JP2004143225A - 真珠光沢フィルム、およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】美麗な真珠光沢を有し、かつ優れた強度を有する樹脂フィルムおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】ポリエステル樹脂と、ポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂からなるブレンド樹脂を加熱溶解し、押出法などの製膜法を用いてフィルムに成形し、またはさらに1軸延伸もしくは2軸延伸する。
【選択図】 なし
【解決手段】ポリエステル樹脂と、ポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂からなるブレンド樹脂を加熱溶解し、押出法などの製膜法を用いてフィルムに成形し、またはさらに1軸延伸もしくは2軸延伸する。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、真珠光沢を有する樹脂フィルムおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
天然の真珠や養殖真珠は真珠核の周囲に非常に薄い結晶層が幾重にも重なって形成されており、真珠に照射された光線はそれぞれの薄い層で透過光と反射光に分かれ、これらが複雑に合成されかつ干渉することで、美麗な真珠光沢が形成される。すなわち、真珠光沢は互いに屈折率の異なる媒体が微小間隔でランダムな方位で積層した面に照射された光線の、透過光と反射光の合成および干渉によって生じる。
従来、結晶性ポリプロピレン系樹脂とプロピレンを主成分とする共重合体に無機質フィラーを含有した組成物を加熱溶融してシート状に成形した後2軸延伸加工し、フィルムに含有率が40%以下の空洞を設けることにより、真珠様光沢性を有するフィルムを開示している(例えば特許文献1参照。)。この場合、真珠様光沢性は、フィルムを構成する樹脂と無機質粒子の界面に2軸延伸加工によって微細な空洞が生じ、空洞とフィルムを構成する樹脂との界面における透過光と反射光の合成および干渉によって生じている。そのため、真珠様光沢性は、樹脂フィルムの引張強度などを低下させる空洞を設けなくては得ることができないため、フィルム強度が必要とされる用途に適用することが困難であった。
【0003】
この出願の発明に関する先行技術文献情報として次のものがある。
【特許文献1】
特開平05−279505号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、美麗な真珠光沢を有し、かつ優れた強度を有する樹脂フィルムおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するため、本発明の真珠光沢フィルムは、ポリエステル樹脂中に、ポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂の粒子が分散したブレンド樹脂からなる真珠光沢フィルムであり、
ブレンド樹脂が、60〜95重量%のポリエステル樹脂と5〜40重量%のポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂からなること、
ブレンド樹脂中におけるポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂の粒子の大きさが、フィルムの平面方向で5〜30μm、フィルムの厚さ方向で0.5〜2μmであること、
ポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂がポリオレフィン樹脂であること、ポリオレフィン樹脂がポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/プロピレン共重合体、またはポリオレフィンエラストマーのいずれか1種または2種以上であること、
ブレンド樹脂にさらに着色顔料またはフィラーを添加してなること、
上層が請求項1〜5のいずれかに記載のフィルム、下層が請求項6に記載のフィルムである2層フィルムからなることを特徴とする。
【0006】
また、本発明の真珠光沢フィルムの製造方法は、ポリエステル樹脂と、ポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂からなるブレンド樹脂を加熱溶解し、押出法を用いてフィルムに成形することを特徴とする真珠光沢フィルムの製造方法、または
ポリエステル樹脂と、ポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂からなるブレンド樹脂を加熱溶解し、次いで押出法を用いてフィルム状に成形した後、1軸方向または2軸方向に延伸することを特徴とする真珠光沢フィルムの製造方法であり、これらの製造方法において
ブレンド樹脂が着色顔料またはフィラーを添加してなることを特徴とする。
さらに、本発明の真珠光沢フィルムの製造方法は、ポリエステル樹脂と、ポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂からなるブレンド樹脂と、該ブレンド樹脂に着色顔料またはフィラーを添加してなる樹脂を加熱溶解し、共押出法を用いて2層フィルムに成形することを特徴とする真珠光沢フィルムの製造方法、または
ポリエステル樹脂と、ポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂からなるブレンド樹脂と、該ブレンド樹脂に着色顔料またはフィラーを添加してなる樹脂を加熱溶解し、次いで共押出法を用いて2層フィルムに成形した後、1軸方向または2軸方向に延伸することを特徴とする真珠光沢フィルムの製造方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明者の発明者等は、ポリエステル樹脂のマトリックス中にポリエステル樹脂と非相溶であるポリオレフィン樹脂などの熱可塑性樹脂を微細に分散させたブレンド樹脂に光線を照射した場合、照射した光線がポリエステル樹脂と微細なポリオレフィン樹脂の界面で透過光と反射光に分かれ、これらが複雑に合成されかつ干渉することで、真珠におけるのと同様に美麗な真珠光沢が形成されることを見出し、本発明に至った。以下に本発明の内容を説明する。
【0008】
本発明の真珠光沢フィルムを構成するブレンド樹脂のマトリックスとなるポリエステル樹脂としては、テレフタル酸、イソフタル酸、オルトフタル酸、2,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、ジフェニルスルホンカルボン酸、アントラセンジカルボン酸、1,3−シクロペンタンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、マロン酸、ジメチルマロン酸、コハク酸、3,3−ジエチルコハク酸、グルタル酸、2,2−ジメチルグルタル酸、アジピン酸、2−メチルアジピン酸、トリメチルアジピン酸、ピメリン酸、アゼライン酸、ダイマー酸、セバシン酸、スベリン酸、ドデカジカルボン酸などのジカルボン酸と、エチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、デカメチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサジオール、2,2−ビス(4’−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホンなどのジオールを、それぞれ1種を重縮合してなるホモポリマー、またはジカルボン酸1種以上とジオール2種以上を重縮合してなる共重合体、あるいはジカルボン酸2種以上とジオールを1種以上を重縮合してなる共重合体、およびこれらのホモポリマーや共重合体を2種以上ブレンドしてなるブレンド樹脂のいずれかのポリエステル樹脂を挙げることができる。これらのポリエステル樹脂の中でも、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、エチレンテレフタレート/エチレンイソフタレート共重合体、これらのいずれか1種または2種以上をブレンドしてなるポリエステル樹脂であることが好ましい。
【0009】
これらのポリエステル樹脂のマトリックス中に分散させる樹脂としては、ポリエステル樹脂と非相溶でかつ熱可塑性である如何なる樹脂も用いることができるが、真珠光沢をもたらす効果および経済性の観点から、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ1−ブテン、ポリ4−メチル−1−ペンテン、またはエチレン/プロピレン共重合体をはじめとする、エチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテンなどのα−オレフィン同士のランダム共重合体またはブロック共重合体などのポリオレフィンや、エチレン/プロピレン共重合エラストマーなどのポリオレフィンエラストマーのいずれかであることことが好ましい。これらの樹脂の1種または2種以上をポリエステル樹脂のマトリックス中に分散させる。
【0010】
上記のポリエステル樹脂のマトリックス中にポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂を分散させてブレンド樹脂とする場合、ブレンド樹脂は60〜95重量%のポリエステル樹脂と5〜40重量%のポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂からなることが好ましい。ブレンド樹脂中におけるポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂が5重量%未満、または40重量%を超える場合は鮮明な真珠光沢が得られない。また、ブレンド樹脂中におけるポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂の粒子の大きさは、フィルムに成形加工した状態でフィルムの平面方向で5〜30μm、フィルムの厚さ方向で0.5〜5μmであることが好ましい。ポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂の粒子の大きさがフィルムの平面方向で5μm未満、または30μmを超える場合、およびフィルムの厚さ方向で0.5μm未満、または5μmを超える場合は、鮮明な真珠光沢が得られない。ポリエステル樹脂のマトリックス中にポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂の粒子を、このような粒子の大きさの範囲で分散させるには、これらの両者の樹脂を加熱溶解して混練する際の、加熱温度および混練時間を適宜選択する。また1軸延伸または2軸延伸する際の延伸倍率を適宜選択することによっても達成できる。延伸加工を施した場合、これらの粒子も1軸延伸の場合は長大に、2軸延伸の場合は扁平に変形し、より鮮明な真珠光沢が得られる。
【0011】
また、樹脂フィルムに真珠光沢に加えて美麗な色彩や色調を付与することを目的として、上記のブレンド樹脂にさらに着色顔料やフィラーを含有させた着色ブレンド樹脂としてもよい。これらの着色顔料としては、酸化チタン、酸化亜鉛、カーボンブラック、チタンイエロー、ベンガラ、群青、コバルトブルーなどの無機顔料、キナクドリンなどの有機顔料を挙げることができ、これらの1種または2種以上を適宜な量で添加することにより、美麗な色彩の真珠光沢が得られる。またフィラーとしては、炭酸カルシウムや二酸化珪素を挙げることができ、これらのフィラーを適宜な量で添加することにより、真珠光沢に加えて重厚な色調を付与することができる。これらの着色顔料やフィラーは1〜30重量%含有させることが好ましい。
【0012】
また、本発明の真珠光沢フィルムは、上層が上記のブレンド樹脂、下層が上記の着色ブレンド樹脂からなる2層フィルムであってもよい。このように、上層の真珠光沢を有するブレンド樹脂層を透かして下層の着色ブレンド層が見えるようにことにより立体感が増し、真珠光沢フィルムの意匠性が向上する。なお、下層の着色樹脂は、上記のブレンド樹脂を用いずに、熱可塑性樹脂をブレンドしないホモポリマーのポリエステル樹脂に上記の着色顔料を添加した着色樹脂を用いてもよい。
【0013】
次に、本発明の真珠光沢フィルムの製造方法に付いて説明する。単層のフィルムを製膜する場合は、ポリエステル樹脂のペレットとポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂のペレットを所定の比率で押出機中で加熱溶融させて混練し、Tダイから押し出して、フィルムに製膜する。加熱溶融させて混練する際に、加熱溶融温度と混練時間を適宜選択することにより、適宜な大きさのポリエステル樹脂のマトリックス中にポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂の粒子が分散したブレンド樹脂となり、フィルムに製膜した後に鮮明な真珠光沢が発現するようになる。延伸フィルムとする場合はフィルムに製膜した後、縦方向に延伸して1軸延伸フィルムとするか、またはさらに横方向に延伸して2軸延伸フィルムとする。縦方向および横方向の延伸倍率は、それぞれ1.2〜4.0倍であることがが好ましい。このように延伸加工することにより、マトリックス中に分散した粒子も1軸延伸の場合は長大に、2軸延伸の場合は扁平に変形し、より鮮明な真珠光沢が得られる。また以上に示した押出法に替えてインフレーション法を用いて製膜し、次いでチューブ延伸法を用いて1軸延伸または2軸延伸してもよい。また、ポリエステル樹脂またはポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂のいずれかに着色顔料またはフィラーを含有させたペレットを用いて、上記の方法により着色したフィルムとして製膜してもよい。
【0014】
2層フィルムを製膜する場合は、共押出法を用い、2台の押出機のそれぞれにおいて上記のブレンド樹脂、および着色ブレンド樹脂を加熱溶融させて混練し、2つのマニフォルドを有するTダイから押し出して2層フィルムとする。次いで単層フィルムと同様にして1軸延伸または2軸延伸して延伸フィルムとする。
【0015】
【実施例】
以下、実施例にて本発明を詳細に説明する。表1に示すポリエステル樹脂のペレットと表1に示すポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂のペレットを、表1に示す比率で押出機または共押出機を用い、加熱温度と混練時間を適宜選択して、表1に示す厚さの単層フィルムまたは2層フィルムに製膜した。一部のフィルムに付いては製膜に引き続いて、1軸延伸(延伸倍率:フィルム長手方向3.8倍)または2軸延伸(延伸倍率:フィルム長手方向2.8倍、フィルム幅方法2.9倍)して延伸フィルムとした。このようにして得られたフィルム中の、ポリエステル樹脂のマトリックスに分散しているポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂の粒子の大きさを、走査電子顕微鏡を用いて観察して測定した。無延伸フィルムおよび2軸延伸フィルムの場合はフィルムの面方向および厚さ方向、1軸延伸フィルムも場合はフィルムの長手方向と幅方向および厚さ方向について測定した。結果を表2に示す。またこのようにして得られたフィルムの真珠光沢度を肉眼観察し、下記の基準で評価した。
◎:極めて鮮明な真珠光沢を示す。
○:鮮明な真珠光沢を示す。
△:やや不鮮明な真珠光沢を示す。
×:鮮明な真珠光沢を示さない。
上記基準の◎および○を本発明の対象とした。結果を表2に示す。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
表2に示すように、本発明の真珠光沢フィルムはいずれも鮮明な真珠光沢を示す。
【0019】
【発明の効果】
本発明の真珠光沢フィルムは、ポリエステル樹脂と、ポリエステル樹脂と非相溶の少なくとも1種類の熱可塑性樹脂からなるブレンド樹脂を加熱溶解し、押出法等の製膜法を用いてフィルムに成形することにより得られ、ポリエステル樹脂のマトリックス中にポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂の微細な粒子が分散しているので、照射した光線がポリエステル樹脂と微細なポリオレフィン樹脂の界面で透過光と反射光に分かれ、これらが複雑に合成されかつ干渉することで美麗な真珠光沢を呈する。また、樹脂フィルムに着色顔料やフィラーを含有させることにより、美麗な色調や重厚な色調が相俟った真珠光沢を発現させることができる。さらに、本発明の真珠光沢フィルムにおいては、フィルム中に空洞を設けることによって真珠光沢を発現さていないので、樹脂フィルムの引張強度などの強度が低下することもない。このような理由により、本発明の真珠光沢フィルムは、装飾板、贈答品などの包装用リボン、贈答品などのケースや室内壁のライニング等に好適に適用することができる。
【発明の属する技術分野】
本発明は、真珠光沢を有する樹脂フィルムおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
天然の真珠や養殖真珠は真珠核の周囲に非常に薄い結晶層が幾重にも重なって形成されており、真珠に照射された光線はそれぞれの薄い層で透過光と反射光に分かれ、これらが複雑に合成されかつ干渉することで、美麗な真珠光沢が形成される。すなわち、真珠光沢は互いに屈折率の異なる媒体が微小間隔でランダムな方位で積層した面に照射された光線の、透過光と反射光の合成および干渉によって生じる。
従来、結晶性ポリプロピレン系樹脂とプロピレンを主成分とする共重合体に無機質フィラーを含有した組成物を加熱溶融してシート状に成形した後2軸延伸加工し、フィルムに含有率が40%以下の空洞を設けることにより、真珠様光沢性を有するフィルムを開示している(例えば特許文献1参照。)。この場合、真珠様光沢性は、フィルムを構成する樹脂と無機質粒子の界面に2軸延伸加工によって微細な空洞が生じ、空洞とフィルムを構成する樹脂との界面における透過光と反射光の合成および干渉によって生じている。そのため、真珠様光沢性は、樹脂フィルムの引張強度などを低下させる空洞を設けなくては得ることができないため、フィルム強度が必要とされる用途に適用することが困難であった。
【0003】
この出願の発明に関する先行技術文献情報として次のものがある。
【特許文献1】
特開平05−279505号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、美麗な真珠光沢を有し、かつ優れた強度を有する樹脂フィルムおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するため、本発明の真珠光沢フィルムは、ポリエステル樹脂中に、ポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂の粒子が分散したブレンド樹脂からなる真珠光沢フィルムであり、
ブレンド樹脂が、60〜95重量%のポリエステル樹脂と5〜40重量%のポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂からなること、
ブレンド樹脂中におけるポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂の粒子の大きさが、フィルムの平面方向で5〜30μm、フィルムの厚さ方向で0.5〜2μmであること、
ポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂がポリオレフィン樹脂であること、ポリオレフィン樹脂がポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/プロピレン共重合体、またはポリオレフィンエラストマーのいずれか1種または2種以上であること、
ブレンド樹脂にさらに着色顔料またはフィラーを添加してなること、
上層が請求項1〜5のいずれかに記載のフィルム、下層が請求項6に記載のフィルムである2層フィルムからなることを特徴とする。
【0006】
また、本発明の真珠光沢フィルムの製造方法は、ポリエステル樹脂と、ポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂からなるブレンド樹脂を加熱溶解し、押出法を用いてフィルムに成形することを特徴とする真珠光沢フィルムの製造方法、または
ポリエステル樹脂と、ポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂からなるブレンド樹脂を加熱溶解し、次いで押出法を用いてフィルム状に成形した後、1軸方向または2軸方向に延伸することを特徴とする真珠光沢フィルムの製造方法であり、これらの製造方法において
ブレンド樹脂が着色顔料またはフィラーを添加してなることを特徴とする。
さらに、本発明の真珠光沢フィルムの製造方法は、ポリエステル樹脂と、ポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂からなるブレンド樹脂と、該ブレンド樹脂に着色顔料またはフィラーを添加してなる樹脂を加熱溶解し、共押出法を用いて2層フィルムに成形することを特徴とする真珠光沢フィルムの製造方法、または
ポリエステル樹脂と、ポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂からなるブレンド樹脂と、該ブレンド樹脂に着色顔料またはフィラーを添加してなる樹脂を加熱溶解し、次いで共押出法を用いて2層フィルムに成形した後、1軸方向または2軸方向に延伸することを特徴とする真珠光沢フィルムの製造方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明者の発明者等は、ポリエステル樹脂のマトリックス中にポリエステル樹脂と非相溶であるポリオレフィン樹脂などの熱可塑性樹脂を微細に分散させたブレンド樹脂に光線を照射した場合、照射した光線がポリエステル樹脂と微細なポリオレフィン樹脂の界面で透過光と反射光に分かれ、これらが複雑に合成されかつ干渉することで、真珠におけるのと同様に美麗な真珠光沢が形成されることを見出し、本発明に至った。以下に本発明の内容を説明する。
【0008】
本発明の真珠光沢フィルムを構成するブレンド樹脂のマトリックスとなるポリエステル樹脂としては、テレフタル酸、イソフタル酸、オルトフタル酸、2,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、ジフェニルスルホンカルボン酸、アントラセンジカルボン酸、1,3−シクロペンタンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、マロン酸、ジメチルマロン酸、コハク酸、3,3−ジエチルコハク酸、グルタル酸、2,2−ジメチルグルタル酸、アジピン酸、2−メチルアジピン酸、トリメチルアジピン酸、ピメリン酸、アゼライン酸、ダイマー酸、セバシン酸、スベリン酸、ドデカジカルボン酸などのジカルボン酸と、エチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、デカメチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサジオール、2,2−ビス(4’−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホンなどのジオールを、それぞれ1種を重縮合してなるホモポリマー、またはジカルボン酸1種以上とジオール2種以上を重縮合してなる共重合体、あるいはジカルボン酸2種以上とジオールを1種以上を重縮合してなる共重合体、およびこれらのホモポリマーや共重合体を2種以上ブレンドしてなるブレンド樹脂のいずれかのポリエステル樹脂を挙げることができる。これらのポリエステル樹脂の中でも、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、エチレンテレフタレート/エチレンイソフタレート共重合体、これらのいずれか1種または2種以上をブレンドしてなるポリエステル樹脂であることが好ましい。
【0009】
これらのポリエステル樹脂のマトリックス中に分散させる樹脂としては、ポリエステル樹脂と非相溶でかつ熱可塑性である如何なる樹脂も用いることができるが、真珠光沢をもたらす効果および経済性の観点から、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ1−ブテン、ポリ4−メチル−1−ペンテン、またはエチレン/プロピレン共重合体をはじめとする、エチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテンなどのα−オレフィン同士のランダム共重合体またはブロック共重合体などのポリオレフィンや、エチレン/プロピレン共重合エラストマーなどのポリオレフィンエラストマーのいずれかであることことが好ましい。これらの樹脂の1種または2種以上をポリエステル樹脂のマトリックス中に分散させる。
【0010】
上記のポリエステル樹脂のマトリックス中にポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂を分散させてブレンド樹脂とする場合、ブレンド樹脂は60〜95重量%のポリエステル樹脂と5〜40重量%のポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂からなることが好ましい。ブレンド樹脂中におけるポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂が5重量%未満、または40重量%を超える場合は鮮明な真珠光沢が得られない。また、ブレンド樹脂中におけるポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂の粒子の大きさは、フィルムに成形加工した状態でフィルムの平面方向で5〜30μm、フィルムの厚さ方向で0.5〜5μmであることが好ましい。ポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂の粒子の大きさがフィルムの平面方向で5μm未満、または30μmを超える場合、およびフィルムの厚さ方向で0.5μm未満、または5μmを超える場合は、鮮明な真珠光沢が得られない。ポリエステル樹脂のマトリックス中にポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂の粒子を、このような粒子の大きさの範囲で分散させるには、これらの両者の樹脂を加熱溶解して混練する際の、加熱温度および混練時間を適宜選択する。また1軸延伸または2軸延伸する際の延伸倍率を適宜選択することによっても達成できる。延伸加工を施した場合、これらの粒子も1軸延伸の場合は長大に、2軸延伸の場合は扁平に変形し、より鮮明な真珠光沢が得られる。
【0011】
また、樹脂フィルムに真珠光沢に加えて美麗な色彩や色調を付与することを目的として、上記のブレンド樹脂にさらに着色顔料やフィラーを含有させた着色ブレンド樹脂としてもよい。これらの着色顔料としては、酸化チタン、酸化亜鉛、カーボンブラック、チタンイエロー、ベンガラ、群青、コバルトブルーなどの無機顔料、キナクドリンなどの有機顔料を挙げることができ、これらの1種または2種以上を適宜な量で添加することにより、美麗な色彩の真珠光沢が得られる。またフィラーとしては、炭酸カルシウムや二酸化珪素を挙げることができ、これらのフィラーを適宜な量で添加することにより、真珠光沢に加えて重厚な色調を付与することができる。これらの着色顔料やフィラーは1〜30重量%含有させることが好ましい。
【0012】
また、本発明の真珠光沢フィルムは、上層が上記のブレンド樹脂、下層が上記の着色ブレンド樹脂からなる2層フィルムであってもよい。このように、上層の真珠光沢を有するブレンド樹脂層を透かして下層の着色ブレンド層が見えるようにことにより立体感が増し、真珠光沢フィルムの意匠性が向上する。なお、下層の着色樹脂は、上記のブレンド樹脂を用いずに、熱可塑性樹脂をブレンドしないホモポリマーのポリエステル樹脂に上記の着色顔料を添加した着色樹脂を用いてもよい。
【0013】
次に、本発明の真珠光沢フィルムの製造方法に付いて説明する。単層のフィルムを製膜する場合は、ポリエステル樹脂のペレットとポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂のペレットを所定の比率で押出機中で加熱溶融させて混練し、Tダイから押し出して、フィルムに製膜する。加熱溶融させて混練する際に、加熱溶融温度と混練時間を適宜選択することにより、適宜な大きさのポリエステル樹脂のマトリックス中にポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂の粒子が分散したブレンド樹脂となり、フィルムに製膜した後に鮮明な真珠光沢が発現するようになる。延伸フィルムとする場合はフィルムに製膜した後、縦方向に延伸して1軸延伸フィルムとするか、またはさらに横方向に延伸して2軸延伸フィルムとする。縦方向および横方向の延伸倍率は、それぞれ1.2〜4.0倍であることがが好ましい。このように延伸加工することにより、マトリックス中に分散した粒子も1軸延伸の場合は長大に、2軸延伸の場合は扁平に変形し、より鮮明な真珠光沢が得られる。また以上に示した押出法に替えてインフレーション法を用いて製膜し、次いでチューブ延伸法を用いて1軸延伸または2軸延伸してもよい。また、ポリエステル樹脂またはポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂のいずれかに着色顔料またはフィラーを含有させたペレットを用いて、上記の方法により着色したフィルムとして製膜してもよい。
【0014】
2層フィルムを製膜する場合は、共押出法を用い、2台の押出機のそれぞれにおいて上記のブレンド樹脂、および着色ブレンド樹脂を加熱溶融させて混練し、2つのマニフォルドを有するTダイから押し出して2層フィルムとする。次いで単層フィルムと同様にして1軸延伸または2軸延伸して延伸フィルムとする。
【0015】
【実施例】
以下、実施例にて本発明を詳細に説明する。表1に示すポリエステル樹脂のペレットと表1に示すポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂のペレットを、表1に示す比率で押出機または共押出機を用い、加熱温度と混練時間を適宜選択して、表1に示す厚さの単層フィルムまたは2層フィルムに製膜した。一部のフィルムに付いては製膜に引き続いて、1軸延伸(延伸倍率:フィルム長手方向3.8倍)または2軸延伸(延伸倍率:フィルム長手方向2.8倍、フィルム幅方法2.9倍)して延伸フィルムとした。このようにして得られたフィルム中の、ポリエステル樹脂のマトリックスに分散しているポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂の粒子の大きさを、走査電子顕微鏡を用いて観察して測定した。無延伸フィルムおよび2軸延伸フィルムの場合はフィルムの面方向および厚さ方向、1軸延伸フィルムも場合はフィルムの長手方向と幅方向および厚さ方向について測定した。結果を表2に示す。またこのようにして得られたフィルムの真珠光沢度を肉眼観察し、下記の基準で評価した。
◎:極めて鮮明な真珠光沢を示す。
○:鮮明な真珠光沢を示す。
△:やや不鮮明な真珠光沢を示す。
×:鮮明な真珠光沢を示さない。
上記基準の◎および○を本発明の対象とした。結果を表2に示す。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
表2に示すように、本発明の真珠光沢フィルムはいずれも鮮明な真珠光沢を示す。
【0019】
【発明の効果】
本発明の真珠光沢フィルムは、ポリエステル樹脂と、ポリエステル樹脂と非相溶の少なくとも1種類の熱可塑性樹脂からなるブレンド樹脂を加熱溶解し、押出法等の製膜法を用いてフィルムに成形することにより得られ、ポリエステル樹脂のマトリックス中にポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂の微細な粒子が分散しているので、照射した光線がポリエステル樹脂と微細なポリオレフィン樹脂の界面で透過光と反射光に分かれ、これらが複雑に合成されかつ干渉することで美麗な真珠光沢を呈する。また、樹脂フィルムに着色顔料やフィラーを含有させることにより、美麗な色調や重厚な色調が相俟った真珠光沢を発現させることができる。さらに、本発明の真珠光沢フィルムにおいては、フィルム中に空洞を設けることによって真珠光沢を発現さていないので、樹脂フィルムの引張強度などの強度が低下することもない。このような理由により、本発明の真珠光沢フィルムは、装飾板、贈答品などの包装用リボン、贈答品などのケースや室内壁のライニング等に好適に適用することができる。
Claims (12)
- ポリエステル樹脂中に、ポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂の粒子が分散したブレンド樹脂からなる真珠光沢フィルム。
- 前記ブレンド樹脂が、60〜95重量%のポリエステル樹脂と5〜40重量%のポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂からなる、請求項1に記載の真珠光沢フィルム。
- 前記ブレンド樹脂中におけるポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂の粒子の大きさが、フィルムの平面方向で5〜30μm、フィルムの厚さ方向で0.5〜5μmである、請求項1または2に記載の真珠光沢フィルム。
- ポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂がポリオレフィン樹脂である、請求項1〜3のいずれかに記載の真珠光沢フィルム。
- 前記ポリオレフィン樹脂がポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/プロピレン共重合体、またはポリオレフィンエラストマーのいずれか1種または2種以上である、請求項4に記載の真珠光沢フィルム。
- 前記ブレンド樹脂にさらに着色顔料またはフィラーを添加してなる、請求項1〜5のいずれかに記載の真珠光沢フィルム。
- 請求項1〜5のいずれかに記載のフィルムを上層とし、下層として、前記ブレンド樹脂に更に着色顔料又はフィラーが添加された着色ブレンド樹脂から成るフィルムを積層した2層フィルムからなる、真珠光沢フィルム。
- 前記ポリエステル樹脂と、ポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂からなるブレンド樹脂を加熱溶解し、押出法を用いてフィルムに成形することを特徴とする真珠光沢フィルムの製造方法。
- 前記ポリエステル樹脂と、ポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂からなるブレンド樹脂を加熱溶解し、次いで押出法を用いてフィルム状に成形した後、1軸方向または2軸方向に延伸することを特徴とする真珠光沢フィルムの製造方法。
- 前記ブレンド樹脂が着色顔料またはフィラーを添加してなることを特徴とする、請求項8または9に記載の真珠光沢フィルムの製造方法。
- 前記ポリエステル樹脂と、ポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂からなるブレンド樹脂と、該ブレンド樹脂に着色顔料またはフィラーを添加してなる樹脂を加熱溶解し、共押出法を用いて2層フィルムに成形することを特徴とする真珠光沢フィルムの製造方法。
- 前記ポリエステル樹脂と、ポリエステル樹脂と非相溶の熱可塑性樹脂からなるブレンド樹脂と、該ブレンド樹脂に着色顔料またはフィラーを添加してなる樹脂を加熱溶解し、次いで共押出法を用いて2層フィルムに成形した後、1軸方向または2軸方向に延伸することを特徴とする真珠光沢フィルムの製造方法。
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-
2002
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