JP2004151050A - 放射性物質の貯蔵施設 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、放射性物質を封入した容器を貯蔵する複数の貯蔵エリアと、該複数の貯蔵エリアの相互間を連結し前記容器を搬送する搬送通路と、前記貯蔵エリアへの前記容器を搬入又は搬出する搬入出エリアと、前記容器の検査を行う検査エリアとを有し、前記搬入出エリア及び前記検査エリアのいずれも前記貯蔵エリアの1つに設けられており、前記搬送通路が前記前記検査エリア又は搬入出エリアに接していることを特徴とする放射性物質の貯蔵施設にある。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、原子力発電所の使用済燃料や高レベル放射性廃棄物等の放射性物質を貯蔵する新規な放射性物質の貯蔵施設に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開2000−180586号公報
【特許文献2】特開2002−148386号公報
【特許文献3】特開2002−6088号公報
原子力発電所から発生する使用済燃料集合体は、ウラン及びプルトニウム等の再使用可能な核燃料物質を回収するために再処理するが、このときに発生する高レベル放射性廃棄物はガラス固化される。この放射性廃棄物ガラス固化体は崩壊熱が発生するため、発熱量が小さくなり処分が可能になるまでの間冷却しながら貯蔵する必要がある。また、使用済燃料集合体は、再処理されるまでの間、冷却をしながら適切に貯蔵しておく必要があるが、これまで貯蔵に用いられてきた原子力発電所内の貯蔵プールが容量不足となり、長期間貯蔵可能な新たな貯蔵施設の建設が望まれている。これら放射性物質の貯蔵施設には、コスト及び長期に亘る安定性から、空気で冷却する乾式貯蔵方式が着目されている。
【0003】
上記の乾式貯蔵方式による貯蔵施設の例としては、
【特許文献1】、【特許文献2】及び【特許文献3】記載の貯蔵施設がある。
【0004】
【特許文献1】に記載の貯蔵施設は、放射性物質を収納した容器である金属キャスクを貯蔵エリアに置き、施設の外から取り込んだ空気を金属キャスクの周囲に流して冷却しながら貯蔵する施設である。施設は貯蔵エリアと金属キャスクの搬入および搬出を行う搬入出エリア、金属キャスクの検査を行う検査エリア、検査を終えた金属キャスクを仮置きする仮置きエリアからなる。トレーラに載せられて搬入出エリアに運ばれてきた金属キャスクは、まず検査エリアに運ばれる。そこで検査が終了し問題がなければ仮置きエリアに運ばれて一時保管された後、クレーンにより貯蔵エリア上の任意の位置に運ばれる。貯蔵エリアの天井には開口が設けられて、クレーンを用いて金属キャスクを前記の開口より貯蔵エリアの床スラブ上に配置し貯蔵する。
【0005】
【特許文献2】に記載の貯蔵施設は、放射性物質の容器に金属キャスクやコンクリートキャスクを用いた施設である。施設は貯蔵エリアと搬入出エリアによって構成された矩形の平屋構造を成している。本施設では建屋内の金属キャスクやコンクリートキャスクの搬送にエアパレットを用いた搬送機器を用いている。トレーラによって搬入出エリアに搬入された放射性物質は、底面にエアパレットを備えた台と駆動部から構成される搬送機器に載せられて貯蔵エリアの床面を走行し、そのまま床面上の決められた位置に配置し貯蔵していく。
【0006】
【特許文献3】に記載の貯蔵施設は、金属キャスクを貯蔵する上記の2例とは異なり、放射性物質はキャニスタと呼ばれる薄肉の容器に収納し、そのキャニスタを施設の貯蔵エリアに貯蔵するものである。キャニスタを収納する円筒状の収納管が床スラブと天井スラブで形成される貯蔵エリアの間に多数設置され、施設の外から取り込んだ空気を収納管の周囲に流して冷却しながら貯蔵する。収納管は天井スラブを貫通して、上側に放射性物質を出し入れするための開口が設けられており、キャニスタを上から収納管内に挿入し貯蔵する。このキャニスタと収納管は共に放射性物質からの放射線を遮へいする能力を十分備えていないため、天井スラブおよび収納管の開口を塞ぐ蓋は、放射線を十分遮へい可能な厚さを有し、天井スラブ上側への人の立ち入りを可能にしている。キャニスタは輸送キャスクによって施設に運ばれる。このキャニスタは、貯蔵施設内に備えられた搬送機器によって輸送キャスクより取り出され、収納管に運ばれ貯蔵される。このため搬送機器は、内部にキャニスタを収納可能で遮へい能力のある厚肉の容器からなり、底面にキャニスタを出し入れする開口を有する構造となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
【特許文献1】、【特許文献2】及び【特許文献3】のいずれに記載された貯蔵施設も、複数の貯蔵エリアを有する貯蔵施設については記載されていない。又、貯蔵施設においては、貯蔵エリアの他に、放射性物質を搬入または搬出するエリアと、放射性物質の収納容器を検査するエリアと、放射性物質を輸送する容器を一時仮置きしておくエリアが必要となる。従って、そのまま同じ貯蔵建屋を増設した場合、増設した貯蔵建屋にも、放射性物質を搬入または搬出するエリアと、放射性物質の収納容器を検査するエリアと、放射性物質を輸送する容器を一時仮置きしておくエリアが必要となる。
【0008】
本発明の目的は、複数の貯蔵エリアを有する貯蔵施設において、放射性物質の貯蔵領域を有効且つ広くすることができ、将来に向けた貯蔵エリアだけの増設が可能な放射性物質の貯蔵施設を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、放射性物質を封入した容器を貯蔵する複数の貯蔵エリアと、該貯蔵エリアの相互間を連結し前記容器を搬送する搬送通路と、前記貯蔵エリアの1つに前記容器を前記貯蔵エリアへの搬入又は搬出する搬入出エリアを有することを特徴とする放射性物質の貯蔵施設にある。
【0010】
前記搬入出エリアに隣接して前記容器の検査を行う検査エリアを有すること、前記搬入出エリアに接して前記容器を一時的に保管する仮置きエリアを有することが好ましい。
【0011】
具体的には、本発明は、放射性物質を封入した容器を貯蔵する複数の貯蔵エリアと、該貯蔵エリアの相互間を連結し前記容器を搬送する搬送通路と、前記貯蔵建屋の一方に前記容器を前記貯蔵建屋内に搬入又は搬出する搬入出エリアと、前記容器の検査を行う検査エリアとを有し、前記搬入出エリア及び前記検査エリアのいずれも前記貯蔵エリアの1つに設けられており、前記搬送通路が前記前記検査エリア又は搬入出エリアに接していることを特徴とする放射性物質の貯蔵施設にある。又、本発明においては、前記容器を一時的に保管する仮置きエリアを有することが好ましく、前記搬入出エリア、前記検査エリア及び仮置きエリアのいずれも前記貯蔵エリアの1つに設けられているのが好ましい。
【0012】
前記キャスクの検査を行う検査エリアが前記搬入出エリアに隣接して一個所に設けられていること、前記搬入出エリアに接して前記キャスクを一時的に保管する仮置きエリアを有することが好ましい。
【0013】
即ち、本発明は、複数の放射性物質貯蔵エリアを、放射性物質を収納した容器を搬送するための搬送通路で互いに接続し、一方の貯蔵建屋内にのみ搬入又は搬出するための搬入出エリアを備えることにある。これにより、貯蔵建屋が複数あっても、放射性物質の搬入出エリアや検査エリアが兼用でき、貯蔵エリアの面積を大きく取ることが可能となる。
【0014】
更に、複数の放射性物質貯蔵エリアとしてキャスク貯蔵エリアとキャニスタ貯蔵エリアの2種の貯蔵エリアを設けることで、キャニスタをキャニスタ輸送キャスクに入れた状態のままキャスク貯蔵エリアに一時仮置きが可能となり、キャニスタ貯蔵エリアの点検、工事があってもキャニスタに入った放射性物質の受入が可能となると共に、キャニスタに入った放射性物質の受入量の変動に柔軟に対応が可能となる。
【0015】
又、本発明は、放射性物質を封入した容器を貯蔵する四角形状の貯蔵エリアと、前記貯蔵エリアへの前記容器を搬入又は搬出する搬入出エリアと、前記容器の検査を行う検査エリアとを有し、搬入出エリアと検査エリアは各々前記貯蔵エリアの一辺に接していることを特徴とする放射性物質の貯蔵施設にある。
【0016】
前記キャスクを一時的に保管する仮置きエリアを有することが好ましく、前記仮置きエリアが前記搬入出エリアに接しており、前記検査エリアが前記仮置きエリアに接していること、又、前記各エリアは壁によって仕切られており、前記搬入出エリアと仮置きエリアとの間、前記仮置きエリアと検査エリアとの間、前記貯蔵エリアと検査エリアとの間がいずれも互いに前記容器の移動が床を通して可能な構造を有することを特徴とする。
【0017】
前記仮置きエリアが前記搬入出エリアに接しており、前記検査エリアが前記搬入出エリアと前記仮置きエリアとに接していること、又、前記各エリアは壁によって仕切られており、前記搬入出エリアと貯蔵エリアとの間、前記搬入出エリアと仮置きエリアとの間、前記仮置きエリアと検査エリアとの間、前記搬入出エリアと検査エリアとの間がいずれも互いに前記容器の移動が床面を通して可能な構造を有することを特徴とする。
【0018】
従って、本発明は、既設のキャニスタ貯蔵エリアの貯蔵量が満杯に近づき、別のキャニスタ貯蔵エリアを増設する場合、先に建設が容易なキャスク貯蔵建屋を設置し、キャスクとキャニスタの2種の貯蔵エリアとすることで、増設するキャニスタ貯蔵エリアの建設開始時期に柔軟に対応できる。
【0019】
又、キャスクとキャニスタの2種の貯蔵エリアを設けることで、放射性物質がキャスクに入っている場合もキャニスタに入っている場合も、どちらでも受入が可能となる。
【0020】
以上のように、本発明によれば、貯蔵エリアを複数とする場合、放射性物質の搬入出エリア、仮置きエリアや検査エリアが兼用できる構造とするもので、貯蔵エリアの面積を大きく取ることが可能となる。
【0021】
又、キャニスタ貯蔵建屋とキャスク貯蔵建屋が併設させることにより、キャニスタをキャニスタ輸送キャスクに入れたままキャスク用貯蔵エリアに一時仮置きが可能となり、キャニスタ貯蔵建屋の点検、工事があってもキャニスタに収納された放射性物質の受入が可能となる。また、ガラス固化体等のキャニスタに入った放射性物質の受入量の変動に柔軟に対応か可能となる。
【0022】
更に、本発明は、前記貯蔵エリアは該貯蔵エリアに対して別途設置される放射性物質を封入した容器を貯蔵する他の貯蔵エリアとを連結し前記容器を前記他の貯蔵エリアに搬送する搬送通路が前記検査エリアに接して設置されること、又、前記貯蔵エリアは該貯蔵エリアに対して別途設置される放射性物質を封入した容器を貯蔵する他の貯蔵エリアとを連結し前記容器を前記他の貯蔵エリアに搬送する搬送通路が前記仮置きエリアに接して設置されることを特徴とする。
【0023】
従って、既設のキャニスタ貯蔵エリアの貯蔵量が満杯に近づき、別のキャニスタ貯蔵エリアを増設する場合、先に建設の容易なキャスク貯蔵エリアを設置できる建屋構造とすることで、増設するキャニスタ貯蔵エリアの建設時期に柔軟性が生じる。また、キャニスタ用貯蔵建屋とキャスク用貯蔵建屋を併設することで、放射性物質をキャスクで貯蔵するかキャニスタで貯蔵するかの選択が可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に示す本実施例は原子力発電所の使用済燃料を対象とした乾式貯蔵施設に本発明を適用したものである。
【0025】
(実施例1)
図1は、本実施例における乾式貯蔵施設による使用済燃料貯蔵施設1の平面図である。貯蔵施設は2つの四角形状の貯蔵エリアを有する貯蔵建屋から構成されている。片側の貯蔵建屋を貯蔵建屋A2、もう一方の貯蔵建屋を貯蔵建屋B3とする。貯蔵建屋A2と貯蔵建屋B3は搬送通路4によって接続されている。本実施例においては、貯蔵建屋B3は貯蔵建屋A2に対して同時進行で建設されるように設計されたものであるが、貯蔵建屋A2だけを建設し、その後必要に応じて後で搬送通路4と貯蔵建屋B3のみを建設することができる。
【0026】
図2は図1の貯蔵建屋A2の平面図である。図2に示すように、貯蔵建屋A2は、使用済燃料の収納された金属キャスク6やキャニスタ輸送キャスク7を本貯蔵施設に搬入出するためのトレーラエリア8、金属キャスク6やキャニスタ輸送キャスク7を一時的に保管する仮置きエリア11、金属キャスク6やキャニスタ9の検査を行う検査エリア10、使用済燃料の収納されたキャニスタ9を貯蔵するキャニスタ貯蔵エリア12、監視、各操作を行う操作盤等が設置される操作室15、キャニスタ貯蔵エリアの給気口21、キャニスタ貯蔵エリアの排気口22、より構成される。そして、トレーラエリア8、仮置きエリア11及び検査エリア10はキャニスタ貯蔵エリア12を有する貯蔵建屋A2の一方にのみ設けられる。
【0027】
又、図2に示すように、搬入出エリア8、検査エリア10及び仮置きエリア11のいずれも四角形状の金属キャスク貯蔵エリア13に対して搬送通路4を介して四角形状のキャニスタ貯蔵エリア12の一辺に接して設けられて、1つの建屋になっている。更に、各エリア及び搬送通路4は互いに壁によって仕切られており、各貯蔵エリアと搬送通路4とが接続される部分の床面が平坦であり、搬送エリア8と仮置きエリア11との間、仮置きエリア11と検査エリア10との間、キャニスタ貯蔵エリア12と検査エリア10との間がいずれも互いにキャスクの移動が床を通して可能な扉構造を有する。42は事務室、制御装置等を有するエリアである。
【0028】
図3は図2のA−A断面図である。図2では前述のように床を通して移動させる構造に対して、図3に示すように、キャスク輸送用トレーラ14よりキャニスタ輸送キャスクがトレーラエリア8より天井クレーン15によって運搬され、仮置きエリア11に設置され、更に検査エリア10に運ばれて検査エリア10に設けられた天井クレーン15にてキャニスタ9が取り出されて検査装置41にて種々検査され、その後使用済燃料の収納されたキャニスタ9を貯蔵するキャニスタ貯蔵エリア12に運ばれる壁構造である。キャニスタ9は69本の燃料集合体を直径約2mの円筒状の薄肉金属パイプ内に格子状の枠組みを有しその枠組み内に挿入されたものである。
【0029】
図4は図2のB−B断面図である。図4に示す通り、キャニスタ貯蔵エリア12は、天井スラブ17を境に上下2つの領域に分かれている。キャニスタ貯蔵エリア12の上の領域20はキャニスタ9を所定の所望の厚さを有する金属の収納管18まで搬送するキャニスタ搬送クレーン16が走行する領域、キャニスタ貯蔵エリア12の下の領域19には収納管18が多数垂設されており、中に使用済燃料5の入ったキャニスタ9を貯蔵しておく領域となっている。収納管18の上端は天井スラブ17を貫通してキャニスタ貯蔵エリア12の上の領域20に開口し、遮へいプラグ23によって蓋をする。天井スラブ17と遮へいプラグ23は、キャニスタ貯蔵エリア12の下の領域19に貯蔵されている使用済燃料5からの放射線を十分に遮へいするだけの能力を持つように厚さが決められている。このため、キャニスタ搬送クレーン16が走行するキャニスタ貯蔵エリア12の上の領域20には、使用済燃料の貯蔵中であっても作業員が入域することができる。また、キャニスタ貯蔵エリア12の下の領域19には、貯蔵中に使用済燃料5を冷却するための空気の吸気口21と排気口22が接続されており、吸気口21から入った冷却空気は、貯蔵中の使用済燃料5を冷却しながら収納管18の周囲を流れ、排気口22より貯蔵建屋A2の外部へと放出される。
【0030】
図5は貯蔵建屋B3の平面図である。貯蔵建屋B3は搬送通路4を介して使用済燃料5の収納された金属キャスク6を貯蔵する金属キャスク貯蔵エリア13より構成される。金属キャスク6は前述のキャスク9を厚さ数十センチメートルの金属製円筒体によって密封されたものである。
【0031】
図6は図5のA−A断面図である。図6に示す通り、金属キャスク貯蔵エリア13は、金属キャスクを置くスペースと、貯蔵中に使用済燃料5を冷却するための空気の吸気口24と排気口25が接続されている。使用済燃料5を収納した金属キャスク6は、金属キャスク貯蔵エリア13の床面に静置されてそのまま貯蔵される。吸気口24から入った冷却空気は、貯蔵中の使用済燃料5を冷却しながら金属キャスク6の周囲を流れ、排気口25より貯蔵建屋B3の外部へと放出される。
【0032】
まず、使用済燃料が収納されたキャニスタ9を、貯蔵建屋A2のキャニスタ貯蔵エリア12内に収納する場合について説明する。使用済燃料を収納したキャニスタ9は、キャニスタ輸送キャスク7に収納され、キャスク輸送用トレーラ14によって、貯蔵建屋A2内のトレーラエリア8に運ばれる。トレーラエリア8と検査エリア10の上には、図3に示すようにキャスクを搬送するための天井クレーン15が備えられており、これを用いてトレーラ14に載せられているキャニスタ輸送キャスク7を吊り上げ、検査エリア10に運ぶ。
【0033】
検査エリア10はキャニスタ輸送キャスク7よりキャニスタ9を取り出すため、放射線の遮へいのため周囲を厚いコンクリート壁で覆われた構造となっている。そこでキャニスタ輸送キャスク7よりキャニスタ9を取り出し、キャニスタ9の表面の損傷や温度、放射性物質による汚染、放射線量等の所定の検査を行ったら、今度はキャニスタ搬送クレーン16内にキャニスタ9を収納し、キャニスタ貯蔵エリアの上の領域20を通って所定の収納管18内へと搬送する。
【0034】
次に、使用済燃料が収納された金属キャスク6を、貯蔵建屋B3の金属キャスク貯蔵エリア13に収納する場合について説明する。金属キャスク6は、輸送および貯蔵が兼用可能な金属キャスクとする。
【0035】
使用済燃料を収納した金属キャスク6は、キャニスタ9の場合と同様に、キャスク輸送用トレーラ14によって、まず貯蔵建屋A2内のトレーラエリア8に運ばれる。トレーラエリア8と検査エリア10の上には、図3に示すようにキャスクを搬送するための天井クレーン15が備えられており、これを用いてトレーラ14に載せられている金属キャスク6を吊り上げ、検査エリア10に運ぶ。
【0036】
検査エリア10は金属キャスク6の検査も可能なように設計されている。ここで、金属キャスク6表面の損傷や温度、放射性物質による汚染、放射線量等の所定の検査を行ったら、再び天井クレーン15を用いて、今度は金属キャスク搬送機器26上に金属キャスク6を載せる。
【0037】
図7は、金属キャスク搬送機器26の断面図である。図7に示すように、エアパレットを利用した搬送機器で、金属キャスクを載せる台28の下に設けられたダイアフラム27よりコンプレッサにて送られた空気を吹き付けて床面より浮かし、金属キャスクを載せる台28につながった駆動機構29で走行する。
【0038】
使用済燃料5を有する金属キャスク6は金属キャスク搬送機器26によって、搬送通路4を通って、貯蔵建屋B3に運ばれる。そして、そのまま建屋内の金属キャスク貯蔵エリア13の所定の位置へと運んだら、金属キャスク6を金属キャスク搬送機器26から降ろし、そのまま貯蔵する。
【0039】
以上の実施例では、搬入出エリア及び検査エリアを金属キャスクとキャニスタで兼用することで、金属キャスクとキャニスタの貯蔵建屋を持ちながら、貯蔵施設に必要な設備を最小限としている。また、本実施例の金属キャスクをコンクリートキャスクとしても、本発明の効果は金属キャスクの場合と同様に得ることができる。
【0040】
(実施例2)
本実施例は実施例1と同様に原子力発電所の使用済燃料を対象とした乾式貯蔵施設に本発明を適用したものである。本実施例は、最初に金属キャスク用の貯蔵建屋を設置した後、キャニスタ用の貯蔵建屋を増設する場合に本発明を適用した例である。
【0041】
図8は、キャニスタ用貯蔵建屋を増設する前の金属キャスク用貯蔵建屋30の平面図である。金属キャスク用貯蔵建屋30は、金属キャスク6を本貯蔵施設に搬入出するためのトレーラエリア8、金属キャスク6の検査を行う検査エリア32、金属キャスク6を一時的に保管する仮置きエリア11、金属キャスクを貯蔵する四角形状の金属キャスク貯蔵エリア13より構成される。金属キャスク貯蔵エリア13以外の構成は実施例1における貯蔵建屋Aと同じであるが、検査エリア32は放射線の遮へい能力を持つ金属キャスク6の検査のみ行うため、実施例1と異なり、周囲に遮へい用の厚いコンクリート壁は特に設けていない。又、トレーラエリア8と検査エリア32は四角形状の金属キャスク貯蔵エリア13の一辺に接している。
【0042】
又、本実施例においては、各エリアは壁によって仕切られており、搬入出エリア8とキャスク貯蔵エリア13との間、搬入出エリア8と仮置きエリア11との間、仮置きエリア11と金属キャスク検査エリア32との間、搬入出エリア8と金属キャスク検査エリア32との間がいずれも互いに金属キャスク6の移動が床面を通して可能な構造を有する。そして、将来別のキャスク貯蔵エリア又はキャニスタ貯蔵エリアの増設に際しては、仮置きエリア11のエリアを縮小して搬送通路とし、別途他のキャスク又はキャニスタ貯蔵エリアを設けることができる。
【0043】
使用済燃料5を収納した金属キャスク6は、キャスク輸送用トレーラ14によって、まず金属キャスク用貯蔵建屋30のトレーラエリア8に運ばれる。トレーラエリア8と検査エリア32の上には、キャスクを搬送するための天井クレーン15が備えられており、これを用いてトレーラ14に載せられている金属キャスク6を吊り上げ、検査エリア32に運ぶ。ここで、金属キャスク6表面の損傷や温度、放射性物質による汚染、放射線量等の所定の検査を行ったら、再び天井クレーン15を用いて、今度は金属キャスク搬送機器26上に金属キャスクを載せる。そして金属キャスク貯蔵エリア13の所定の位置に搬送し、金属キャスク搬送機器26から降ろして貯蔵する。
【0044】
また、逆にトレーラ14から先に金属キャスク搬送機器26上に金属キャスクを載せて、搬送機器26によって検査エリア10に運び、検査をすませたらそのまま金属キャスク貯蔵エリア13の所定の位置に搬送し、金属キャスク搬送機器26から降ろして貯蔵する方法もある。
【0045】
図9は図8の金属キャスク用貯蔵建屋30の横に図10のキャニスタ用貯蔵建屋31を増設する場合の金属キャスク用貯蔵建屋30の断面図、図10はキャニスタ用貯蔵建屋31の横に図9の金属キャスク用貯蔵建屋を増設する場合のキャニスタ用貯蔵建屋31の構造を示す断面図である。図11は、金属キャスク用貯蔵建屋30とキャニスタ用貯蔵建屋31とを搬送通路4によって接続された平面図である。
【0046】
金属キャスク用貯蔵建屋30からキャニスタ用貯蔵建屋31へと、金属キャスク搬送機器26を用いてキャニスタ輸送キャスクの搬送が可能なように、金属キャスク用貯蔵建屋30とキャニスタ用貯蔵建屋31の間に搬送通路4が設けられ、キャニスタ用貯蔵建屋31内には、キャニスタ9を検査するため周囲を厚いコンクリートに覆われた検査エリア10と、キャニスタ貯蔵エリア12から構成される。
【0047】
本実施例では、キャニスタ輸送キャスク7は金属キャスク用貯蔵建屋30に設けられたトレーラエリア8より搬入されるため、キャニスタ用貯蔵建屋31にはトレーラエリア8を設ける必要がない。金属キャスク用貯蔵建屋30に設けられたトレーラエリア8より搬入されたキャニスタ輸送キャスク7は、金属キャスク搬送機器26を用いて、搬送通路4を通ってキャニスタ用貯蔵建屋31の検査エリア10に運ばれる。そこでキャニスタ輸送キャスク7からキャニスタ9が取り出され、所定の検査が行われる。検査が終了したらキャニスタ搬送クレーン16内にキャニスタ9を収納し、キャニスタ貯蔵エリアの上の領域20を通って所定の収納管18内へと搬送する。
【0048】
また、キャニスタ輸送キャスク7をトレーラ14から降ろしたらすぐにキャニスタの検査を行わず、一旦金属キャスク6と同様に、金属キャスク用貯蔵建屋30内の金属キャスク貯蔵エリア13にキャニスタ輸送キャスクのまま一時保管したり、キャニスタを取り出した後の空のキャニスタ輸送キャスク7を一時保管することもできる。このため、増設するキャニスタ用貯蔵建屋内にはキャニスタ輸送キャスク7の仮置きエリアを設ける必要がない。
【0049】
(実施例3)
本実施例は原子力発電所の使用済燃料を再処理した後に発生する高レベル放射性廃棄物ガラス固化体を対象とした乾式貯蔵施設に本発明を適用したものである。高レベル放射性廃棄物ガラス固化体は、薄肉の金属製容器であるキャニスタに入った状態で製作される。
【0050】
高レベル放射性廃棄物ガラス固化体貯蔵建屋34の構造は実施例1又は2におけるキャニスタ用貯蔵建屋とほぼ同じ構成をしており、高レベル放射性廃棄物ガラス固化体33を検査する検査エリア37と、高レベル放射性廃棄物ガラス固化体33を収納する収納管18が設けられているガラス固化体貯蔵エリアを有するものである。
【0051】
高レベル放射性廃棄物ガラス固化体33は、ガラス固化体を製造する建屋より地下に設けられた専用の通路36を台車に乗せられてガラス固化体貯蔵建屋34の検査エリアに運ばれ、そこで所定の検査を行った後、ガラス固化体搬送クレーンによって所定の収納管18へと運ばれ貯蔵される。
【0052】
このガラス固化体貯蔵建屋34を増設する場合、既設の貯蔵建屋内にある検査エリア37から、ガラス固化体用搬送通路36を、増設した貯蔵建屋に接続することで、増設した建屋内には検査エリアが不要となる。
【0053】
また、図12に示すようなガラス固化体輸送貯蔵キャスク39に一部のガラス固化体33を収納し、図13に示すように、既設の貯蔵建屋と増設の貯蔵建屋を結ぶ搬送通路36の途中に一時仮置きスペースとしてキャスク貯蔵建屋40を設け、ガラス固化体輸送貯蔵キャスク39のままキャスク貯蔵建屋40に一次仮置きすることができる。キャスク貯蔵建屋40はキャニスタ貯蔵建屋に比べて建設期間が短いため、先にキャスク貯蔵建屋40を設置すれば、ガラス固化体33の発生量が著しく変動する場合に置いても、キャスク貯蔵建屋をバッファーとして活用でき、貯蔵施設の増設時期に余裕が生まれ、柔軟に対応することができる。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、貯蔵エリアを複数とする場合、放射性物質の搬入出エリア、仮置きエリアや検査エリアが兼用できる構造とするもので、貯蔵エリアの面積を大きく取ることが可能となる。更に、将来の貯蔵エリアの増設に対応した放射性物質の貯蔵施設を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における放射性物質貯蔵施設の平面図である。
【図2】図1における本発明のキャニスタ用貯蔵建屋の平面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】図1の本発明の金属キャスク用貯蔵建屋の平面図である。
【図6】図2のA−A断面図である。
【図7】金属キャスク搬送機器の縦断面図である。
【図8】本発明の増設前の金属キャスク用貯蔵建屋の平面図である。
【図9】本発明の増設後の金属キャスク用貯蔵建屋の平面図である。
【図10】本発明の増設後のキャニスタ用貯蔵建屋の平面図である。
【図11】本発明の増設後の金属キャスク用貯蔵建屋とキャニスタ用貯蔵建屋とが接続された平面図である。
【図12】ガラス固化体輸送貯蔵キャスクの部分切断斜視図である。
【図13】ガラス固化体輸送貯蔵キャスクの貯蔵施設の平面図である。
【符号の説明】
1…使用済燃料貯蔵施設、2…貯蔵建屋A、3…貯蔵建屋B、4…搬送通路、5…使用済燃料、6…金属キャスク、7…キャニスタ輸送キャスク、8…トレーラエリア、9…キャニスタ、10…検査エリア、11…仮置きエリア、12…キャニスタ貯蔵エリア、13…金属キャスク貯蔵エリア、14…キャスク輸送用トレーラ、15…天井クレーン、16…キャニスタ搬送クレーン、17…天井スラブ、18…収納管、19…キャニスタ貯蔵エリアの下の領域、20…キャニスタ貯蔵エリアの上の領域、21…キャニスタ貯蔵エリアの吸気口、22…キャニスタ貯蔵エリアの排気口、23…遮へいプラグ、24…金属キャスク貯蔵エリアの吸気口、25…金属キャスク貯蔵エリアの排気口、26…金属キャスク搬送機器、27…ダイアフラム、28…金属キャスクを載せる台、29…駆動機構、30…金属キャスク用貯蔵建屋、31…キャニスタ用貯蔵建屋、32…金属キャスク用検査エリア、33…高レベル放射性廃棄物ガラス固化体、34…高レベル放射性廃棄物ガラス固化体貯蔵建屋、35…ガラス固化体貯蔵エリア、36…ガラス固化体搬送通路、37…ガラス固化体検査エリア、38…ガラス固化体搬送クレーン、39…ガラス固化体輸送貯蔵キャスク、40…キャスク貯蔵建屋、41…検査装置。
Claims (15)
- 放射性物質を封入した容器を貯蔵する複数の貯蔵エリアと、該複数の貯蔵エリアの相互間を連結し前記容器を搬送する搬送通路と、前記貯蔵エリアへの前記容器を搬入又は搬出する搬入出エリアと、前記容器の検査を行う検査エリアとを有し、前記搬入出エリア及び前記検査エリアのいずれも前記貯蔵エリアの1つに設けられており、前記搬送通路が前記検査エリア又は搬入出エリアに接していることを特徴とする放射性物質の貯蔵施設。
- 請求項1において、前記容器を一時的に保管する仮置きエリアを有し、前記搬入出エリア、前記検査エリア及び仮置きエリアのいずれも前記貯蔵エリアの1つに設けられていることを特徴とする放射性物質の貯蔵施設。
- 放射性物質を封入した放射性遮蔽キャスクを貯蔵するキャスク貯蔵エリア及び放射性物質を収納したキャニスタを貯蔵するキャニスタ貯蔵エリアの一方又は両方を有する複数の貯蔵エリアと、前記複数の貯蔵エリア間を連結し前記容器を搬送する搬送通路と、前記貯蔵エリアの1つに前記キャスクを前記貯蔵エリアへの搬入又は搬出する搬入出エリアとを有することを特徴とする放射性物質の貯蔵施設。
- 請求項3において、前記容器の検査を行う検査エリア及び前記容器を一時的に保管する仮置きエリアの少なくとも一方を有し、前記搬入出エリア、前記検査エリア及び仮置きエリアのいずれも前記貯蔵エリアの1つに設けられており、前記搬送通路が前記検査エリア又は搬入出エリアに接していることを特徴とする放射性物質の貯蔵施設。
- 請求項2又は4において、前記各エリアと搬送通路とは床面が平坦であり、前記搬入出エリアと仮置きエリアとの間、前記仮置きエリアと検査エリアとの間及び前記貯蔵エリアと検査エリアとの間がいずれも互いに前記容器の移動が床を通して可能な構造を有することを特徴とする放射性物質の貯蔵施設。
- 請求項2又は4において、前記各エリアと搬送通路とは床面が平坦であり、前記搬入出エリアと仮置きエリアとの間、前記仮置きエリアと検査エリアとの間、前記搬入出エリアと検査エリアとの間及び前記貯蔵エリアと搬入出エリアとの間がいずれも互いに前記容器の移動が床を通して可能な構造を有することを特徴とする放射性物質の貯蔵施設。
- 請求項1〜6のいずれかにおいて、前記各エリア及び搬送通路は互いに壁によって仕切られていることを特徴とする放射性物質の貯蔵施設。
- 放射性物質を封入した容器を貯蔵する四角形状の貯蔵エリアと、前記貯蔵エリアへの前記容器を搬入又は搬出する搬入出エリアと、前記容器の検査を行う検査エリアとを有し、搬入出エリアと検査エリアは各々前記貯蔵エリアの一辺に接していることを特徴とする放射性物質の貯蔵施設。
- 請求項8において、前記容器を一時的に保管する仮置きエリアを有し、前記仮置きエリアが前記搬入出エリアに接しており、前記検査エリアが前記仮置きエリアに接していることを特徴とする放射性物質の貯蔵施設。
- 請求項9において、前記搬入出エリアと仮置きエリアとの間、前記仮置きエリアと検査エリアとの間、前記貯蔵エリアと検査エリアとの間がいずれも互いに前記容器の移動が床を通して可能な構造を有することを特徴とする放射性物質の貯蔵施設。
- 請求項8において、前記仮置きエリアが前記搬入出エリアに接しており、前記検査エリアが前記搬入出エリアと前記仮置きエリアとに接していることを特徴とする放射性物質の貯蔵施設。
- 請求項8又は11において、前記搬入出エリアと貯蔵エリアとの間、前記搬入出エリアと仮置きエリアとの間、前記仮置きエリアと検査エリアとの間、前記搬入出エリアと検査エリアとの間がいずれも互いに前記容器の移動が床面を通して可能な構造を有することを特徴とする放射性物質の貯蔵施設。
- 請求項8〜10のいずれかにおいて、前記貯蔵エリアは該貯蔵エリアに対して別途設置される放射性物質を封入した容器を貯蔵する他の貯蔵エリアとを連結し前記容器を前記他の貯蔵エリアに搬送する搬送通路が前記検査エリアに接して設置されることを特徴とする放射性物質の貯蔵施設。
- 請求項11又は12において、前記貯蔵エリアは該貯蔵エリアに対して別途設置される放射性物質を封入した容器を貯蔵する他の貯蔵エリアとを連結し前記容器を前記他の貯蔵エリアに搬送する搬送通路が前記仮置きエリアに接して設置されることを特徴とする放射性物質の貯蔵施設。
- 請求項8〜14のいずれかにおいて、前記容器はキャスク又はキャニスタであることを特徴とする放射性物質の貯蔵施設。
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