JP2004147388A - コンバータ装置、空気調和装置及び系統連系システム - Google Patents

コンバータ装置、空気調和装置及び系統連系システム Download PDF

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Abstract

【課題】コンバータ装置の入力電圧が変動してもコンバータ装置の出力電圧の安定化を図ること。
【解決手段】IGBT52の動作により直流電源ラインLの入力端P1に入力された入力電圧を降圧する降圧回路50と、IGBT53の動作により直流電源ラインLの入力端P1に入力された入力電圧を昇圧する昇圧回路51と、直流電源ラインLの出力端Q1における出力電圧を目標直流電圧に近づけるべく、直流電源ラインLの入力端P1における入力電圧が、目標直流電圧よりも高い所定の第1電圧を上回った場合、この所定の第1電圧よりも低い所定の第2電圧に低下するまでIGBT52をPWM制御するとともにIGBT53をOFF制御し、入力電圧が、所定の第2電圧を下回った場合、所定の第1電圧に上昇するまでIGBT52をON制御するとともにIGBT53をPWM制御する制御装置45を備えた。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、降圧及び昇圧して安定した直流電圧を出力するコンバータ装置、このコンバータ装置を備えた空気調和装置及びコンバータ装置を備えた系統連系システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、商用電源の交流電圧を整流した直流電圧を、降圧又は昇圧するコンバータ装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、エンジンにて駆動される圧縮機を有する空気調和装置が知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−4596号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のコンバータ装置では、商用電源のように電圧変動がほとんどない安定した電源を用いるのが前提であり、例えば、空気調和装置の圧縮機を駆動するエンジンを動力源とする発電機のように、電圧が変動する電源を用いる場合は、コンバータ装置の出力電圧も不安定になるおそれが生じる。
【0006】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、入力電圧が変動しても出力電圧の安定化を図るコンバータ装置、コンバータ装置を備えた空気調和装置及びコンバータ装置を備えた系統連系システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、降圧スイッチング素子を有し、この降圧スイッチング素子の動作により直流電源ラインの入力端に入力された入力電圧を降圧する降圧回路と、昇圧スイッチング素子を有し、この昇圧スイッチング素子の動作により直流電源ラインの入力端に入力された入力電圧を昇圧する昇圧回路と、前記直流電源ラインの出力端における出力電圧を目標直流電圧に近づけるべく、前記直流電源ラインの入力端における入力電圧に応じて、前記降圧スイッチング素子及び前記昇圧スイッチング素子の動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0008】
この場合において、前記制御手段は、前記直流電源ラインの出力端における出力電圧を目標直流電圧に近づけるべく、前記直流電源ラインの入力端における入力電圧が、前記目標直流電圧よりも高い所定の第1電圧を上回った場合、この所定の第1電圧よりも低い所定の第2電圧に低下するまで前記降圧スイッチング素子をPWM制御し、前記入力電圧が、前記所定の第2電圧を下回った場合、前記所定の第1電圧に上昇するまで前記昇圧スイッチング素子をPWM制御するようにしてもよい。
【0009】
また、直流電源ラインに、降圧スイッチング素子とリアクトルと第1ダイオードとを順に設け、前記降圧スイッチング素子の出力端に第2ダイオードの出力端を接続し、前記リアクトルの出力端に昇圧スイッチング素子の出力端を接続し、前記第1ダイオードの出力端にコンデンサの出力端を接続してなり、前記直流電源ラインの出力端における出力電圧を目標直流電圧に近づけるべく、前記直流電源ラインの入力端における入力電圧が、前記目標直流電圧よりも高い所定の第1電圧を上回った場合、この所定の第1電圧よりも低い所定の第2電圧に低下するまで前記降圧スイッチング素子をPWM制御するとともに前記昇圧スイッチング素子をOFF制御し、前記入力電圧が、前記所定の第2電圧を下回った場合、前記所定の第1電圧に上昇するまで前記降圧スイッチング素子をON制御するとともに前記昇圧スイッチング素子をPWM制御する制御手段を備えたことを特徴としている。
【0010】
また、ブリッジ接続したサイリスタ整流器を備え、このサイリスタ整流器の出力端に接続される直流電源ラインに、昇圧スイッチング素子を有してこの昇圧スイッチング素子の動作により前記直流電源ラインに入力された直流電圧を昇圧する昇圧回路を設け、前記直流電源ラインにおける出力端の出力電圧を目標直流電圧に近づけるべく、前記サイリスタ整流器に入力される交流電圧に応じて、前記サイリスタ整流器への点弧タイミング及び前記昇圧スイッチング素子の動作を制御する制御手段を備えたことを特徴としている。
【0011】
この場合において、前記制御手段は、前記直流電源ラインの出力端における出力電圧を目標直流電圧に近づけるべく、前記サイリスタ整流器に入力される交流電圧のピーク値が、前記目標直流電圧よりも高い所定の第3電圧を上回った場合、この所定の第3電圧よりも低い所定の第4電圧に低下するまで前記サイリスタ整流器の出力電圧を調整し、前記ピーク値が、前記所定の第4電圧を下回った場合、前記所定の第3電圧に上昇するまで前記昇圧スイッチング素子をPWM制御することを特徴としている。
【0012】
また、上記のコンバータ装置と、エンジンで駆動する圧縮機とを備え、前記コンバータ装置の入力端に、前記エンジンを動力源とする発電機を整流器を介して接続してもよい。
【0013】
また、上記のコンバータ装置と、エンジンで駆動する圧縮機とを備え、前記コンバータ装置の入力端に、前記エンジンを動力源とする発電機を接続してもよい。
【0014】
また、上記のコンバータ装置と、前記コンバータ装置の出力である直流電圧を交流電圧に変換し、商用電力系統に連系して負荷又は前記商用電力系統に電力を供給する系統連系インバータ装置とを備えてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を、図面に基づき説明する。
【0016】
図1は、本発明に係る空気調和装置の一例としてのガスエンジン駆動型のヒートポンプ式の空気調和装置の第1実施の形態における冷媒回路等を示す回路図である。
【0017】
この図1に示すように、ヒートポンプ式の空気調和装置10は、室外機11、室内機12及び電力変換装置13を有してなる。この電力変換装置13は、例えば、室外機11に設置される。電力変換装置13は、交流電圧を直流電圧に変換するコンバータ装置40と、直流電圧を交流電圧に変換して負荷に電力を供給するインバータ装置41とを備えている。
【0018】
室外機11は室外に設置される。室外機11の構成を説明すると、室外機11の室外冷媒配管27には圧縮機16が配設されるとともに、この圧縮機16の吸込側にアキュムレータ15が配設され、圧縮機16の吐出側に油分離器17、逆止弁18及び四方弁19が順次配設され、この四方弁19側に室外熱交換器20、室外膨張弁21が順次配設されて構成される。室外熱交換器20には、負圧を利用してこの室外熱交換器20へ外気(空気)を送風する室外ファン22が隣接して配置されている。この室外ファン22は、室外ファンモータ23によって駆動される。室外ファン22は、例えば、軸流ファン(例えば、プロペラファン)である。圧縮機16は、フレキシブルカップリング(ベルト・プーリー)24等を介してガスエンジン25に連結され、このガスエンジン25により駆動される。
【0019】
室内機12は室内に設置され、室内冷媒配管28に室内熱交換器30が配設されるとともに、室内冷媒配管28において室内熱交換器30の近傍に室内膨張弁31が配設されて構成される。上記室内熱交換器30には、これらの室内熱交換器30から室内へ送風する室内ファン32が隣接して配置されている。この室内ファン32は、室内ファンモータ33によって駆動される。室内ファン32は、例えば、クロスフローファンである。
【0020】
室外機11は、不図示の制御装置により運転制御される。具体的に、制御装置により室外機11におけるガスエンジン25(即ち圧縮機16)の回転数、四方弁19の切り換え、室外ファン22の回転数及び室外膨張弁21の開度等がそれぞれ制御される。
【0021】
ガスエンジン25(即ち圧縮機16)は、空調負荷に応じて回転数が制御される。つまり、空調負荷が低負荷状態であればガスエンジン25(即ち圧縮機16)の回転数を低下させる制御が行われ、空調負荷が高負荷状態であればガスエンジン25(即ち圧縮機16)の回転数を増加させる制御が行われる。
【0022】
また、四方弁19が切り換えられることにより、空気調和装置10が冷房運転又は暖房運転に設定される。つまり、四方弁19を冷房側に切り換えたときには、冷媒が実線矢印の如く流れ、室外熱交換器20が凝縮器に、室内熱交換器27が蒸発器になって冷房運転状態となり、室内熱交換器27が室内を冷房する。また、四方弁19を暖房側に切り換えたときには、冷媒が破線矢印の如く流れ、室内熱交換器27が凝縮器に、室外熱交換器20が蒸発器になって暖房運転状態となり、室内熱交換器27が室内を暖房する。
【0023】
圧縮機16を駆動するガスエンジン23には、商用電源39以外の電源としての発電機38が接続されている。つまり、発電機38は、フレキシブルカップリング(ベルト・プーリー)26等を介してガスエンジン25に連結され、このガスエンジン25を動力源として発電するものである。例えば、この発電機25は、ガスエンジン25の駆動により、三相交流電圧を発生するものである。
【0024】
電力変換装置13は、三相交流電源の商用電源39、又は発電機38を電源として、空気調和装置10の負荷である室外ファンモータ23に適した交流電圧(例えば、電圧の振幅や周波数)に変換して室外ファンモータ23に電力を供給するものである。
【0025】
図2は、コンバータ装置40を含む電力変換装置13の電気回路図である。
【0026】
電力変換装置13は、コンバータ装置40と、インバータ装置41とを備えている。
【0027】
本第1実施の形態において、コンバータ装置40は、変動する交流電圧を入力して安定した所定の直流電圧を出力するAC−DCコンバータである。
【0028】
つまり、コンバータ装置40は、発電機38にて発電された場合の三相交流電圧Vu、Vv、Vwを入力し、整流及び平滑して直流電圧Viに変換するAC−DC変換部43と、この直流電圧Viを入力電圧とし、この入力電圧Viに応じて、出力電圧Voを目標直流電圧に近づけるべく、昇圧又は降圧するDC−DC変換部44と、制御装置45とを備えている。
【0029】
尚、三相交流電圧Vu、Vv、Vwは、それぞれU相電圧、V相電圧、W相電圧に対応している。
【0030】
AC−DC変換部43は、整流器47と、平滑コンデンサ48とを有してなる。整流器47は、6つの整流ダイオードD1〜D6を有し、これら整流ダイオードD1〜D6を三相ブリッジ接続している。
【0031】
具体的に、発電機38からの交流電源ラインL1、L2、L3のそれぞれに、整流器47の各整流ダイオードD1、D3、D5のアノードが接続され、ハイレベルの直流電源ラインL、つまり直流電源ラインLの入力端P1に、整流器47の各整流ダイオードD1、D3、D5のカソードが接続される。また、発電機38からの交流電源ラインL1、L2、L3のそれぞれに、整流器47の各整流ダイオードD2、D4、D6のカソードが接続され、ローレベルの直流電源ラインL’、つまりローレベルの直流電源ラインL’の入力端P2に、整流器47の各整流ダイオードD2、D4、D6のアノードが接続される。
【0032】
平滑コンデンサ48は、ハイレベルの直流電源ラインLの入力端P1及びローレベルの直流電源ラインL’の入力端P2に接続される。
【0033】
これによって、直流電源ラインLの入力端P1(つまり、直流電源ラインL、L’の入力端P1、P2間)には、直流電圧(入力電圧)Viが印加されることとなる。
【0034】
DC−DC変換部44は、降圧スイッチング素子であるIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)52を有し、このIGBT52の動作により直流電源ラインLの入力端P1に入力された入力電圧Viを降圧する降圧回路50と、昇圧スイッチング素子であるIGBT53を有し、このIGBT53の動作により直流電源ラインLの入力端P1に入力された入力電圧Viを昇圧する昇圧回路51とを備えている。
【0035】
具体的に、直流電源ラインLに、降圧スイッチング素子であるIGBT52と、リアクトル54と、第1ダイオード55とを順に設け、IGBT52の出力端であるコレクタに第2ダイオード56の出力端であるカソードを接続し、リアクトル54の出力端に昇圧スイッチング素子であるIGBT53の出力端であるエミッタを接続し、第1ダイオード55の出力端であるカソードにコンデンサ57の出力端を接続してなる。
【0036】
本第1実施の形態において、リアクトル54は、降圧回路50及び昇圧回路51に含まれるものである。
【0037】
尚、各IGBT52、53には、電流の逆流の発生に対する保護を行う保護ダイオード58、59がそれぞれ設けられている。さらに、コンデンサ57の出力端Q1には、DC−DC変換部44への電流の逆流を防止する逆流防止ダイオード60が直流電源ラインLに設けられている。そして、図2に示すように、コンバータ装置40の直流電源ラインLの出力端を、逆流防止ダイオード60の出力端Q1’(カソード側)としている。逆流防止ダイオード60における電圧降下は、出力電圧Voに対して無視できる程度に小さいので、直流電源ラインLの出力端Q1’と、点Q1とは略同電位であるといえる。また、直流電源ラインL’の出力端Q2’と点Q2とは、同電位である。
【0038】
制御装置45は、コンバータ装置40、即ちDC−DC変換部44を制御するものである。つまり、制御装置45は、直流電源ラインLの点Q1(即ち、直流電源ラインL、L’の点Q1、Q2間)における出力電圧Voを目標直流電圧Vtに近づけるべく、直流電源ラインLの入力端P1(即ち、直流電源ラインL、L’の入力端P1、P2間)における入力電圧Viに応じて、IGBT52及び53の動作を制御する。
【0039】
制御装置45は、入力電圧Viを検出(つまり、測定)する入力電圧検出部61と、出力電圧Voを検出(つまり、測定)する出力電圧検出部62と、各IGBT52、53にゲート信号であるPWM信号A、Bのそれぞれを出力するドライブ回路63と、このドライブ回路63を動作させるための制御を行うマイクロコンピュータ64とを備えている。
【0040】
このマイクロコンピュータ64には、図示を省略したROMが接続されており、このROMに記憶されている制御プログラムに基づいて、コンバータ装置40、つまりDC−DC変換部44の出力電圧Voを目標直流電圧Vtにすべく、入力電圧Viに応じて各IGBT52、53に出力するPWM信号A、Bの出力を制御するものである。
【0041】
さらに、制御装置45は、フラグFGを0または1に設定する機能を備えている。具体的には、マイクロコンピュータ64がフラグFGを設定し、そのフラグFGの値を記憶するものである。
【0042】
そして、制御装置45は、フラグFGが1であれば、降圧の制御を行い、フラグFGが0であれば、昇圧の制御を行う。
【0043】
具体的に、降圧の制御を行う場合、制御装置45は、IGBT52のゲートにPWM信号Aを出力してIGBT52をPWM制御するとともに、IGBT53のゲートに電圧を印加せず、IGBT53をOFF状態にして昇圧動作を行わないようにIGBT53をOFF制御するものである。このIGBT52のPWM制御、即ち、PWM信号Aのパルス幅の調整(デューティ比の調整)により、降圧の制御が行われる。
【0044】
例えば、図3に示すように、降圧制御を行っている場合、入力電圧Viに応じて出力電圧Voを目標直流電圧Vtにすべく、IGBT52のゲートに入力するPWM信号Aのパルス幅(デューティ比)を調整する。つまり、入力電圧Viが低下してきたらPWM信号AにおけるON期間Xを長くするように、PWM信号Aのパルス幅(デューティ比)を調整する。これによって、出力電圧Voを一定に保つことができる。言い換えれば、入力電圧Viが変動しても、出力電圧Voを一定の電圧に安定して出力することが可能である。
【0045】
また、昇圧の制御を行う場合、制御装置45は、IGBT52のゲートに電圧を印加してIGBT52をON状態にして導通状態にするON制御を行うとともに、IGBT53のゲートにPWM信号Bを出力してIGBT53をPWM制御するものである。このIGBT53のPWM制御、即ち、PWM信号Bのパルス幅の調整(デューティ比の調整)により、昇圧の制御が行われる。
【0046】
例えば、図4に示すように、昇圧制御を行っている場合、入力電圧Viに応じて出力電圧Voを目標直流電圧Vtにすべく、IGBT53のゲートに入力するPWM信号Bのパルス幅(デューティ比)を調整する。つまり、入力電圧Viが上昇してきたらPWM信号BにおけるON期間Yを短くするように、PWM信号Bのパルス幅(デューティ比)を調整する。これによって、出力電圧Voを一定に保つことができる。言い換えれば、入力電圧Viが変動しても、出力電圧Voを一定の電圧に安定して出力することが可能である。
【0047】
つまり、制御装置45は、出力電圧Voを目標直流電圧Vtに近づけるべく、降圧の制御を行う場合は、出力電圧Voに基づいてIGBT52へのPWM信号のデューティ比を調整し、昇圧の制御を行う場合は、出力電圧Voに基づいてIGBT53へのPWM信号のデューティ比を調整している。
【0048】
ここで、例えば、発電機38の発電により生じる電圧、即ち、入力電圧Viが所定電圧以下のときには、負荷であるファンモータ23への電力供給量が著しく低下してしまうので、商用電源39から電力供給できるように、昇圧を行わないようにしてもよい。この所定電圧とは、負荷への電力供給量が著しく低下してしまうような電圧である。
【0049】
図2において、インバータ装置41は、コンバータ装置40の出力電圧Voと、商用電源39を整流して平滑した直流電圧とのうち、いずれか高いほうの直流電圧を、負荷であるファンモータ23に適した交流電圧に変換して、ファンモータ23に電力供給するものである。
【0050】
制御装置45が、例えば、入力電圧Viが所定の電圧(例えば、333[V])以上の場合は降圧、入力電圧Viが所定の電圧(例えば、333[V])未満の(又は下回る)場合は昇圧して出力電圧Voを一定にする制御を行う場合は、入力電圧Viが略所定の電圧(例えば、333[V])のときに、降圧制御及び昇圧制御を頻繁に切り替えるようなことになる。このような、動作を繰り返すと、出力電圧Voが不安定になるおそれが生じる。
【0051】
本第1実施の形態では、制御装置45が、降圧制御及び昇圧制御を頻繁に切り替えるような動作行わないように、昇圧制御から降圧制御に切り替えるときの入力電圧Viとの比較対象である所定の電圧と、降圧制御から昇圧制御に切り替えるときの入力電圧Viとの比較対象である所定の電圧とに電圧差を設けている。
【0052】
以下、コンバータ装置40における制御装置45の制御動作について、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0053】
まず、制御装置45は、入力電圧Viを検出(つまり、測定)する(ステップS1)。
【0054】
次いで、制御装置45は、入力電圧Viが、所定の第1電圧VH(例えば、343[V])を上回っているか否かを判別する(ステップS2)。
【0055】
ステップS2の判別において、入力電圧Viが、所定の第1電圧VH(例えば、343[V])を上回っていれば(ステップS2;Yes)、制御装置45は、フラグFGを1に設定し、降圧の制御を開始し(ステップS3)、ステップS1の処理に移行する。つまり、制御装置45は、フラグFGが1であれば、降圧の制御を行う。
【0056】
ステップS2の判別において、入力電圧Viが、所定の第1電圧VH(例えば、343[V])を下回っていれば(ステップS2;No)、制御装置45は、入力電圧Viが、所定の第1電圧VH(例えば、343[V])よりも低い所定の第2電圧VL(例えば、333[V])を下回っているか否かを判別する(ステップS4)。
【0057】
ステップS4の判別において、入力電圧Viが、所定の第2電圧VL(例えば、333[V])を下回っていれば(ステップS2;Yes)、制御装置45は、フラグFGを0に設定し、昇圧の制御を開始し(ステップS5)、ステップS1の処理に移行する。つまり、制御装置45は、フラグFGが0であれば、昇圧の制御を行う。
【0058】
ステップS4の判別において、入力電圧Viが、所定の第2電圧VL(例えば、333[V])を上回っていれば(ステップS4;No)、制御装置45は、フラグFGの値に対応する昇降圧の制御を継続し、ステップS1の処理に移行する。
【0059】
図6は、制御装置45による図5に示す昇降圧の制御動作の概略を示す説明図である。
【0060】
制御装置45は、フラグFGが0であれば昇圧の制御を行い、フラグFGが1であれば降圧の制御を行うものであるが、昇圧の制御を行っているときに、入力電圧Viが所定の第1電圧VHを上回ればフラグFGを1に設定して降圧の制御を行い、降圧の制御を行っているときに、入力電圧Viが所定の第2電圧VLを下回ればフラグFGを0に設定して、昇圧の制御を行うものである。
【0061】
言い換えれば、制御装置45は、直流電源ラインLの出力端Q1における出力電圧Voを目標直流電圧Vtに近づけるべく、直流電源ラインLの入力端P1における入力電圧Viが、所定の第1電圧VHを上回った場合、この所定の第1電圧VHよりも低い所定の第2電圧VLに低下するまでIGBT52を動作させ、入力電圧Viが、所定の第2電圧VLを下回った場合、所定の第1電圧VHに上昇するまでIGBT53を動作させる制御を行う。
【0062】
つまり、昇圧制御から降圧制御に切り替えるときの入力電圧Viとの比較対照である所定の第1電圧VHと、降圧制御から昇圧制御に切り替えるときの入力電圧Viとの比較対照である所定の第2電圧VLとに、電圧差ΔV(=VH−VL)を設けているので、昇圧制御及び降圧制御が頻繁に切り替わって出力電圧Voが不安定になるのを防止することができる。つまり、昇圧制御と降圧制御とを頻繁に切り替えるようなことがないので、制御装置45の制御性が向上し、また、出力電圧Voをより安定に一定の電圧に保つことができる。
【0063】
所定の第1電圧VH及び所定の第2電圧VLは、コンバータ装置40のDC−DC変換部44における電圧降下を勘案し、出力電圧Voの目標である目標直流電圧Vtの値よりも高く設定するのが好ましい。
【0064】
つまり、実際は、DC−DC変換部44にわずかに存在する抵抗成分における電圧降下があるので、この抵抗成分による電圧降下を見込んで所定の第1電圧VH及び所定の第2電圧VLを、出力電圧Voの目標である目標直流電圧Vtの値よりも高く設定している。
【0065】
さらに、電圧差ΔVは、目標直流電圧Vtよりも高い所定の第1電圧VHに達するまでに入力電圧Viを昇圧しても、出力電圧Voが目標直流電圧Vtを中心とする所定の電圧範囲内(例えば、目標直流電圧Vtの2[%]以内)に納まるように設定されるのが好ましい。これによって、昇圧制御と降圧制御とを頻繁に切り替えるようなことがないので、制御装置45の制御性が向上し、また、出力電圧Voをより安定に一定の電圧に保つことができる。
【0066】
以上、本第1実施の形態によれば、ガスエンジン25を動力源とする発電機38により発電される電圧が変動する場合であっても、降圧回路50および昇圧回路51により、安定した一定の直流電圧を出力することができる。
【0067】
また、本第1実施の形態によれば、圧縮機16を駆動するガスエンジン25を動力源とする発電機38により発電した電力を、安定して空気調和装置10の負荷(例えば、ファンモータ23)に供給することができる。つまり、外部電源である商用電源39の電力消費を少なくすることができ、且つ安定した電力を負荷に供給することができる。
【0068】
また、本第1実施の形態によれば、制御装置45が、出力電圧Voを目標直流電圧Vtに近づけるべく、入力電圧Viが、目標直流電圧Vtよりも高い所定の第1電圧VHを上回った場合、この所定の第1電圧VHよりも低い所定の第2電圧VLに低下するまでIGBT52をPWM制御し、入力電圧Viが、所定の第2電圧VLを下回った場合、所定の第1電圧VHに上昇するまでIGBT53をPWM制御し、更に出力電圧Voに基づいて、IGBT52、53へのPWM信号のデューティ比を調整するようにしたことから、入力電圧Viが変動しても、より安定した一定の直流電圧を出力することができる。
【0069】
以上、上記の第1実施の形態では、コンバータ装置40にAC−DC変換部43を含む場合について説明したが、直流電圧を発生する直流電圧発生手段(例えば太陽電池、風力発電など自然エネルギーを利用したものも当然含まれる。)を、このコンバータ装置40に接続する場合は、AC−DC変換部43は省略可能である。
【0070】
また、上記の第1実施の形態では、降圧スイッチング素子として、IGBTを用いる場合について説明したが、これに限るものではなく、別のスイッチング素子、例えば、バイポーラトランジスタ、FET、MOSFET等のいかなるスイッチング素子を用いても構わない。また、昇圧スイッチング素子として、IGBTを用いる場合について説明したが、これに限るものではなく、別のスイッチング素子、例えば、バイポーラトランジスタ、FET、MOSFET等のいかなるスイッチング素子を用いても構わない。
【0071】
また、上記の第1実施の形態では、負荷としてファンモータ23である場合を説明したが、これに限るものではなく、いかなる負荷であっても構わない。
【0072】
また、コンバータ装置40に逆流防止ダイオード60が含まれている場合について説明したが、これに限るものではなく、コンバータ装置40に逆流防止ダイオード60が含まれない場合であってもよい。この場合、直流電源ラインLの出力端は、点Q1となる。
【0073】
次に、第2実施の形態としてのコンバータ装置の電気回路図を図7に示す。
【0074】
この図7において、80は、コンバータ装置であり、図2と同様の部分については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0075】
コンバータ装置80は、変動する交流電圧を入力して安定した所定の直流電圧を出力するAC−DCコンバータである。
【0076】
つまり、コンバータ装置80は、発電機38にて発電された場合の三相交流電圧Vu、Vv、Vwを入力し、整流及び所定の出力電圧に調整するサイリスタ整流部81、昇圧回路51、及び制御装置82を備え、このサイリスタ整流器81の出力端81A、81Bに接続される直流電源ラインL、L’に、サイリスタ整流部81の出力電圧を平滑する平滑コンデンサ48と、昇圧スイッチング素子であるIGBT53を有してこのIGBT53の動作により直流電源ラインLに入力された直流電圧を昇圧する昇圧回路51とを設けている。
【0077】
サイリスタ整流部81は、6つのサイリスタA1〜A6を有し、これらサイリスタA1〜A6を三相ブリッジ接続している。
【0078】
具体的に、発電機38からの交流電源ラインL1、L2、L3のそれぞれに、サイリスタ整流器81の各サイリスタA1、A3、A5のアノードが接続され、ハイレベルの直流電源ラインLに、サイリスタ整流器81の各サイリスタA1、A3、A5のカソードが接続される。また、発電機38からの交流電源ラインL1、L2、L3のそれぞれに、サイリスタ整流器81の各サイリスタA2、A4、A6のカソードが接続され、ローレベルの直流電源ラインL’に、サイリスタ整流器81の各サイリスタA2、A4、A6のアノードが接続される。
【0079】
制御装置82は、コンバータ装置80を制御するものである。つまり、制御装置82は、交流電源ラインL1〜L3間における線間電圧Vi’(例えば、交流電源ラインL2、L3間の線間電圧Vi’)を入力電圧Vi’とし、直流電源ラインLにおける点Q1の出力電圧Voを目標直流電圧Vtに近づけるべく、入力電圧Vi’に応じて、サイリスタ整流器81(即ち、サイリスタA1〜A6)の点弧のタイミング及びIGBT53の動作を制御する。
【0080】
この入力電圧Vi’は、交流電圧のピーク値である。
【0081】
制御装置82は、入力電圧Vi’を検出(つまり、測定)する入力電圧検出部83と、出力電圧Voを検出(つまり、測定)する出力電圧検出部62と、サイリスタ整流部81のサイリスタA1〜A6におけるゲートへのトリガパルスTの出力、及びIGBT53のゲートへのゲート信号であるPWM信号Bの出力を行うドライブ回路84と、このドライブ回路84を動作させるための制御を行うマイクロコンピュータ85とを備えている。
【0082】
このマイクロコンピュータ85には、図示を省略したROMが接続されており、このROMに記憶されている制御プログラムに基づいて、コンバータ装置80の出力電圧Voを目標直流電圧Vtにすべく、入力電圧Vi’に応じて、サイリスタ整流部81のサイリスタA1〜A6のゲートに出力するトリガパルスT、及びIGBT53に出力するPWM信号Bの出力を制御するものである。
【0083】
さらに、制御装置82は、フラグFGを0または1に設定する機能を備えている。具体的には、マイクロコンピュータ85がフラグFGを設定し、そのフラグFGの値を記憶するものである。
【0084】
そして、制御装置82は、フラグFGが1であれば、降圧の制御を行い、フラグFGが0であれば、昇圧の制御を行う。
【0085】
図8に、サイリスタ整流器81のサイリスタA1〜A6にトリガパルスTを入力したときのターンオン期間(図8中(a)〜(f))と、サイリスタ整流器81に入力される相電圧Vu、Vv、Vw(図8中(g))とを示す。
【0086】
まず、サイリスタ整流器81において、最大の直流電圧を出力する場合について説明する。
【0087】
制御装置82は、まず、図8(a)及び(d)を参照し、U相電圧Vuに対してサイリスタ整流器81の出力端81Aにおける出力電圧を最大にすべく、U相電圧Vuのピーク値よりも早い位相でサイリスタA1及びA4にトリガパルスTuを出力する。これによって、サイリスタA1及びA4は、ターンオン期間Ru中ターンオンしていることになる。次いで、図8(a)及び(f)を参照し、W相電圧Vwに対してサイリスタ整流器81の出力端81Aにおける出力電圧を最大にすべく、W相電圧Vwのピーク値よりも早い位相でサイリスタA1及びA6にトリガパルスTwを出力する。これによって、サイリスタA1及びA6は、ターンオン期間Rw中ターンオンしていることとなる。次いで、図8(c)及び(f)を参照し、V相電圧Vvに対してサイリスタ整流器81の出力端81Aにおける出力電圧を最大にすべく、V相電圧Vvのピーク値よりも早い位相でサイリスタA4及びA6にトリガパルスTvを出力する。これによって、サイリスタA3及びA6は、ターンオン期間Rw中ターンオンしていることになる。以下、図8中(a)〜(f)のごとく、トリガパルスTu、Tv、Twが出力され、各サイリスタA1〜A6が点弧されて、サイリスタ整流器81は、ダイオードを三相ブリッジ接続した場合の出力電圧と同様の直流電圧を出力する。
【0088】
尚、図8中、(a)〜(f)におけるターンオン期間Ru、Rv、Rwの斜線部分は、各相電圧Vu、Vv、Vwは、0にはなっていないが、各相電流が0になる可能性のある領域で、各相電流が0になる場合、対応するサイリスタは、自動的に消弧され、ターンオフ状態となる。
【0089】
次に、サイリスタ整流器81において、降圧する場合について説明する。
【0090】
図9は、制御装置82が各サイリスタA1〜A6に出力するトリガパルスT(Tu、Tv、Tw)のタイミングを示しており、トリガパルスTの出力するタイミングを遅らせれば(具体的には、トリガパルスTの出力する位相を遅らせれば)、サイリスタA1〜A6のターンオン期間R(Ru、Rv、Rw)が短くなり、サイリスタ整流器81の出力端81Aにおける出力電圧である直流電圧は降圧される。図9(a)におけるトリガパルスTmは、サイリスタ整流器81の出力電圧が最大となる場合のトリガパルスTである。
【0091】
つまり、降圧を行う場合、制御装置82は、入力電圧Vi’に応じて出力電圧Voを目標直流電圧Vtにすべく、サイリスタ整流器81に最大出力電圧となるトリガパルスTmのタイミングよりも位相を遅らせたタイミングでトリガパルスTの出力を調整するとともに、IGBT53のゲートに電圧を印加せず、IGBT53をOFF状態にして昇圧動作を行わないようにIGBT53をOFF制御する。
【0092】
昇圧を行う場合、制御装置82は、入力電圧Vi’に応じて出力電圧Voを目標直流電圧Vtにすべく、サイリスタ整流器81に最大出力電圧となるトリガパルスTmのタイミングでトリガパルスTを出力するとともに、IGBT53のゲートにPWM信号Bを出力してIGBT53をPWM制御する。このとき、サイリスタ整流器81を常時ON制御するようにしてもよい。
【0093】
制御装置82は、直流電源ラインLの出力端Q1における出力電圧Voを目標直流電圧Vtに近づけるべく、サイリスタ整流器81に入力される交流電圧Vi’のピーク値が、目標直流電圧Vtよりも高い所定の第3電圧VH’を上回った場合、この所定の第3電圧VH’よりも低い所定の第4電圧VL’に低下するまでサイリスタ整流器82の出力電圧の降圧を調整するとともに昇圧スイッチング素子であるIGBT53をOFF制御し、交流電圧Vi’のピーク値が、所定の第4電圧VL’を下回った場合、所定の第3電圧VH’に上昇するまで、サイリスタ整流器81に最大出力電圧となるトリガパルスTmのタイミングでトリガパルスTを出力するとともに、IGBT53のゲートにPWM信号Bを出力してIGBT53をPWM制御する。
【0094】
この第2実施の形態において、制御装置82は、第1実施の形態における制御装置45の制御動作(図5)を、入力電圧Viを入力電圧Vi’とし、所定の第1電圧VHを所定の第3電圧VH’とし、所定の第2電圧VHを所定の第4電圧VH’とした場合と同様の制御動作を行うものである。
【0095】
以上、第2実施の形態においても、第1実施の形態と同様の効果を奏するものである。
【0096】
また、第3実施の形態として、図10に示すように、コンバータ装置40(80)を系統連系システム100に適用することが可能である。
【0097】
図10において、系統連系システム100は、コンバータ装置40(80)と、コンバータ装置40(80)の出力である直流電圧を交流電圧に変換し、商用電力系統103に連系して負荷102又は商用電力系統103に電力を供給する系統連系インバータ装置101とを備えている。また、系統連系インバータ装置101と、商用電力系統103との間の電力線には、切換器104が設けられており、この切換器104によって負荷102又は商用電力系統103への電力供給が行われる。このコンバータ装置40(80)の入力側には、電圧変動のある発電機38が設けられており、このコンバータ装置40(80)によって安定した直流電圧が系統連系インバータ101に供給されるものである。
【0098】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0099】
【発明の効果】
本発明によれば、コンバータ装置の入力電圧が変動してもコンバータ装置の出力電圧の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和装置の第1実施の形態における冷媒回路等を示す回路図である。
【図2】第1実施の形態におけるコンバータ装置を含む電力変換装置を示す電気回路図である。
【図3】コンバータ装置の降圧制御を行った場合の説明図である。
【図4】コンバータ装置の昇圧動作を行った場合の説明図である。
【図5】コンバータ装置の制御装置の制御動作を示すフローチャートである。
【図6】コンバータ装置の制御装置の制御動作を示す説明図である。
【図7】第2実施の形態におけるコンバータ装置を含む電力変換装置を示す電気回路図である。
【図8】サイリスタ整流部の動作を示す説明図であり、(a)〜(f)は、サイリスタ整流部のサイリスタのターンオン期間及び入力されるトリガパルスを示す図であり、(g)は、各相の入力電圧を示す図である。
【図9】降圧制御する場合のトリガパルスのタイミングを示す図であり、(a)は、出力電圧を最大にする場合であり、(b)は、降圧する場合であり、(c)は、さらに降圧する場合である。
【図10】第3実施の形態における系統連系システムを示すブロック図である。
【符号の説明】
10 空気調和装置
13 電力変換装置
16 圧縮機
25 ガスエンジン(エンジン)
38 発電機
39 商用電源
40、80 コンバータ装置
45、82 制御装置
50 降圧回路
51 昇圧回路
52 IGBT(降圧スイッチング素子)
53 IGBT(昇圧スイッチング素子)
54 リアクトル
55 第1ダイオード
56 第2ダイオード
57 コンデンサ
81 サイリスタ整流器
L、L’ 直流電源ライン

Claims (8)

  1. 降圧スイッチング素子を有し、この降圧スイッチング素子の動作により直流電源ラインの入力端に入力された入力電圧を降圧する降圧回路と、
    昇圧スイッチング素子を有し、この昇圧スイッチング素子の動作により直流電源ラインの入力端に入力された入力電圧を昇圧する昇圧回路と、
    前記直流電源ラインの出力端における出力電圧を目標直流電圧に近づけるべく、前記直流電源ラインの入力端における入力電圧に応じて、前記降圧スイッチング素子及び前記昇圧スイッチング素子の動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするコンバータ装置。
  2. 請求項1に記載のコンバータ装置において、
    前記制御手段は、前記直流電源ラインの出力端における出力電圧を目標直流電圧に近づけるべく、前記直流電源ラインの入力端における入力電圧が、前記目標直流電圧よりも高い所定の第1電圧を上回った場合、この所定の第1電圧よりも低い所定の第2電圧に低下するまで前記降圧スイッチング素子をPWM制御し、前記入力電圧が、前記所定の第2電圧を下回った場合、前記所定の第1電圧に上昇するまで前記昇圧スイッチング素子をPWM制御することを特徴とするコンバータ装置。
  3. 直流電源ラインに、降圧スイッチング素子とリアクトルと第1ダイオードとを順に設け、前記降圧スイッチング素子の出力端に第2ダイオードの出力端を接続し、前記リアクトルの出力端に昇圧スイッチング素子の出力端を接続し、前記第1ダイオードの出力端にコンデンサの出力端を接続してなり、
    前記直流電源ラインの出力端における出力電圧を目標直流電圧に近づけるべく、前記直流電源ラインの入力端における入力電圧が、前記目標直流電圧よりも高い所定の第1電圧を上回った場合、この所定の第1電圧よりも低い所定の第2電圧に低下するまで前記降圧スイッチング素子をPWM制御するとともに前記昇圧スイッチング素子をOFF制御し、前記入力電圧が、前記所定の第2電圧を下回った場合、前記所定の第1電圧に上昇するまで前記降圧スイッチング素子をON制御するとともに前記昇圧スイッチング素子をPWM制御する制御手段を備えたことを特徴とするコンバータ装置。
  4. ブリッジ接続したサイリスタ整流器を備え、このサイリスタ整流器の出力端に接続される直流電源ラインに、昇圧スイッチング素子を有してこの昇圧スイッチング素子の動作により前記直流電源ラインに入力された直流電圧を昇圧する昇圧回路を設け、
    前記直流電源ラインにおける出力端の出力電圧を目標直流電圧に近づけるべく、前記サイリスタ整流器に入力される交流電圧に応じて、前記サイリスタ整流器への点弧タイミング及び前記昇圧スイッチング素子の動作を制御する制御手段を備えたことを特徴とするコンバータ装置。
  5. 請求項4に記載のコンバータ装置において、
    前記制御手段は、前記直流電源ラインの出力端における出力電圧を目標直流電圧に近づけるべく、前記サイリスタ整流器に入力される交流電圧のピーク値が、前記目標直流電圧よりも高い所定の第3電圧を上回った場合、この所定の第3電圧よりも低い所定の第4電圧に低下するまで前記サイリスタ整流器の出力電圧を調整し、前記ピーク値が、前記所定の第4電圧を下回った場合、前記所定の第3電圧に上昇するまで前記昇圧スイッチング素子をPWM制御することを特徴とするコンバータ装置。
  6. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコンバータ装置と、エンジンで駆動する圧縮機とを備え、
    前記コンバータ装置の入力端に、前記エンジンを動力源とする発電機を整流器を介して接続したことを特徴とする空気調和装置。
  7. 請求項4又は5に記載のコンバータ装置と、エンジンで駆動する圧縮機とを備え、
    前記コンバータ装置の入力端に、前記エンジンを動力源とする発電機を接続したことを特徴とする空気調和装置。
  8. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のコンバータ装置と、前記コンバータ装置の出力である直流電圧を交流電圧に変換し、商用電力系統に連系して負荷及又は前記商用電力系統に電力を供給する系統連系インバータ装置とを備えたことを特徴とする系統連系システム。
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