JP2004156585A - Egrガス冷却装置及びその冷却方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】EGR配管との連結口を設けた高温用EGRガスクーラー1と低温用EGRガスクーラー3とを直列に接続する。前記高温用EGRガスクーラー1と連結口との間に導入口7を接続し、高温用EGRガスクーラー1と低温用EGRガスクーラー3との間に排出口8を接続して低温EGRガスを流通するためのバイパス配管6を配設する。該バイパス配管6の導入口7に、高温EGRガスを高温用EGRガスクーラー1に導入し、低温EGRガスをバイパス配管6を介して低温用EGRガスクーラー3に導入する切替弁10を設ける。
【選択図】 図1
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、冷媒液との熱交換によりEGRガスを冷却するための、EGRガスの冷却装置及びその冷却方法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開2002−295987号
【特許文献2】特開2003−83693号
【特許文献3】特願2002−52804号
【特許文献4】特願2002−201818号
【特許文献5】特願2002−210622号
【0003】
従来、自動車のエンジン等では、排気ガスの一部を排気ガス系から取り出して、再びエンジンの吸気系に戻し、混合気や吸入空気に加えるEGRシステムが、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンともに用いられていた。EGRシステム、特にディーゼルエンジンの高EGR率のクールドEGRシステムでは、排気ガス中のNOxを低減し、燃費の悪化を防止するとともに、過剰な温度上昇によるEGRバルブの機能低下や耐久性の低下を防止するため、高温化したEGRガスを冷却水、冷却風、カーエアコン用冷媒、その他の冷媒液で冷却するEGRガス冷却装置を設けている。
【0004】
このようなEGRガス冷却装置として、上記に特許文献として掲げた本出願人の発明が存在する。これら従来のEGRガス冷却装置では、一台のEGRガスクーラーを装置内に設置し、このEGRガスクーラーの熱交換部内に、前記エギゾーストマニホールドからEGR配管を介して導入されるEGRガスが内部を流通する細径の金属製伝熱管や金属製伝熱プレートを配設している。そして、熱交換部内に前記適宜の冷媒液等を流動させ、伝熱管や伝熱プレートの伝熱面を介して冷媒液等とEGRガスとの熱交換を行って、EGRガスを冷却している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記各従来発明では、一台のEGRガスクーラーのみで高温のEGRガスを冷却目的温度まで一気に冷却するため、EGRガスと冷媒液との接触頻度を多くしたり、低温の冷媒液を使用する必要があり、EGRガスクーラーが大型化し、熱歪が大きくなるとともに、EGRガスと冷媒液との温度差も過大なものとなる。これらが原因で熱応力が大きくなり、EGRガスクーラーの耐久性を高める配慮が特に重要なものとなる。
【0006】
また、冷媒液により伝熱面の表面温度が部分的に低くなり、EGRガス中の水蒸気や未燃焼ガス、硫酸水、炭化水素等が凝縮して液体化し、伝熱面に析出し易いものとなる。この凝縮液による金属腐食を防止するため、伝熱管や伝熱プレート、ろう付け材を高耐食性材で形成する必要が生じ、コスト高となる。また、上記伝熱面に析出した凝縮液に、EGRガス中の煤が溶解する事により、粒子の嵩密度が高く粘着質の湿った煤層が伝熱面に堆積され易く、この煤層が断熱作用を生じて伝熱面の伝熱特性を低下させ、熱交換効率を損なう可能性もあった。
【0007】
尚、特許文献5の特願2002−210662号の発明では、熱交換部への冷媒液の循環量を制限し、熱交換部内を一時的に高温化する事で、前記伝熱面への凝縮液の析出や煤層の堆積を防止可能としているが、やはり一台の装置での冷却であるため、EGRガスクーラーの大型化やEGRガスと冷媒液との過大な温度差による熱応力の増大の問題を解決するものではなかった。
【0008】
本発明は上述の如き課題を解決しようとするものであって、高温のEGRガスを一つの熱交換部で一気に冷却目的温度まで冷却するのではなく、高温用熱交換部と低温用熱交換部から成る複数の熱交換部を使用して、EGRガスの冷却を段階的に行う事が可能な冷却装置及びその冷却方法を得ようとするものである。この段階的な冷却により、各熱交換部での交換熱量を少なくして装置の小型化を可能とするとともに、冷媒液とEGRガスとの温度差を小さくする事で、各熱交換部での熱応力を小さくし、装置の耐久性を向上させるものである。また、高温用熱交換部に設けた伝熱面への凝縮液の析出及び煤の堆積を防止して、高い耐食性材等を使用する事なく、廉価で耐久性に優れた製品を得る事を可能とするとともに、伝熱面の伝熱特性を維持して、EGRガスと冷媒液との熱交換効率を高めるものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の如き課題を解決するため、第1の発明はEGRガスが高温の場合、この高温EGRガスを高温用EGRガスクーラーに導入し、導入温度よりも低く冷却目的温度よりも高い温度に冷却した後、この冷却低温EGRガスを低温用EGRガスクーラーに導入して冷却目的温度まで冷却するとともに、EGRガスが低温の場合、この低温EGRガスを高温用EGRガスクーラーを介する事無く、低温用EGRガスクーラーに導入し、冷却目的温度まで冷却するものである。
【0010】
また、第2の発明は上記第1の発明を具体化するため、EGR配管への連結口を設け高温EGRガスの冷却を行う高温用EGRガスクーラーと、低温EGRガスの冷却を行う低温用EGRガスクーラーとを直列に接続するとともに、高温用EGRガスクーラーと連結口との間に低温EGRガスを流通するバイパス配管の導入口を接続し、高温用EGRガスクーラーと低温用EGRガスクーラーとの間に、前記低温EGRガス流通用のバイパス配管の排出口を接続し、このバイパス配管の導入口に、高温EGRガスを高温用EGRガスクーラーに導入し、低温EGRガスをバイパス配管を介して低温用EGRガスクーラーに導入する切替弁を設けて成るものである。
【0011】
また、高温用EGRガスクーラーは、熱交換部に設けた伝熱面を金属製とし、熱交換部内に高沸点冷媒液を循環させて該金属製の伝熱面を介してEGRガスを間接冷却するものであっても良い。
【0012】
また、低温用EGRガスクーラーは、熱交換部に設けた伝熱面を樹脂製とし、熱交換部内に低沸点冷媒液を循環させて該樹脂製の伝熱面を介してEGRガスを間接冷却するものであっても良い。
【0013】
また、切替弁は、EGR配管側に温度センサを配置し、この温度センサの感知信号により開閉を制御されるものであっても良い。
【0014】
また、低温用EGRガスクーラーは、熱交換部に設けた伝熱面を樹脂製とし、この樹脂にカーボンナノファイバーを含有させても良い。
【0015】
また、カーボンナノファイバーは、5wt%より多く30wt%より少ない含有量で含有させても良い。
【0016】
【作用】
本発明は上述の如く構成したものであり、エギゾーストマニホールドからEGR配管を介して導入されるEGRガスを冷却目的温度まで冷却してインテークマニホールド側に供給するには、まずEGRガスが高温の場合、切替弁の制御によりバイパス配管の導入口は閉鎖され、高温EGRガスは高温用EGRガスクーラーに導入される。この高温用EGRガスクーラーにて、高温EGRガスは、冷却目的温度よりも高い温度であるが、低温用EGRガスクーラーの耐熱温度より低い温度に冷却される。次に、この高温用EGRガスクーラーで冷却された冷却低温EGRガスは、低温用EGRガスクーラーに導入され、ここで冷却目的温度まで冷却されるものである。
【0017】
一方、エギゾーストマニホールドからEGR配管を介して低温のEGRガスが導入された場合、切替弁の制御により、高温用EGRガスクーラーへの流路が閉鎖され、低温EGRガスを流通するためのバイパス配管の導入口が開口される。この導入部の開口により、前記低温EGRガスは、高温用EGRガスクーラーを通過する事無く、該バイパス配管を介して低温用EGRガスクーラーに直に導入され、この低温用EGRガスクーラーにて冷却目的温度まで冷却される。
【0018】
上述の如く、高温用EGRガスクーラーには高温EGRガスのみが導入され、、導入温度よりも低いが冷却目的温度よりも高い温度で冷却すれば良いし、低温用EGRガスクーラーには低温EGRガスのみが導入されるから、各々の熱交換部での熱交換量が小さくなり、従来に比べて各EGRガスクーラーを小型化する事ができ、冷媒液との温度差も小さくなる。従って、熱歪や温度差による熱応力を小さくする事ができ、装置の耐久性を向上させる事ができる。
【0019】
また、EGRガスと冷媒液との小さな温度差により、高温用EGRガスクーラーではEGRガス中の水蒸気、硫酸水、炭化水素等による伝熱面への凝縮液の析出を抑える事ができ、結果として煤の堆積も生じにくいものとなる。特に、低温EGRガスのバイパスにより、高温用EGRガスクーラーの伝熱面の表面温度をEGRガスの露点以上の高い温度に常時保つ事ができ、伝熱面への凝縮液や煤の付着の防止効果が高い。従って、高温用EGRクーラーの伝熱管、伝熱プレート、ろう材等に高価な高耐食性材を使用する必要がなく、製品の製造コストを抑えるとともに耐久性も向上する。そして、煤の堆積による伝熱面の伝熱特性の低下を良好に防止して、EGRガスと冷媒液との効率的な熱交換が可能となる。
【0020】
また、上述の如く、高温用EGRガスクーラーでは、伝熱面への凝縮液の析出防止効果が高く腐食の心配が少ないため、多少耐腐食性に劣っても伝熱面を伝熱特性に優れた金属製とする事ができる。また、伝熱面をEGRガスの露点以上に保つには、高温用EGRガスクーラーの熱交換部を150℃以上に保つのが好ましい。この場合、冷媒液としてフッ素系不活性溶剤等、沸点が150℃以上の高沸点冷媒液を使用すれば、伝熱面を露点以上に保っても冷媒液が沸騰する事がなく、熱交換部の破損や劣化を防いで耐久性を向上させる事ができる。そして、熱交換部内に前記高沸点冷媒液を循環させる事で、前記伝熱特性の高い金属製の伝熱面を介して、EGRガスの間接冷却を効率的に行う事が可能となる。
【0021】
また、低温用EGRガスクーラーに於いても、低温EGRガス又は高温用EGRガスクーラーで冷却された冷却低温EGRガスのみが導入されるから、熱交換部内の冷媒液と低温EGRガスとの温度差が小さく、熱応力が発生しにくくなる。また、低温用EGRガスクーラーでは、熱交換部に樹脂製の伝熱管や伝熱プレートを使用する事が可能となり、この樹脂製の伝熱面では凝縮液が付着しても腐食が確実に防止可能であるし、煤の付着も生じにくく、また剥離し易い。また、低温EGRガスのみが導入されるので、冷却水等の廉価な低沸点冷媒液を使用でき、沸騰等の不具合も生じにくい。そして、この低沸点冷媒液により、該樹脂製の伝熱面を介してEGRガスを効率的に間接冷却する事ができる。
【0022】
また、低温用EGRガスクーラーの熱交換部の伝熱面を、樹脂製とした場合、黒色の樹脂材を使用すれば、伝熱面の熱伝導性が高まり、EGRガスの冷却効果を向上させる事ができる。また、樹脂材に熱伝導性の高い銅、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属製又はガラス製の粒子及び/又は繊維を含有したり、樹脂材の表面に前記金属粉末等を混合した塗料を塗布したり、金属をめっき或いは蒸着等させても、熱交換部に於ける熱交換効率を向上させる事ができる。更には、黒色の樹脂材に前記金属製やガラス製の粒子や繊維を含有させれば、より効果的な熱交換性能の向上が可能となる。
【0023】
また、低温用EGRガスクーラーの伝熱面を形成する樹脂材に、カーボンナノファイバーを含有させれば、樹脂材の熱伝導性を更に向上させる事ができ、冷却性能を向上させる事が可能となる。また、カーボンナノファイバーは、5wt%より多く30wt%より少ない含有量で含有させれば、最良の熱伝導性を得る事ができる。このカーボンナノファイバーの含有量を5wt%以下とすると、伝熱効果の向上作用に乏しく、30wt%以上を樹脂材に含有させるのは困難で、生産性が低下するとともに高価で、伝熱効果に大きな差を生じない。
【0024】
尚、本明細書で言うカーボンナノファイバーとは、ナノテクノロジー分野に於いて、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーン、その他ナノ単位のカーボン繊維を含んだ総称を示すものである。また、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーン、その他を混在させて樹脂材に含有させても良いし、単体で含有させても良い。また、カーボンナノチューブを樹脂材に含有させる場合は、カーボンナノチューブが単層であっても良いし、複層であっても良い。更に、このカーボンナノチューブの各層のアスペクト比は問わないものである。また、カーボンナノチューブの太さ、長さ等も問わないものである。
【0025】
【実施例】
以下、本発明のEGRガス冷却装置を自動車に使用した一実施例を図1に於て説明すれば、(1)は高温EGRガスの冷却を行うための高温用EGRガスクーラーで、エギゾーストマニホールド側のEGR配管への連結口(図示せず)を設けた供給管(2)を一端に接続している。この高温用EGRガスクーラー(1)の他端に、低温EGRガスを冷却するための低温用EGRガスクーラー(3)を、第2供給管(4)を介して直列に接続している。この低温用EGRガスクーラー(3)は、他端にインテークマニホールドに連通する排出管(5)を接続し、冷却目的温度に冷却したEGRガスをインテークマニホールド側に供給する事を可能としている。
【0026】
また、エギゾーストマニホールド側のEGR配管からの低温EGRガスを、高温用EGRガスクーラー(1)を介する事無く、低温用EGRガスクーラー(3)に直に導入するための低温EGRガスを流通するバイパス配管(6)を設けている。このバイパス配管(6)は、導入口(7)を高温用EGRガスクーラー(1)への供給管(2)に接続し、排出口(8)を高温用EGRガスクーラー(1)と低温用EGRガスクーラー(3)との間の第2供給管(4)に接続している。そして、バイパス配管(6)と供給管(2)との接続部に切替弁(10)を設けるとともに、この切替弁(10)の上流側に高温EGRガスの温度センサ(11)を設けている。この温度センサ(11)にて、エギゾーストマニホールド側のEGR配管から導入されるEGRガスの温度を測定し、その感知信号により切替弁(10)を制御して、150℃以上の高温EGRガスの場合は高温用EGRガスクーラー(1)に導入可能とし、150℃よりも低い低温EGRガスの場合には、バイパス配管(6)を介して低温用EGRガスクーラー(3)に低温EGRガスを直に導入可能としている。
【0027】
上記高温用EGRガスクーラー(1)は、図1に示す如く、円筒状の胴管(12)内に設けた熱交換部(13)に、耐熱金属管、ステンレス鋼管等を用いた伝熱管(14)を複数本配置し、供給管(2)から供給される高温EGRガスが伝熱管(14)内を流動した後、第2供給管(4)に流出可能としている。また、胴管(12)には、熱交換部(13)と連通する冷媒導入路(15)と冷媒導出路(16)を設け、熱交換部(13)内に於いて伝熱管(14)の外周を冷媒液が流動可能とし、伝熱管(14)の内外表面の伝熱面(17)を介して高温EGRガスと冷媒液との熱交換を可能としている。
【0028】
また、高温用EGRガスクーラー(1)では、150℃以上の高温のEGRガスが導入されるため、熱交換部(13)内にて冷媒液が沸騰しないように、沸点が150℃以上のフッ素系不活性溶剤等、高沸点冷媒液を使用し、更にこの高沸点冷媒液の供給と再使用を行うための高沸点冷媒液用クーラー(18)を、高温用EGRガスクーラー(1)に接続している。該高沸点冷媒液用クーラー(18)は、電動モータ(20)等により駆動される循環ポンプ(21)により、冷媒導入路(15)を介して高温用EGRガスクーラー(1)の熱交換部(13)に高沸点冷媒液を供給し、高温EGRガスの冷却により温度上昇した高沸点冷媒液は、冷媒導出路(16)を介して高沸点冷媒液用クーラー(18)に回収され、ここで冷却された後、再び高温用EGRガスクーラー(1)に供給されるものである。この高沸点冷媒液用クーラー(18)は、ラジエターを用いた空冷方式としても良いし、冷却水等の低沸点冷媒液による水冷方式としても良い。
【0029】
また、上記高温用EGRガスクーラー(1)に導入される高沸点冷媒液の温度が150℃を大きく下回ると、EGRガスとの温度差が大きくなり、伝熱面(17)の表面温度が部分的に低温下して、熱応力が大きくなったり該伝熱面(17)に凝縮液が析出する不具合を生じる。そのため、前記冷媒導入路(15)に高沸点冷媒液用の温度センサ(28)を設けて高沸点冷媒液の導入温度を監視し、150℃を下回りそうな場合には、高沸点冷媒液用クーラー(18)での高沸点冷媒液の冷却を、ポンプ(21)の流量調整等により抑制する。従って、伝熱面(17)の表面温度は、EGRガスの露点よりも高い150℃以上に常に維持されるものとなり、EGRガス中の水蒸気や未燃焼ガス、硫酸水、炭化水素等が凝縮液となって伝熱面(17)に付着するのを防ぐとともに、煤の堆積も防止し、金属製の伝熱面(17)の腐食を防止する効果や高い伝熱特性を得る事ができる。
【0030】
同様に、低温用EGRガスクーラー(3)は、胴管(22)内の熱交換部(23)に、下記表1に示す如き耐熱性を有する樹脂製の伝熱管(24)を複数本配設し、第2供給管(4)から導入される低温EGRガスが前記伝熱管(24)内を流動可能としている。また、熱交換部(23)には、冷媒導入路(25)と冷媒導出路(26)を接続して冷媒液の流動を可能とし、前記伝熱管(24)の樹脂製の伝熱面(27)を介して、低温EGRガスと冷媒液との熱交換を行っている。この冷却後のEGRガスは、排出管(5)を介してインテークマニホールドに供給される。
【0031】
【表1】
【0032】
また、低温用EGRガスクーラー(3)に導入される低温EGRガスが、150℃以上となって、樹脂製の伝熱管(24)の耐熱温度を上回らないようにするため、第2供給管(4)に低温EGRガスの温度センサ(30)を設置して、低温EGRガスの導入温度を監視している。尚、バイパス配管(6)からは、切替弁(10)の作用により、150℃よりも低い低温EGRガスのみが導入されるので、前記温度監視は、主に高温用EGRガスクーラー(1)からの冷却低温EGRガスに関して行われ、この冷却低温EGRガスが150℃以上となりそうな場合には、高温用EGRガスクーラー(1)による高温EGRガスの冷却を促進し、150℃よりも低い温度の低温EGRガスのみが低温用EGRガスクーラー(3)に導入されるよう調整している。
【0033】
このように、150℃より低い低温EGRガスの冷却を行うものなので、低温用EGRガスクーラー(3)では、冷却水等の廉価な低沸点冷媒液を使用しても、沸騰等の不具合を生じる事がない。
【0034】
また、伝熱面(27)の表面温度が150℃以上とならないので、伝熱面(27)を高価な金属製とする必要がなく、前述の如き樹脂製とする事ができ、廉価な製造が可能となる。また、低温EGRガスと低沸点冷媒液との温度差が例え大きくて凝縮液が多く発生しても、この凝縮液に対する耐食性に於いても、樹脂製の伝熱面(27)では優れているし、煤が付着しても剥離し易いものである。また、樹脂の優れた加工性により、伝熱面(27)の設計の自由度が高く、伝熱面(27)に凹凸やうねり、蛇行面、溝、突条、ピン等を設ける事ができ、伝熱面(27)の表面積を大きくして、優れた伝熱特性を得る事ができる。
【0035】
上述の如きEGRガス冷却装置にて熱交換を行う方法を説明する。まずエギゾーストマニホールド側のEGR配管から連結口を介して供給管(2)内に、EGRガスが導入されると、高温EGRガスの温度センサ(11)にてこのEGRガスの温度が測定され、感知信号が送られる。
【0036】
この温度センサ(11)からの感知信号により切替弁(10)が制御され、150℃以上の高温EGRガスの場合は、バイパス配管(6)が閉鎖され、前記高温EGRガスは、高温用EGRガスクーラー(1)内に導入される。そして、高温EGRガスが伝熱管(14)内を流動する際に、金属製の伝熱面(17)を介して、該高温EGRガスと熱交換部(13)を流動する高沸点冷媒液との熱交換が効率的に行われる。この熱交換により、高温EGRガスは、導入温度よりは低いが冷却目的温度よりも高いとともに、低温用EGRガスクーラー(3)の耐熱温度より低い、150℃を下回る温度まで冷却され、この冷却低温EGRガスが高温用EGRガスクーラー(1)から第2供給管(4)内に排出される。
【0037】
次に、上記第2供給管(4)を通過した冷却低温EGRガスは、低温用EGRガスクーラー(3)に導入され、伝熱管(24)内を流動する。この流動の際に、樹脂製の伝熱面(27)を介して、該低温EGRガスと低沸点冷媒液との間で熱交換が行われ、低温EGRガスは、冷却目的温度まで冷却された後、排出管(5)を介してインテークマニホールド側に供給されるものとなる。
【0038】
一方、温度センサ(11)によりエギゾーストマニホールドからのEGR配管を経由したEGRガスが、150℃を下回る低温EGRガスと判定された場合、切替弁(10)の制御により高温用EGRガスクーラー(1)への流路が閉鎖され、バイパス配管(6)の導入口(7)が開口する。この導入口(7)の開口により、前記低温EGRガスは、高温用EGRガスクーラー(1)を通過する事無く、バイパス配管(6)内に流入し、このバイパス配管(6)を介して第2供給管(4)に流入した後、低温用EGRガスクーラー(3)内に導入される。そして、この低温用EGRガスクーラー(3)にて、低沸点冷媒液と低温EGRガスとの熱交換が行われ、低温EGRガスは冷却目的温度まで冷却された後、排出管(5)を介してインテークマニホールド側に供給される。
【0039】
このように、従来の如く一つの熱交換部で高温で導入されるEGRガスを冷却目的温度まで冷却した場合の熱交換量に比べ、本発明の如く高温用EGRガスクーラー(1)及び低温用EGRガスクーラー(3)で段階的に熱交換を行う場合は、各熱交換部(13)(23)での熱交換量が少なくて済むから、各装置を小型化する事が可能となる。従って、各EGRガスクーラー(1)(3)での熱歪が小さくなる事から熱応力も小さくなり、EGRガス冷却装置の耐久性や車体への設置時のレイアウトの自由度が向上する。
【0040】
また、高温用EGRガスクーラー(1)では、高温EGRガスの温度センサ(11)と切替弁(10)の制御により、低温EGRガスが導入される事は無いし、熱交換部(13)に導入される高沸点冷媒液の温度も150℃を大きく下回らないように調整されている。従って、金属製の伝熱面(17)が、常に150℃以上の高温に保たれるとともに、EGRガスと高沸点冷媒液との温度差が小さくなって熱応力が小さくなり、EGRガス中の水蒸気、未燃焼ガス、硫酸水、炭化水素等の凝縮液の析出を防ぐから、金属製の伝熱面(17)の腐食の心配もなく、高温用EGRガスクーラー(1)の耐久性が向上する。また、伝熱面(17)への煤の堆積も防ぎ、高い伝熱特性を維持して効率的な熱交換が可能となる。
【0041】
同様に、低温用EGRガスクーラー(3)では、前記温度センサ(11)と切替弁(10)の制御及び、第2供給管(4)に設けた低温EGRガスの温度センサ(30)での温度監視により、150℃よりも低い低温EGRガスのみが導入されるので、EGRガスと低沸点冷媒液との温度差が小さくなり、熱応力を小さくする事ができる。従って、高熱による伝熱面(27)の樹脂の劣化を防止可能となるし、樹脂製伝熱面(27)であるから、凝縮液への耐食性も高く、煤の付着も少なく、例え付着しても剥離し易いので、低温用EGRガスクーラー(3)の耐久性が向上するとともに、効率的な熱交換が可能となる。
【0042】
また、低温用EGRガスクーラー(3)で使用する伝熱管(24)は、黒色の樹脂材で形成する事により、伝熱面(27)の熱伝導性が高まり、EGRガスの冷却効果を向上させる事ができる。また、伝熱管(24)の樹脂材に熱伝導性の高い銅、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属製又はガラス製の粒子及び/又は繊維を含有したり、樹脂材の表面に前記金属粉末等を混合した塗料を塗布したり、金属をめっき或いは蒸着等させても、伝熱面(27)に於ける熱交換効率を向上させる事ができる。更には、黒色の樹脂材に前記金属製やガラス製の粒子や繊維を含有させても良く、より効果的な熱交換性能の向上が可能となる。
【0043】
また、低温用EGRガスクーラー(3)の伝熱管(24)を形成する樹脂材に、カーボンナノファイバーを含有させる事により、樹脂材の熱伝導性を更に向上させて、低温用EGRガスクーラー(3)の冷却性能を更に向上させる事が可能となる。また、カーボンナノファイバーを樹脂材に含有させる場合は、5wt%より多く30wt%より少ない含有量で含有させる事で、伝熱管(24)の最良の熱伝導性を得る事が可能となる。
【0044】
また、上記では、伝熱管を用いたEGRガス冷却装置で本発明を実施しているが、伝熱プレートを用いた製品で実施する事も可能である。また、本実施例では、一例として150℃以上を高温EGRガスとし、150℃より低いものを低温EGRガスとしているが、この高温EGRガスと低温EGRガスとの境界温度は、低温用EGRガスクーラー(3)を構成する伝熱面(27)の樹脂材の耐熱温度に対応して任意に設定する事ができる。そして、予想温度が高温であれば、境界温度を150℃よりも高く設定しても良いし、予想温度が比較的低温であれば、境界温度を150℃よりも低く設定する事も可能である。
【0045】
【発明の効果】
本発明は上述の如く構成したものであり、エギゾーストマニホールドからEGR配管を介して高温で導入されるEGRガスを一つの熱交換部で一気に冷却目的温度まで冷却するのではなく、高温用EGRガスクーラーの熱交換部で導入温度よりも低く冷却目的温度よりも高い温度まで冷却し、この冷却された冷却低温EGRガスを低温用EGRガスクーラーの熱交換部で冷却目的温度まで冷却している。また、エギゾーストマニホールドからEGR配管を介して低温で導入されるEGRガスは、高温用EGRガスクーラーに導入する事なく、直に低温用EGRガスクーラーに導入されて冷却目的温度まで冷却される。
【0046】
従って、従来に比べて熱交換部での熱交換量が少なくなり、高温用EGRガスクーラー及び低温用EGRガスクーラーを小型化する事ができるので、熱歪が小さくなって、熱応力を小さくする事ができる。また、各熱交換部でのEGRガスと冷媒液との温度差が小さくなるので、この事からも熱応力が小さくなり、各EGRガスクーラーの耐久性を向上させる事ができる。また、車体設置時の際に一台の大型のものを設置する場合に比べ、二台の小型のEGRガスクーラーを設置する方が、レイアウトの自由度も高まるものとなる。
【0047】
更に、高温用EGRガスクーラーでは、低温EGRガスが導入される事が無いから、EGRガスの露点以上の温度に常に保つ事ができ、伝熱面にEGRガス中の蒸気や未燃焼ガス、硫酸水、炭化水素等の凝縮液が伝熱面に析出するのを防ぐ事ができる。そのため、伝熱管や伝熱プレート、ろう材等に高価な高耐食性材を使用する必要が無く、製造コストを下げる事ができる。また、煤の堆積も生じにくく、伝熱面の伝熱特性を損なう事がないので、EGRガスと冷媒液との効率的な熱交換が可能となる。また、低温用EGRガスクーラーでは、低温EGRガスのみが導入されるので、厳密な耐熱対策を必要とせず廉価に形成可能であるし、EGRガスと冷媒液との温度差を小さくし、伝熱管や伝熱プレートを耐熱樹脂製として、伝熱面に煤が付着しにくくするとともに剥離し易くして、煤の堆積を抑える事ができ、低温用EGRガスクーラーの耐久性と熱交換効率を高める事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のEGRガス冷却装置を示す概念図。
【符号の説明】
1 高温用EGRガスクーラー
3 低温用EGRガスクーラー
6 バイパス配管
7 導入口
8 排出口
10 切替弁
13 熱交換部
17 伝熱面
23 熱交換部
27 伝熱面
Claims (7)
- EGRガスが高温の場合、この高温EGRガスを高温用EGRガスクーラーに導入し、導入温度よりも低く冷却目的温度よりも高い温度に冷却した後、この冷却低温EGRガスを低温用EGRガスクーラーに導入して冷却目的温度まで冷却するとともに、EGRガスが低温の場合、この低温EGRガスを高温用EGRガスクーラーを介する事無く、低温用EGRガスクーラーに導入し、冷却目的温度まで冷却する事を特徴とするEGRガスの冷却方法。
- EGR配管への連結口を設け高温EGRガスの冷却を行う高温用EGRガスクーラーと、低温EGRガスの冷却を行う低温用EGRガスクーラーとを直列に接続するとともに、高温用EGRガスクーラーと連結口との間に低温EGRガスを流通するバイパス配管の導入口を接続し、高温用EGRガスクーラーと低温用EGRガスクーラーとの間に、前記低温EGRガス流通用のバイパス配管の排出口を接続し、このバイパス配管の導入口に、高温EGRガスを高温用EGRガスクーラーに導入し、低温EGRガスをバイパス配管を介して低温用EGRガスクーラーに導入する切替弁を設けた事を特徴とするEGRガス冷却装置。
- 高温用EGRガスクーラーは、熱交換部に設けた伝熱面を金属製とし、熱交換部内に高沸点冷媒液を循環させて該金属製の伝熱面を介してEGRガスを間接冷却する事を特徴とする請求項2のEGRガス冷却装置。
- 低温用EGRガスクーラーは、熱交換部に設けた伝熱面を樹脂製とし、熱交換部内に低沸点冷媒液を循環させて該樹脂製の伝熱面を介してEGRガスを間接冷却する事を特徴とする請求項2のEGRガス冷却装置。
- 切替弁は、EGR配管側に温度センサを配置し、この温度センサの感知信号により開閉を制御されるものである事を特徴とする請求項2のEGRガス冷却装置。
- 低温用EGRガスクーラーは、熱交換部に設けた伝熱面を樹脂製とし、この樹脂にカーボンナノファイバーを含有させた事を特徴とする請求項4のEGRガス冷却装置。
- カーボンナノファイバーは、5wt%より多く30wt%より少ない含有量で含有させた事を特徴とする請求項6のEGRガス冷却装置。
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