JP2004143782A - 墓基礎構造 - Google Patents

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JP2004143782A
JP2004143782A JP2002309092A JP2002309092A JP2004143782A JP 2004143782 A JP2004143782 A JP 2004143782A JP 2002309092 A JP2002309092 A JP 2002309092A JP 2002309092 A JP2002309092 A JP 2002309092A JP 2004143782 A JP2004143782 A JP 2004143782A
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佐藤 俊隆
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Abstract

【課題】コンクリート基礎と墓基礎とを接合せずに、コンクリート基礎と独立した箱状に一体構造とすることにより耐震性を向上させた墓基礎構造を提供するものである。
【解決手段】コンクリート基礎1の上に、納骨堂5を囲むように複数枚の石板10a〜10dを四角枠状に敷設し、隣接する各石板10a〜10dの対向する部分にそれぞれホゾ穴12、12を形成すると共に、この対向するホゾ穴12、12にホゾ石板13を嵌合させ、各石板10a〜10dを一体に連結して四角枠状の基礎石板10を形成し、この各辺に沿った前記石板10b〜10dに嵌合溝14を形成し、胴石2b〜2d2の底部に突設した突起部16を、前記嵌合溝14に嵌合させて、胴石2a〜2d2を箱状に組立てたことを特徴とするものである。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は墓基礎構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の墓基礎構造は、図8に示すように、コンクリート基礎1の上に胴石2を箱状に組立て、この内側の土3が露出した部分を囲むように4枚の骨堂壁4を箱状に配置して納骨堂5を形成すると共に、この納骨堂5と胴石2との間に砂利や砂9を入れて外柵15を形成し、更に納骨堂5の上部前側に拝石7と、この後ろに墓石8を載せた構造をなしている。
【0003】
従来の構造では、コンクリート基礎1の上に、モルタルで胴石2を接合しているが、納骨堂5と胴石2との間に詰めた砂利や砂9に含まれた雨水が凍結すると、膨張して胴石2が押し広げられるため、モルタルに亀裂が入って胴石2がコンクリート基礎1と分離してしまう問題がある。このように胴石2がコンクリート基礎1に固定されていないと、外柵15の石組にズレが生じ、クレームの原因となり、寒冷地では自然倒壊の恐れがある。また耐震性が低下して、地震や地滑りの発生により、外柵15や墓石8が倒壊する危険性がある。また外柵15を組むに当たり、ステンレスボルトなどの金具により固定する工法もあるが、施工者によって品質にバラツキがある上、揺れの大きな地震が発生すると、接合部が割れてしまう問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題を改善し、コンクリート基礎と墓基礎とを接合せずに、コンクリート基礎と独立した箱状に一体構造とすることにより耐震性を向上させた墓基礎構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の墓基礎構造は、コンクリート基礎の上に、納骨堂を囲むように複数枚の石板を四角枠状に敷設し、隣接する各石板の対向する部分にそれぞれホゾ穴を形成すると共に、この対向するホゾ穴にホゾ石板を嵌合させ、各石板を一体に連結して四角枠状の基礎石板を形成し、この各辺に沿った前記石板に嵌合溝を形成し、胴石の底部に突設した突起部を、前記嵌合溝に嵌合させて、胴石を箱状に組立てたことを特徴とするものである。
【0006】
本発明の請求項2記載の墓基礎構造は、請求項1記載の墓基礎構造に、更に箱状に組立てた胴石の内側に、四角枠状をなす基礎石板の中空部分を囲むように骨堂壁を立設して、この骨堂壁の間に納骨堂を形成したことを特徴とするものである。
【0007】
更に請求項3記載の墓基礎構造は、請求項2記載の墓基礎構造に、更に箱状に組立てた胴石と、納骨堂との間の上部に貼板を載せて、ここに空洞部を形成したことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の一形態を図1ないし図5を参照して詳細に説明する。図1において10はコンクリート基礎1の上に形成した基礎石板を示すもので、これは前部石板10aと、後部石板10b、左側石板10c、右側石板10dで構成されている。これら4枚の石板10a〜10dは、前部石板10aと、後部石板10bとの間に、間隔をおいて左右石板10c、10dを配置して中空部11を形成した四角枠状に敷設されている。
【0009】
各石板10a〜10dの隣接して対向する辺には、それぞれホゾ穴12、12が対向して形成されている。更にこの対向するホゾ穴12、12に、ホゾ石板13を嵌合させて、各石板10a〜10dが一体に連結されている。また四角枠状の基礎石板10の各辺に沿った、後部石板10bと左右石板10c、10dの側縁に沿って、嵌合溝14が形成されている。また基礎石板10の上に組立てられる外柵15は前面胴石2a、背面胴石2b、左胴石2c1、2c2、および右胴石2d1、2d2で構成されている。また背面胴石2bに沿って、背面側支持板2eが設けられ、更にこの手前両側に支持板2f、支持板2gが設けられている。
【0010】
また前記嵌合溝14に対応して、背面胴石2b、左胴石2c1、2c2、右胴石2d1、2d2の底面にはそれぞれ突起部16が突設されている。また前面胴石2aと背面側支持板2eの側面には、中空部11の横幅の間隔をおいて、骨堂壁4a、4bの両端が嵌合する縦方向の嵌合溝18、18が形成されている。
【0011】
底面に突起部16を突設した上記背面胴石2b、左胴石2c1、2c2、右胴石2d1、2d2を、それぞれ対応する後部石板10bと左右石板10c、10dの側縁に沿って形成した嵌合溝14に嵌合して一体に接合する。更に左胴石2c1、2c2と右胴石2d1、2d2との間に、これと直交して前面胴石2aと背面側支持板2eとを挟持する。更にこれらの対向する側面に形成された縦方向の嵌合溝18、18に、骨堂壁4a、4bの両端を嵌合させて箱状に組立てる。また支持板2f、2gは、背面側支持板2eの前面両側に配置する。この結果、図2に示すように中空部11の左右両側を囲む骨堂壁4a、4bと前面胴石2aおよび背面側支持板2eとの間に納骨堂5が形成される。
【0012】
この後、図3に示すように、前面胴石2aの上部と、左胴石2c1、右胴石2d1および骨堂壁4a、4bの前側上部に、凹部19を形成した前部貼板6aを載せる。また背面胴石2bと背面側支持板2e、左胴石2c2、右胴石2d2の上に後部貼板6bを載せて、この内側に箱状の空洞部21を形成する。更に骨堂壁4a、4bと左右胴石2c1、2d1の上部にそれぞれ左右貼板6c、6dを載せて接着剤で接合し、この内側にそれぞれ空洞部21、21を形成する。
【0013】
この後、図4に示すように前部石板10aの左右両側に親柱22、22を載せて前面胴石2aの前面側を支持し、更に親柱22、22の間に階段石23を設置する。また左右貼板6c、6dの側縁に沿って袖石24、24を載せ、後部貼板6bの後縁に沿って屏風石25と塔婆立て26を載せて外柵15を完成する。この後、図5に示すように納骨堂5の前方上部を塞ぐように骨蓋となる拝石7を載せ、更にこの後方に墓石8を載せて完成する。
【0014】
従って上記構造の墓基礎構造は、コンクリート基礎1の上に直接胴石2を載せる従来構造とは異なり、コンクリート基礎1の上に、4枚の石板10a〜10dを一体に連結した基礎石板10を敷設し、この上に胴石2a〜2d2を載せて、この突起部16を嵌合溝14に嵌合させて一体に接合し、更にこの上を貼板6a〜6dを載せて外柵15を箱状に独立して形成したので、耐震性が向上し、コンクリート基礎1が劣化しても、外柵15の強度が高く、地震や地滑りの発生による墓石8の倒壊を防止することができる。
【0015】
また、この外柵15は嵌合構造により箱形に形成され、強度が高いので、従来の胴石2に比べて、胴石2a〜2d2を板厚の薄い石材で構成できるので、基礎石板10を付加しても、全体の石材の使用量を少なくして、材料費を安くすることができると共に、施工作業が容易となる。また納骨堂5の左右および後方には空洞部21が形成されているので、雨水などの浸入がなく、乾燥した状態に保持することができる。
【0016】
図6は本発明の他の実施の形態を示すもので、四角枠状の基礎石板10を構成する前部を、前部石板10a1、10a2の2分割とし、後部を、後部石板10b1、10b2の2分割とし、これら対向するホゾ穴12、12をホゾ石板13で連結したものである。
【0017】
図7は本発明の異なる他の実施の形態を示すもので、四角枠状の基礎石板10を構成する左側部を、左石板10c1、10c2の2分割とし、右側部を、右石板10d1、10d2の2分割とし、これら対向するホゾ穴12、12をホゾ石板13で連結したものである。これは、1枚の石板が小さくなるので、材料費が安く施工も容易である。
【0018】
なお上記説明では、左胴石2c1、2c2および右胴石2d1、2d2をそれぞれ分割した構造について示したが一体構造でも良い。また胴石や骨堂壁の上部に貼板を載せて支持した構造について示したが、胴石や骨堂壁で囲まれた空洞部に束石を設置して、この上に支持する構造でも良い。
【0019】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明に係る請求項1記載の墓基礎構造によれば、コンクリート基礎の上に、複数枚の石板を一体に連結した基礎石板を形成し、この上に胴石を載せて嵌合させて、外柵を箱状に独立して形成したので耐震性が向上し、コンクリート基礎が劣化しても、外柵の強度が高く、地震や地滑りの発生による墓石の倒壊を防止することができる。
【0020】
また請求項2記載の墓基礎構造によれば、更に箱状に組立てた胴石の内側に、四角枠状をなす基礎石板の中空部分を囲むように骨堂壁を立設して、この骨堂壁の間に納骨堂を形成し、納骨堂が外柵と一体構造に形成されているので、全体の強度を更に向上させることができる。
【0021】
また請求項3記載の墓基礎構造によれば、更に箱状に組立てた胴石と、納骨堂との間の上部に貼板を載せて、ここに空洞部を形成し、納骨堂の周囲が空洞部で囲まれているので、雨水などの浸入を防止して納骨堂の内部を乾燥した状態に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による一体に連結した基礎石板と、分解した胴石を示す斜視図である。
【図2】図1の状態から基礎石板の上に胴石を組立てて形成した外柵を示す斜視図である。
【図3】図2の状態から胴石と骨堂壁との上に貼板を載せた状態を示す斜視図である。
【図4】図3の状態から、親柱や袖石、屏風石、塔婆立てを載せて完成させた外柵の斜視図である。
【図5】図4の外柵の上に墓石を載せた墓構造の断面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態による基礎石板の平面図である。
【図7】本発明の異なる他の実施の形態による基礎石板の平面図である。
【図8】従来の墓基礎構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1    コンクリート基礎
2a〜2d2 胴石
4a、4b 骨堂壁
5    納骨堂
6a〜6d貼板
7    拝石
8    墓石
9    砂利や砂
10 基礎石板
10a〜10d石板
11  中空部
12  ホゾ穴
13  ホゾ石板
14  嵌合溝
15  外柵
16  突起部
18  嵌合溝
19  凹部
21  空洞部
22  親柱
24  袖石
25  屏風石
26  塔婆立て

Claims (3)

  1. コンクリート基礎の上に、納骨堂を囲むように複数枚の石板を四角枠状に敷設し、隣接する各石板の対向する部分にそれぞれホゾ穴を形成すると共に、この対向するホゾ穴にホゾ石板を嵌合させ、各石板を一体に連結して四角枠状の基礎石板を形成し、この各辺に沿った前記石板に嵌合溝を形成し、胴石の底部に突設した突起部を、前記嵌合溝に嵌合させて、胴石を箱状に組立てたことを特徴とする墓基礎構造。
  2. 請求項1記載の墓基礎構造に、更に箱状に組立てた胴石の内側に、四角枠状をなす基礎石板の中空部分を囲むように骨堂壁を立設して、この骨堂壁の間に納骨堂を形成したことを特徴とする墓基礎構造。
  3. 請求項2記載の墓基礎構造に、更に箱状に組立てた胴石と、納骨堂との間の上部に貼板を載せて、ここに空洞部を形成したことを特徴とする墓基礎構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7333131B1 (ja) 2023-05-22 2023-08-24 合資会社沖縄関ケ原石材 石材墓

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