JP2004154695A - 遮水シートの接続方法及び遮水シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遮水シート11は第1保護層13、遮水層16及び第2保護層19の3層構造よりなるが、その端部から距離Sの間には第1接着層14及び第2接着層18が形成されておらず相互に接着されていない状態となっている。接続時には、遮水シート11の各々の遮水層16及び第2保護層19を内方側に折返し、第1保護層13a及び第1保護層13bを重ね合わせてこれらを熱融着する。次に遮水層16a及び遮水層16bを第1保護層13a上に重ね合わせて熱融着した後、接合状態の検査を行なう。遮水層16a及び遮水層16bの上にフロート取付材31を熱融着にて固定した後、第2保護層19a及び第2保護層19bをフロート取付材31に沿わせるように戻してこれらを熱融着によって接続させる。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は遮水シートの接続方法及び遮水シートに関し、特に廃棄物処分場や海面埋立処分場に使用する遮水シートの接続方法及び遮水シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、保護層及び遮水層の2層構造又は保護層、遮水層及び保護層の3層構造よりなる遮水シート同志を接続するためには、まず保護層を敷設して互いに接合し、その後遮水層を敷設して互いに接合し、3層構造であれば更に保護層を敷設して互いに接合するという方法が取られている。これによって、より大きな範囲をカバーする遮水シートを準備することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の接続方法では、遮水シートが2層構造の場合は2度、3層構造の場合は3度各層を敷設して互いに接合するという方法を取るため、作業効率が低下する。又、海面を埋立てる処分場のような場合は、遮水シートの敷設にはこれを沈下させるという工程が生じるため、従来の方法では各層毎に沈下させる必要があり作業効率はより低下する。
【0004】
一方、保護層、遮水層を工場生産などで前もって一体化した2層又は3層構造の遮水シートも提案されている。しかし、このように一体化した遮水シートの場合、保護層及び遮水層の2層構造からなる遮水シートの場合は、保護層及び遮水シートの各々の端部を同時に施工現場で接合しなければならない。ところが、保護層は不織布であることが多く、遮水層はポリエチレンシートや塩化ビニルシートである場合が多いため、保護層及び遮水層を容易に接合することができない。
【0005】
又、保護層及び遮水層及び保護層の3層シートからなる遮水シートの場合は、2層構造の遮水シートの上記問題に加えて、上部保護層も併せて施工現場で接合することになるが、この3層構造の遮水シートは更にその厚みが大きくなる。そのため、これらを熱融着するとしても時間が掛かりすぎ作業能率が低下してしまう。
【0006】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、2層構造又は3層構造よりなる遮水シートを、各層毎に敷設することなく施工現場で容易に接続することができる遮水シートの接続方法及び遮水シートを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、端縁部分を除き、保護層と遮水層とが一体化された遮水シートの各々に接続する遮水シートの接続方法であって、一方の遮水シートの保護層のうち、端縁部分の保護層と、他方の遮水シートの保護層のうち、端縁部分の保護層とを重ね合わせてこれらを接続する工程と、一方の遮水シートの遮水層のうち、端縁部分の遮水層と、他方の遮水シートの遮水層のうち、端縁部分の遮水層とを重ね合わせてこれらを接続する工程とを備えたものである。
【0008】
このように構成すると、2層構造の遮水シートであっても、端縁部分においてのみ保護層の各々と遮水層の各々とを接続すると、遮水シート同志が接続されることになる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、接続された遮水シートの少なくとも一方に、フロート取付材を接続する工程を更に備えたものである。
【0010】
このように構成すると、遮水シートの接続に併せてフロート取付材が取付けられる。
【0011】
請求項3記載の発明は、端縁部分を除き、第1保護層と、第1保護層上に形成された遮水層と、遮水層上に形成された第2保護層とが一体化された遮水シートの各々を接続する遮水シートの接続方法であって、一方の遮水シートの第1保護層のうち、端縁部分の第1保護層と、他方の遮水シートの第1保護層のうち端縁部分の第1保護層とを重ね合わせてこれらを接続する工程と、一方の遮水シートの遮水層のうち、端縁部分の遮水層と、他方の遮水シートの遮水層のうち、端縁部分の遮水層とを重ね合わせてこれらを接続する工程と、一方の遮水シートの第2保護層のうち、端縁部分の第2保護層と、他方の遮水シートの第2保護層のうち、端縁部分の第2保護層とを重ね合わせてこれらを接続する工程とを備えたものである。
【0012】
このように構成すると、3層構造の遮水シートであっても、端縁部分においてのみ第1保護層の各々と遮水層の各々と第2保護層の各々とを接続すると、遮水シート同志が接続されることになる。
【0013】
請求項4記載の発明は、端縁部分を除き、第1保護層と、第1保護層上に形成された遮水層と、遮水層上に形成された第2保護層とが一体化された遮水シートの各々を接続する遮水シートの接続方法であって、一方の遮水シートの第1保護層のうち、端縁部分の第1保護層と、他方の遮水シートの第1保護層のうち、端縁部分の第1保護層とを重ね合わせてこれらを接続する工程と、一方の遮水シートの遮水層のうち、端縁部分の遮水層と、他方の遮水シートの遮水層のうち、端縁部分の遮水層とを重ね合わせてこれらを接続する工程と、接続された遮水シートの少なくとも一方側にフロート取付材を接続する工程と、接続されたフロート材を覆うように、これに一方の遮水シートの第2保護層のうち端縁部分の第2保護層と、他方の遮水シートの第2保護層のうち端縁部分の第2保護層とを接続する工程とを備えたものである。
【0014】
このように構成すると、遮水シートの接続に併せてフロート取付材が取付けられる。
【0015】
請求項5記載の発明は、遮水シートであって、矩形シート形状の保護層と、保護層の上面に重ね合わさるように配置され、保護層の少なくとも一辺の外縁から所定距離の範囲を除き、保護層に接着された遮水層とを備えたものである。
【0016】
このように構成すると、遮水シート同志を接続する場合、保護層と遮水層とが接着されていない部分の保護層同志及び遮水層同志を順次接続することができる。
【0017】
請求項6記載の発明は、遮水シートであって、矩形シート形状の第1保護層と、第1保護層の上面に重ね合わさるように配置され、第1保護層の少なくとも一辺の外縁から所定距離の範囲を除き、第2保護層に接着された遮水層と、遮水層の上面に重ね合わさるように配置され、第1保護層に接着されていない遮水層の範囲を除き、遮水層に接着された第2保護層とを備えたものである。
【0018】
このように構成すると、遮水シート同志を接続する場合、第1保護層及び第2保護層と遮水層とが接着されていない部分の第1保護層同志、遮水層同志及び第2保護層同志を順次接続することができる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明は、端縁部分においてのみ保護層の各々と遮水層の各々とを接続すると遮水シート同志が接続されるため、遮水シートを一度で敷設できるとともに、施工現場で容易に且つ効率的に接合することができる。
【0020】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、遮水シートの接続に併せてフロート取付材が取付けられるため、遮水シートの効率的な接続が可能となる。
【0021】
請求項3記載の発明は、端縁部分においてのみ第1保護層の各々と、遮水層の各々と、第2保護層の各々とを接続すると遮水シート同志が接続されるため、遮水シートを一度で敷設できるとともに、遮水シートの効率的な接続が可能になる。
【0022】
請求項4記載の発明は、遮水シートの接続に併せてフロート取付材が取付けられるため、遮水シートの効率的な接続が可能となる。
【0023】
請求項5記載の発明は、接着されていない保護層同志及び遮水層同志を順次接続することができるため、現場で一度で敷設できるとともに施工可能な効率的な2層構造の遮水シートの接続が実現できる。
【0024】
請求項6記載の発明は、接着されていない第1保護層同志、遮水層同志及び第2保護層同志を順次接続することができるため、現場で一度で敷設できるとともに施工可能な効率的な3層構造の遮水シートの接続が実現できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の第1の実施の形態による遮水シートの外観形状を示した平面図であり、図2は図1で示したII−IIラインの断面図である。
【0026】
これらの図を参照して、遮水シート11は矩形シート形状を有しており、この実施の形態ではその幅Wが2m、その長手方向長さLが50mに設定されている。遮水シート11は図2から明らかなように3層構造よりなっており、矩形シート形状の厚さ3mmのポリエステル製不織布からなる第1保護層13と、第1保護層13の上面に接着フィルムよりなる第1接着層14を介して接着された厚さ3mmの塩化ビニル製シートからなる遮水層16と、遮水層16の上面に接着フィルムよりなる第2接着層18を介して接着される厚さ3mmのポリエステル製不織布からなる第2保護層19とから構成されている。
【0027】
そして遮水シート11の長手方向の両辺の端縁から距離Sの範囲においては、第1保護層13と遮水層16及び遮水層16と第2保護層19は接着されない状態に保持されている。尚、この実施の形態においてはその距離Sは150mmとなっている。すなわち、遮水シート11は長手方向の両端縁部分を除き、第1保護層13、遮水層16及び第2保護層19が第1接着層14及び第2接着層18を介して一体化されている。
【0028】
図3は図1で示した遮水シートを複数接続して拡大遮水シートを製造するための工程を説明するための図である。
【0029】
図を参照して、作業面の上に敷設された防護用シート22の上に、複数の遮水シート11a〜遮水シート11nの各々をその長手方向の端縁を重ね合わせるように配置する。そしてその端縁同志を後述する接続工程によって相互に接続して拡大遮水シート21を製造する。拡大遮水シート21は巻取り装置23によって鋼管25に巻き取られ、各々シートロールユニット27として準備されることになる。
【0030】
図4は図3で示した各遮水シート同志の接続作業の内容を示した概略工程図である。
【0031】
図を参照して、遮水シート11a及び遮水シート11bを相互に接続する際には、図4の(1)に示されているように遮水シート11a及び遮水シート11bの各々の長手方向の端部を100mm程度重ねた状態に配置する。第1接着層14及び第2接着層18によって接着されていない範囲Sは、長手方向の外縁から150mmに設定されているため、相互に重ね合わされる部分には第1接着層14及び第2接着層18が形成されていない。
【0032】
この状態で遮水シート11aにあっては、第1保護層13a及び遮水層16aを図4の(2)に示すように内方側に折返す。一方、遮水シート11bも同様に遮水層16b及び第2保護層19bを内方側に折返す。この折返しは遮水層16aが第1保護層13bに接着されておらず、又遮水層16bも第1保護層13bに接着されていないため、容易に行なうことができる。
【0033】
この折返した状態で遮水シート11aの第1保護層13aを遮水シート11bの第1保護層13b上に重ね合わせる。そして第1保護層13a及び第1保護層13bを熱融着等の接続方法によって接続してこれらを一体化する。
【0034】
次に、図4の(3)に示されているように、折返されていた遮水シート11bの遮水層16bを第1保護層13aの上に戻し、同様に折返されていた遮水シート11aの遮水層16aを遮水層16bの上に戻して重ね合わせる。この状態で遮水層16a及び遮水層16bを自走式溶着機で熱融着する。熱融着によって一体化された遮水層16a及び遮水層16bの接合部に対して、加圧検査や減圧検査によって接合状態の検査を行なう。
【0035】
検査によって遮水層16a及び遮水層16bのシール性が確認された後に、遮水層16a及び遮水層16bの上にフロート取付材31を取付ける。尚、フロート取付材31は、塩化ビニル製シートよりなる取付シート33と高伸度ベルトよりなるベルト34とから構成され、これらはミシン縫製によって一体化されている。そして、フロート取付材31の取付シート33は、遮水層16a及び遮水層16bに熱融着され、遮水層16a及び遮水層16bに一体化される。
【0036】
フロート取付材31の取付けが終了すると、図4の(5)に示されているように、折返されていた遮水シート11aの第2保護層19aはフロート取付材31に沿うように戻され、同様に遮水シート11bの第2保護層19bもフロート取付材31に沿うように戻される。そして第2保護層19a及び第2保護層19bの各々は、フロート取付材31のベルト34にミシン縫製又は熱融着によりこれに接続され一体化される。
【0037】
このようにして遮水シート11a及び遮水シート11bの端部は、第1保護層13a及び第1保護層13b、遮水層16a及び遮水層16b及びフロート取付材31を介して第2保護層19a及び第2保護層19bの各々が互いに接続されて一体化されるため、接続部分のシール性及び安定性が向上する。上記のような接続工程によって隣接する遮水シート11同志を互いに接続することによって図3で示したような幅23m、長さ50mの拡大遮水シート21が形成されることになる。
【0038】
尚、上記の実施の形態においてはフロート取付材を取付けているが、短に遮水シート同志を接続するだけであれば、フロート取付材を取付けずに遮水層16aの上に第2保護層19b及び第2保護層19aを重ね合わせるようにして、これらを熱融着等によって一体化すれば良い。
【0039】
図5は図3で示した拡大遮水シート21を海上に展開する場合の概略図である。
【0040】
図を参照して、海上37の上に位置する法面36の上に巻取り装置23a及び巻取り装置23bを並列的に設置する。そして巻取り装置23aには拡大遮水シート21aが巻き取られたシートロールユニット27aをセットし、巻取り装置23bには拡大遮水シート21bが巻き取られたシートロールユニット27bをセットする。この状態で巻取り装置23a及び巻取り装置23bを作動させて、拡大遮水シート21a及び拡大遮水シート21bを法尻から海上に展開するように引き伸ばす。この展開の際、拡大遮水シート21a及び拡大遮水シート21bが海中に沈下しないように、シートロールユニット27a及びシートロールユニット27bに巻き込まれた状態となっているフロート取付材を利用してその高伸度ベルトに6m間隔にてフロート39を取付ける。これによって拡大遮水シート21a及び拡大遮水シート21bは海中に沈下することなく海面上を伸展する。
【0041】
図6は図5の状態から海上に引出された拡大遮水シート同志を相互に接合するための作業を説明するための図である。
【0042】
図を参照して、フロートの取付によって海面上を伸展した拡大遮水シート21a及び拡大遮水シート21bを、その長手方向端部が台船41上に載置するように移動させる。そして台船41の上でその端部を150mm重ねて上記に示した接続方法と同様の要領にてこれらを互いに接合させる。拡大遮水シート21a及び拡大遮水シート21bの各々は図1で示した遮水シートが複数接続されて構成されている。そして、それらの長手方向端部は同様に第1接着層14及び第2接着層18によって第1保護層13、遮水層16及び第2保護層19が接着されていない状態となっているため、同様の接続方法を採用することが可能となる。接続が終了すると、同様に遮水層の各々の接合部は、加圧検査や減圧検査によって接合状態の検査を行う。
【0043】
このようにして拡大遮水シート21a及び拡大遮水シート21bは一体化されて、更に大きな広幅遮水シートが製造されることになる。このようにして次々と拡大遮水シートを互いに接合することによって所望の大きさの止水シートを海上にて製造することが可能となる。このようにして形成された止水シートを、各々に取付けられているフロートを台船によって順次撤去することによって、沈下させて海底の所定の位置に敷設する。敷設が終了すると、止水シートの端部に例えば所定重量の土のうを設置することによって止水シートの設置が完了する。
【0044】
図7はこの発明の第2の実施の形態による遮水シートの接続方法の概略工程を示した図である。
【0045】
図を参照して、この実施の形態による遮水シート45は保護層と遮水層との2層構造よりなっている。すなわち、矩形シート形状の厚さ3mmのポリエステル製不織布からなる保護層47の上面に、接着フィルムよりなる接着層48を介して厚さ3mmの塩化ビニルシートからなる遮水層49が接着されている。尚、先の第1の実施の形態と同様に、保護層47と遮水層49とはその長手方向端部から所定距離Sの範囲においては接着層48が形成されていない。このようにして形成されている遮水シート45a及び遮水シート45bを接続する際には、図7の(1)に示されているように遮水シート45aの端部と遮水層49bとの端部とを重ね合わせるように設置する。
【0046】
そしてこの状態で図7の(2)に示されているように遮水シート45aの遮水層49aを内方側に折返し、遮水シート45bの遮水層49bも同様に内方側に折返す。そして遮水シート45aの保護層47aを遮水シート45bの保護層47b上にその端部を重ね合わせ、これらを熱融着することによって接続して一体化する。
【0047】
次に図7の(3)に示されているように折返されていた遮水層49bの端部を保護層47aの上に重ね、更にその上に折返されていた遮水層49aの端部を重ね合わせる。そしてこの状態で遮水層49a及び遮水層49bを自走式溶着機で熱融着して一体化する。そして遮水層49a及び遮水層49bの接合部に対して、加圧検査や減圧検査によって接合状態の検査を行なう。接合状態の検査が終了すると、遮水シート45a及び遮水シート45bの接続作業が終了する。
【0048】
尚、上記の第2の実施の形態においては、フロート取付材を取付ていないが、取付が必要な場合には、フロート取付材を先の実施の形態における図4の(4)に示されたように遮水層49a及び遮水層49b上にその取付シートを熱融着等によって固定すれば良い。
【0049】
尚、上記の各実施の形態では、保護層と遮水層とを接着フィルムよりなる接着層を介して一体化しているが、こられを単に接着剤を用いて一体化したり、あるいは仮止めによって離れすぎないようにして一体化しても同様の効果を奏する。
【0050】
又、上記の各実施の形態では、保護層や遮水層の材質、寸法等を特定しているが、これらを用途に応じて種々のものに変更しても良い事は言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態による遮水シートの外観形状を示した平面図である。
【図2】図1で示したII−IIラインの断面図である。
【図3】図1で示した遮水シートを相互に接続する場合の接続状況を示した図である。
【図4】図1で示した遮水シートを相互に接続する場合の接続工程を示した概略図である。
【図5】図3において示されたシートロールユニットに巻き取られた拡大遮水シートを海上に展開した状態を示した概略図である。
【図6】図5で示した海上に展開された拡大遮水シート同志を接合する要領を示した概略図である。
【図7】この発明の第2の実施の形態による遮水シートの接続方法を示した概略工程図である。
【符号の説明】
11,45…遮水シート
13…第1保護層
14…第1接着層
16,49…遮水層
18…第2接着層
19…第2保護層
31…フロート取付材
47…保護層
48…接着層
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (6)
- 端縁部分を除き、保護層と遮水層とが一体化された遮水シートの各々を接続する遮水シートの接続方法であって、
一方の前記遮水シートの前記保護層のうち、前記端縁部分の保護層と、他方の前記遮水シートの前記保護層のうち、前記端縁部分の保護層とを重ね合わせてこれらを接続する工程と、
前記一方の前記遮水シートの前記遮水層のうち、前記端縁部分の遮水層と、他方の前記遮水シートの前記遮水層のうち、前記端縁部分の遮水層とを重ね合わせてこれらを接続する工程とを備えた、遮水シートの接続方法。 - 前記接続された遮水シートの少なくとも一方に、フロート取付材を接続する工程を更に備えた、請求項1記載の遮水シートの接続方法。
- 端縁部分を除き、第1保護層と、前記第1保護層上に形成された遮水層と、前記遮水層上に形成された第2保護層とが一体化された遮水シートの各々を接続する遮水シートの接続方法であって、
一方の前記遮水シートの前記第1保護層のうち、前記端縁部分の第1保護層と、他方の前記遮水シートの前記第1保護層のうち、前記端縁部分の第1保護層とを重ね合わせてこれらを接続する工程と、
前記一方の前記遮水シートの前記遮水層のうち、前記端縁部分の遮水層と、他方の前記遮水シートの前記遮水層のうち、前記端縁部分の遮水層とを重ね合わせてこれらを接続する工程と、
前記一方の前記遮水シートの前記第2保護層のうち、前記端縁部分の第2保護層と、前記他方の前記遮水シートの前記第2保護層のうち、前記端縁部分の第2保護層とを重ね合わせてこれらを接続する工程とを備えた、遮水シートの接続方法。 - 端縁部分を除き、第1保護層と、前記第1保護層上に形成された遮水層と、前記遮水層上に形成された第2保護層とが一体化された遮水シートの各々を接続する遮水シートの接続方法であって、
一方の前記遮水シートの前記第1保護層のうち、前記端縁部分の第1保護層と、他方の前記遮水シートの第1保護層のうち、前記端縁部分の第1保護層とを重ね合わせてこれらを接続する工程と、
前記一方の前記遮水シートの遮水層のうち、前記端縁部分の遮水層と、前記他方の遮水シートの遮水層のうち、前記端縁部分の遮水層とを重ね合わせてこれらを接続する工程と、
前記接続された遮水シートの少なくとも一方にフロート取付材を接続する工程と、
前記接続されたフロート取付材を覆うように、これに前記一方の遮水シートの前記第2保護層のうち、前記端縁部分の第2保護層と、前記他方の遮水シートの前記第2保護層のうち、前記端縁部分の第2保護層とを接続する工程とを備えた、遮水シートの接続方法。 - 遮水シートであって、
矩形シート形状の保護層と、
前記保護層の上面に重ね合わさるように配置され、前記保護層の少なくとも一辺の外縁から所定距離の範囲を除き、前記保護層に接着された遮水層とを備えた、遮水シート。 - 遮水シートであって、
矩形シート形状の第1保護層と、
前記第1保護層の上面に重ね合わさるように配置され、前記第1保護層の少なくとも一辺の外縁から所定距離の範囲を除き、前記第1保護層に接着された遮水層と、
前記遮水層の上面に重ね合わされるように配置され、前記第1保護層に接着されていない前記遮水層の範囲を除き、前記遮水層に接着された第2保護層とを備えた、遮水シート。
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