JP2004154720A - 横置円筒形サンドミル - Google Patents

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Shiyunei Kamase
俊英 釜瀬
Kenichi Hirozawa
賢一 廣澤
Hidehisa Mishiro
秀久 三代
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Abstract

【課題】ミル能力を向上し得る横置円筒形サンドミルの提供。
【解決手段】軸線回りに回転される水平な円筒状又はほぼ円筒状のドラム本体1aの一端が供給口2を有する端壁1bにより、かつ他端が排出口3を有する端壁1cによりそれぞれ閉鎖され、又、内部が透孔を有する隔壁1dにより長手方向へ連なる2室に画成されたドラム1を備える横置円筒形サンドミルにおいて、前記供給口側の室をロッド6又は大径のボールを装入した破砕室7とし、かつ排出口側の室を小径のボール10を装入した破砕・粒形調整室11とし、又、破砕室の内径に対する破砕・粒径調整室の内径の割合を1.0超〜1.5とした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、砕砂の製造に用いられる横置円筒形サンドミルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の横置円筒形サンドミルとしては、特開平8−309216号公報記載の円筒型破砕機が知られている。
この円筒型破砕機は、回転筒内部のうちの任意の箇所に、仕切板を配設し、又はライナ板を筒体軸垂直方向に配設して分室し、一の分室には粉砕媒体としてロッドを、他の分室には粉砕媒体としてボールをそれぞれ内装して構成され、大粒径の原料がロッドの分室で破砕され、次にそこで破砕されたものがボールの分室で破砕されるので、1機の機械で大粒径の原料から細粒径の良質の製品を一気に得ることができる、というものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の横置円筒形サンドミルでは、ミル能力が一定となる不具合がある。
これは、両分室の内径が同じで、ロッドとボールが同等の高さまで持ち上げられることによると考えられる。
【0004】
そこで、本発明は、ミル能力を向上し得る横置円筒形サンドミルを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の横置円筒形サンドミルは、軸線回りに回転される水平な円筒状又はほぼ円筒状のドラム本体の一端が供給口を有する端壁により、かつ他端が排出口を有する端壁によりそれぞれ閉鎖され、又、内部が透孔を有する隔壁により長手方向へ連なる2室に画成されたドラムを備える横置円筒形サンドミルにおいて、前記供給口側の室をロッド又は大径のボールを装入した破砕室とし、かつ排出口側の室を小径のボールを装入した破砕・粒形調整室とし、又、破砕室の内径に対する破砕・粒形調整室の内径の割合を1.0超〜1.5としたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
本発明の横置円筒形サンドミルにおいては、ミル能力比が破砕室の内径より大きな破砕・粒形調整室の内径の増加につれて所要範囲で大きくなる。
【0007】
破砕室の内径に対する破砕・粒形調整室の内径の割合は、1.5まではミル能力が大きくなり、1.0以下では従来のものに比べミル能力が小さくなる。一方、1.5を超えると、ミル能力が急激に低下する。
破砕室の内径に対する破砕・粒形調整室の内径の割合は、1.2〜1.45がより好ましく、1.3〜1.45が更に好ましい。
【0008】
ここで、破砕室、破砕・粒形調整室の内径とは、リフター(持ち上げ突起)付きのライナーが取り付けられている場合、リフター以外の内周面のなす有効直径をいう。
又、原料の粒径が40mm以下の場合、ロッドは、例えば、直径75mmと55mm、あるいは90mmと75mmのもの等の組み合わせが用いられ、その長さは、破砕室の内径の1.3〜2.5倍とされ、かつ、大径のボールは、直径50mm以上のものが用いられる一方、小径のボールは、直径50mm未満のものが用いられる。更に、破砕室の長さは、ロッドの長さに対応させ、破砕室の内径の1.3〜2.5倍とされる一方、破砕・粒形調整室の長さは、その内径の0.3〜1.0倍とされる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る横置円筒形サンドミルの実施の形態の一例を示す断面図である。
【0010】
図中1は水平に配置(横置)されるドラムで、このドラム1は、緩やかなテーパーの截頭円錐筒体及びその小径端に連設した短円筒体からなる円筒状のドラム本体1aの一端(図1においては左端)が供給口2を中心部に設けた端壁1bにより閉鎖され、かつ、他端(図1においては右端)が排出口3を中心部に設けた端壁1cにより閉鎖され、又、ドラム本体1aの内部が截頭円錐筒体と短円筒体の連設部に位置し、かつ、中央部に大きな透孔を有する円輪板状の隔壁1dにより長手方向へ連なる2室に画成して構成されており、ドラム本体1aの外周には、ドラム1を軸線回りに回転すべく複数の駆動タイヤ(図示せず)が転接する輪金4,5が長手方向へ適宜に隔離して取り付けられている。
【0011】
ドラム1における供給口2側の室は、原料となる所要粒径(例えば、40mm以下)の砕石(図示せず)を破砕すべく、破砕媒体としてロッド6を装入した破砕室7とされるものであり、この破砕室7の一部を構成するドラム本体1aの内周には、ロッド6及び原料を持ち上げるリフター付きのライナー8が、ドラム本体1aの内周面との間に複数のスペーサー9を介在させて取り付けられている。
なお、破砕室7の長さは、その内径(リフター以外のライナーのなす内周面の平均直径)の1.3〜2.5倍とされる。
又、ロッド6は、原料の粒径が40mm以下の場合、直径75mmと55mm、あるいは90mmと75mmのもの等の組み合わせが用いられ、その長さは、破砕室7の長さに対応したものが用いられる。
【0012】
一方、ドラム1における排出口3側の室は、破砕室7で破砕された破砕物を更に破砕して粒形調整すべく、破砕・粒形調整媒体として小径のボール10を装入した破砕・粒形調整室11とされるものであり、この破砕・粒形調整室11の一部を構成するドラム本体1aの内周には、小径のボール10及び破砕物を持ち上げるリフター付きのライナー12が取り付けられており、破砕・粒形調整室11の内径(リフター以外のライナーのなす内周面の直径)は、破砕室7の内径の1.0超〜1.5の範囲とされている。
なお、破砕・粒形調整室11の長さは、その内径の0.2〜1.0倍とされる。
又、小径のボール10は、直径50mm未満のものが用いられる。
図1において13は排出口3に連設した截頭円錐筒状のトロンメルで、このトロンメル13は、排出口3から排出される製品と異物(摩耗したボール等)を篩い分けるものであり、14は破砕物及び摩耗により小径となったボールの排出を許容するロストルで、このロストル14は、排出口3との間隔を調整可能に設けられているものである。
【0013】
上記構成の横置円筒形サンドミルを用いて砕砂を製造するには、ドラム1の破砕室7及び破砕・粒形調整室11に所要径のロッド6と小径のボール10をそれぞれ装入した後、複数の駆動タイヤを作動してドラム1を臨界速度の60〜90%の回転速度で軸線回りに回転しながら、供給口2から原料を破砕室7に供給する。
破砕室7に供給された原料は、ドラム1の回転に伴って持ち上げられて落下するロッド6の衝撃力によって破砕されつつ隔壁1d側へ移動して隔壁1dの中央部の透孔から破砕・粒形調整室11へ流入し、ドラム1の回転に伴ってロッド6より高い位置に持ち上げられて落下する小径のボール10によって更に破砕されると共に破砕物の尖突部分が除去されて粒形調整された後、排出口3からロストル14を経てトロンメル13へ排出された後、トロンメル13により製品と異物が篩い分けられるものである。
【0014】
ここで、破砕室7の内径に対する破砕・粒形調整室11の内径の割合を変え、下記の条件で原料を破砕したところ、ミル能力比は、破砕室7の内径と破砕・粒形調整室11の内径の割合を1.0とした場合を100%とすると、図2に示すようになった。
破砕室の内径:694mm
破砕室の長さ:1180mm
破砕・粒形調整室の長さ:450mm
ロッドの直径:75、55mm
ロッドの長さ:1100mm
小径のボールの直径:40、30、25mm
原料の粒径:20mm以下
ドラムの回転速度:臨界速度の71%
図2から分るように、破砕室7の内径に対する破砕・粒形調整室10の内径の割合を1.0超〜1.5、より好ましくは、1.2〜1.45、更に好ましくは1.3〜1.45とすることにより、ミル能力比が最大70%向上する。
【0015】
なお、上述した実施の形態においては、ドラム1の回転を複数の駆動タイヤを用いて行う場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ドラム1の外周に設けた従動ギヤを駆動ギヤと噛合させたり、あるいはドラム1の外周に設けた従動スプロケットに駆動スプロケットの駆動力をループ状のチェーンを介して伝動してドラム1を回転するようにしてもよい。
又、ドラム1のドラム本体1aは、緩やかなテーパーの截頭円錐筒体とその小径端に連設した短円筒体からなるほぼ円筒状のものに限らず、直円筒体からなる円筒状のものであってもよい。
更に、隔壁1dは、中央部に大きな透孔を有する円輪板状のものに限らず、中央部に大きな透孔を有し、かつ、周辺部に小さな多数の透孔(スリット)を有する円輪板状のものであってもよい。
更に又、破砕室7に装入する破砕媒体は、ロッドに限らず、大径のボール、例えば、原料の粒径が40mm以下の場合、直径50mm以上のものを用いるようにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の横置円筒形サンドミルによれば、ミル能力比が破砕室の内径より大きな破砕・粒形調整室の内径の増加につれて所要範囲で大きくなるので、従来のものに比べてミル能力を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る横置円筒形サンドミルの実施の形態の一例を示す断面図である。
【図2】図1の横置円筒形サンドミルにおいて破砕室の内径に対する破砕・粒形調整室の内径の割合を変えた場合のミル能力比を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ドラム
1a ドラム本体
1b 端壁
1c 端壁
1d 隔壁
2 供給口
3 排出口
6 ロッド
7 破砕室
10 小径のボール
11 破砕・粒形調整室

Claims (1)

  1. 軸線回りに回転される水平な円筒状又はほぼ円筒状のドラム本体の一端が供給口を有する端壁により、かつ他端が排出口を有する端壁によりそれぞれ閉鎖され、又、内部が透孔を有する隔壁により長手方向へ連なる2室に画成されたドラムを備える横置円筒形サンドミルにおいて、前記供給口側の室をロッド又は大径のボールを装入した破砕室とし、かつ排出口側の室を小径のボールを装入した破砕・粒形調整室とし、又、破砕室の内径に対する破砕・粒径調整室の内径の割合を1.0超〜1.5としたことを特徴とする横置円筒形サンドミル。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007319777A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Earth Technica:Kk ライナ、横置筒型ミル、および、破砕物の排出方法
KR100896632B1 (ko) * 2002-08-16 2009-05-08 주식회사 포스코 분코크스 파쇄장치
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