JP2004151688A - 電子楽器 - Google Patents

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Abstract


【課題】演奏情報にコード進行が記憶されていなくてもコード進行を表示することのできる電子楽器を提供する。
【解決手段】ドラムトラックとソロトラックを和音判定対象から省く。ドラムトラックの自動演奏データは、音高を表すのではない。また、ソロトラックは、経過音や修飾音などの非和声音を多く含むので除外する。
次に、ドラムトラックとソロトラックが除かれた自動演奏データからさらに、経過音や修飾音の多い楽器の音色として設定されているトラックが除かれる。こうして除かれたトラック以外のトラックに含まれる音高をコード認識アルゴリズムに適用し、コードを判定する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、複数のトラックまたは音色に対応して構成される演奏情報に基づいてコードを検出し、検出されたコードを表示することができる電子楽器に関する。
従来、自動演奏データを記憶し、設定されるテンポ値に応じた速さで自動演奏を行う自動演奏装置が知られている。例えば、特開平8−328557号公報に開示されている自動演奏装置の表示装置では、自動演奏データ中にコード(和音)情報が記憶されており、自動演奏に従って順次コード名を表示している。また、特開2001−222279号公報に開示されている演奏データ編集装置では、演奏データは、音色を示す音色データとキーイベントデータとのセットにしたデータであり、音色毎に分類してコードを判定することが開示されている。
特開平8−328557号公報 特開2001−222279号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された発明では、演奏者にとってコード進行が分かりやすい簡潔な表示でないことがある。また、特許文献2に開示された発明では、適切なコード判定が行なわれない場合がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、自動演奏データから適切にコード進行を検出するとともに、検出したコード進行を演奏者に分かりやすく簡潔に表示する電子楽器を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1記載の電子楽器は、複数のトラックで構成される演奏情報を記憶する演奏情報記憶手段と、複数のトラックのうち、いずれのトラックに記憶された演奏情報に基づいてコード検出を行うかを指示するトラック指示情報を記憶するトラック指示情報記憶手段と、そのトラック指示情報記憶手段に記憶されたトラック指示情報により指示されるトラックの演奏情報に基づいてコードを検出するコード検出手段と、そのコード検出手段により検出されたコードを順次表示する表示手段とを備えている。
また、請求項2記載の電子楽器は、請求項1記載の電子楽器であって、前記トラック指示情報記憶手段に記憶されるトラック指示情報を任意に指定するトラック指定手段を備えている。
また、請求項3記載の電子楽器は、複数の音色の演奏情報を記憶する演奏情報記憶手段と、複数の音色のうち、いずれの音色の演奏情報に基づいてコード検出を行うかを指示する音色指示情報を記憶する音色指示情報記憶手段と、その音色指示情報記憶手段に記憶された音色指示情報により指示される音色の演奏情報に基づいてコードを検出するコード検出手段と、そのコード検出手段により検出されたコードを順次表示する表示手段とを備えている。
また、請求項4記載の電子楽器は、請求項3記載の電子楽器であって、前記音色指示情報手段に記憶される音色を任意に指示する音色指示手段を備えている。
また、請求項5記載の電子楽器は、請求項1から4のいずれかに記載の電子楽器であって、複雑なコードを単純なコードへ変換する変換テーブルを記憶し、前記コード検出手段により検出されたコードが複雑なコードである場合には、前記変換テーブルに基づいて単純なコードへ変換する変換手段を備えている。
また、請求項6記載の電子楽器は、請求項1から5のいずれかに記載の電子楽器であって、前記コード検出手段が時系列の複数のコードを検出し、その複数のコードが特定の関係にある場合には、いずれかのコードを省略して表示するものである。
また、請求項7記載の電子楽器は、請求項1から6のいずれかに記載の電子楽器であって、 前記コード検出手段が時系列の複数のコードを検出し、その複数のコードが所定の時間内に複数存在する場合には、いずれかのコードを省略して表示するものである。
また、請求項8記載の電子楽器は、時系列の複数のコードにより構成されるコード進行を表示する表示手段を備えた電子楽器であって、前記複数の前後するコードが特定の関係にある場合には、いずれかのコードを省略して表示するものである。
また、請求項9記載の電子楽器は、請求項8記載の電子楽器であって、前記特定の関係を記憶するテーブルを記憶し、そのテーブルに基づいていずれかのコードを省略するものである。
また、請求項10記載の電子楽器は、時系列の複数のコードにより構成されるコード進行を表示する表示手段を備えた電子楽器であって、前記複数のコードが所定時間内に複数ある場合には、いずれかのコードを省略して表示するものである。
本発明によれば、演奏データにコード進行が記憶されていない場合でも、曲の進行に合わせてコード進行を表示することができる。また、複雑なコードが検出された場合は、演奏者に分かりやすい簡潔なコードに変換して表示される。また、コードが頻繁に変化する場合であっても、不必要に表示を変更するのではなく、演奏者に分かりやすく最適なタイミングで表示を更新することができるという効果がある。
なお、請求項8記載に電子楽器によれば、演奏情報からコード進行を検出場合や、演奏情報中に予めコード進行が記憶されている場合に、コード進行が特定の前後関係にある場合には、一部が省略して表示されるので、演奏者はコード進行を的確に把握できるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態の一例による電子楽器1の適用例が示されている。この電子楽器1は、筐体2の上部パネルに表示器4と複数のスイッチ等により構成される操作子6が備えられ、側面にはフレキシブルディスクドライブ5のディスク挿入部が備えられ、内部には、処理装置3および音源10が備えられている。
この音源10より出力される電気信号は、アンプ7により増幅され、2本のスピーカ8より楽音として放音される。また、電子キーボード11より出力される電気信号
アンプ7に入力され、同様に増幅されて2本のスピーカより楽音として放音される。
演奏者は、自動演奏データFが記憶されるフレキシブルディスク9を、電子楽器1のフレキシブルディスクドライブ5に挿入し、操作パネル上のスイッチ6を操作して自動演奏をスタートすると、音源10から伴奏音が出力されるとともに、表示器4にコード進行が自動演奏の進行に合わせて表示される。したがって、演奏者は、表示器4に表示されるコード進行を見ながら電子キーボード11を演奏することができる。
図2は、電子楽器1のブロック構成図である。図1と同じ構成については、同じ番号を付している。処理装置3は、CPUとROMとRAMにより構成され、CPUは、ROMに記憶されたプログラムに従って各種処理を行う。また,ROMには、表1,表2,表3に示す各種テーブルが記憶されている。
RAMは、CPUが処理を行う際にワークエリアとして使用する一時記憶するためのエリアや、コード判定が行われた結果を一時記憶するエリアや、表示されるコード進行を記憶する表示用メモリのエリアやフレキシブルディスク9から読み込んだ自動演奏データを記憶するエリアなどを有する。
表示器4は、LCD(液晶)などにより構成され、図3に示すようにコード進行などが表示される。図3において、CCは、現在演奏中のコードを、SC1は、CCの次に演奏されるコードを、SC2は、SC1の次に演奏されるコードを表す。
図3(a)は、CCとしてコードG5♭が、SC1としてコードC7が、SC2としてコードFmin6が表示されている。
図3(b)は、所定時間後、(例えば半小節の時間)の表示を表し、CCに表示されていたコードG5♭は削除され、SC1に表示されていたコードC7がCCに表示され、SC2に表示されていたコードFmin6が、SC1に表示され、SC2に新たにD9♭が表示されている様子を示している。
なお、この表示器には、演奏される曲名、テンポ、拍子などとともに、自動演奏に従って、演奏されている小節の番号などを表示してもよい。
操作子6は、自動演奏のスタートストップを指示したり、自動演奏のテンポを設定したり、楽音の音量を設定するボリュームつまみなどが備えられ、操作された状態がCPUにより検出される。
フレキシブルディスクドライブ5は、挿入されるフレキシブルディスク9に記憶されている自動演奏データFを読み出したり、データを書き込む装置である。
音源10は、複数の楽音を同時に発生することができるもので、それぞれの楽音の音色も設定することができる。各楽音は、ノートオン信号を入力することで、音高および強さが指定されて発音を開始し、ノートオフ信号を入力すると発音を停止する。
これらノートオン信号やノートオフ信号は、CPUからバスを通して音源10に送られる。
なお、自動演奏データは、GM(General MIDI:プログラムチェンジに対応する音色が規定されている)に対応しておりSMF(Standard MIDI File)フォーマット0で記憶されているものとする。このフォーマットでは、一連の演奏情報は、1〜16のMIDIチャネルによりトラックが区別される。
なお、トラックとは、曲が複数のトラックにより構成され、自動演奏される場合には、これらのトラックが同期して演奏されるものをいう。
自動演奏情報がMIDIチャネルにより識別される場合には、MIDIチャネル毎の演奏情報がトラックを構成する。
MIDI規格においては、MIDIチャネルを指定してプログラムチェンジにより音色を指定することができる。したがって、一つのMIDIチャネルが、種々の音色の演奏情報に指定され、各音色の演奏情報をパートと呼ぶこともある。
次に、上記の構成において、本発明の電子楽器における動作につき、図4から図7のフローチャートを参照しながら説明する。
自動演奏データは、フレキシブルディスク9に記憶されており、フレキシブルディスクドライブ5に挿入されると、RAMに読み込まれる。自動演奏データFは、各トラック毎にイベントを表すデータと直後のイベントまでの時間が対に記憶されている。イベントとは、音色を設定するプログラムチェンジ、音量などを設定するコントロールチェンジ、ノートオン、ノートオフなどのMIDI規格により規定されたメッセージである。
図4は、CPUが実行する一連のコード進行の抽出処理の概略を示すフローチャートであり、自動演奏のスタートが指示されると、テンポとは無関係に自動演奏データのすべてのトラックに関して、曲の最初から順次記憶されているノートオン、ノートオフイベントに基づいて、曲の進行に従ってコードを抽出する処理である。
この一連の処理は、自動演奏のスタートが指示されてから開始するようにしてもよいし、自動演奏データがフレキシブルディスクからRAMへ転送されたときに行ってもよい。
まず、RAMに記憶されている自動演奏データを読み込む(S1)。
次に、読み込んだ自動演奏データが、データの終了を示すか否かを確認する(S2)。データの終了である場合には(S2:Yes)、この処理を終了する(S6)。
データの終了ではない場合は、コード進行(CP:Chord Progression)を抽出する(S3)。つぎに抽出したコード進行(CP)を簡略化する(S4)。次に、簡略化されたコード進行を見やすく表示するための簡略化を行って表示器4へ表示し、処理S1へ戻る。
次にコード進行の抽出処理について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、ドラムトラックとソロトラックをコード判定対象から省く(S11)。GMでは、ドラムトラックは、MIDIチャネル10、ソロトラックは、MIDIチャネル4である。ドラムトラックの自動演奏データは、音高を表すのではないので、これらのデータをコード判定に用いたのでは、意味がないので当然省かれる。また、ソロトラックは、経過音や修飾音などの非和声音を多く含むので除外する。
次に、ドラムトラックとソロトラックが除かれた自動演奏データからさらに、経過音や修飾音の多い楽器の音色として設定されているトラックが除かれる(S12)。ROMには、コードを検出する対象とする音色番号(プログラムチェンジ)が、表1に示すように記憶され、この表に記憶されている音色以外の音色の演奏データは、コードの検出対象からは除外される。
Figure 2004151688
除外される音色番号は、9−11,13−16,23,29−32,48,56−58,60,65,69−72,76−81,83−88,98,105−128である。
こうして表1により特定される音色の音高をコード認識アルゴリズムに適用し、コードを判定する(S13)。このコード判定方法は、例えば、特許第3220183号などとして公知の方法を用いることができる。こうして抽出されたコード情報は、RAMに記憶される(S14)。
次に、上記のようにして抽出されたコード情報を時間経過に従ってRAMに記憶したコード進行情報を簡略化する処理について、図6を参照しながら説明する。
まず、コード情報個々について、複雑なコードとして判定されたものについては、簡略化する(S21)。コード認識アルゴリズムでは、自動伴奏を行うための情報としては複雑なコード情報を検出し、そのコード情報に応じた自動伴奏を行うことが望ましいが、演奏者が、表示されているコード進行を参照しながら演奏を行う場合には、必ずしも複雑なコードで表示する必要はない。例えば、認識されたコードが、C5♭、7、10♭の場合に、C5♭とする。
ここでは、表2に示すテーブルを用いて、検出されたコードが複雑なコードAについては、簡単なコードBへ変換する。
Figure 2004151688
なお、このようなテーブルを参照する方法ではなく、単純に文字数を制限して表示するようにしてもよい。例えば、4文字以上は削除して3文字以下にするなどの方法でもよい。
次に、直前のコードの7半音上のサスコードは除去する(S22)。例えば、Cの次にGsusとなった場合は、Gsusを省く。
次に、連続する2つのコードのルートが一致している場合で、先のコードをCとし、それに続くコードをDとして表3と照合し、この表のいずれかに該当する場合には後続のコードを省略する(S23)。
Figure 2004151688
次に、各コードの持続時間を調べ持続時間が100CPTより短い場合は、省略する(S24)。ここでCPTは、次式により表されるテンポに応じた時間の単位でありティックともよばれる。CPT=60000/(BPM・TB)msec
なお、BPM(Beat Per Minute)は、テンポ値(1分間当たりの拍数)で、TB(Time Base)は、1拍当たりの分解能である。テンポ値は、60から250の範囲であり、TBを120とすれば、100CPTは、800msecから200msec程度の値となる。以上の簡略化により、時間軸上に順次コードがRAM内に整列される。
次に、図7を参照して、上記RAMに整列された個々のコードについて行う表示データの簡略化処理について説明する。
まず、処理を行うコードがそのコードの時間情報からいずれの表示窓に属するかを算出する(S31)。この表示窓は、曲の先頭から所定の時間で順次区切り、各窓には一つのコードを決定して、曲の進行に従って、表示窓毎に決定されたコードを表示器に表示するものである。
この表示窓の長さ(所定の時間)は、例えば、テンポが145以上の場合と、1拍子、2拍子、3拍子および5拍子の場合は、1小節の長さとし、それ以外の場合は、1小節の半分の長さとするのが好ましい。
次に、そのコードのタイミングが、窓の先頭から窓全体の長さの時間の75%の時刻より手前にあるか否かを確認する(S32)。手前にあると確認された場合は、そのコードのタイミングをその窓の先頭の時刻に変更する(S33)。ここで、窓の先頭から75%までのコードをその窓の先頭の時刻に変更する理由は、次に来るコードを、早く表示することにより、演奏者が早く次のコードを認識することができるからである。
S32の処理で、手前ではないと確認された場合は、そのコードのタイミングを次の窓の先頭の時刻とする(S34)。このとき複数のコードが同じ時刻に設定された場合は、最後に確認されたコードを記憶し、他のコードは削除する。
S33およびS34において設定されたコードは、RAMに設けられた表示用メモリエリアの対応するタイミング位置に記憶される(S35)。
つぎに自動演奏に従って、上記のようにして設定されたコードを順次表示する処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。
このフローチャートは、前述のCPT時間毎に起動されるタイマインタラプトルーチンである。
自動演奏のスタートが指示された場合には、表示用メモリの先頭に記憶されているコード名を、表示器4のCCに、次に記憶されているコード名をSC1に、その次に記憶されているコード名をSC2に表示し、その次のメモリアドレスにポインタを設定する。
以後、このタイマインタラプトが起動されると、まずCPTを時間単位とする現在時刻tが1更新される(S41)。次に、自動演奏データのすべてのトラックの中でこの時刻に処理すべきイベントがあるか否かを確認する(S42)。
イベントがある場合には(S42:Yes)そのイベントの処理を実行する(S43)。例えば、ノートオンやノートオフやプログラムチェンジであれば、音源にこれらのメッセージを送り、歌詞が記憶されている場合には、その歌詞を表示したりする。
S43の処理の後、またはS42の処理で、この時刻にイベントない場合(S42:No)は、S44の処理へ進む。
S44の処理では、この時刻が表示器4に表示されている2番目のコードSC1の表示を更新する時刻か否かを確認する。更新時刻である場合には(S44:Yes)SC1のデータ(コード情報)をCCに移し(S45)、SC2のデータをSC1に移す(S46)。さらに、表示用メモリからポインタにより指示されているコードのデータを読み出してSC2に設定し、表示用メモリのポインタを1つ進める(S48)。
なお、特許請求の範囲の請求項1記載のコード検出手段は、コードを検出するプログラムがROMに記憶され、このプログラムをCPUが実行することによりコード名を検出するものである。
また、請求項1記載の演奏情報記憶手段はRAMが該当し、トラック指示情報記憶手段はROMが該当する。
また、請求項2記載のトラック指示手段および請求項4記載の音色指示手段は、操作子6が該当する。
以上、上記実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は、上記実施例に何ら限定されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施例では、表示器4に表示されるコードは、CC、SC1、SC2の3つとしたが、表示されるコードの数を操作子6で任意に設定するようにしてもよい。また、小節線を表示するようにしてもよい。
また、現在演奏されているコードを他のコードとは異なる態様で表示するのが望ましい。
また、上記実施例では、表示器4に表示されるコード名は、英文字と数字と記号により構成されるものとしたが、五線譜上に記載される楽譜、あるいは鍵盤上に押鍵位置を示す図、あるいはギターのタブ譜(ギターなどのフレット位置の指で押さえる位置を示す図)などでもよい。
また、上記実施例では、GMに対応した自動演奏データがSMFのフォーマットで供給され、MIDIチャネルによりコードを検出する対象トラックか否かが判定されるものとしたが、SMF以外のフォーマットの場合には、演奏者が予め、コードを検出するトラックを指定するようにしてもよい。
また、GM以外に対応した演奏データの場合には、プログラムチェンジに音色を対応付けしておいて、音色によりコードを判定するトラックあるいはパートを選択するようにしてもよい。この場合、いずれの音色をコード判定に使用するかを、演奏者が任意に選択するようにしてもよい。
また、上記実施例では、ROMにコードを検出する音色の音色番号を表1で示すように記憶したが、逆にコードを検出する対象から除外する音色の音色番号を記憶し、対象とするか否かを判定するようにしてもよい。
また、上記実施例では、鍵盤などの演奏を行う装置は、別の筐体に組み込まれているものとしたが、電子楽器1と同じ筐体に一体に組み込むようにしてもよい。
また、電子楽器1に、自動伴奏を行う自動伴奏装置を組み込み、自動演奏データから検出されたコードを自動伴奏装置に供給し、自動伴奏装置がそのコードに基づいて自動伴奏を行うようにしてもよい。なお、この場合には、自動伴奏装置に供給されるコードの情報は、コード検出手段により検出された複雑なコードをそのまま供給することにより、変化に富んだ自動伴奏が行われるようにするのが望ましい。
また、電子楽器1に鍵盤と、自動伴奏装置とを組み込み、鍵盤での押鍵により指定されるコードを検出するコード検出手段を自動演奏データからコードを検出するコード検出手段として兼用してもよい。
また、上記実施例では、自動演奏データに含まれるノートオンおよびノートオフの音高を表すデータに基づいてコードが検出されるものとしたが、オーディオデータにより構成される場合は、オーディオデータを音高データに変換し、その音高データに基づいて和音を判定するようにしてもよい。
本発明の電子楽器の適用例を示す図である。 電子楽器のブロック図である。 表示器を表す図である。 電子楽器の動作の概略フローチャートである。 コード進行処理を表すフローチャートである。 コード進行の簡略化処理を表すフローチャートである。 表示における簡略化処理を表すフローチャートである。 自動演奏の進行に従ってコード進行を表示する処理を表すフローチャートである。
符号の説明
1 電子楽器
3 処理装置
4 表示器(表示手段)
5 外部記憶装置
6 操作子
10 音源

Claims (10)

  1. 複数のトラックで構成される演奏情報を記憶する演奏情報記憶手段と、
    複数のトラックのうち、いずれのトラックに記憶された演奏情報に基づいてコード検出を行うかを指示するトラック指示情報を記憶するトラック指示情報記憶手段と、
    そのトラック指示情報記憶手段に記憶されたトラック指示情報により指示されるトラックの演奏情報に基づいてコードを検出するコード検出手段と、
    そのコード検出手段により検出されたコードを順次表示する表示手段とを備えたことを特徴とする電子楽器。
  2. 前記トラック指示情報記憶手段に記憶されるトラック指示情報を任意に指定するトラック指示手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の電子楽器。
  3. 複数の音色の演奏情報を記憶する演奏情報記憶手段と、
    複数の音色のうち、いずれの音色の演奏情報に基づいてコード検出を行うかを指示する音色指示情報を記憶する音色指示情報記憶手段と、
    その音色指示情報記憶手段に記憶された音色指示情報により指示される音色の演奏情報に基づいてコードを検出するコード検出手段と、
    そのコード検出手段により検出されたコードを順次表示する表示手段とを備えたことを特徴とする電子楽器。
  4. 前記音色指示情報手段に記憶される音色を任意に指示する音色指示手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の電子楽器。
  5. 複雑なコードを単純なコードへ変換する変換テーブルを記憶し、前記コード検出手段により検出されたコードが複雑なコードである場合には、前記変換テーブルに基づいて単純なコードへ変換する変換手段を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電子楽器。
  6. 前記コード検出手段が時系列の複数のコードを検出し、その複数のコードが特定の関係にある場合には、いずれか一方のコードを省略することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の電子楽器。
  7. 前記コード検出手段が時系列の複数のコードを検出し、その複数のコードが所定の時間内に複数存在する場合には、いずれかのコードを省略して表示することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の電子楽器。
  8. 時系列の複数のコードにより構成されるコード進行を表示する表示手段を備えた電子楽器において、
    前記複数のコードが特定の前後関係にある場合には、いずれかのコードを省略して表示することを特徴とする電子楽器。
  9. 前記特定の前後関係を記憶するテーブルを記憶し、そのテーブルに基づいて省略することを特徴とする請求項8記載の電子楽器。
  10. 時系列の複数のコードにより構成されるコード進行を表示する表示手段を備えた電子楽器において、
    前記複数のコードが所定時間内に複数ある場合には、いずれかのコードを省略して表示することを特徴とする電子楽器。
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