷媒配管に蒸発器入口配管温度検知センサーを備え、蒸発器出口側の冷媒配管に蒸発器出口配管温度検知センサーを備え、蒸発器入口配管温度検知センサーで検知した蒸発器入口配管温度と、蒸発器出口配管温度検知センサーで検知した蒸発器出口配管温度の差により蒸発器出口過熱度を演算する蒸発器出口過熱度演算手段を備え、蒸発器出口過熱度演算手段が演算した蒸発器出口過熱度が所定の基準過熱度を上回れば二方弁を開口し、蒸発器出口過熱度演算手段が演算した蒸発器出口過熱度が所定の基準過熱度を下回れば二方弁を閉止する二方弁制御手段を備えたものであり、高負荷状態を蒸発器入口配管温度と蒸発器出口配管温度から演算した蒸発器出口過熱度に基づいて判断し、二方弁を開とすることにより、冷媒循環量の減少による冷凍能力の不足が防止でき、冷媒封入量を増加する必要がなくなる。
【0026】
また、安価な構成で、高精度に高負荷状態を検知することができる。
【0027】
請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発明において、蒸発器出口側配管に低圧側圧力検知センサーを備え、蒸発器出口側の冷媒配管に蒸発器出口配管温度検知センサーを備え、低圧側圧力検知センサーが検知した低圧側圧力より飽和温度を演算する飽和温度演算手段を備え、蒸発器出口配管温度検知センサーで検知した蒸発器出口配管温度と、飽和温度演算手段が演算した飽和温度の差により蒸発器出口過熱度を演算する蒸発器出口過熱度演算手段を備え、蒸発器出口過熱度演算手段が演算した蒸発器出口過熱度が所定の基準過熱度を上回れば二方弁を開口し、蒸発器出口過熱度演算手段が演算した蒸発器出口過熱度が所定の基準過熱度を下回れば二方弁を閉止する二方弁制御手段を備えたものであり、高負荷状態を低圧側圧力と蒸発器出口配管温度から演算した蒸発器出口過熱度に基づいて判断し、二方弁を開とすることにより、冷媒循環量の減少による冷凍能力の不足が防止でき、冷媒封入量を増加する必要がなくなる。
【0028】
また、極めて高精度に高負荷状態を検知することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下本発明の冷却システムの実施の形態について、図を参照しながら説明する。なお、従来と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0030】
(実施の形態1)
図1は、本発明の請求項1または6に記載する発明に対応する一実施形態における冷却システムの冷凍サイクルを示した図である。
【0031】
図2は、本発明の請求項6に記載する発明に対応するフローチャートである。
【0032】
図1に示すように、本実施の形態の冷却システムは、キャピラリチューブを用いた第1の減圧機構7と、第2の減圧機構8を備え、第2の減圧機構8はキャピラリチューブを用いた減圧手段9と電磁弁を用いた二方弁10とを並列に接続した構造であり、第1の減圧機構7と第2の減圧機構8を直列に接続して減圧装置11を構成している。そして、圧縮機1と凝縮器3と減圧装置11と蒸発器5を順次還状に連接した冷凍サイクルの内部にはプロパンやイソブタン等の可燃性冷媒が封入されている。
【0033】
また、蒸発器5の空気吸込み側にサーミスタを用いた蒸発器吸込み空気温度検知センサー12を設け、二方弁制御手段13を備える。
【0034】
以上のように構成された本実施の形態の冷却システムについて、以下その動作を説明する。
【0035】
まず、蒸発器吸込み空気温度検知センサー12で検知した蒸発器吸込み空気温度が、所定の基準温度を下回る通常負荷時においては、圧縮機1で圧縮された冷媒ガスは、凝縮器3に流入し凝縮液化され、減圧装置11の第1の減圧機構7により減圧される。そして、二方弁制御手段13により二方弁10は閉となっているため、冷媒は第2の減圧機構8の減圧手段9によってさらに減圧され蒸発器5に流入する。その後、蒸発器5により蒸発ガス化された冷媒は、再び圧縮機1に流入する。
【0036】
次に、蒸発器吸込み空気温度検知センサー23で検知した蒸発器吸込み空気温度が、所定の基準温度を上回る高負荷時には、二方弁制御手段13により二方弁10が開となるため、第1の減圧機構7によって減圧された冷媒は、第2の減圧機構8の減圧手段9と二方弁10とに分流して流れる。その後、冷媒は再び合流して蒸発器5に流入し、蒸発ガス化されて圧縮機1へと戻る。
【0037】
また、二方弁制御手段13の動作をフローチャートを参照して説明する。
【0038】
まず、ステップ1で所定の基準温度をT=30℃とする。ステップ2で蒸発器吸込み空気温度検知センサーで蒸発器吸込み空気温度tを検知する。ステップ3で蒸発器吸込み空気温度tと所定の基準温度Tを比較する。そして、t≧Tならばステップ4で二方弁制御手段13により二方弁10を開にする。また、t<Tならばステップ5で二方弁制御手段13により二方弁10を閉にする。
【0039】
また、第1の減圧機構7と減圧手段9との2段絞りで、通常負荷時の冷凍サイクルが設計される。そして、高負荷時は、二方弁制御手段13により二方弁10を開とすることにより、第1の減圧機構7によって減圧された冷媒は、減圧手段9と二方弁10の二つの通路を流れるため、蒸発器5へ流入する冷媒循環量が増える。これにより、圧縮機吸入冷媒の過熱度が上昇せず、冷媒循環量の減少による冷凍能力の不足が防止でき、冷媒封入量を増加する必要がなくなり、冷媒漏洩時の漏洩冷媒量の絶対値を低く抑え、万一の冷媒漏洩時の安全性を高めることができる。
【0040】
また、簡単かつ安価な構成で、高負荷状態を検知することができる。
【0041】
なお、減圧手段9の減圧量(抵抗値)を第1の減圧機構7の減圧量(抵抗値)より大きく設定するほど、高負荷時の蒸発器5へ流入する冷媒循環量が増える。これは、二方弁10開時(高負荷時)の冷凍サイクルの全体としての減圧装置11の減圧量(抵抗値)が小さくなるからである。したがって、通常時と高負荷時の二方弁制御手段13の設定温度Tにより適切な減圧量(抵抗値)を設定することができる。
【0042】
(実施の形態2)
図3は、本発明の請求項2に記載する発明に対応する一実施形態における冷却システムの冷凍サイクルを示した図である。なお、実施の形態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0043】
図3において、キャピラリチューブを用いた第1の減圧機構14と、第2の減圧機構15を備え、第2の減圧機構15はキャピラリチューブを用いた減圧手段16と電磁弁を用いた二方弁10とを直列に接続した構造であり、第1の減圧機構14と第2の減圧機構15を並列に接続して減圧装置17を構成している。そして、圧縮機1と凝縮器3と減圧装置17と蒸発器5を順次還状に連接した冷凍サイクルの内部には図示しない可燃性冷媒が封入されている。
【0044】
以上のように構成された冷却システムについて、以下にその動作を説明する。
【0045】
まず、通常負荷時においては、圧縮機1で圧縮された冷媒ガスは、凝縮器3に流入し凝縮液化され、二方弁10が閉となっているため、減圧装置17の第1の減圧機構14により減圧される。その後、蒸発器5により蒸発ガス化された冷媒は、再び圧縮機1に流入する。
【0046】
次に、高負荷時には、二方弁15が開となるため、第1の減圧機構14によって減圧される冷媒と、第2の減圧機構15の第2の減圧手段16によって減圧される冷媒とに分流して流れる。その後、冷媒は再び合流して蒸発器5に流入し、蒸発ガス化されて圧縮機1へと戻る。
【0047】
また、通常負荷時は、第1の減圧機構14のみで、冷凍サイクルが構成される。
【0048】
そして、高負荷時に二方弁10を開とすることにより、第1の減圧機構14によって減圧される冷媒と、第2の減圧手段16によって減圧される冷媒の二つに分流して流れるため、蒸発器5へ流入する冷媒循環量が増える。これにより、圧縮機吸入冷媒の過熱度が上昇せず、冷媒循環量の減少による冷凍能力の不足が防止でき、冷媒封入量を増加する必要がなくなり、冷媒漏洩時の漏洩冷媒量の絶対値を低く抑え、万一の冷媒漏洩時の安全性を高めることができる。
【0049】
また、通常負荷時の冷却システムを、第1の減圧機構14のみで設計できるため、減圧装置の設計を容易にできる。
【0050】
なお、高負荷時は、二方弁15が開となるので、減圧手段16の減圧量(抵抗値)の第1の減圧機構14に対する割合を小さくする程、総合的な減圧装置17の減圧量(抵抗値)が小さくなるため、冷凍サイクルの冷媒循環量が増大する。したがって、第1の減圧機構14と減圧手段16の設定は、通常時と高負荷時の二方弁制御手段13の設定温度Tにより適切な減圧量(抵抗値)に設定することができる。
【0051】
(実施の形態3)
図4は、本発明の請求項3に記載する発明に対応する一実施形態における冷却システムの冷凍サイクルを示した図である。なお、実施の形態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0052】
図4において、キャピラリチューブを用いた第1の減圧機構18は凝縮器3に直接接続されている。
【0053】
以上のように構成された冷却システムについて、以下にその動作を説明する。
【0054】
まず、通常負荷時においては、圧縮機1で圧縮された冷媒ガスは、凝縮器3に流入し凝縮液化され、第1の減圧機構18により減圧される。そして、二方弁制御手段13により二方弁10は閉となっているため、冷媒は第2の減圧機構8の減圧手段9によってさらに減圧され蒸発器5に流入する。その後、蒸発器5により蒸発ガス化された冷媒は、再び圧縮機1に流入する。
【0055】
次に、高負荷時には、二方弁制御手段13により二方弁10が開となるため、第1の減圧機構18によって減圧された冷媒は、第2の減圧機構8の減圧手段9と二方弁10とに分流して流れる。その後、冷媒は再び合流して蒸発器5に流入し、蒸発ガス化されて圧縮機1へと戻る。
【0056】
また、凝縮器3と第1の減圧機構18を直接接続しているため、凝縮器3の出口と第1の減圧機構18の入口とを接続する液管が不要となり、冷凍サイクル内に多量の液冷媒を保有する液管が存在しない。
【0057】
したがって、第1の減圧機構18と凝縮器3を直接接続し、多量の液冷媒を保有する液管をなくしたので、冷凍サイクル内の冷媒封入量を削減することができ、万一の冷媒漏洩時の安全性をさらに高めることができる。
【0058】
(実施の形態4)
図5は、本発明の請求項4に記載する発明に対応する一実施形態における冷却システムの冷凍サイクルを示した図である。なお、実施の形態2と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0059】
図5において、キャピラリチューブを用いた第1の減圧機構19は凝縮器3に直接接続されている。第2の減圧機構20は、凝縮器3に直接接続されたキャピラリチューブを用いた減圧手段21と、電磁弁を用いた二方弁10とを直列に接続した構造であり、第1の減圧機構19と第2の減圧機構20を並列に接続して減圧装置22を構成している。そして、圧縮機1と凝縮器3と減圧装置22と蒸発器5を順次還状に連接した冷凍サイクルの内部にはプロパンやイソブタン等の可燃性冷媒が封入されている。
【0060】
以上のように構成された冷却システムについて、以下にその動作を説明する。
【0061】
まず、通常負荷時においては、圧縮機1で圧縮された冷媒ガスは、凝縮器3に流入し凝縮液化され、二方弁10が閉となっているため、第1の減圧機構19により減圧される。その後、蒸発器5により蒸発ガス化された冷媒は、再び圧縮機1に流入する。
【0062】
次に、高負荷時には、二方弁10が開となるため、第1の減圧機構19によって減圧される冷媒と、第2の減圧機構20の減圧手段21によって減圧される冷媒とに分流して流れる。その後、冷媒は再び合流して蒸発器5に流入し、蒸発ガス化されて圧縮機1へと戻る。
【0063】
したがって、通常負荷時、第1の減圧機構19のみで、冷凍サイクルが構成される。そして、高負荷時は、第1の減圧機構19によって減圧される冷媒と、第2の減圧機構20の減圧手段21によって減圧される冷媒とに分流して流れるため、冷凍サイクルの冷媒循環量が増大する。
【0064】
また、第1の減圧機構19と、第2の減圧手段21を凝縮器3に直接接続しているため、凝縮器3の出口と第1の減圧機構19の入口、および、凝縮器3の出口と第2の減圧手段21の入口とを接続する液管が不要となり、冷凍サイクル内に多量の液冷媒を保有する液管が存在しない。
【0065】
したがって、第1の減圧機構19と、第2の減圧手段21を凝縮器3に直接接続し、多量の液冷媒を保有する液管をなくしたので、冷凍サイクル内の冷媒封入量を削減することができ、万一の冷媒漏洩時の安全性をさらに高めることができる。
【0066】
また、通常負荷時の冷却システムを、第1の減圧機構19のみで設計できるため、減圧装置の設計を容易にできる。
【0067】
なお、高負荷時は、二方弁10が開となるので、減圧手段21の減圧量(抵抗値)の第1の減圧機構19に対する割合を小さくする程、総合的な減圧装置22の減圧量(抵抗値)が小さくなるため、冷凍サイクルの冷媒循環量が増大する。したがって、第1の減圧機構19と減圧手段21の設定は、通常時と高負荷時の二方弁制御手段13の設定温度Tにより適切な減圧量(抵抗値)に設定することができる。
【0068】
(実施の形態5)
図6は、本発明の請求項5に記載する発明に対応する一実施形態における冷却システムの冷凍サイクルを示した図である。
【0069】
図7は、本発明の請求項5に記載する発明に対応するフローチャートである。
【0070】
なお、実施の形態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0071】
図6において、蒸発器5の空気吸込み側にサーミスタを用いた蒸発器吸込み空気温度検知センサー23を設け、アクチュエータ制御手段24と、能力可変圧縮機25を備えている。
【0072】
以上のように構成された冷却システムについて、以下にその動作を図7のフローチャートを参照して説明する。
【0073】
まず、ステップ6で所定の基準温度をT=30℃とする。ステップ7で蒸発器吸込み空気温度検知センサー23で蒸発器吸込み空気温度tを検知する。ステップ8で蒸発器吸込み空気温度tと所定の基準温度Tを比較する。そして、t≧Tならばステップ9でアクチュエータ制御手段24により二方弁10を開にする。また、t<Tならばステップ10でアクチュータ制御手段24により二方弁10を閉にする。そして、ステップ11で再度、蒸発器吸込み空気温度tと所定の基準温度Tを比較する。そして、t≧Tならばステップ12でアクチュエータ制御手段24により能力可変圧縮機25の回転数を上げる。また、t<Tならばステップ13でアクチュータ制御手段24により能力可変圧縮機25の回転数を下げる。
【0074】
したがって、高負荷時に二方弁10を開にすることで、冷媒循環量の減少による冷凍能力の不足を防止でき、冷凍サイクル内の冷媒封入量を増加する必要がなくなる。また、能力可変圧縮機25の回転数を負荷に応じて最適に制御することにより、常に最適な冷媒循環量で運転することができ、常に適正な消費電力を保持することが可能となり、消費電力を低減することができる。
【0075】
(実施の形態6)
図8は、本発明の請求項7に記載する発明に対応する一実施形態における冷却システムの冷凍サイクルを示した図である。
【0076】
図9は、本発明の請求項5に記載する発明に対応するフローチャートである。なお、実施の形態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0077】
図8において、蒸発器入口側の冷媒配管にサーミスタを用いた蒸発器入口配管温度検知センサー26を設け、蒸発器出口側の冷媒配管にサーミスタを用いた蒸発器出口配管温度検知センサー27を設ける。また、蒸発器出口過熱度演算手段28と、二方弁制御手段29を備える。
【0078】
以上のように構成された冷却システムについて、以下にその動作を説明する。
【0079】
蒸発器入口配管温度検知センサー26で検知した蒸発器入口配管温度と、前記蒸発器出口配管温度検知センサー27で検知した蒸発器出口配管温度の差により蒸発器出口過熱度を演算する、蒸発器出口過熱度演算手段28を設け、前記蒸発器出口過熱度演算手段28が演算した蒸発器出口過熱度が、所定の基準過熱度を上回れば二方弁10を開口し、前記蒸発器出口過熱度演算手段28が演算した蒸発器出口過熱度が、所定の基準過熱度を下回れば二方弁10を閉止する二方弁制御手段29を設ける。
【0080】
また、制御動作を図9のフローチャートを参照して説明する。
【0081】
まず、ステップ14で所定の基準過熱度をT=12Kとする。ステップ15で蒸発器入口配管温度検知センサー26で蒸発器入口配管温度t1を検知する。ステップ16で蒸発器出口配管温度検知センサー27で蒸発器出口配管温度t2を検知する。ステップ17で蒸発器入口配管温度t1と蒸発器出口配管温度t2の差から蒸発器出口過熱度SHを演算する。ステップ18で演算で求めた蒸発器出口過熱度SHと所定の基準過熱度Tを比較する。そして、SH≧Tならばステップ19で二方弁制御手段29により二方弁10を開にする。また、SH<Tならばステップ20で二方弁制御手段29により二方弁10を閉にする。
【0082】
したがって、高負荷状態を蒸発器入口配管温度と蒸発器出口配管温度から演算した蒸発器出口過熱度に基づいて判断し、二方弁10を開とすることにより、冷媒循環量の減少による冷凍能力の不足が防止でき、冷媒封入量を増加する必要がなくなる。また、安価な構成で、高精度に高負荷状態を検知することができる。
【0083】
(実施の形態7)
図10は、本発明の請求項8に記載する発明に対応する一実施形態における冷却システムの冷凍サイクルを示した図である。
【0084】
図11は、本発明の請求項8に記載する発明に対応するフローチャートである。なお、実施の形態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0085】
図10において、低圧側配管に低圧側圧力検知センサー30を設け、蒸発器出口側の冷媒配管にサーミスタを用いた蒸発器出口配管温度検知センサー31を設ける。また、飽和温度演算手段32と、蒸発器出口過熱度演算手段33と、二方弁制御手段34を備える。
【0086】
以上のように構成された冷却システムについて、以下にその動作を図11のフローチャートを参照して説明する。
【0087】
まず、ステップ21で所定の基準過熱度をT=12Kとする。ステップ22で低圧側圧力検知センサー30で低圧側圧力Pを検知する。ステップ23で飽和温度演算手段32が低圧側圧力を基に飽和温度t3を演算する。ステップ24で蒸発器出口配管温度検知センサー31で蒸発器出口配管温度t4を検知する。ステップ25で蒸発器出口過熱度演算手段33により蒸発器出口配管温度と飽和温度の差から蒸発器出口過熱度SHを演算する。ステップ26で蒸発器出口過熱度SHと所定の基準過熱度Tを比較する。そして、SH≧Tならばステップ27で二方弁制御手段34により二方弁10を開にする。また、SH<Tならばステップ28で二方弁制御手段34により二方弁10を閉にする。
【0088】
したがって、高負荷状態を低圧側圧力と蒸発器出口配管温度から演算した蒸発器出口過熱度に基づいて判断し、二方弁10を開とすることにより、冷媒循環量の減少による冷凍能力の不足が防止でき、冷媒封入量を増加する必要がなくなる。また、極めて高精度に高負荷状態を検知することができる。
【0089】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明は、減圧装置が、第1の減圧機構と、減圧手段と二方弁とを並列に接続した構造の第2の減圧機構とを、直列に接続した構造であり、高負荷時には二方弁を開とすることにより、圧縮機吸入冷媒の過熱度が上昇しないので、冷媒循環量の減少による冷凍能力の不足が防止でき、冷媒封入量を増加する必要がなくなり、万一の冷媒漏洩時の安全性を高めることができる。
【0090】
また、請求項2に記載の発明は、減圧装置が、第1の減圧機構と、減圧手段と二方弁とを直列に接続した構造の第2の減圧機構とを、並列に接続した構造であり、高負荷時には二方弁を開とすることにより、圧縮機吸入冷媒の過熱度が上昇しないので、冷媒循環量の減少による冷凍能力の不足が防止でき、冷媒封入量を増加する必要がなくなり、万一の冷媒漏洩時の安全性を高めることができる。また、通常時の冷却システムを、第1の減圧機構のみで設計できるため、減圧装置の設計を容易にできる。
【0091】
また、請求項3に記載の発明は、第2の減圧機構は、減圧手段と二方弁とを並列に接続した構造であり、前記第1の減圧機構を凝縮器に直接接続されたものであり、高負荷時には二方弁を開とすることにより、圧縮機吸入冷媒の過熱度が上昇しないので、冷媒循環量の減少による冷凍能力の不足が防止でき、冷媒封入量を増加する必要がなくなる。また、この構造では圧縮機の運転中は多量の液冷媒を保有する液管がないため、冷媒封入量を減少することができ、万一の冷媒漏洩時の安全性をさらに高めることができる。
【0092】
また、請求項4に記載の発明は、減圧装置が、第1の減圧機構と、減圧手段と二方弁とを直列に接続した構造の第2の減圧機構とを、並列に接続した構造であり、前記第1の減圧機構と前記減圧手段が凝縮器に直接接続されたものであり、高負荷時には二方弁を開とすることにより、圧縮機吸入冷媒の過熱度が上昇しないので、冷媒循環量の減少による冷凍能力の不足が防止でき、冷媒封入量を増加する必要がなくなる。また、この構造では圧縮機の運転中は多量の液冷媒を保有する液管がないため、冷媒封入量を減少することができ、万一の冷媒漏洩時の安全性をさらに高めることができる。さらに、通常時の冷却システムを、第1の減圧機構のみで設計できるため、減圧装置の設計を容易にできる。
【0093】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、圧縮機を能力可変圧縮機としたものであり、高負荷時に圧縮機の回転数を高くすることにより、冷媒循環量の減少による冷凍能力の不足が防止でき、冷媒封入量を増加する必要がなくなる。また、圧縮機の回転数を負荷に応じて最適に制御することにより、消費電力を低減することができる。
【0094】
また、請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発明において、蒸発器の空気吸込み側に蒸発器吸込み空気温度検知センサーを備え、前記蒸発器吸込み空気温度検知センサーで検知した蒸発器吸込み空気温度が、所定の基準温度を上回れば二方弁を開口し、前記蒸発器吸込み空気温度検知センサーで検知した蒸発器吸込み空気温度が、所定の基準温度を下回れば二方弁を閉止する二方弁制御手段を備えたものであり、高負荷状態を蒸発器吸込み空気温度に基づいて判断し、二方弁を開とすることにより、冷媒循環量の減少による冷凍能力の不足が防止でき、冷媒封入量を増加する必要がなくなる。また、簡単かつ安価な構成で、高負荷状態を検知することができる。
【0095】
また、請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発明において、蒸発器入口側の冷媒配管に蒸発器入口配管温度検知センサーを備え、蒸発器出口側の冷媒配管に蒸発器出口配管温度検知センサーを備え、前記蒸発器入口配管温度検知センサーで検知した蒸発器入口配管温度と、前記蒸発器出口配管温度検知センサーで検知した蒸発器出口配管温度の差により蒸発器出口過熱度を演算する、蒸発器出口過熱度演算手段を備え、前記蒸発器出口過熱度演算手段が演算した蒸発器出口過熱度が、所定の基準過熱度を上回れば二方弁を開口し、前記蒸発器出口過熱度演算手段が演算した蒸発器出口過熱度が、所定の基準過熱度を下回れば二方弁を閉止する二方弁制御手段を備えたものであり、高負荷状態を蒸発器入口配管温度と蒸発器出口配管温度から演算した蒸発器出口過熱度に基づいて判断し、二方弁を開とすることにより、冷媒循環量の減少による冷凍能力の不足が防止でき、冷媒封入量を増加する必要がなくなる。また、安価な構成で、高精度に高負荷状態を検知することができる。
【0096】
また、請求項8に記載の発明は請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発明において、低圧側配管に低圧側圧力検知センサーを備え、蒸発器出口側の冷媒配管に蒸発器出口配管温度検知センサーを備え、前記低圧側圧力検知センサーが検知した低圧側圧力より飽和温度を演算する、飽和温度演算手段を備え、前記蒸発器出口配管温度検知センサーで検知した蒸発器出口配管温度と、前記飽和温度演算手段が演算した飽和温度の差により蒸発器出口過熱度を演算する、蒸発器出口過熱度演算手段を備え、前記蒸発器出口過熱度演算手段が演算した蒸発器出口過熱度が、所定の基準過熱度を上回れば二方弁を開口し、前記蒸発器出口過熱度演算手段が演算した蒸発器出口過熱度が、所定の基準過熱度を下回れば二方弁を閉止する二方弁制御手段を備えたものであり、高負荷状態を低圧側圧力と蒸発器出口配管温度から演算した蒸発器出口過熱度に基づいて判断し、二方弁を開とすることにより、冷媒循環量の減少による冷凍能力の不足が防止でき、冷媒封入量を増加する必要がなくなる。また、極めて高精度に高負荷状態を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷却システムの実施の形態1における冷凍サイクル図
【図2】本発明による冷却システムの実施の形態1におけるフローチャート
【図3】本発明による冷却システムの実施の形態2における冷凍サイクル図
【図4】本発明による冷却システムの実施の形態3における冷凍サイクル図
【図5】本発明による冷却システムの実施の形態4における冷凍サイクル図
【図6】本発明による冷却システムの実施の形態5における冷凍サイクル図
【図7】本発明による冷却システムの実施の形態5におけるフローチャート
【図8】本発明による冷却システムの実施の形態6における冷凍サイクル図
【図9】本発明による冷却システムの実施の形態6におけるフローチャート
【図10】本発明による冷却システムの実施の形態7における冷凍サイクル図
【図11】本発明による冷却システムの実施の形態7におけるフローチャート
【図12】従来の冷却システムの冷凍サイクル図
【符号の説明】
1 圧縮機
3 凝縮器
5 蒸発器
7、14、18、19 第1の減圧機構
8、15、20 第2の減圧機構
9、16、21 減圧手段
10 二方弁
11、17、22 減圧装置
12、23 蒸発器吸込み空気温度検知センサー
13、29、34 二方弁制御手段
24 アクチュエータ制御手段
25 能力可変圧縮機
26 蒸発器入口配管温度検知センサー
27、31 蒸発器出口配管温度検知センサー
28、33 蒸発器出口過熱度演算手段
30 低圧側圧力検知センサー
32 飽和温度演算手段

Claims (8)

  1. 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を順次環状に連接し、前記減圧装置が、第1の減圧機構と、減圧手段と二方弁とを並列に接続した構造の第2の減圧機構とを直列に接続した構造であり、可燃性冷媒を封入したことを特徴とする冷却システム。
  2. 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を順次環状に連接し、前記減圧装置が、第1の減圧機構と、減圧手段と二方弁とを直列に接続した構造の第2の減圧機構とを並列に接続した構造であり、可燃性冷媒を封入したことを特徴とする冷却システム。
  3. 圧縮機、凝縮器、第1の減圧機構、第2の減圧機構、蒸発器を順次環状に連接し、第2の減圧機構は、減圧手段と二方弁とを並列に接続した構造であり、前記第1の減圧機構を前記凝縮器に直接接続し、可燃性冷媒を封入したことを特徴とする冷却システム。
  4. 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を順次環状に連接し、前記減圧装置が、第1の減圧機構と、減圧手段と二方弁とを直列に接続した構造の第2の減圧機構とを、並列に接続した構造であり、前記第1の減圧機構と前記減圧手段が凝縮器に直接接続され、可燃性冷媒を封入したことを特徴とする冷却システム。
  5. 圧縮機を能力可変圧縮機としたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷却システム。
  6. 蒸発器の空気吸込み側に蒸発器吸込み空気温度検知センサーを備え、前記蒸発器吸込み空気温度検知センサーで検知した蒸発器吸込み空気温度が、所定の基準温度を上回れば二方弁を開口し、前記蒸発器吸込み空気温度検知センサーで検知した蒸発器吸込み空気温度が、所定の基準温度を下回れば二方弁を閉止する二方弁制御手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の冷却システム。
  7. 蒸発器入口側の冷媒配管に蒸発器入口配管温度検知センサーを備え、蒸発器出口側の冷媒配管に蒸発器出口配管温度検知センサーを備え、前記蒸発器入口配管温度検知センサーで検知した蒸発器入口配管温度と、前記蒸発器出口配管温度検知センサーで検知した蒸発器出口配管温度の差により蒸発器出口過熱度を演算する蒸発器出口過熱度演算手段を備え、前記蒸発器出口過熱度演算手段が演算した蒸発器出口過熱度が所定の基準過熱度を上回れば二方弁を開口し、前記蒸発器出口過熱度演算手段が演算した蒸発器出口過熱度が所定の基準過熱度を下回れば二方弁を閉止する二方弁制御手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の冷却システム。
  8. 蒸発器出口側配管に低圧側圧力検知センサーを備え、蒸発器出口側の冷媒配管に蒸発器出口配管温度検知センサーを備え、前記低圧側圧力検知センサーが検知した低圧側圧力より飽和温度を演算する飽和温度演算手段を備え、前記蒸発器出口配管温度検知センサーで検知した蒸発器出口配管温度と、前記飽和温度演算手段が演算した飽和温度の差により蒸発器出口過熱度を演算する蒸発器出口過熱度演算手段を備え、前記蒸発器出口過熱度演算手段が演算した蒸発器出口過熱度が所定の基準過熱度を上回れば二方弁を開口し、前記蒸発器出口過熱度演算手段が演算した蒸発器出口過熱度が所定の基準過熱度を下回れば二方弁を閉止する二方弁制御手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の冷却システム。
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