JP2004154335A - マッサージ装置 - Google Patents

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JP2004154335A JP2002322812A JP2002322812A JP2004154335A JP 2004154335 A JP2004154335 A JP 2004154335A JP 2002322812 A JP2002322812 A JP 2002322812A JP 2002322812 A JP2002322812 A JP 2002322812A JP 2004154335 A JP2004154335 A JP 2004154335A
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Shoji Oshita
昭治 大下
Takaaki Ihashi
孝明 伊橋
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France Bed Co Ltd
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Abstract

【課題】この発明は仰臥した利用者の背面を広い範囲にわたって良好にマッサージすることができるようにしたマッサージ装置を提供することにある。
【解決手段】基体1の長手方向に沿って走行可能に設けられた第1のローラユニット21Aと、第1のローラユニットを走行駆動する駆動装置10とを具備し、第1のローラユニットは、第1のローラユニットの走行方向に沿って揺動可能に設けられた第1の揺動体71と、第1の揺動体の揺動方向の一端部に設けられた第1のローラ軸74及び他端部に設けられた第2のローラ軸75と、第1のローラ軸に所定間隔で回転可能に設けられた一対の第1のマッサージローラ76と、第2のローラ軸に所定間隔で回転可能に設けられた一対の第2のマッサージローラ78及び第2のマッサージローラよりも第2のローラ軸の軸方向外側に設けられた一対の第3のマッサージローラ81とを備えている。
【選択図】 図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は基体上を往復駆動されるマッサージローラによって利用者の背面をマッサージするマッサージ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、マッサージ装置は、マッサージローラを保持したローラユニットが基体の長手方向に沿って走行可能に設けられている。基体の長手方向一端部、つまり通常、基体上に仰臥する利用者の足部側となる一端部には駆動源が設けられ、上記ローラユニットは上記駆動源によって基体の長手方向に沿って往復駆動されるようになっている。それによって、基体上に仰臥した利用者は背面が上記マッサージローラによってマッサージされる。
【0003】
利用者に対するマッサージ効果を高めるためには、マッサージローラによって利用者の背面を広い範囲にわたってマッサージすることが要求されるとともに、利用者の背面の凹凸形状に係らず、上記マッサージローラによってほぼ均一な押圧力でマッサージすることが重要となる。
【0004】
従来、上記ローラユニットには、支持軸が軸線をローラユニットの走行方向に交差させて設けられ、この支持軸には一対のマッサージローラが回転可能に支持されている。マッサージローラの外周面には複数の突起が周方向に沿って所定間隔で設けられている。
【0005】
したがって、上記ローラユニットを基体の長手方向に沿って往復駆動すれば、上記マッサージローラの外周面に設けられた突起が利用者の背面を押圧しながら回転するから、このマッサージローラによって利用者は背面にマッサージを受けることができるというものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ローラユニットに架設された支持軸に一対のマッサージローラを回転可能に設けただけでは、このマッサージローラによって利用者が背面にマッサージを受けることができる広さ(範囲)が限られてしまうため、十分なマッサージ効果を与えることができないということがある。
【0007】
しかも、利用者の背面は凹凸形状となっている。そのため、上記マッサージローラが利用者の背面の例えば腰部などの凹部では押圧力が弱くなり、臀部などの凸部では強くなるということがあり、利用者の背面に与える押圧力に大きなばらつきが生じ、そのことによってもマッサージ効果が低下するということがあった。
【0008】
この発明は、利用者の背面を広い範囲にわたってマッサージすることができ、しかも利用者の背面の凹凸形状によって押圧力に大きなばらつきが生じることなくマッサージすることができるようにしたマッサージ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、基体と、
この基体の長手方向に沿って走行可能に設けられた第1のローラユニットと、
この第1のローラユニットを走行駆動する駆動装置とを具備し、
上記第1のローラユニットは、
この第1のローラユニットの走行方向に沿って揺動可能に設けられた第1の揺動体と、
この第1の揺動体の揺動方向の一端部に設けられた第1のローラ軸及び他端部に設けられた第2のローラ軸と、
上記第1のローラ軸に所定間隔で回転可能に設けられた一対の第1のマッサージローラと、
上記第2のローラ軸に所定間隔で回転可能に設けられた一対の第2のマッサージローラ及びこの第2のマッサージローラよりも上記第2のローラ軸の軸方向外側に設けられた一対の第3のマッサージローラと
を備えていることを特徴とするマッサージ装置にある。
【0010】
上記第1のマッサージローラと第2のマッサージローラとの外周面には、それぞれ周方向に所定間隔で複数の突起が形成されていて、一対の第1のマッサージローラの上記第1のローラ軸の軸方向に沿う突起の間隔と、一対の第2のマッサージローラの上記第2のローラ軸の軸方向に沿う突起の間隔とは異なる寸法に設定されていることが好ましい。
【0011】
上記第3のマッサージローラの軸方向に沿う幅寸法は、上記第1、第2のマッサージローラの幅寸法よりも大きいことが好ましい。
【0012】
上記第2,3のマッサージローラは、上記第1のマッサージローラよりも基体上に仰臥する利用者の足部側に位置することが好ましい。
【0013】
上記基体には、上記第1のローラユニットよりも基体上に仰臥する利用者の足部側に位置するとともに上記第1のマッサージローラの走行駆動に連動する第2のローラユニットが設けられていることが好ましい。
【0014】
上記第2のローラユニットは、
この第2のローラユニットの走行方向に沿って揺動可能であるとともに揺動方向と交差する方向に離間して設けられた一対の第2の揺動体と、各第2の揺動体の揺動方向の一端部と他端部とにこの第2の揺動体の揺動方向と同方向及びその揺動方向と交差する方向に揺動可能に設けられた複数の第4のマッサージローラとを備えていることが好ましい。
【0015】
この発明によれば、第1乃至第3のマッサージローラによって利用者の背面の広い範囲をマッサージすることが可能となるばかりか、各マッサージローラが揺動することで、利用者の凹凸状の背面を各マッサージローラによって押圧力に大きなばらつきが生じることなくマッサージすることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態を説明する。
図1乃至図18はこの発明の第1の実施の形態を示す。
図1に示すマットレスタイプのマッサージ装置は矩形平板状の基体1を備えている。この基体1は折り曲げ可能なシート状の合成樹脂によって形成されていて、長手方向中途部から2つ或いは3つに折り曲げることが可能となっている。
【0017】
基体1は、たとえば1枚の合成樹脂シートあるいは硬さや強度の異なる複数の合成樹脂シートを積層して構成してもよい。さらに、基体1は1枚または積層された複数枚の合成樹脂シートに限られず、骨格構造等であってもよく、その構造や形態にはなんら限定されるものでない。
【0018】
上記基体1の上面の幅方向両端部には、ナイロン(商品名)やポリプロピレンなどの合成樹脂によって成形された一対のガイドレール4が平行に離間して敷設されている。このガイドレール4は図5(a)〜(c)に示すように帯状の基部4aを有し、この基部4aの幅方向両端にはL字状の支持部4bが形成されている。上記基部4aの幅方向中途部の上下面にはそれぞれ一対のL字状片4cが対向して突設されている。それによって、上記基部4aの上下面にはそれぞれ通路4dが形成され、また上側の通路4dの側方は後述する車輪57の走行面4eとなっている。
【0019】
上記ガイドレール4は複数の保持具4fによって上記基体1の上面にスライド可能に保持されている。つまり、保持具4fは図5(a)に示すようにほぼコ字状に形成されていて、中途部を基体1の下面に接合させるとともに、L字状に折曲された両端の係合部4gを上記基体1に形成された一対の通孔1aから基体1の上面側に突出させ、上記ガイドレール4の支持部4bに係合させている。それによって、上記ガイドレール4は上記基体1にスライド可能に保持されている。
【0020】
上記ガイドレール4の中途部の1か所あるいは2か所には、図5(b)、(c)に示すようにガイドレール4の基部4aを除く部分に所定の間隔で複数のスリット5が形成されている。そのため、ガイドレール4はそのスリット5の部分から上記基体1とともに折り曲げることができるようになっている。
【0021】
図1に示すように、上記基体1の長手方向一端側の上面、つまりガイドレール4の一端側には第1の駆動機構としての駆動装置10が設けられている。この駆動装置10は図3と図4に示すようにケース11を有する。このケース11内には減速機とモータとが一体化された駆動源12が設けられている。この駆動源12はケース11の両側に設けられた各一対の歯車13をそれぞれ逆方向に回転駆動するようになっている。各歯車13にはそれぞれ駆動プーリ14が一体的に設けられている。
【0022】
図3に示すように、各一対の駆動プーリ14にはステンレス鋼などの金属帯からなる動力伝達条体としてのベルト15の両端部がそれぞれ巻回されている。上記ベルト15の中途部は上記ガイドレール4の上側と下側の通路4dに挿通され、中途部は上記ガイドレール4の他端部に回転自在に設けられた従動ローラ16に掛けられている。
【0023】
上記駆動源12が作動して各一対の歯車13が逆方向に駆動されると、上記ベルト15は一方の歯車13の駆動プーリ14から繰り出され、他方の歯車13の駆動プーリ14に巻き取られる。それによって、上記ベルト15は上記通路4dに沿って走行駆動される。
【0024】
たとえば、図3において、一方の駆動プーリ14が矢印X方向、他方の駆動プーリ14がY方向に回転させられると、ベルト15の上側の通路4dに通された部分は矢印Zで示す方向に走行駆動されるようになっている。
【0025】
図4に示すように、上記ケース11内には上記ベルト15を一定の走行範囲内で往復駆動させる走行範囲設定機構17が設けられている。この走行範囲設定機構17は、詳細は図示しないが、たとえばベルト15の走行距離を駆動プーリ14の回転数などで検出し、その検出信号で上記駆動源12による歯車13の回転方向を変換する。それによって、上記ベルト15を一定の走行範囲内で往復駆動させることができるようになっている。
【0026】
図1に示すように、上記一対のガイドレール4間には、上記ベルト15によって走行駆動される第1のローラユニット21Aと第2のローラユニット21Bとが所定間隔で設けられている。これらローラユニット21A,21Bの構成は後述する。ローラユニット21A,21Bの上面側、つまり基体1の上面側は図2に示すように外装地20によって被覆されており、この外装地20上に利用者が上記駆動装置10側に足部を向けて仰臥するようになっている。
【0027】
なお、図1に示すように基体1の上面の長手方向他端部には、外装地20上に仰臥した利用者の頭部を受けるピローケース22が設けられている。上記ガイドレール4のピローケース22側の他端部は、図2に示すように架台23によって上方に向かって高くなるよう支持されている。
【0028】
図1に示すように、一対のガイドレール4の上記駆動装置10側に位置する一端部にはそれぞれベルト15の張力を制御する張力調整手段41が設けられている。この張力調整手段41は図6乃至図9に示すように板材を側面形状がほぼコ字状となるように折曲した保持部材42を有する。
【0029】
上記保持部材42はその背面壁を駆動装置10のケース11に接合固定して設けられている。この保持部材42の底部上面には案内体43が設けられている。この案内体43は帯板状の部材を山形状に折曲することで両端部にガイド溝44を形成してなる。この案内体43の両端部下端は、上記保持部材42の底部上面に固着して設けられている。なお、案内体43の中途部には凹状の切り欠き部45が形成されている。
【0030】
上記保持部材42にはスライド部材46がスライド自在に支持される。このスライド部材46は帯板状の部材を平面形状がほぼコ字状となるよう折曲してなる。スライド部材46の中間部の高さ寸法は、上記案内体43の切り欠き部45が形成された中途部の高さ寸法よりも低くなるよう切り欠かれてなる。
【0031】
そして、スライド部材46は、両側辺が上記ガイド溝44にスライド自在に挿入されている。つまり、スライド部材46はガイド溝44にガイドされて保持部材42の底部上面に沿ってスライド可能となっている。
【0032】
スライド部材46の両側辺の末端はL字状に折曲された支持片47に形成されている。この支持片47と上記保持部材42の背面壁との間には弾性部材としてのばね48が設けられる。つまり、このばね48は、図7に示すように、一端が上記支持片47に設けられたピン49によって保持され、他端は上記保持部材42の背面壁に当接させている。
【0033】
上記保持部材42の背面壁及びこの背面壁が接合する駆動装置10のケース11には、図6と図8に示すようにそれぞれ対応する位置に通孔42a,11aが形成されている。そして、この通孔42a,11aに上記ベルト15が挿通されている。
【0034】
上記ガイドレール4の一端面は上記スライド部材46の中間部に当接している。その状態において、ガイドレール4には図4に矢印Aで示す方向にベルト15の張力が加わり、その張力によってガイドレール4は同矢印A方向にスライドし、上記ばね48を圧縮している。つまり、ガイドレール4は上記ばね48によって基体1に弾性的にスライド可能に保持されている。
【0035】
したがって、ガイドレール4は、温度変化などによって長さ寸法が伸縮すると、その伸縮に応じて上記張力調整手段41のスライド部材46を弾性的に変位させながらスライドするから、上記ベルト15に発生する張力を一定に維持することができる。
【0036】
つまり、ガイドレール4が伸長したときに、ガイドレール4に必要以上の応力が発生するのを防止でき、また縮小したときにはベルト15が弛むのを防止できるようになっている。上記張力調整手段41によってベルト15には常にテンションが掛かっているので、このベルト15が振動してガイドレール4とのぶつかり音が発生するのを防止できる。
【0037】
上記第1のローラユニット21Aは図10と図11に示す中空軸からなる支持軸51を備えている。このローラ軸51の両端部は一対の保持体52に形成された取付け孔53に着脱可能に嵌合されている。上記支持軸51にはねじ軸54が挿通されている。このねじ軸54の図示しないおねじが形成された両端部は上記取付け孔53から外方へ突出し、その突出端にはナット56が螺合されている。
【0038】
上記保持体52には図10乃至図12に示すように一対の車輪57が一対の保持体52間に架設された支軸58に回転可能に取付けられている。この車輪57は上記ガイドレール4のガイド面4eを走行するようになっている。
【0039】
上記保持体52の外面の下端部には、図12と図13(a)に示すように矩形板状のガイド部材61が取付け固定されている。このガイド部材61の下端部には中空状の巻回部62が形成されていて、この巻回部62にはワイヤ63の中途部が挿通固定されている。このワイヤ63の両端には取付け金具64が固着され、これらの取付け金具64は上記保持体52の外面上部にねじ64aによって固定されている。
【0040】
上記ワイヤ63の上記巻回部62の両端側に位置する部分は、図13(b)に示すように上記ベルト15の上面に固着された一対の取付け部材65に連結固定されている。したがって、上記第1のローラユニット21Aは上記ワイヤ63を介して上記ベルト15の走行に連動するようになっている。つまり、第1のローラユニット21Aは基体1の長手方向に沿って往復駆動されるようになっている。
【0041】
上記第1のローラユニット21Aは、図10と図14(a)〜(c)に示すように第1の揺動体71を有する。この第1の揺動体71は、帯板状の一対の揺動板72を有し、これら揺動板72は上記ローラ軸51の軸方向中途部に所定間隔で揺動可能に設けられている。一対の揺動板72は、上記ローラ軸51に外嵌された3つのカラー73によって所定間隔で軸方向にスライド不能に保持されている。
【0042】
上記揺動板72の上記ピローケース22側に位置する一端部には第1のローラ軸74が架設され、他端部には第2のローラ軸75が架設されている。上記第1のローラ軸74には比較的硬質のゴムや合成樹脂によって成形された一対の第1のマッサージローラ76がカラー77を介して所定間隔で回転可能に支持されている。上記第1のマッサージローラ76の外周面の幅方向一端部には周方向に所定間隔で複数の突起76aが形成されている。
【0043】
上記第2のローラ軸75は上記第1のローラ軸74よりも長尺になっていて、両端部を一対の揺動板72の外面側に突出されている。第2のローラ軸75の一対の揺動板72間の部分には一対の第2のマッサージローラ78がカラー79を介して所定間隔で回転可能に設けられている。一対の第2のマッサージローラ78の外周面の幅方向一端部には、周方向に所定間隔で複数の突起78aが形成されている。
【0044】
一対の第1のマッサージローラ76は突起76aが形成された幅方向の一端部を軸方向内方に向けて設けられ、一対の第2のマッサージローラ78は突起78aを軸方向外方に向けて設けられている。それによって、図10に示すように、一対の第1マッサージローラ76の突起76aがなす間隔W1と、一対の第2のマッサージローラ78がなす間隔W2とは、W1<W2の関係になっている。この実施の形態では、W1はほぼ65mm、W2はほぼ90mmの間隔に設定されている。
【0045】
上記第2のローラ軸75の上記一対の揺動板72の外面から突出した両端部にはそれぞれ第3のマッサージローラ81が回転可能に設けられている。第3のマッサージローラ81は、第1、第2のマッサージローラ76,78と同様、比較的硬質なゴムや合成樹脂によって成形されているとともに、外周面の幅方向一端部には球形状突起82が形成され、他端部には一端を球形突起82に連続させた円柱状突起83が形成されている。
【0046】
したがって、上記第1のローラユニット21Aの第1の揺動体71は、図14(a)に示すように第1、第2のマッサージローラ77,78がほぼ同じ高さにある水平な状態から、図14(b)に示すように第2のマッサージローラ78が第1のマッサージローラ76よりも高くなる状態、及び第1のマッサージローラ76が第2のマッサージローラ78よりも高くなる状態に揺動可能となっている。
【0047】
図1に示すように、上記第2のローラユニット21Bは、上記第1のローラユニット21Aよりも駆動装置10側、つまり基体1上に仰臥する利用者の足部側に設けられている。
【0048】
上記第2のローラユニット21Bは図16乃至図18に示すように構成されている。すなわち、この第2のローラユニット21Bは、上記第1のローラユニット21Aと同様、支持軸91を備えている。この支持軸91の両端部は一対の保持体92に形成された取付け孔93に着脱可能に嵌合されている。上記支持軸91にはねじ軸94が挿通されている。このねじ軸94の図示しないおねじが形成された両端部は上記取付け孔93から外方へ突出し、その突出端にはナット95が螺合されている。
【0049】
一対の保持体92は連結軸96によって連結されている。これら保持体92は、上記第1のローラユニット21Aの保持体51と同様、連結軸96の両端に回転可能に取付けられた車輪57が設けられている。
【0050】
なお、第2のローラユニット21Bの保持体92は、図17に示すように、ワイヤ63、第1のガイド部材61及び取付け部材65を介してベルト15に連結されている。その連結構造は、第1のローラユニット21Aと同一であるので、詳細は省略する。
【0051】
上記第2のローラユニット21Bの支持軸91には一対の第2の揺動体101が、この第2のローラユニット21Bの走行方向に沿って揺動可能に設けられている。上記第2の揺動体101は図18に示すように側面形状がほぼW字状のロ−ラ支持部材102を有する。このローラ支持部材102の中途部にはボス部103が設けられ、このボス部103には上記ローラ支持体102を上記支持軸91に揺動可能に支持するための支持孔104が形成されている。
【0052】
上記ローラ支持部材102の一端部と他端部との幅方向両端にはそれぞれ第1の支軸105が突設されている。つまり、1つのローラ支持部材102には4本の第1の支軸105が設けられている。ローラ支持部材102の上記第1の支軸105と上記ボス部103との間は凹曲面106に形成されている。なお、ローラ支持部材102のボス部103を中心とする一端側の一対の第1の支軸105と他端側の一対の第1の支軸105とは、幅方向(支持孔104の軸方向)に対して所定寸法位置をずらして形成されている。
【0053】
上記第1の支軸105にはローラ軸受107が取付けられる。このローラ軸受107は側面形状がほぼT字状をなしていて、その中途部には上記第1の支軸105に回転可能に嵌合する第1の取付け孔108が形成されている。上記第1の支軸105の基端部の外周面には第1のキー109が形成され、上記取付け孔108には上記第1のキー109に係合する第1のキー溝111が形成されている。
【0054】
上記第1のキー109は周方向に40度の角度で設けられ、上記第1のキー溝111は130度の角度で設けられている。したがって、上記ローラ軸受107は上記第1の支軸105を支点として前後方向にそれぞれ45度の角度での範囲で揺動可能となっている。
【0055】
上記ローラ軸受107には上記第1の取付け孔108と直交する方向である、その長手方向に貫通する第2の取付け孔112が形成されている。この第2の取付け孔112には図18に鎖線で示す第2の支軸113が両端部を突出させて回転可能に挿通されている。この第2の支軸113の両端部は断面がD字状にカットされていて、その部分にはブロック114がそれに形成された断面形状がD字状の第3の取付け孔115を嵌合させて設けられている。このブロック114の、上記第3の取付け孔115の軸線に対して直交する方向の両端面にはそれぞれローラ支軸116が突設されている。
【0056】
上記第2の取付け孔112の両端には第2のキー溝118が周方向に80度の角度にわたって形成され、上記ブロック114の端面には上記第2のキー溝118に係合する第2のキー119が周方向に40度の角度にわたって形成されている。それによって、上記ブロック114、つまりローラ支軸116は上記第2の支軸113とともに第の取付け孔112の軸線を中心として上記前後方向と交差する左右方向にそれぞれ20度の範囲で揺動可能となっている。
【0057】
各ローラ軸116には図16と図17に示すように外周面に球形状の突起121が形成されたマッサージローラ122が回転可能に取付けられている。つまり、一対の第2の揺動体101の各ローラ支持部材102には、それぞれ16個のマッサージローラ122が設けられ、これらマッサージローラ122は上記ローラ軸受107とローラ支軸116とによって前後方向及び左右方向に上述した範囲で揺動可能となっている。
【0058】
図1と図16に示すように、ローラ支持部材102の揺動方向の一端側と他端側に設けられたそれぞれ8つのマッサージローラ122は、第2のローラユニット21Bの走行方向と交差する方向に位置をずらして設けられている。
【0059】
なお、上記ローラ軸受107、ブロック114及びマッサージローラ122は、上記第1の支軸105、第2の支軸113及びローラ支軸116の末端に図示しないCリングを取着することで抜出不能に保持される。
【0060】
図1あるいは図11に示すように、基体1の上面の幅方向両端部にはそれぞれ側部弾性材125が長手方向ほぼ全長にわたって設けられている。
【0061】
このように構成されたマッサージ装置によれば、利用者が基体1の上面を覆った外装地20上に仰臥し、駆動装置10を作動させると、第1のローラユニット21Aと第2のローラユニット21Bが基体1の上面を所定の走行範囲で往復駆動される。それによって、利用者の背面は、第1のローラユニット21Aに設けられた第1乃至第3のマッサージローラ76,78,81及び第2のローラユニット21Bに設けられたマッサージローラ122によってマッサージされることになる。
【0062】
第1のローラユニット21Aの第1のマッサージローラ76は第1の揺動体71の揺動板72の一端部に設けられ、第2、第3のマッサージローラ78,81は他端部に設けられている。
【0063】
そのため、第1のマッサージローラ76は、走行方向に沿う利用者の背面の凹凸形状に応じて図14(a)に示すほぼ水平な状態から同図(b)、(c)に示すように揺動しながら走行するから、利用者の背面をその背面の凹凸形状に左右されることなく、ほぼ均一な押圧力でマッサージすることができる。
【0064】
上記第1のローラユニット21Aが図15(a)に矢印Fで示すように肩から頭部方向へ移動する際、架台23によって支持されたガイドレール4の端部に到達して上昇するとともに、進行方向後方側の第2、第3のマッサージローラ78,81が肩の位置にくると、その後方のマッサージローラ78,81が肩によって強く下方へ押圧されて揺動板72が矢印Xで示す反時計方向に揺動する。それによって、進行方向前方側のマッサージローラ76が利用者Uの首筋を強く押圧することになるから、利用者Uの頚部を上記第1のマッサージローラ76によって確実にマッサージすることができる。
【0065】
上記第1のローラユニット21Aが図15(b)に矢印Rで示すように利用者Uの頭部から肩の方向へ移動する際、揺動板72に設けられた進行方向後方側の第1のマッサージローラ76が頭部と対応する位置にくると、その第1のマッサージローラ76が利用者Uの頭部によって押圧されて揺動板72が矢印Yで示す時計方向に揺動する。そのため、進行方向前方側の第3のマッサージローラ81,78が利用者Uの肩の部分を強く押圧するから、その肩の部分を第2、第3のマッサージローラ78,81によって確実にマッサージすることができる。
【0066】
一対の第1のマッサージローラ76の突起76aの間隔W1と、一対の第2のマッサージローラ78の突起78aの間隔W2とは異なる寸法に設定されている。この実施の形態ではW1<W2に設定されている。そのため、第1のマッサージローラ76の突起76aは利用者の脊髄の両側を押圧し、第2のマッサージローラ78の突起78aは第1のマッサージローラ76の突起76aの外側をマッサージすることになるから、脊髄の両側を広い範囲にわたってマッサージすることが可能となる。
【0067】
さらに、一対の第2のマッサージローラ78の外側には、それぞれ第3のマッサージローラ81が設けられている。この第3のマッサージローラ81には幅方向の一端部に球形状突起82が設けられ、他端部側に円柱状突起83が設けられている。そのため、利用者の背面は、第2のマッサージローラ78の外側がさらに第3のマッサージローラ81によってマッサージされるから、利用者は背面の広い範囲にわたってマッサージを受けることができる。
【0068】
利用者は、第1のローラユニット21Aだけでなく、この第1のローラユニット21Aと連動して往復駆動される第2のローラユニット21Bのマッサージローラ122によっても背面にマッサージを受けることができる。この第2のローラユニット21Bは、支持軸91に一対のローラ支持部材102を走行方向に沿って揺動可能に設け、このローラ支持部材102の揺動方向の一端部と他端部との幅方向両端にそれぞれローラ軸受107を、ローラ支持部材102と同方向に揺動可能に設ける。さらに、各ローラ軸受107に一対のブロック114をローラ支持部材102の揺動方向と交差する方向に揺動可能に設け、このブロック114に設けられた一対のローラ支軸116にそれぞれマッサージローラ122を回転可能に設けるようにしている。
【0069】
そのため、マッサージローラ122は、第2のローラユニット21Bの走行方向と同方向に対してはローラ支持部材102とローラ軸受107とによって二段階に揺動し、さらに走行方向と交差する方向にも揺動する。したがって、第2のローラユニット21Bのマッサージローラ122は利用者の背面の凹凸形状に応じてあらゆる方向に揺動することになるから、利用者の背面全体を均一な押圧力でマッサージすることができる。
【0070】
しかも、一対のローラ支持部材102の揺動方向の一端側と他端側とに設けられた各8つのマッサージローラ122は、走行方向と交差する方向に位置をずらしている。そのため、ローラ支持部材102の揺動方向一端側と他端側とに設けられたそれぞれのマッサージローラ122は、利用者の背面の幅方向の異なる部位をマッサージすることになるから、第2のローラユニット21Bのマッサージローラ122によって利用者の背面の幅方向を全体にわたってほぼ均一にマッサージすることができる。
【0071】
図19はこの発明の第2の実施の形態を示す。この実施の形態は、上記第1の実施の形態と第2のローラユニットの構成が異なる。すなわち、この第2の実施の形態では、第1の実施の形態の第1のローラユニット21Aと同じ構成のローラユニットが第2のローラユニット21Cとして用いられている。
【0072】
図20はこの発明の第3の実施の形態を示す。この実施の形態は、第2の実施の形態と同様、第2のローラユニットが第1の実施の形態と異なる。この実施の形態における第2のローラユニット21Dは、一対の保持体52によって両端部が支持された支持軸51に、第1のローラユニット21Aに示された一対の第2のマッサージローラ78と、一対の第3のマッサージローラ81が回転可能に設けられた構成となっている。
【0073】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、第1乃至第3のマッサージローラによって利用者の背面の広い範囲をマッサージすることが可能となるばかりか、各マッサージローラが揺動することで、利用者の凹凸状の背面を上記各マッサージローラによって押圧力に大きなばらつきが生じることなくマッサージすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態のマッサージ装置の外装地を除去した平面図。
【図2】外装地を備えたマッサージ装置の側断面図。
【図3】ローラユニットを駆動する駆動装置の概略的構成を示す側断面図。
【図4】上記駆動装置の平面図。
【図5】(a)はガイドレールの長手方向と交差する方向に断面図、(B)は平面図、(c)は長手方向に沿う断面図。
【図6】ベルトの張力調整手段の分解斜視図。
【図7】上記張力調整手段の平面図。
【図8】上記張力調整手段の縦断面図。
【図9】上記張力調整手段の案内体の正面図。
【図10】第1のローラユニットの平面図。
【図11】基体上に設けられた第1のローラユニットの正面図。
【図12】第1のローラユニットの保持体とガイドレールとを示す斜視図。
【図13】(a)は第1のローラユニットに設けられるガイド部材の斜視図、(b)はベルトとワイヤを連結する部分の斜視図。
【図14】(a)〜(c)第1のローラユニットの揺動方向の動きの説明図。
【図15】第1のローラユニットの作用の説明図。
【図16】第2のローラユニットの平面図。
【図17】第2のローラユニットの側面図。
【図18】第2のローラユニットの分解斜視図。
【図19】この発明の第2の実施の形態を示すマッサージ装置の外装地を除去した平面図。
【図20】この発明の第3の実施の形態を示すマッサージ装置の外装地を除去した平面図。
【符号の説明】
1…基体
10…駆動装置
21A…第1のローラユニット
71…第1の揺動体
74…第1のローラ軸
75…第2のローラ軸
76…第1のマッサージローラ
78…第2のマッサージローラ
81…第3のマッサージローラ

Claims (6)

  1. 基体と、
    この基体の長手方向に沿って走行可能に設けられた第1のローラユニットと、
    この第1のローラユニットを走行駆動する駆動装置とを具備し、
    上記第1のローラユニットは、
    この第1のローラユニットの走行方向に沿って揺動可能に設けられた第1の揺動体と、
    この第1の揺動体の揺動方向の一端部に設けられた第1のローラ軸及び他端部に設けられた第2のローラ軸と、
    上記第1のローラ軸に所定間隔で回転可能に設けられた一対の第1のマッサージローラと、
    上記第2のローラ軸に所定間隔で回転可能に設けられた一対の第2のマッサージローラ及びこの第2のマッサージローラよりも上記第2のローラ軸の軸方向外側に設けられた一対の第3のマッサージローラと
    を備えていることを特徴とするマッサージ装置。
  2. 上記第1のマッサージローラと第2のマッサージローラとの外周面には、それぞれ周方向に所定間隔で複数の突起が形成されていて、一対の第1のマッサージローラの上記第1のローラ軸の軸方向に沿う突起の間隔と、一対の第2のマッサージローラの上記第2のローラ軸の軸方向に沿う突起の間隔とは異なる寸法に設定されていることを特徴とする請求項1記載のマッサージ装置。
  3. 上記第3のマッサージローラの軸方向に沿う幅寸法は、上記第1、第2のマッサージローラの幅寸法よりも大きいことを特徴とする請求項1記載のマッサージ装置。
  4. 上記第2,3のマッサージローラは、上記第1のマッサージローラよりも基体上に仰臥する利用者の足部側に位置することを特徴とする請求項1記載のマッサージ装置。
  5. 上記基体には、上記第1のローラユニットよりも基体上に仰臥する利用者の足部側に位置するとともに上記第1のマッサージローラの走行駆動に連動する第2のローラユニットが設けられていることを特徴とする請求項1記載のマッサージ装置。
  6. 上記第2のローラユニットは、
    この第2のローラユニットの走行方向に沿って揺動可能であるとともに揺動方向と交差する方向に離間して設けられた一対の第2の揺動体と、各第2の揺動体の揺動方向の一端部と他端部とにこの第2の揺動体の揺動方向と同方向及びその揺動方向と交差する方向に揺動可能に設けられた複数の第4のマッサージローラとを備えていることを特徴とする請求項5記載のマッサージ装置。
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