JP2004155382A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】トレッド部の偏摩耗を抑制するため周方向溝に配設した段差陸部の断面形状の適正化を図ることにより石噛みを有効に抑制した空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】空気入りタイヤ1は、トレッド部2に、周方向に延在する少なくとも1本の周方向溝3と、周方向溝3の溝底4より隆起し、頂面5が接地時に路面と接触する範囲でトレッド部踏面6よりもタイヤ径方向内側に位置する段差陸部7を具える。タイヤ幅方向断面で見て、段差陸部7を具える周方向溝3は、その一方の溝壁8が、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的小さい溝壁底部9と、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的大きい溝壁頂部10とを有し、かつ段差陸部7は、周方向溝3の溝壁8に対向する側壁11が、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的小さい側壁底部12と、タイヤ径方向対する傾斜角度が比較的大きい側壁頂部13とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】空気入りタイヤ1は、トレッド部2に、周方向に延在する少なくとも1本の周方向溝3と、周方向溝3の溝底4より隆起し、頂面5が接地時に路面と接触する範囲でトレッド部踏面6よりもタイヤ径方向内側に位置する段差陸部7を具える。タイヤ幅方向断面で見て、段差陸部7を具える周方向溝3は、その一方の溝壁8が、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的小さい溝壁底部9と、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的大きい溝壁頂部10とを有し、かつ段差陸部7は、周方向溝3の溝壁8に対向する側壁11が、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的小さい側壁底部12と、タイヤ径方向対する傾斜角度が比較的大きい側壁頂部13とを有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、周方向に延在する周方向溝内に、トレッド部の偏摩耗を抑制するための段差陸部を具える空気入りタイヤに関し、特に耐石噛み性の向上を図る。
【0002】
【従来の技術】
小型トラックを含むトラックやバスなどの比較的車両総重量が重い車両に使用する重荷重用空気入りタイヤは、排水性などの向上を目的として、トレッド部に周方向に延在する周方向溝をトレッド部に具えるのが一般的である。かかるタイヤは、溝深さが比較的深い当の理由により、小石等が散在する比較的荒れた不整地を走行する場合には、周方向溝内に小石が噛み込みやすく、しかも一度噛み込んだ小石は、タイヤが路面に接地するごとに溝底に向かって押し込まれて溝から外れにくく、この溝内に存在する小石が溝底クラック等の故障の核となってトレッド部が損傷するという問題がある。
【0003】
かかる石噛みを防止するため、特許文献1には、周方向溝の両溝壁に、トレッド表面に垂直な法線に対する傾斜角度の大きい開口部と、この開口部よりも傾斜角度が小さい底部とを形成することで、噛み込んだ石の排出を円滑にした空気入りタイヤが記載されている。しかし、このタイヤはトレッド部の偏摩耗を抑制する手段を具えていない。
【0004】
また、特許文献2には、周方向溝内に、一方の側壁のみに面取り部をもつ段差陸部を具える空気入りタイヤが記載されており、さらに、特許文献3には、両側壁に面取り部をもつ段差陸部を具える空気入りタイヤが記載されている。しかし、いずれのタイヤも石噛み抑制効果は不十分であった。加えて、石噛みを防止するため、周方向溝の溝幅を広げる方法も考えられるが、この場合には、トレッドゴムボリュームの過度の低下によって陸部剛性が低下する上、段差陸部による偏摩耗抑制効果も低下するので好ましくない。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−278414号公報
【特許文献2】
特開2000−177323号公報
【特許文献3】
特開2002−103918号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、この発明の目的は、トレッド部の偏摩耗を抑制するため周方向溝に配設した段差陸部の断面形状の適正化を図ることにより石噛みを有効に抑制した空気入りタイヤを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明は、トレッド部に、周方向に延在する少なくとも1本の周方向溝と、周方向溝の溝底より隆起し、頂面が接地時に路面と接触する範囲でトレッド部踏面よりもタイヤ径方向内側に位置する段差陸部を具える空気入りタイヤにおいて、タイヤ幅方向断面で見て、段差陸部を具える周方向溝は、その少なくとも一方の溝壁が、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的小さい溝壁底部と、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的大きい溝壁頂部とを有し、かつ段差陸部は、その少なくとも周方向溝の溝壁に対向する側壁が、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的小さい側壁底部と、タイヤ径方向対する傾斜角度が比較的大きい側壁頂部とを有することを特徴とする空気入りタイヤである。
【0008】
周方向溝の溝壁の溝壁頂部の、タイヤ径方向に対する傾斜角度は、14〜18°であることが好ましい。
【0009】
また、段差陸部の側壁の側壁頂部の、タイヤ径方向に対する傾斜角度は、14〜18°であることが好ましい。
【0010】
さらに、溝底からタイヤ径方向に沿って測定した周方向溝の溝壁の溝壁底部と溝壁頂部の境界点の高さが、周方向溝の溝深さの0.23〜0.5倍であることが好ましい。
【0011】
さらにまた、溝底からタイヤ径方向に沿って測定した段差陸部の側壁の側壁底部と側壁頂部の境界点の高さが、周方向溝の溝深さの0.23〜0.5倍であることが好ましい。
【0012】
加えて、周方向溝の溝壁の溝壁底部と溝壁頂部の境界点の高さと、段差陸部の側壁の側壁底部と側壁頂部の境界点の高さとが一致することが好ましい。
【0013】
加えてまた、周方向溝の溝壁の溝壁頂部と、段差陸部の側壁の側壁頂部は、ともに平らな面を形成することが好ましい。
【0014】
また、段差陸部を具える周方向溝は、その両溝壁が、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的小さい溝壁底部と、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的大きい溝壁頂部とを有し、かつ段差陸部は、その両側壁が、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的小さい側壁底部と、タイヤ径方向対する傾斜角度が比較的大きい側壁頂部とを有することが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明に従う代表的な空気入りタイヤ(以下「タイヤ」という。)の周方向溝を中心として示した部分断面の一例を示したものである。
【0016】
図1に示すタイヤ1は、トレッド部2に、周方向に延在する少なくとも1本の周方向溝3と、周方向溝3の溝底4より隆起し、頂面5が接地時に路面と接触する範囲でトレッド部踏面6よりもタイヤ径方向内側に位置する段差陸部7を具える。
【0017】
そして、この発明に従うタイヤの構成上の主な特徴は、タイヤ幅方向断面で見て、段差陸部7を具える周方向溝3は、その少なくとも一方の溝壁、図1では左側の溝壁8が、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的小さい溝壁底部9と、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的大きい溝壁頂部10とを有し、かつ段差陸部7は、前記溝壁8に対向する側壁11が、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的小さい側壁底部12と、タイヤ径方向対する傾斜角度が比較的大きい側壁頂部13とを有することにある。
【0018】
以下、この発明が上記構成を採用するに至った経緯を作用とともに説明する。前述したように、周方向溝内に石が噛み込むと、これが故障の核となってトレッド部が損傷するおそれがある。さらに、石周辺の段差陸部の剛性が変化したり、段差陸部が変形したままの状態となり、適正な偏摩耗抑制効果が得られなくなるおそれもある。噛み込んだ石を円滑に排出するには、段差陸部の幅を薄くして、周方向溝の溝壁と段差陸部の側壁との間隔を広げることが考えられるが、この場合には、耐石噛み性を向上させることはできるが、段差陸部の本来の機能である偏摩耗抑制効果を確保することができなくなる。特に、小型トラックを含むトラックやバスなどの重荷重用タイヤは、周方向溝の溝深さが深い、すなわち段差陸部の高さが高いため、トレッド摩耗初期においては、段差陸部の剛性が低いため石噛みが生じやすいが、トレッド摩耗中期以降においては、周方向溝の溝深さが浅くなり、かつ段差陸部の剛性が高くなるため石噛みを生じにくくなる。
【0019】
そこで、発明者は、周方向溝3の溝壁8を、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的小さい溝壁底部9と、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的大きい溝壁頂部10とで構成し、前記溝壁8と対向する段差陸部7の側壁11を、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的小さい側壁底部12と、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的大きい側壁頂部13とで構成すれば、周方向溝3の溝壁8と段差陸部7の側壁11との間隔はタイヤ径方向外側に向かって漸増することから、噛み込んだ石の排出が容易になり、かつ石噛みを防止するため、段差陸部を一定の狭幅で設けた場合に比べて、段差陸部7の底部の剛性は確保されていることから、段差陸部7の偏摩耗抑制効果が維持されることを見出し、この発明を完成させるに至ったのである。
【0020】
なお、段差陸部7の高さHは、頂面5が接地時に路面と接触する範囲であれば特に限定されないが、有効にトレッド部の偏摩耗を抑制する観点からは、周方向溝3の溝深さdの80〜90%の範囲であることが好ましい。
【0021】
また、周方向溝3の溝壁8の溝壁頂部10の、タイヤ径方向Rに対する傾斜角度αは、14〜18°であることが好ましい。傾斜角度αが14°未満の場合には、段差陸部7の側壁頂部13との間隔が狭くなり、石噛みを生じやすいからであり、18°を超える場合には、摩耗につれて溝幅が大きく変化し、摩耗後には溝幅が狭くなってウェット路面での操縦安定性の低下が懸念されるからである。
【0022】
さらに、段差陸部7の側壁11の側壁頂部13の、タイヤ径方向Rに対する傾斜角度βは、14〜18°であることが好ましい。傾斜角度βが14°未満の場合には、周方向溝3の溝壁頂部10との間隔が狭くなり、石噛みを生じやすいからであり、18°を超える場合には、段差陸部7の上部ボリュームが不足し、その剛性が低下して、十分な偏摩耗抑制効果が得られなくなるおそれがあるからである。
【0023】
なお、溝壁底部9及び側壁底部12のタイヤ径方向Rに対する傾斜角度は、それぞれ0〜5°の範囲であることが好ましい。
【0024】
さらにまた、溝底4からタイヤ径方向に沿って測定した周方向溝3の溝壁8の溝壁底部9と溝壁頂部10の境界点14の高さh1が、周方向溝の溝深さdの0.23〜0.5倍であることが好ましい。境界点14の高さh1が溝深さdの0.23倍未満の場合には、周方向溝3の溝幅が大きくなりすぎ、トレッド部2の耐摩耗性及び摩耗後のウェット路面における操縦安定性が低下するからであり、0.5倍を超える場合には、段差陸部7の側壁頂部13との間隔が狭くなり、石噛みを生じやすいからである。
【0025】
加えて、溝底4からタイヤ径方向に沿って測定した段差陸部7の側壁11の側壁底部12と側壁頂部13の境界点15の高さh2が、周方向溝3の溝深さdの0.23〜0.5倍であることが好ましい。境界点15の高さh2が溝深さdの0.23倍未満の場合には、段差陸部7の幅が小さくなりすぎ、その剛性が低下して、耐偏摩耗性を維持できないからであり、0.5倍を超える場合には、周方向溝3の溝壁頂部13との間隔が狭くなり、石噛みを生じやすいからである。
【0026】
加えてまた、周方向溝3の溝壁8の溝壁底部9と溝壁頂部10の境界点14の高さh1と、段差陸部7の側壁11の側壁底部12と側壁頂部13の境界点15の高さh2とは、図2(a)に示すように異なってもよいが、石噛みを有効に抑制する観点からは、図1に示すようにh1とh2が一致することが好ましい。
【0027】
さらに、周方向溝3の溝壁8の溝壁頂部10と、段差陸部7の側壁11の側壁頂部13は、図2(b)に示すように、曲線状の面で形成することもできるが、噛み込んだ石を円滑に排出する観点からは、図1に示すようにともに平らな面を形成することが好ましい。
【0028】
なお、図2(b)に示すように、周方向溝3の溝壁8の溝壁頂部10を曲線状の面で形成する場合には、溝壁底部9と溝壁頂部10の境界点14と、溝壁頂部10とトレッド部踏面6との境界点16を結ぶ直線が、タイヤ径方向Rとなす角をもって、周方向溝3の溝壁8の溝壁頂部10の、タイヤ径方向Rに対する傾斜角度αとする。同様に、段差陸部7の側壁11の側壁頂部13を曲線状の面で形成する場合には、側壁底部12と側壁頂部13の境界点17と、側壁頂部13と段差陸部頂面5との境界点15を結ぶ直線が、タイヤ径方向Rとなす角をもって、段差陸部7の側壁11の側壁頂部13の、タイヤ径方向Rに対する傾斜角度βとする。
【0029】
また、図2(c)に示すように、周方向溝3は、その両方の溝壁8a、8bがそれぞれ溝壁底部9a、9bと溝壁頂部10a、10bとを有し、段差陸部7は、その両方の側壁11a、11bがそれぞれ側壁底部12a、12bと側壁頂部13a、13bとを有することが好ましい。かかる構成をとることにより、噛み込んだ石の排出が一層容易になるからである。
【0030】
なお、上述したところは、この発明の実施形態の一例を示したにすぎず、請求の範囲において種々の変更を加えることができる。
【0031】
【実施例】
次に、この発明に従う空気入りタイヤを試作し、性能評価を行ったので、以下に説明する。
【0032】
実施例1及び2のタイヤは、タイヤサイズが195/85R16LTであり、図3に示すトレッドパターンに、図1に示す周方向溝3及び段差陸部7を配設したものであり、表1に示す諸元を有する。なお、段差陸部7は、図3に示すように、その両側に位置する周方向溝のうち、一方が広溝3a、他方が狭溝3bとなるように配設した。
【0033】
比較のため、図4(a)に示す周方向溝3及び段差陸部7を配設したタイヤ(従来例)、図4(b)に示す周方向溝3及び段差陸部7を配設したタイヤ(比較例1〜3)、についても併せて試作した。従来例及び比較例1〜4のタイヤは、タイヤサイズ、トレッドパターンが実施例と同じであり、表1に示す諸元を有する。この場合にも、段差陸部7は、図3に示すように、その両側に位置する周方向溝のうち、一方が広溝3a、他方が狭溝3bとなるように配設した。
【0034】
前記各供試タイヤをJATMAで定める標準リム(5 1/2J)に組み付けてタイヤ車輪とし、空気圧:600kPa(相対圧)、タイヤ荷重:定積(750kg)の条件下で2トントラックに装着して砂利道を5km走行し、さらにアスファルト路を3km走行した後、周方向溝広溝3a及び狭溝3bのそれぞれに噛み込んでいる石の個数を数えた。その結果を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】
表1に示す結果から、実施例のタイヤはいずれも、従来例及び比較例のタイヤに比べて石噛みが少ない。
【0037】
【発明の効果】
この発明により、トレッド部における偏摩耗と石噛みの双方が生じにくい空気入りタイヤを提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従う代表的な空気入りタイヤの周方向溝を中心とする主要部のタイヤ幅方向断面図である。
【図2】(a)〜(c)は、この発明に従う他の空気入りタイヤの周方向溝と段差陸部の断面形状を示す。
【図3】実施例1及び2、従来例並びに比較例1〜3のタイヤのトレッド展開図である。
【図4】(a)は従来例のタイヤの周方向溝を中心とする主要部のタイヤ幅方向断面図であり、(b)は比較例1〜3のタイヤの周方向溝を中心とする主要部のタイヤ幅方向断面図である。
【符号の説明】
1 タイヤ
2 トレッド部
3 周方向溝
3a 周方向溝広溝
3b 周方向溝狭溝
4 溝底
5 段差陸部頂面
6 トレッド部踏面
7 段差陸部
8 周方向溝の溝壁
9 周方向溝の溝壁の溝壁底部
10 周方向溝の溝壁の溝壁頂部
11 段差陸部の側壁
12 段差陸部の側壁の側壁底部
13 段差陸部の側壁の側壁頂部
14 溝壁底部と溝壁頂部の境界点
15 側壁底部と側壁頂部の境界点
16 溝壁頂部とトレッド部踏面の境界点
17 側壁頂部と段差陸部頂面の境界点
【発明の属する技術分野】
この発明は、周方向に延在する周方向溝内に、トレッド部の偏摩耗を抑制するための段差陸部を具える空気入りタイヤに関し、特に耐石噛み性の向上を図る。
【0002】
【従来の技術】
小型トラックを含むトラックやバスなどの比較的車両総重量が重い車両に使用する重荷重用空気入りタイヤは、排水性などの向上を目的として、トレッド部に周方向に延在する周方向溝をトレッド部に具えるのが一般的である。かかるタイヤは、溝深さが比較的深い当の理由により、小石等が散在する比較的荒れた不整地を走行する場合には、周方向溝内に小石が噛み込みやすく、しかも一度噛み込んだ小石は、タイヤが路面に接地するごとに溝底に向かって押し込まれて溝から外れにくく、この溝内に存在する小石が溝底クラック等の故障の核となってトレッド部が損傷するという問題がある。
【0003】
かかる石噛みを防止するため、特許文献1には、周方向溝の両溝壁に、トレッド表面に垂直な法線に対する傾斜角度の大きい開口部と、この開口部よりも傾斜角度が小さい底部とを形成することで、噛み込んだ石の排出を円滑にした空気入りタイヤが記載されている。しかし、このタイヤはトレッド部の偏摩耗を抑制する手段を具えていない。
【0004】
また、特許文献2には、周方向溝内に、一方の側壁のみに面取り部をもつ段差陸部を具える空気入りタイヤが記載されており、さらに、特許文献3には、両側壁に面取り部をもつ段差陸部を具える空気入りタイヤが記載されている。しかし、いずれのタイヤも石噛み抑制効果は不十分であった。加えて、石噛みを防止するため、周方向溝の溝幅を広げる方法も考えられるが、この場合には、トレッドゴムボリュームの過度の低下によって陸部剛性が低下する上、段差陸部による偏摩耗抑制効果も低下するので好ましくない。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−278414号公報
【特許文献2】
特開2000−177323号公報
【特許文献3】
特開2002−103918号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、この発明の目的は、トレッド部の偏摩耗を抑制するため周方向溝に配設した段差陸部の断面形状の適正化を図ることにより石噛みを有効に抑制した空気入りタイヤを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明は、トレッド部に、周方向に延在する少なくとも1本の周方向溝と、周方向溝の溝底より隆起し、頂面が接地時に路面と接触する範囲でトレッド部踏面よりもタイヤ径方向内側に位置する段差陸部を具える空気入りタイヤにおいて、タイヤ幅方向断面で見て、段差陸部を具える周方向溝は、その少なくとも一方の溝壁が、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的小さい溝壁底部と、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的大きい溝壁頂部とを有し、かつ段差陸部は、その少なくとも周方向溝の溝壁に対向する側壁が、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的小さい側壁底部と、タイヤ径方向対する傾斜角度が比較的大きい側壁頂部とを有することを特徴とする空気入りタイヤである。
【0008】
周方向溝の溝壁の溝壁頂部の、タイヤ径方向に対する傾斜角度は、14〜18°であることが好ましい。
【0009】
また、段差陸部の側壁の側壁頂部の、タイヤ径方向に対する傾斜角度は、14〜18°であることが好ましい。
【0010】
さらに、溝底からタイヤ径方向に沿って測定した周方向溝の溝壁の溝壁底部と溝壁頂部の境界点の高さが、周方向溝の溝深さの0.23〜0.5倍であることが好ましい。
【0011】
さらにまた、溝底からタイヤ径方向に沿って測定した段差陸部の側壁の側壁底部と側壁頂部の境界点の高さが、周方向溝の溝深さの0.23〜0.5倍であることが好ましい。
【0012】
加えて、周方向溝の溝壁の溝壁底部と溝壁頂部の境界点の高さと、段差陸部の側壁の側壁底部と側壁頂部の境界点の高さとが一致することが好ましい。
【0013】
加えてまた、周方向溝の溝壁の溝壁頂部と、段差陸部の側壁の側壁頂部は、ともに平らな面を形成することが好ましい。
【0014】
また、段差陸部を具える周方向溝は、その両溝壁が、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的小さい溝壁底部と、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的大きい溝壁頂部とを有し、かつ段差陸部は、その両側壁が、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的小さい側壁底部と、タイヤ径方向対する傾斜角度が比較的大きい側壁頂部とを有することが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明に従う代表的な空気入りタイヤ(以下「タイヤ」という。)の周方向溝を中心として示した部分断面の一例を示したものである。
【0016】
図1に示すタイヤ1は、トレッド部2に、周方向に延在する少なくとも1本の周方向溝3と、周方向溝3の溝底4より隆起し、頂面5が接地時に路面と接触する範囲でトレッド部踏面6よりもタイヤ径方向内側に位置する段差陸部7を具える。
【0017】
そして、この発明に従うタイヤの構成上の主な特徴は、タイヤ幅方向断面で見て、段差陸部7を具える周方向溝3は、その少なくとも一方の溝壁、図1では左側の溝壁8が、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的小さい溝壁底部9と、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的大きい溝壁頂部10とを有し、かつ段差陸部7は、前記溝壁8に対向する側壁11が、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的小さい側壁底部12と、タイヤ径方向対する傾斜角度が比較的大きい側壁頂部13とを有することにある。
【0018】
以下、この発明が上記構成を採用するに至った経緯を作用とともに説明する。前述したように、周方向溝内に石が噛み込むと、これが故障の核となってトレッド部が損傷するおそれがある。さらに、石周辺の段差陸部の剛性が変化したり、段差陸部が変形したままの状態となり、適正な偏摩耗抑制効果が得られなくなるおそれもある。噛み込んだ石を円滑に排出するには、段差陸部の幅を薄くして、周方向溝の溝壁と段差陸部の側壁との間隔を広げることが考えられるが、この場合には、耐石噛み性を向上させることはできるが、段差陸部の本来の機能である偏摩耗抑制効果を確保することができなくなる。特に、小型トラックを含むトラックやバスなどの重荷重用タイヤは、周方向溝の溝深さが深い、すなわち段差陸部の高さが高いため、トレッド摩耗初期においては、段差陸部の剛性が低いため石噛みが生じやすいが、トレッド摩耗中期以降においては、周方向溝の溝深さが浅くなり、かつ段差陸部の剛性が高くなるため石噛みを生じにくくなる。
【0019】
そこで、発明者は、周方向溝3の溝壁8を、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的小さい溝壁底部9と、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的大きい溝壁頂部10とで構成し、前記溝壁8と対向する段差陸部7の側壁11を、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的小さい側壁底部12と、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的大きい側壁頂部13とで構成すれば、周方向溝3の溝壁8と段差陸部7の側壁11との間隔はタイヤ径方向外側に向かって漸増することから、噛み込んだ石の排出が容易になり、かつ石噛みを防止するため、段差陸部を一定の狭幅で設けた場合に比べて、段差陸部7の底部の剛性は確保されていることから、段差陸部7の偏摩耗抑制効果が維持されることを見出し、この発明を完成させるに至ったのである。
【0020】
なお、段差陸部7の高さHは、頂面5が接地時に路面と接触する範囲であれば特に限定されないが、有効にトレッド部の偏摩耗を抑制する観点からは、周方向溝3の溝深さdの80〜90%の範囲であることが好ましい。
【0021】
また、周方向溝3の溝壁8の溝壁頂部10の、タイヤ径方向Rに対する傾斜角度αは、14〜18°であることが好ましい。傾斜角度αが14°未満の場合には、段差陸部7の側壁頂部13との間隔が狭くなり、石噛みを生じやすいからであり、18°を超える場合には、摩耗につれて溝幅が大きく変化し、摩耗後には溝幅が狭くなってウェット路面での操縦安定性の低下が懸念されるからである。
【0022】
さらに、段差陸部7の側壁11の側壁頂部13の、タイヤ径方向Rに対する傾斜角度βは、14〜18°であることが好ましい。傾斜角度βが14°未満の場合には、周方向溝3の溝壁頂部10との間隔が狭くなり、石噛みを生じやすいからであり、18°を超える場合には、段差陸部7の上部ボリュームが不足し、その剛性が低下して、十分な偏摩耗抑制効果が得られなくなるおそれがあるからである。
【0023】
なお、溝壁底部9及び側壁底部12のタイヤ径方向Rに対する傾斜角度は、それぞれ0〜5°の範囲であることが好ましい。
【0024】
さらにまた、溝底4からタイヤ径方向に沿って測定した周方向溝3の溝壁8の溝壁底部9と溝壁頂部10の境界点14の高さh1が、周方向溝の溝深さdの0.23〜0.5倍であることが好ましい。境界点14の高さh1が溝深さdの0.23倍未満の場合には、周方向溝3の溝幅が大きくなりすぎ、トレッド部2の耐摩耗性及び摩耗後のウェット路面における操縦安定性が低下するからであり、0.5倍を超える場合には、段差陸部7の側壁頂部13との間隔が狭くなり、石噛みを生じやすいからである。
【0025】
加えて、溝底4からタイヤ径方向に沿って測定した段差陸部7の側壁11の側壁底部12と側壁頂部13の境界点15の高さh2が、周方向溝3の溝深さdの0.23〜0.5倍であることが好ましい。境界点15の高さh2が溝深さdの0.23倍未満の場合には、段差陸部7の幅が小さくなりすぎ、その剛性が低下して、耐偏摩耗性を維持できないからであり、0.5倍を超える場合には、周方向溝3の溝壁頂部13との間隔が狭くなり、石噛みを生じやすいからである。
【0026】
加えてまた、周方向溝3の溝壁8の溝壁底部9と溝壁頂部10の境界点14の高さh1と、段差陸部7の側壁11の側壁底部12と側壁頂部13の境界点15の高さh2とは、図2(a)に示すように異なってもよいが、石噛みを有効に抑制する観点からは、図1に示すようにh1とh2が一致することが好ましい。
【0027】
さらに、周方向溝3の溝壁8の溝壁頂部10と、段差陸部7の側壁11の側壁頂部13は、図2(b)に示すように、曲線状の面で形成することもできるが、噛み込んだ石を円滑に排出する観点からは、図1に示すようにともに平らな面を形成することが好ましい。
【0028】
なお、図2(b)に示すように、周方向溝3の溝壁8の溝壁頂部10を曲線状の面で形成する場合には、溝壁底部9と溝壁頂部10の境界点14と、溝壁頂部10とトレッド部踏面6との境界点16を結ぶ直線が、タイヤ径方向Rとなす角をもって、周方向溝3の溝壁8の溝壁頂部10の、タイヤ径方向Rに対する傾斜角度αとする。同様に、段差陸部7の側壁11の側壁頂部13を曲線状の面で形成する場合には、側壁底部12と側壁頂部13の境界点17と、側壁頂部13と段差陸部頂面5との境界点15を結ぶ直線が、タイヤ径方向Rとなす角をもって、段差陸部7の側壁11の側壁頂部13の、タイヤ径方向Rに対する傾斜角度βとする。
【0029】
また、図2(c)に示すように、周方向溝3は、その両方の溝壁8a、8bがそれぞれ溝壁底部9a、9bと溝壁頂部10a、10bとを有し、段差陸部7は、その両方の側壁11a、11bがそれぞれ側壁底部12a、12bと側壁頂部13a、13bとを有することが好ましい。かかる構成をとることにより、噛み込んだ石の排出が一層容易になるからである。
【0030】
なお、上述したところは、この発明の実施形態の一例を示したにすぎず、請求の範囲において種々の変更を加えることができる。
【0031】
【実施例】
次に、この発明に従う空気入りタイヤを試作し、性能評価を行ったので、以下に説明する。
【0032】
実施例1及び2のタイヤは、タイヤサイズが195/85R16LTであり、図3に示すトレッドパターンに、図1に示す周方向溝3及び段差陸部7を配設したものであり、表1に示す諸元を有する。なお、段差陸部7は、図3に示すように、その両側に位置する周方向溝のうち、一方が広溝3a、他方が狭溝3bとなるように配設した。
【0033】
比較のため、図4(a)に示す周方向溝3及び段差陸部7を配設したタイヤ(従来例)、図4(b)に示す周方向溝3及び段差陸部7を配設したタイヤ(比較例1〜3)、についても併せて試作した。従来例及び比較例1〜4のタイヤは、タイヤサイズ、トレッドパターンが実施例と同じであり、表1に示す諸元を有する。この場合にも、段差陸部7は、図3に示すように、その両側に位置する周方向溝のうち、一方が広溝3a、他方が狭溝3bとなるように配設した。
【0034】
前記各供試タイヤをJATMAで定める標準リム(5 1/2J)に組み付けてタイヤ車輪とし、空気圧:600kPa(相対圧)、タイヤ荷重:定積(750kg)の条件下で2トントラックに装着して砂利道を5km走行し、さらにアスファルト路を3km走行した後、周方向溝広溝3a及び狭溝3bのそれぞれに噛み込んでいる石の個数を数えた。その結果を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】
表1に示す結果から、実施例のタイヤはいずれも、従来例及び比較例のタイヤに比べて石噛みが少ない。
【0037】
【発明の効果】
この発明により、トレッド部における偏摩耗と石噛みの双方が生じにくい空気入りタイヤを提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従う代表的な空気入りタイヤの周方向溝を中心とする主要部のタイヤ幅方向断面図である。
【図2】(a)〜(c)は、この発明に従う他の空気入りタイヤの周方向溝と段差陸部の断面形状を示す。
【図3】実施例1及び2、従来例並びに比較例1〜3のタイヤのトレッド展開図である。
【図4】(a)は従来例のタイヤの周方向溝を中心とする主要部のタイヤ幅方向断面図であり、(b)は比較例1〜3のタイヤの周方向溝を中心とする主要部のタイヤ幅方向断面図である。
【符号の説明】
1 タイヤ
2 トレッド部
3 周方向溝
3a 周方向溝広溝
3b 周方向溝狭溝
4 溝底
5 段差陸部頂面
6 トレッド部踏面
7 段差陸部
8 周方向溝の溝壁
9 周方向溝の溝壁の溝壁底部
10 周方向溝の溝壁の溝壁頂部
11 段差陸部の側壁
12 段差陸部の側壁の側壁底部
13 段差陸部の側壁の側壁頂部
14 溝壁底部と溝壁頂部の境界点
15 側壁底部と側壁頂部の境界点
16 溝壁頂部とトレッド部踏面の境界点
17 側壁頂部と段差陸部頂面の境界点
Claims (8)
- トレッド部に、周方向に延在する少なくとも1本の周方向溝と、該周方向溝の溝底より隆起し、頂面が接地時に路面と接触する範囲でトレッド部踏面よりもタイヤ径方向内側に位置する段差陸部を具える空気入りタイヤにおいて、
タイヤ幅方向断面で見て、
段差陸部を具える周方向溝は、その少なくとも一方の溝壁が、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的小さい溝壁底部と、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的大きい溝壁頂部とを有し、かつ
段差陸部は、その少なくとも周方向溝の前記溝壁に対向する側壁が、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的小さい側壁底部と、タイヤ径方向対する傾斜角度が比較的大きい側壁頂部とを有することを特徴とする空気入りタイヤ。 - 周方向溝の前記溝壁の溝壁頂部の、タイヤ径方向に対する傾斜角度は、14〜18°である請求項1記載の空気入りタイヤ。
- 段差陸部の前記側壁の側壁頂部の、タイヤ径方向に対する傾斜角度は、14〜18°である請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
- 溝底からタイヤ径方向に沿って測定した周方向溝の前記溝壁の溝壁底部と溝壁頂部の境界点の高さが、前記周方向溝の溝深さの0.23〜0.5倍である請求項1〜3のいずれか1項記載の空気入りタイヤ。
- 溝底からタイヤ径方向に沿って測定した段差陸部の前記側壁の側壁底部と側壁頂部の境界点の高さが、前記周方向溝の溝深さの0.23〜0.5倍である請求項1〜4のいずれか1項記載の空気入りタイヤ。
- 前記周方向溝の溝壁の溝壁底部と溝壁頂部の境界点の高さと、前記段差陸部の側壁の側壁底部と側壁頂部の境界点の高さとが一致する請求項1〜5のいずれか1項記載の空気入りタイヤ。
- 前記周方向溝の溝壁の溝壁頂部と、前記段差陸部の側壁の側壁頂部は、ともに平らな面を形成する請求項1〜6のいずれか1項記載の空気入りタイヤ。
- 段差陸部を具える周方向溝は、その両溝壁が、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的小さい溝壁底部と、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的大きい溝壁頂部とを有し、かつ
段差陸部は、その両側壁が、タイヤ径方向に対する傾斜角度が比較的小さい側壁底部と、タイヤ径方向対する傾斜角度が比較的大きい側壁頂部とを有する請求項1〜7のいずれか1項記載の空気入りタイヤ。
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