JP2004142877A - エレベータ昇降路内加圧装置 - Google Patents

エレベータ昇降路内加圧装置 Download PDF

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井 戸 美紀雄
Yasuyuki Yamagishi
山 岸 靖 幸
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Abstract

【課題】火災発生時にエレベータ昇降路内を加圧して煙の侵入を防止するエレベータ昇降路内加圧装置を提供する。
【解決手段】エレベータ昇降路内に設置される加圧装置は、エレベータ昇降路1内に配置される加圧配管6と、加圧配管6に接続された圧縮空気ボンベ4およびバルブ5とを備えている。火災感知器7からの信号に基づいて、バルブ5が制御装置5aにより作動して開となり、加圧配管6のスリットから加圧空気が昇降路1内に吹出される。このことにより、昇降路1内が加圧され、煙の侵入が防止される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は火災時にエレベータ昇降路内を加圧することができるエレベータ昇降路内加圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビルのエレベータはエレベータ昇降路内に設置された乗りかごを有している。このようなエレベータが設置されたビルで火災が発生した場合、エレベータの乗り場ドアは遮炎の性能を有しているので昇降路内に炎が充満することはない。しかしながら、煙は乗り場ドアと壁の隙間から昇降路内に侵入して乗りかご内に充満してしまったり、昇降路が煙突代わりとなって火災発生階から上階もしくは下階の階まで拡散してしまうことがある。このため昇降路内もしくは乗り場に防煙装置を設ける必要がある。
【0003】
乗り場に防煙装置を設置する方法として、乗り場ドアの前にシャッターを設け昇降路内に煙が侵入するのを防ぐ方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述したシャッターによる防煙装置は、火災発生時乗り場ドア側へシャッターが突出してくるので、エレベータからの乗り降りがむずかしく、エレベータのかご内からの救出がむずかしい。
【0005】
また防煙装置の動作が遅く煙が昇降路内に侵入してしまうと、乗りかごの中に煙が侵入してしまい、乗りかご内の乗客が煙と一緒に閉じ込められてしまう可能性がある。
【0006】
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、火災発生時でもエレベータを動作でき、かつ万一昇降路内に煙が侵入しても排煙することができるエレベータ昇降路内加圧装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数階にわたって延びるエレベータ昇降路内に設置される加圧装置において、昇降路内に配置され加圧気体を昇降路内へ吹出す加圧配管と、加圧配管に接続され、加圧配管内に加圧気体を送る送気装置と、外部信号に基づいて送気装置を作動させ、昇降路内を加圧する制御装置と、を備えたことを特徴とするエレベータ昇降路内加圧装置である。
【0008】
本発明は、昇降路内に設けられた加圧配管は、ダクト、パイプ、またはホースからなることを特徴とするエレベータ昇降路内加圧装置である。
【0009】
本発明は、昇降路内に設けられた加圧配管には、各階毎にスリットまたはルーバが設けられ、前記スリットまたはルーバは送気装置に近いほど開口が小さくなって、開口から各階毎に均等に加圧気体を吹出すことを特徴とするエレベータ昇降路内加圧装置である。
【0010】
本発明は、送気装置は圧縮空気ボンベと、圧縮空気ボンベに連結されたバルブとからなり、制御装置はバルブを開閉させることを特徴とするエレベータ昇降路内加圧装置である。
【0011】
本発明は、送気装置は圧縮ガスボンベと、圧縮ガスボンベに連結されたバルブとからなり、制御装置はバルブを開閉させることを特徴とするエレベータ昇降路内加圧装置である。
【0012】
本発明は、送気装置は送風機を有することを特徴とするエレベータ昇降路内加圧装置である。
【0013】
本発明は、昇降路内に設けられた加圧配管は昇降路内の乗り場側と反対側の背面に設置されることを特徴とするエレベータ昇降路内加圧装置である。
【0014】
本発明は、昇降路内に設けられた加圧配管は、昇降路内の側面に設置されることを特徴とするエレベータ昇降路内加圧装置である。
【0015】
本発明は、昇降路内に設けられた加圧配管は複数本設けられ、この加圧配管は少なくとも昇降路内の乗り場側と反対側の背面又は側面に設置されることを特徴とするエレベータ昇降路内加圧装置である。
【0016】
本発明は、エレベータ昇降路はマシンルームレスエレベータ昇降路であることを特徴とするエレベータ昇降路内加圧装置である。
【0017】
本発明は、送気装置は昇降路近傍に配置されていることを特徴とするエレベータ昇降路内加圧装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態
以下、図1、図2、図9および図10を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。
【0019】
図1および図2で示すように、ビルに設置されたエレベータは複数階A,B,Cに渡って延びるエレベータ昇降路1と、エレベータ昇降路1内を上下方向に移動する乗りかご1aとを備え、各階A,B,Cには乗り場ドア2,2,2が設置されている。
【0020】
エレベータの加圧装置は複数階A,B,Cに渡って延びるエレベータ昇降路1内に設置されるものである。この加圧装置は昇降路1内の頂部8からピット9に向って延びるよう設置され加圧空気(加圧気体)を昇降路1内へ吹出す加圧配管6と、加圧配管6に接続され加圧配管6内に加圧空気を送る圧縮空気ボンベ4と、圧縮空気ボンベ4に取付けられたバルブ5とを備えている。
【0021】
このうち圧縮空気ボンベ4とバルブ5とにより、加圧配管6内に加圧空気を送る送気装置45が構成されている。火災感知器7がONになると、この火災感知器7からの信号に基づいて、制御装置5aによりバルブ5が開となり、圧縮空気ボンベ4からの加圧空気が加圧配管6内へ送られるようになっている。
【0022】
また加圧配管6には、各階A,B,Cに対応してスリットまたはルーバ61,62,63が設けられている。
【0023】
図1及び図2において、昇降路1内に配置された乗りかご1aは、つり合いおもり1bに連結され、駆動機構1cにより上下方向へ移動する。
【0024】
次に送気装置45から加圧配管6へ加圧空気を供給する作用について、図9および図10により説明する。
【0025】
図9は火災接点13がONになり制御装置5aに信号14が送られるところを表した図である。また図10は火災感知から加圧空気の供給までを表したフローチャートである。
【0026】
図10において、ビルで火災が発生し火災感知器7が火災を感知する(S1)と、火災接点13が入り(S2)、機械室3またはピット9等に置かれた制御装置5aに信号14が送られ(S3)、バルブ5が開放される(S4)。このときバルブ5が開放された後、加圧空気が流れているかをバルブ5に取り付けた圧力計または流量計で確認(S5)する。
【0027】
バルブ5を開放した後、圧力計または流量計で加圧空気の流量を測定して(S6)、基準の値を超えているかいないかを判断する(S7)。このとき基準値でなければバルブ5を調節し(S8)、基準値になれば防煙を開始する(S9)。このように加圧空気の流量を測定することにより常に一定の流量が流れるようにする。バルブ5の開放により圧縮空気ボンベ4から圧縮空気が加圧配管6側へ送り出され、昇降路1内の頂部8からピット9まで延びる加圧配管6を経て各階床A,B,Cのレベルに設けられたスリットまたはルーバ61,62,63から送風される。このとき、エレベータ昇降路1内が加圧されるため、乗り場ドア2と壁等との隙間から煙が昇降路1内へ侵入することはない。
【0028】
このように、加圧配管6にスリットまたはルーバ61,62,63を設けることにより、昇降路1内に煙が入っても昇降路1内の煙を乗り場ドア2から各階A,B,Cへ戻すことができる。
【0029】
次にスリットまたはルーバ61,62,63の作用について説明する。加圧配管6にルーバ61,62,63を設けた場合、ルーバ61〜63を使用することにより加圧配管6からの空気量の調節が容易となり、空気の向きも自由に変えられる。ルーバ61〜63のうちルーバ61の吹出し口は大きくなっており、一方ルーバ63の吹出し口は小さくなって、空気の吹出し量が各階A,B,C均等になるように調整される。
【0030】
ルーバ61,62,63の代わりにスリット61,62,63を設け、スリット61,62,63の形状をルーバの吹出し口と同様に調整してもよい。
【0031】
また、空気が乗り場2aから各階A,B,Cへ流出してしまうと、火災階において火力の増加を促す恐れがある。このためエレベータ昇降路1への空気量は、各階A,B,Cに空気が流れない程度の流量に抑える。そこで各階A,B,Cへ流れる空気量は1つの階の乗り場当り0.2m/(min・m)程度とする。
【0032】
エレベータの乗り場ドア2において、遮煙試験で昇降路1内と各階A,B,Cの乗り場との圧力差が19.6Paの時、煙の漏気量が0.2m/(min・m)以下のドアを合格としている。つまり昇降路1内から0.2m/(min・m)以上の流量を流せば煙は侵入してこないことになる。
【0033】
図2は昇降路1内の横断面図であり、送風される空気の流れと加圧配管6の設置場所を表わしている。乗り場ドア2と壁との隙間から流れてくる煙を早く遮断するため、スリットまたはルーバ61〜63から送風される空気は、各階において、A,B,Cのように流され、昇降路1内に煙が充満しないようになっている。乗りかご1aが停止している階では図2のように空気が流れないが、少なくとも昇降路1内を加圧することができるため同様に空気を流すようにする。
【0034】
なお、圧縮空気ボンベ4に含まれる空気量は、約1時間防煙できるほどの量となっている。ここで、消火時間、救出の時間を考慮し1時間が一般のビルにおける避難するために必要な時間となる。
【0035】
高層のビルや、昇降路1の穴面積が広いビルなどでは、大きな圧縮空気ボンベ4を複数個設け、制御装置5aにより制御されるバルブ5を介して加圧配管6に接続する。圧縮空気ボンベ4の大きさや数はビルによって異なるので、1つの階A,B,Cの乗り場当りに流れる空気量と流れる時間を前記の値すなわち0.2m/(min・m)および1時間程度になるように調整する。
【0036】
ところで図1に示す加圧配管6は、パイプ又はダクト、ホース等からなり、昇降路1の頂部8からピット9まで加圧空気を流すことができる。加圧配管6がホースからなる場合、輸送が容易であり、継ぎ目を少なくすることができ、加圧空気が漏れる恐れが少なくなる。また配管6はホースとパイプとの組み合わせからなっていてもよく、この場合は高層のビルでは据付が容易になる。加圧配管6としてダクトを使用することにより、スリットまたはルーバ61,62,63の吹出し口の形状を変更することができ、加圧空気の流れや量が調整しやすくなる。このようにビルの状態や階床数などにより、これらの加圧配管6を使い分けることができる。
【0037】
また圧縮空気ボンベ4の代わりに、引火の恐れが無くかつ人体に害の無いガスを含む圧縮ガスボンベを使用してもよい。流れるガスの量や向きは圧縮空気を使った時と同じようにする。空気より重いガスを使った場合、上階から下階まで供給する時間が早くなり、逆に空気より軽いガスを使用した場合、上階から加圧される。
【0038】
このように任意にガスを選ぶことにより、上階、下階どちらかを早く加圧できる。ただし各階A,B,Cを均等に防煙するために、ルーバ61〜63により吹出し量を調節し、各階A,B,Cの乗り場当り0.2m/(min・m)程度のガスを流すようにする。
【0039】
第2の実施の形態
次に図3および図11により本発明の第2の実施の形態について説明する。図3および図11に示す第2の実施の形態は、送気装置として、圧縮空気ボンベ4とバルブ5を設ける代わりに送風機18を設け、この送風機18を各階A,B,Cに設けられた火災感知器7からの信号に基づいて制御装置18aにより作動させたものである。他の構成は図1及び図2に示す第1の実施の形態と略同一である。
【0040】
図1に示す圧縮空気ボンベ4は、流出できる空気量に上限があるため高層のビルではボンベが大きくなり、複数本設置しなければならなくなる。そのために図3に示すように、圧縮空気ボンベ4の代わりに送風機18が設置されている。
【0041】
火災感知器7がONになると、送風機18が制御装置18aにより作動する。このとき送風機18は機械室3の外方に空気供給口11を有し、外部から空気を供給し加圧配管6を介して各階A,B,Cに空気を流出する。
【0042】
昇降路1内に設けられた加圧配管6には、図1に示す場合と同じようにルーバ61〜63が設けられ、各階A,B,Cの床レベルに流出する空気量が同じになるようにルーバ61〜63からの吹出し量が調整される。このときの空気量は乗り場1つ当り0.2m/(min・m)程度になる。昇降路1内での空気の流れは図2に示すものと同じである。
【0043】
次に送風機18から加圧配管6へ加圧空気を供給する作用について図11により説明する。
【0044】
図11は送風装置8を設けた時の火災感知からの空気の流出までを表したフローチャートである。図11において、火災感知器7が火災を感知(S10)すると、火災接点13が入り(S11)、送風機18の制御装置18aに信号14が送られる(S12)。このとき送風機18のスイッチがONとなり(S13)、防煙を開始する(S14)。圧縮空気の流量は送風機18で調節し常に一定の流量が流れるようにする。
【0045】
図3において、火災感知器7がONになると、スイッチをOFFにするまで加圧配管6から空気が流出するため、タイマを設け一定の時間で止まるようにする。あるいはまた手動でON,OFFできるようにし、火災発生時に自動でONになるようにしてもよい。この場合は、火災が鎮火した後でもすぐに復旧できるため、空気を半永久的に供給できる。
【0046】
第3の実施の形態
次に図4により、本発明の第3の実施の形態について説明する。図4に示す第3の実施の形態は、昇降路1内に加圧配管6を2本設けたものであり、他は図1および図2に示す第1の実施の形態と略同一である。
【0047】
図4に示すように、昇降路1内に加圧配管6を2本配設することにより、二方向エレベータにも対応できる。昇降路1内を流れる空気の向きはd〜iのようになっており、一方の乗り場ドア2側に空気が偏らないように空気を放出する。昇降路1内へ流れる空気量は各階A,B,Cの乗り場1つ当り0.2m/(min・m)程度とする。二方向エレベータの場合でなくても、加圧空気吹出し用配管6を2本設け早く加圧することもできる。ただし流れる空気量は乗り場1つ当り0.2m/(min・m)程度を保つようにする。
【0048】
第4の実施の形態
次に図5により、本発明の第4の実施の形態について説明する。図5に示す第4の実施の形態は、昇降路1内に3本の加圧配管6を設けたものであり、他は図1及び図2に示す第1の実施の形態と略同一である。
【0049】
図5に示すように、昇降路内に3本の加圧配管6を設置することにより、昇降路1内に複数台の乗りかごが併設されたときにも対応することができる。昇降路1内の流れる空気の向きはj〜oとなる。
【0050】
図5は昇降路1内に2台の乗りかごが設けられた状態を示す図であるが、乗りかごが3台になったときは、加圧配管6の本数を更に増やす。このように複数台乗りかごを設けた場合は、加圧配管6をその都度適量本数増やすようにする。
【0051】
加圧配管6を増やすことにより昇降路1の穴面積が広いビルにも対応できる。また流れる空気量が1つの階の乗り場に偏らないようにルーバ61〜63の向きを調節し、各階でも同じ程度の空気量が流れるようにする。なお乗りかごを1台だけ設置した場合でも、早く昇降路1内を加圧するために加圧配管6を複数本にすることもできる。そのとき流れる空気量は、各階A,B,Cの乗り場当り0.2m/(min・m)程度とする。
【0052】
第5の実施の形態
次に図6により本発明の第5の実施の形態について説明する。図6に示す実施の形態は、圧縮空気ボンベ4とバルブ5とからなる送気装置45をマシンルームレスエレベータの昇降路1のピット9に載置したものであり、他の構成は図1および図2に示す第1の実施の形態と略同一である。
【0053】
図6に示すように送気装置45がピット9に載置され、送気装置45から加圧配管6内に空気が送られる。
【0054】
なお、図6は機械室が無い場合の図であるが、機械室があっても送気装置45をピット9内に載置してもよい。
【0055】
図6において、加圧配管6のルーバ61の吹出し口は小さくなっており、ルーバ63の吹出し口は大きくなって、各階A,B,Cで流れる空気量が偏らないようになっている。
【0056】
また、圧縮空気ボンベ4とバルブ5からなる送気装置45の代わりに、送風機18を昇降路1のピット9に載置してもよい。
【0057】
第6の実施の形態
次に図7および図8により本発明の第6の実施の形態について説明する。
【0058】
図7および図8に示す実施の形態は、圧縮空気ボンベ4とバルブ5とからなる送気装置45を昇降路1の近傍に設けられた設置室10内に設置したものであり、他の構成は図1および図2に示す第1の実施の形態と略同一である。
【0059】
図7に示すように専用の設置室10を昇降路1近傍に設け、この設置室10内に送気装置45が設置されている。
【0060】
図7において、送気装置45を例えば機械室3やピット9に置けないときに、設置室10内に設置する。加圧配管6のルーバ61〜63から流れる空気量、空気の流れは同一となるように調整される。
【0061】
図8は設置室10付近を拡大した図である。特に設置室10を設けた場合は加圧配管6が二又になるので、上下に偏らないようにかつ均等に加圧空気を流すために空気量調整装置12を加圧配管6に取付ける。空気量調整装置12は自動又は手動により、流れる空気量を調節するダンバー等からなり、加圧空気が昇降路1内に設けられた加圧配管6を上下均等に流れるようになっている。
【0062】
なお、図7および図8において、圧縮空気ボンベ4とバルブ5とからなる送気装置45の代わりに、送風機18を設置してもよい。
【0063】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、火災発生時にエレベータ昇降路内を加圧することができ、これにより昇降路内に煙が侵入してもこの煙を排煙することができる。このため、エレベータの安全性を高めることができる。また火災時でもエレベータを作動させて救助を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエレベータ昇降路内加圧装置の第1の実施の形態を示す図。
【図2】昇降路内を示す平面図。
【図3】本発明によるエレベータ昇降路内加圧装置の第2の実施の形態を示す図。
【図4】本発明によるエレベータ昇降路内加圧装置の第3の実施の形態を示す図。
【図5】本発明によるエレベータ昇降路内加圧装置の第4の実施の形態を示す図。
【図6】本発明によるエレベータ昇降路内加圧装置の第5の実施の形態を示す図。
【図7】本発明によるエレベータ昇降路内加圧装置の第6の実施の形態を示す図。
【図8】図7に示す設置室の拡大図。
【図9】本発明の第1の実施の形態を示す拡大図。
【図10】本発明の第1の実施の形態の作用を示すフロー図。
【図11】本発明の第2の実施の形態の作用を示すフロー図。
【符号の説明】
1 エレベータ昇降路
1a 乗りかご
2 乗り場ドア
3 機械室
4 圧縮空気ボンベ
5 バルブ
5a 制御装置
6 加圧配管
7 火災感知器
8 頂部
9 ピット
10 設置室
12 空気量調整装置
18 送風機
18a 制御装置
45 送気装置
61〜63 ルーバ又はスリット
a〜o 送風される空気の流れ

Claims (5)

  1. 複数階にわたって延びるエレベータ昇降路内に設置される加圧装置において、
    前記昇降路内に配置され加圧気体を前記昇降路内へ吹出す加圧配管と、
    前記加圧配管に接続され、前記加圧配管内に加圧気体を送る送気装置と、
    外部信号に基づいて前記送気装置を作動させ、前記昇降路内を加圧する制御装置と、を備えたことを特徴とするエレベータ昇降路内加圧装置。
  2. 前記昇降路内に設けられた前記加圧配管には、各階毎にスリットまたはルーバが設けられ、前記スリットまたはルーバは送気装置に近いほど開口が小さくなって、開口から各階毎に均等に加圧気体を吹出すことを特徴とする請求項1記載のエレベータ昇降路内加圧装置。
  3. 前記昇降路内に設けられた前記加圧配管は前記昇降路内の乗り場側と反対側の背面に設置されることを特徴とする請求項1記載のエレベータ昇降路内加圧装置。
  4. 前記昇降路内に設けられた前記加圧配管は、前記昇降路内の側面に設置されることを特徴とする請求項1記載のエレベータ昇降路内加圧装置。
  5. 前記昇降路内に設けられた前記加圧配管は複数本設けられ、前記加圧配管は少なくとも前記昇降路内の乗り場側と反対側の背面又は側面に設置されることを特徴とする請求項1記載のエレベータ昇降路内加圧装置。
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