JP2004154208A - 遊戯絵本および遊戯絵本用プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、音声による説明と、入力ガイド手段に設けられた誘導部にそって連続的に入力することにより、目の不自由な人であってもプレイを行うことができる遊戯絵本および記憶媒体と電子機器装置を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明の遊戯絵本および記憶媒体と電子機器装置は、載置面に入力案内が記載された遊戯絵本が載置され、ペンにより前記入力案内に基づいた載置面の位置を特定し、ペンにより特定された位置を位置検出手段で検出し、記憶手段には音響データが記憶され、制御手段は位置検出手段により検出された位置に該当する音響データを記憶手段から読み出し、読み出された音響データによる音声あるいは音をスピーカから出力する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の遊戯絵本および記憶媒体と電子機器装置は、載置面に入力案内が記載された遊戯絵本が載置され、ペンにより前記入力案内に基づいた載置面の位置を特定し、ペンにより特定された位置を位置検出手段で検出し、記憶手段には音響データが記憶され、制御手段は位置検出手段により検出された位置に該当する音響データを記憶手段から読み出し、読み出された音響データによる音声あるいは音をスピーカから出力する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、ペン入力手段を備えた電子機器装置に対して提供される遊戯絵本および当該遊戯絵本用のソフトウエアプログラムを提供することを特徴とする電子機器装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特許文献1等に開示された電子機器装置が知られている。当該電子機器装置は、複数の可視情報が表面に記載されたシートと、複数の可視情報に対応する情報を記憶した記憶媒体と、操作者がシート面上で操作することにより特定の可視情報を選択する選択手段(タッチペン等)と、特定の可視情報が選択されたことを示す信号を検出する検出手段を有し、検出手段からの信号に基づき、特定の可視情報に対応する情報を記憶媒体から読み出しテレビ等に表示させるものである。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−140887号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例として説明したものの他、所定の電子機器装置に絵本を載置し、当該絵本上の特定位置を付属の入力ペンで押圧等することにより、所定の音声等が発生するように構成されたものが知られている。
しかし、上記の電子機器装置は、いずれも健常者による使用を前提としており、目が不自由であって絵本の絵柄を視認することができない子供には使用することができないものであった。
【0005】
本願発明は、上記課題に鑑み案出されたものであって、目の不自由な子供や低年齢の幼児によっても使用できるような電子機器装置用の遊戯絵本および当該遊戯絵本用のソフトウエアプログラムを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は下記構成を有する。すなわち、
入力用ペンと、当該入力用ペンの近接若しくは入力用ペンによる押圧位置を検出する検出手段を備えた所定面積の載置面と、装着された記憶媒体によって提供されるソフトウエアプログラムを演算処理する制御手段とを備えた電子機器装置に対して提供される遊戯絵本であって、
前記入力用ペンによる押圧位置若しくは移動経路等を表した絵若しくは記号が印刷されたページを有し、
前記印刷された押圧位置若しくは移動経路等に対応し、前記ペンによる押圧位置若しくは移動をガイドする凹凸若しくは溝等のガイド手段を備えたことを特徴とする遊戯絵本。
【0007】
また、請求項2記載の発明は下記構成を有する。すなわち、
前記ガイド手段が、印刷された紙面に対する凹凸加工によって形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊戯絵本。
【0008】
また、請求項3記載の発明は下記構成を有する。すなわち、
前記ガイド手段が、前記入力用ペンによる押圧位置若しくは移動経路等を表した絵若しくは記号が印刷されたページとは別体のシート体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊戯絵本。
【0009】
また、請求項4記載の発明は下記構成を有する。すなわち、
入力用ペンと、当該入力用ペンの近接若しくは入力用ペンによる押圧位置を検出する検出手段を備えた所定面積の載置面と、装着された記憶媒体によって提供されるソフトウエアプログラムを演算処理する制御手段とを備え、前記入力用ペンによる押圧位置若しくは移動経路等を表した絵若しくは記号が印刷されたページ遊戯絵本を載置して使用する電子機器装置に対して提供される遊戯絵本用プログラムであって、
前記入力ペンによる検出位置を、前記印刷によって示された押圧位置若しくは移動経路よりも広範囲としたことを特徴とする遊戯絵本用プログラム。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明に係る遊戯絵本等の一実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の遊戯絵本と記憶媒体、および当該遊戯絵本と記憶媒体を用いる遊戯装置としての電子機器装置101の外観図である。
図1中、103は電子機器装置101の筐体、5は遊戯絵本、104はペン(入力用ペン)、9はカセット式の記憶媒体、105はスピーカ、107は電源スイッチである。
【0011】
電子機器装置101は、前記遊戯絵本5が載置される載置面109と、一側部にカセット9を装着する装着部111と、音声等の音響を出力するスピーカ105と、電源のオン・オフを行う電源スイッチ107を有している。
電子機器装置101の外観を構成する筐体103は、書籍のように中央部に設けたヒンジ部117によって二つ折りに折り曲げられる第1筐体113および第2筐体115の2つの筐体によって構成されており、当該2つの筐体113,115を開くことによって前記載置面109が形成されるようになっている。
前記第1筐体113の載置面109aと第2筐体115の載置面109bの表面には所定深さの凹部が設けられており、当該凹部が遊戯絵本5を載置する載置面109を構成するようになっている。
上記構成によって、第1筐体113に第2筐体115を重ねて折り畳み可能とすることで、載置面109に対して、詳細には後述する遊戯絵本5を載置したまま折り畳んで収納することができるようになっている。
また、前記載置面109には、ペン104の近接を検知するセンサが内蔵されている。当該センサは磁石の近接(磁界の変化)を検知可能なものであり、
先端部に磁石が内蔵されたペン104によるペン先の近接、移動を検出できるようになっている。
【0012】
遊戯絵本5には、後述するプログラムに対応した遊戯に関連する絵や記号が印刷された複数のページが設けられている。遊戯絵本5の外形は、ページを開いた状態で、凹部となっている前記載置面109の外形と略一致し、凹部に載置収容された状態で外形が規制され容易に移動しないようになっている。これは、後述する遊戯絵本5の所定ページの印刷内容と、位置検出をするセンサとを一致させるためである。
図2は、遊戯ページとして、音楽を出力するプログラムに対応した遊戯絵本5の所定ページ(左ページ5aおよび右ページ5b)の一例を表した図である。当該ページには、音声出力される音楽を表した楽譜が印刷されている。
当該ページの構成を説明すると、左端縁に沿った領域15の一部には、開いているページを電子機器装置101に認識させ、対応する所定のプログラムを起動させるためのスタート部を表す記号17と、当該ページでの処理を終了するストップ部19を表す記号が印刷されている。また、下端縁に印刷された「−」「+」の記号は音量設定部21である。
ページ中央の主領域は遊戯面であり、この領域には楽譜を表す第1の五線譜25、第2の五線譜27、第3の五線譜29、第4の五線31が印刷され、当該各五線譜上に複数の音符23が印刷されている。
【0013】
遊戯絵本5には、上述した楽譜を印刷したページの他、他の遊戯内容が印刷されたページが用意されており、各ページに対応して所定のプログラムが実行されるようになっている。
また、本実施の形態では、前記楽譜を印刷したページに対応して、図3に示すようなシート33が設けられている。
シート33は、透明な素材によって、ページを構成する紙面と略同一の外形に形成された薄板状の部材である。シート33上には、前記第1乃至第4の五線譜25,27,29,31の位置に対応して所定幅の溝35,37,39,41が形成されている。
また、シート33の左側縁部の両端には、孔43,45が設けられている。シート33を左ページ5a上に載置し当該ページに外形を合わせると、孔43,45の位置が前記左ページ5a上に印刷されたスタート部17およびストップ部19に対応する。また、前記第1乃至第4の五線譜25,27,29,31と、シート33に形成された溝35,37,39,41が一致するようになっている(図4)。
なお、前記溝(35,37,39,41)および孔(43,45)の代わりに、エンボス加工等により凹凸を形成し同様の作用を有するように構成してもよい。
【0014】
次に、遊戯絵本5を載置する電子機器装置101と、電子機器装置101によって実行されるプログラム等が記憶された記憶媒体9について説明する。
図5は、記憶媒体9と電子機器装置101のブロック構成図である。
電子機器装置101には、1チップマイクロコンピュータによる制御手段119と、前記センサとしてペン104の近接位置を検出する位置検出手段121と、記憶手段123と、記憶手段123にアクセスするアクセス手段125と、音響出力制御手段127とが設けられている。
記憶媒体9の記憶領域には、ヘッダ61、前記遊戯絵本5の各ページに対応して実行されるプログラム63、当該プログラム63にっよって使用される音響データ65等の各種データが記憶されている。
【0015】
制御手段119は、CPUとして機能する演算処理部、記憶領域RAMと、ROMを有する8ビットのマイクロコンピュータによって構成されている。
制御手段119は、記憶媒体9から前記プログラムや音響データを読み出して記憶手段123に書き込み、前記位置検出手段121によって検出されたページ情報に基づいて、当該ページに該当するプログラムを実行させるものである。また、プログラムの実行に伴い、アクセス手段125に対してアドレスを指示し該当する音響データを読み出す処理を行い、読み出された音響データを音響出力制御手段127に送り、音声等でスピーカ105から出力させる処理を行うものである
【0016】
位置検出手段121は、磁気抵抗効果を有する素子を平面状に多数配置することによって形成されている。この配列された素子に前記ペン104に設けられた永久磁石が近接すると該素子の抵抗値が変化し、この抵抗値の変化を検出することで、前記ペン104によって押圧等された位置が特定できるようになっている。なお、位置検出手段121は、素子によって押圧による歪みを検知したり、接点をマトリクス状に配置し押圧による開閉を検知するものを採用することもできる。
【0017】
記憶手段123は、本実施の形態では、EEPROM等の書き換え可能なメモリチップが用いられ、前述のように前記記憶媒体9に記憶されているプログラムや音響データを一時的に記憶するものである。
【0018】
アクセス手段125は、前記記憶手段123に記憶されている音響データを読み出すものである。すなわち、前記プログラムが制御手段119によって実行され、該当する音響データのアドレスを設定して読み出すものである。
音響出力制御手段127は、例えば音声ドライバーであり、前記制御手段119によって読み出された音響データを増幅して音声あるいは音として前記スピーカ105から出力させるものである。また音響出力制御手段127は、前記遊戯絵本5に記載された音量設定部の操作を位置検出手段121によって検出すると、前記制御手段119からの指示により前記スピーカ105から出力される音量が大きくあるいは小さく変更されるようになっている。
【0019】
記憶媒体9は、前記筐体103の装着部111に着脱自在に装着され、遊戯絵本の内容に応じて交換して使用されるものである。記憶媒体9は、記憶手段としてROMを内蔵しており、前述のように遊戯絵本5に対応するプログラムやデータとして、ヘッダ61と、プログラム63と、音響データ65等を記憶している。
ヘッダ61は、例えば電子機器装置101の使用方法の説明、遊戯絵本5に記載されているコンテンツの概要、登場キャラクターの紹介等を行うための音響データが記憶されている領域である。また、ヘッダ61には、電子機器装置101に対する電源投入時に出力される音響データも含まれており、記憶媒体9が装着され、電源が投入されると制御手段119によって読み込まれ、音響出力制御手段127を介してスピーカ105から音声あるいは音として出力されるようになっている。
【0020】
プログラム63には、遊戯絵本5の各ページに対応した種々のサブプログラムが含まれており、検出されたページに基づいて実行されるようになっている。またプログラム63には、当該プログラム63の進行に基づいて該当するデータを音響データ65から読み出すアドレスを含むものである。
音響データ65は、例えば「このページは〜曲が演奏できます。」、「ペンでスタート部に触れてください。」、「楽譜にそってペンを移動して下さい。」等のメッセージが、例えば遊戯絵本5に記載されたキャラクターの声で記憶されているものである。また曲を演奏するための「ド」「レ」「ミ」・・等の音階が、ピアノの音あるいは笛の音等で記憶されている。
【0021】
次に、本願発明に係る遊戯絵本およびプログラムの基本的な作用を、図6、図7を用いて説明する。
初めに、電子機器装置101の載置面109に、遊戯絵本5を載置し(ステップS1)、遊戯絵本5に対応した記憶媒体9を装着する(ステップS2)。次いで、筐体103に設けられた電源スイッチ107によって電源を投入すると(ステップS3)、制御手段119によりカセット9に記憶されているヘッダ61の音響データが読み出され(ステップS4)、音響出力制御手段127によって「色々な曲を演奏することができます。好きなページを開いてください。」等の音声がスピーカ105から出力される(ステップS5)。
【0022】
制御手段119は、装着された記憶媒体9のプログラムに従って、位置検出手段121からの出力を待ち、検出結果に基づいてプログラムを進行させる。初期の状態では、各ページに対応したプログラムは読み込まれていないので、制御手段119が受け付ける出力は、実質的にスタート部17、ストップ部19、音量設定部21、その他説明を省略するが各ページ毎に用意された個別の操作ではなく入力共通部として設定されているもののみである。
スタート部17がペン104によって押圧等されると、各ページ毎に用意された個々のプログラム63と音響データ65を読み出し(ステップS6〜S10)、読み出したプログラム63と音響データ65を記憶手段123に一時的に記憶する(ステップS11)。そして、選択されたページに関連する音声等のメッセージをスピーカ105から出力する(ステップS12)。
【0023】
上記のステップにおいて、所定のページに対応したプログラム等が読み込まれ、以後遊戯絵本5のページ中央の主領域に印刷された押圧部位を示す印(音符等)をペン104によってさわることで、当該印の位置を検出し、以後各ページ用のプログラムに従って所定の音声等が発生される(ステップS13〜S16)。図2に示したページを使用する場合には、五線譜25,27,29,31上に描かれた各音符23をさわると、楽譜に示された音階どおりの音および長さの音が発生される。すなわち、印刷された楽譜のテンポ通りに順次音符23に触れていくと、位置検出手段121がこれを検知し、プログラムに基づく制御手段119の処理によって、曲らしく音楽として音が発生される。
【0024】
次に、本実施の形態に係る遊戯絵本5の最適な実施の形態について説明する。前記のように、一音、一音、音符23に触れて音を発生させることは、小学生程度の児童にとっては比較的容易いことであるが、幼児若しくは目の不自由な子供にとっては困難なことである。本実施形態では、このような幼児若しくは目の不自由な子供にとっても遊ぶことができるように、遊戯絵本5に対する付属具としてシート33を設けたことを特徴とする。シート33は、前述したように五線譜25,27,29,31に合わせて、溝35,37,39,41が形成されている。当該各溝は、五線譜の略中央に位置するように設けられており、ペン104のペン先をガイドし、五線譜に沿って移動させることができるようになっているものである。
【0025】
前述のように、位置検出手段121は、磁気抵抗効果を有する素子を用いて、磁石の近接を検知するものである。この位置検出手段121によるペン104の検出は、正確に素子の真上に来なければ検出しないというものではなく、所定範囲に近づいた場合に入力として受け付けることができる程度の出力が得られるものである。したがって、前記ページを用いて音楽を発生させようとした場合、正確に音符23に触れなくとも、その付近をペンが通過することにより、所定位置に設けた位置検出手段121の素子に対する入力として受け付けることができる。
すなわち、シート33を用いて、溝35,37,39,41に沿ってペン104を直線的に移動させることで、完全には音符23の位置と一致していないが、音符にペン104が触れたものとして順次音を発生させることができる。目見えない子供であっても、シート33に形成された溝35,37,39,41に沿ってペン104を移動させることは比較的容易であるので、健常者同様に遊戯絵本5を用いて音楽を出力させることができるものである。
【0026】
上記の作用を、前述した図6および図7を用いて説明する。
まず、シート33をページ上に載置し、溝35にそってペン104を移動させる(ステップS6、ステップS7)。ペン104が溝35の端部PAに位置しているとき、当該位置を検出し当該位置に該当するアドレスを設定して記憶手段123に記憶された音響データにアクセスする(ステップS13)。アクセスの結果、該当データがなかった場合は(ステップS14)、ステップS6の処理に戻る。溝35に沿ってペン104が移動し、ペン104が溝35内の位置P1に到達すると、ステップS13の処理により、当該位置に対応する音符に関する記憶手段123に記憶された音響データにアクセスする(ステップS14)。
位置P1に該当する音響データがあった場合は、その音響データ(ここでは「ミ」の音)を読み出し(ステップS15)、音響出力制御手段127によりスピーカ105から「ミ」の音を出力する(ステップS16)。ここで例えばスピーカ105から出力される音が小さいあるいは大きい場合には、音量設定部(図2の符号21参照)の位置に接触入力すると音量を変えることができる(ステップS17、ステップS18)。
【0027】
続けてペン104を溝35に沿って連続的に移動させると、ペン104が位置P2付近を通過したときに「ミ」、位置P3付近を通過したときに「ド」の音がスピーカ105から出力される。位置P3と位置P4の間は該当する音響データがないため音は何も出力されない。また位置P4、P5、P6、P7、P8、P9付近をペン104が通過すると、各音符の音に該当する音響データが記憶手段123から読み出され、順次「ラ」、「ラ」、「ラ」、「シ」、「ド」、「ラ」の音がスピーカ105より出力される。
ペン104が溝35の他端部PBまで移動すると、五線譜25上に印刷されていた音楽の出力が完了し、以下同様に次の溝37,39,41を利用してペン104を移動させ、順次五線譜27,29,31上に印刷されている音を出力させることができる。
【0028】
当該ページによる遊戯を終了する場合には、ペン104によって孔45に該当する部位をさわることにより位置が検出され、プログラムに基づいて当該ページの遊戯終了プロセスが実行される。当該プロセスの実行によって、該当する音響データにアクセスして、例えば「〜の曲の演奏を終了します」等の音響データを記憶手段123から読み出してスピーカ105から出力し、当該ページでのプレイを終了させる。
また、遊戯絵本5の他のページでの遊戯を行う場合には、上記ステップS6からの処理を行えばよく、別の遊戯絵本5を用いてプレイを行う場合は上記ステップS1からの処理を行えばよい。
【0029】
なお、上記実施の形態では、ペン104のガイドとしてシート33を使用したが、次の手段によっても同様の作用を有する遊戯絵本を提供することができる。すなわち、シート33に形成した溝35,37,39,41および孔43,45に相当する凹凸若しくは孔を、遊戯絵本の各ページ上に直接設けることによって、シート33を用いた場合と同様にペン104の移動をガイドさせることができる。
さらに、同ページに点字による説明等を設けることにより、目の不自由な子供に対しても点字による情報を認識させつつ、ペンを用いた遊戯をさせることができる。
【0030】
また、上記実施の形態では、音楽を発生させる遊戯ページを例に説明したが、次に、他の遊戯ページの例を図8を用いて説明する。
図8に示したページは、迷路を表した迷路ページ71であり、「START」73から「GOAL」75までの複数の移動路77と、移動路77の途中に複数設けられた動物マーク79が印刷されたものである。動物マーク79としては「ぞう」「しまうま」「ペンギン」・・「ぱんだ」「とら」「らいおん」等の絵とが印刷されており、各動物の絵に対応して「『elephant』『ぞう』」、「『zebra』『しまうま』」等と、文字による表記がされている。
また、左側縁部には「GO」、「STOP」と表した開始マーク81と終了マーク83が印刷され、下端縁部には「あるふぁべっともーど」、「にほんごでなーんだ」と表した言語モードマーク85,87が印刷されている。
【0031】
当該迷路ページ71の基本的な遊び方等は、次の通りである。まず、開始マーク81をペン104で触れることにより、制御手段119によって当該迷路ページ71用のプログラムが起動される。次に、言語モードマーク85,87の何れか一方を選択する。選択されない場合には、デフォルトとして設定されている日本語モードで動作する。
次に、ペン104のペン先が「START」73に置かれると、読み込まれたプログラムに基づきゲームがスタートする。ゲーム内容は簡単であり、印刷されている移動路77に沿ってペン先を移動させながら、複数の動物マーク79を通過し、最終的に「GOAL」75まで到達させるというものである。途中、複数の動物マーク79を通過若しくは動物マーク79にペン先を置くことで、日本語若しくは英語により動物の名前が音声によって報知される。報知される言語は、前述した言語モードマーク85,87で選択されるようになっている。
これにより、迷路遊びと、日本語若しくは英語による動物名の学習を兼ねた遊戯を提供することができる。
【0032】
また、当該遊戯ページ71には、印刷内容に合わせて凸加工が施されている。すなわち、移動路77を示すための線、動物マーク79の位置に描かれた円形の線、開始マーク81、終了マーク83、言語モードマーク85、87等を示すための各線等を、エンボス(型押し)加工によって形成した凸条によって表している。また、図示は省略するが、前記各マークを形成した位置には、点字が設けられている。
当該構成により、遊技者は凸条等の加工部位を頼りにスタート、若しくはモード選択などの操作を行い、スタート位置にペン先を置いた後、凸条によって形成された移動路77内でペン先を進め、動物マーク79の位置に到達したところで選択したモードによって動物名を聞き、同時に点字による動物名を覚えることができる。このように、凸条によって囲まれた移動路77内を進ませながら、動物の名前を聞かせ、分岐している移動路77を選択させながら「GOAL」75まで到達させることができる。
なお、本実施の形態では、ページ紙面に直接凸条を形成する例を説明したが、前述した形態のように溝、凸型若しくは点字を設けたシートを別途形成し、当該ページに重ねることにより、同様に使用させることもできる。
【0033】
次に、本願発明に係る遊戯絵本用プログラムについて説明する。当該プログラムは前述した諸機能を備えると供に、以下に述べる機能を設けることができる。入力ペン104によって検出される位置は、座標によって特定される。そして、入力ペン104によって入力すべき位置も予め座標によって決められている。すなわち、検出された座標と予め定められた座標が一致した場合に所定の入力があったものとみなすようになっている。また、前述のように磁界の変化を検出する素子の場合には、入力ペン104による押圧位置と実際に押圧すべき位置が多少異なっていても、入力として受け付けることができる。これは前述した通りである。
しかし、素子による検出範囲を超えて入力ペン104による押圧が行われた場合には、当然ながら入力として受け付けることができない。
また、幼児や目の不自由な子供に対して前述のような遊戯絵本を提供する場合、位置の一致を厳格に検出する必要がない場合がある。
本実施形態のプログラムは、このような観点から、入力として受け付ける基準位置に対して、常に所定範囲までを入力として受け付けるように、プログラムを作成するというものである。
【0034】
上記プログラムの一例として、検出すべき基準座標を(X,Y)とするならば、検出範囲を(−5mm<X<5mm,−5mm<Y<5mm)のように設定することで、(X,Y)から外れた位置であっても入力として受け付けることができる。この場合、基準座標を(X,Y)を中心に10mm2の範囲を検出する設定となる
なお、検出範囲の具体的数値については、各遊戯絵本毎に異なるものであり、範囲は適時選択されるものである。
【0035】
【発明の効果】
本願発明は、ペンによる操作を補助するガイドを設けたため、目の不自由な子供であっても健常者同様の操作が可能となり、このような子供に対しても遊戯絵本を使用した遊びを提供することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施の形態に係る電子機器装置と遊戯絵本の外観を示した説明図である。
【図2】本願発明の一実施の形態に係る、遊戯ページの一例を示した説明図である。
【図3】本願発明の一実施の形態に係る、遊戯ページ用のガイド手段であるシートの一例を示した説明図である。
【図4】本願発明の一実施の形態に係る、遊戯ページ用のガイド手段の使用例を説明するための説明図である。
【図5】本願発明の一実施の形態に係る遊戯絵本および電子機器装置のブロック図である。
【図6】本願発明の一実施の形態に係る遊戯絵本の使用手順、プログラムの流れを説明するためのフローチャートである。
【図7】本願発明の一実施の形態に係る、遊戯用絵本の使用例を説明するための説明図である。
【図8】本願発明の、他の実施の形態に係る遊戯ページの説明図である。
【符号の説明】
5 遊戯絵本
9 記憶媒体
17 スタート部
19 ストップ部
21 音量設定部
23 音符
25 第1の五線譜
27 第2の五線譜
29 第3の五線譜
31 第4の五線
33 シート
35 溝
37 溝
39 溝
41 溝
43 孔
45 孔
61 ヘッダ
63 プログラム
65 音響データ
101 電子機器装置
103 筐体
104 ペン(入力用ペン)
105 スピーカ
107 電源スイッチ
109 載置面
109b 載置面
109a 載置面
111 装着部
113 第1筐体
115 第2筐体
117 ヒンジ部
119 制御手段
121 位置検出手段
123 記憶手段
125 アクセス手段
127 音響出力制御手段
【発明の属する技術分野】
本願発明は、ペン入力手段を備えた電子機器装置に対して提供される遊戯絵本および当該遊戯絵本用のソフトウエアプログラムを提供することを特徴とする電子機器装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特許文献1等に開示された電子機器装置が知られている。当該電子機器装置は、複数の可視情報が表面に記載されたシートと、複数の可視情報に対応する情報を記憶した記憶媒体と、操作者がシート面上で操作することにより特定の可視情報を選択する選択手段(タッチペン等)と、特定の可視情報が選択されたことを示す信号を検出する検出手段を有し、検出手段からの信号に基づき、特定の可視情報に対応する情報を記憶媒体から読み出しテレビ等に表示させるものである。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−140887号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例として説明したものの他、所定の電子機器装置に絵本を載置し、当該絵本上の特定位置を付属の入力ペンで押圧等することにより、所定の音声等が発生するように構成されたものが知られている。
しかし、上記の電子機器装置は、いずれも健常者による使用を前提としており、目が不自由であって絵本の絵柄を視認することができない子供には使用することができないものであった。
【0005】
本願発明は、上記課題に鑑み案出されたものであって、目の不自由な子供や低年齢の幼児によっても使用できるような電子機器装置用の遊戯絵本および当該遊戯絵本用のソフトウエアプログラムを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は下記構成を有する。すなわち、
入力用ペンと、当該入力用ペンの近接若しくは入力用ペンによる押圧位置を検出する検出手段を備えた所定面積の載置面と、装着された記憶媒体によって提供されるソフトウエアプログラムを演算処理する制御手段とを備えた電子機器装置に対して提供される遊戯絵本であって、
前記入力用ペンによる押圧位置若しくは移動経路等を表した絵若しくは記号が印刷されたページを有し、
前記印刷された押圧位置若しくは移動経路等に対応し、前記ペンによる押圧位置若しくは移動をガイドする凹凸若しくは溝等のガイド手段を備えたことを特徴とする遊戯絵本。
【0007】
また、請求項2記載の発明は下記構成を有する。すなわち、
前記ガイド手段が、印刷された紙面に対する凹凸加工によって形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊戯絵本。
【0008】
また、請求項3記載の発明は下記構成を有する。すなわち、
前記ガイド手段が、前記入力用ペンによる押圧位置若しくは移動経路等を表した絵若しくは記号が印刷されたページとは別体のシート体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊戯絵本。
【0009】
また、請求項4記載の発明は下記構成を有する。すなわち、
入力用ペンと、当該入力用ペンの近接若しくは入力用ペンによる押圧位置を検出する検出手段を備えた所定面積の載置面と、装着された記憶媒体によって提供されるソフトウエアプログラムを演算処理する制御手段とを備え、前記入力用ペンによる押圧位置若しくは移動経路等を表した絵若しくは記号が印刷されたページ遊戯絵本を載置して使用する電子機器装置に対して提供される遊戯絵本用プログラムであって、
前記入力ペンによる検出位置を、前記印刷によって示された押圧位置若しくは移動経路よりも広範囲としたことを特徴とする遊戯絵本用プログラム。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明に係る遊戯絵本等の一実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の遊戯絵本と記憶媒体、および当該遊戯絵本と記憶媒体を用いる遊戯装置としての電子機器装置101の外観図である。
図1中、103は電子機器装置101の筐体、5は遊戯絵本、104はペン(入力用ペン)、9はカセット式の記憶媒体、105はスピーカ、107は電源スイッチである。
【0011】
電子機器装置101は、前記遊戯絵本5が載置される載置面109と、一側部にカセット9を装着する装着部111と、音声等の音響を出力するスピーカ105と、電源のオン・オフを行う電源スイッチ107を有している。
電子機器装置101の外観を構成する筐体103は、書籍のように中央部に設けたヒンジ部117によって二つ折りに折り曲げられる第1筐体113および第2筐体115の2つの筐体によって構成されており、当該2つの筐体113,115を開くことによって前記載置面109が形成されるようになっている。
前記第1筐体113の載置面109aと第2筐体115の載置面109bの表面には所定深さの凹部が設けられており、当該凹部が遊戯絵本5を載置する載置面109を構成するようになっている。
上記構成によって、第1筐体113に第2筐体115を重ねて折り畳み可能とすることで、載置面109に対して、詳細には後述する遊戯絵本5を載置したまま折り畳んで収納することができるようになっている。
また、前記載置面109には、ペン104の近接を検知するセンサが内蔵されている。当該センサは磁石の近接(磁界の変化)を検知可能なものであり、
先端部に磁石が内蔵されたペン104によるペン先の近接、移動を検出できるようになっている。
【0012】
遊戯絵本5には、後述するプログラムに対応した遊戯に関連する絵や記号が印刷された複数のページが設けられている。遊戯絵本5の外形は、ページを開いた状態で、凹部となっている前記載置面109の外形と略一致し、凹部に載置収容された状態で外形が規制され容易に移動しないようになっている。これは、後述する遊戯絵本5の所定ページの印刷内容と、位置検出をするセンサとを一致させるためである。
図2は、遊戯ページとして、音楽を出力するプログラムに対応した遊戯絵本5の所定ページ(左ページ5aおよび右ページ5b)の一例を表した図である。当該ページには、音声出力される音楽を表した楽譜が印刷されている。
当該ページの構成を説明すると、左端縁に沿った領域15の一部には、開いているページを電子機器装置101に認識させ、対応する所定のプログラムを起動させるためのスタート部を表す記号17と、当該ページでの処理を終了するストップ部19を表す記号が印刷されている。また、下端縁に印刷された「−」「+」の記号は音量設定部21である。
ページ中央の主領域は遊戯面であり、この領域には楽譜を表す第1の五線譜25、第2の五線譜27、第3の五線譜29、第4の五線31が印刷され、当該各五線譜上に複数の音符23が印刷されている。
【0013】
遊戯絵本5には、上述した楽譜を印刷したページの他、他の遊戯内容が印刷されたページが用意されており、各ページに対応して所定のプログラムが実行されるようになっている。
また、本実施の形態では、前記楽譜を印刷したページに対応して、図3に示すようなシート33が設けられている。
シート33は、透明な素材によって、ページを構成する紙面と略同一の外形に形成された薄板状の部材である。シート33上には、前記第1乃至第4の五線譜25,27,29,31の位置に対応して所定幅の溝35,37,39,41が形成されている。
また、シート33の左側縁部の両端には、孔43,45が設けられている。シート33を左ページ5a上に載置し当該ページに外形を合わせると、孔43,45の位置が前記左ページ5a上に印刷されたスタート部17およびストップ部19に対応する。また、前記第1乃至第4の五線譜25,27,29,31と、シート33に形成された溝35,37,39,41が一致するようになっている(図4)。
なお、前記溝(35,37,39,41)および孔(43,45)の代わりに、エンボス加工等により凹凸を形成し同様の作用を有するように構成してもよい。
【0014】
次に、遊戯絵本5を載置する電子機器装置101と、電子機器装置101によって実行されるプログラム等が記憶された記憶媒体9について説明する。
図5は、記憶媒体9と電子機器装置101のブロック構成図である。
電子機器装置101には、1チップマイクロコンピュータによる制御手段119と、前記センサとしてペン104の近接位置を検出する位置検出手段121と、記憶手段123と、記憶手段123にアクセスするアクセス手段125と、音響出力制御手段127とが設けられている。
記憶媒体9の記憶領域には、ヘッダ61、前記遊戯絵本5の各ページに対応して実行されるプログラム63、当該プログラム63にっよって使用される音響データ65等の各種データが記憶されている。
【0015】
制御手段119は、CPUとして機能する演算処理部、記憶領域RAMと、ROMを有する8ビットのマイクロコンピュータによって構成されている。
制御手段119は、記憶媒体9から前記プログラムや音響データを読み出して記憶手段123に書き込み、前記位置検出手段121によって検出されたページ情報に基づいて、当該ページに該当するプログラムを実行させるものである。また、プログラムの実行に伴い、アクセス手段125に対してアドレスを指示し該当する音響データを読み出す処理を行い、読み出された音響データを音響出力制御手段127に送り、音声等でスピーカ105から出力させる処理を行うものである
【0016】
位置検出手段121は、磁気抵抗効果を有する素子を平面状に多数配置することによって形成されている。この配列された素子に前記ペン104に設けられた永久磁石が近接すると該素子の抵抗値が変化し、この抵抗値の変化を検出することで、前記ペン104によって押圧等された位置が特定できるようになっている。なお、位置検出手段121は、素子によって押圧による歪みを検知したり、接点をマトリクス状に配置し押圧による開閉を検知するものを採用することもできる。
【0017】
記憶手段123は、本実施の形態では、EEPROM等の書き換え可能なメモリチップが用いられ、前述のように前記記憶媒体9に記憶されているプログラムや音響データを一時的に記憶するものである。
【0018】
アクセス手段125は、前記記憶手段123に記憶されている音響データを読み出すものである。すなわち、前記プログラムが制御手段119によって実行され、該当する音響データのアドレスを設定して読み出すものである。
音響出力制御手段127は、例えば音声ドライバーであり、前記制御手段119によって読み出された音響データを増幅して音声あるいは音として前記スピーカ105から出力させるものである。また音響出力制御手段127は、前記遊戯絵本5に記載された音量設定部の操作を位置検出手段121によって検出すると、前記制御手段119からの指示により前記スピーカ105から出力される音量が大きくあるいは小さく変更されるようになっている。
【0019】
記憶媒体9は、前記筐体103の装着部111に着脱自在に装着され、遊戯絵本の内容に応じて交換して使用されるものである。記憶媒体9は、記憶手段としてROMを内蔵しており、前述のように遊戯絵本5に対応するプログラムやデータとして、ヘッダ61と、プログラム63と、音響データ65等を記憶している。
ヘッダ61は、例えば電子機器装置101の使用方法の説明、遊戯絵本5に記載されているコンテンツの概要、登場キャラクターの紹介等を行うための音響データが記憶されている領域である。また、ヘッダ61には、電子機器装置101に対する電源投入時に出力される音響データも含まれており、記憶媒体9が装着され、電源が投入されると制御手段119によって読み込まれ、音響出力制御手段127を介してスピーカ105から音声あるいは音として出力されるようになっている。
【0020】
プログラム63には、遊戯絵本5の各ページに対応した種々のサブプログラムが含まれており、検出されたページに基づいて実行されるようになっている。またプログラム63には、当該プログラム63の進行に基づいて該当するデータを音響データ65から読み出すアドレスを含むものである。
音響データ65は、例えば「このページは〜曲が演奏できます。」、「ペンでスタート部に触れてください。」、「楽譜にそってペンを移動して下さい。」等のメッセージが、例えば遊戯絵本5に記載されたキャラクターの声で記憶されているものである。また曲を演奏するための「ド」「レ」「ミ」・・等の音階が、ピアノの音あるいは笛の音等で記憶されている。
【0021】
次に、本願発明に係る遊戯絵本およびプログラムの基本的な作用を、図6、図7を用いて説明する。
初めに、電子機器装置101の載置面109に、遊戯絵本5を載置し(ステップS1)、遊戯絵本5に対応した記憶媒体9を装着する(ステップS2)。次いで、筐体103に設けられた電源スイッチ107によって電源を投入すると(ステップS3)、制御手段119によりカセット9に記憶されているヘッダ61の音響データが読み出され(ステップS4)、音響出力制御手段127によって「色々な曲を演奏することができます。好きなページを開いてください。」等の音声がスピーカ105から出力される(ステップS5)。
【0022】
制御手段119は、装着された記憶媒体9のプログラムに従って、位置検出手段121からの出力を待ち、検出結果に基づいてプログラムを進行させる。初期の状態では、各ページに対応したプログラムは読み込まれていないので、制御手段119が受け付ける出力は、実質的にスタート部17、ストップ部19、音量設定部21、その他説明を省略するが各ページ毎に用意された個別の操作ではなく入力共通部として設定されているもののみである。
スタート部17がペン104によって押圧等されると、各ページ毎に用意された個々のプログラム63と音響データ65を読み出し(ステップS6〜S10)、読み出したプログラム63と音響データ65を記憶手段123に一時的に記憶する(ステップS11)。そして、選択されたページに関連する音声等のメッセージをスピーカ105から出力する(ステップS12)。
【0023】
上記のステップにおいて、所定のページに対応したプログラム等が読み込まれ、以後遊戯絵本5のページ中央の主領域に印刷された押圧部位を示す印(音符等)をペン104によってさわることで、当該印の位置を検出し、以後各ページ用のプログラムに従って所定の音声等が発生される(ステップS13〜S16)。図2に示したページを使用する場合には、五線譜25,27,29,31上に描かれた各音符23をさわると、楽譜に示された音階どおりの音および長さの音が発生される。すなわち、印刷された楽譜のテンポ通りに順次音符23に触れていくと、位置検出手段121がこれを検知し、プログラムに基づく制御手段119の処理によって、曲らしく音楽として音が発生される。
【0024】
次に、本実施の形態に係る遊戯絵本5の最適な実施の形態について説明する。前記のように、一音、一音、音符23に触れて音を発生させることは、小学生程度の児童にとっては比較的容易いことであるが、幼児若しくは目の不自由な子供にとっては困難なことである。本実施形態では、このような幼児若しくは目の不自由な子供にとっても遊ぶことができるように、遊戯絵本5に対する付属具としてシート33を設けたことを特徴とする。シート33は、前述したように五線譜25,27,29,31に合わせて、溝35,37,39,41が形成されている。当該各溝は、五線譜の略中央に位置するように設けられており、ペン104のペン先をガイドし、五線譜に沿って移動させることができるようになっているものである。
【0025】
前述のように、位置検出手段121は、磁気抵抗効果を有する素子を用いて、磁石の近接を検知するものである。この位置検出手段121によるペン104の検出は、正確に素子の真上に来なければ検出しないというものではなく、所定範囲に近づいた場合に入力として受け付けることができる程度の出力が得られるものである。したがって、前記ページを用いて音楽を発生させようとした場合、正確に音符23に触れなくとも、その付近をペンが通過することにより、所定位置に設けた位置検出手段121の素子に対する入力として受け付けることができる。
すなわち、シート33を用いて、溝35,37,39,41に沿ってペン104を直線的に移動させることで、完全には音符23の位置と一致していないが、音符にペン104が触れたものとして順次音を発生させることができる。目見えない子供であっても、シート33に形成された溝35,37,39,41に沿ってペン104を移動させることは比較的容易であるので、健常者同様に遊戯絵本5を用いて音楽を出力させることができるものである。
【0026】
上記の作用を、前述した図6および図7を用いて説明する。
まず、シート33をページ上に載置し、溝35にそってペン104を移動させる(ステップS6、ステップS7)。ペン104が溝35の端部PAに位置しているとき、当該位置を検出し当該位置に該当するアドレスを設定して記憶手段123に記憶された音響データにアクセスする(ステップS13)。アクセスの結果、該当データがなかった場合は(ステップS14)、ステップS6の処理に戻る。溝35に沿ってペン104が移動し、ペン104が溝35内の位置P1に到達すると、ステップS13の処理により、当該位置に対応する音符に関する記憶手段123に記憶された音響データにアクセスする(ステップS14)。
位置P1に該当する音響データがあった場合は、その音響データ(ここでは「ミ」の音)を読み出し(ステップS15)、音響出力制御手段127によりスピーカ105から「ミ」の音を出力する(ステップS16)。ここで例えばスピーカ105から出力される音が小さいあるいは大きい場合には、音量設定部(図2の符号21参照)の位置に接触入力すると音量を変えることができる(ステップS17、ステップS18)。
【0027】
続けてペン104を溝35に沿って連続的に移動させると、ペン104が位置P2付近を通過したときに「ミ」、位置P3付近を通過したときに「ド」の音がスピーカ105から出力される。位置P3と位置P4の間は該当する音響データがないため音は何も出力されない。また位置P4、P5、P6、P7、P8、P9付近をペン104が通過すると、各音符の音に該当する音響データが記憶手段123から読み出され、順次「ラ」、「ラ」、「ラ」、「シ」、「ド」、「ラ」の音がスピーカ105より出力される。
ペン104が溝35の他端部PBまで移動すると、五線譜25上に印刷されていた音楽の出力が完了し、以下同様に次の溝37,39,41を利用してペン104を移動させ、順次五線譜27,29,31上に印刷されている音を出力させることができる。
【0028】
当該ページによる遊戯を終了する場合には、ペン104によって孔45に該当する部位をさわることにより位置が検出され、プログラムに基づいて当該ページの遊戯終了プロセスが実行される。当該プロセスの実行によって、該当する音響データにアクセスして、例えば「〜の曲の演奏を終了します」等の音響データを記憶手段123から読み出してスピーカ105から出力し、当該ページでのプレイを終了させる。
また、遊戯絵本5の他のページでの遊戯を行う場合には、上記ステップS6からの処理を行えばよく、別の遊戯絵本5を用いてプレイを行う場合は上記ステップS1からの処理を行えばよい。
【0029】
なお、上記実施の形態では、ペン104のガイドとしてシート33を使用したが、次の手段によっても同様の作用を有する遊戯絵本を提供することができる。すなわち、シート33に形成した溝35,37,39,41および孔43,45に相当する凹凸若しくは孔を、遊戯絵本の各ページ上に直接設けることによって、シート33を用いた場合と同様にペン104の移動をガイドさせることができる。
さらに、同ページに点字による説明等を設けることにより、目の不自由な子供に対しても点字による情報を認識させつつ、ペンを用いた遊戯をさせることができる。
【0030】
また、上記実施の形態では、音楽を発生させる遊戯ページを例に説明したが、次に、他の遊戯ページの例を図8を用いて説明する。
図8に示したページは、迷路を表した迷路ページ71であり、「START」73から「GOAL」75までの複数の移動路77と、移動路77の途中に複数設けられた動物マーク79が印刷されたものである。動物マーク79としては「ぞう」「しまうま」「ペンギン」・・「ぱんだ」「とら」「らいおん」等の絵とが印刷されており、各動物の絵に対応して「『elephant』『ぞう』」、「『zebra』『しまうま』」等と、文字による表記がされている。
また、左側縁部には「GO」、「STOP」と表した開始マーク81と終了マーク83が印刷され、下端縁部には「あるふぁべっともーど」、「にほんごでなーんだ」と表した言語モードマーク85,87が印刷されている。
【0031】
当該迷路ページ71の基本的な遊び方等は、次の通りである。まず、開始マーク81をペン104で触れることにより、制御手段119によって当該迷路ページ71用のプログラムが起動される。次に、言語モードマーク85,87の何れか一方を選択する。選択されない場合には、デフォルトとして設定されている日本語モードで動作する。
次に、ペン104のペン先が「START」73に置かれると、読み込まれたプログラムに基づきゲームがスタートする。ゲーム内容は簡単であり、印刷されている移動路77に沿ってペン先を移動させながら、複数の動物マーク79を通過し、最終的に「GOAL」75まで到達させるというものである。途中、複数の動物マーク79を通過若しくは動物マーク79にペン先を置くことで、日本語若しくは英語により動物の名前が音声によって報知される。報知される言語は、前述した言語モードマーク85,87で選択されるようになっている。
これにより、迷路遊びと、日本語若しくは英語による動物名の学習を兼ねた遊戯を提供することができる。
【0032】
また、当該遊戯ページ71には、印刷内容に合わせて凸加工が施されている。すなわち、移動路77を示すための線、動物マーク79の位置に描かれた円形の線、開始マーク81、終了マーク83、言語モードマーク85、87等を示すための各線等を、エンボス(型押し)加工によって形成した凸条によって表している。また、図示は省略するが、前記各マークを形成した位置には、点字が設けられている。
当該構成により、遊技者は凸条等の加工部位を頼りにスタート、若しくはモード選択などの操作を行い、スタート位置にペン先を置いた後、凸条によって形成された移動路77内でペン先を進め、動物マーク79の位置に到達したところで選択したモードによって動物名を聞き、同時に点字による動物名を覚えることができる。このように、凸条によって囲まれた移動路77内を進ませながら、動物の名前を聞かせ、分岐している移動路77を選択させながら「GOAL」75まで到達させることができる。
なお、本実施の形態では、ページ紙面に直接凸条を形成する例を説明したが、前述した形態のように溝、凸型若しくは点字を設けたシートを別途形成し、当該ページに重ねることにより、同様に使用させることもできる。
【0033】
次に、本願発明に係る遊戯絵本用プログラムについて説明する。当該プログラムは前述した諸機能を備えると供に、以下に述べる機能を設けることができる。入力ペン104によって検出される位置は、座標によって特定される。そして、入力ペン104によって入力すべき位置も予め座標によって決められている。すなわち、検出された座標と予め定められた座標が一致した場合に所定の入力があったものとみなすようになっている。また、前述のように磁界の変化を検出する素子の場合には、入力ペン104による押圧位置と実際に押圧すべき位置が多少異なっていても、入力として受け付けることができる。これは前述した通りである。
しかし、素子による検出範囲を超えて入力ペン104による押圧が行われた場合には、当然ながら入力として受け付けることができない。
また、幼児や目の不自由な子供に対して前述のような遊戯絵本を提供する場合、位置の一致を厳格に検出する必要がない場合がある。
本実施形態のプログラムは、このような観点から、入力として受け付ける基準位置に対して、常に所定範囲までを入力として受け付けるように、プログラムを作成するというものである。
【0034】
上記プログラムの一例として、検出すべき基準座標を(X,Y)とするならば、検出範囲を(−5mm<X<5mm,−5mm<Y<5mm)のように設定することで、(X,Y)から外れた位置であっても入力として受け付けることができる。この場合、基準座標を(X,Y)を中心に10mm2の範囲を検出する設定となる
なお、検出範囲の具体的数値については、各遊戯絵本毎に異なるものであり、範囲は適時選択されるものである。
【0035】
【発明の効果】
本願発明は、ペンによる操作を補助するガイドを設けたため、目の不自由な子供であっても健常者同様の操作が可能となり、このような子供に対しても遊戯絵本を使用した遊びを提供することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施の形態に係る電子機器装置と遊戯絵本の外観を示した説明図である。
【図2】本願発明の一実施の形態に係る、遊戯ページの一例を示した説明図である。
【図3】本願発明の一実施の形態に係る、遊戯ページ用のガイド手段であるシートの一例を示した説明図である。
【図4】本願発明の一実施の形態に係る、遊戯ページ用のガイド手段の使用例を説明するための説明図である。
【図5】本願発明の一実施の形態に係る遊戯絵本および電子機器装置のブロック図である。
【図6】本願発明の一実施の形態に係る遊戯絵本の使用手順、プログラムの流れを説明するためのフローチャートである。
【図7】本願発明の一実施の形態に係る、遊戯用絵本の使用例を説明するための説明図である。
【図8】本願発明の、他の実施の形態に係る遊戯ページの説明図である。
【符号の説明】
5 遊戯絵本
9 記憶媒体
17 スタート部
19 ストップ部
21 音量設定部
23 音符
25 第1の五線譜
27 第2の五線譜
29 第3の五線譜
31 第4の五線
33 シート
35 溝
37 溝
39 溝
41 溝
43 孔
45 孔
61 ヘッダ
63 プログラム
65 音響データ
101 電子機器装置
103 筐体
104 ペン(入力用ペン)
105 スピーカ
107 電源スイッチ
109 載置面
109b 載置面
109a 載置面
111 装着部
113 第1筐体
115 第2筐体
117 ヒンジ部
119 制御手段
121 位置検出手段
123 記憶手段
125 アクセス手段
127 音響出力制御手段
Claims (4)
- 入力用ペンと、当該入力用ペンの近接若しくは入力用ペンによる押圧位置を検出する検出手段を備えた所定面積の載置面と、装着された記憶媒体によって提供されるソフトウエアプログラムを演算処理する制御手段とを備えた電子機器装置に対して提供される遊戯絵本であって、
前記入力用ペンによる押圧位置若しくは移動経路等を表した絵若しくは記号が印刷されたページを有し、
前記印刷された押圧位置若しくは移動経路等に対応し、前記ペンによる押圧位置若しくは移動をガイドする凹凸若しくは溝等のガイド手段を備えたことを特徴とする遊戯絵本。 - 前記ガイド手段が、印刷された紙面に対する凹凸加工によって形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊戯絵本。
- 前記ガイド手段が、前記入力用ペンによる押圧位置若しくは移動経路等を表した絵若しくは記号が印刷されたページとは別体のシート体によって形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊戯絵本。
- 入力用ペンと、当該入力用ペンの近接若しくは入力用ペンによる押圧位置を検出する検出手段を備えた所定面積の載置面と、装着された記憶媒体によって提供されるソフトウエアプログラムを演算処理する制御手段とを備え、前記入力用ペンによる押圧位置若しくは移動経路等を表した絵若しくは記号が印刷されたページ遊戯絵本を載置して使用する電子機器装置に対して提供される遊戯絵本用プログラムであって、
前記入力ペンによる検出位置を、前記印刷によって示された押圧位置若しくは移動経路よりも広範囲としたことを特徴とする遊戯絵本用プログラム。
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