JP2004153935A - 振動波モータユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】高速で回転しても騒音の発生が少なく、修理及び清掃を容易に行うことができる振動波モータユニットを提供する。
【解決手段】相対運動部を、振動体12と接触する移動体13(第1の相対運動部材)と、移動体13と一体的に移動する回動環17(第2の相対運動部材)とに分ける。さらに、移動体13と回動環17との間に加圧ばね23の加圧方向において挟まれ、加圧方向に沿う方向における中心付近の防振性が、両端付近の防振性よりも相対的に高く形成されている防振部(第1〜第3防振部材15a〜15c)を設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】相対運動部を、振動体12と接触する移動体13(第1の相対運動部材)と、移動体13と一体的に移動する回動環17(第2の相対運動部材)とに分ける。さらに、移動体13と回動環17との間に加圧ばね23の加圧方向において挟まれ、加圧方向に沿う方向における中心付近の防振性が、両端付近の防振性よりも相対的に高く形成されている防振部(第1〜第3防振部材15a〜15c)を設ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズ鏡筒などに搭載される振動波モータユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、カメラ等に装着されるレンズ鏡筒において、略円環状の振動波モータを内蔵させたものが知られている。
この種のレンズ鏡筒においては、ステータ及びロータを含む振動波モータに電気エネルギーを印加させ、機械エネルギーに変換して駆動カとし、レンズ群を駆動させて焦点調節等を行わせている。
しかし、従来の振動波モータでは、ロータ(摩擦部材)がステータ(振動体)に接触する構造であるため騒音を発生しやすいという問題があった。
そこで、騒音の低減を主な目的として、ロータの一部に防振材を密着して設けて、騒音の発生を抑制する手法が多数提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平2−253213号公報
【特許文献2】
特開昭61−224884号公報
【特許文献3】
特開昭63−174580号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
レンズ鏡筒の焦点調節をより迅速に行わせるためには、超音波モータの駆動回転数をより高速にせざるを得ず、この場合に駆動に寄与する振動の駆動方向成分を大きくしようとすると、それに伴い加圧方向成分も大きくなってしまい、防振部材によって吸収すべき振動も当然のことながら増大する。この場合、不要な振動を防振部材では吸収しきれないこともあり、結果として騒音を引き起こすこという問題があった。
【0005】
この問題を解決するために、防振効果がより高い防振部材を用いるといったことも考えられるが、必要な振動まで吸収してしまうため、駆動効率が低減したり、最悪の場合には、モータそのものが駆動できなかったりするという問題があった。
【0006】
また、特許文献3の手法では、防振部材を接着することにより他の部材に密着させているので、一旦密着させた防振部材を修理、清掃するときに分解することが困難であるという問題があった。
【0007】
本発明の課題は、高速で回転しても騒音の発生が少なく、修理及び清掃を容易に行うことができる振動波モータユニットを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、請求項1の発明は、電気機械変換素子(14)を含む振動子(12,14)と、前記振動子と相対的に移動する相対運動部(13,15a,15b,15c,17)と、前記振動子と前記相対運動部との間に加圧力を働かせる加圧部(23)と、を備える振動波モータユニットにおいて、前記相対運動部は、前記振動子と接触する第1の相対運動部材(13)と、前記第1の相対運動部材と一体的に移動する第2の相対運動部材(17)と、前記第1の相対運動部材と前記第2の相対運動部材との間に前記加圧部の加圧方向において挟まれ、前記加圧方向に沿う方向における中心付近の防振性が、両端付近の防振性よりも相対的に高く形成されている防振部(15a,15b,15c)と、を備える振動波モータユニット(10)である。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載の振動波モータユニットにおいて、前記防振部(15a,15b,15c)は、少なくとも3層からなること、を特徴とする振動波モータユニット(10)である。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1に記載の振動波モータユニットにおいて、前記防振部(15a,15b,15c)は、前記加圧方向に沿う方向において、中心付近(15a)の防振性が、両端付近(15b,15c)の防振性よりも相対的に高くなるように連続的に防振性が変化していること、を特徴とする振動波モータユニット(10)である。
【0011】
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の振動波モータユニットにおいて、前記防振部(15a,15b,15c)の前記加圧方向に沿う方向における中心付近の防振性が最も高い部分(15a)は、反発弾性率が10〜40%であること、を特徴とする振動波モータユニット(10)である。
【0012】
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の振動波モータユニットにおいて、前記防振部(15a,15b,15c)は、前記第1の相対運動部材(13)と接する部分(15c)が潤滑性の高い部材により形成されていること、を特徴とする振動波モータユニット(10)である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。
図1は、超音波モータユニット10を内蔵した交換レンズ1の断面図を示す図である。
図2は、超音波モータユニット10の部分拡大図である。
交換レンズ1は、不図示のカメラに装着可能な撮影レンズであり、その一端には、カメラに装着するためのバヨネットマウント2が設けられている。
交換レンズ1には、超音波モータユニット10、レンズ機構部3が設けられており、レンズ機構部3の内部には、レンズ4,5が配設されている。超音波モータユニット10上に設けられたキー6は、その一端がレンズ機構部3のピン3aと係合しており、超音波モータユニット10の駆動力をレンズ機構部3に伝達可能な構成となっている。従って、不図示の演算部により設定された焦点移動情報に基づき超音波モータユニット10が駆動すると、レンズ機構部3にその動カが伝達されて焦点調節が行われる。
【0014】
超音波モータユニット10は、固定筒11,振動体12,移動体13,圧電素子14,第1〜第3防振部材15a〜15c,回動環17,遊星リング18,コロ19,ストッパ20,フェルト21,スペーサ22,加圧ばね23,固定板24等を備えている。
【0015】
固定筒11は、バヨネットマウント2に対して回転せず、超音波モータユニット10のベースとなる筒状の部材である。
振動体12は、円環上に複数の櫛歯が形成された固定子(ステータ)であり、この振動体12には、圧電素子14が接着されている。振動体12は、ステンレス,真鍮等の金属により形成されている。
【0016】
移動体13は、振動体12と接触して、振動体12から駆動力を得て回転する第1の相対運動部材である。移動体13は、アルミニウム,ステンレス,真鍮,鉄等の金属により形成されている。
【0017】
圧電素子14は、電歪素子からなる電気機械変換素子である。圧電素子14は、振動体12に接着にされており、不図示の電気回路から電気エネルギーが印加されると、振動を振動体12に伝達する。
【0018】
第1〜第3防振部材15a〜15cは、移動体13と回動環17との間に加圧バネ23の加圧方向において挟まれ、振動を吸収して騒音を低減する防振部である。第1〜第3防振部材15a〜15cの詳細については、後述する。
【0019】
回動環17は、移動体13とともに第1〜第3防振部材15a〜15cを挟み込む第2の相対運動部材である。本実施形態における回動環17は、真鍮により形成されているが、樹脂成型により形成することもできる。
移動体13,第1〜第3防振部材15a〜15c,回動環17により、相対運動部が形成されており、これらは、一体で回転するように不図示の係合部により円周方向において係合している。
【0020】
遊星リング18は、固定筒11の外周部11aと一定のクリアランスを持って円周方向の回転が可能となるよう設けられている。遊星リング18上には、コロ19が設けられており、ストッパ20によりコロ19の軸方向の移動が制限されている。
また、遊星リング18には、キー6が固定ビス25により固定されている。したがって、超音波モータユニット10の駆動力により遊星リング18が回転すると、レンズ機構部3に回転が伝達され、焦点調節が行われる。
【0021】
コロ19は、遊星リング18及びフォーカス連動リング26に挟まれて、両者に当接している。
フォーカス連動リング26は、レンズ鏡筒1の外部から操作される不図示のフォーカスリングと連動して回転する部材であり、手動で焦点調節を行うときには、このフォーカス連動リング26を介して遊星リング18が回転駆動力を得て、焦点調節が行われる。
【0022】
フェルト21は、圧電素子14と当接し、不要な振動を吸収する部材であり、加圧ばね23によって、圧電素子14に一定の力量で押圧されている。
スペーサ22は、円環状の板であり、加圧ばね23の加圧力を均一にフェルト21へ伝えるために設けられている。
【0023】
加圧ばね23は、振動体12,移動体13等を所定の力量で密着させる加圧力を発生する加圧部材であり、本実施形態では、ウェーブワッシャを用いている。
固定板24は、超音波モータユニット10の各部材を固定筒11に保持する部材であり、固定筒11に設けられた溝を利用して固定されている。
【0024】
次に、超音波モータユニット10の駆動について説明する。
不図示の電気回路より、電気エネルギーが圧電素子14に印加されると、圧電素子14は、電気エネルギーを機械エネルギーに変換し、振動を発生し、振動体12とともに振動する。振動体12の振動により、加圧接触している移動体12が駆動され、移動体12が回転する。移動体12が回転すると、第1〜第3防振部材15a〜15c,回転環17も一体となって回転し、コロ19を回転させ、そのコロ19の回転により作動リング18が回転する。
【0025】
ここで、第1〜第3防振部材15a〜15cについて説明する。
第2防振部材15b,第3防振部材15cは、PTFE(Polytetrafluoroethylene:四フッ化エチレン樹脂)等のフッ素樹脂からなるシート部材であり、第1防振部材15aを両側から加圧方向で挟み込んでいる。
第1防振部材15aは、第2防振部材15b,第3防振部材15cと比較して防振性が高い素材により形成されている。本実施形態における第1防振部材15aの反発弾性率は、約20%である。
【0026】
ここで、反発弾性率とは、物体の衝突時に、材料が吸収するエネルギーを表す指標である。反発弾性率の測定方法は、JIS K6255に規定されている。反発弾性率=0%の材料に物体を落下すると、落下物は反発せずに静止する。一方、反発弾性率=100%の材料に物体を落下すると、落下位置と同じ位置まで跳ね返ってくることになる。
なお、第1防振部材15aの反発弾性率は、10〜40%の範囲であれば、本発明の効果を発揮することができる。
【0027】
振動体12の振動は、回転運動として伝達される駆動方向(回転方向)成分とともに加圧方向(軸方向)の成分を有している。この加圧方向の成分は、超音波モータユニット10の騒音の原因となるので、第1〜第3防振部材15a〜15cを用いて吸収させる。ここで、加圧方向の成分のみを吸収させ、駆動方向成分を吸収しないことがモータの運動効率として望ましい。
しかし、先にも述べたように、従来は、加圧方向の成分を吸収すると同時に駆動方向成分をも吸収してしまっていた。特に防振効果の高い防振部材を配置した場合には、加圧方向成分を吸収するのと同時に、駆動方向成分をも吸収してしまい、モータの運動効率低下のみならず、最悪の場合は駆動しない場合があった。
【0028】
そこで、本実施形態では、防振効果の高い第1防振部材15aと、第1防振部材15aに比べて防振効果が小さい第2防振部材15b,第3防振部材15cを、加圧方向において第1防振部材15aの両側に配置することにより、回転運動として伝達される駆動方向成分をほとんど吸収させることなく、加圧方向の成分のみを吸収させることが可能となった。
【0029】
また、本実施形態では、回転運動として伝達される駆動方向成分を吸収しないようにするために、上述のように第2防振部材15b,第3防振部材15cを、PTFE製のシートとしている。加圧方向の成分については、第1防振部材15aにより吸収する必要があるが、上述のように駆動方向成分は吸収しないことが望ましい。そこで、潤滑性の高いPTFE製のシートを移動体13と接する第2防振部材15bに採用し、振動中の加圧方向の成分が移動体13から第2防振部材15bに伝わらないようにしている。このことにより、より高い効率を維持しつつ、騒音を効果的に除去することができる。
【0030】
本実施形態によれば、振動体12上の振動を回転運動に伝達される駆動方向成分を損なうことなく加圧方向の成分のみを吸収できるので、高速で駆動する場合であっても、駆動効率を下げることなく、静かな超音波モータユニットとすることができる。
【0031】
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)本実施形態において、第2防振部材15bの両側に第2防振部材15b,第3防振部材15cを設けた例を示したが、これに限らず、例えば、第2防振部材15b,第3防振部材15cの外側に、これらよりもさらに防振効果の低い第4,第5の防振部材を設けてもよい。
【0032】
(2)本実施形態において、防振部は、第1〜第3防振部材15a〜15cの3層からなる例を示したが、これに限らず、例えば、防振部を単一の防振部材であって、中央が最も防振効果が高く、その両端面に沿って防振効果が小さくなっていく防振部材を用いてもよい。
【0033】
(3)本実施形態において、防振部は、第1〜第3防振部材15a〜15cの3層からなり、防振効果がステップ的に変化する例を示したが、これに限らず、例えば、防振効果が連続的に変化してもよい。
【0034】
(4)本実施形態において、第2防振部材15bと第3防振部材15cは、同じ材質により形成されている例を示したが、これに限らず、第1防振部材15aよりも防振効果が小さければ、第2防振部材15bと第3防振部材15cは、異なる材質の部材により形成してもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)第1の相対運動部材と第2の相対運動部材との間に加圧部の加圧方向において挟まれ、加圧方向に沿う方向における中心付近の防振性が、両端付近の防振性よりも相対的に高く形成されている防振部を備えるので、回転運動として伝達される駆動方向成分をほとんど吸収させることなく、加圧方向の成分のみを吸収し、高速で駆動する場合であっても、駆動効率を下げることなく、静かな超音波モータユニットとすることができる。
【0036】
(2)防振部は、少なくとも3層からなるので、中心付近の防振性を両端付近の防振性よりも相対的に高く形成することが容易に実現できる。
【0037】
(3)防振部は、加圧方向に沿う方向において、中心付近の防振性が、両端付近の防振性よりも相対的に高くなるように連続的に防振性が変化しているので、一体の部品により防振部を形成することができ、組み立て作業性をよくすることができる。
【0038】
(4)防振部の加圧方向に沿う方向における中心付近の防振性が最も高い部分は、反発弾性率が10〜40%であるので、加圧方向の振動を効果的に吸収することができる。
【0039】
(5)防振部は、第1の相対運動部材と接する部分が潤滑性の高い部材により形成されているので、第1の相対運動部材と防振部との間での滑りがよく、回転運動として伝達される駆動方向成分が防振部に伝わりにくいため、防振部により吸収されにくくなり、より効率をよくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】超音波モータユニット10を内蔵した交換レンズ1の断面図を示す図である。
【図2】超音波モータユニット10の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 交換レンズ
2 バヨネットマウント
3 レンズ機構部
3a ピン
4,5 レンズ
6 キー
10 超音波モータユニット
11 固定筒
12 振動体
13 移動体
14 圧電素子
15a 第1防振部材
15b 第2防振部材
15c 第3防振部材
17 回動環
18 遊星リング
19 コロ
20 ストッパ
21 フェルト
22 スペーサ
23 加圧ばね
24 固定板
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズ鏡筒などに搭載される振動波モータユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、カメラ等に装着されるレンズ鏡筒において、略円環状の振動波モータを内蔵させたものが知られている。
この種のレンズ鏡筒においては、ステータ及びロータを含む振動波モータに電気エネルギーを印加させ、機械エネルギーに変換して駆動カとし、レンズ群を駆動させて焦点調節等を行わせている。
しかし、従来の振動波モータでは、ロータ(摩擦部材)がステータ(振動体)に接触する構造であるため騒音を発生しやすいという問題があった。
そこで、騒音の低減を主な目的として、ロータの一部に防振材を密着して設けて、騒音の発生を抑制する手法が多数提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平2−253213号公報
【特許文献2】
特開昭61−224884号公報
【特許文献3】
特開昭63−174580号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
レンズ鏡筒の焦点調節をより迅速に行わせるためには、超音波モータの駆動回転数をより高速にせざるを得ず、この場合に駆動に寄与する振動の駆動方向成分を大きくしようとすると、それに伴い加圧方向成分も大きくなってしまい、防振部材によって吸収すべき振動も当然のことながら増大する。この場合、不要な振動を防振部材では吸収しきれないこともあり、結果として騒音を引き起こすこという問題があった。
【0005】
この問題を解決するために、防振効果がより高い防振部材を用いるといったことも考えられるが、必要な振動まで吸収してしまうため、駆動効率が低減したり、最悪の場合には、モータそのものが駆動できなかったりするという問題があった。
【0006】
また、特許文献3の手法では、防振部材を接着することにより他の部材に密着させているので、一旦密着させた防振部材を修理、清掃するときに分解することが困難であるという問題があった。
【0007】
本発明の課題は、高速で回転しても騒音の発生が少なく、修理及び清掃を容易に行うことができる振動波モータユニットを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、請求項1の発明は、電気機械変換素子(14)を含む振動子(12,14)と、前記振動子と相対的に移動する相対運動部(13,15a,15b,15c,17)と、前記振動子と前記相対運動部との間に加圧力を働かせる加圧部(23)と、を備える振動波モータユニットにおいて、前記相対運動部は、前記振動子と接触する第1の相対運動部材(13)と、前記第1の相対運動部材と一体的に移動する第2の相対運動部材(17)と、前記第1の相対運動部材と前記第2の相対運動部材との間に前記加圧部の加圧方向において挟まれ、前記加圧方向に沿う方向における中心付近の防振性が、両端付近の防振性よりも相対的に高く形成されている防振部(15a,15b,15c)と、を備える振動波モータユニット(10)である。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載の振動波モータユニットにおいて、前記防振部(15a,15b,15c)は、少なくとも3層からなること、を特徴とする振動波モータユニット(10)である。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1に記載の振動波モータユニットにおいて、前記防振部(15a,15b,15c)は、前記加圧方向に沿う方向において、中心付近(15a)の防振性が、両端付近(15b,15c)の防振性よりも相対的に高くなるように連続的に防振性が変化していること、を特徴とする振動波モータユニット(10)である。
【0011】
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の振動波モータユニットにおいて、前記防振部(15a,15b,15c)の前記加圧方向に沿う方向における中心付近の防振性が最も高い部分(15a)は、反発弾性率が10〜40%であること、を特徴とする振動波モータユニット(10)である。
【0012】
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の振動波モータユニットにおいて、前記防振部(15a,15b,15c)は、前記第1の相対運動部材(13)と接する部分(15c)が潤滑性の高い部材により形成されていること、を特徴とする振動波モータユニット(10)である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。
図1は、超音波モータユニット10を内蔵した交換レンズ1の断面図を示す図である。
図2は、超音波モータユニット10の部分拡大図である。
交換レンズ1は、不図示のカメラに装着可能な撮影レンズであり、その一端には、カメラに装着するためのバヨネットマウント2が設けられている。
交換レンズ1には、超音波モータユニット10、レンズ機構部3が設けられており、レンズ機構部3の内部には、レンズ4,5が配設されている。超音波モータユニット10上に設けられたキー6は、その一端がレンズ機構部3のピン3aと係合しており、超音波モータユニット10の駆動力をレンズ機構部3に伝達可能な構成となっている。従って、不図示の演算部により設定された焦点移動情報に基づき超音波モータユニット10が駆動すると、レンズ機構部3にその動カが伝達されて焦点調節が行われる。
【0014】
超音波モータユニット10は、固定筒11,振動体12,移動体13,圧電素子14,第1〜第3防振部材15a〜15c,回動環17,遊星リング18,コロ19,ストッパ20,フェルト21,スペーサ22,加圧ばね23,固定板24等を備えている。
【0015】
固定筒11は、バヨネットマウント2に対して回転せず、超音波モータユニット10のベースとなる筒状の部材である。
振動体12は、円環上に複数の櫛歯が形成された固定子(ステータ)であり、この振動体12には、圧電素子14が接着されている。振動体12は、ステンレス,真鍮等の金属により形成されている。
【0016】
移動体13は、振動体12と接触して、振動体12から駆動力を得て回転する第1の相対運動部材である。移動体13は、アルミニウム,ステンレス,真鍮,鉄等の金属により形成されている。
【0017】
圧電素子14は、電歪素子からなる電気機械変換素子である。圧電素子14は、振動体12に接着にされており、不図示の電気回路から電気エネルギーが印加されると、振動を振動体12に伝達する。
【0018】
第1〜第3防振部材15a〜15cは、移動体13と回動環17との間に加圧バネ23の加圧方向において挟まれ、振動を吸収して騒音を低減する防振部である。第1〜第3防振部材15a〜15cの詳細については、後述する。
【0019】
回動環17は、移動体13とともに第1〜第3防振部材15a〜15cを挟み込む第2の相対運動部材である。本実施形態における回動環17は、真鍮により形成されているが、樹脂成型により形成することもできる。
移動体13,第1〜第3防振部材15a〜15c,回動環17により、相対運動部が形成されており、これらは、一体で回転するように不図示の係合部により円周方向において係合している。
【0020】
遊星リング18は、固定筒11の外周部11aと一定のクリアランスを持って円周方向の回転が可能となるよう設けられている。遊星リング18上には、コロ19が設けられており、ストッパ20によりコロ19の軸方向の移動が制限されている。
また、遊星リング18には、キー6が固定ビス25により固定されている。したがって、超音波モータユニット10の駆動力により遊星リング18が回転すると、レンズ機構部3に回転が伝達され、焦点調節が行われる。
【0021】
コロ19は、遊星リング18及びフォーカス連動リング26に挟まれて、両者に当接している。
フォーカス連動リング26は、レンズ鏡筒1の外部から操作される不図示のフォーカスリングと連動して回転する部材であり、手動で焦点調節を行うときには、このフォーカス連動リング26を介して遊星リング18が回転駆動力を得て、焦点調節が行われる。
【0022】
フェルト21は、圧電素子14と当接し、不要な振動を吸収する部材であり、加圧ばね23によって、圧電素子14に一定の力量で押圧されている。
スペーサ22は、円環状の板であり、加圧ばね23の加圧力を均一にフェルト21へ伝えるために設けられている。
【0023】
加圧ばね23は、振動体12,移動体13等を所定の力量で密着させる加圧力を発生する加圧部材であり、本実施形態では、ウェーブワッシャを用いている。
固定板24は、超音波モータユニット10の各部材を固定筒11に保持する部材であり、固定筒11に設けられた溝を利用して固定されている。
【0024】
次に、超音波モータユニット10の駆動について説明する。
不図示の電気回路より、電気エネルギーが圧電素子14に印加されると、圧電素子14は、電気エネルギーを機械エネルギーに変換し、振動を発生し、振動体12とともに振動する。振動体12の振動により、加圧接触している移動体12が駆動され、移動体12が回転する。移動体12が回転すると、第1〜第3防振部材15a〜15c,回転環17も一体となって回転し、コロ19を回転させ、そのコロ19の回転により作動リング18が回転する。
【0025】
ここで、第1〜第3防振部材15a〜15cについて説明する。
第2防振部材15b,第3防振部材15cは、PTFE(Polytetrafluoroethylene:四フッ化エチレン樹脂)等のフッ素樹脂からなるシート部材であり、第1防振部材15aを両側から加圧方向で挟み込んでいる。
第1防振部材15aは、第2防振部材15b,第3防振部材15cと比較して防振性が高い素材により形成されている。本実施形態における第1防振部材15aの反発弾性率は、約20%である。
【0026】
ここで、反発弾性率とは、物体の衝突時に、材料が吸収するエネルギーを表す指標である。反発弾性率の測定方法は、JIS K6255に規定されている。反発弾性率=0%の材料に物体を落下すると、落下物は反発せずに静止する。一方、反発弾性率=100%の材料に物体を落下すると、落下位置と同じ位置まで跳ね返ってくることになる。
なお、第1防振部材15aの反発弾性率は、10〜40%の範囲であれば、本発明の効果を発揮することができる。
【0027】
振動体12の振動は、回転運動として伝達される駆動方向(回転方向)成分とともに加圧方向(軸方向)の成分を有している。この加圧方向の成分は、超音波モータユニット10の騒音の原因となるので、第1〜第3防振部材15a〜15cを用いて吸収させる。ここで、加圧方向の成分のみを吸収させ、駆動方向成分を吸収しないことがモータの運動効率として望ましい。
しかし、先にも述べたように、従来は、加圧方向の成分を吸収すると同時に駆動方向成分をも吸収してしまっていた。特に防振効果の高い防振部材を配置した場合には、加圧方向成分を吸収するのと同時に、駆動方向成分をも吸収してしまい、モータの運動効率低下のみならず、最悪の場合は駆動しない場合があった。
【0028】
そこで、本実施形態では、防振効果の高い第1防振部材15aと、第1防振部材15aに比べて防振効果が小さい第2防振部材15b,第3防振部材15cを、加圧方向において第1防振部材15aの両側に配置することにより、回転運動として伝達される駆動方向成分をほとんど吸収させることなく、加圧方向の成分のみを吸収させることが可能となった。
【0029】
また、本実施形態では、回転運動として伝達される駆動方向成分を吸収しないようにするために、上述のように第2防振部材15b,第3防振部材15cを、PTFE製のシートとしている。加圧方向の成分については、第1防振部材15aにより吸収する必要があるが、上述のように駆動方向成分は吸収しないことが望ましい。そこで、潤滑性の高いPTFE製のシートを移動体13と接する第2防振部材15bに採用し、振動中の加圧方向の成分が移動体13から第2防振部材15bに伝わらないようにしている。このことにより、より高い効率を維持しつつ、騒音を効果的に除去することができる。
【0030】
本実施形態によれば、振動体12上の振動を回転運動に伝達される駆動方向成分を損なうことなく加圧方向の成分のみを吸収できるので、高速で駆動する場合であっても、駆動効率を下げることなく、静かな超音波モータユニットとすることができる。
【0031】
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)本実施形態において、第2防振部材15bの両側に第2防振部材15b,第3防振部材15cを設けた例を示したが、これに限らず、例えば、第2防振部材15b,第3防振部材15cの外側に、これらよりもさらに防振効果の低い第4,第5の防振部材を設けてもよい。
【0032】
(2)本実施形態において、防振部は、第1〜第3防振部材15a〜15cの3層からなる例を示したが、これに限らず、例えば、防振部を単一の防振部材であって、中央が最も防振効果が高く、その両端面に沿って防振効果が小さくなっていく防振部材を用いてもよい。
【0033】
(3)本実施形態において、防振部は、第1〜第3防振部材15a〜15cの3層からなり、防振効果がステップ的に変化する例を示したが、これに限らず、例えば、防振効果が連続的に変化してもよい。
【0034】
(4)本実施形態において、第2防振部材15bと第3防振部材15cは、同じ材質により形成されている例を示したが、これに限らず、第1防振部材15aよりも防振効果が小さければ、第2防振部材15bと第3防振部材15cは、異なる材質の部材により形成してもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)第1の相対運動部材と第2の相対運動部材との間に加圧部の加圧方向において挟まれ、加圧方向に沿う方向における中心付近の防振性が、両端付近の防振性よりも相対的に高く形成されている防振部を備えるので、回転運動として伝達される駆動方向成分をほとんど吸収させることなく、加圧方向の成分のみを吸収し、高速で駆動する場合であっても、駆動効率を下げることなく、静かな超音波モータユニットとすることができる。
【0036】
(2)防振部は、少なくとも3層からなるので、中心付近の防振性を両端付近の防振性よりも相対的に高く形成することが容易に実現できる。
【0037】
(3)防振部は、加圧方向に沿う方向において、中心付近の防振性が、両端付近の防振性よりも相対的に高くなるように連続的に防振性が変化しているので、一体の部品により防振部を形成することができ、組み立て作業性をよくすることができる。
【0038】
(4)防振部の加圧方向に沿う方向における中心付近の防振性が最も高い部分は、反発弾性率が10〜40%であるので、加圧方向の振動を効果的に吸収することができる。
【0039】
(5)防振部は、第1の相対運動部材と接する部分が潤滑性の高い部材により形成されているので、第1の相対運動部材と防振部との間での滑りがよく、回転運動として伝達される駆動方向成分が防振部に伝わりにくいため、防振部により吸収されにくくなり、より効率をよくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】超音波モータユニット10を内蔵した交換レンズ1の断面図を示す図である。
【図2】超音波モータユニット10の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 交換レンズ
2 バヨネットマウント
3 レンズ機構部
3a ピン
4,5 レンズ
6 キー
10 超音波モータユニット
11 固定筒
12 振動体
13 移動体
14 圧電素子
15a 第1防振部材
15b 第2防振部材
15c 第3防振部材
17 回動環
18 遊星リング
19 コロ
20 ストッパ
21 フェルト
22 スペーサ
23 加圧ばね
24 固定板
Claims (5)
- 電気機械変換素子を含む振動子と、
前記振動子と相対的に移動する相対運動部と、
前記振動子と前記相対運動部との間に加圧力を働かせる加圧部と、
を備える振動波モータユニットにおいて、
前記相対運動部は、前記振動子と接触する第1の相対運動部材と、
前記第1の相対運動部材と一体的に移動する第2の相対運動部材と、
前記第1の相対運動部材と前記第2の相対運動部材との間に前記加圧部の加圧方向において挟まれ、前記加圧方向に沿う方向における中心付近の防振性が、両端付近の防振性よりも相対的に高く形成されている防振部と、
を備える振動波モータユニット。 - 請求項1に記載の振動波モータユニットにおいて、
前記防振部は、少なくとも3層からなること、
を特徴とする振動波モータユニット。 - 請求項1に記載の振動波モータユニットにおいて、
前記防振部は、前記加圧方向に沿う方向において、中心付近の防振性が、両端付近の防振性よりも相対的に高くなるように連続的に防振性が変化していること、
を特徴とする振動波モータユニット。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の振動波モータユニットにおいて、
前記防振部の前記加圧方向に沿う方向における中心付近の防振性が最も高い部分は、反発弾性率が10〜40%であること、
を特徴とする振動波モータユニット。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の振動波モータユニットにおいて、
前記防振部は、前記第1の相対運動部材と接する部分が潤滑性の高い部材により形成されていること、
を特徴とする振動波モータユニット。
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2002
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