JP2004144143A - 外部制御式ファン・カップリング装置 - Google Patents

外部制御式ファン・カップリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ファン回転制御性の向上および省電力化をはかった外部制御式ファン・カップリング装置の提供。
【解決手段】駆動ディスクを固着した回転軸に支承された密封器匣の内部を、仕切板により油溜り室と、前記駆動ディスクを内装するトルク伝達室とに区劃し、トルク伝達室内に供給された油により駆動トルクを被駆動側に伝達するようにし、電磁石と永久磁石により作動させる弁部材により油の流通路を開閉制御する仕組みとなしたファン・カップリング装置において、密封器匣に油供給用と回収用の2つの循環流通路を形成すると共に、各循環流通路毎に当該通路を開閉する前記弁部材を設け、この2つの弁部材をそれぞれ別々に開閉制御する仕組みとなしたことを特徴とする。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に自動車等における機関冷却用のファン回転を外部周囲の温度変化あるいは回転変化に追従して制御する方式の外部制御式ファン・カップリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のファン・カップリング装置としては、ケースとカバーとからなる密封器匣の内部を、油の供給調整孔を有する仕切板により油溜り室と駆動ディスクを内装するトルク伝達室とに区劃し、回転時の油の集溜する駆動ディスクの外周壁部に対向する密封器匣側の内周壁面の一部にダムと、これに連なってトルク伝達室側より油溜り室に通ずる循環流通路を形成すると共に、外部周囲の温度が設定値を超えると前記仕切板の供給調整孔を開放し、設定値以下では前記仕切板の供給調整孔を閉鎖する弁部材を備え、駆動ディスクと前記密封器匣の外方付近の対向壁面に設けたトルク伝達間隙部での油の有効接触面積を増減させて、駆動側から被駆動側の密封器匣側へのトルク伝達を制御する方式において、前記密封器匣の前面側または後面側に一対の電磁石を設け、その一方の電磁石に対向して供給調整孔を開閉する磁性を有する弁部材を、また他方の電磁石に対向して前記循環流通路を開閉する磁性を有する副弁部材を設けたものがある(特許第2911623号参照)。
【0003】
しかしながら、このような従来の外部制御式のファン・カップリング装置は、一般的に電気制御が主となるために機構が複雑となり、消費電力がかかり、高価であること、また電気系統が故障した場合、作動油が循環しなくなってファン・カップリング装置が損傷されるという欠点があった。しかし、外部制御式のファン・カップリング装置は、水温、エンジン回転数、エアコン等の補機類等の制御要因を任意に選べ、かつ適正なファン制御が行えるという利点があるため、前記の欠点を解消するための改善が望まれていた。
【0004】
そこで、本発明者らはこのような現状に鑑みて、機構が簡単で、消費電力を節約でき、セーフティー・オン(電気系統が故障しても作動油が止まることなく循環すること)の機能を有し、また各種の動作条件に応じて油量を高精度で調整して任意にかつ的確にファンの回転を制御することができる外部制御式ファン・カップリング装置を先に提案した(特開2002−13556号公報、特開2002−81466号公報参照)。
この外部制御式ファン・カップリング装置は、基本的には油溜り室からトルク伝達室へ作動油を供給する油の供給調整孔を開閉する弁部材を、永久磁石を使用した無励磁式電磁石により制御する方式を採用したもので、その構成は例えば、先端に駆動ディスクを固着した回転軸体上に、軸受を介して支承された非磁性体からなるケースと該ケースに取着されたカバーとからなる密封器匣の内部を、油の供給調整孔を有する仕切板により油溜り室と、前記駆動ディスクを内装するトルク伝達室とに区劃し、回転時の油の集溜する駆動ディスクの外周壁に対向する密封器匣側の内周壁面の一部にダムと、これに連なってトルク伝達室側より油溜り室に通ずる循環流通路を形成すると共に、前記油の供給調整孔を開閉する弁部材を油溜り室内に備え、駆動側と被駆動側とのなすトルク伝達間隙部での油の有効接触面積を増減させて駆動側から被駆動側への回転トルク伝達を制御するようにしてなるファン・カップリング装置において、前記密封器匣の油溜り室側に永久磁石を使用した無励磁式電磁石を前記回転軸体に軸受を介して支持し、該電磁石によりアーマチャー(磁性体片)と板バネとからなる弁部材を作動させて前記油の供給調整孔を開閉制御する仕組みとなしたもので、前記油の供給調整孔を複数設け、各油の供給調整孔毎に弁部材を設けたダブル弁構造となしたものもある。
【0005】
この外部制御式ファン・カップリング装置において、永久磁石を使用した無励磁式電磁石により油の供給調整孔を開閉制御する方式を採用した弁部材の開閉制御機構は、一般に無励磁作動バルブと同じ原理であり、その原理は永久磁石のつくる磁界と逆向きの磁界を発生するように電磁石に電流を流すと、永久磁石の磁界を相殺させることとなり、永久磁石の吸引力が消滅し、弁部材がバネの作用で仕切板側に圧接して油の供給調整孔を閉じ、他方、電磁石をOFFすると弁部材がバネに抗して永久磁石側に吸引されることにより油の供給調整孔が開かれる機構となしたものである。
また、永久磁石のつくる磁界と同じ向きの磁界が発生するように電磁石に電流を流すことにより、永久磁石の吸引力と電磁石による吸引力の相乗効果で、瞬時に油の供給孔を開くことができる。
したがってこの開閉制御機構を用いると、電気系統の故障により電磁石がOFFとなってもセーフティー・オン、すなわち仕切板に設けられた油の供給調整孔が開いたままの状態が保持されるので作動油が循環し、ファン・カップリング装置はONの状態となってファンは回転し続け、オーバーヒートによるエンジンの損傷を防止できることとなる。
また、油の供給調整孔を複数設けてダブル弁構造とした場合には、電磁石に通電する電流の大きさを段階的に変化させて各弁を段階的に開閉させることができることにより、ファン回転を段階的に上昇させ、あるいは上昇速度を変えることができる。
なお、ケースの材質を非磁性体とするのは、磁束の漏洩を防止するためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の外部制御式ファン・カップリング装置には、以下に記載する問題点があった。
▲1▼ 従来の外部制御式ファン・カップリング装置は油の供給ポートのみ制御する方式であるため、一定トルクを出力するためには油の供給、回収のバランスをとる必要があり、その実施には困難を極めること。
▲2▼ 電磁石の設定を当該カップリング装置がONになる場合に電力を必要とする設定とした場合、OFF以外のトルクを出力するためには常に弁を開閉もしくは一定位置にとどまるように電力をかけ続けなければならないこと。
▲3▼ カップリング装置のOFF、ON以外の状態をつくるとき、油供給弁は常に開閉を繰返さなければならず、弁部材の板バネの耐久性に問題が生じるおそれがあること。
▲4▼ 弁部材を作動させる電磁石とアーマチャーが非磁性体のケースで分断されている構造となっているため磁界相殺効率が悪く、ファン・カップリング装置の小型、軽量化がはかられないこと。
【0007】
本発明は、上記した従来の外部制御式ファン・カップリング装置の問題点を解決するためになされたもので、ファン回転制御性の向上および省電力化をはかった外部制御式ファン・カップリング装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る外部制御式ファン・カップリング装置は、先端に駆動ディスクを固着した回転軸体上に、軸受を介して支承された非磁性体のケースと該ケースに取着されたカバーとからなる密封器匣の内部を、仕切板により油溜り室と、前記駆動ディスクを内装するトルク伝達室とに区劃し、回転時の油の集溜する駆動ディスクの外周壁部に対向するカバーの内周壁面の一部にダムと、これに連なってトルク伝達室側と油溜り室間に油循環流通路が形成され、該油循環流通路を開閉する弁部材を油溜り室内に備え、前記弁部材はアーマチャーと板バネとからなり、前記密封器匣の油溜り室側に永久磁石を使用した無励磁式電磁石を前記回転軸体に軸受を介して支持し、該電磁石により前記弁部材を作動させて油循環流通路を開閉制御する仕組みとなし、駆動側と被駆動側とのなすトルク伝達間隙部での油の有効接触面積を増減させて駆動側から被駆動側への回転トルク伝達を制御するようにしてなるファン・カップリング装置において、前記ケースに油溜り室側よりトルク伝達室に通ずる油供給用循環流通路と、トルク伝達室側より油溜り室に通ずる油回収用循環流通路を形成すると共に、各循環流通路毎に当該通路を開閉する前記弁部材を同軸的に油溜り室内に設け、該2つの弁部材をそれぞれ別々に開閉制御する仕組みとなしたことを特徴とするものである。また、前記無励磁式電磁石の磁束を効率よく各弁部材のアーマチャーに伝えるためのリング形状の磁性体を前記ケースに組込んだ構成となしたことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るダブル弁構造の外部制御式ファン・カップリング装置の一実施例を示す縦断面図、図2〜図5は同上装置の弁作動例を示したもので、図2は油の供給、回収弁が閉じ、油がすべて油溜り室に回収された状態(同上装置がOFF状態)、図3、図4は同上装置がある一定トルクに保持されている状態で、図3は油の供給弁のみ開いてトルクに必要な油量をトルク伝達室へ供給している状態、図4は油の供給、回収弁が閉じ、トルク伝達室へ供給された油で一定トルクが保持されている状態、図5は油の回収弁のみ開いてトルク伝達室の油をすべて油溜り室に回収する状態をそれぞれ示す概略図であり、1は回転軸体(駆動軸)、2は密封器匣、2−1はケース、2−2はカバー、3は駆動ディスク、4は仕切板、5は油溜り室、6はトルク伝達室、、7は油回収用循環流通路、8は油供給用循環流通路、9−1は油供給用弁部材、9−2は油回収用弁部材、9−1a、9−2aは板バネ、9−1b、9−2bはアーマチャー、10は永久磁石、11−1は磁気ループエレメントa、11−2は磁気ループエレメントb、12は電磁石、13は電磁石支持体、14、15は軸受、16は油、17はダムである。
【0010】
すなわち、図1に示す外部制御式ファン・カップリング装置は、駆動部(エンジン)の駆動によって回転する回転軸体(駆動軸)1に、軸受14を介してケース2−1とカバー2−2とからなる密封器匣2が支承され、この密封器匣2内は仕切板4にて油溜り室5とトルク伝達室6とに区劃され、トルク伝達室6内には回転軸体1の先端に固着された駆動ディスク3が該トルク伝達室の内周面との間にトルク伝達間隙が形成されるように収納されている。
なお、ダム17は回転時の油の集溜する駆動ディスク3の外周壁部と対向するカバー2−2の内周壁面の一部に設けたものである。
【0011】
ケース2−1に設けられた油回収用循環流通路7および油供給用循環流通路8を開閉する油供給用弁部材9−1および油回収用弁部材9−2は、それぞれ板バネ9−1a、9−2aとアーマチャー9−1b、9−2bとからなり、ファン回転時に油溜り室5内の油の抵抗を受けにくくするために、各弁部材のアーマチャー9−1b、9−2bが回転軸体(駆動軸)1近傍に位置するように板バネ9−1a、9−2a基端部をケース2−1に取付ける。
【0012】
密封器匣2の駆動部側には、回転軸体1に軸受15を介して支承された電磁石支持体13に電磁石12が支持され、かつケース2−1に組込まれたリング状の磁気ループエレメントa11−1と磁気ループエレメントb11−2との間に前記電磁石12と対をなす永久磁石10が前記各弁部材のアーマチャー9−1b、9−2bと対向して取付けられている。前記電磁石12は図示のように該電磁石支持体13の一部が磁気ループエレメントb11−2に凹凸嵌合され、また永久磁石10は磁気ループエレメントb11−2の裏面側に形成した凹部11−2aに収納され、該凹部の開口端に各弁部材のアーマチャー9−1b、9−2bと対向する磁気ループエレメントa11−1が取付けられている。すなわち、電磁石12の磁束を効率よく各弁部材のアーマチャーに伝えるため、リング状の磁気ループエレメントa11−1と磁気ループエレメントb11−2を用いて各弁部材9−1、9−2の作動機構を構成している。
したがって、この作動機構の場合は、永久磁石10のつくる磁界と逆向きの磁界が発生するように電磁石11に電流を流すと、永久磁石10の磁界を相殺させることにより、永久磁石10の吸引力が消滅し、各弁部材9−1、9−2のアーマチャー9−1b、9−2bが当該板バネ9−1a、9−2aの作用により磁気ループエレメントa11−1より離間することにより油回収用循環流通路7および油供給用循環流通路8が開かれ、他方、電磁石11をOFFすると、永久磁石10の吸引力によりアーマチャー9−1b、9−2bが当該板バネ9−1a、9−2aに抗して磁気ループエレメントa11−1側に吸引されることにより、当該板バネ9−1a、9−2aがケース2−1側に圧接して油回収用循環流通路7および油供給用循環流通路8が閉じられる。
本発明では、上記2つの弁部材をそれぞれ別々に開閉制御する方式を採用するもので、油供給用弁部材9−1および油回収用弁部材9−2は、それぞれの電磁石11に流れる電流の向きを変えることにより別々に開閉制御する。
【0013】
上記構成のファン・カップリング装置において、油供給用弁部材9−1と油回収用弁部材9−2の2つの弁を電圧OV(OFF)、+12V(ON)、−12V(ON)の3つのパターンのスイッチングにより開閉制御する方式により、まず電源電圧をOV(OFF)にして油供給用弁部材9−1と油回収用弁部材9−2を共に閉じると、油16が油溜り室5内にすべて回収され、装置OFFの状態が保持される(図2)。次に、電源電圧を+12V(ON)にして油供給用弁部材9−1を開とし、油回収用弁部材9−2を閉としてトルクに必要な油量をトルク伝達室6へ供給することによりある一定トルクが保持される(図3)。さらに、電源電圧をOV(OFF)にして油供給用弁部材9−1と油回収用弁部材9−2を共に閉じることにより、トルク伝達室6へ供給された油16で一定トルクが保持される(図4)。また、電源電圧を−12V(ON)にして油回収用弁部材9−2を開とし、油供給用弁部材9−1を閉としてトルク伝達室6内の油16をすべて油溜り室5内に回収することにより装置OFFの状態が保持される(図5)。さらにまた、電源電圧をOV(OFF)にして油供給用弁部材9−1と油回収用弁部材9−2を共に閉じて油16を油溜り室5内にすべて回収した状態を保持することにより装置OFFの状態が保持される(図6)。なお、12Vはバッテリー電圧と同じ電圧である。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したごとく、本発明に係る外部制御式ファン・カップリング装置は、油溜り室からトルク伝達室への油供給ポートと、トルク伝達室から油溜り室へ戻る油回収ポートの2つの弁をそれぞれ別々に開閉制御する方式を採用したことにより、ファン回転トルクに必要な油を回収弁を閉じた状態で供給することができるので、この状態を保持すれば安定したトルクが得られ、かつ加速時のオーバーシュートも防止でき、ファン回転制御性を向上できるという効果が得られ、また、電力を必要とするのは各弁を開く時(油を供給・回収する時のみ)のみであるため省電力化がはかられる。さらに、非磁性体のケースに電磁石の磁束を効率よくアーマチャーに伝えるための磁性体を非磁性体のケースに設けたことにより、磁界相殺効率が良好となり、ファン・カップリング装置の小型、軽量化がはかられるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る外部制御式ファン・カップリング装置の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1に示す装置の弁作動例で、油の供給、回収弁が閉じ、油がすべて油溜り室に回収された状態(同上装置がOFF状態)を示す概略図である。
【図3】同じく図1に示す装置の弁作動例で、油の供給弁のみ開いてトルクに必要な油量をトルク伝達室へ供給している状態を示す概略図である。
【図4】同じく図1に示す装置の弁作動例で、油の供給、回収弁が閉じ、トルク伝達室へ供給された油で一定トルクが保持されている状態を示す概略図である。
【図5】同じく図1に示す装置の弁作動例で、油の回収弁のみ開いてトルク伝達室の油をすべて油溜り室に回収する状態を示す概略図である。
【図6】同じく図1に示す装置の弁作動例で、油の供給、回収弁が閉じ、油をすべて油溜り室に回収した状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 回転軸体(駆動軸)
2 密封器匣
2−1 ケース
2−2 カバー
3 駆動ディスク
4 仕切板
5 油溜り室
6 トルク伝達室
7 油回収用循環流通路
8 油供給用循環流通路
9−1 油供給用弁部材
9−2 油回収用弁部材
9−1a、9−2a 板バネ
9−1b、9−2b アーマチャー
10 永久磁石
11−1 磁気ループエレメントa
11−2 磁気ループエレメントb
12 電磁石
13 電磁石支持体
14、15 軸受
16 油
17 ダム

Claims (2)

  1. 先端に駆動ディスクを固着した回転軸体上に、軸受を介して支承された非磁性体のケースと該ケースに取着されたカバーとからなる密封器匣の内部を、仕切板により油溜り室と、前記駆動ディスクを内装するトルク伝達室とに区劃し、回転時の油の集溜する駆動ディスクの外周壁部に対向するカバーの内周壁面の一部にダムと、これに連なってトルク伝達室側と油溜り室間に油循環流通路が形成され、該油循環流通路を開閉する弁部材を油溜り室内に備え、前記弁部材はアーマチャーと板バネとからなり、前記密封器匣の油溜り室側に永久磁石を使用した無励磁式電磁石を前記回転軸体に軸受を介して支持し、該電磁石により前記弁部材を作動させて油循環流通路を開閉制御する仕組みとなし、駆動側と被駆動側とのなすトルク伝達間隙部での油の有効接触面積を増減させて駆動側から被駆動側への回転トルク伝達を制御するようにしてなるファン・カップリング装置において、前記ケースに油溜り室側よりトルク伝達室に通ずる油供給用循環流通路と、トルク伝達室側より油溜り室に通ずる油回収用循環流通路を形成すると共に、各循環流通路毎に当該通路を開閉する前記弁部材を同軸的に油溜り室内に設け、該2つの弁部材をそれぞれ別々に開閉制御する仕組みとなしたことを特徴とする外部制御式ファン・カップリング装置。
  2. 前記無励磁式電磁石の磁束を効率よく各弁部材のアーマチャーに伝えるためのリング形状の磁性体を前記ケースに組込んだ構成となしたことを特徴とする請求項1記載の外部制御式ファン・カップリング装置。
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