JP2004143779A - ユニット建物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】工場生産された複数の木質系建物ユニット10A〜10Dを隣接設置してなるユニット建物1Aにおいて、建物ユニット10A、10Cに門型の木質ラーメンフレーム21、31を組込み、木質ラーメンフレーム21、31が木質系の縦材101及び102と接合金物103とからなるもの。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はユニット建物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の木質系ユニット建物では、工場生産された複数の建物ユニットを隣接設置し、各建物ユニットを構成する壁パネルを耐力壁とし、上階荷重を支持し、かつ地震力や風圧力に抵抗し得る耐力を確保している(特許文献1)。
【0003】
しかしながら、特許文献1では、建物ユニットの耐力を壁によって確保するものであり、建物ユニットの1つの側面に壁の全くない大開口を形成することができない。
【0004】
尚、従来の木質系建物において、耐力壁に代わる耐力を有する木質ラーメンフレームを、建物の壁枠組や床組に接合して一体に組込んだものがある(特許文献2)。
【0005】
しかしながら、特許文献2では、工場生産された建物ユニットを用いるところがないから、建物の工場生産化率が低い。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−158468号公報(図2)
【0007】
【特許文献2】
特開平9−60107号公報(図1、1頁)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、建物の工場生産化率を高めながら、大開口を容易に形成することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、工場生産された複数の木質系建物ユニットを隣接設置してなるユニット建物において、少なくとも一部の建物ユニットに門型の木質ラーメンフレームを組込み、木質ラーメンフレームが、木質系の縦材及び横材と接合金物とからなり、縦材と横材のそれぞれに埋込ボルトを螺入して埋込むとともに、縦材と横材の接合部でそれらの縦材と横材の少なくとも一方に接合金物を埋込み、該接合金物を縦材に埋込んだ埋込ボルトのめねじ部にボルト結合するとともに、該接合金物を横材に埋込んだ埋込ボルトのめねじ部にボルト結合して構成されるようにしたものである。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記建物ユニットの相交差する2つの面のそれぞれに木質ラーメンフレームを組込んだものである。
【0011】
請求項3の発明は、工場生産された複数の木質系建物ユニットと、建築現場で組立てた建物構造体とを隣接設置してなるユニット建物において、少なくとも一部の建物ユニット又は建物構造体に門型の木質ラーメンフレームを組込み、木質ラーメンフレームが、木質系の縦材及び横材と接合金物とからなり、縦材と横材のそれぞれに埋込ボルトを螺入して埋込むとともに、縦材と横材の接合部でそれらの縦材と横材の少なくとも一方に接合金物を埋込み、該接合金物を縦材に埋込んだ埋込ボルトのめねじ部にボルト結合するとともに、該接合金物を横材に埋込んだ埋込ボルトのめねじ部にボルト結合して構成されるようにしたものである。
【0012】
請求項4の発明は、請求項3の発明において更に、前記建物ユニット又は建物構造体の相交差する2つの面のそれぞれに木質ラーメンフレームを組込んだものである。
【0013】
【作用】
請求項1の発明によれば下記▲1▼の作用がある。
▲1▼工場生産された複数の木質系建物ユニットによってユニット建物を構成するに際し、少なくとも一部の建物ユニットに門型の木質ラーメンフレームを組込んだ。建物ユニットの採用により建物の工場生産化率を高めながら、木質ラーメンフレームにより耐力壁に代わる耐力を確保し、該ラーメンフレーム内に壁のない大開口を容易に形成できる。
【0014】
請求項2の発明によれば下記▲2▼の作用がある。
▲2▼建物ユニットの相交差する2つの面のそれぞれに木質ラーメンフレームを組込むことにより、相交差する2つの面に大開口を形成できる。
【0015】
請求項3の発明によれば下記▲3▼の作用がある。
▲3▼工場生産された複数の木質系建物ユニットと、建築現場で組立てた建物構造体によってユニット建物を構成するに際し、少なくとも一部の建物ユニット又は建物構造体に門型の木質ラーメンフレームを組込んだ。建物ユニットの採用により建物の工場生産化率を高めながら、木質ラーメンフレームにより耐力壁に代わる耐力を確保し、該ラーメンフレーム内に壁のない大開口を容易に形成できる。
【0016】
請求項4の発明によれば下記▲4▼の作用がある。
▲4▼建物ユニット又は建物構造体の相交差する2つの面のそれぞれに木質ラーメンフレームを組込むことにより、相交差する2つの面に大開口を形成できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は第1実施形態のユニット建物を示す斜視図、図2は第1実施形態のユニット建物を詳細に示す斜視図、図3は木質ラーメンフレームの接合構造を示す分解斜視図、図4は木質ラーメンフレームと基礎の接合構造を示す分解斜視図、図5は第2実施形態のユニット建物を示す斜視図、図6は第3実施形態のユニット建物を示す斜視図、図7は第4実施形態のユニット建物を示す斜視図、図8は第5実施形態のユニット建物を示す斜視図、図9は第6実施形態のユニット建物を示す斜視図、図10は第7実施形態のユニット建物を示す斜視図、図11は第8実施形態のユニット建物を示す斜視図、図12は第9実施形態のユニット建物を示す斜視図、図13は第10実施形態のユニット建物を示す斜視図、図14は第11実施形態のユニット建物を示す斜視図、図15は第12実施形態のユニット建物を示す斜視図、図16は第13実施形態のユニット建物を示す斜視図である。
【0018】
(第1実施形態)(図1〜図4)
ユニット建物1Aは、図1、図2に示す如く、基礎2の上に、工場生産された4個の木質系建物ユニット10A〜10Dを隣接設置したものである。
【0019】
建物ユニット10Aは、基礎2の上に搭載され、1階車庫部分を構成し、桁側正面の一面に門型の木質ラーメンフレーム21を組込み、木質ラーメンフレーム21の左右の両側に立設される木質壁パネル22を有して構成される。木質ラーメンフレーム21と壁パネル22は互いに接合されて一体化され、基礎2に固定される。木質ラーメンフレーム21は耐力壁に代わる耐力を確保し得るように構成され、壁パネル22は耐力壁を構成する。
【0020】
建物ユニット10Cは、建物ユニット10Aの上に搭載され、2階居室部分を構成し、桁側正面の一面に門型の木質ラーメンフレーム31を組込み、木質ラーメンフレーム31の左右の両側に立設される木質壁パネル32と、左右の壁パネル32の下端部の間に配置される木質床パネル33を有して構成される。木質ラーメンフレーム31と壁パネル32と床パネル33は互いに接合されて一体化される。木質ラーメンフレーム31と壁パネル32は1階の建物ユニット10Aの木質ラーメンフレーム21と壁パネル22に接続される。
【0021】
建物ユニット10Bは、基礎2の上に搭載され、建物ユニット10Aとともに1階車庫部分を構成する。建物ユニット10Dは、建物ユニット10Bの上に搭載され、建物ユニット10Cとともに2階居室部分を構成する。建物ユニット10B、10Dは、標準ユニットであり、木質床パネル11の外縁部に木質壁パネル12を立設して構成される。但し、1階車庫部分を構成する建物ユニット10Bは床パネル11を有さず、壁パネル12を基礎2に固定される。壁パネル12は耐力壁を構成する。
【0022】
木質ラーメンフレーム21(木質ラーメンフレーム31も同じ)は以下の如く構成される(図3)。木質ラーメンフレーム21は、左右の木質系縦材101、木質系横材102及び左右の接合金物103とからなり、各縦材101の上端部の2ヵ所と、横材102の両端部の2ヵ所のそれぞれに中空状の埋込ボルト104を螺入して埋込むとともに、各縦材101と横材102の接合部でそれらの縦材101の上端部に接合金物103を埋込む。接合金物103は横向き開口部をもつ四角箱103A、103Bを継ぎ平板103Cの両端部に溶接してあり、縦材101の上端部に設けられた接合金物103と同一形状の切欠凹部101Aに埋設される。接合金物103の四角箱103A、103Bの下辺に挿通した下向きボルト105を、縦材101に埋込んだ埋込ボルト104のめねじ部にボルト結合するとともに、接合金物103の四角箱103A、103Bの上辺に挿通した上向きボルト106を、横材102に埋込んだ埋込ボルト104のめねじ部にボルト結合する。これにより、左右の縦材101と横材102は、接合金物103を介して剛接合され、木質ラーメンフレーム21を構成する。縦材101、横材102は、集成材により構成できる。
【0023】
木質ラーメンフレーム21は基礎2に以下の如くに固定される(図4)。木質ラーメンフレーム21の左右の縦材101の下端部の2ヵ所に埋込ボルト104を螺入して埋込むとともに、該縦材101の下端部に接合金物103を埋込む。接合金物103の四角箱103A、103Bの上辺に挿通した上向きボルト107を、縦材101に埋め込んだ埋込ボルト104のめねじ部にボルト結合するとともに、接合金物103の四角箱103A、103Bの下辺に挿通した基礎2のアンカーボルト103にナット108を螺合する。これにより、木質ラーメンフレーム21の左右の縦材101を基礎2に剛接合する。
【0024】
木質ラーメンフレーム21と木質ラーメンフレーム31は以下の如くに固定される(図3)。木質ラーメンフレーム31の左右の縦材101の下端部の2ヵ所と、木質ラーメンフレーム21の横材102の両端部の2ヵ所のそれぞれに埋込ボルト104を螺入して埋込むとともに、各縦材101の下端部に接合金物103を埋込む。接合金物103の四角箱103A、103Bの上辺に挿通した上向きボルト111を、縦材101に埋込んだ埋込ボルト104のめねじ部にボルト結合するとともに、接合金物103の四角箱103A、103Bの下辺に挿通した下向きボルト112を、横材102に埋込んだ埋込ボルト104のめねじ部にボルト結合する。これにより、木質系ラーメンフレーム21の横材102に、木質系ラーメンフレーム31の左右の縦材101を剛接合する。
【0025】
本実施形態によれば以下の作用がある。
工場生産された複数の木質系建物ユニット10A〜10Dによってユニット建物1Aを構成するに際し、一部の建物ユニット10A、10Cに門型の木質ラーメンフレーム21、31を組込んだ。建物ユニット10A〜10Dの採用により建物の工場生産化率を高めながら、木質ラーメンフレーム21、31により耐力壁に代わる耐力を確保し、該ラーメンフレーム21、31内に壁のない大開口21A、31Aを容易に形成できる。
【0026】
(第2実施形態)(図5)
ユニット建物1Bは、1階車庫部分の建物ユニット10Aとして、桁側正面の一面に門型の木質ラーメンフレーム21を組込み、木質ラーメンフレーム21の左右の両側に壁パネル22を有するものを用い、他の建物ユニット10B〜10Dとして標準ユニット(床パネル11、壁パネル12を有する建物ユニット)を用いたものである。
【0027】
(第3実施形態)(図6)
ユニット建物1Cは、1階車庫部分の建物ユニット10Aとして、桁側正面と桁側背面の互いに相対する2面に門型の木質ラーメンフレーム21、21を組込み、それら木質ラーメンフレーム21の左右の両側に壁パネル22を有するものを用い、他の建物ユニット10B〜10Dとして標準ユニット(床パネル11、壁パネル12を有する建物ユニット)を用いたものである。
【0028】
(第4実施形態)(図7)
ユニット建物1Dは、1階車庫部分の建物ユニット10Aとして、図6の建物ユニット10Aと同様のものを用い、更に、2階居室部分の建物ユニット10Cとして、桁背面の一面に門型の木質ラーメンフレーム31を組込み、木質ラーメンフレーム31の左右の両側に壁パネル32を有し、左右の壁パネル32の下端部の間に配置される床パネル33を有するものを用い、他の建物ユニット10B、10Dとして標準ユニット(床パネル11、壁パネル12を有する建物ユニット)を用いたものである。
【0029】
(第5実施形態)(図8)
ユニット建物1Eは、図6のユニット建物1Cにおける建物ユニット10A、10Cの前面に、標準ユニット(床パネル11、壁パネル12を有する建物ユニット)からなる建物ユニット10E、10Fを設置したものである。
【0030】
(第6実施形態)(図9)
ユニット建物1Fは、1階部分の建物ユニット10Aとして、妻側正面の一面に門型の木質ラーメンフレーム41(木質ラーメンフレーム21と同様に、左右の縦材201、横材202、左右の接合金物203(不図示)からなる)を組込み、妻側背面と木質ラーメンフレーム41の左右の両側に壁パネル42を有するものを用い、他の建物ユニット10B〜10Dとして標準ユニット(床パネル11、壁パネル12を有する建物ユニット)を用いたものである。
【0031】
(第7実施形態)(図10)
ユニット建物1Gは、1階部分の建物ユニット10Aとして、図9の建物ユニット10Aと同様のものを用い、更に2階部分の建物ユニット10Cとして、妻側正面の一面に門型の木質ラーメンフレーム51(木質ラーメンフレーム31と同様に、左右の縦材201、横材202、左右の接合金物203(不図示)からなる)を組込み、木質ラーメンフレーム51の左右の両側に壁パネル52を有し、左右の壁パネル52の下端部の間に配置される床パネル53を有するものを用い、他の建物ユニット10B、10Dとして標準ユニット(床パネル11、壁パネル12を有する建物ユニット)を用いたものである。
【0032】
(第8実施形態)(図11)
ユニット建物1Hは、1階部分の建物ユニット10Aとして、妻側正面と妻側背面の互いに相対する2面に門型の木質ラーメンフレーム41、41を組込み、それら木質ラーメンフレーム41の左右の両側に壁パネル42を有するものを用い、他の建物ユニット10B〜10Dとして標準ユニット(床パネル11、壁パネル12を有する建物ユニット)を用いるとともに、建物ユニット10A〜10Dの妻側背面に他の標準建物ユニット10E〜10Hを設置したものである。
【0033】
(第9実施形態)(図12)
ユニット建物1Iは、図11のユニット建物1Hにおける建物ユニット10A〜10Dの妻側正面に他の建物ユニット10I〜10Lを設置し、建物ユニット10Aに隣接する建物ユニット10Iとして図9の建物ユニット10Aと同様のものを用い、建物ユニット10J〜10Lとして標準ユニット(床パネル11、壁パネル12を有する建物ユニット)を用いたものである。
【0034】
(第10実施形態)(図13)
ユニット建物1Jは、1階部分の建物ユニット10Aとして、相交差する桁側正面と妻側正面のそれぞれに、門型の木質ラーメンフレーム21と木質ラーメンフレーム41を組込み、それら木質ラーメンフレーム21、41の側傍に壁パネル22を有するものを用い、他の建物ユニット10B〜10Dとして標準ユニット(床パネル11、壁パネル12を有する建物ユニット)を用いたものである。
【0035】
尚、木質ラーメンフレーム21と木質ラーメンフレーム41の相交差する縦材101と縦材201、横材102と横材202は接合金物を介して互いに剛接合することができる。
【0036】
ユニット建物1Jによれば、相交差する2つの木質ラーメンフレーム21、41内のそれぞれに大開口21A、41Aを形成できる。
【0037】
(第11実施形態)(図14)
ユニット建物1Kは、1階部分の建物ユニット10Aとして図13の建物ユニット10Aと同様のものを用い、2階部分の建物ユニット10Cとして図1の建物ユニット10Cと同様のものを用い、他の建物ユニット10B、10Dとして標準ユニット(床パネル11、壁パネル12を有する建物ユニット)を用いたものである。
【0038】
(第12実施形態)(図15)
ユニット建物1Lは、1階部分を建築現場で組立てた木質系建物構造体60によって構成し、建物構造体60の上に2階部分を構成する2個の木質系建物ユニット10、10を搭載したものである。建物構造体60は、妻側正面の一面に門型の木質ラーメンフレーム61を組込み、妻側背面と木質ラーメンフレーム61の左右の両側に木質壁パネル62を立設して構成される。木質ラーメンフレーム61と壁パネル62は互いに接合されて一体化され、木質ラーメンフレーム61と壁パネル62は基礎2に固定される。
【0039】
木質ラーメンフレーム61は、2個の建物ユニット10、10の妻巾の合計巾と同一の広巾をなし、木質ラーメンフレーム21と同様に、左右の縦材301、横材302、左右の接合金物303(不図示)からなる。
【0040】
本実施形態によれば以下の作用がある。
工場生産された複数の木質系建物ユニット10と、建築現場で組立てた建物構造体60によってユニット建物1Lを構成するに際し、建物構造体60に門型の木質ラーメンフレーム61を組込んだ。建物ユニット10の採用により建物の工場生産化率を高めながら、木質ラーメンフレーム61により耐力壁に代わる耐力を確保し、該ラーメンフレーム61内に壁のない大開口61Aを容易に形成できる。
【0041】
(第13実施形態)(図16)
ユニット建物1Mは、図15のユニット建物1Lにおける1階部分の建物構造体60として、相交差する桁側正面と妻側正面のそれぞれに、門型の木質ラーメンフレーム21と木質ラーメンフレーム61を組込み、それら木質ラーメンフレーム21、61の側傍に壁パネル62を有するものを用いたことにある。
【0042】
尚、木質ラーメンフレーム21と木質ラーメンフレーム61の相交差する縦材101と縦材301、横材102と横材202は接合金物を介して互いに剛接合することができる。
【0043】
ユニット建物1Mによれば、相交差する2つの木質ラーメンフレーム21、61のそれぞれに大開口21A、61Aを形成できる。
【0044】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、ユニット建物1L、1Mにおいて、建物構造体60だけでなく、建物ユニット10にも門型の木質ラーメンフレームを組込んでも良い。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、建物の工場生産化率を高めながら、大開口を容易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態のユニット建物を示す斜視図である。
【図2】図2は第1実施形態のユニット建物を詳細に示す斜視図である。
【図3】図3は木質ラーメンフレームの接合構造を示す分解斜視図である。
【図4】図4は木質ラーメンフレームと基礎の接合構造を示す分解斜視図である。
【図5】図5は第2実施形態のユニット建物を示す斜視図である。
【図6】図6は第3実施形態のユニット建物を示す斜視図である。
【図7】図7は第4実施形態のユニット建物を示す斜視図である。
【図8】図8は第5実施形態のユニット建物を示す斜視図である。
【図9】図9は第6実施形態のユニット建物を示す斜視図である。
【図10】図10は第7実施形態のユニット建物を示す斜視図である。
【図11】図11は第8実施形態のユニット建物を示す斜視図である。
【図12】図12は第9実施形態のユニット建物を示す斜視図である。
【図13】図13は第10実施形態のユニット建物を示す斜視図である。
【図14】図14は第11実施形態のユニット建物を示す斜視図である。
【図15】図15は第12実施形態のユニット建物を示す斜視図である。
【図16】図16は第13実施形態のユニット建物を示す斜視図である。
【符号の説明】
1A〜1M ユニット建物
10、10A〜10L 木質系建物ユニット
21、31、41、51、61 木質ラーメンフレーム
101 縦材
102 横材
103 接合金物
104 埋込ボルト
Claims (4)
- 工場生産された複数の木質系建物ユニットを隣接設置してなるユニット建物において、
少なくとも一部の建物ユニットに門型の木質ラーメンフレームを組込み、
木質ラーメンフレームが、木質系の縦材及び横材と接合金物とからなり、縦材と横材のそれぞれに埋込ボルトを螺入して埋込むとともに、縦材と横材の接合部でそれらの縦材と横材の少なくとも一方に接合金物を埋込み、該接合金物を縦材に埋込んだ埋込ボルトのめねじ部にボルト結合するとともに、該接合金物を横材に埋込んだ埋込ボルトのめねじ部にボルト結合して構成されることを特徴とするユニット建物。 - 前記建物ユニットの相交差する2つの面のそれぞれに木質ラーメンフレームを組込んだ請求項1に記載のユニット建物。
- 工場生産された複数の木質系建物ユニットと、建築現場で組立てた建物構造体とを隣接設置してなるユニット建物において、
少なくとも一部の建物ユニット又は建物構造体に門型の木質ラーメンフレームを組込み、
木質ラーメンフレームが、木質系の縦材及び横材と接合金物とからなり、縦材と横材のそれぞれに埋込ボルトを螺入して埋込むとともに、縦材と横材の接合部でそれらの縦材と横材の少なくとも一方に接合金物を埋込み、該接合金物を縦材に埋込んだ埋込ボルトのめねじ部にボルト結合するとともに、該接合金物を横材に埋込んだ埋込ボルトのめねじ部にボルト結合して構成されることを特徴とするユニット建物。 - 前記建物ユニット又は建物構造体の相交差する2つの面のそれぞれに木質ラーメンフレームを組込んだ請求項3に記載のユニット建物。
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