JPH1090475A - Ｍｏｘ燃料取扱い施設およびｍｏｘ燃料取扱い方法 - Google Patents
Ｍｏｘ燃料取扱い施設およびｍｏｘ燃料取扱い方法Info
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- JPH1090475A JPH1090475A JP8247440A JP24744096A JPH1090475A JP H1090475 A JPH1090475 A JP H1090475A JP 8247440 A JP8247440 A JP 8247440A JP 24744096 A JP24744096 A JP 24744096A JP H1090475 A JPH1090475 A JP H1090475A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】原子力発電サイト外へ影響を与えることなく、
キャスクからＭＯＸ燃料を取り出すことが可能であり、
かつ取り出したＭＯＸ燃料を気中で保管することが可能
なＭＯＸ燃料取扱い施設を提供する。 【解決手段】ＭＯＸ新燃料をキャスク６に格納して移送
し、原子炉への装荷時に前記キャスクよりＭＯＸ新燃料
を取り出して原子炉へ装荷するようにしたＭＯＸ燃料取
扱い施設において、前記原子炉が設置されている建屋１
の近傍に、前記ＭＯＸ新燃料を格納しているキャスク６
あるいはＭＯＸ新燃料を取り出した後のキャスクの収納
が可能で、かつ外部への放射線漏れを防ぐことができる
壁部を有するとともに、給気ルーバからの通風により収
納されているキャスクの熱を除去することが可能な建屋
を設けるようにした。
キャスクからＭＯＸ燃料を取り出すことが可能であり、
かつ取り出したＭＯＸ燃料を気中で保管することが可能
なＭＯＸ燃料取扱い施設を提供する。 【解決手段】ＭＯＸ新燃料をキャスク６に格納して移送
し、原子炉への装荷時に前記キャスクよりＭＯＸ新燃料
を取り出して原子炉へ装荷するようにしたＭＯＸ燃料取
扱い施設において、前記原子炉が設置されている建屋１
の近傍に、前記ＭＯＸ新燃料を格納しているキャスク６
あるいはＭＯＸ新燃料を取り出した後のキャスクの収納
が可能で、かつ外部への放射線漏れを防ぐことができる
壁部を有するとともに、給気ルーバからの通風により収
納されているキャスクの熱を除去することが可能な建屋
を設けるようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はＭＯＸ燃料取扱い施
設およびＭＯＸ燃料取扱い方法の改良に関するものであ
る。
設およびＭＯＸ燃料取扱い方法の改良に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来一般に採用されている軽水炉型原子
力発電施設は、図３にも示されているように、主要な建
屋として、原子炉が設置されている原子炉建屋１，ター
ビンが設置されているタービン建屋２および廃棄物を扱
う廃棄物処理建屋３、そのほかにコントロール建屋４や
サービス建屋５などがある。
力発電施設は、図３にも示されているように、主要な建
屋として、原子炉が設置されている原子炉建屋１，ター
ビンが設置されているタービン建屋２および廃棄物を扱
う廃棄物処理建屋３、そのほかにコントロール建屋４や
サービス建屋５などがある。
【０００３】ウラン燃料を燃料とする従来の軽水炉型原
子力発電施設において、ウラン燃料は、外部容器（木
箱）と内部容器（鋼製）の２重構造からなるウラン燃料
用輸送容器に収納されて原子力発電サイトに搬入され
る。原子炉に初めてウラン燃料を装荷する燃料初装荷時
には、一度に装荷する量が多いことから、予め発電サイ
ト内に保管する必要がある。また、その際、外部への影
響を考慮して、発電サイト内にウラン燃料を仮貯蔵して
おくウラン燃料仮貯蔵庫簡易建屋を設け、その建屋内に
保管するようにしている。
子力発電施設において、ウラン燃料は、外部容器（木
箱）と内部容器（鋼製）の２重構造からなるウラン燃料
用輸送容器に収納されて原子力発電サイトに搬入され
る。原子炉に初めてウラン燃料を装荷する燃料初装荷時
には、一度に装荷する量が多いことから、予め発電サイ
ト内に保管する必要がある。また、その際、外部への影
響を考慮して、発電サイト内にウラン燃料を仮貯蔵して
おくウラン燃料仮貯蔵庫簡易建屋を設け、その建屋内に
保管するようにしている。
【０００４】このウラン燃料仮貯蔵庫簡易建屋は、ウラ
ン燃料を収納するための十分な床面積を有し、かつウラ
ン燃料を収納している輸送容器を移送させることが可能
な揚重機など種々の機器や装置を備えている。この建屋
は、ウラン燃料の燃料初装荷以降には、直接原子炉建屋
に搬入することが可能になるため、燃料初装荷時のみ必
要となりその後不必要となることから取り壊される。
ン燃料を収納するための十分な床面積を有し、かつウラ
ン燃料を収納している輸送容器を移送させることが可能
な揚重機など種々の機器や装置を備えている。この建屋
は、ウラン燃料の燃料初装荷以降には、直接原子炉建屋
に搬入することが可能になるため、燃料初装荷時のみ必
要となりその後不必要となることから取り壊される。
【０００５】なお、この種放射性物質の保管施設に関連
するものとしては、例えば特開昭５８−８６５００号公
報あるいは特開昭６２−２２８９９０号公報などが挙げ
られる。
するものとしては、例えば特開昭５８−８６５００号公
報あるいは特開昭６２−２２８９９０号公報などが挙げ
られる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従来の軽水炉型原子力
発電にウラン燃料よりも放射線量の高いウラン・プルト
ニウム混合酸化物燃料（ＭＯＸ燃料）を装荷することが
可能な軽水炉型原子力発電において、ＭＯＸ燃料は、ウ
ラン燃料よりも放射線量が高いことから、輸送容器（キ
ャスク）６に収納され原子力発電サイトに輸送される。
このキャスク６は、想定しうる外力等の作用に対し、放
射性物質の閉じこめに必要な安全機能（除熱機能・密封
機能・遮へい機能・臨界防止機能）を担保する十分な構
造強度を有している。従来の軽水炉型原子力発電では取
り扱ったことのない多数のＭＯＸ燃料を取り扱うことに
より、以下の課題が生じる。
発電にウラン燃料よりも放射線量の高いウラン・プルト
ニウム混合酸化物燃料（ＭＯＸ燃料）を装荷することが
可能な軽水炉型原子力発電において、ＭＯＸ燃料は、ウ
ラン燃料よりも放射線量が高いことから、輸送容器（キ
ャスク）６に収納され原子力発電サイトに輸送される。
このキャスク６は、想定しうる外力等の作用に対し、放
射性物質の閉じこめに必要な安全機能（除熱機能・密封
機能・遮へい機能・臨界防止機能）を担保する十分な構
造強度を有している。従来の軽水炉型原子力発電では取
り扱ったことのない多数のＭＯＸ燃料を取り扱うことに
より、以下の課題が生じる。
【０００７】この放射線量の高いＭＯＸ燃料を収納した
キャスク６を原子力発電サイトに保管する場合、従来の
軽水炉型の原子力発電サイトにおいてＭＯＸ燃料を収納
したキャスク６を保管する建屋はない。また、キャスク
６内に収納されていたＭＯＸ燃料を原子炉建屋１内に搬
入した後の、内部にＭＯＸ燃料体の入っていない状態の
キャスク６（空キャスク）の保管を考慮することが必要
となる。
キャスク６を原子力発電サイトに保管する場合、従来の
軽水炉型の原子力発電サイトにおいてＭＯＸ燃料を収納
したキャスク６を保管する建屋はない。また、キャスク
６内に収納されていたＭＯＸ燃料を原子炉建屋１内に搬
入した後の、内部にＭＯＸ燃料体の入っていない状態の
キャスク６（空キャスク）の保管を考慮することが必要
となる。
【０００８】本発明はこれに鑑みなされたもので、その
目的とするところは、原子力発電サイト外へ影響を与え
ることなく、キャスクからＭＯＸ燃料を取り出すことが
可能であり、かつ取り出したＭＯＸ燃料を気中で保管す
ることが可能なＭＯＸ燃料取扱い施設を提供することに
ある。
目的とするところは、原子力発電サイト外へ影響を与え
ることなく、キャスクからＭＯＸ燃料を取り出すことが
可能であり、かつ取り出したＭＯＸ燃料を気中で保管す
ることが可能なＭＯＸ燃料取扱い施設を提供することに
ある。
【０００９】さらに本発明のもう一つの目的は、ＭＯＸ
燃料の入っている状態およびＭＯＸ燃料の入っていない
状態のキャスクを保管することが可能なＭＯＸ燃料取扱
い施設を提供することにある。
燃料の入っている状態およびＭＯＸ燃料の入っていない
状態のキャスクを保管することが可能なＭＯＸ燃料取扱
い施設を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、ＭＯ
Ｘ新燃料をキャスクに格納して移送し、原子炉への装荷
時に前記キャスクよりＭＯＸ新燃料を取り出して原子炉
へ装荷するようにしたＭＯＸ燃料取扱い施設において、
前記原子炉が設置されている建屋の近傍に、前記ＭＯＸ
新燃料を格納しているキャスクあるいはＭＯＸ新燃料を
取り出した後のキャスクの収納が可能で、かつ外部への
放射線漏れを防ぐことができる壁部を有するとともに、
給気ルーバからの通風により収納されているキャスクの
熱を除去することが可能な建屋を設けるようにし所期の
目的を達成するようにしたものである。
Ｘ新燃料をキャスクに格納して移送し、原子炉への装荷
時に前記キャスクよりＭＯＸ新燃料を取り出して原子炉
へ装荷するようにしたＭＯＸ燃料取扱い施設において、
前記原子炉が設置されている建屋の近傍に、前記ＭＯＸ
新燃料を格納しているキャスクあるいはＭＯＸ新燃料を
取り出した後のキャスクの収納が可能で、かつ外部への
放射線漏れを防ぐことができる壁部を有するとともに、
給気ルーバからの通風により収納されているキャスクの
熱を除去することが可能な建屋を設けるようにし所期の
目的を達成するようにしたものである。
【００１１】また、ＭＯＸ新燃料をキャスクに格納して
移送し、原子炉への装荷時に前記キャスクよりＭＯＸ新
燃料を取り出して原子炉へ装荷するようにしたＭＯＸ燃
料取扱い施設において、前記原子炉が設置されている建
屋の近傍に、前記ＭＯＸ新燃料を格納しているキャスク
の収納が可能で、かつ外部への放射線漏れを防ぐことが
できる壁部を有するとともに、給気ルーバからの通風に
より収納されているキャスクの熱を除去することが可能
な建屋を設けるようにしたものである。
移送し、原子炉への装荷時に前記キャスクよりＭＯＸ新
燃料を取り出して原子炉へ装荷するようにしたＭＯＸ燃
料取扱い施設において、前記原子炉が設置されている建
屋の近傍に、前記ＭＯＸ新燃料を格納しているキャスク
の収納が可能で、かつ外部への放射線漏れを防ぐことが
できる壁部を有するとともに、給気ルーバからの通風に
より収納されているキャスクの熱を除去することが可能
な建屋を設けるようにしたものである。
【００１２】また、ＭＯＸ新燃料をキャスクに格納して
移送し、ＭＯＸ新燃料を原子炉へ装荷するようにしたＭ
ＯＸ燃料取扱い施設において、前記原子炉が設置されて
いる建屋の近傍に、ＭＯＸ新燃料を輸送してきた容器か
ら取り出し、気中で保管することが可能であり、かつ外
部へ放射線の漏れを防ぐことが可能な壁厚を有し、かつ
ＭＯＸ新燃料の除熱をすることが可能な建屋を設けるよ
うにしたものである。
移送し、ＭＯＸ新燃料を原子炉へ装荷するようにしたＭ
ＯＸ燃料取扱い施設において、前記原子炉が設置されて
いる建屋の近傍に、ＭＯＸ新燃料を輸送してきた容器か
ら取り出し、気中で保管することが可能であり、かつ外
部へ放射線の漏れを防ぐことが可能な壁厚を有し、かつ
ＭＯＸ新燃料の除熱をすることが可能な建屋を設けるよ
うにしたものである。
【００１３】また、ＭＯＸ新燃料をキャスクに格納して
移送し、ＭＯＸ新燃料を原子炉へ装荷するようにしたＭ
ＯＸ燃料取扱い施設において、前記原子炉が設置されて
いる建屋の近傍に、原子炉に装荷するＭＯＸ新燃料を格
納しているキャスク、またはＭＯＸ新燃料を取り出した
後のキャスクを取扱い保管することが可能であり、かつ
輸送してきた容器から取り出し、燃料ラックにより気中
で保管する場所を有し、かつ外部への放射線漏れを防ぐ
ことが可能で、かつ前記キャスクおよびＭＯＸ新燃料の
除熱が可能な建屋を設けるようにしたものである。
移送し、ＭＯＸ新燃料を原子炉へ装荷するようにしたＭ
ＯＸ燃料取扱い施設において、前記原子炉が設置されて
いる建屋の近傍に、原子炉に装荷するＭＯＸ新燃料を格
納しているキャスク、またはＭＯＸ新燃料を取り出した
後のキャスクを取扱い保管することが可能であり、かつ
輸送してきた容器から取り出し、燃料ラックにより気中
で保管する場所を有し、かつ外部への放射線漏れを防ぐ
ことが可能で、かつ前記キャスクおよびＭＯＸ新燃料の
除熱が可能な建屋を設けるようにしたものである。
【００１４】また本発明は、ＭＯＸ新燃料をキャスクに
格納して移送し、原子炉への装荷時に前記キャスクより
ＭＯＸ新燃料を取り出して原子炉へ装荷するようにした
ＭＯＸ燃料取扱い方法において、前記ＭＯＸ新燃料を原
子炉に装荷するに際し、ＭＯＸ新燃料を格納しているキ
ャスクを、外部へ放射線の漏れを防ぐことが可能な壁厚
をもつとともに、給気ルーバからの通風によりキャスク
の熱を除去することが可能な建屋に一時的に保管するよ
うにしたものである。またこの場合、この建屋に、前記
ＭＯＸ新燃料を格納しているキャスクに代え、ＭＯＸ新
燃料を取り出した後のキャスクも保管するようにしたも
のである。
格納して移送し、原子炉への装荷時に前記キャスクより
ＭＯＸ新燃料を取り出して原子炉へ装荷するようにした
ＭＯＸ燃料取扱い方法において、前記ＭＯＸ新燃料を原
子炉に装荷するに際し、ＭＯＸ新燃料を格納しているキ
ャスクを、外部へ放射線の漏れを防ぐことが可能な壁厚
をもつとともに、給気ルーバからの通風によりキャスク
の熱を除去することが可能な建屋に一時的に保管するよ
うにしたものである。またこの場合、この建屋に、前記
ＭＯＸ新燃料を格納しているキャスクに代え、ＭＯＸ新
燃料を取り出した後のキャスクも保管するようにしたも
のである。
【００１５】すなわちこのように形成されたＭＯＸ燃料
取扱い施設であると、前記原子炉が設置されている建屋
の近傍に、ＭＯＸ新燃料キャスク保管建屋、すなわち原
子炉に装荷するＭＯＸ新燃料を格納しているキャスク、
またはＭＯＸ新燃料を取り出した後のキャスクを取扱
い、保管することが可能であり、かつ外部へ放射線の漏
れを防ぐことが可能な壁厚をもち、給気ルーバからの通
風によりキャスクの除熱をすることが可能な建屋が設け
られていることから、原子力発電サイトにおいてＭＯＸ
新燃料を収納したキャスクを原子力発電サイト外に影響
を与えることなく、安全に保管することが可能となる。
取扱い施設であると、前記原子炉が設置されている建屋
の近傍に、ＭＯＸ新燃料キャスク保管建屋、すなわち原
子炉に装荷するＭＯＸ新燃料を格納しているキャスク、
またはＭＯＸ新燃料を取り出した後のキャスクを取扱
い、保管することが可能であり、かつ外部へ放射線の漏
れを防ぐことが可能な壁厚をもち、給気ルーバからの通
風によりキャスクの除熱をすることが可能な建屋が設け
られていることから、原子力発電サイトにおいてＭＯＸ
新燃料を収納したキャスクを原子力発電サイト外に影響
を与えることなく、安全に保管することが可能となる。
【００１６】また、建屋が、原子炉に装荷するＭＯＸ新
燃料を、輸送してきた容器から取り出し、気中で保管す
ることが可能であり、かつ外部へ放射線の漏れを防ぐこ
とが可能な壁厚をもち、ＭＯＸ新燃料の除熱をすること
が可能なように形成されているので、原子力発電サイト
においてＭＯＸ新燃料を気中で原子力発電サイト外に影
響を与えることなく、安全に保管することが可能とな
る。
燃料を、輸送してきた容器から取り出し、気中で保管す
ることが可能であり、かつ外部へ放射線の漏れを防ぐこ
とが可能な壁厚をもち、ＭＯＸ新燃料の除熱をすること
が可能なように形成されているので、原子力発電サイト
においてＭＯＸ新燃料を気中で原子力発電サイト外に影
響を与えることなく、安全に保管することが可能とな
る。
【００１７】また、建屋が、原子炉に装荷するＭＯＸ新
燃料を格納しているキャスク、またはＭＯＸ新燃料を取
り出した後のキャスクを取扱い、保管することが可能で
あり、かつ輸送してきた容器から取り出し、燃料ラック
により気中で保管する場所を持ち、かつ外部へ放射線の
漏れを防ぐことが可能であり、かつキャスクおよびＭＯ
Ｘ新燃料の除熱をすることが可能なように形成されてい
ることから、原子力発電サイトにおいてＭＯＸ燃料を気
中で、もしくはキャスク内に収納した状態で原子力発電
サイト外に影響を与えることなく、保管することが可能
となるのである。
燃料を格納しているキャスク、またはＭＯＸ新燃料を取
り出した後のキャスクを取扱い、保管することが可能で
あり、かつ輸送してきた容器から取り出し、燃料ラック
により気中で保管する場所を持ち、かつ外部へ放射線の
漏れを防ぐことが可能であり、かつキャスクおよびＭＯ
Ｘ新燃料の除熱をすることが可能なように形成されてい
ることから、原子力発電サイトにおいてＭＯＸ燃料を気
中で、もしくはキャスク内に収納した状態で原子力発電
サイト外に影響を与えることなく、保管することが可能
となるのである。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下図示した実施例に基づいて本
発明を詳細に説明する。図１および図２にはそのＭＯＸ
燃料取扱い施設，すなわち燃料建屋の平面および縦断側
面が示されている。６がＭＯＸ燃料を収納するキャスク
であり、１１が搬出入用の扉、１５がクレーンである。
なお、７はキャスクを輸送するトレーラを示している。
発明を詳細に説明する。図１および図２にはそのＭＯＸ
燃料取扱い施設，すなわち燃料建屋の平面および縦断側
面が示されている。６がＭＯＸ燃料を収納するキャスク
であり、１１が搬出入用の扉、１５がクレーンである。
なお、７はキャスクを輸送するトレーラを示している。
【００１９】この建屋は、ＭＯＸ新燃料を収納している
状態のキャスク６またはＭＯＸ燃料を取り出した状態の
キャスク６（空キャスク）を保管することができるよう
に形成されている。また、キャスク６を原子力発電サイ
ト外に影響の無いように安全に保管するために、以下に
示すように形成されている。
状態のキャスク６またはＭＯＸ燃料を取り出した状態の
キャスク６（空キャスク）を保管することができるよう
に形成されている。また、キャスク６を原子力発電サイ
ト外に影響の無いように安全に保管するために、以下に
示すように形成されている。
【００２０】すなわち、キャスク６の保管については、
地震等の振動に耐えられるように専用の架台等に固定す
ることが可能である構造を有し、またキャスク６には内
部に収納するＭＯＸ新燃料からの発熱を放熱するため
に、フィン等が設けられ自然通風により除熱するように
形成されている。図２に示されているようにこの建屋
は、キャスク６の除熱を行うことが可能であるように建
屋の側壁８にキャスク６を保管している最高高さより低
いところに給気ルーバ９等を設け、外部からの自然通風
を得るように形成されている。
地震等の振動に耐えられるように専用の架台等に固定す
ることが可能である構造を有し、またキャスク６には内
部に収納するＭＯＸ新燃料からの発熱を放熱するため
に、フィン等が設けられ自然通風により除熱するように
形成されている。図２に示されているようにこの建屋
は、キャスク６の除熱を行うことが可能であるように建
屋の側壁８にキャスク６を保管している最高高さより低
いところに給気ルーバ９等を設け、外部からの自然通風
を得るように形成されている。
【００２１】そして、給気ルーバ９から取り入れられた
外気は、４に示すようにキャスクを保管している状態に
おいて、キャスク下部を通過しキャスクを均一に除熱
し、そしてその後、その外気は建屋上方に流れ、建屋上
方に設けられている開口１７を通り、トラス１４内の排
気ルーバ１６から建屋外部へ流れていく構造を有してい
る。また、放射線の線量の外部への影響を与えないよう
に側壁８、天井１３ともに十分な壁厚を有している。
外気は、４に示すようにキャスクを保管している状態に
おいて、キャスク下部を通過しキャスクを均一に除熱
し、そしてその後、その外気は建屋上方に流れ、建屋上
方に設けられている開口１７を通り、トラス１４内の排
気ルーバ１６から建屋外部へ流れていく構造を有してい
る。また、放射線の線量の外部への影響を与えないよう
に側壁８、天井１３ともに十分な壁厚を有している。
【００２２】また、この建屋には、キャスクの輸送のた
めに、以下に示す機器等が設けられている。まず、トレ
ーラ７等によりキャスク６を建屋に搬出入する際に用い
る搬出入エリア１０、キャスク６を保管する場所まで搬
送することが可能なクレーン１５を有している。また、
クレーン１５の代わりに搬送用台車１８を用いる場合も
有り得る。
めに、以下に示す機器等が設けられている。まず、トレ
ーラ７等によりキャスク６を建屋に搬出入する際に用い
る搬出入エリア１０、キャスク６を保管する場所まで搬
送することが可能なクレーン１５を有している。また、
クレーン１５の代わりに搬送用台車１８を用いる場合も
有り得る。
【００２３】図５および図６に、搬送用台車１８による
キャスク６移送を行うＭＯＸ新燃料キャスク保管建屋が
示されている。この建屋内のキャスク６の移送は、トレ
ーラ７等により、建屋内に搬出されたキャスク６を搬出
入エリア１０でクレーン１５により吊り上げられ搬送用
台車１８まで移送する。その後、搬送用台車１８により
キャスク保管エリア１２内のキャスク保管場所に移送さ
れる。
キャスク６移送を行うＭＯＸ新燃料キャスク保管建屋が
示されている。この建屋内のキャスク６の移送は、トレ
ーラ７等により、建屋内に搬出されたキャスク６を搬出
入エリア１０でクレーン１５により吊り上げられ搬送用
台車１８まで移送する。その後、搬送用台車１８により
キャスク保管エリア１２内のキャスク保管場所に移送さ
れる。
【００２４】次に、このクレーン１５によるキャスク６
の移送の流れについて説明する。初めにキャスク６は、
トレーラ７等により建屋に搬送されてくる。その後、搬
出入エリア１０において、トレーラ７等から、クレーン
１５等のキャスク６を搬送することが可能な機器を用い
て、搬出入エリア１０に仮置きされる。仮置きされたキ
ャスク６は保管場所に搬送される。保管場所に搬送され
たキャスク６は、専用の架台等に固定され、保管され
る。このキャスク６を建屋外に搬送する場合は、建屋に
搬入した場合と逆の手順を行うことにより、建屋外に搬
出される。
の移送の流れについて説明する。初めにキャスク６は、
トレーラ７等により建屋に搬送されてくる。その後、搬
出入エリア１０において、トレーラ７等から、クレーン
１５等のキャスク６を搬送することが可能な機器を用い
て、搬出入エリア１０に仮置きされる。仮置きされたキ
ャスク６は保管場所に搬送される。保管場所に搬送され
たキャスク６は、専用の架台等に固定され、保管され
る。このキャスク６を建屋外に搬送する場合は、建屋に
搬入した場合と逆の手順を行うことにより、建屋外に搬
出される。
【００２５】次に図７〜図１２に基づいて本発明の第二
実施例を説明する。この建屋は、図７、８に示すように
ＭＯＸ新燃料を気中で、かつ周辺に影響を与えることな
く安全に保管することが可能であるように形成されてい
る。すなわち、この建屋には、キャスク６に収納された
ＭＯＸ新燃料をトレーラ７等により搬出入するための搬
出入エリア１０、キャスク６からＭＯＸ燃料を取り出し
たりＭＯＸ燃料をキャスク６に収納すること等が可能な
キャスクピット１９、ＭＯＸ新燃料を気中で保管するＭ
ＯＸ燃料保管エリア２０、ＭＯＸ燃料保管エリア２０内
の冷却およびＭＯＸ燃料保管エリア２０内の空気をクリ
ーンに保つための設備を配置しているＨＶＡＣ室２１等
を有している。
実施例を説明する。この建屋は、図７、８に示すように
ＭＯＸ新燃料を気中で、かつ周辺に影響を与えることな
く安全に保管することが可能であるように形成されてい
る。すなわち、この建屋には、キャスク６に収納された
ＭＯＸ新燃料をトレーラ７等により搬出入するための搬
出入エリア１０、キャスク６からＭＯＸ燃料を取り出し
たりＭＯＸ燃料をキャスク６に収納すること等が可能な
キャスクピット１９、ＭＯＸ新燃料を気中で保管するＭ
ＯＸ燃料保管エリア２０、ＭＯＸ燃料保管エリア２０内
の冷却およびＭＯＸ燃料保管エリア２０内の空気をクリ
ーンに保つための設備を配置しているＨＶＡＣ室２１等
を有している。
【００２６】また、搬出入エリア１０でトレーラ７等の
キャスク６を搬送するための施設から、キャスク６を建
屋内に保管するために用いるクレーン１５を有してい
る。ＭＯＸ燃料保管エリア２０の配置図を図９に示す。
図９のＡ−Ａ断面図を図１０に、Ｂ−Ｂ断面図を図１１
に示す。また、図９のＣ−Ｃ部の詳細図を図１２に示
す。ＭＯＸ燃料保管エリア２０には、ＭＯＸ燃料を移送
するための燃料取扱機２２を有している。
キャスク６を搬送するための施設から、キャスク６を建
屋内に保管するために用いるクレーン１５を有してい
る。ＭＯＸ燃料保管エリア２０の配置図を図９に示す。
図９のＡ−Ａ断面図を図１０に、Ｂ−Ｂ断面図を図１１
に示す。また、図９のＣ−Ｃ部の詳細図を図１２に示
す。ＭＯＸ燃料保管エリア２０には、ＭＯＸ燃料を移送
するための燃料取扱機２２を有している。
【００２７】この燃料取扱機２２は、キャスクピット１
９から、ＭＯＸ燃料保管エリア２０までの間を自由に走
行する事が可能であり、ＭＯＸ燃料は、この燃料取扱機
２２により安全に輸送される。ＭＯＸ燃料保管エリア２
０は、建屋内にも放射線の影響を抑えることが可能な構
造を有している。その構造の特徴として図９〜図１２に
示すようにＭＯＸ燃料保管エリア２０の上部に遮へい用
の蓋２３を有していることが上げられる。
９から、ＭＯＸ燃料保管エリア２０までの間を自由に走
行する事が可能であり、ＭＯＸ燃料は、この燃料取扱機
２２により安全に輸送される。ＭＯＸ燃料保管エリア２
０は、建屋内にも放射線の影響を抑えることが可能な構
造を有している。その構造の特徴として図９〜図１２に
示すようにＭＯＸ燃料保管エリア２０の上部に遮へい用
の蓋２３を有していることが上げられる。
【００２８】この構造は、上側の遮へい用の蓋２３を移
動させて、下側の遮へい用の蓋２３をクレーン１５等に
より定位置から移動させることによりＭＯＸ燃料保管エ
リア２０にあるＭＯＸ燃料を取り出すことが可能であ
る。通常は、決まった位置に遮へい用の蓋２３を配置す
ることにより放射線量等を建屋外部に影響のないように
することが可能である。また、この建屋の側壁８および
天井１３の壁厚は、周辺に放射線の影響が無いように設
定してある。
動させて、下側の遮へい用の蓋２３をクレーン１５等に
より定位置から移動させることによりＭＯＸ燃料保管エ
リア２０にあるＭＯＸ燃料を取り出すことが可能であ
る。通常は、決まった位置に遮へい用の蓋２３を配置す
ることにより放射線量等を建屋外部に影響のないように
することが可能である。また、この建屋の側壁８および
天井１３の壁厚は、周辺に放射線の影響が無いように設
定してある。
【００２９】次にこの建屋におけるＭＯＸ燃料の取扱い
方法について説明する。ＭＯＸ燃料は、キャスク６に収
納されて原子力発電サイトに搬送されてくる。このキャ
スク６は、トレーラ７等により建屋に搬入される。その
後、搬出入エリア１０でクレーン１５を用いてキャスク
６をキャスクピット１９に搬送する。このキャスクピッ
ト１９でキャスク６の蓋を外し、キャスク６に収納され
ていたＭＯＸ燃料を取り出し、ＭＯＸ燃料保管エリア２
０にＭＯＸ燃料を保管する。
方法について説明する。ＭＯＸ燃料は、キャスク６に収
納されて原子力発電サイトに搬送されてくる。このキャ
スク６は、トレーラ７等により建屋に搬入される。その
後、搬出入エリア１０でクレーン１５を用いてキャスク
６をキャスクピット１９に搬送する。このキャスクピッ
ト１９でキャスク６の蓋を外し、キャスク６に収納され
ていたＭＯＸ燃料を取り出し、ＭＯＸ燃料保管エリア２
０にＭＯＸ燃料を保管する。
【００３０】このＭＯＸ燃料を保管するさいには、先に
記載したように遮へい用の蓋２３のうち、上側の遮へい
用の蓋２３をスライドまたは移動された後、下側の遮へ
い用の蓋２３を移動させＭＯＸ燃料を保管する。ＭＯＸ
燃料を取り出した後のキャスク６（空キャスク）はクレ
ーン１５を用いて搬出入エリア１０に搬送されトレーラ
７等により建屋外に搬出される。
記載したように遮へい用の蓋２３のうち、上側の遮へい
用の蓋２３をスライドまたは移動された後、下側の遮へ
い用の蓋２３を移動させＭＯＸ燃料を保管する。ＭＯＸ
燃料を取り出した後のキャスク６（空キャスク）はクレ
ーン１５を用いて搬出入エリア１０に搬送されトレーラ
７等により建屋外に搬出される。
【００３１】また、保管していたＭＯＸ燃料を建屋外に
搬出する場合には、先に記載したＭＯＸ燃料を収納した
キャスク６をキャスクピット１９に搬送した時と同じ要
領でキャスクピット１９に搬送する。その後、先に記載
した要領で遮へい用の蓋２３を移動させＭＯＸ燃料保管
エリア２０に保管していたＭＯＸ燃料をキャスク６の中
に収納する。そのＭＯＸ燃料を収納したキャスク６は先
に記載した要領と同じ手順で建屋外に搬出される。
搬出する場合には、先に記載したＭＯＸ燃料を収納した
キャスク６をキャスクピット１９に搬送した時と同じ要
領でキャスクピット１９に搬送する。その後、先に記載
した要領で遮へい用の蓋２３を移動させＭＯＸ燃料保管
エリア２０に保管していたＭＯＸ燃料をキャスク６の中
に収納する。そのＭＯＸ燃料を収納したキャスク６は先
に記載した要領と同じ手順で建屋外に搬出される。
【００３２】次に図１３〜図１４に基づいて本発明の第
三実施例について説明する。この建屋は、ＭＯＸ燃料を
気中で保管することが可能であり、かつキャスク６を保
管することも可能であることを特徴とする。そのＭＯＸ
燃料およびキャスク６を原子力発電サイト外に影響の無
いように安全に保管することが可能である構造を有して
いる。
三実施例について説明する。この建屋は、ＭＯＸ燃料を
気中で保管することが可能であり、かつキャスク６を保
管することも可能であることを特徴とする。そのＭＯＸ
燃料およびキャスク６を原子力発電サイト外に影響の無
いように安全に保管することが可能である構造を有して
いる。
【００３３】次にその構造について説明する。キャスク
６の保管については、地震等の振動に耐えることが可能
であるようにキャスク６を専用の架台に固定することが
可能であるように設定してある。この建屋の場合、キャ
スク６の保管する数が多い場合には、図１４に示すよう
に２階層にして、保管することが可能な構造をしてい
る。
６の保管については、地震等の振動に耐えることが可能
であるようにキャスク６を専用の架台に固定することが
可能であるように設定してある。この建屋の場合、キャ
スク６の保管する数が多い場合には、図１４に示すよう
に２階層にして、保管することが可能な構造をしてい
る。
【００３４】また、キャスク６には内部に収納するＭＯ
Ｘ新燃料からの発熱を放熱するためにフィン等が設けら
れ、除熱を行う。この建屋においては、キャスク６の除
熱を十分に行えるよう、かつ建屋内の空気を洗浄に保つ
ための設備を設けており、それに関連する設備を配置す
るためのＨＶＡＣ室２１が必要となる。この建屋は、次
に示すエリアが存在する。キャスクを仮置するためのキ
ャスク仮置エリア２６、キャスク６からＭＯＸ燃料を取
り出したりＭＯＸ燃料をキャスク６に収納するためのキ
ャスクピット１９、ＭＯＸ燃料を保管するＭＯＸ燃料保
管エリア２０、換気空調系の機器等を配置するＨＶＡＣ
室２１、燃料取扱機２２を制御する設備を配置する燃料
取扱機制御室２８等がある。
Ｘ新燃料からの発熱を放熱するためにフィン等が設けら
れ、除熱を行う。この建屋においては、キャスク６の除
熱を十分に行えるよう、かつ建屋内の空気を洗浄に保つ
ための設備を設けており、それに関連する設備を配置す
るためのＨＶＡＣ室２１が必要となる。この建屋は、次
に示すエリアが存在する。キャスクを仮置するためのキ
ャスク仮置エリア２６、キャスク６からＭＯＸ燃料を取
り出したりＭＯＸ燃料をキャスク６に収納するためのキ
ャスクピット１９、ＭＯＸ燃料を保管するＭＯＸ燃料保
管エリア２０、換気空調系の機器等を配置するＨＶＡＣ
室２１、燃料取扱機２２を制御する設備を配置する燃料
取扱機制御室２８等がある。
【００３５】また、キャスク６を建屋内で搬送するため
のクレーン１５、ＭＯＸ燃料の移動等に用いる燃料取扱
機２２を有している。ＭＯＸ燃料保管エリア２０の上部
には、ＭＯＸ燃料を移送するための燃料取扱機２２を有
している。ＭＯＸ燃料保管エリア２０は、建屋内にも放
射線の影響を抑えるために可能な構造を有し、またＭＯ
Ｘ燃料保管エリア２０の上部には本発明の第二実施例と
同じ構造を持つ遮へい用の蓋２３を有している。
のクレーン１５、ＭＯＸ燃料の移動等に用いる燃料取扱
機２２を有している。ＭＯＸ燃料保管エリア２０の上部
には、ＭＯＸ燃料を移送するための燃料取扱機２２を有
している。ＭＯＸ燃料保管エリア２０は、建屋内にも放
射線の影響を抑えるために可能な構造を有し、またＭＯ
Ｘ燃料保管エリア２０の上部には本発明の第二実施例と
同じ構造を持つ遮へい用の蓋２３を有している。
【００３６】この構造は、上側の遮へい用の蓋２３をス
ライドまたは移動させて、下側の遮へい用の蓋２３をク
レーン１５等により定位置から移動させることによりＭ
ＯＸ燃料保管エリア２３にあるＭＯＸ燃料を取り出すこ
とが可能である。通常は、決まった位置に遮へい用の蓋
２３を配置することにより放射線量等を建屋外部に影響
のないようにすることが可能である。この建屋の側壁８
および天井１３の壁厚は、周辺に放射線の影響が無いよ
うに設定してある。
ライドまたは移動させて、下側の遮へい用の蓋２３をク
レーン１５等により定位置から移動させることによりＭ
ＯＸ燃料保管エリア２３にあるＭＯＸ燃料を取り出すこ
とが可能である。通常は、決まった位置に遮へい用の蓋
２３を配置することにより放射線量等を建屋外部に影響
のないようにすることが可能である。この建屋の側壁８
および天井１３の壁厚は、周辺に放射線の影響が無いよ
うに設定してある。
【００３７】また、搬出入エリア１０の上部、１階層と
２階層の間には、気密ハッチ２７を設けてある。この気
密ハッチ２７により、搬出入エリア１０とＭＯＸ燃料保
管エリア２０の雰囲気を区別することが可能となる。こ
れにより、万が一何らかの事故が搬出入エリア１０以外
で起きた場合においても搬出入エリア１０には、人の出
入りは可能となる。この気密ハッチ２７の開閉はスライ
ド式、開閉扉式等の方法がある。
２階層の間には、気密ハッチ２７を設けてある。この気
密ハッチ２７により、搬出入エリア１０とＭＯＸ燃料保
管エリア２０の雰囲気を区別することが可能となる。こ
れにより、万が一何らかの事故が搬出入エリア１０以外
で起きた場合においても搬出入エリア１０には、人の出
入りは可能となる。この気密ハッチ２７の開閉はスライ
ド式、開閉扉式等の方法がある。
【００３８】次にこの建屋におけるキャスク６およびＭ
ＯＸ燃料の移送の流れについて説明する。初めにキャス
ク６は、トレーラ７等により建屋に搬送されてくる。そ
の後、搬出入エリア１０において、トレーラ７等の搬送
してきたものからクレーン１５等によりキャスク仮置エ
リア２６に移送される。その後、キャスク保管エリア１
２に直接移送する場合とキャスクピット１９に移送され
る場合がある。キャスク保管エリア１２に直接移送され
た場合は、そのキャスク６保管場所において、地震等の
振動に耐えられるように専用の架台等に固定することが
可能な構造を有している。一方、キャスクピット１９に
直接移送されたキャスク６は、まずキャスク６の蓋を外
し内部に収納されていたＭＯＸ燃料を取り出し、ＭＯＸ
燃料をＭＯＸ燃料保管エリア２０に移送する。
ＯＸ燃料の移送の流れについて説明する。初めにキャス
ク６は、トレーラ７等により建屋に搬送されてくる。そ
の後、搬出入エリア１０において、トレーラ７等の搬送
してきたものからクレーン１５等によりキャスク仮置エ
リア２６に移送される。その後、キャスク保管エリア１
２に直接移送する場合とキャスクピット１９に移送され
る場合がある。キャスク保管エリア１２に直接移送され
た場合は、そのキャスク６保管場所において、地震等の
振動に耐えられるように専用の架台等に固定することが
可能な構造を有している。一方、キャスクピット１９に
直接移送されたキャスク６は、まずキャスク６の蓋を外
し内部に収納されていたＭＯＸ燃料を取り出し、ＭＯＸ
燃料をＭＯＸ燃料保管エリア２０に移送する。
【００３９】ＭＯＸ燃料を取り出したキャスク６は、キ
ャスク６の蓋をしてキャスクピット１９からキャスク仮
置きエリア２６に移送された後キャスク保管エリア１２
に移送され、先に記載したときと同様にキャスク６は保
管される。また、ＭＯＸ燃料を建屋外に搬送する場合
は、内部が空の状態のキャスク６をキャスク保管エリア
１２からもしくは、建屋外から先に記載した手順でキャ
スクピット１９に搬入し、キャスク６の蓋を外し、ＭＯ
Ｘ燃料をキャスク６内部に収納しキャスク６の蓋をした
後に、キャスク仮置エリア２６に移送される。そこか
ら、搬出入エリア１０に移送されトレーラ７等により建
屋外に搬出される。ＭＯＸ燃料の保管する手順は、上側
の遮へい用の蓋２３をスライドまたは移動させた後、下
側の遮へい用の蓋２３を移動させて行う。
ャスク６の蓋をしてキャスクピット１９からキャスク仮
置きエリア２６に移送された後キャスク保管エリア１２
に移送され、先に記載したときと同様にキャスク６は保
管される。また、ＭＯＸ燃料を建屋外に搬送する場合
は、内部が空の状態のキャスク６をキャスク保管エリア
１２からもしくは、建屋外から先に記載した手順でキャ
スクピット１９に搬入し、キャスク６の蓋を外し、ＭＯ
Ｘ燃料をキャスク６内部に収納しキャスク６の蓋をした
後に、キャスク仮置エリア２６に移送される。そこか
ら、搬出入エリア１０に移送されトレーラ７等により建
屋外に搬出される。ＭＯＸ燃料の保管する手順は、上側
の遮へい用の蓋２３をスライドまたは移動させた後、下
側の遮へい用の蓋２３を移動させて行う。
【００４０】以上説明してきたように、このように形成
されたＭＯＸ燃料取扱い施設であると、ＭＯＸ新燃料キ
ャスク保管建屋が、原子炉に装荷するＭＯＸ新燃料を格
納しているキャスク、またはＭＯＸ新燃料を取り出した
後のキャスクを取扱い、保管することが可能であり、か
つ外部へ放射線の漏れを防ぐことが可能な壁厚をもち、
給気ルーバからの通風によりキャスクの除熱をするよう
に形成されているから、原子力発電サイトにおいてＭＯ
Ｘ新燃料を収納したキャスクを原子力発電サイト外に影
響を与えることなく、安全に保管することが可能とな
る。
されたＭＯＸ燃料取扱い施設であると、ＭＯＸ新燃料キ
ャスク保管建屋が、原子炉に装荷するＭＯＸ新燃料を格
納しているキャスク、またはＭＯＸ新燃料を取り出した
後のキャスクを取扱い、保管することが可能であり、か
つ外部へ放射線の漏れを防ぐことが可能な壁厚をもち、
給気ルーバからの通風によりキャスクの除熱をするよう
に形成されているから、原子力発電サイトにおいてＭＯ
Ｘ新燃料を収納したキャスクを原子力発電サイト外に影
響を与えることなく、安全に保管することが可能とな
る。
【００４１】また、建屋が、原子炉に装荷するＭＯＸ新
燃料を、輸送してきた容器から取り出し、気中で保管す
ることが可能であり、かつ外部へ放射線の漏れを防ぐこ
とが可能な壁厚をもち、ＭＯＸ新燃料の除熱をすること
が可能なように形成されているので、原子力発電サイト
においてＭＯＸ新燃料を気中で原子力発電サイト外に影
響を与えることなく、安全に保管することが可能とな
る。
燃料を、輸送してきた容器から取り出し、気中で保管す
ることが可能であり、かつ外部へ放射線の漏れを防ぐこ
とが可能な壁厚をもち、ＭＯＸ新燃料の除熱をすること
が可能なように形成されているので、原子力発電サイト
においてＭＯＸ新燃料を気中で原子力発電サイト外に影
響を与えることなく、安全に保管することが可能とな
る。
【００４２】また、建屋が、原子炉に装荷するＭＯＸ新
燃料を格納しているキャスク、またはＭＯＸ新燃料を取
り出した後のキャスクを取扱い、保管することが可能で
あり、かつ輸送してきた容器から取り出し、燃料ラック
により気中で保管する場所を持ち、かつ外部へ放射線の
漏れを防ぐことが可能であり、かつキャスクおよびＭＯ
Ｘ新燃料の除熱をすることが可能なように形成されてい
ることから、原子力発電サイトにおいてＭＯＸ燃料を気
中で、もしくはキャスク内に収納した状態で原子力発電
サイト外に影響を与えることなく、保管することが可能
となるのである。
燃料を格納しているキャスク、またはＭＯＸ新燃料を取
り出した後のキャスクを取扱い、保管することが可能で
あり、かつ輸送してきた容器から取り出し、燃料ラック
により気中で保管する場所を持ち、かつ外部へ放射線の
漏れを防ぐことが可能であり、かつキャスクおよびＭＯ
Ｘ新燃料の除熱をすることが可能なように形成されてい
ることから、原子力発電サイトにおいてＭＯＸ燃料を気
中で、もしくはキャスク内に収納した状態で原子力発電
サイト外に影響を与えることなく、保管することが可能
となるのである。
【００４３】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、原子力発電サイト外へ影響を与えることなく、キャ
スクからＭＯＸ燃料を取り出すことが可能であり、かつ
取り出したＭＯＸ燃料を気中で保管することが可能なＭ
ＯＸ燃料取扱い施設を得ることができ、またＭＯＸ燃料
の入っている状態およびＭＯＸ燃料の入っていない状態
のキャスクを保管することが可能なＭＯＸ燃料取扱い施
設を得ることができる。
ば、原子力発電サイト外へ影響を与えることなく、キャ
スクからＭＯＸ燃料を取り出すことが可能であり、かつ
取り出したＭＯＸ燃料を気中で保管することが可能なＭ
ＯＸ燃料取扱い施設を得ることができ、またＭＯＸ燃料
の入っている状態およびＭＯＸ燃料の入っていない状態
のキャスクを保管することが可能なＭＯＸ燃料取扱い施
設を得ることができる。
【図１】本発明のＭＯＸ燃料取扱い施設における新燃料
建屋の一実施例を示す平面図である。
建屋の一実施例を示す平面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
【図３】原子力発電サイト全体の配置図である。
【図４】新燃料建屋内外気の流れを示す建屋の側面図で
ある。
ある。
【図５】新燃料建屋内配置図である。
【図６】図５のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
【図７】新燃料建屋内配置図である。
【図８】図７のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
【図９】ＭＯＸ燃料保管エリア配置図である。
【図１０】図９のＡ−Ａに沿う断面図である。
【図１１】図９のＢ−Ｂに沿う断面図である。
【図１２】図１０のＣ部詳細図である。
【図１３】新燃料建屋内配置図である。
【図１４】図１３のＡ−Ａに沿う断面図である。
１…原子炉建屋、２…タービン建屋、３…廃棄物処理建
屋、４…コントロール建屋、５…サービス建屋、６…輸
送容器（キャスク）、７…トレーラ、８…側壁、９…給
気ルーバ、１０…搬出入エリア、１１…搬出入用扉、１
２…キャスク保管エリア、１３…天井、１４…トラス、
１５…クレーン、１６…排気ルーバ、１７…開口、１８
…搬送用台車、１９…キャスクピット、２０…ＭＯＸ燃
料保管エリア、２１…ＨＶＡＣ室、２２…燃料取扱機、
２３…遮へい用の蓋、２４…検査エリア、２５…ダク
ト、２６…キャスク仮置エリア、２７…気密ハッチ、２
８…燃料取扱機制御室、２９…軽油タンク、３０…ボー
ル補集器ピット、３１…取水口。
屋、４…コントロール建屋、５…サービス建屋、６…輸
送容器（キャスク）、７…トレーラ、８…側壁、９…給
気ルーバ、１０…搬出入エリア、１１…搬出入用扉、１
２…キャスク保管エリア、１３…天井、１４…トラス、
１５…クレーン、１６…排気ルーバ、１７…開口、１８
…搬送用台車、１９…キャスクピット、２０…ＭＯＸ燃
料保管エリア、２１…ＨＶＡＣ室、２２…燃料取扱機、
２３…遮へい用の蓋、２４…検査エリア、２５…ダク
ト、２６…キャスク仮置エリア、２７…気密ハッチ、２
８…燃料取扱機制御室、２９…軽油タンク、３０…ボー
ル補集器ピット、３１…取水口。
Claims (6)
- 【請求項１】 ＭＯＸ新燃料をキャスクに格納して移送
し、原子炉への装荷時に前記キャスクよりＭＯＸ新燃料
を取り出して原子炉へ装荷するようにしたＭＯＸ燃料取
扱い施設において、 前記原子炉が設置されている建屋の近傍に、前記ＭＯＸ
新燃料を格納しているキャスクあるいはＭＯＸ新燃料を
取り出した後のキャスクの収納が可能で、かつ外部への
放射線漏れを防ぐことができる壁部を有するとともに、
給気ルーバからの通風により収納されているキャスクの
熱を除去することが可能な建屋を設けるようにしたこと
を特徴とするＭＯＸ燃料取扱い施設。 - 【請求項２】 ＭＯＸ新燃料をキャスクに格納して移送
し、原子炉への装荷時に前記キャスクよりＭＯＸ新燃料
を取り出して原子炉へ装荷するようにしたＭＯＸ燃料取
扱い施設において、 前記原子炉が設置されている建屋の近傍に、前記ＭＯＸ
新燃料を格納しているキャスクの収納が可能で、かつ外
部への放射線漏れを防ぐことができる壁部を有するとと
もに、給気ルーバからの通風により収納されているキャ
スクの熱を除去することが可能な建屋を設けるようにし
たことを特徴とするＭＯＸ燃料取扱い施設。 - 【請求項３】 ＭＯＸ新燃料をキャスクに格納して移送
し、ＭＯＸ新燃料を原子炉へ装荷するようにしたＭＯＸ
燃料取扱い施設において、 前記原子炉が設置されている建屋の近傍に、ＭＯＸ新燃
料を輸送してきた容器から取り出し、気中で保管するこ
とが可能であり、かつ外部へ放射線の漏れを防ぐことが
可能な壁厚を有し、かつＭＯＸ新燃料の除熱をすること
が可能な建屋を設けるようにしたことを特徴とするＭＯ
Ｘ燃料取扱い施設。 - 【請求項４】 ＭＯＸ新燃料をキャスクに格納して移送
し、ＭＯＸ新燃料を原子炉へ装荷するようにしたＭＯＸ
燃料取扱い施設において、 前記原子炉が設置されている建屋の近傍に、原子炉に装
荷するＭＯＸ新燃料を格納しているキャスク、またはＭ
ＯＸ新燃料を取り出した後のキャスクを取扱い保管する
ことが可能であり、かつ輸送してきた容器から取り出
し、燃料ラックにより気中で保管する場所を有し、かつ
外部への放射線漏れを防ぐことが可能で、かつ前記キャ
スクおよびＭＯＸ新燃料の除熱が可能な建屋を設けるよ
うにしたことを特徴とするＭＯＸ燃料取扱い施設。 - 【請求項５】 ＭＯＸ新燃料をキャスクに格納して移送
し、原子炉への装荷時に前記キャスクよりＭＯＸ新燃料
を取り出して原子炉へ装荷するようにしたＭＯＸ燃料取
扱い方法において、 前記ＭＯＸ新燃料を原子炉に装荷するに際し、ＭＯＸ新
燃料を格納しているキャスクを、外部へ放射線の漏れを
防ぐことが可能な壁厚をもつとともに、給気ルーバから
の通風によりキャスクの熱を除去することが可能な建屋
に一時的に保管するようにしたことを特徴とするＭＯＸ
燃料取扱い方法。 - 【請求項６】 ＭＯＸ新燃料をキャスクに格納して移送
し、原子炉への装荷時に前記キャスクよりＭＯＸ新燃料
を取り出して原子炉へ装荷するようにしたＭＯＸ燃料取
扱い方法において、 前記ＭＯＸ新燃料を取り出した後のキャスクを、外部へ
放射線の漏れを防ぐことが可能な壁厚をもつとともに、
給気ルーバからの通風によりキャスクの熱を除去するこ
とが可能な建屋に保管するようにしたことを特徴とする
ＭＯＸ燃料取扱い方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8247440A JPH1090475A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | Ｍｏｘ燃料取扱い施設およびｍｏｘ燃料取扱い方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8247440A JPH1090475A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | Ｍｏｘ燃料取扱い施設およびｍｏｘ燃料取扱い方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1090475A true JPH1090475A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17163480
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8247440A Pending JPH1090475A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | Ｍｏｘ燃料取扱い施設およびｍｏｘ燃料取扱い方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1090475A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10142388A (ja) * | 1996-11-08 | 1998-05-29 | Toshiba Corp | キャスク保管庫 |
-
1996
- 1996-09-19 JP JP8247440A patent/JPH1090475A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10142388A (ja) * | 1996-11-08 | 1998-05-29 | Toshiba Corp | キャスク保管庫 |
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