JPH08309216A - 円筒型破砕機 - Google Patents

円筒型破砕機

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JPH08309216A
JPH08309216A JP13892595A JP13892595A JPH08309216A JP H08309216 A JPH08309216 A JP H08309216A JP 13892595 A JP13892595 A JP 13892595A JP 13892595 A JP13892595 A JP 13892595A JP H08309216 A JPH08309216 A JP H08309216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
particle size
balls
raw material
crushing
Prior art date
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Pending
Application number
JP13892595A
Other languages
English (en)
Inventor
Kinji Aso
金司 麻生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toho KK
Original Assignee
Toho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1機の破砕機で大粒径の原料から細粒径の良
質の製品を一気に得る。 【構成】 回転筒体1内部のうち任意の箇所に、ライナ
板2を筒体軸垂直方向に沿って配設して分室し、一の分
室には粉砕媒体としてロッド3を、他の分室には粉砕媒
体としてボール4をそれぞれ内挿した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、製砂機などに用いら
れる破砕機、すなわち粉砕媒体を内装した回転筒体内に
原料を入れ、適当な速度で回転しながら、粉砕媒体の衝
撃、摩擦などによって原料の粉砕を行う円筒型破砕機の
改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、製砂機などに利用されている円筒
型破砕機は、1機の回転筒体内の全室に破砕媒体とし
て、鋼製のロッドまたはボールのいずれかを内装して原
料の破砕を行っている。そして、ロッドを内装するもの
をロッドミル、ボールを内装するものをボールミルと一
般的に呼んでいる。
【0003】粉砕媒体がロッドの場合、すなわちロッド
ミルでは、1本のロッドの重量が重く(約70〜300k
g)、軸受の許容荷重から1機の回転筒体内に内装され
るロッドの総数には限界があり、通常使用では100本か
ら300本と少ない。
【0004】一方、粉砕媒体がボールの場合、すなわち
ボールミルでは、ボール1個の重量は軽く(約0.5〜5.5
kg)、1機の回転筒体内に内装されるボールの総数は通
常では3,000個から10,000個と多い。
【0005】ところで、前者のロッドミルでは、ロッド
1本の重量が重いことから、回転筒体内におけるロッド
の落下及び転動による1本あたりの破砕エネルギーが大
きく、このためそれは大粒径の原料を破砕して小粒径の
製品を製造する場合に適している。
【0006】しかし、内装したロッド間の間隙、ロッド
と回転筒体内壁(ライナー板があればそれ)との間隙は
大きく、原料が小粒径の場合には原料が前記間隙にはさ
まった状態となり、ロッドの数量が少ないことと相俟っ
て、小粒径の原料を破砕して細粒径の製品の製造は困難
である。
【0007】一方後者のボールミルの場合、ボール1個
の重量が軽く、回転筒体内におけるボールの1個当たり
の破砕エネルギーが小さいため、大粒径の原料を破砕す
るのには適さないが、内装したボールの数量が多く、ま
たボール間の間隙、ボールと回転筒体内壁(ライナー板
があればそれ)との間隙も小さく、小粒径の原料を破砕
して細粒径の製品を製造する場合に適している。さら
に、ボール1個当たりの破砕エネルギーが小さいため
に、原料を磨砕する作用効果が大きく、角のない粒の製
品が多くなり、実積率、粗粒率もよくなる。
【0008】以上のように、ロッドミルは大粒径原料の
破砕に適し、ボールミルは小粒径の破砕に適しているこ
とから、実操業においても、破砕する原料の粒径及び得
ようとする粒径によって、ロッドミルかボールミルかの
いずれかが選択されて用いられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、大粒径の原料
から細粒径の良質の製品を一気に得ようとする場合、い
ずれかの破砕機のみの使用では上述の特性より不可能で
あり、ロッドミルとボールミルの両機械を用いざるを得
なかった。このため、プラントのスペースも破砕機でか
なりとることになり、またプラント構成が複雑で設備費
も高額となり、運転管理に要する労力及びコストも倍加
されている。
【0010】この発明は、従来技術の以上のような問題
に鑑み創案されたもので、1機の機械で大粒径の原料か
ら細粒径の良質の製品を一気に得ることのできる円筒型
破砕機を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
円筒型破砕機は、回転筒体内部のうち任意の箇所に、仕
切板を配設して分室し、一の分室には粉砕媒体としてロ
ッドを、他の分室には粉砕媒体としてボールをそれぞれ
内挿したことを基本的特徴とする。
【0012】ここで、前記分室を仕切る仕切板は破砕媒
体の衝突衝撃に耐えうるものであればどのような部材、
形状でもよく、またそれによる仕切の態様も破砕しよう
とする原料、破砕目的等を勘案して種々選択しうるもの
である。したがって、回転筒体内部のうち任意の箇所
に、ライナ板を筒体軸垂直方向に沿って配設して分室
し、一の分室には粉砕媒体としてロッドを、他の分室に
は粉砕媒体としてボールをそれぞれ内挿する態様でもよ
く、これを請求項2の発明とする。
【0013】
【作用】本発明に係る円筒型破砕機は、回転筒体内部の
一の分室にはロッドが、他の分室にはボールがそれぞれ
内装されているので、まず大粒径の原料をロッドの分室
で破砕し、次にそこで破砕したものをボールの分室で破
砕すれば、大粒径の原料から細粒径の良質の製品が一気
に得られる。
【0014】また本発明の円筒型破砕機は、回転筒体が
1機で、その駆動機構や周辺機器もその回転筒体のみに
要するもので足り、その配置スペースを、ロッドミルと
ボールミルを2機配置する場合のように広くとる必要も
なく、プラント構成も簡易化する。運転管理や補修の労
力も1機分ですみ、そのコストも低減する。
【0015】
【実施例】本発明に係る円筒型破砕機の具体的実施例を
図1に基づき説明する。なお、本発明が以下の実施例に
限定されるものでないことは言うまでもない。
【0016】図1は、回転筒体の一端側が原料供給口、
他端側が排出口となる円筒型製砂機の側面断面図であ
り、図中、1は回転筒体であるドラム、5は原石投入装
置、6は原料供給口、7は排出口、8は駆動輪、9はバ
ンドを各示す。図示のように、本実施例の製砂機は、ド
ラム1の外周上にバンド9が周設され、該バンド9に駆
動輪8が転接されてなり、駆動輪8の回転によりドラム
1を回転させる機構をとる。
【0017】ドラム1は、その一端の側壁に原料供給口
6が形成され、該原料供給口6には原石投入装置5が連
設されている。他端の側壁には排出口7が形成されてい
る。両側壁にはライナ板10,11が備えられ、ライナ板10
には中央のみ前記原料供給口6に連通する穴が穿設され
るが、ライナ板11には中央に大きめの穴とその周辺に複
数の小孔が穿設され、いずれも排出口7に連通してい
る。また、ドラム1内周壁には断面凸字状のシェルライ
ナが全面に亘って貼付されている。
【0018】ドラム1は、その内部が軸垂直方向に沿っ
て2つに分室されるように、軸方向中央より排出口7側
に寄った位置にライナ板2が配設される。原料供給口6
側の分室には粉砕媒体として複数の鋼製ロッド3が、排
出口7側の分室には粉砕媒体として多数の鋼製ボール4
がそれぞれ内装される。前記ライナ板2には、中央に大
きめの穴とその周辺に複数の小孔が穿設される。
【0019】以上よりなる本実施例の動作は、次のとお
りである。
【0020】駆動輪8を駆動させドラム1を回転させる
ともに、原石投入装置5から大粒径の原石を原料供給口
6を通してドラム1に投入する。原石はまずロッド3が
内装される分室でロッド3により破砕される。ロッド3
の落下及び転動による衝撃によって大粒径の原石が小粒
径に破砕される。ライナ板2の小孔を通過する程度に粒
径が小さくなると、それは小孔を通ってボール4が内装
される分室に送られていく。ボール4の転動及び衝突に
よる衝撃により小粒径に破砕された原料はさらに細かく
破砕され、角のない高品質細粒径の砂に破砕される。ラ
イナ板11の小孔を通過する程度に粒径が細かくなると、
それはライナ板11の小孔及び排出口を通ってドラム1か
ら排出されることになる。
【0021】以上のように、本実施例の製砂機では、大
粒径の原石から高品質細粒径の砂に一気に破砕すること
ができるものとなっている。また、装置構成は1機のみ
で足り、その駆動機構や周辺機器も1機分で足りるの
で、その配置スペースを、ロッドミルとボールミルを2
機配置する場合のように広くとる必要もなく、プラント
構成も簡易なものとなる。そして、運転管理や補修の労
力も1機分ですみ、そのコストも大幅に低減する。
【0022】なお、本実施例ではライナ板2によりドラ
ム1内部を2つの分室に分ける態様としたが、粉砕媒体
であるロッド3やボール4の径や長さの大きさに応じて
さらに多数に分ける態様としても良い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る円筒
型破砕機によれば、大粒径の原料をロッドの分室で破砕
し、次にそこで破砕したものをボールの分室で破砕する
ことができ、大粒径の原料から細粒径の良質の製品が一
気に得られることになる。したがって、大粒径の原料か
ら細粒径の製品を得るのに従来のようにロッドミルとボ
ールミルの2機を要することがなく、プラント全体の構
成が簡易化するとともに、粉砕機に占める設置スペース
も大幅に減らすことができる。
【0024】もちろん、運転管理や補修の労力も1機分
ですみ、そのコストも大幅に低減するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的実施例の側面断面図である。
【符号の説明】
1 ドラム 2 ライナ板 3 ロッド 4 ボール 5 原石投入装置 6 原料供給口 7 排出口 8 駆動輪 9 バンド 10,11 ライナ板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転筒体内部のうち任意の箇所に、仕切
    板を配設して分室し、一の分室には粉砕媒体としてロッ
    ドを、他の分室には粉砕媒体としてボールをそれぞれ内
    挿したことを特徴とする円筒型破砕機。
  2. 【請求項2】 回転筒体内部のうち任意の箇所に、ライ
    ナ板を筒体軸垂直方向に沿って配設して分室し、一の分
    室には粉砕媒体としてロッドを、他の分室には粉砕媒体
    としてボールをそれぞれ内挿したことを特徴とする円筒
    型破砕機。
JP13892595A 1995-05-15 1995-05-15 円筒型破砕機 Pending JPH08309216A (ja)

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JP13892595A JPH08309216A (ja) 1995-05-15 1995-05-15 円筒型破砕機

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100439307B1 (ko) * 2001-06-18 2004-07-07 학교법인 호서학원 방폭형 진동 로드-볼밀
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KR101118581B1 (ko) * 2011-12-07 2012-02-27 주식회사 디앤씨엔텍 순환골재의 시멘트 모르타르 박리방법

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