JP2004149173A - 密閉容器およびキャップ - Google Patents

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Yasutoshi Masuda
恭敏 増田
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Meiwa Pax Co Ltd
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Meiwa Pax Co Ltd
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Abstract

【課題】例えばコーヒー豆の粉を保管のために別の缶に入れ替える必要がなく、袋の製造が複雑にならず、透明袋でも逆止弁がわかりにくく、逆止弁によって袋表面のデザイン上の制約を受けない密閉容器およびキャップを提供する。
【解決手段】内容物を充填または取り出すためのキャップ1付き口2を有する密閉の袋3であって、キャップ1は通気孔5を有し、通気孔5を通して外部から空気が侵入するのを防止する逆止弁6をキャップ1の内側に設けている。通気孔5はキャップ1の天部1cに形成され、逆止弁6は略円盤形の外形を有して天部1cに当接され、天部1cは逆止弁6の周縁を係止する係止部7を突設している。係止部7は、キャップ1を口2に閉じたとき逆止弁6の周縁に係止する方向に口2の縁部2cにより押圧される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばコーヒー豆の粉や、生みそなどのガスを発生する内容物を密閉するとともに、ガスを外部に逃すことができる密閉容器およびキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばコーヒー豆の粉は密閉した袋などの容器に充填して保存しているが、粉から炭酸ガスが発生し袋が膨れるのを防止するため、袋に逆止弁を設けていた。また袋内の過剰の空気を外部に追い出すため、例えば特許文献のように、袋に逆止弁を設けたものがあった。
【0003】
【特許文献】
特開平2−32992号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、袋口は熱シールで密閉したものであるため、袋口を開けて消費者が例えばコーヒーの粉の一部を使用すると、残りの保管は別の缶等に入れ替えなければならないという不便さがあった。また袋の表面に孔を形成し、その内面に逆止弁を密着しているため、袋の製造工程が複雑になった。さらに袋の表面に逆止弁を設けるため、透明な袋の場合、逆止弁の外観を考慮する必要があり、内容物を表すための袋表面のデザイン上の制約を受け、さらには逆止弁が取り外されやすいという課題があった。
【0005】
したがって、この発明の目的は、例えばコーヒー豆の粉を保管のために別の缶に入れ替える必要がなく、保管する袋の製造が複雑にならず、透明袋でも逆止弁がわかりにくく、逆止弁によって袋表面のデザイン上の制約を受けない密閉容器キャップを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の密閉容器は、内容物を充填または取り出すためのキャップ付き口を有する密閉容器であって、前記キャップは通気孔を有し、前記通気孔を通して外部から空気が侵入するのを防止する逆止弁を前記キャップの内側に設けたことを特徴とするものである。
【0007】
請求項1記載の密閉容器によれば、内容物から例えば炭酸ガスが発生して袋が膨れても逆止弁を通して容易に外部に排気させることができる。この場合、逆止弁をキャップの内側に設けたため、内容物の一部の取り出しや残りの保存はキャップの開閉によって可能であり、従来のように缶等に入れ替える必要がない。また袋の製造工程が複雑にならず、袋が透明袋であっても袋の表面から逆止弁が見えないので、袋表面のデザインが制約を受けず、逆止弁が取り外されるおそれもない。さらに密閉容器の加工が不要であり、キャップを、逆止弁のついていない既存のコーヒー袋等のキャップに代えて使用することができる。
【0008】
請求項2記載の密閉容器は、請求項1において、前記通気孔が前記キャップの天部に形成され、前記逆止弁は略円盤形の外形を有して前記天部に当接され、前記天部は前記逆止弁の周縁を係止する係止部を突設しているものである。
【0009】
請求項2記載の密閉容器によれば、請求項1と同様な効果のほか、キャップが大型化することなく逆止弁の取付けが容易になるとともに、キャップに係止部を設けるだけのため構造が簡単である。
【0010】
請求項3記載の密閉容器は、請求項2において、前記係止部が、前記キャップを前記口に閉じたとき前記逆止弁の周縁に係止する方向に前記口の縁部により押圧されるものである。
【0011】
請求項3記載の密閉容器によれば、請求項2と同様な効果のほか、逆止弁を係止部に係止しやすくできしかも口の縁部により係止部を逆止弁に確実に係止することができる。
【0012】
請求項4記載のキャップは、密閉容器の口を開閉可能に密閉するキャップであって、天部に通気孔を形成し、前記通気孔を通して外部から空気が侵入するのを防止する逆止弁を前記キャップの内側に設けたことを特徴とするものである。
【0013】
請求項4記載のキャップによれば、請求項1と同様な効果がある。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を図1から図7により説明する。すなわち、この密閉容器は、コーヒー豆の粉等の内容物(図示せず)を充填または取り出すためのキャップ1付き口2を有するものである。実施の形態の密閉容器は合成樹脂製の袋3であって、袋口のみを残して周縁を熱シールしてあり、キャップ1付き口2は袋3と別体に形成され、袋3の袋口に口2を融着して取付けている。袋3の底部3aは内容物を充填したとき底部が例えば略円形に拡がるように形を付けておき、袋のスタンド性を出している。
【0015】
口2は合成樹脂の例えば高密度ポリエチレンによりほぼ円筒状に形成され、下端部の両側より袋3の袋口に融着するための略三角形状の突出部10を形成し、上端部の外周に雄ねじ2aを形成している。2bはキャップ1が雄ねじ2aにねじ合わされたときの下端縁に対向するつば、2cは口2の縁部である。
【0016】
キャップ1は通気孔5を有し、通気孔5を通して外部から空気が侵入するのを防止する逆止弁6をキャップ1の内面に設けている。キャップ1は合成樹脂の例えばポリプロピレンにより形成され、外周面に滑り止めとなるローレット1aを形成し、内周面に雄ねじ2aに螺合する雌ねじ1bを形成し、通気孔5は天部1cの中央に形成している。
【0017】
逆止弁6は略円盤形の外形を有し、キャップ1は逆止弁6の周縁を係止する係止部7を有する。この場合、係止部7は逆止弁6をキャップ1の内側から天部1cに当接した状態に係止する。実施の形態では、係止部6が略円筒形状でキャップ1の天部1cの通気孔5と同心で垂下するよう突設し、その先端を肉薄に形成し、その内周面に逆止弁6のつば6cがキャップ1の天部1cに当接した状態に係止する突部7aを例えば断面略半円弧状に形成している。そして係止部7の外径は口2の縁部2cの内径より若干大きい程度に形成し、キャップ1をねじ込んで口2の縁部2cが係止部7の先端に係合するとき縁部2cの内周面で係止部7の先端の外周を中心に向けて押圧する。これにより係止部7は係止する方向すなわち通気孔5の方向に押され逆止弁6のつば6cが係止部7から外れにくくなるとともに、突部7aで逆止弁6のつば6cの下面をキャップ1の天部1cに押し付けている。なお、係止部7の円筒部分に縦方向に割をつけたり、あるいは係止部7を逆止弁6の周辺に係止する複数の分割片により形成すると中心方向に傾倒しやすい。
【0018】
逆止弁6はその外形をなす本体6aが高さの低い有底円筒形であり、かつ底部に複数の小孔6bを形成し、上端部の外周につば6cを形成し、内周に突部6dを形成している。本体6aの底部には小孔6bを覆うように柔軟性のフィルム8を重ね、さらに押さえ部材9をフィルム8に重なるように本体6a内にはめ込み、突部6dに抜け止め係止している。フィルム8にはオイルなど多少粘性がありかつ非乾燥性の流体を表面に付着し、本体6aの天部1cとの密着性を高めている。押さえ部材9は円板の両側に切欠き9aを形成し、その間を横切るように複数のリブを形成しており、切欠き9aの部分にフィルム8が浮いて開弁動作できるようにしている。すなわち、フィルム8の押さえ部材9側の圧力が本体6aの小孔6bを通した外側より高いときはフィルム8は本体6aの内底面に密着して空気の通過を阻止し、反対に本体6aの外側のほうが高いときはフィルム8を押さえ部材9に向けて押し、切欠き9aの部分を浮かせて内部ガスを通過させ、これにより逆止動作が行われる。
【0019】
なお、この発明において、逆止弁6の形状は上記以外のものも使用することができる。また逆止弁6を軸方向にキャップ1に押しつけるように押圧部を口2の縁部2cに設けてもよい。この場合、係止部7はキャップ1の内周面に形成し、逆止弁6のつば6cをキャップ1の内周面の内径程度まで大きくしてもよい。
【0020】
またキャップ1と口2との結合手段としてねじ以外の構成でもよく、さらに密閉容器は袋に限らない。
【0021】
【発明の効果】
請求項1記載の密閉容器によれば、内容物から例えば炭酸ガスが発生して袋が膨れても逆止弁を通して容易に外部に排気させることができる。この場合、逆止弁をキャップの内側に設けたため、内容物の一部の取り出しや残りの保存はキャップの開閉によって可能であり、従来のように缶等に入れ替える必要がない。また袋の製造工程が複雑にならず、袋が透明袋であっても袋の表面から逆止弁が見えないので、袋表面のデザインが制約を受けず、逆止弁が取り外されるおそれもない。さらに密閉容器の加工が不要であり、キャップを、逆止弁のついていない既存のコーヒー袋等のキャップに代えて使用することができる。
【0022】
請求項2記載の密閉容器によれば、請求項1と同様な効果のほか、キャップが大型化することなく逆止弁の取付けが容易になるとともに、キャップに係止部を設けるだけのため構造が簡単である。
【0023】
請求項3記載の密閉容器によれば、請求項2と同様な効果のほか、逆止弁を係止部に係止しやすくできしかも口の縁部により係止部を逆止弁に確実に係止することができる。
【0024】
請求項4記載のキャップによれば、請求項1と同様な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態の袋の口にキャップを被せた状態の半断面図である。
【図2】その平面図である。
【図3】袋の全体の斜視図である。
【図4】キャップの半断面図である。
【図5】袋の口を示し、その右半分が半正面図、左半分が左側からみた半断面図である。
【図6】口の底面図である。
【図7】逆止弁の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 キャップ
1c 天部
2 口
3 袋
5 通気孔
6 逆止弁
7 係止部

Claims (4)

  1. 内容物を充填または取り出すためのキャップ付き口を有する密閉容器であって、前記キャップは通気孔を有し、前記通気孔を通して外部から空気が侵入するのを防止する逆止弁を前記キャップの内側に設けたことを特徴とする密閉容器。
  2. 前記通気孔は前記キャップの天部に形成され、前記逆止弁は略円盤形の外形を有して前記天部に当接され、前記天部は前記逆止弁の周縁を係止する係止部を突設している請求項1記載の密閉容器。
  3. 前記係止部は、前記キャップを前記口に閉じたとき前記逆止弁の周縁に係止する方向に前記口の縁部により押圧される請求項2記載の密閉容器。
  4. 密閉容器の口を開閉可能に密閉するキャップであって、天部に通気孔を形成し、前記通気孔を通して外部から空気が侵入するのを防止する逆止弁を前記キャップの内側に設けたことを特徴とするキャップ。
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