JP3163222B2 - マッサージ装置 - Google Patents
マッサージ装置Info
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Description
復駆動して利用者をマッサージするマッサージ装置に関
する。
面が開口し、この開口をカバーで覆った基体内にマッサ
ージローラを保持した保持体を走行自在に設け、この保
持体を駆動手段によって往復走行させることで、上記カ
バー上に横たわった利用者を上記マッサージローラでマ
ッサージするようになっている。
椅子タイプとがあり、通常、前者の場合には2つの保持
体が走行方向に所定の間隔で離間して設けられ、後者の
場合には1つの保持体が走行自在に設けられている。
複数のマッサージローラが、少なくとも保持体の走行方
向と交差する、幅方向に所定の間隔で離間して回転自在
に支持されている。これらのマッサージローラは利用者
の背面の脊椎の両側や脚部を押圧しながら走行する。
る利用者の背面や脚部は平面でなく、横幅方向や背丈方
向に湾曲した曲面をなしており、とくに腰の部分から臀
部にかけてはその湾曲度合が他の部分に比べて大きくな
っている。そのように湾曲した部分を、上記保持体に、
単に回転自在に設けられたマッサージローラによってマ
ッサージすると、複数のマッサージローラの一部だけが
利用者の背面に強く当たり、残りのマッサージローラが
ほとんど当たらないというようなことがある。
椎の両側の窪んだ部分あるいは湾曲した脚部などにはマ
ッサージローラが所定の押圧力で確実に当たらないた
め、十分なマッサージ効果が得られないということがあ
るばかりか、突出した部分にはマッサージローラが強く
当たり過ぎて痛みを感じるということもある。
動して利用者をマッサージするマッサージ装置におい
て、そのマッサージ効果を高めるためにはマッサージロ
ーラの数が多いほうがよい。しかしながら、従来のマッ
サージ装置は、通常、往復駆動される1つの保持体に1
つのマッサージローラを設ける構造となっていたので、
マッサージローラの数が少なく、マッサージ効果を十分
に高めることができないということがあった。
ッサージ装置は、マッサージローラが保持体に単に回転
自在に設けられているだけなので、利用者の背面の湾曲
形状に対して強く当たり過ぎたり、十分に当たらないな
どのことがあり、さらには1つの保持体にたくさんのマ
ッサージローラを設けるということが行われていなかっ
たので、これらのことにより、マッサージ効果を十分に
高めることができないということがあった。
で、その目的とするところは、利用者の湾曲した背面を
ほぼ均一な強さで確実に、しかも一度に複数のマッサー
ジロラでマッサージすることができるようにしたマッサ
ージ装置を提供することにある。
1の手段は、基体と、この基体の所定方向に沿って走行
自在に設けられているとともに上記基体の幅方向に沿う
支軸を有する保持体と、この保持体を上記基体の所定方
向に沿って往復駆動する駆動手段と、上記保持体の支軸
にこの支軸を中心にして揺動自在に設けられたロ−ラ支
持体と、このロ−ラ支持体の一端側と他端側とにそれぞ
れ上記保持体の走行方向に沿って揺動自在に設けられた
ローラ軸受と、上記ローラ支持体の一端側と他端側に設
けられた上記ローラ軸受に上記保持体の走行方向と交差
する方向に対して位置をずらして回転自在に設けられた
複数のマッサ−ジロ−ラと、上記基体の少なくとも上記
マッサ−ジロ−ラが設けられた面を覆ったカバ−とを具
備したことを特徴とする。
側と他端側のマッサージローラは走行方向と交差する方
向に対して位置をずらして設けられているから、利用者
の背面のマッサージをすることができる範囲が拡大す
る。
を参照して説明する。図1はこの発明のマットレスタイ
プのマッサージ装置を示し、このマッサージ装置は矩形
平板状の基体1を備えている。この基体1は図2に示す
ように比較的硬質なウレタンフォームなどによって形成
された下層1aと、シート状の合成樹脂を段ボール状に
形成し上記下層1aの上面に積層された中層1bと、ウ
レタンフォームなどによって上記下層1aよりも柔らか
く形成され上記中層1bの上面に積層された上層1cと
の三層構造になっている。この上層1cは下層1aおよ
び中層1bよりも幅寸法が小さく形成されている。
1a〜1cが湾曲自在であるから、長手方向中途部から
2つあるいは3つに折り曲げることが可能となってい
る。上記基体1の上面の幅方向両端部の中層1bの上面
には、ナイロンやポリプロピレンなどの柔軟な合成樹脂
によって成形された一対のガイドレール4が平行に離間
して敷設されている。このガイドレール4は図2、図3
および図7(a)、(b)に示すように帯状の基部4a
を有し、この基部4aの幅方向両端にはL字状の支持部
4bが形成されている。上記基部4aの中途部の上下面
にはそれぞれ一対のL字状片4cが対向して突設されて
いる。それによって、上記基部4aの上下面にはそれぞ
れ通路4dが形成され、また上側の通路4dの側方は後
述する車輪27の走行面4eとなっている。
2に示すように、中途部が上記中層1bに保持されたコ
字状の保持具4fの両端部が係合している。それによっ
て、上記ガイドレール4は基体1に保持されている。
いは2か所には、図7(a)、(b)に示すようにガイ
ドレール4の基部4aを除く部分に所定の間隔で複数の
スリット5が形成されている。そのため、ガイドレール
4はそのスリット5の部分から上記基体1とともに折り
曲げることができるようになっている。
一端側の上面には駆動装置10が設けられている。この
駆動装置10はケース11を有する。このケース11内
には減速機とモータとが一体化された駆動源12が設け
られている。この駆動源12はケース11の両側に設け
られた各一対の歯車13をそれぞれ逆方向に回転駆動す
るようになっている。各歯車13にはそれぞれドラム1
4が一体的に設けられている。
は帯状のベルト15の両端部がそれぞれ巻回されてい
る。上記ベルト15の中途部は上記ガイドレール4の上
側と下側の通路4dに挿通され、中途部は上記ガイドレ
ール4の端部に回転自在に設けられたプーリ16に掛け
られている。
3が逆方向に駆動されると、上記ベルト15は一方の歯
車13のドラム14から繰り出され、他方の歯車13の
ドラム14に巻き取られる。それによって、上記ベルト
15は上記通路4dに沿って走行駆動される。
4が矢印X方向、他方のドラム14がY方向に回転させ
られると、ベルト15の上側の通路4dに通された部分
は矢印Zで示す方向に走行駆動されるようになってい
る。
駆動されるようになっている。たとえば、ベルト15の
走行距離をドラム14の回転数などで検出し、その検出
信号で上記駆動源12による歯車13の回転方向を変換
して行われる。
示すように第1の保持体21aと第2の保持体21bと
が設けられている。各保持体21a、21bは図2に示
すように支軸としての中空軸22を備えている。中空軸
22の両端部はサポート23に形成された取付孔24に
着脱自在に嵌着されている。この中空軸22にはねじ軸
25が挿通されている。このねじ軸25の両端部は上記
サポート23の外面側に突出し、そこにはナット26が
螺着されている。
図5に示すように一対の上記車輪27が支軸27aによ
って回転自在に設けられている。この車輪27は上述し
たごとく上記ガイドレール4のガイド面4eを走行する
ようになっており、また上記支軸27aは左右一対のサ
ポート23間に亘る長さになっていて、その両端部が各
サポート23の車輪27を回転自在に支持している。
0の両端部がねじ31によって固定されている。このワ
イヤ30の中途部は図8(a)と図5に示すように上記
サポート23の下部外面の中途部に設けられたガイド部
材32のスライド部33にスライド自在に挿通され、さ
らに上記ワイヤ30の上記スライド部33から導出され
た部分は図8(b)に示すように上記ベルト15の上面
に固着された取付板34に連結されている。それによっ
て、上記ワイヤ30は上記取付板34を介して上記各保
持体21a、21bを上記ベルト15の走行に連動させ
るようになっている。
は図4と図5に示すように、側面形状がほぼW字状のそ
れぞれ一対のローラ支持体35が揺動自在かつ上記中空
軸22に外嵌されたカラー36によって位置決めされて
設けられている。上記第1の保持体21aに設けられた
一対のローラ支持体35は、第2の保持体21bに設け
られた一対のローラ支持体35よりも基体1の幅方向に
おける間隔が大きく設定されている。
にその中途部に上記中空軸22に嵌挿される支持孔36
が形成されたボス部37を有し、このボス部37を中心
にして長手方向一端部と他端部との幅方向両端面にはそ
れぞれ第1の支軸38が突設されている。つまり、1つ
のローラ支持体35には4本の第1の支軸38が設けら
れている。
とする一端側と他端側とは図6に寸法Sで示すように幅
方向に位置をずらして形成されている。それによって、
ローラ支持体35の長手方向一端側における一対の第1
の支軸38と、他端側における一対の第1の支軸38
も、幅方向に寸法Sだけずれている。
支軸38と上記ボス部37との間は凹曲面39に形成さ
れている。また、各保持体21a、21bのサポート2
3間には支軸27aが架設されている。この支軸27a
には、上記ローラ支持体35が上記中空軸22を支点と
して前後方向に揺動し過ぎたときに当接し、それによっ
て上記ローラ支持体35の揺動を規制するようになって
いる。
取り付けられる。このローラ軸受41の軸方向中途部に
は上記第1の支軸38に回転自在に嵌合する第1の取付
孔42が形成されている。上記第1の支軸38の基端部
の外周面には第1のキー43が形成され、上記取付孔4
2には上記第1のキー43に係合する第1のキー溝44
が形成されている。上記第1のキー43は周方向に40
度の角度で設けられ、上記第1のキー溝44は130度
の角度で設けられている。したがって、上記ローラ軸受
41は上記第1の支軸38を支点として前後方向にそれ
ぞれ45度の範囲で揺動可能となっている。
孔42と直交する方向である、その軸方向両端にブロッ
ク支軸としての中空状の第2の支軸45が突設されてい
る。この第2の支軸45の先端には鍔45aが形成さ
れ、さらに軸方向に沿うとともに先端面に開放した複数
のスリット45bが周方向に所定間隔で形成されてい
る。それによって、第2の支軸45の先端部は縮径方向
に弾性変形可能となっている。
にはそれぞれブロック47がそれに形成された第3の取
付孔48を嵌合させて回転自在に取り付けられている。
つまり、上記第3の取付孔48の内径寸法は、上記第2
の支軸45の鍔45aの部分の外径寸法よりも小さく、
鍔45a以外の部分の外径寸法よりもわずかに大きく設
定されている。したがって、第2の支軸45の先端部を
縮径方向に弾性変形させた状態で、そこに上記ブロック
47の第3の取付孔48を嵌合させ、ついで縮径状態を
解除すれば、上記ブロック47を回転自在かつ端面が上
記鍔45aに係合して抜出不能に取付けることができ
る。
には、上記第3の取付孔48の軸線に対して直交する方
向、つまりローラ軸受41に取付けられた状態におい
て、軸線を上記ローラ軸受41の軸線と直交させる状態
で一対のローラ支軸49が突設されている。各ローラ支
軸49は中空状をなしていて、先端には鍔49aが設け
られ、また一端を先端面に開放した複数のスリット49
bが軸方向に沿い、かつ周方向に所定間隔で形成されて
いる。それによって、ローラ軸49は上記スリット49
bによって縮径方向に弾性変形させることができるよう
になっている。
第2の支軸45が突設された端面には第2のキー51が
周方向に40度の範囲で形成され、上記ブロック47の
端面には上記第2のキー51に係合する第2のキー溝5
2が周方向に80度の範囲で形成されている。したがっ
て、上記ブロック47は周方向に40度の範囲で揺動自
在となっている。
に外周面に円弧状の複数の突起53a(この実施例では
10個)を有するマッサージローラ53が後述するよう
に回転自在に取り付けられている。つまり、各保持体2
1a、21bにはそれぞれ16個のマッサージローラ5
3が設けられ、これらマッサージローラ53は、ローラ
支持体35に対して上記ローラ軸受41、ブロック47
およびローラ軸49によって前後方向と左右方向に揺動
自在となっている。各マッサージローラ53の突起53
aは、ほぼ半球形状をなし、隣り合う突起間に隙間がで
きることのない間隔で設けられている。
ラ軸49の鍔49aよりも小径で、鍔49a以外の部分
よりもわずかに大径な取付孔53bが形成されている。
したがって、上記ローラ軸49の先端部を縮径方向に弾
性変形させた状態で、上記マッサージローラ53の取付
孔53bを嵌合させ、ついで縮径状態を解除すれば、マ
ッサージローラ53は回転自在かつ端面に上記鍔49a
が係合して抜出不能に取付けられることになる。
軸38に取付けたのち、この第1の支軸38の先端に図
示しないスプリングリングを取着することで抜出不能に
保持されているが、上記ブロック48やマッサージロー
ラ53と同様、図示しないが第1の支軸38にスリット
および鍔を設けることで、抜出不能に取付けるようにし
てもよい。
とする一端側に設けられた第1の支軸38と、他端側に
設けられた第1の支軸38とは上述したように幅方向に
所定寸法Sだけずれている。それによって、上記各第1
の支軸38にローラ軸受41とブロック47を介して取
付けられた、上記ローラ支持体35の一端側と他端側に
位置するマッサージローラ53も、上記寸法Sだけずれ
ることになる。
ブロック47の一対のローラ軸49に取付けられた一対
のマッサージローラ53の間隔Pの2分の1に設定され
ている。したがって、ローラ支持体35の一端側に4列
の状態で位置する8つのマッサージローラ53と、他端
側に同じく4列の状態で位置する8つのマッサージロー
ラ53とは、上記ローラ支持体35の幅方向においてP
/2づつずれている。つまり、上記ローラ支持体35の
各列のマッサージローラ53は、基体1の長手方向に沿
って往復駆動される場合、それぞれの列が上記基体1の
幅方向の異なる位置を走行することになる。
の布地からなるカバー54によって覆われている。この
カバー54には張力が付与され、それによって各保持体
21a、21bに設けられたマッサージローラ53に圧
接し、各マッサージローラ53が自由に揺動するのを規
制している。この状態を図10(a)、(b)に示す。
ないが、マッサージローラ53の揺動を規制する伸縮性
の布地からなる保持カバーと、基体1の少なくとも上面
側を覆う外装カバーとの2枚構造としてもよい。その場
合、上記保持カバーは保持体21a、21bの部分だけ
を覆う帯状であってもよい。
サージローラ53は前後方向における揺動および左右方
向における揺動が第1、第2のキー溝とキーとによって
規制され、しかもローラ支持体35の中空軸22回りの
揺動もサポート23間に架設された支軸27aによって
規制されているから、上記カバー54によって各マッサ
ージローラ53の揺動を規制しなくとも差支えない。
て、マッサージを受ける場合、利用者がカバー54の上
に仰臥したならば、駆動源12を作動させてベルト15
を往復走行させ、そのベルト15によって第1の保持体
21aと第2の保持体21bとを連動させる。
ら腰の部分を往復走行し、第2の保持体21bは臀部か
ら脚の部分を走行する。第1の保持体21aに設けられ
た一対のローラ支持体35のマッサージローラ53は利
用者の脊椎の両側から腰の部分をマッサージし、第2の
保持体21bに、上記第1の保持体21aの一対のロー
ラ支持体35よりも狭い間隔で設けられた一対のローラ
支持体35のマッサージローラ53は臀部から両脚の後
側をマッサージする。
(a)に示すように各保持体21a、21bの走行方向
に沿う前後方向と、図11(b)に示すように走行方向
と交差する横方向とに所定の角度で揺動する。したがっ
て、各保持体21a、21bに設けられたマッサージロ
ーラ53は、利用者の背面の背丈方向の凹凸、たとえば
腰の部分の凹凸などに沿って前後方向に揺動するととも
に、脚の背面などの横方向の曲面に応じて揺動するか
ら、利用者の凹凸状の背面に当接して確実にマッサージ
することができる。
軸45に設けられた一対のブロック47は、横方向に沿
って互いに自由に揺動する。つまり、一方のブロック4
7と他方のブロック47は逆方向にも揺動可能であるか
ら、そのことによってもマッサージローラ53の横方向
の揺動の自由度が高くなり、マッサージ効果が向上す
る。
動自在に設けられていることにより、ローラ軸受41が
前後方向に揺動自在であることと相俟って、マッサージ
ローラ53の前後方向の揺動が円滑になる。つまり、利
用者の背面のわずかな凹凸形状に対しても応答して揺動
するから、良好なマッサージ効果が得られる。
a、21bの幅方向に沿う揺動角度は、ブロック47に
設けられた第2のキー51とローラ軸受41の第2の取
付孔46に形成された第2のキー溝52との係合によっ
て規制されている。そのため、上記マッサージローラ5
3が幅方向に揺動し過ぎ、その側面が利用者に当たって
不快感を与えるようなことがない。
支持された部分を中心にして、その走行方向の一端側と
他端側とにそれぞれ複数のマッサージローラ53が設け
られている。しかも、ローラ支持体35の一端側と他端
側には、それぞれ一対の第1の支軸38を設け、この第
1の支軸38に一対の第2の支軸45を有するローラ軸
受41を設け、さらにこのローラ軸受41の一対の第2
の支軸45にはマッサージローラ53が取付けられる一
対のローラ軸49を有するブロック47が設けられてい
る。
ラ支持体35の一端側と他端側とにはたくさんのマッサ
ージローラ53、この実施例では8個づつのマッサージ
ローラ53をそれぞれ4列で設けることができるから、
これらたくさんのマッサージローラ53によって利用者
の背面を全体的にマッサージすることができる。
は、隣り合う突起53aが隙間のない状態で設けられて
いる。そのため、マサージローラ53が回転しながら利
用者をマッサージする際、そのローラ53の隣り合う突
起間に利用者の皮膚部分が挟み込まれずらくなるから、
上記マッサージローラ53の回転によってによって皮膚
が引っ張られるようなことがなくなり、利用者に不快感
や痛みを与えるのが防止される。
られたマッサージローラ53の列と、他端側に設けられ
たマッサージローラ53の列は、走行方向と交差する幅
方向において位置をずらしている。そのため、ローラ支
持体35を走行させると、その一端側の4列のマッサー
ジローラ53と他端側の4列のマッサージローラ53と
は利用者の背面の幅方向の異なる部分をマッサージする
ことになる。
と他端側の4列のマッサージローラ53は、利用者の背
面の幅方向の異なる部分をマッサージするから、たくさ
んのマッサージローラ53によって利用者の背面を全体
的にマッサージすることができる。
中空軸22に対して揺動自在に設けたが、中空軸22に
対して固定的、つまり揺動不能に設けるようにしてもよ
い。また、マッサージローラ53は、図12に示すよう
にローラ支持体35の4本の第1の支軸38に直接、回
転自在に取付けるようにしてもよい。つまり、1つのロ
ーラ支持体35に4つのマッサージローラ53を、その
一端側と他端側とで幅方向の位置をずらして設けるよう
にしてもよい。
の実施例は椅子式のマッサージ装置に適用したもので、
図中71は椅子の座部体である。この座部体71の後端
側には基体としての背部体72の下端が揺動自在に連結
されている。この背部体72は所定の傾斜角度で保持可
能となっている。
をなしていて、その内部には上下方向に沿ってねじ軸7
3が回転自在に架設されている。このねじ軸73の下端
は上記背部体72の下端部に収容された駆動源74に連
結されていて、この駆動源74によって回転駆動される
ようになっている。
れ、このナット体75にはアーム76の一端が枢着され
ている。このアーム76の他端にはローラ支持体77が
揺動自在に連結されている。このローラ支持体77には
上記一実施例と同様な取付構造によってマッサージロー
ラ53が走行方向およびその走行方向と交差する方向に
沿って揺動自在に設けられている。
体75はその回転方向に応じて上下方向に駆動される。
ナット体75の上下動の範囲は図示しないリミットスイ
ッチなどで制御されるようになっている。
ローラ78が回転自在に設けられ、このガイドローラ7
8は上記背部体72両側内面に設けられたガイドレール
79に沿って転動するようになっている。このガイドレ
ール78は利用者の背面形状に応じて上下方向に沿って
湾曲した曲線をなしている。そして、上記背部体72の
前面開口にはこの開口を覆う状態で伸縮性の布地からな
るカバー81が張設されている。
71に着座し、背部体72に寄り掛かったならば、駆動
源74を作動させ、ねじ軸73を回転させる。それによ
って、ナット体75とともにローラ支持体77が上記ね
じ軸73に沿って上下動するから、このローラ支持体7
7に設けられたマッサージローラ53が利用者の背面を
マッサージする。
者の背面の凹凸形状に応じて走行方向およびその方向と
交差する幅方向の両方向に揺動するから、利用者の凹凸
状の背面を確実に押圧してマッサージすることになる。
を保持体21a、21bの中空軸22に揺動自在に設け
たが、ローラ支持体35は中空軸22に回動不能に設け
るようにしてもよい。
ラ支持体の一端側と他端側とに設けられたマッサージロ
ーラを、走行方向と交差する方向に対して位置をずらし
た。そのため、上記ローラ支持体を走行させることで、
利用者の背面を広範囲にわたってマッサージすることが
できるから、マッサージ効果を向上させることができ
る。
除いた基体の平面図。
側面図。
部材の斜視図、(b)は同じく取付板とワイヤとの連結
構造の斜視図。
揺動していない状態の説明図。
揺動した状態の説明図。
図。
ージ装置の側面図。
53…マッサージローラ、54…カバー。
Claims (1)
- 【請求項1】 基体と、この基体の所定方向に沿って走
行自在に設けられているとともに上記基体の幅方向に沿
う支軸を有する保持体と、この保持体を上記基体の所定
方向に沿って往復駆動する駆動手段と、上記保持体の支
軸にこの支軸を中心にして揺動自在に設けられたロ−ラ
支持体と、このロ−ラ支持体の一端側と他端側とにそれ
ぞれ上記保持体の走行方向に沿って揺動自在に設けられ
たローラ軸受と、上記ローラ支持体の一端側と他端側に
設けられた上記ローラ軸受に上記保持体の走行方向と交
差する方向に対して位置をずらして回転自在に設けられ
た複数のマッサ−ジロ−ラと、上記基体の少なくとも上
記マッサ−ジロ−ラが設けられた面を覆ったカバ−とを
具備したことを特徴とするマッサ−ジ装置。
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