JP2004146936A - カラーディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像表示部1と同一工程で製造された同一構造、及び回路20と同一構成の駆動回路19を有する測定用表示部3は、通常動作期間においては、画像表示部1の表示画面の平均的な明るさを有する画面を表示する。補正期間において、CPU21は第2レベルの制御信号VCT1及びアドレス信号VAを出力し、切換回路18は回路16が保有する測定用固定1画面を与えるテストパターン信号V16(R,G,B)を通し、その結果、テストパターンが測定用表示部3に表示される。CPU21は、光センサ5によって測定されたテストパターンの明るさ信号V5(R,G,B)を取得し、表示部3における入出力特性のデータを算出した上で変換テーブルデータVCT2を生成・出力する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自発光素子を用いたカラーディスプレイ装置(例えば、プラズマディスプレイ装置、CRTディスプレイ装置、無機又は有機ELディスプレイ装置)に関するものであり、特に良好な画像を得るための輝度及びホワイトバランスの補正技術に属する。
【0002】
【従来の技術】
カラーディスプレイ装置においては、ディスプレイパネル内のR(赤色)、G(緑色)、B(青色)各画素要素が有する発光特性のばらつきにより、ホワイトバランスがばらつくため、工場出荷時においてホワイトバランス調整が行われている。
【0003】
しかしながら、ホワイトバランス調整の終了後に、経時変化によりディスプレイパネルの発光部自体(CRTパネルあるいはプラズマディスプレイパネルでは蛍光体自体、ELディスプレイパネルではEL素子自体)が劣化すると、ホワイトバランスのずれ及び輝度の低下が生じると言う問題点がある。
【0004】
従来のプラズマディスプレイ装置においては、本問題点を解決する方法として、プラズマディスプレイパネル内に光センサを設け、予備放電電極の発光を上記光センサで測定することによりホワイトバランスを補正する方法が、提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、本方法においては、予備放電電極の発光を利用しており、光センサ出力から得られる情報が表示画面の劣化状況を反映していない場合があり、そのため補正が十分でないと言う問題点が生じ得る。
【0005】
又、従来のプロジェクションテレビにおける表示装置は、オーバースキャン部分を測定している(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、本方法においては、オーバースキャン部分の表示から得られる情報が表示画面の劣化状況を反映していない場合があり、そのため補正が十分でないと言う同様な問題点が生じ得る。
【0006】
このため、両特許文献1,2に提案された従来技術は何れも本問題点の有効な解決策とは成り得ないのである。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−9415号公報(第2−4頁、第2図)
【特許文献2】
特開平9−37281号公報(第2−3頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記の通り、自発光素子を用いた従来のカラーディスプレイ装置においては、経時変化によりディスプレイパネル内の蛍光体自体が劣化すると、ホワイトバランスのずれ及び輝度の低下が生じると言う問題点が、存在している。しかも、既述の従来技術は、表示装置の輝度低下を測定するに際して、表示画面の経時劣化の状況を正しく測定出来ていないと言う問題点を有している。
【0009】
この発明は、斯かる懸案事項を解消するためになされたものであり、その主たる目的は、経時変化による表示画面の劣化を考慮に入れた上で、ホワイトバランスの良好な画像を得ることが出来る補正技術を提供することにある。更に、本発明の副次的目的は、経時変化による表示画面の劣化を考慮に入れた上で、輝度及びホワイトバランスの良好な画像を得ることが出来る補正技術を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るカラーディスプレイ装置は、3原色に関する入力3原色信号を受信する入力端子と、前記入力端子に接続された入力端、制御端子及び出力端とを有し、前記入力3原色信号に対してガンマ補正を行い、補正後の被補正3原色信号を前記出力端より出力するガンマ補正回路と、前記ガンマ補正回路の前記出力端に接続された入力端及び出力端とを有し、前記ガンマ補正回路の前記被補正3原色信号に基づき前記3原色に関する第1駆動信号を生成し、前記第1駆動信号を前記出力端より出力する画像表示部駆動回路と、前記画像表示部駆動回路の前記出力端に接続された入力端を有し、前記第1駆動信号に基づき、前記入力3原色信号によって与えられる第1画像を表示する画像表示部と、入力端、前記画像表示部の第1発光特性と同一の第2発光特性及び前記画像表示部の第1経時変化特性と同一の第2経時変化特性を有し、通常動作期間においては第2画像を表示する一方、補正期間においては第3画像を表示する測定用表示部と、前記ガンマ補正回路の前記出力端に接続された入力端及び出力端を有し、前記ガンマ補正回路の前記被補正3原色信号のそれぞれに対して1画面当りに関する平均化処理を行って、前記入力3原色信号それぞれの平均の明るさを与える被平均化3原色信号を生成し、前記被平均化3原色信号を前記出力端より出力する平均の明るさ算出回路と、出力端を有し、少なくとも1種類の測定用1画面を与える3原色テストパターン信号を保有すると共に、前記3原色テストパターン信号を前記出力端より出力するテストパターン発生回路と、前記平均の明るさ算出回路の前記出力端に接続された第1入力端と、前記テストパターン発生回路の前記出力端に接続された第2入力端と、第1制御信号を受信する制御端と、出力端とを有し、前記第1制御信号のレベルに応じて前記第1入力端と前記出力端との第1接続及び前記第2入力端と前記出力端との第2接続とを切り換える切換回路と、前記切換回路の前記出力端に接続された入力端と、前記測定用表示部の前記入力端に接続された出力端とを有し、前記切換回路の出力信号に基づき前記3原色に関する第2駆動信号を生成し、前記第2駆動信号を前記出力端より出力する測定用表示部駆動回路と、前記切換回路の前記制御端に接続された出力端を有し、前記通常動作期間においては前記切換回路に対して前記第1接続を指令する第1レベルを有する一方、前記補正期間においては前記切換回路に対して前記第2接続を指令する第2レベルを有する前記第1制御信号を生成し、前記第1制御信号を前記出力端より出力する切換回路制御部と、前記測定用表示部の表示面に対向配置されており、前記補正期間において前記測定用表示部が表示する、測定用基本パターンである前記第3画像の前記3原色の明るさを検出して、被検出3原色明るさ信号をその出力端より出力する光センサと、前記光センサの前記出力端に接続された入力端及び前記ガンマ補正回路の前記制御端に接続された出力端を有し、前記測定用表示部駆動回路において前記3原色テストパターン信号より生成される前記第2駆動信号のレベルデータを保有しており、前記レベルデータ及び前記被検出3原色明るさ信号に基づいて、少なくとも前記第1画像のホワイトバランスを補正するために必要な前記第1駆動信号の補正量に相当する変換テーブルデータを生成し、前記変換テーブルデータを第2制御信号として前記出力端より出力するガンマ補正制御部とを備え、前記ガンマ補正回路は、前記第2制御信号の受信以後、前記第2制御信号が与える前記変換テーブルデータに基づき前記ガンマ補正を行うことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
本実施の形態においては、便宜上、自発光素子を有するカラーディスプレイ装置の一例として、プラズマディスプレイ装置が採用されている。以下、図面に基づき、本実施の形態を詳述する。
【0012】
図1は、本実施の形態に係るプラズマディスプレイ装置のプラズマディスプレイパネル(以下、PDPと称す:ディスプレイパネルに該当)を前面ないしは表示面側から眺めた際の平面図である。図1に示す様に、PDPのパネル中央部には画像表示部1が配設されており、同部1の周辺領域は、画像を表示しない表示パネル周辺部2を成す。但し、図1の紙面上方から見て表示パネル周辺部2内の右側領域には、測定用表示部3が配設されている。そして、画像表示部1と測定用表示部3とは、共に同一工程で製造されており、しかも、同一構造を有する。加えて、両表示部1,3の駆動回路(後述する図3の回路19,20)もまた、同一の回路構成を備えている。そのため、画像表示部1の発光特性は測定用表示部3のそれと同一であり、且つ、画像表示部1の経時変化特性もまた測定用表示部3のそれと同一である。尚、ここで「同一」と言うときには、「略同一」と言う概念もそこに含まれるのであり、その意味では、「同一」と言う用語は、ある程度の許容幅(広がり)を持った概念である。
【0013】
図2は、図1に示すPDPを有するプラズマディスプレイ装置において、当該PDPをその上部から(図1に示す矢印方向A1から)眺めた際の透視平面図である。図2においては、図1に示す構成要素に相当する部分には、同一の符号が付されている。図2に示されている様に、PDPの本体を成す表示パネル4の表示面4S側には、画像表示部1と測定用表示部3とが形成されており、測定用表示部3の前面ないしは表示面3S上に、光センサ5が対向配置されている。しかも、光センサ5の周囲を完全に取り囲む様に、遮光カバー6が表示面3Sの周囲上に配置されている。この構造により、測定用表示部3から発せられる光は遮光カバー6によって遮光され、外部に漏れることはない。
【0014】
図3は、本実施の形態1に係るプラズマディスプレイ装置の回路構成を模式的に示すブロック図である。図3においても、図1及び図2に示す構成要素に相当する部分には、同一の符号が付されている。
【0015】
図3に示されている様に、R信号入力端子10はR(赤色)信号VRを受信し、G信号入力端子11はG(緑色)信号VGを受信し、B信号入力端子12はB(青色)信号VBを受信する。ここでは、上記入力信号VR、VG及びVBを、R(赤色)、G(緑色)及びB(青色)から成る3原色の「入力3原色信号」と総称すると共に、3つの入力端子10,11,12もまた「入力端子」と総称する。
【0016】
又、Rガンマ補正回路13は、R信号入力端子10に接続された入力端、CPU21の出力端21OTに接続されており第2制御信号VCT2を受信するための制御端子、及び出力端とを有し、R信号VRに対して既知のガンマ補正を行い、補正後のR信号(被補正R信号)V13Rをその出力端より出力する。同じく、Gガンマ補正回路14は、G信号入力端子11に接続された入力端、CPU21の出力端21OTに接続されており第2制御信号VCT2を受信するための制御端子、及び出力端とを有し、G信号VGに対して既知のガンマ補正を行い、補正後のG信号(被補正G信号)V14Gをその出力端より出力する。同様に、Bガンマ補正回路15は、B信号入力端子12に接続された入力端、CPU21の出力端21OTに接続されており第2制御信号VCT2を受信するための制御端子、及び出力端とを有し、B信号VBに対して既知のガンマ補正を行い、補正後のB信号(被補正B信号)V15Bをその出力端より出力する。ここでは、3原色の上記補正回路13、14及び15を「ガンマ補正回路」と総称すると共に、3原色の上記被補正信号V13R,V14G,V15Bを「被補正3原色信号」と総称する。
【0017】
又、画像表示部駆動回路20は、ガンマ補正回路(13,14,15)の出力端に接続された入力端及び出力端とを有し、被補正3原色信号(V13R,V14G,V15B)に基づき3原色に関する第1駆動信号V20R,V20G,V20Bを生成し、第1駆動信号V20R,V20G,V20Bをその出力端より出力する。そして、画像表示部1は、画像表示部駆動回路20の出力端に接続された入力端を有しており、第1駆動信号V20R,V20G,V20Bに基づき、入力3原色信号VR,VG,VBによって与えられる本来表示すべき画像である第1画像を表示する。
【0018】
これに対して、本装置の核心部であるホワイトバランス補正回路系は、次の各要素16−19,3,5及び21より構成される。以下に、ホワイトバランス補正回路系の各構成要素について記載する。
【0019】
先ず、テストパターン発生回路16は、例えばROMより成る固有画面データ格納部であり、出力端、及びCPU21より発せられるアドレス信号VAを受信する受信端を有する。そして、同回路16は、少なくとも1種類の測定用1画面(固定画面)を与える3原色テストパターン信号V16R、V16G、及びV16Bを保有しており、アドレス信号VAの読出しタイミングに応じて3原色テストパターン信号V16R、V16G、及びV16Bをその出力端より出力する。尚、本実施の形態では、説明の便宜上、同回路16は、3種類の測定用1画面(固定画面)をそれぞれ与える3種類の3原色テストパターン信号V16R、V16G、及びV16B(各種の3原色テストパターン信号をそれぞれグレー信号K1,K2,K3と称す)を保有している。
【0020】
又、平均の明るさ生成回路17は、ガンマ補正回路(13,14,15)の出力端に接続された入力端及び出力端を有しており、被補正3原色信号(V13R,V14G,V15B)のそれぞれに対して1画面当りに関する平均化処理を行って、入力3原色信号(VR,VG,VB)それぞれの平均の明るさを与える被平均化3原色信号V17R、V17G、及びV17Bを生成し、被平均化3原色信号V17R、V17G、及びV17Bをその出力端より出力する。
【0021】
又、切換回路18は、平均の明るさ生成回路17の出力端に接続された第1入力端18IT1と、テストパターン発生回路16の出力端に接続された第2入力端18IT2と、CPU21内の切換制御部から発する第1制御信号VCT1を受信するための制御端と、出力端18OTとを有しており、第1制御信号VCT1のレベルに応じて、第1入力端18IT1と出力端18OTとの第1接続と、第2入力端18IT2と出力端18OTとの第2接続とを、切り換える。
【0022】
又、測定用表示部駆動回路19は、切換回路18の出力端に接続された入力端と、測定用表示部3の入力端に接続された出力端とを有しており、切換回路から発せられる3原色に関する出力信号V18R、V18G、及びV18Bに基づき、3原色に関する第2駆動信号V19R、V19G、及びV19Bを生成し、第2駆動信号V19R、V19G、及びV19Bをその出力端より出力する。
【0023】
ここで、CPU21内の一機能回路部である切換回路制御部は、(i)ホワイトバランス補正を一切行わない通常動作期間においては、上記第1接続を指令する第1レベル(例えばLレベル)を有する第1制御信号VCT1を、その出力端より切換回路18に対して出力する一方、(ii)通常動作期間後の、換言すれば、ある通常動作期間と次の通常動作期間との間の、ホワイトバランス補正を行う補正期間においては、上記第2接続を指令する第2レベル(例えばHレベル)を有する第1制御信号VCT1を、その出力端より切換回路18に対して出力する。その結果、測定用表示部3は、(i)通常動作期間においては、第1画像の明るさを1画面に渡って平均化した明るさを有する第2画像を第1画像の表示と同時に表示し続ける一方、(ii)通常動作期間と比較して極めて短期間の補正期間においては、各グレー信号K1,K2,K3によって与えられる測定用1画面(固定画面)である3種の第3画像を順次に表示する。従って、両表示部1,3の第1及び第2発光特性は互いに同一であり、且つ、両表示部1,3の第1及び第2経時変化特性も互いに同一である上に、第2画像は第1画像の平均的明るさを有する画像とされているので、通常動作期間中における実際の両表示部1,3の表示特性の経時劣化は互いにほぼ等しいとみなすことが可能である。加えて、補正期間においては、成る程に、測定用表示部3は、第1画像とは何の関係も無い固定画像としての第3画像を表示しているけれども、当該補正期間は固定画面の第3画像の明るさを光センサ5で以って検出するのに要する時間に相当しており、その検出時間は通常動作期間と比較して相対的に極めて短い時間であると、みなし得るので、補正期間の介在によっては、両表示部1,3の表示特性経時劣化レベル間に差異は何等生じないものと、評価可能である。この点に関する発想(着眼点)が、本実施の形態の技術的思想を支えるバックボーンである。
【0024】
尚、CPU21内の切換回路制御部は、ユーザーによる外部からの補正指令に応じて第2レベルの第1制御信号VCT1を発する様にしても良いし、あるいは、CPU21内部にタイマを有しておき、当該タイマの時間が予め定められた補正時になった際に切換回路制御部が第2レベルの第1制御信号VCT1を発することとしても良い。
【0025】
又、光センサ5は、図2の記載において既述した様に測定用表示部3の表示面3Sに対向配置されており、少なくとも、補正期間において測定用表示部3が表示する第3画像(測定用基本パターン)の3原色の明るさを検出して、被検出3原色明るさ信号V5R,V5G,V5Bをその出力端より出力する。但し、本実施の形態においては、光センサ5は、第3画像の明るさ検出のみならず、通常動作モードでの第2画像の明るさ検出をも行うものとしており、CPU21は、光センサ5の出力信号V5R,V5G,V5Bが第3画像の明るさ検出信号を与えるときにのみ(換言すれば、第2レベルの第1制御信号VCT1を生成・出力している補正期間のみ)、出力信号V5R,V5G,V5Bを受信・入力するものとしている。あるいは、この構成に代えて、図3に破線で示す様に、CPU21は、第2レベルの第1制御信号VCT1を、光センサ5のオン・オフ制御信号として更に光センサ5に出力することによって、光センサ5は補正期間においてのみ検出動作を行うこととしても良い。
【0026】
CPU21は、当該ホワイトバランス補正回路系の中核要素であり、既述の切換回路制御部としての動作を担うのみならず、次のガンマ補正制御部に代表される様な様々な機能を呈する。特に、CPU21内のガンマ補正制御部について述べると、次の通りである。
【0027】
即ち、ガンマ補正制御部は、光センサ5の出力端に接続された入力端及びガンマ補正回路(13,14,15)の制御端に接続された出力端を有し、測定用表示部駆動回路19において3原色テストパターン信号V16R,V16G,V16Bより生成される第2駆動信号V19R,V19G,V19Bのレベルデータを保有している。その上で、同部は、上記レベルデータ及び補正期間において受信する被検出3原色明るさ信号V5R,V5G,V5Bに基づいて、第1画像のホワイトバランスを補正するために必要な第1駆動信号V20R,V20G,V20Bの補正量に相当する変換テーブルデータを生成し、当該変換テーブルデータを第2制御信号VCT2としてその出力端より出力する。その結果、各ガンマ補正回路13,14,15は、第2制御信号VCT2の受信以後、第2制御信号VCT2が与える変換テーブルデータに基づき、ガンマ補正を行う。
【0028】
次に、図3の装置の動作を、CPU21における動作・機能を示すフローチャートである図5を適宜参照しつつ、且つ、その他の図面をも参照しつつ、詳述する。
【0029】
先ず、R信号入力端子10、G信号入力端子11、及びB信号入力端子12は、それぞれR信号VR,G信号VG,及びB信号VBを受信し、受信した入力色信号を対応する色のガンマ補正回路13−15に出力する。その結果、R信号VR,G信号VG,及びB信号VBは、それぞれ対応する色のガンマ補正回路13,14,及び15に入力される。そして、各ガンマ補正回路13,14,15は、各回路13−15内に予め設定されているガンマ補正用の入力―出力変換テーブルデータに基づき、所望の輝度及びホワイトバランスを有する良好な第1画像表示が画像表示部1において得られる様に、入力3原色信号(VR,VG,VB)の内で対応する色信号に対して既知のガンマ補正を施す。その上で、各ガンマ補正回路13,14,及び15は、補正後の被補正R信号V13R,被補正G信号V14G,及び被補正B信号V15Bを、画像表示部駆動回路20及び平均の明るさ生成回路(実質的には第2画像信号を生成する部分)17に出力する。
【0030】
その結果、一方の画像表示部駆動回路20は、受信した被補正3原色信号V13R,V14G,及びV15Bを、第1画像の表示に適したデータ形式の第1駆動信号V20R,V20G,及びV20Bに変換した上で、生成後の3原色それぞれの第1駆動信号V20R,V20G,及びV20BをPDP内の画像表示部1の電極(図示せず)に印加し、画像表示部1は第1画像を表示する。
【0031】
他方の平均の明るさ生成回路17は、受信した被補正3原色信号V13R,V14G,及びV15Bそれぞれの平均の明るさを算出する処理を行う。即ち、平均の明るさ生成回路17は、1画面分の各被補正3原色信号V13R,V14G,及びV15Bのレベルに対して平均化処理を実行して、各色毎に、平均的な明るさのレベルを与える1画面平均信号を生成する。更に、同回路17は、各色の1画面平均信号をローパスフィルタ(図示せず)に通すことによって、各1画面平均信号を一定時間平均化する。その結果得られる信号が、第1画像に対して平均的な明るさ(光量)を呈する第2画像を形成する出力信号V17R,V17G,V17Bである。尚、各色に関する上記1画面平均信号を以って出力信号V17R,V17G,V17Bとしても良い(つまり、ローパスフィルタ処理を行わない)。
【0032】
その様な平均の明るさ生成回路17によって算出されるG色に関する出力信号V17Gを、図4のグラフに示す。図4中、横軸は時間を、縦軸は平均化処理された出力信号V17Gの大きさ(レベル)を示す。そして、図4中の破線で示される曲線26がG(緑)に関する1画面平均信号であり、実線で示される曲線25が、Gの1画面平均信号25を更に一定時間だけ平均化処理して得られる出力信号V17Gである。
【0033】
そして、本回路17は、上述の明るさ平均化処理を行った後に、3原色それぞれに関する出力信号V17R,V17G(図4の曲線25相当),V17Bを、切換回路18の第1入力端18IT1に送信する。
【0034】
(A)以下においては、先ず、通常動作期間(通常動作モード)における動作を記載する。
【0035】
CPU21は、補正期間の開始指令を検出しない限りは、図3の本装置は通常動作モードにあるものと判断して、第1レベルの第1制御信号VCT1を切換回路18の制御端に出力し続ける(図5のステップS1)。その結果、通常動作モードにおいては、切換回路18は第1接続を実現し続け、従って、平均の明るさ生成回路17の出力信号V17R,V17G,V17Bを通す。その結果、切換回路18を通過した各色の出力信号V17R,V17G,V17Bは測定用表示部駆動回路19に入力され、同回路19は、入力した各色の出力信号V17R,V17G,V17Bを、第2画像の表示に適したデータ形式の第2駆動信号V19R,V19G,V19Bを生成して測定用表示部3の電極(図示せず)に印加し、これにより、測定用表示部3は、画像表示部1の第1画像の明るさと対比して、その平均的な明るさを呈する第2画像を表示する。
【0036】
この様に、通常動作期間においては、測定用表示部3は常に画像表示部1の表示画像に対して平均的な明るさを有する第2画像の表示を行うので、偏りのない平均的な画像表示部1における経時変化を測定用表示部3で実現可能としている。即ち、通常動作期間中における、画像表示部1の経時変化と測定用表示部3の経時変化とはほぼ同一であると、みなし得る。
【0037】
(B)次に、通常動作期間に引き続く補正期間における動作について記載する。
【0038】
本ディスプレイ装置の工場出荷時点から、ある時間経過した時点においては、測定用表示部3の入力信号(第2駆動信号)に対する各色毎の明るさの表示特性は、相互に相違している。この明るさ表示特性の相対的なずれ量は、測定用表示部3における表示特性の経時変化に起因するものであるので、同様の相対的なずれ量は画像表示部1に関してもほぼ同様に妥当する。即ち、3原色中の基準色に関する入力信号のあるレベルに関して各色の明るさのレベルを比較すると、他の2色中、一方の明るさは基準色のそれよりも明るく(あるいは暗く)、他方の色の明るさは基準色のそれよりも更に明るくなる(あるいは更に暗くなる)。このため、使用時における3原色の輝度の比率は工場出荷時における3原色の輝度の調整済み比率とは異なったものとなっており、使用時の白色光は好ましくない色温度の白色となっている。そこで、工場出荷時の調整値からずれてしまっている画像表示部1におけるホワイトバランスを、測定用表示部3における第3画像のホワイトバランスの調整ないしは補正処理を通じて、好ましいレベルに補正する必要性が生じる。既述の通り、通常動作期間においては両表示部1,3の表示特性の経時変化は同等とみなすことが出来、しかも、補正期間における光センサ5による明るさ検出期間は相対的に見て極めて短く無視し得る時間であるため、補正期間においても両表示部1,3の表示特性の経時変化に齟齬は生じていないと、みなし得る。従って、測定用表示部3における第3画像のホワイトバランスの補正処理は、画像表示部1におけるホワイトバランスの補正処理と等価である。
【0039】
(B−1)通常動作期間における上記状態の下で、例えば、本装置の電源投入後からある程度の時間が経過した時に、あるいは本装置の電源オフ時に、あるいは、本装置がテレビジョンである場合においてそのチャンネルを切り換えることによって入力3原色信号が変更された時に、或いは、画面に画像が表示されていない時に、CPU21は、補正期間の開始時であると判断して、第2レベルを有する第1制御信号VCT1を切換回路18の制御端に印加する(図5のステップS2)。その結果、切換回路18は第1接続から第2接続へと接続関係を切換える。そして、CPU21は、データ読出し制御信号たるアドレス信号VAをテストパターン発生回路16の制御端に出力し、その結果、同回路16は、保有する3種の3原色テストパターン信号V16R,V16G,V16Bを1画面毎に順次に切換回路18側に出力する。尚、最初の1固定画面を与える3原色テストパターン信号(第1グレー信号K1)の出力タイミングに関しては、当該第1グレー信号K1を読み出すためのアドレス信号VAを、第1制御信号VCT1の第1レベルから第2レベルへの変更前の時点で、CPU21は生成・出力しても良い。切換回路18内の切換動作により、R、G、B各色のテストパターン信号V16R,V16G,V16Bが測定用表示部駆動回路19に入力され、同回路19は、1固定画面たるテストパターンを表示するのに適したデータ形式の第2駆動信号V19R,V19G,V19Bを生成・出力する。これにより、測定用表示部3は、第1グレー信号K1によって与えられる第1番目のテストパターンの第3画像(固定画面)を表示し、即座に光センサ5は第1番目のテストパターンにおける各色の明るさ(光量)を検出して、その検出データV5R,V5G,V5BをCPU21に送信する。CPU21は同信号V5R,V5G,V5Bを受信・取得する。引き続いて、CPU21は、再度アドレス信号VAをテストパターン回路16に送信して同回路16から第2グレー信号K2を読出し、第2グレー信号K2によって与えられる第2番目のテストパターンの第3画像(固定画面)を測定用表示部3において表示させ、光センサ3から第2番目のテストパターンにおける各色の明るさ(光量)データを取得する。更に、CPU21は、アドレス信号VAをテストパターン回路16に送信して同回路16から第3グレー信号K3を読出し、第3グレー信号K3によって与えられる第3番目のテストパターンの第3画像(固定画面)を測定用表示部3において表示させ、光センサ3から第3番目のテストパターンにおける各色の明るさ(光量)データを取得する。ここで再度述べると、テストパターンは、画像表示部1の入力信号(第1駆動信号)に対する明るさの表示特性を求めるための基本パターンである(グレー信号K1,K2,K3)。勿論、テストパターンの数は任意であり、少なくとも1種類のテストパターンさせ保有されていれば、理論的には次に記載する近似曲線及び変換曲線を求めることは可能である。
【0040】
そして、CPU21は、全てのテストパターンにおける各色の明るさ(光量)データの取得完了後に、第1制御信号VCT1のレベルを第1レベルに戻す。
【0041】
(B−2)次に、CPU21(ガンマ補正制御部)は、その内部に保有している上記レベルデータ、及び、光センサ5より取得した被検出3原色明るさ信号V5R,V5G,V5Bに基づいて、3原色の各色に関する、第2駆動信号と第3画像における明るさとの関係を示す近似曲線を与えるデータを生成する(図5のステップS3)。以下では、記載を簡単化すると言う見地から、R,G,B各色の明るさが等しいときに、即ち、R,G,B各色の輝度の比率が1:1:1のときに、ホワイトバランスが良好になっているものとする(一般的には、R,G,B各色の輝度の比率が所定の比率を与えるときに、ホワイトバランスは良好であると言える)。この点は、後述する全ての変形例、その修正例及び他の実施の形態においても、妥当する。
【0042】
図6は、CPU21によって生成された近似曲線データの一例を、即ち、工場出荷時からある時間だけ経過した時点における、測定用表示部3の入力信号に対する明るさの表示特性を与える近似曲線を示している。図6に示す通り、R,G,B各色の入力信号V19R,V19G,V19Bに対する明るさの特性が相互にずれていることが理解される。工場出荷時においては、R,G、B各色の明るさ特性は同一になる様に調整されているので、3色の明るさレベルは同じ線上にあるが、その後の経時変化により、B(青)の明るさが3色の中で最も暗くなり、その次にG(緑)の明るさが暗い状態となっている。例えば、図6の横軸のレベルデータが入力信号K3のときには、(Rの明るさR3)>(Gの明るさG3)>(Bの明るさB3)と言う大小関係が得られる。この結果、第3画像及び第1画像のホワイトバランスに関しては、白色光が赤く染まった状態となっており(色温度の低下)、好ましくない画像が表示されている。
【0043】
(B−3)次に、CPU21(ガンマ補正制御部)は、第1画像、従って第3画像における3原色それぞれの明るさの比率を所定の比率(ここでは1:1:1)とするために必要な、3原色の内の基準色(図6の例ではB(青色))に関する第1駆動信号の第1レベル(図6の例では横軸のレベルK1,K2,K3に該当)に対する、他の2色(図6の例ではR(赤色)及びG(緑色))に関する第2駆動信号の第2及び第3レベルを与える変換テーブルデータを、上記近似曲線データに基づいて生成する(図5のステップS4)。
【0044】
図6に則してより具体的に述べると、CPU21は、ホワイトバランスを良好にするために、バランスの崩れたR、G、B各色の明るさを、現補正期間において一番暗いBの明るさに合致する様に、ガンマ補正回路13,14,15で使用する、R、G、B各色の入力信号を変換するための変換テーブルを作成する。即ち、図6の一例によれば、CPU21は、図6の近似曲線より、入力信号K3における基準色B(青色)の明るさ(第1レベル)B3を与える他の2色R、Gの入力信号(第2及び第3レベル)K3R及びK3Gを決定する。そして、算出した第2駆動信号の第2及び第3レベルK3R及びK3Bを、図7に示すガンマ補正回路の入力信号と出力信号との変換図に、プロットする。同様に、CPU21は、基準色Bに関する第2駆動信号の第1レベルK1及びK2のそれぞれに対する、他の2色R、Gの第2駆動信号の第2及び第3レベル(K1R,K1G)及び(K2R,K2G)をも図6の近似曲線から算出して、得られた第2及び第3レベル(K1R,K1G)、及び別の第2及び第3レベル(K2R,K2G)を図7に示す様にプロットすることで、これらの算出点から変換曲線を求める。以上の一連の処理により得られた、図7に例示する変換曲線が、変換テーブルデータを成すのである。
【0045】
尚、ここでは好ましい態様として基準色をB(青色)と設定しているが、これに代えて、R(赤色)及びG(緑色)の何れか一方を基準色に設定しても良い。
【0046】
(B−4)その後、CPU21は、求められた変換テーブルデータを第2制御信号VCT2として各色のガンマ補正回路13,14,15に送信する(図5のステップS5)。
【0047】
その結果、ガンマ補正回路13,14,15の各々は、第2制御信号VCT2が与える対応する色の変換テーブルデータを受け取り、以後、当該変換テーブルデータに基づいて、入力信号から出力信号への変換(ガンマ補正)を行う。
【0048】
その結果、本実施の形態によれば、画像表示部1における表示特性の経時変化に伴う劣化状況を的確に反映させつつ、換言すれば、当該劣化状況を正しく測定しつつ、所定のホワイトバランスを有する良好な画像表示を得ることが出来る。更に述べれば、本実施の形態においては、測定用表示部3は、画像表示部1における経時劣化を考慮した実際の表示画像(第1画像)に極めて近い画像の表示を実現し得るので、その様な測定用表示部3において実施される表示画像(第3画像)の明るさ検出は、実際の表示画像(第1画像)の、ホワイトバランスを決定付けるR,G,B各色の輝度の高精度測定と等価である。
【0049】
(変形例1)
本変形例は実施の形態1の改善技術に関するものであり、当該技術の要旨は、CPU21が算出した変換テーブルデータを「暫定的な変換テーブルデータ」とした上で、この暫定的な変換テーブルデータが与える補正量に制限を設ける点にある。即ち、CPU21(ガンマ補正制御部)は、上記暫定的変換テーブルデータを用いて、▲1▼3原色中の基準色に関しては第2駆動信号(従って第1駆動信号)の第1レベル自体を第2駆動信号(従って第1駆動信号)の第1補正レベルとして与え(補正量の制限なし)、▲2▼他の2色の一方に関しては、第2駆動信号(従って第1駆動信号)の第1レベルと第2レベルとで規定され且つ第1及び第2レベルを除く範囲内のレベルを第2駆動信号(従って第1駆動信号)の第2補正レベルとして与えると共に、▲3▼他の2色の他方に関しては、第2駆動信号(従って第1駆動信号)の第1レベルと第3レベルとで規定され且つ第1及び第3レベルを除く範囲内のレベルを第2駆動信号(従って第1駆動信号)の第3補正レベルとして与えることで、上記暫定的変換テーブルデータから「制限補正テーブルデータ」を算出する。そして、CPU21は、この制限補正テーブルデータに基づき、前記ガンマ補正回路13−15の制御端に印加すべき変換テーブルデータを決定する。この場合、CPU21は、(i)得られた上記制限補正テーブルデータをそのまま最終的な変換テーブルデータに設定しても良いし、あるいは、(ii)各色R,G,Bに関して変換テーブルデータのリミッタ値(過補正防止用データ)を設けておいて、このリミッタ値と上記制限補正テーブルデータとの比較処理から、更に上記制限補正テーブルデータに対して制限を課すことで更なる制限補正テーブルデータを求め、この新たな制限補正テーブルデータを最終的な変換テーブルデータに設定しても良い(詳しくは、後述する本変形例の修正例の記載を参照されたし)。
【0050】
上述の記載から理解される通り、本変形例の適用に係るカラーディスプレイ装置の回路構成自体は実施の形態1の図3に例示するものと基本的に同一であり、ただCPU21内部の機能が相違するのみである。従って、本変形例の記載に当っては、図3を援用する。
【0051】
そこで、以下では、先ず、図6の近似曲線データから求められた変換曲線に対して制限を加えると言う着想に至った経緯(新たな問題点の認識)を記載した上で、本変形例の具体的構成をCPU21の機能を示す図8のフローチャートに基づき記載する。尚、本変形例においても、好ましい態様として、3原色中の基準色をB(青色)に設定している。
【0052】
<着眼点>
補正データ作成時における測定系の測定精度に起因して、測定用表示部3の明るさを正確に測定出来ない場合がある。ここで、「測定系」とは、図3のテストパターン発生回路16−配線―切換回路18−配線―測定用表示部駆動回路19―配線―測定用表示部3−光センサ5−配線―入力端21ITから成る系統である。更に、外部からの電磁波の伝播による影響(EMIノイズ)の様な、何らかの外乱に起因して、同じく、測定用表示部3の明るさを正確に測定出来ない場合もある。その様な場合に対して、明らかな製品の異常を生じさせない様にするためには、CPU21は図6の近似曲線より算出した図7の補正量に対して適当な量の制限を加える必要性がある。即ち、上記の原因により生じるノイズを含む測定値を計測結果としてCPU21が取得するときには、図6の近似曲線が示す入力信号に対する明るさは、ノイズがないときの本来の明るさと較べて、大きくなりがちとなる。そこで、CPU21は、計測結果から得られる近似曲線データを本来のデータに近づけるために、計測結果から得られる補正量に対して制限処理を施す必要性を有する。
【0053】
<具体例>
図8は、本変形例におけるCPU21における処理を示すフローチャートであり、図8中のステップS1−S3及びS5はそれぞれ図5中のステップS1−S3及びS5と同一である。従って、以下では、図8のステップS41及び42について記載する。
【0054】
本変形例においては、CPU21は、ステップS41で算出された暫定的変換テーブルデータ(算出方法は図5のステップS4で記載した方法と同一である)をそのままガンマ補正回路13,14,15に送るのではなくて、当該暫定的変換テーブルデータに対して制限処理を施して、制限補正テーブルデータを生成する(ステップS42)。ここでは、補正量制限の典型的な一例として、CPU21は、G(緑色)及びR(赤色)のそれぞれに関して、暫定的変換テーブルデータ(図7のGに関する実線、図7のRに関する2点鎖線)と、Bガンマ補正回路15内に元来設定されている(補正前の)変換テーブル(即ち、図7のBに関する破線の直線)との間の真ん中の位置を繋いで出来上がる曲線を与えるテーブルデータを算出して、その制限補正テーブルデータを、ガンマ補正回路13,14,15に送信すべき最終的な変換テーブルデータに決定する。即ち、CPU21は、図7で示される暫定的変換テーブルデータより、(a)R(赤色)に関しては、(K1R+K1)/2、(K2R+K2)/2、及び(K3R+K3)/2の演算処理を行い、(b)G(緑色)に関しては、(K1G+K1)/2、(K2G+K2)/2、及び(K3G+K3)/2の演算処理を行って、R(赤色)及びG(緑色)の制限補正テーブルデータを生成し、他方、(c)B(青色)に関しては暫定的変換テーブルデータ(K1,K2,K3)そのものを制限補正テーブルデータに設定する。
【0055】
尚、一般的には、既述した通り、CPU21は、(a)制限後のR(赤色)の出力信号KiRA(iは1、2、3)を、それぞれ、K1R<K1RA<K1、K2R<K2RA<K2、及びK3R<K3RA<K3の範囲内の任意値に設定すれば良く、(b)制限後のG(緑色)の出力信号に関しても同様な設定をすれば良い。
【0056】
その後、CPU21は、制限補正テーブルデータを変換テーブルデータに決定した上で、当該変換テーブルデータを第2制御信号VCT2として各ガンマ補正回路13,14,15に送信する(ステップS5)。その結果、ガンマ補正回路13,14,15の各々は、受信した対応色の変換データに基づいて、経時変化により劣化したホワイトバランスを半分だけ改善する様に動作する。
【0057】
これにより、本変形例によれば、測定系の精度あるいは電磁波ノイズ等の外乱に起因した誤動作を起こす事無く、加えるべき補正量を正確に決定することが可能となり、画像表示部1の表示特性の経時変化に拘わらず、良好なホワイトバランスを有する画像表示を実現することが出来る。
【0058】
(変形例1の修正例)
更に、CPU21は、図8のステップS42において算出した変換曲線のデータ、即ち、制限補正テーブルデータを、CPU21内の記憶領域内に予め記憶している制限変換曲線のデータ(即ち、リミッタ値)と逐一比較処理をすることによって、更なる補正量の制限(2重の制限)を行う様にしても良い。この場合、比較基準となる上記リミッタ値としては、▲1▼画像表示部1における第1画像が相対的に明るくなりすぎるのを阻止するための上限レベルであっても良いし、及び/又は、▲2▼逆に、画像表示部1における第1画像が相対的に暗くなりすぎるのを阻止するための下限レベルであっても良い。この様なデータ比較処理により、CPU21が、ある入力信号において、ステップS42で算出された変換曲線(制限補正テーブルデータ)の出力信号が上記リミッタ値を与える記憶済み変換曲線の出力信号よりも過補正になることを検出した場合には、CPU21は、当該入力信号に対する出力信号の値を上記記憶済み変換曲線上の出力信号値に止めるように制限処理を実行する。
【0059】
この様な上限/下限リミッタ値との比較処理を通じた更なる補正量の制限処理をCPU21が行うことにより、CPU21は、経時変化補正後の第1画像が明るくなりすぎたり、あるいは、暗くなりすぎると言う過補正の発生を未然に防止することが出来る。
【0060】
尚、本修正例における補正量制限方法は、変形例1への適用のみならず、既述した実施の形態1に対しても適用可能であり、更には、後述する全ての実施の形態及び変形例にも適用可能であり、如何なる適用例においても、過補正発生未然防止と言う同様の利点が得られる。
【0061】
(変形例2)
本変形例は、変形例1とは別の着眼点及び異なる方法により、CPU21が図6の近似曲線より算出した暫定的な変換テーブルデータの補正量に対して制限を設ける点に、その特徴を有する。従って、本変形例においては、図3のCPU21の機能・動作のみが実施の形態1及びその変形例1とは相違するだけであり、本変形例の記載においても基本的に図3を援用する。先ず、本変形例の特徴点を一般的に述べれば、次の通りである。
【0062】
即ち、本変形例では、CPU21は、図3のカラーディスプレイ装置の工場出荷時からの経過時間tを計測するタイマを更に備えており、しかも、CPU21内部のガンマ補正制御部は、3原色中、基準色(ここでは例えば青色)を除く2色の内の第1色(ここでは例えば赤色)に関する上記経過時間tに対する第1補正係数α1及び他方の第2色(ここでは緑色)に関する上記経過時間tに対する第2補正係数α2をそれぞれ与える補正係数テーブルデータを、その記憶部内に更に有している。ここで、補正係数テーブルデータ内の補正係数α1及びα2は、測定系の経時変化特性に基づき定められており、しかも、第1及び第2補正係数α1及びα2は、共に0以上且つ1以下の範囲内の値である(0≦α1≦1、0≦α2≦1)。尚、ここで言う「測定系」とは、変形例1で既述したものである。
【0063】
更に、ガンマ補正制御部は、(a)第1画像における3原色それぞれの明るさの比率を所定の比率とするために必要な(つまり、所望のホワイトバランスを得るのに必要な)、3原色中の基準色に関する第2駆動信号(従って、第1駆動信号)の第1レベルに対する第1及び第2色に関する第2駆動信号(従って、第1駆動信号)の第2及び第3レベルを与える暫定的変換テーブルデータを、近似曲線データに基づいて生成する。この点は、変形例1と共通するステップである。
【0064】
更に、ガンマ補正制御部は、(b)上記タイマの計測結果に応じて補正期間の開始時に対応する現経過時間を求めて、当該現経過時間における第1及び第2補正係数α1及びα2の値を上記補正係数テーブルデータより読み取る。
【0065】
更に、ガンマ補正制御部は、(c)第2駆動信号(従って、第1駆動信号)の第1レベルに対して、▲1▼基準色に関しては第2駆動信号(従って、第1駆動信号)の第1レベル自体を第2駆動信号の第1補正レベルとして与え、▲2▼他の2色の一方(第1色)に関しては、(1−第1補正係数α1)×(第2駆動信号の第1レベル)+(第1補正係数α1)×(第2駆動信号の第2レベル)の関係式で与えられるレベルを第2駆動信号(従って、第1駆動信号)の第2補正レベルとして与え、且つ、▲3▼他の2色の他方(第2色)に関しては、(1−第2補正係数α2)×(第2駆動信号の第1レベル)+(第2補正係数α2)×(第2駆動信号の第3レベル)の関係式で与えられるレベルを第2駆動信号(従って、第1駆動信号)の第3補正レベルとして与える制限補正テーブルデータを生成する。その上で、ガンマ補正制御部は、制限補正テーブルデータに基づき、最終の変換テーブルデータを決定する。この場合、ガンマ補正制御部は、(i)制限補正テーブルデータそれ自体を変換テーブルデータに決定しても良く(後述する本変形例の具体例)、あるいは、(ii)変形例1の修正例を本変形例にも適用して、制限補正テーブルデータと上限及び/又は下限のリミッタ値との逐一の比較処理を通じて更なる補正量の制限を加えることで、過補正防止対策を施すこととしても良い。
【0066】
そこで、以下では、先ず、図6の近似曲線データから求められた変換曲線に対して制限を加えると言う着想に至った経緯(新たな問題点の認識)を記載した上で、本変形例の具体的構成をCPU21の機能を示す図9のフローチャートに基づき記載する。尚、本変形例においても、好ましい態様として、3原色中の基準色をB(青色)に設定している。
【0067】
<着眼点>
補正データ作成時における、測定系の経時変化に起因して、計測により得られた測定値(V5R,V5G,V5B)の精度が経時的に変化する場合がある。本変形例は、この様な場合においても、良好なホワイトバランスを実現するものである。
【0068】
<具体例>
図9中、ステップS1−S3は図5に関するステップS1−S3に相当し、且つ、ステップS41は図8におけるステップS41に相当する。
【0069】
ステップS4Aにおいて、既述した通り、CPU21は、タイマを介して、プラズマディスプレイ装置の工場出荷時点からの使用経過時間を検知しており、しかも、測定系の経時変化特性を考慮して予め経験的ないしは実験的に得られたR(赤)に関する第1補正係数α1及びG(緑)に関する第2補正係数α2のデータを、その使用経過時間に対するテーブルデータとして、その記憶領域内に保有している。ここで、当該補正係数テーブルデータが対応可能な使用経過時間の上限とは、例えば本装置の平均的な使用耐久時間であったり、あるいは、本装置の保証期間である。いずれにせよ、CPU21は、その様な経過時間の上限までの各経過時間における第1及び第2補正係数α1、α2の全てを、テーブルデータとして保有しているのである。
【0070】
ステップS4Aにおいては、CPU21は、当該補正期間の開始時に当る経過時間のデータをタイマの計測値から取得した上で、現経過時間のデータに対する第1及び第2補正係数α1、α2の値を、上記の補正係数テーブルデータから抽出する。
【0071】
ステップS4Bにおいては、CPU21は、第1色(R)及び第1色(G)のそれぞれに関して、各色に対応する図7中の変換曲線上の暫定的変換データに対して対応する補正係数を用いた次の補正制限処理を行って、制限された変換曲線を生成する。但し、CPU21は、基準色(B)に対する図7中の変換曲線上の暫定的変換データに対しては、その様な補正制限処理を一切行わず、基準色(B)に関する図7中の変換曲線上の暫定的変換データそのものを、最終的な変換テーブルデータに設定する。即ち、CPU21は、(a)R(赤)に関しては、画像の補正量に当該経過時間における第1補正係数α1を掛けることで補正量を制限する、即ち、Ki−α1×(Ki−KiR)=(1−α1)×Ki+α1×KiR(i=1,2,3)の式で与えられる補正データを、入力信号Kiに対する出力信号とする、制限補正テーブルデータを生成すると共に、(b)G(緑)に関しても同様に、(1−α2)×Ki+α2×KiG(i=1,2,3)の式で与えられる補正データを、入力信号Kiに対する出力信号とする、制限補正テーブルデータを生成する。例えば、R(赤)の制限変換曲線は、第1補正係数α1が1であれば図7のR(赤)の暫定的変換曲線と同じになる。これに対して、第1補正係数α1が0であれば、R(赤)の制限変換曲線は図7のB(青)の直線と等しくなり、この場合には補正が働かない。又、第1補正係数α1が0.5であれば、R(赤)の制限変換曲線は、図7のR(赤)の暫定的変換曲線とB(青)の直線との真ん中に存在する。
【0072】
次のステップS5において、CPU21は、制限補正テーブルデータを変換テーブルデータとして、即ち、第2制御信号VCT2として、各ガンマ補正回路13−15に送信する。それ以後の各ガンマ補正回路13−15の動作は、実施の形態1で記載した通りである。即ち、各ガンマ変換回路13,14,15は、対応する変換テーブルデータを受け取り、以後それに従って、入力信号から出力信号への変換を行い、ホワイトバランスが良好な画像表示を第1画像として画像表示部1に表示する。
【0073】
以上の様に、本変形例においては、読み取った現使用経過時間に対応する補正係数を図7の変換曲線に操作することで補正量を適切に制限して、実際に補正を行う変換曲線(変換テーブルデータ)を生成している。このため、本変形例によれば、CPU21は、測定系の経時変化によって測定値精度が経時的に変動する場合においても、実施の形態1と同様に、良好なホワイトバランスを有する第1画像を画像表示部1上に実現することが出来る。
【0074】
(変形例3)
本変形例は、実施の形態1の改良技術に係わり、特に変形例2の修正に関するものである。従って、変形例2の場合と比較して、CPU21の機能のみが相違する点に特徴があるため、本変形例においても図3を基本的に援用する。
【0075】
即ち、本変形例の特徴点として、CPU21は、変形例2の様に全ての使用経過時間に対する第1及び第2補正係数のテーブルデータを記憶しているのではなくて、所定の時間が経過する毎に定期的に行う複数の補正期間の各々に対応する経過時間における補正係数データのみを離散的にテーブルデータとして保有するのみである。この構成によって、本変形例においては、変形例2の場合と比較してCPU21内に保有乃至は記憶しておく補正係数のデータ量を格段に低減可能としており、この利点は回路構成全体をより簡単化することに寄与し得る。
【0076】
尚、CPU21は必ずしも定期的な時間経過毎に補正を行う必要性はなく、使用経過時間の経過中の、ある補正期間(第1補正期間)とその次の補正期間(第2補正期間)との間の経過時間を任意の時間に設定しても良いことは勿論であり、この様な一般的な場合においても同様の効果が得られる。
【0077】
以下、CPU21内の処理を示す図10のフローチャートに基づいて、本変形例を詳述する。尚、図10中の各ステップの内で本変形例に特有なものは、ステップS4AA及びS6であり、その他のステップは既述したものである。
【0078】
CPU21は、その内部の記憶領域内に、最初の補正期間に対応する経過時間(t1)、その次の補正期間に対応する経過時間(t2)、更にその次の補正期間に対応する経過時間(t3)、…、第n番目の補正期間に対応する経過時間(tn)、…のそれぞれに対する第1及び第2補正係数α1及びα2のデータから成る補正係数テーブルデータ(このテーブルデータは、変形例2の場合(ほぼ連続的なデータ群)とは異なり、離散的なデータから成るデータ群である)を、予め格納している。ここで言う第1及び第2補正係数α1及びα2は、変形例2で既述したものであり、何れも0以上及び1以内の範囲内の値を有する。
【0079】
先ず、最初の補正期間の到来によって、CPU21は、光センサ5の出力信号V5R,V5G,V5Bより図6に示す近似曲線データを生成した上で、所定のホワイトバランスを得る様に、図7に示す暫定的な変換曲線データを生成する(ステップS1A−S41)。
【0080】
そして、CPU21は、上記の補正係数テーブルデータから、当該補正期間の開始時刻に当る経過時間(t1)に対応する第1及び第2補正係数α1及びα2を読み出した上で(ステップS4AA)、当該第1及び第2補正係数α1及びα2に基づき図7に示す暫定的な変換曲線データに対して補正量制限処理を行う。その処理は、具体的には、変形例2の図9におけるステップS4Bで行われる補正量制限処理と同一である。その後、CPU21は、ステップS4Bで算出された制限補正テーブルデータに基づき、最終的にガンマ補正回路に指令すべき変換テーブルデータを決定する。その際、CPU21は、変形例1の修正例の技術(リミッタ値による更なる補正制限処理)を適用して変換テーブルデータを決定しても良いが、ここでは、記載の便宜上、CPU21は、制限補正テーブルデータ自体を変換テーブルデータに決定するものとする。
【0081】
その後、CPU21は、その内部に有するタイマが示す現経過時間と、同じくその内部に有する、次の補正期間に対応する経過時間(t2)とが等しくなるか否かを監視し続け(ステップS6)、現経過時間が上記経過時間(t2)に到達したときに、CPU21は、再び光センサ5より測定データを取得した上で、図6の近似曲線データの作成、及び、それに引き続く図7の暫定的変換テーブルデータを生成し、今度は上記経過時間(t2)に対応する第1及び第2補正係数α1及びα2を読み出した上で、同様の補正量制限処理を実行する。
【0082】
以下、CPU21は、図10に示す様に、引き続き補正期間が到来する毎に、同様の補正量制限処理及び変換テーブルデータの決定・出力処理を行う。
【0083】
以上の通り、本変形例によれば、補正量の設定をある定期的な時間毎に行うため、常時回路を動作させる必要がないため回路動作を簡単に出来ると共に、CPU21がその内部で持つ補正係数テーブルも簡単化することが出来、その結果、測定系の経時変化を考慮した上での良好なホワイトバランスを有する第1画像を画像表示部1上に簡易に表示することが可能となる。
【0084】
(変形例4)
本変形例は変形例3の改良技術に関しており、その特徴点は、変形例3における、ある補正期間(第1補正期間)と、その次の補正期間(第2補正期間)との間の経過時間中に、CPU21は、第1及び第2補正係数の値をそれぞれ第1補正期間に対応する経過時間における対応抽出値に向けて徐々に増大させながら、補正量の制限処理の実行及びガンマ補正回路への変換テーブルデータの送信を継続させて行く点にある。従って、ここでも、図3の回路図を援用しつつ、その具体例を以下に記載する。尚、第1及び第2補正係数の値を徐々に増大させることは必須ではなく、少なくとも抽出した第1及び第2補正係数α1、α2よりも小さな第1及び第2先行補正係数α1A、α2Aを用いた第1及び第2先行制限処理(第1及び第2補正係数α1、α2を用いた第1及び第2制限処理よりも先行する処理)を、少なくとも一回行うだけでも良い。
【0085】
図11は、本変形例における主としてCPU21における動作・機能を示したフローチャートであり、変形例3と相違する特徴点はステップS4AA1〜S4AA3に存在する。尚、図11中において、既に表れたステップ番号と同一の番号を有するステップは、それぞれ対応する既述のステップと同様の内容を有するので、本変形例においては、それらの記載を割愛している。
【0086】
CPU21は、ある補正期間(第1補正期間)と次の補正期間(第2補正期間)との間において、徐々に補正係数を本来の値に向けて増大させて変換データテーブルを生成・出力して行き、最終的には、補正係数テーブルデータから読み出した本来の補正係数値を用いて、あるべき変換データテーブルを生成・出力する。
【0087】
ステップS4AA1において、CPU21は、当該補正期間(第1補正期間)の開始時間(例えばtAとする)に対応する、補正係数テーブルデータより読み出した第1及び第2補正係数α1、α2よりも、十分に小さな任意値α10、α20を、それぞれ第1及び第2補正係数(第1及び第2先行補正係数とも称す)α1A、α2Aに設定する。
【0088】
その上で、CPU21は、第1及び第2補正係数α1A(=α10)、α2A(=α20)を用いて、変形例3において既述したステップS4Bを行って制限補正テーブルデータ(先行制限補正テーブルデータとも称す)を算出し、当該制限補正テーブルデータを変換テーブルデータ(第2制御信号VCT2)として各色のガンマ補正回路13−15に送信する。
【0089】
ステップS4AA2において、CPU21は、第1及び第2補正係数α1A(=α10)及びα2A(=α20)にそれぞれ任意の増大値Δα1及びΔα2(増大値Δα1及びΔα2は毎回一定値でも良いし、又は、その度毎に異なる値であっても良い)を加算することで、第1及び第2補正係数α1A及びα2Aを徐々にながら増大させる。そして、CPU21は、増大後の第1及び第2補正係数α1A+Δα1、α2A+Δα2をそれぞれ新たな第1及び第2補正係数α1A及びα2Aに設定し、これらの新たな第1及び第2補正係数α1A及びα2Aを用いて、再度、変形例3において既述したステップS4Bを行って制限補正テーブルデータを算出し、当該制限補正テーブルデータを変換テーブルデータ(第2制御信号VCT2)として各色のガンマ補正回路13−15に送信する。
【0090】
そして、CPU21は、この様な処理を繰り返して第1及び第2補正係数を徐々に増大させて変換テーブルデータを徐々に増大化させる方向で更新して行き、ステップS4AA3において、増大後の第1及び第2補正係数α1A+Δα1、α2A+Δα2が経過時間tAに対応する補正係数テーブルデータより読み出した第1及び第2補正係数α1、α2の値に最終的に到達したのを検知した時点で、それ以後は第1及び第2補正係数の増大化処理を止めると共に、最終的な第1及び第2補正係数α1、α2の本来値を用いて、変形例3において既述したステップS4Bを行って本来あるべき制限補正テーブルデータを算出し、当該制限補正テーブルデータを時刻tAにおける本来の変換テーブルデータ(第2制御信号VCT2)として各色のガンマ補正回路13−15に送信する。
【0091】
以上の処理を具体的な数値を用いて、より具体的に以下に例示記載する。一例として、R(赤色)の第1補正係数α1(=1)に焦点を当てて記載する。即ち、CPU21は、ある補正期間の最初の段階においては、図7の補正データに補正係数0.2を乗じて得られる変換データを各色のガンマ補正回路13,14,15に送信する。その後、予め定められたある時間が経過したのをCPU21が検知した上で、CPU21は、補正係数を0.2から0.5へと少しばかり増大させて、補正データに増大後の新補正係数0.5を乗じて、得られた変換データを再び各色のガンマ補正回路13,14,15に送信する。その後、更にある時間が経過したのを検知したCPU21は、補正係数の値を0.5から最終的な値である1に増大させた上で、補正データに本来の補正係数1を乗じ、その結果得られた変換データを再度各ガンマ補正回路13,14,15に送信する。それ以後は、次の補正期間が到来するまでは、CPU21は変換テーブルデータを更新することはない。
【0092】
この様に、本変形例においては、徐々に、ガンマ補正回路13,14,15に送るべき変換データを増大させていく。
【0093】
以上の構成により、ガンマ補正回路の補正により急激にホワイトバランスが変化する自体を未然に防止することが可能となり、良好なホワイトバランスを実現することが出来る。換言すれば、求めた補正量の設定を一度に行うのではなく、ある定期的な時間をかけて徐々に補正量を大きくして行き、変換データを最終的に求めた補正量に設定するため、ゆっくりと補正が働き、違和感のない良好なホワイトバランスを簡易に得ることが出来る。
【0094】
(実施の形態2)
本実施の形態は、実施の形態1を改良するものであり、ホワイトバランスのみならず、輝度をも適正化することを目的としている。
【0095】
即ち、プラズマディスプレイ装置が工場出荷時以後ある時間使用されているときには、経年変化により、工場出荷時のそれよりも、R(赤)、G(緑)、及びB(青)各色の明るさが暗くなっている。これによって、工場出荷後のプラズマディスプレイ装置における輝度とホワイトバランスとは、共に工場出荷時の輝度とホワイトバランスとよりも悪くなっている。
【0096】
そこで、本実施の形態では、CPU21が工場出荷時に調整済みの各色の明るさデータを予め記憶しておき、工場出荷後のある補正期間において、そのときに第3画像より測定・検出されたR(赤)、G(緑)、及びB(青)各色の明るさデータがそれぞれ工場出荷時に調整済みの各色の明るさデータに等しくなる様に、ガンマ補正回路に印加すべき変換曲線データ(ガンマ補正回路の入力信号と出力信号の変換テーブル)を、CPU21において生成する。この様に、本実施の形態と実施の形態1との相違点は専らCPU21の動作・機能にあるので、本実施の形態においても、図3の回路図を援用する。
【0097】
本実施の形態の特徴を一般化して述べれば、次の通りである。即ち、CPU21のガンマ補正制御部は、第1画像のホワイトバランス及び輝度の調整が完了している工場出荷時における、第2駆動信号V19R,V19G,V19B(従って第1駆動信号V20R,V20G,V20B)に対する3原色それぞれの明るさを与える「工場出荷時テーブルデータ」(後述する図13中の太実線に相当)を予め記憶部内に保有している。その上で、CPU21のガンマ補正制御部は、工場出荷時テーブルデータ、レベルデータ(後述する図13の入力信号K1,K2,K3)及び被検出3原色明るさ信号V5R,V5G,V5Bに基づいて、補正期間における第3画像(従って第1画像)のホワイトバランス及び輝度がそれぞれ工場出荷時における第3画像(従って第1画像)のホワイトバランス及び輝度に等しくなる様に、変換テーブルデータを生成する。以下、CPU21のガンマ補正制御部としての動作を、図12のフローチャートにおけるステップS3A,S4A,S5に則して、詳述する。
【0098】
図12のステップS3Aにおいて、CPU21は、▲1▼各テストパターンK1,K2,K3における光センサ5の検出レベルV5R,V5G,V5Bと、▲2▼レベルデータ(後述する図13の入力信号K1,K2,K3)とに基づいて、図6と同様な図13に示す、R(赤)、G(緑)、及びB(青)各色の近似曲線を与えるデータを生成する。図13より理解される様に、太実線で表示されている工場出荷時の明るさ(光量)と比較すると、測定用表示部3の第3画像、従って画像表示部1における第1画像のB(青)が3原色の内で最も暗くなっており、そのため、経時劣化を受けたB(青)の明るさを工場出荷時の明るさにまで回復させるには、3原色の内で最も大きな電力を投入・消費させる必要性がある(つまり、補正後の入力信号のレベルはより大となる)。尚、本実施の形態においても同様に、記載の便宜から、R(赤)、G(緑)、及びB(青)各色の明るさが互いに等しいレベルにあるときに(明るさの比率が1:1:1)、ホワイトバランスが良好な状態にあるものとしている。
【0099】
次に、図12のステップS4Aにおいて、CPU21は、▲1▼図13における、R(赤)、G(緑)、及びB(青)各色の近似曲線データと、▲2▼図13において太実線で表示される工場出荷時テーブルデータとの比較処理により、工場出荷時の明るさを実現し得る各色の入力信号をそれぞれ求めて、図14に示す変換曲線テーブルを作成する。尚、図14には、参考として、図13の太実線の工場出荷時テーブルデータ自体に対する変換直線を太実線として表示している。そして、CPU21は、作成した各色の変換テーブルデータを第2制御信号VCT2として各色のガンマ補正回路13,14,15に送信する(ステップS5)。
【0100】
各色のガンマ変換回路13,14,15は、変換テーブルデータVCT2を受け取り、以後その変換データに従って、入力信号から出力信号への変換を行う。その結果、工場出荷後の使用時点におけるR(赤)、G(緑)、及びB(青)各色の輝度と、ホワイトバランスとが、それぞれ、工場出荷時における各色の輝度と、ホワイトバランスとに合致した良好な画像表示が、画像表示部1において得られる。
【0101】
(変形例5)
本変形例は、実施の形態2に変形例1の改良技術を適用したものであり、従って、変形例1の効果を実施の形態2の技術にも付加することを、その目的としている。本変形例においても、既述の図3を援用することとして、先ず、本変形例の特徴点を一般化して記載すれば、次の通りである。
【0102】
CPU21のガンマ補正制御部は、(a)レベルデータ(図13及び図14の入力信号K1,K2,K3)及び被検出3原色明るさ信号V5R,V5G,V5Bに基づいて、3原色それぞれに関する、第2駆動信号V19R,V19G,V19Bと第3画像における明るさとの関係を示す図13の近似曲線データを生成した上で、(b)補正期間における第1画像のホワイトバランス及び輝度をそれぞれ工場出荷時における第1画像のホワイトバランス及び輝度に等しくするために必要な、3原色の第1色(例えばR)、第2色(例えばG)及び第3色(例えばB)に関する第2駆動信号、従って第1駆動信号V20R,V20G,V20Bの第1、第2及び第3レベル(例えば、図13の例では、簡単化のために第1−第3レベルは互いに等しい値であると設定されており、それらは共に入力信号K3である)に対する第1、第2及び第3補正レベル(例えば、図13の例では、出力信号K3R,K3G,K3B)を与える暫定的変換テーブルデータを、工場出荷時テーブルデータ及び近似曲線データに基づいて生成する。
【0103】
(c)更に、CPU21のガンマ補正制御部は、▲1▼第1色(R)に関しては、工場出荷時における第1駆動信号V20Rの第1レベル(例えば図14のK3)と第1補正レベル(例えば図14のK3R)とで規定され且つ工場出荷時における第1レベル及び第1補正レベルを除く範囲内のレベルを、工場出荷時における第1レベル(例えば図14のK3)に対する、第1駆動信号の第1制限補正レベルとして与える。又、ガンマ補正制御部は、▲2▼第2色(G)に関しては、工場出荷時における第1駆動信号の第2レベル(例えば図14のK3)と第2補正レベル(例えば図14のK3G)とで規定され且つ工場出荷時における第2レベル及び第2補正レベルを除く範囲内のレベルを、工場出荷時における第2レベル(例えば図14のK3)に対する、第1駆動信号の第2制限補正レベルとして与える。更に、ガンマ補正制御部は、▲3▼第3色(B)に関しては、工場出荷時における第1駆動信号の第3レベル(例えば図14のK3)と第3補正レベル(例えば図14のK3B)とで規定され且つ工場出荷時における第3レベル及び第3補正レベルを除く範囲内のレベルを、工場出荷時における第3レベル(例えば図14のK3)に対する、第1駆動信号の第3制限補正レベルとして与える。そして、ガンマ補正制御部は、少なくともこれらの第1−第3制限補正レベルに基づいて、制限補正テーブルデータを生成し、その上で、制限補正テーブルデータに基づき、変換テーブルデータを決定する(その際、変形例1の修正例を適用しても良い)。
【0104】
以下、CPU21の動作・機能を示す図15のフローチャートに従って、本変形例をより具体的に記載する。但し、図15が既述の図8と相違する点を中心に記載する。
【0105】
図15のステップS41Aにおいて、CPU21は、図13の太実線で表示される工場出荷時テーブルデータと図13の各色の近似曲線データとの比較処理により、図14に示す各色の変換直線データを暫定的変換テーブルデータとして生成する。
【0106】
その上で、ステップS42Aにおいて、CPU21は、図8のステップS42と同様の処理を、各色R(赤)、G(緑)及びB(青)に対して施し、制限補正テーブルデータを生成する。その結果、例えばB(青)に対する補正制限においては、B(青)色の制限補正データが与える変換直線は、図14の破線で表示されている直線上の位置データと、その位置に対応する太い実線で表示されている直線上の位置データとの中間値データで以って表示される直線となる。他の2色の補正制限においても、同様である。
【0107】
以上より、本変形例によれば、外乱等の誤動作では悪化しない良好な輝度及びホワイトバランスを有する第1画像を、画像表示部1上に表示することが出来る。
【0108】
(変形例6)
本変形例は、実施の形態2に変形例2の改良技術を適用したものであり、従って、変形例2の効果を実施の形態2の技術にも付加することを、その目的としている。本変形例においても、既述の図3を援用することとして、先ず、本変形例の特徴点、即ち、第1−第3色の第1−第3補正係数に基づいて変換曲線データを制限すると言う着想を、実際に行う処理に基づいて一般的に記載すれば、次の通りである。
【0109】
即ち、CPU21のガンマ補正制御部は、「経過時間に対する、3原色の第1、第2及び第3色に関する第1、第2及び第3補正係数を与える補正係数テーブルデータ」を記憶する記憶部を更に有しており、これらの補正係数テーブルデータは、変形例2と同様に、測定系の軽時変化特性に基づき定められており、しかも、記第1、第2及び第3補正係数は何れも0以上且つ1以下の範囲内の値である。
【0110】
そして、CPU21のガンマ補正制御部は、(a)3原色の第1、第2及び第3色に対する第1、第2及び第3補正レベルを与える暫定的変換テーブルデータを、工場出荷時テーブルデータ及び近似曲線データに基づいて生成した上で、(b)タイマの計測結果に応じて補正期間の開始時に対応する現経過時間を求め、当該現経過時間における第1、第2及び第3補正係数の値を補正係数テーブルデータより読み取った上で、これらの補正係数を用いて第1、第2及び第3補正レベルに対して以下の補正制限処理(c)を実行する。
【0111】
即ち、CPU21のガンマ補正制御部は、▲1▼第1色(例えばR)に関しては、(1−第1補正係数)×(工場出荷時における第1駆動信号の第1レベル)+(第1補正係数)×(第1駆動信号の第1補正レベル)の関係式で与えられるレベルを、工場出荷時における第1駆動信号の第1レベルに対する、第1駆動信号の第1制限補正レベルとして与える。又、ガンマ補正制御部は、▲2▼第2色(例えばG)に関しては、(1−第2補正係数)×(工場出荷時における第1駆動信号の第2レベル)+(第2補正係数)×(第1駆動信号の第2補正レベル)の関係式で与えられるレベルを、工場出荷時における第1駆動信号の第2レベルに対する、第1駆動信号の第2制限補正レベルとして与えると共に、▲3▼第3色(例えばB)に関しては、(1−第3補正係数)×(工場出荷時における第1駆動信号の第3レベル)+(第3補正係数)×(第1駆動信号の第3補正レベル)の関係式で与えられるレベルを、工場出荷時における第1駆動信号の第3レベルに対する、第1駆動信号の第3制限補正レベルとして与える。そして、CPU21のガンマ補正制御部は、これらの制限補正レベルを用いて、制限された変換曲線を与える制限補正テーブルデータを生成し、この制限補正テーブルデータに基づき、変換テーブルデータを決定する。
【0112】
ここで、図16は、本変形例におけるCPU21(ガンマ補正制御部)の上述の動作を図13及び図14のケースに則して示すフローチャートであり、図9に対応するものである。
【0113】
以上の通り、本変形例においては、読み取った現使用経過時間に対応する第1−第3補正係数α1、α2、α3を図14の暫定的な変換曲線に操作することで補正量を適切に制限して、実際に補正を行うための変換曲線(変換テーブルデータ)を生成している。このため、本変形例によれば、CPU21は、測定系の経時変化によって測定値精度が経時的に変動する場合においても、実施の形態2と同様に、良好な輝度及び良好なホワイトバランスを有する第1画像を画像表示部1上に実現することが出来る。
【0114】
(変形例7)
本変形例は、実施の形態2に変形例3の改良技術(定期的に補正を実行する点)を適用したものであり、従って、変形例3の効果を実施の形態2の技術にも付加することを、その目的としている。本変形例においても、既述の図3を援用する。
【0115】
図17は、図10に対応するフローチャートであり、本変形例におけるCPU21(ガンマ補正制御部)の動作を示している。図17に示す動作においては、補正係数が3原色の各色毎に存在することに対応する処理が図10に示す動作に対して新たに付け加わるだけであり、基本的な考え方に変わりはないので、図17の動作の記載を割愛する。
【0116】
本変形例によれば、補正量の設定をある定期的な時間毎に行うため、常時回路を動作させる必要がないため回路動作を簡単に出来ると共に、CPU21がその内部で持つ補正係数テーブルも簡単化することが出来、その結果、測定系の経時変化を考慮した上での、良好な輝度及び良好なホワイトバランスを共に有する第1画像を画像表示部1上に簡易に表示することが可能となる。
【0117】
(変形例8)
本変形例は、実施の形態2に変形例4の改良技術(定期的補正であって、ある補正期間と次の補正期間との間において、徐々に補正係数を本来の係数値に向けて増大させる点)を適用したものであり、従って、変形例4の効果を実施の形態2の技術においても実現可能とすることを、その目的としている。本変形例においても、既述の図3を援用する。
【0118】
ここで、図18は、図11に対応するフローチャートであり、本変形例におけるCPU21(ガンマ補正制御部)の動作を示している。図18に示す動作においては、補正係数が3原色の各色毎に存在することに対応する処理が図11に示す動作に対して新たに付け加わるだけであり、基本的な考え方に変わりはないので、図18の動作の記載を割愛する。
【0119】
本変形例によれば、ガンマ補正回路の補正により急激に輝度及びホワイトバランスが変化する自体を未然に防止することが可能となり、良好な輝度及び良好なホワイトバランスを実現することが出来る。換言すれば、求めた補正量の設定を一度に行うのではなく、ある定期的な時間をかけて徐々に補正量を大きくして行き、変換データを最終的に求めた補正量に設定するため、ゆっくりと補正が働き、違和感のない良好な輝度及び良好なホワイトバランスを簡易に得ることが出来る。
【0120】
(その他の変形例)
1) 実施の形態1、2や各変形例1−8において既述した光センサ5による明るさ測定に関して、1度の測定で測定結果V5R,V5G,V5Bを設定するのではなくて、光センサ5が何度かの明るさ測定をして、例えばそれらの測定値の平均値を採ることにより、測定値データV5R,V5G,V5Bを導出することとしても良く、この場合には、より精度の良い明るさ測定が可能となる。
2) 実施の形態1、2や各変形例1−8はプラズマディスプレイ装置について記載しているが、同様に、自発光素子を用いたCRTディスプレイ、無機・有機ELディスプレイ、その他の表示カラーディスプレイ装置についても、本発明の主題を適用することが可能であり、何れの場合においても、良好なホワイトバランス、あるいは、良好な輝度及びホワイトバランスを、実現することが出来る。
【0121】
(付記)
以上、本発明の実施の形態を詳細に開示し記述したが、以上の記述は本発明の適用可能な局面を例示したものであって、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、記述した局面に対する様々な修正や変形例を、この発明の範囲から逸脱することの無い範囲内で考えることが可能である。
【0122】
【発明の効果】
この発明に係るカラーディスプレイ装置は、以下に示す効果を奏する。即ち、通常動作期間においては、測定用表示部において、画像表示部で表示すべき本来の第1画像の平均的明るさを有する第2画像を表示しているので、通常動作期間における画像表示部の表示特性の経時変化を測定用表示部の表示特性の経時変化にほぼ等しく反映させることが出来、その様な条件下において、次の補正期間において測定した測定用表示部の明るさの検出データは、ほぼ同一期間分の経時変化を受けた画像表示部における第1画像の明るさであるとみなすことが出来る。特に補正期間における測定期間が短い程、この同一性擬制の観点は顕著となる。そのため、本装置においては、実際の表示画面の劣化状況を正確に反映させつつ、測定した明るさデータに応じて、表示すべき本来の画像のホワイトバランスを精度良く補正することが可能となり、良好なホワイトバランスを簡易に得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係るプラズマディスプレイ装置のプラズマディスプレイパネルを示す平面図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係るプラズマディスプレイ装置を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係るプラズマディスプレイ装置を示すブロック図である。
【図4】この発明の実施の形態1の平均の明るさ回路のG出力信号を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態1におけるCPUの動作を示すフローチャートである。
【図6】この発明の実施の形態1における測定用表示部の入力信号と明るさとの特性を与える近似曲線を示す図である。
【図7】この発明の実施の形態1における入出力特性(変換曲線)を示す図である。
【図8】この発明の変形例1におけるCPUの動作を示すフローチャートである。
【図9】この発明の変形例2におけるCPUの動作を示すフローチャートである。
【図10】この発明の変形例3におけるCPUの動作を示すフローチャートである。
【図11】この発明の変形例4におけるCPUの動作を示すフローチャートである。
【図12】この発明の実施の形態2におけるCPUの動作を示すフローチャートである。
【図13】この発明の実施の形態2における測定用表示部の入力信号と明るさとの特性を与える近似曲線を示す図である。
【図14】この発明の実施の形態2における変換曲線を示す図である。
【図15】この発明の変形例5におけるCPUの動作を示すフローチャートである。
【図16】この発明の変形例6におけるCPUの動作を示すフローチャートである。
【図17】この発明の変形例7におけるCPUの動作を示すフローチャートである。
【図18】この発明の変形例8におけるCPUの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像表示部、2 表示パネル周辺部、3 測定用表示部、4 表示パネル、5 光センサ、6 遮光カバー、10 R信号入力端子、11 G信号入力端子、12 B信号入力端子、13 Rガンマ補正回路、14 Gガンマ補正回路、15 Bガンマ補正回路、16 テストパターン発生回路、17 平均の明るさ生成回路、18 切換回路、19 測定用表示部駆動回路、20 画像表示部駆動回路、21 CPU。
Claims (10)
- 3原色に関する入力3原色信号を受信する入力端子と、
前記入力端子に接続された入力端、制御端子及び出力端とを有し、前記入力3原色信号に対してガンマ補正を行い、補正後の被補正3原色信号を前記出力端より出力するガンマ補正回路と、
前記ガンマ補正回路の前記出力端に接続された入力端及び出力端とを有し、前記ガンマ補正回路の前記被補正3原色信号に基づき前記3原色に関する第1駆動信号を生成し、前記第1駆動信号を前記出力端より出力する画像表示部駆動回路と、
前記画像表示部駆動回路の前記出力端に接続された入力端を有し、前記第1駆動信号に基づき、前記入力3原色信号によって与えられる第1画像を表示する画像表示部と、
入力端、前記画像表示部の第1発光特性と同一の第2発光特性及び前記画像表示部の第1経時変化特性と同一の第2経時変化特性を有し、通常動作期間においては第2画像を表示する一方、補正期間においては第3画像を表示する測定用表示部と、
前記ガンマ補正回路の前記出力端に接続された入力端及び出力端を有し、前記ガンマ補正回路の前記被補正3原色信号のそれぞれに対して1画面当りに関する平均化処理を行って、前記入力3原色信号それぞれの平均の明るさを与える被平均化3原色信号を生成し、前記被平均化3原色信号を前記出力端より出力する平均の明るさ算出回路と、
出力端を有し、少なくとも1種類の測定用1画面を与える3原色テストパターン信号を保有すると共に、前記3原色テストパターン信号を前記出力端より出力するテストパターン発生回路と、
前記平均の明るさ算出回路の前記出力端に接続された第1入力端と、前記テストパターン発生回路の前記出力端に接続された第2入力端と、第1制御信号を受信する制御端と、出力端とを有し、前記第1制御信号のレベルに応じて前記第1入力端と前記出力端との第1接続及び前記第2入力端と前記出力端との第2接続とを切り換える切換回路と、
前記切換回路の前記出力端に接続された入力端と、前記測定用表示部の前記入力端に接続された出力端とを有し、前記切換回路の出力信号に基づき前記3原色に関する第2駆動信号を生成し、前記第2駆動信号を前記出力端より出力する測定用表示部駆動回路と、
前記切換回路の前記制御端に接続された出力端を有し、前記通常動作期間においては前記切換回路に対して前記第1接続を指令する第1レベルを有する一方、前記補正期間においては前記切換回路に対して前記第2接続を指令する第2レベルを有する前記第1制御信号を生成し、前記第1制御信号を前記出力端より出力する切換回路制御部と、
前記測定用表示部の表示面に対向配置されており、前記補正期間において前記測定用表示部が表示する、測定用基本パターンである前記第3画像の前記3原色の明るさを検出して、被検出3原色明るさ信号をその出力端より出力する光センサと、
前記光センサの前記出力端に接続された入力端及び前記ガンマ補正回路の前記制御端に接続された出力端を有し、前記測定用表示部駆動回路において前記3原色テストパターン信号より生成される前記第2駆動信号のレベルデータを保有しており、前記レベルデータ及び前記被検出3原色明るさ信号に基づいて、少なくとも前記第1画像のホワイトバランスを補正するために必要な前記第1駆動信号の補正量に相当する変換テーブルデータを生成し、前記変換テーブルデータを第2制御信号として前記出力端より出力するガンマ補正制御部とを備え、
前記ガンマ補正回路は、前記第2制御信号の受信以後、前記第2制御信号が与える前記変換テーブルデータに基づき前記ガンマ補正を行うことを特徴とする、カラーディスプレイ装置。 - 請求項1記載のカラーディスプレイ装置であって、
前記ガンマ補正制御部は、
(a) 前記レベルデータ及び前記被検出3原色明るさ信号に基づいて、前記3原色に関する、前記第2駆動信号と前記第3画像における明るさとの関係を示す近似曲線を与えるデータを生成する部分と、
(b) 前記第1画像における前記3原色それぞれの明るさの比率を所定の比率とするために必要な、前記3原色の内の基準色に関する前記第1駆動信号の第1レベルに対する他の2色に関する前記第1駆動信号の第2及び第3レベルを与える暫定的変換テーブルデータを、前記近似曲線データに基づいて生成する部分と、
(c) 前記第1駆動信号の前記第1レベルに対して、▲1▼前記基準色に関しては前記第1駆動信号の前記第1レベル自体を前記第1駆動信号の第1補正レベルとして与え、▲2▼前記他の2色の一方に関しては前記第1駆動信号の前記第1レベルと前記第2レベルとで規定され且つ前記第1及び第2レベルを除く範囲内のレベルを前記第1駆動信号の第2補正レベルとして与え、且つ、▲3▼前記他の2色の他方に関しては前記第1駆動信号の前記第1レベルと前記第3レベルとで規定され且つ前記第1及び第3レベルを除く範囲内のレベルを前記第1駆動信号の第3補正レベルとして与える制限補正テーブルデータに基づき、前記変換テーブルデータを決定する部分とを更に有することを特徴とする、
カラーディスプレイ装置。 - 請求項1記載のカラーディスプレイ装置であって、
前記カラーディスプレイ装置の工場出荷時からの経過時間を計測するタイマを更に備えており、
前記ガンマ補正制御部は、
前記経過時間に対する第1補正係数及び第2補正係数を与える補正係数テーブルデータを記憶する部分を更に有しており、
前記補正係数テーブルデータは、測定系の経時変化特性に基づき定められており、
前記測定系は、前記テストパターン発生回路、前記テストパターン発生回路の前記出力端と前記切替回路の前記第2入力端とを互いに接続する配線、前記切替回路、前記切替回路の前記出力端と前記測定用表示部駆動回路の前記入力端とを互いに接続する配線、前記測定用表示部駆動回路、前記測定用表示部駆動回路の前記出力端と前記測定用表示部の前記入力端とを互いに接続する配線、前記測定用表示部、前記光センサ、及び前記光センサの前記出力端と前記ガンマ補正制御部の前記入力端とを互いに接続する配線から構成されており、
前記ガンマ補正制御部は、
(a) 前記レベルデータ及び前記被検出3原色明るさ信号に基づいて、前記3原色に関する、前記第2駆動信号と前記第3画像における明るさとの関係を示す近似曲線を与えるデータを生成する部分と、
(b) 前記第1画像における前記3原色それぞれの明るさの比率を所定の比率とするために必要な、前記3原色の内の基準色に関する前記第1駆動信号の第1レベルに対する他の2色に関する前記第1駆動信号の第2及び第3レベルを与える暫定的変換テーブルデータを、前記近似曲線データに基づいて生成する部分と、
(c) 前記タイマの計測結果に応じて前記補正期間の開始時に対応する現経過時間を求めて、当該現経過時間における前記第1及び第2補正係数の値を前記補正係数テーブルデータより読み取る部分と、
(d) 前記第1駆動信号の前記第1レベルに対して、▲1▼前記基準色に関しては前記第1駆動信号の前記第1レベル自体を前記第1駆動信号の第1補正レベルとして与え、▲2▼前記他の2色の一方に関しては、前記第1補正係数を用いた第1制限処理を前記第1駆動信号の前記第2レベルに実行して得られる第1制限レベルを前記第1駆動信号の第2補正レベルとして与え、且つ、▲3▼前記他の2色の他方に関しては、前記第2補正係数を用いた第2制限処理を前記第1駆動信号の前記第3レベルに実行して得られる第2制限レベルを前記第1駆動信号の第3補正レベルとして与える制限補正テーブルデータを生成する部分と、
(e) 前記制限補正テーブルデータに基づき、前記変換テーブルデータを決定する部分とを更に有することを特徴とする、
カラーディスプレイ装置。 - 請求項1記載のカラーディスプレイ装置であって、
前記カラーディスプレイ装置の工場出荷時からの経過時間を計測するタイマを更に備えており、
前記補正期間は、少なくとも、先行する第1補正期間と、前記第1補正期間よりも遅い第2補正期間とを含み、
前記ガンマ補正制御部は、
少なくとも、前記第1補正期間の開始時に相当する第1経過時間に対する第1補正係数及び第2補正係数と、前記第2補正期間の開始時に相当する第2経過時間に対する第1補正係数及び第2補正係数とを与える補正係数テーブルデータを記憶する部分を更に有しており、
前記補正係数テーブルデータは、測定系の経時変化特性に基づき定められており、
前記測定系は、前記テストパターン発生回路、前記テストパターン発生回路の前記出力端と前記切替回路の前記第2入力端とを互いに接続する配線、前記切替回路、前記切替回路の前記出力端と前記測定用表示部駆動回路の前記入力端とを互いに接続する配線、前記測定用表示部駆動回路、前記測定用表示部駆動回路の前記出力端と前記測定用表示部の前記入力端とを互いに接続する配線、前記測定用表示部、前記光センサ、及び前記光センサの前記出力端と前記ガンマ補正制御部の前記入力端とを互いに接続する配線から構成されており、
前記ガンマ補正制御部は、
(a) 前記第1及び第2補正期間の各々において得られる前記被検出3原色明るさ信号を受信する毎に、前記レベルデータ及び前記被検出3原色明るさ信号に基づいて、前記3原色に関する、前記第2駆動信号と前記第3画像における明るさとの関係を示す近似曲線を与えるデータを生成する部分と、
(b) 前記第1及び第2補正期間の各々に対応する前記近似曲線データの生成毎に、前記第1画像における前記3原色それぞれの明るさの比率を所定の比率とするために必要な、前記3原色の内の基準色に関する前記第1駆動信号の第1レベルに対する他の2色に関する前記第1駆動信号の第2及び第3レベルを与える暫定的変換テーブルデータを、前記近似曲線データに基づいて生成する部分と、
(c) 前記タイマの計測結果に応じて、前記第1経過時間に対する前記第1及び第2補正係数と、前記第2経過時間に対する前記第1及び第2補正係数とを、それぞれ前記第1及び第2経過時間において前記補正係数テーブルデータより読み取る部分と、
(d) 前記第1及び第2補正期間の各々に対応する前記暫定的変換テーブルデータの生成毎に、前記第1駆動信号の前記第1レベルに対して、▲1▼前記基準色に関しては前記第1駆動信号の前記第1レベル自体を前記第1駆動信号の第1補正レベルとして与え、▲2▼前記他の2色の一方に関しては、前記第1補正係数を用いた第1制限処理を前記第1駆動信号の前記第2レベルに実行して得られる第1制限レベルを前記第1駆動信号の第2補正レベルとして与え、且つ、▲3▼前記他の2色の他方に関しては、前記第2補正係数を用いた第2制限処理を前記第1駆動信号の前記第3レベルに実行して得られる第2制限レベルを前記第1駆動信号の第3補正レベルとして与える制限補正テーブルデータを生成する部分と、
(e) 前記第1及び第2補正期間の各々に対応する前記制限補正テーブルデータの生成毎に、前記制限補正テーブルデータに基づき、前記変換テーブルデータを決定する部分と、
(f) 前記第1及び第2補正期間の各々に対応する前記変換テーブルデータの生成毎に、前記変換テーブルデータを前記第2制御信号として前記出力端より出力する部分とを更に有することを特徴とする、
カラーディスプレイ装置。 - 請求項1記載のカラーディスプレイ装置であって、
前記カラーディスプレイ装置の工場出荷時からの経過時間を計測するタイマを更に備えており、
前記補正期間は、少なくとも、先行する第1補正期間と、前記第1補正期間よりも遅い第2補正期間とを含み、
前記ガンマ補正制御部は、
前記第1補正期間の開始時に相当する第1経過時間に対する第1補正係数及び第2補正係数を与える補正係数テーブルデータを記憶する部分を更に有しており、
前記補正係数テーブルデータは、測定系の経時変化特性に基づき定められており、
前記測定系は、前記テストパターン発生回路、前記テストパターン発生回路の前記出力端と前記切替回路の前記第2入力端とを互いに接続する配線、前記切替回路、前記切替回路の前記出力端と前記測定用表示部駆動回路の前記入力端とを互いに接続する配線、前記測定用表示部駆動回路、前記測定用表示部駆動回路の前記出力端と前記測定用表示部の前記入力端とを互いに接続する配線、前記測定用表示部、前記光センサ、及び前記光センサの前記出力端と前記ガンマ補正制御部の前記入力端とを互いに接続する配線から構成されており、
前記ガンマ補正制御部は、
(a) 前記第1補正期間において得られる前記被検出3原色明るさ信号の受信に応じて、前記レベルデータ及び前記被検出3原色明るさ信号に基づいて、前記3原色に関する、前記第2駆動信号と前記第3画像における明るさとの関係を示す近似曲線を与えるデータを生成する部分と、
(b) 前記第1補正期間に対応する前記近似曲線データの生成に応じて、前記第1画像における前記3原色それぞれの明るさの比率を所定の比率とするために必要な、前記3原色の内の基準色に関する前記第1駆動信号の第1レベルに対する他の2色に関する前記第1駆動信号の第2及び第3レベルを与える暫定的変換テーブルデータを、前記近似曲線データに基づいて生成する部分と、
(c) 前記タイマの計測結果に応じて、前記第1経過時間に対する前記第1及び第2補正係数を、前記第1経過時間において前記補正係数テーブルデータより読み取ると共に、前記第1補正係数よりも小さい値を有する第1先行補正係数と、前記第2補正係数よりも小さい値を有する第2先行補正係数とを生成する部分と、
(d−1) 前記第1駆動信号の前記第1レベルに対して、▲1▼前記基準色に関しては前記第1駆動信号の前記第1レベル自体を前記第1駆動信号の第1補正レベルとして与え、▲2▼前記他の2色の一方に関しては、前記第1先行補正係数を用いた第1先行制限処理を前記第1駆動信号の前記第2レベルに実行して得られる第1先行制限レベルを前記第1駆動信号の第2先行補正レベルとして与え、且つ、▲3▼前記他の2色の他方に関しては、前記第2先行補正係数を用いた第2先行制限処理を前記第1駆動信号の前記第3レベルに実行して得られる第2先行制限レベルを前記第1駆動信号の第3先行補正レベルとして与える先行制限補正テーブルデータを生成する部分と、
(e−1) 前記先行制限補正テーブルデータに基づき前記先行変換テーブルデータを決定し、前記先行変換テーブルデータを前記第2制御信号として前記出力端より出力する部分と、
(d−2) 前記先行変換テーブルデータの出力後であって且つ前記第2補正期間の到来前の時点において、前記第1駆動信号の前記第1レベルに対して、▲1▼前記基準色に関しては前記第1駆動信号の前記第1レベル自体を前記第1駆動信号の第1補正レベルとして与え、▲2▼前記他の2色の一方に関しては、前記第1補正係数を用いた第1制限処理を前記第1駆動信号の前記第2レベルに実行して得られる第1制限レベルを前記第1駆動信号の第2補正レベルとして与え、且つ、▲3▼前記他の2色の他方に関しては、前記第2補正係数を用いた第2制限処理を前記第1駆動信号の前記第3レベルに実行して得られる第2制限レベルを前記第1駆動信号の第3補正レベルとして与える制限補正テーブルデータを生成する部分と、
(e−2) 前記第2補正期間の到来前において、前記制限補正テーブルデータに基づき前記変換テーブルデータを決定し、前記変換テーブルデータを前記第2制御信号として前記出力端より出力する部分とを更に有することを特徴とする、
カラーディスプレイ装置。 - 請求項1記載のカラーディスプレイ装置であって、
前記ガンマ補正制御部は、
前記第1画像の前記ホワイトバランス及び輝度の調整が完了している工場出荷時における、前記第1駆動信号に対する3原色それぞれの明るさを与える工場出荷時テーブルデータを記憶する部分と、
前記工場出荷時テーブルデータ、前記レベルデータ及び前記被検出3原色明るさ信号に基づいて、前記補正期間における前記第1画像の前記ホワイトバランス及び前記輝度がそれぞれ前記工場出荷時における前記第1画像の前記ホワイトバランス及び前記輝度に等しくなる様に、前記変換テーブルデータを生成する部分とを更に有することを特徴とする、
カラーディスプレイ装置。 - 請求項6記載のカラーディスプレイ装置であって、
前記ガンマ補正制御部は、
(a) 前記レベルデータ及び前記被検出3原色明るさ信号に基づいて、前記3原色に関する、前記第2駆動信号と前記第3画像における明るさとの関係を示す近似曲線を与えるデータを生成する部分と、
(b) 前記補正期間における前記第1画像の前記ホワイトバランス及び前記輝度をそれぞれ前記工場出荷時における前記第1画像の前記ホワイトバランス及び前記輝度に等しくするために必要な、前記3原色の第1、第2及び第3色に関する前記第1駆動信号の第1、第2及び第3レベルに対する第1、第2及び第3補正レベルを与える暫定的変換テーブルデータを、前記工場出荷時テーブルデータ及び前記近似曲線データに基づいて生成する部分と、
(c) ▲1▼前記第1色に関しては、前記工場出荷時における前記第1駆動信号の前記第1レベルと前記第1補正レベルとで規定され且つ前記工場出荷時における前記第1レベル及び前記第1補正レベルを除く範囲内のレベルを、前記第1駆動信号の前記第1レベルに対する、前記第1駆動信号の第1制限補正レベルとして与え、▲2▼前記第2色に関しては、前記工場出荷時における前記第1駆動信号の前記第2レベルと前記第2補正レベルとで規定され且つ前記工場出荷時における前記第2レベル及び前記第2補正レベルを除く範囲内のレベルを、前記第1駆動信号の前記第2レベルに対する、前記第1駆動信号の第2制限補正レベルとして与え、且つ、▲3▼前記第3色に関しては、前記工場出荷時における前記第1駆動信号の前記第3レベルと前記第3補正レベルとで規定され且つ前記工場出荷時における前記第3レベル及び前記第3補正レベルを除く範囲内のレベルを、前記第1駆動信号の前記第3レベルに対する、前記第1駆動信号の第3制限補正レベルとして与える制限補正テーブルデータを生成する部分と、
(d) 前記制限補正テーブルデータに基づき前記変換テーブルデータを決定する部分とを更に有することを特徴とする、
カラーディスプレイ装置。 - 請求項6記載のカラーディスプレイ装置であって、
前記カラーディスプレイ装置の工場出荷時からの経過時間を計測するタイマを更に備えており、
前記ガンマ補正制御部は、
前記経過時間に対する、前記3原色の第1、第2及び第3色に関する第1、第2及び第3補正係数を与える補正係数テーブルデータを記憶する部分を更に有しており、
前記補正係数テーブルデータは、測定系の軽時変化特性に基づき定められており、
前記測定系は、前記テストパターン発生回路、前記テストパターン発生回路の前記出力端と前記切替回路の前記第2入力端とを互いに接続する配線、前記切替回路、前記切替回路の前記出力端と前記測定用表示部駆動回路の前記入力端とを互いに接続する配線、前記測定用表示部駆動回路、前記測定用表示部駆動回路の前記出力端と前記測定用表示部の前記入力端とを互いに接続する配線、前記測定用表示部、前記光センサ、及び前記光センサの前記出力端と前記ガンマ補正制御部の前記入力端とを互いに接続する配線から構成されており、
前記ガンマ補正制御部は、
(a) 前記レベルデータ及び前記被検出3原色明るさ信号に基づいて、前記3原色に関する、前記第2駆動信号と前記第3画像における明るさとの関係を示す近似曲線を与えるデータを生成する部分と、
(b) 前記補正期間における前記第1画像の前記ホワイトバランス及び前記輝度をそれぞれ前記工場出荷時における前記第1画像の前記ホワイトバランス及び前記輝度に等しくするために必要な、前記3原色の前記第1、第2及び第3色に関する前記第1駆動信号の第1、第2及び第3レベルに対する第1、第2及び第3補正レベルを与える暫定的変換テーブルデータを、前記工場出荷時テーブルデータ及び前記近似曲線データに基づいて生成する部分と、
(c) 前記タイマの計測結果に応じて前記補正期間の開始時に対応する現経過時間を求めて、当該現経過時間における前記第1、第2及び第3補正係数の値を前記補正係数テーブルデータより読み取る部分と、
(d) ▲1▼前記第1色に関しては、前記第1補正係数を用いた第1制限処理を前記第1駆動信号の前記第1レベルに実行して得られる第1制限レベルを、前記第1駆動信号の前記第1レベルに対する、前記第1駆動信号の第1制限補正レベルとして与え、▲2▼前記第2色に関しては、前記第2補正係数を用いた第2制限処理を前記第1駆動信号の前記第2レベルに実行して得られる第2制限レベルを、前記第1駆動信号の前記第2レベルに対する、前記第1駆動信号の第2制限補正レベルとして与え、且つ、▲3▼前記第3色に関しては、前記第3補正係数を用いた第3制限処理を前記第1駆動信号の前記第3レベルに実行して得られる第3制限レベルを、前記第1駆動信号の前記第3レベルに対する、前記第1駆動信号の第3制限補正レベルとして与える制限補正テーブルデータを生成する部分と、
(e) 前記制限補正テーブルデータに基づき前記変換テーブルデータを決定する部分とを更に有することを特徴とする、
カラーディスプレイ装置。 - 請求項6記載のカラーディスプレイ装置であって、
前記カラーディスプレイ装置の工場出荷時からの経過時間を計測するタイマを更に備えており、
前記補正期間は、少なくとも、先行する第1補正期間と、前記第1補正期間よりも遅い第2補正期間とを含み、
前記ガンマ補正制御部は、
少なくとも、前記第1補正期間の開始時に相当する第1経過時間に対する第1補正係数、第2補正係数及び第3補正係数と、前記第2補正期間の開始時に相当する第2経過時間に対する第1補正係数、第2補正係数及び第3補正係数とを与える補正係数テーブルデータを記憶する部分を更に有しており、
前記補正係数テーブルデータは、測定系の経時変化特性に基づき定められており、
前記測定系は、前記テストパターン発生回路、前記テストパターン発生回路の前記出力端と前記切替回路の前記第2入力端とを互いに接続する配線、前記切替回路、前記切替回路の前記出力端と前記測定用表示部駆動回路の前記入力端とを互いに接続する配線、前記測定用表示部駆動回路、前記測定用表示部駆動回路の前記出力端と前記測定用表示部の前記入力端とを互いに接続する配線、前記測定用表示部、前記光センサ、及び前記光センサの前記出力端と前記ガンマ補正制御部の前記入力端とを互いに接続する配線から構成されており、
前記ガンマ補正制御部は、
(a) 前記第1及び第2補正期間の各々において得られる前記被検出3原色明るさ信号を受信する毎に、前記レベルデータ及び前記被検出3原色明るさ信号に基づいて、前記3原色に関する、前記第2駆動信号と前記第3画像における明るさとの関係を示す近似曲線を与えるデータを生成する部分と、
(b) 前記第1及び第2補正期間の各々に対応する前記近似曲線データの生成毎に、前記第1及び第2補正期間の内の当該補正期間における前記第1画像の前記ホワイトバランス及び前記輝度をそれぞれ前記工場出荷時における前記第1画像の前記ホワイトバランス及び前記輝度に等しくするために必要な、前記3原色の前記第1、第2及び第3色に関する前記第1駆動信号の第1、第2及び第3レベルに対する第1、第2及び第3補正レベルを与える暫定的変換テーブルデータを、前記近似曲線データ及び前記工場出荷時テーブルデータに基づいて生成する部分と、
(c) 前記タイマの計測結果に応じて、前記第1経過時間に対する前記第1第2及び第3補正係数と、前記第2経過時間に対する前記第1、第2及び第3補正係数とを、それぞれ前記第1及び第2経過時間において前記補正係数テーブルデータより読み取る部分と、
(d) 前記第1及び第2補正期間の各々に対応する前記暫定的変換テーブルデータの生成毎に、▲1▼前記第1色に関しては、前記第1補正係数を用いた第1制限処理を前記第1駆動信号の前記第1レベルに実行して得られる第1制限レベルを、前記第1駆動信号の前記第1レベルに対する、前記第1駆動信号の第1制限補正レベルとして与え、▲2▼前記第2色に関しては、前記第2補正係数を用いた第2制限処理を前記第1駆動信号の前記第2レベルに実行して得られる第2制限レベルを、前記第1駆動信号の前記第2レベルに対する、前記第1駆動信号の第2制限補正レベルとして与え、且つ、▲3▼前記第3色に関しては、前記第3補正係数を用いた第3制限処理を前記第1駆動信号の前記第3レベルに実行して得られる第3制限レベルを、前記第1駆動信号の前記第3レベルに対する、前記第1駆動信号の第3制限補正レベルとして与える制限補正テーブルデータを生成する部分と、
(e) 前記第1及び第2補正期間の各々に対応する前記制限補正テーブルデータの生成毎に、前記制限補正テーブルデータに基づき、前記変換テーブルデータを決定する部分と、
(f) 前記第1及び第2補正期間の各々に対応する前記変換テーブルデータの生成毎に、前記変換テーブルデータを前記第2制御信号として前記出力端より出力する部分とを更に有することを特徴とする、
カラーディスプレイ装置。 - 請求項6記載のカラーディスプレイ装置であって、
前記カラーディスプレイ装置の工場出荷時からの経過時間を計測するタイマを更に備えており、
前記補正期間は、少なくとも、先行する第1補正期間と、前記第1補正期間よりも遅い第2補正期間とを含み、
前記ガンマ補正制御部は、
前記第1補正期間の開始時に相当する第1経過時間に対する第1補正係数、第2補正係数及び第3補正係数を与える補正係数テーブルデータを記憶する部分を更に有しており、
前記補正係数テーブルデータは、測定系の経時変化特性に基づき定められており、
前記測定系は、前記テストパターン発生回路、前記テストパターン発生回路の前記出力端と前記切替回路の前記第2入力端とを互いに接続する配線、前記切替回路、前記切替回路の前記出力端と前記測定用表示部駆動回路の前記入力端とを互いに接続する配線、前記測定用表示部駆動回路、前記測定用表示部駆動回路の前記出力端と前記測定用表示部の前記入力端とを互いに接続する配線、前記測定用表示部、前記光センサ、及び前記光センサの前記出力端と前記ガンマ補正制御部の前記入力端とを互いに接続する配線から構成されており、
前記ガンマ補正制御部は、
(a) 前記第1補正期間において得られる前記被検出3原色明るさ信号の受信に応じて、前記レベルデータ及び前記被検出3原色明るさ信号に基づいて、前記3原色に関する、前記第2駆動信号と前記第3画像における明るさとの関係を示す近似曲線を与えるデータを生成する部分と、
(b) 前記第1補正期間に対応する前記近似曲線データの生成に応じて、前記第1補正期間における前記第1画像の前記ホワイトバランス及び前記輝度をそれぞれ前記工場出荷時における前記第1画像の前記ホワイトバランス及び前記輝度に等しくするために必要な、前記3原色の前記第1、第2及び第3色に関する前記第1駆動信号の第1、第2及び第3レベルに対する第1、第2及び第3補正レベルを与える暫定的変換テーブルデータを、前記工場出荷時テーブルデータ及び前記近似曲線データに基づいて生成する部分と、
(c) 前記タイマの計測結果に応じて、前記第1経過時間に対する前記第1第2及び第3補正係数を、前記第1経過時間において前記補正係数テーブルデータより読み取ると共に、前記第1補正係数よりも小さい値を有する第1先行補正係数と、前記第2補正係数よりも小さい値を有する第2先行補正係数と、前記第3補正係数よりも小さい値を有する第3先行補正係数と、を生成する部分と、
(d−1) ▲1▼前記第1色に関しては、前記第1先行補正係数を用いた第1先行制限処理を前記第1駆動信号の前記第1レベルに実行して得られる第1先行制限レベルを、前記第1駆動信号の前記第1レベルに対する、前記第1駆動信号の第1先行制限補正レベルとして与え、▲2▼前記第2色に関しては、前記第2先行補正係数を用いた第2先行制限処理を前記第1駆動信号の前記第2レベルに実行して得られる第2先行制限レベルを、前記第1駆動信号の前記第2レベルに対する、前記第1駆動信号の第2先行制限補正レベルとして与え、且つ、▲3▼前記第3色に関しては、前記第3先行補正係数を用いた第3先行制限処理を前記第1駆動信号の前記第3レベルに実行して得られる第3先行制限レベルを、前記第1駆動信号の前記第3レベルに対する、前記第1駆動信号の第3先行制限補正レベルとして与える先行制限補正テーブルデータを生成する部分と、
(e−1) 前記先行制限補正テーブルデータに基づき前記先行変換テーブルデータを決定し、前記先行変換テーブルデータを前記第2制御信号として前記出力端より出力する部分と、
(d−2) 前記先行変換テーブルデータの出力後であって且つ前記第2補正期間の到来前の時点において、▲1▼前記第1色に関しては、前記第1補正係数を用いた第1制限処理を前記第1駆動信号の前記第1レベルに実行して得られる第1制限レベルを、前記第1駆動信号の前記第1レベルに対する、前記第1駆動信号の第1制限補正レベルとして与え、▲2▼前記第2色に関しては、前記第2補正係数を用いた第2制限処理を前記第1駆動信号の前記第2レベルに実行して得られる第2制限レベルを、前記第1駆動信号の前記第2レベルに対する、前記第1駆動信号の第2制限補正レベルとして与え、且つ、▲3▼前記第3色に関しては、前記第3補正係数を用いた第3制限処理を前記第1駆動信号の前記第3レベルに実行して得られる第3制限レベルを、前記第1駆動信号の前記第3レベルに対する、前記第1駆動信号の第3制限補正レベルとして与える制限補正テーブルデータを生成する部分と、
(e−2) 前記第2補正期間の到来前において、前記制限補正テーブルデータに基づき前記変換テーブルデータを決定し、前記変換テーブルデータを前記第2制御信号として前記出力端より出力する部分とを更に有することを特徴とする、
カラーディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
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