JP2004149175A - 注出容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】注出ノズルを有し、隣接配置された一対の容器体と、一対の容器体の注出ノズルに密に組付き、注出された両内容物を1つの注出筒に導く通路ブロック体と、通路筒を注出筒に密に外嵌させ操作体と、通路ブロック体と操作体とを覆って一対の容器体の上端部に不動に外嵌組付けされ、密摺接筒を通路筒に密に摺動可能に外嵌させ、密摺接筒の上端を吐出口とした装着体とから成り、装着体外に垂下状に延出した操作体の一対の操作片に、装着体の下端縁に摺接して引き下げ力を発生させる傾斜ガイド面を有する摺接突片を設け、操作片の操作により不動な吐出口から両内容物を注出する。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対の注出ノズルを有した容器から同時に内容物を噴出させると共に、この両噴出内容物を一緒に注出する注出容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、或る種の染毛剤のように、2種の内容物を使用時に一緒に注出するタイプのもので、内容物を個々にエアゾール式容器に収納し、使用時に、この一対のエアゾール式容器から内容物を同時に噴出させると共に、この噴出した内容物を一緒に一か所から注出する容器を示す従来技術がある。
【0003】
この従来技術は、内容物を収納した一対のエアゾール式容器と、この一対のエアゾール式容器を並列に隣接して収納する有底の収納ケースと、この収納ケースの上端開口部を塞ぐ形態でヒンジ結合され、下面に各エアゾール式容器の注出ノズルが密嵌入して突き当たる段付き孔と、上面に吐出口と、そして両段付き孔と吐出口とを連通させる案内路とを形成したガイド部材の前端に、収納ケースの外側の前下方に垂下した押動レバーを連設した可動カバーと、から構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平4−102569号公報
【0005】
この従来技術にあっては、容器を掴持した片手の指で押動レバーを収納ケース側に押圧することにより、ヒンジ結合部を軸としてガイド部材を下降傾動させ、これにより一対のエアゾール式容器の注出ノズルを同時に押し下げて開放し、両エアゾール式容器の内容物を、段付き孔、案内路そして吐出口を経て、一緒に吐出するので、一つの押動レバーに対する簡単な押圧操作により、二つのエアゾール式容器の内容物を、同時にかつ一緒にした状態、すなわちそのまま使用することのできる状態で吐出する、と云う優れた効果を発揮する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来技術にあっては、片側からの操作によりエアゾール式容器の注出ノズルを開放するので、両エアゾール式容器の注出ノズルの押し下げ程度の差が生じる場合があり、このため両エアゾール式容器から吐出される内容物の量が不均等となり、使用者はこの不均等を認識することなく不適切な混合比で使用してしまう、と云う恐れがあった。
【0007】
また、可動カバーの傾動下降によりエアゾール式容器の注出ノズルを開放するので、可動カバーの段付き孔と注出ノズルとの間のシールを確保するのが難しい、と云う問題があった。
【0008】
同様に、可動カバーの傾動下降によりエアゾール式容器の注出ノズルを開放するので、吐出口は、内容物の非吐出時と吐出時で傾斜変位することとなり、このため内容物を目的とする箇所に、簡単にかつ正確に吐出させることが難しい場合がある、と云う問題があった。
【0009】
さらに、押動レバーは、撓み変形のしない硬質構造物であり、この硬質な押動レバーが容器の前方に突出位置することになるので、容器の取扱い時および格納時に、突出した押動レバーが邪魔となる、と云う問題があった。
【0010】
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、容器を掴持した片手の指先の操作により、エアゾール式容器、ポンプ式容器等の注出ノズルを有した容器の注出ノズルを押し下げる部分を、簡単にかつ安定して下降変位させると共に、内容物の非吐出時と吐出時とで、吐出口に変位がないようにすることを技術的課題とし、もって内容物を注出する部分の姿勢を一定させると共に、強固で安定したシール性を確保し、さらに良好で安全な取扱い性を有した注出容器を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決する本発明の内、請求項1記載の発明の手段は、
頭部の上面に、開閉機能付きの注出ノズルを起立させ、この注出ノズルを押し下げることにより内容物を注出する構成で、左右に並列に隣接組合せされた容器体の一対を有すること、
この一対の容器体の上端部に下端部を外嵌させる有頂筒体の筒壁の前後の中央部に窓孔を開設すると共に、この有頂筒体の頂板の中央に吐出口を開設し、この吐出口を囲んで頂板の下面に密摺接筒を垂下設して構成され、一対の容器体の上端部に不動に外装する装着体を有すること、
容器体の注出ノズルが密嵌入して突き当たる一対の段付き孔を下面両側部に開設すると共に、上面中央に注出筒を立設し、この注出筒が形成する注出口と両段付き孔とを連通させる注出路を内部に形成した通路ブロック体を有すること、
この通路ブロック体の注出筒に密に外嵌固定すると共に、装着体の密摺接筒に摺動可能に密嵌合する通路筒に鍔板片を前後に突出設し、この両鍔板片の突出端に、窓孔から装着体外に延出する操作片を垂下状に連設し、この操作片の、装着体の外装筒下端縁に対向する内側面箇所に、斜め内下方に下降傾斜した傾斜ガイド面を、外装筒の下端縁に摺接させる摺接突片を突設した操作体を有すること、
この操作体が、容器体の注出ノズルで押し上げられた状態で、装着体の外装筒の下端縁に対向する摺接突片の傾斜ガイド面の箇所を、少なくとも上位に、注出ノズルを開状態とすることができる高さ分を有する位置に設定したこと、
にある。
【0012】
並列に隣接配置された一対の容器体上に、この一対の容器体の注出ノズルを段付き孔に密嵌入させた状態で通路ブロック体を組付け、この通路ブロック体の注出筒に通路筒を密に外嵌固定させて操作体を組付け、この通路ブロック体と操作体との組合せ物を覆い、操作体の通路筒に密摺接筒を密に摺接可能に外嵌させて、一対の容器体の上端部に、上方から装着体を不動に外装組付けして注出容器の組立てを完了する。
【0013】
一対の容器体に対する装着体の組付けに際して、操作体の両操作片を、装着体の窓孔からそれぞれ外側に延出させ、また注出容器の組立てが完了した状態では、操作体の摺接突片の傾斜ガイド面は、装着体の下端縁に外側から対向している。
【0014】
この状態から、容器を掴持した片手の親指と人指し指とで、注出容器の前後面に対向して位置する一対の操作片を摘むように押圧すると、装着体の下端縁に対向している摺接突片の傾斜ガイド面の作用により、密摺接筒と通路筒とを上下に密に摺動させながら、操作体が通路ブロック体と一緒に装着体および容器体に対して相対的に引き下げられ、これにより両容器体の注出ノズルが等しく押し下げられる。
【0015】
注出ノズルが押し下げられると、両容器体内の内容物が注出ノズルから噴出され、両段付き孔から通路ブロック体内の注出路を経て注出筒片内に進入し、ここで合流して操作体の通路筒、および装着体の密摺接筒を通って吐出口から外部に注出される。
【0016】
両注出ノズルの押し下げ、すなわち操作体の通路ブロック体の引き下げは、操作体の垂下状に設けられた両操作片の容器体および装着体に対する相対的な引き下がりによって達成されるので、通路ブロック体は傾くことなく引き下げられ、段付き孔と注出ノズルとの間のシールを確実に保持することになる。
【0017】
また、両注出ノズルは、確実に同時に開放操作されることになるので、常に両容器体からの内容物の注出量を均等とすることになり、これにより両内容物の一定した混合比を正確に維持することになる。
【0018】
さらに、装着体の吐出口は、その姿勢を変化させることがないので、内容物を目的とする箇所に正確に注出することができ、これにより内容物の塗布操作が適正で良好なものとなる。
【0019】
通路ブロック体と操作体との組合せ物は、両操作片が押圧されない限り、下降変位しないので、不本意に片方の操作片が押圧されたとしても下降変位せず、容器体の内容物を不都合に注出することがない。
【0020】
請求項2記載の発明の手段は、請求項1記載の発明の構成に、容器体をエアゾール式容器とした、ことを加えたものである。
【0021】
この請求項2記載の発明にあっては、両操作片の押圧操作による、通路ブロック体と操作体との組合せ物の小さな下降変位でも、容器体の注出ノズルを開状態とすることができ、必要とする内容物の注出を簡単にかつ確実に達成される。
【0022】
請求項3記載の発明の手段は、請求項1、2または3記載の発明の構成に、装着体の頂板上に、この頂板に密に組付くドーム筒の上面に、多数の櫛歯片を整列立設し、この櫛歯片間のドーム筒部分に注出口を開設した櫛体を取付けた、ことを加えたものである。
【0023】
この請求項3記載の発明にあっては、内容物を直接櫛歯間に注出することができるので、この櫛体で頭髪を梳くことにより、注出した内容物をそのまま頭髪に塗布することができ、またこの塗布操作は、内容物を小出しに注出しながら、連続的に行うことができるので、頭髪全体に対して内容物を均等に塗布することが容易である。
【0024】
請求項4記載の発明の手段は、請求項1、2または3記載の発明の構成に、装着体の頂板上に、吐出口を囲んだ吐出筒を一体に立設した、ことを加えたものである。
【0025】
この請求項4記載の発明にあっては、両内容物を、1つの吐出筒から一緒に注出するので、1つの特定された箇所への両内容物の注出を正確に達成することが容易である。
【0026】
請求項5記載の発明の手段は、請求項1、2または3記載の発明の構成に、装着体の頂板上に、吐出口を囲んで吐出筒を立設すると共に、この吐出筒の上端に短筒状の嵌合筒片を連設し、この嵌合筒片に連続気泡を有するスポンジ等の塗布体を組付け固定した、ことを加えたものである。
【0027】
この請求項5記載の発明にあっては、両内容物を塗布体に直接注出するので、塗布体を使用しての内容物の塗布を、きわめて簡単に行うことができ、また内容物の注出を小出しに連続的に行うことにより、内容物の均一な塗布を達成し易くなる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を、図1〜図11を参照しながら説明する。
容器体41は、エアゾール式容器であり、細長有底円筒状をした金属製本体の縮径した口部に、弁とばねとの組合せによる開閉機能部を備えた注出ノズル43を有する金属製のキャップをカシメ固定して頭部42を形成し、注出ノズル43は、この頭部42上面に、昇降変位可能に起立した状態となっている。
【0029】
装着体1は、左右に並列に隣接配置された一対の容器体41の上端部に外嵌する長円筒状の外装筒2の縮径した上端に、前後に扁平となった長円筒形状の起立筒3を起立連設し、この起立筒3の上端に連設した頂板5の中央に吐出口6を開設し、この吐出口6を囲んで密摺接筒8を頂板5下面に垂下設し、起立筒3から外装筒2にかけての前後壁部分の中央部に、それぞれ窓孔4を開設している。
【0030】
窓孔4を開設した外装筒2の中央部分は、両側部分に比べて前後に幅が狭くなっていて、凹部を形成していると共に、容器体41に対する組付き限を設定する段部を形成している。
【0031】
また、頂板5は、組付け肩部9を介して起立筒3の上端に連設されており、この頂板5の上面周端部には、短長円筒状の嵌合筒片10が立設されていて、密摺接筒8の開口部である吐出口6は、この嵌合筒片10の内に開口している。
【0032】
通路ブロック体11(特に、図10参照)は、多数の傾斜した鍔状片を設けた混合棒片14を、上端から起立設した注出筒13を上面中央に立設し、下面に下方に開放した左右に長い通路凹部15を形成したブロック本体12と、容器体41に注出ノズル43が突き抜け不能に密嵌入する一対の段付き孔17を左右端部に開設し、この両段付き孔17と連通し、通路凹部15に下方から密嵌入して注出通路を形成する通路凸部18を上面に形成し、下面中央に摘み片19を垂下設した底蓋片16とを、その後端縁間をヒンジ21で結合し、ブロック本体12の前端縁に、閉姿勢の底蓋片16の前端縁に係止して、底蓋片16の閉姿勢を確保するロック片20を設けて構成されている。
【0033】
操作体22(特に、図8、図9参照)は、装着体1の密摺接筒8に、上下方向に密に摺動可能に嵌入すると共に、通路ブロック体11の混合棒片14を挿入位置させて、注出筒13に密に外嵌する通路筒23の下端に、鍔板片24を前後方向に突出する形態で連設し、この鍔板片24の前後の突出端から、それぞれ操作片26を垂下状に延出設し、この操作片26の延出端部、すなわち下端部の内面側に、傾斜ガイド面28を有する摺接突片27を一対ずつ設けて構成されている。
【0034】
鍔板片24と操作片26との連設部分は、肉厚を薄くしたヒンジ構造となっていて、これにより操作体22を装着体1内に組付け位置させる作業を行い易くすると共に、操作片26が無理なく垂下姿勢となることができるようにしている。
【0035】
また、前後に突出した両鍔板片24には、操作体22を通路ブロック体11に組付けた際に、ロック片20およびロック片20の反対側に起立状に設けられた指当て部が突き抜ける切欠き孔25が開設されている。
【0036】
二つの容器体41は、結合リング体35により、隣接して組合せ固定されるが、この結合リング体35(特に、図11参照)は、容器体41の頭部42に、係止突条39によりアンダーカット結合状に外嵌組付きする一対の嵌着筒片36の上端を平板状の連結板37で一体に連結し、両嵌着筒片36の頂板に相当する部分に、容器体41の注出ノズル43が突き抜ける開口38を開設し、両嵌着筒片36の筒壁を連結する側壁の外面に、装着された装着体1の外装筒2に係止する係止片40を突設して構成されている。
【0037】
注出容器の組立ては、結合リング体35により左右に隣接組合せされた一対の容器体1に、注出ノズル43を段付き孔17に密嵌入させて通路ブロック体11を搭載組付けし、この通路ブロック体11に操作体22を、通路筒23内に混合棒片14を挿入させると共に、注出筒13を密嵌入させて上から組付ける。
【0038】
この容器体41と通路ブロック体11と操作体22との組合せ物に対して、上から装着体1を、起立させた両操作片26を、窓孔4から外方に延出させながら、被嵌状に被せて行き、密摺接筒8を通路筒23に外嵌させると共に、外装筒2を結合リング体35にアンダーカット結合させ、これにより組立てが完了する。
【0039】
組立てが完了した状態では、通路ブロック体11と操作体22との組合せ物は、注出ノズル43により押し上げられた状態となっており、また両操作片26は、垂下状となって外装筒2の凹部内に位置しており、そして摺接突片27の傾斜ガイド面28は、その下端寄り部分を、外装筒2の下端縁に当接、もしくは間近に対向させている。
【0040】
この状態から、容器を掴持した片手の親指と人差し指で、両操作片26摘み状に押圧操作すると、外装筒2の下端縁に摺動当接する傾斜ガイド面28の作用により、密摺接筒8に対して通路筒23を下方に密に摺動させながら、操作体22が通路ブロック体11と一緒に引き下げられ(図5参照)、これにより注出ノズル43を押し下げて、両容器体41から内容物を同時に注出する。
【0041】
両容器体41から注出された内容物は、通路ブロック体11内を通って注出筒13から操作体22の通路筒23内に入り、ここで混合棒片14の作用により混合されてから、吐出口6から注出される。
【0042】
図1ないし図7に示した第1実施例の場合、頂板5を上から覆って、組付け肩部9に外嵌する半長球弧殻状のドーム筒30内に、嵌合筒片10に密に嵌入する密嵌筒片32を垂下設し、ドーム筒30の上面に、左右方向に等間隔に配列した多数の櫛歯片33を立設し、各櫛歯片33間のドーム筒30の壁部分に注出口31を開設した櫛体29が、装着体1に組付けられている。
【0043】
この第1実施例にあっては、両内容物が吐出口6から混合された状態で頂板5上に吐出され、そのまま注出口31から各櫛歯片33間に注出されるので、内容物を、櫛体29を使って直接頭髪に塗布することができる。
【0044】
図12は、本発明の第2実施例を示すもので、装着体1に櫛体29を設けることなく、頂板5の上面に、吐出口6を囲んで吐出筒7を立設したもので、両内容物は、混合された状態で一体に棒状に注出される。
【0045】
図13は、本発明の第3実施例を示すもので、頂板5上に、吐出筒7を介して、拡径して有底短円筒状となった嵌合筒片10を連設し、この嵌合筒片10内に、連続気泡を有するスポンジとか不織布等の塗布体34を、その一部を上方に突出させた状態で嵌入固定している。
【0046】
この第3実施例において、吐出筒7から嵌合筒片10内に注出された内容物は、塗布体34を浸透して、この塗布体34の上面に滲み出るので、塗布体34による内容物の塗布が、行い易いものとなる。
【0047】
【発明の効果】
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
請求項1記載の発明は、一対の容器体に対する装着体、通路ブロック体そして操作体の組付けは、単なる嵌め込みだけで達成されるので、その組付け構造が簡単となると共に、内容物の注出時に、両容器体の注出ノズルが等しく押し下げられるので、両容器体から注出される内容物の量が常に均等となり、これにより内容物の適正な注出使用を得ることができる。
【0048】
容器体の注出ノズルに対する通路ブロック体の姿勢が、内容物の注出時に変化することがなく、段付き孔に対する注出ノズルの姿勢を常に一定に保持することができ、これにより注出ノズルとの間の強固なシールを安定して保持することができる。
【0049】
内容物の非吐出時および吐出時を問わず、容器体に対する装着体の吐出口の位置および姿勢が、全く不変であるので、目的箇所への内容物の注出や、内容物の注出しながらの塗布を正確に行うことができる。
【0050】
請求項2記載の発明にあっては、両操作片の押圧操作による、通路ブロック体と操作体との組合せ物の小さな下降変位でも、容器体の注出ノズルを確実に開状態とすることができ、これにより内容物の注出を簡単にかつ確実に達成できる。
【0051】
請求項3記載の発明にあっては、内容物を直接櫛歯間に注出するので、この櫛体で頭髪を梳くことにより、注出した内容物をそのまま頭髪に塗布することができ、またこの塗布操作は、内容物を小出しに注出しながら、連続的に行うことができるので、頭髪全体に対する内容物の均等塗布を容易に得ることができる。
【0052】
請求項4記載の発明にあっては、両内容物を、1つの吐出筒から一緒に注出するので、1つの特定された箇所への両内容物の注出を正確に達成することできる。
【0053】
請求項5記載の発明にあっては、両内容物を塗布体から滲み出させて塗布するので、塗布体を使用しての内容物の塗布を、きわめて簡単に行うことができると共に、内容物を塗布し易い状態を得ることができ、また内容物の注出を小出しに連続的に行うことにより、内容物の均一な塗布を簡単に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す、一部半縦断した正面図。
【図2】図1に示した実施例の、一部半縦断した側面図。
【図3】図1に示した実施例の、要部縦断拡大正面図。
【図4】図1に示した実施例の、要部縦断拡大側面図。
【図5】図1に示した実施例の、動作状態を示す要部縦断拡大側面図。
【図6】図1に示した実施例の、装着体の半縦断した拡大正面図。
【図7】図1に示した実施例の、装着体の半縦断した拡大側面図。
【図8】図1に示した実施例の、操作体の半縦断した拡大正面図。
【図9】図1に示した実施例の、操作体の半縦断した拡大側面図。
【図10】図1に示した実施例の、通路ブロック体の開状態の一部縦断図。
【図11】図1に示した実施例の、結合リング体の平面図。
【図12】本発明の他の実施例を示す、装着体の半縦断側面図。
【図13】本発明のさらに他の実施例を示す、装着体の半縦断側面図。
【符号の説明】
1 ; 装着体
2 ; 外装筒
3 ; 起立筒
4 ; 窓孔
5 ; 頂板
6 ; 吐出口
7 ; 吐出筒
8 ; 密摺接筒
9 ; 組付け肩部
10 ; 嵌合筒片
11 ; 通路ブロック体
12 ; ブロック本体
13 ; 注出筒
14 ; 混合棒片
15 ; 通路凹部
16 ; 底蓋片
17 ; 段付き孔
18 ; 通路凸部
19 ; 摘み片
20 ; ロック片
21 ; ヒンジ
22 ; 操作体
23 ; 通路筒
24 ; 鍔板片
25 ; 切欠き孔
26 ; 操作片
27 ; 摺接突片
28 ; 傾斜ガイド面
29 ; 櫛体
30 ; ドーム筒
31 ; 注出口
32 ; 密嵌筒片
33 ; 櫛歯片
34 ; 塗布体
35 ; 結合リング体
36 ; 嵌着筒片
37 ; 連結板
38 ; 開口
39 ; 係止突条
40 ; 係止片
41 ; 容器体
42 ; 頭部
43 ; 注出ノズル
Claims (5)
- 頭部(42)の上面に、開閉機能付きの注出ノズル(43)を起立させ、該注出ノズル(43)を押し下げることにより内容物を注出する構成で、左右に並列に隣接組合せされた容器体(41)の一対と、該一対の容器体(41)の上端部に下端部を外嵌させる有頂筒体の筒壁の前後の中央部に窓孔(4)を開設すると共に、前記有頂筒体の頂板(5)の中央に吐出口(6)を開設し、該吐出口(6)を囲んで頂板(5)の下面に密摺接筒(8)を垂下設して構成され、前記一対の容器体(41)の上端部に不動に外装する装着体(1)と、前記注出ノズル(43)が密嵌入して突き当たる一対の段付き孔(17)を下面両側部に開設すると共に、上面中央に注出筒(13)を立設し、該注出筒(13)が形成する注出口と前記両段付き孔(17)とを連通させる注出路を内部に形成した通路ブロック体(11)と、前記注出筒(13)に密に外嵌固定すると共に、前記密摺接筒(8)に摺動可能に密嵌合する通路筒(23)に鍔板片(24)を前後に突出設し、該両鍔板片(24)の突出端に、前記窓孔(4)から装着体(1)外に延出する操作片(26)を垂下状に連設し、該操作片(26)の、前記外装筒(2)下端縁に対向する内側面箇所に、斜め内下方に下降傾斜した傾斜ガイド面(28)を、前記外装筒(2)の下端縁に摺接させる摺接突片(27)を突設した操作体(26)とから構成され、該操作体(26)が注出ノズル(43)で押し上げられた状態で、前記外装筒(2)の下端縁に対向する傾斜ガイド面(28)の箇所を、少なくとも上位に、前記注出ノズル(43)を開状態とすることができる高さ分を有する位置に設定して成る注出容器。
- 容器体(41)をエアゾール式容器とした、請求項1記載の注出容器。
- 装着体(1)の頂板(5)上に、該頂板(5)に密に組付くドーム筒(30)の上面に、多数の櫛歯片(33)を整列立設し、該櫛歯片(33)間のドーム筒(30)部分に注出口(31)を開設した櫛体(29)を取付けた請求項1、2または3記載の注出容器。
- 装着体(1)の頂板(5)上に、吐出口(6)を囲んだ吐出筒(7)を一体に立設した請求項1、2または3記載の注出容器。
- 装着体(1)の頂板(5)上に、吐出口(6)を囲んで吐出筒(7)を立設すると共に、該吐出筒(7)の上端に短筒状の嵌合筒片(10)を連設し、該嵌合筒片(10)に連続気泡を有するスポンジ等の塗布体(34)を組付け固定した請求項1、2または3記載の注出容器。
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JP2007168864A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Taisei Kako Co Ltd | 液体吐出容器 |
KR200455576Y1 (ko) | 2008-12-16 | 2011-09-15 | (주)연우 | 튜브그립이 구비된 펌핑식 화장품용기 |
JP2012176766A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 係止機構を備えた混合容器 |
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2002
- 2002-10-31 JP JP2002317631A patent/JP4071086B2/ja not_active Expired - Lifetime
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