JP2004140602A - 画像処理装置 - Google Patents

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Kazuyo Ikeda
池田 和世
Akio Aoki
青木 昭夫
Toru Fukumoto
福本 徹
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Abstract

【課題】記録した動画像の編集を容易に行なえるようにする。
【解決手段】被写体からの光を光電変換して撮像する撮像素子5と、撮像素子によって撮像された画像を記録媒体3に記録する画像記録部1と、記録媒体に記録されている複数の画像のそれぞれを代表する静止画を一覧印刷する一覧印刷部12と、記録媒体に記録されている画像に対する操作の指示を、一覧印刷部によって印刷された印刷物と共に撮像素子を用いて画像として入力する画像操作入力部4と、画像操作入力部の入力の対象となった印刷物と、操作の対象となっている記録媒体との対応状態を判定する対応判定部2とを備える。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像処理技術に関し、特に磁気テープやディスク媒体、メモリーカード等に静止画や動画像を記録するディジタルビデオカムコーダ、もしくは、ディジタルカメラ等における画像処理技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より動画像を撮影して磁気テープカセットやディスク型記録媒体、或いはカード型記録媒体に記録するディジタルビデオカムコーダが普及している。これらを用いて撮影した動画像は失敗シーンや冗長な場面が多く含まれるため、鑑賞する前に編集を行うことが必要とされる。
【0003】
磁気テープを用いたカムコーダで撮影した場合は、シーケンシャルアクセスであるため本質的にアクセス性が悪く(所望のシーンにすぐにアクセスできない)、特に再生時のアクセス性改善や編集が重要とされる。磁気テープ型カムコーダで撮影された素材を編集する場合は、通常シリアル通信インタフェースなどを介してパーソナルコンピュータ(以下、PCと称す)にビデオ素材を取り込んだ後、PC上の編集ソフトウェアを用いて編集が行われる。
【0004】
また、近年テープのアクセス性の悪さを改善するためディスク型ディジタルカムコーダが提案されている。このディスク型ディジタルカムコーダは撮影した各ショットを代表する静止画をディスプレイ上にサムネール表示し、カムコーダ上に設置されたボタンでの操作により、見たいシーンを検索して再生したり、編集作業を行う機能を有する。
【0005】
更に近年のフラッシュメモリの大容量低価格化に伴い、カードメモリを用いた静止画用ディジタルカメラに動画機能を搭載した機種も登場している。
【0006】
また、ディジタルカメラとプリンタをUSBなどで接続し、ディジタルカメラの液晶ディスプレイに表示された静止画のサムネイルを用いて、印刷する静止画を選択し、PCを介さずにディジタルカメラからプリンタへ直接プリントすることを可能とした機種も登場している。
【0007】
【特許文献1】
特開平6−245181号公報
【特許文献2】
特開平9−095505号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらテープ型カムコーダの場合、IEEE1394などのシリアル通信インタフェースを有するPCは、高価である、PCでの編集作業が難しい、等の理由で、実際にビデオ編集を行っているカムコーダユーザーは極めて少数である。
【0009】
またディスク型カムコーダやディジタルカメラの場合は、2〜3インチ程度の小画面ディスプレイに表示されるわずかなサムネイルを見ながら限られた数と機能のボタンで操作するため、頭出しや編集や印刷などの操作性は極めて悪く、特に編集は操作が複雑になるため、実際には十分使われていない。撮影された静止画や動画の数が増えるとこれらの操作は更に困難となる。
【0010】
またカードメモリ型の場合においては、更に本体とディスプレイが小型となるため操作性を向上することは一層困難である。
【0011】
特に、通常多くのカムコーダユーザーが必要とする編集は、ワイプやディゾルブなどの画面効果挿入などよりも、もっと単純な、失敗シーンや冗長なシーンのカットやショットの並べ替え程度であり、このような基本的な編集機能を簡単な操作で行えることが要望されている。
【0012】
また、撮影した動画あるいは静止画から所望の1枚の静止画をプリンタで印刷しようとする場合にも、小画面ディスプレイに表示されるわずかなサムネイルを見ながら目標とする画像を選択することとなるため、PCを介さずに所望の静止画をプリントする場合も操作性が悪いという問題点もある。
【0013】
さらに、従来、動画像をシーンあるいはショットごとに分割し、その代表フレームを抽出して一覧形式でプリントし、該プリントされた一覧面像を撮影することで再生するためのシーンを特定する技術が提案されている。
例えば、特開平6−245181号公報に開示されているビデオプリンタでは、動画のシーンを一覧で印刷し、最後に一覧画像を取り込むようにビデオカメラで撮影することで、インデックス用の画像を作成し記録する技術が提案されている。
【0014】
一方、特開平9−095505号公報におけるビデオプリントアクセス方法およびシステムにおいては、ビデオ再生機で再生したビデオを、ビデオ内容の把握に重要なビデオ内の大きな変化をイベントとして捕らえ、その結果として抜き出した画像をプリントし、同時に該画像の付属情報をバーコードあるいは磁性体としてプリントし、ビデオアクセス装置付属のスキャナにより出力紙上の付属情報をバーコードあるいは磁性体として読み取り、関連するビデオのアクセス、再生を自動的に行う方法が提案されている。
【0015】
しかしバーコードや磁性体を塗布することで、プリントされた一覧画像の中に画像以外の物体が入り込むことになり、動画像の各シーンに何が撮影されているかを把握するという意味では、一覧性が失われている。
【0016】
そのため再生しようとするシーンを探しにくくなるという欠点が生じる。
従って、本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、記録した動画像の編集を容易に行なえるようにすることである。
【0017】
また、本発明の他の目的は、複数枚の画像から所望の画像を選択してプリントする場合の操作性を向上させることである。
【0018】
また、本発明のさらに他の目的は、複数のシーンから所望のシーンを選択して再生する場合の操作性を向上させることである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わる画像処理装置は、被写体からの光を光電変換して撮像する撮像手段と、該撮像手段によって撮像された画像を記録媒体に記録する画像記録手段と、前記記録媒体に記録されている複数の画像のそれぞれを代表する静止画を一覧印刷する一覧印刷手段と、前記記録媒体に記録されている画像に対する操作の指示を、前記一覧印刷手段によって印刷された印刷物と共に前記撮像手段を用いて画像として入力する画像操作入力部と、該画像操作入力部の入力の対象となった印刷物と、前記操作の対象となっている記録媒体との対応状態を判定する対応判定手段とを備えることを特徴としている。
【0020】
また、この発明に係わる画像処理装置において、前記記録媒体は、前記画像処理装置に着脱可能であり、前記一覧印刷手段は、前記記録媒体を識別するための第1の識別情報を、前記複数の画像のそれぞれを代表する静止画が一覧印刷された印刷物に印刷し、前記対応判定手段は、前記第1の識別情報と、前記記録媒体に格納されている第2の識別情報とに基づいて、前記印刷物と前記記録媒体の対応状態を判定することを特徴としている。
【0021】
また、この発明に係わる画像処理装置において、前記一覧印刷手段は、前記記録媒体に格納された画像の更新を識別するための第1の更新識別情報を、前記複数の画像のそれぞれを代表する静止画が一覧印刷された印刷物に印刷し、前記対応判定手段は、前記第1の更新識別情報と、前記記録媒体に格納されている、画像の更新を識別するための第2の更新識別情報とに基づいて、前記印刷物と前記記録媒体の対応状態を判定することを特徴としている。
【0022】
また、この発明に係わる画像処理装置において、前記第1及び第2の更新識別情報は、前記記録媒体の最新の更新日時であることを特徴としている。
【0023】
また、この発明に係わる画像処理装置において、前記対応判定手段により、前記印刷物と前記記録媒体の対応が取れていないと判定された場合に、ユーザーに判定結果を通知することを特徴としている。
【0024】
また、この発明に係わる画像処理装置において、ユーザーに前記判定結果を通知した後に、ユーザーにより前記記録媒体が交換された場合、前記対応判定手段は、再度前記印刷物と前記記録媒体の対応状態を判定することを特徴としている。
【0025】
また、この発明に係わる画像処理装置において、前記対応判定手段により、前記印刷物と前記記録媒体の対応が取れていないと判定された場合に、対応が取れている画像と対応が取れていない画像とを弁別する画像弁別手段をさらに備えることを特徴としている。
【0026】
また、この発明に係わる画像処理装置において、前記第1及び第2の更新識別情報は、前記記録媒体の最新の更新日時であり、前記画像弁別手段は、前記第1の更新識別情報と前記第2の更新識別情報を比較して、対応が取れている画像と対応が取れていない画像とを弁別することを特徴としている。
【0027】
また、この発明に係わる画像処理装置において、前記画像弁別手段によって弁別された、対応が取れている画像と対応が取れていない画像とを、ユーザーが識別できるように表示する画像識別表示手段をさらに備えることを特徴としている。
【0028】
また、この発明に係わる画像処理装置において、前記画像識別表示手段は、対応が取れていない画像が目立つように表示することを特徴としている。
【0029】
また、この発明に係わる画像処理装置において、前記画像弁別手段によって対応がとれていないと判定された画像に対して、前記画像操作入力手段によって操作の対象となっているかどうかを判定する操作対象判定手段をさらに備えることを特徴としている。
【0030】
また、この発明に係わる画像処理装置において、前記画像弁別手段によって弁別された、対応が取れている画像と対応が取れていない画像とを、ユーザーが識別できるように表示する画像識別表示手段をさらに備え、前記操作対象判定手段によって対応が取れていない画像が操作の対象となっていると判定された場合に、前記画像識別表示手段は前記対応が取れていない画像を目立つように表示することを特徴としている。
【0031】
また、この発明に係わる画像処理装置において、前記操作対象判定手段により、前記対応がとれていない画像が操作の対象となっていると判定された場合には、前記画像操作入力手段によって入力された指示を実行せず、前記対応が取れていない画像が操作の対象となっていないと判定された場合には、前記画像操作入力手段によって入力された指示を実行することを特徴としている。
【0032】
また、この発明に係わる画像処理装置において、前記画像操作入力部により入力される操作の指示は、頭出し、再生、印刷、編集のいずれかであることを特徴としている。
【0033】
また、本発明に係わる画像処理方法は、被写体からの光を撮像手段により光電変換して撮像する撮像ステップと、該撮像ステップにおいて撮像された画像を記録媒体に記録する画像記録ステップ、前記記録媒体に記録されている複数の画像のそれぞれを代表する静止画を一覧印刷する一覧印刷ステップと、前記記録媒体に記録されている画像に対する操作の指示を、前記一覧印刷工程において印刷された印刷物と共に前記撮像手段を用いて画像として入力する画像操作入力ステップと、該画像操作入力ステップにおける入力の対象となった印刷物と、前記操作の対象となっている記録媒体との対応状態を判定する対応判定ステップとを備えることを特徴としている。
【0034】
また、本発明に係わるプログラムは、上記の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴としている。
【0035】
また、本発明に係わる記憶媒体は、上記のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶したことを特徴としている。
【0036】
また、本発明に係わる画像処理装置は、被写体からの光を光電変換して撮像する撮像手段と、該撮像手段によって撮像された画像を記録媒体に記録する画像記録手段と、前記記録媒体に記録されている個々の画像を識別する情報を印刷する画像情報印刷手段と、前記記録媒体に記録されている個々の画像の印刷枚数を指定する情報を、前記画像情報印刷手段によって印刷された印刷物と共に前記撮像手段を用いて画像として入力する印刷情報入力部と、該印刷情報入力部によって入力された指定枚数だけ、前記記録媒体に記録されている画像を印刷する画像印刷手段とを備えることを特徴としている。
【0037】
また、この発明に係わる画像処理装置において、前記画像情報印刷手段は、前記個々の画像を識別する情報として、画像に対応付けられた番号を印刷することを特徴としている。
【0038】
また、この発明に係わる画像処理装置において、前記画像情報印刷手段は、前記個々の画像を識別する情報として、画像を代表するサムネール画像を印刷することを特徴としている。
【0039】
また、本発明に係わる画像処理方法は、被写体からの光を撮像手段により光電変換して撮像する撮像ステップと、該撮像ステップにおいて撮像された画像を記録媒体に記録する画像記録ステップと、前記記録媒体に記録されている個々の画像を識別する情報を印刷する画像情報印刷ステップと、前記記録媒体に記録されている個々の画像の印刷枚数を指定する情報を、前記画像情報印刷ステップにおいて印刷された印刷物と共に前記撮像手段を用いて画像として入力する印刷情報入力ステップと、該印刷情報入力ステップにおいて入力された指定枚数だけ、前記記録媒体に記録されている画像を印刷する画像印刷ステップとを備えることを特徴としている。
【0040】
また、本発明に係わるプログラムは、上記の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴としている。
【0041】
また、本発明に係わる記憶媒体は、上記のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶したことを特徴としている。
【0042】
また、本発明に係わる画像処理装置は、被写体からの光を光電変換して撮像する撮像手段と、該撮像手段によって撮像された画像を記録媒体に記録する画像記録手段と、前記記録媒体に記録されている複数の画像のそれぞれを代表する静止画を一覧印刷する一覧印刷手段と、前記記録媒体に記録されている画像に対する操作の機能と、該機能を実行するために必要な情報を、前記一覧印刷手段によって印刷された印刷物と共に前記撮像手段を用いて画像として入力する画像操作入力部と、該画像操作入力部によって入力された画像から操作の機能を判別する機能判別手段と、該機能判別手段の判別結果に基づいて、機能を実行する機能実行手段とを備えることを特徴としている。
【0043】
また、この発明に係わる画像処理装置において、前記一覧印刷手段は、前記機能判別手段によって機能を判別するために必要な情報を印刷することを特徴としている。
【0044】
また、この発明に係わる画像処理装置において、前記一覧印刷手段は、機能を実行するために必要な情報を入力するエリアも同時に印刷し、該エリアは全ての機能に対して共通であることを特徴としている。
【0045】
また、この発明に係わる画像処理装置において、前記画像操作入力部により入力される操作の機能は、頭出し、再生、印刷、編集のいずれかであることを特徴としている。
【0046】
また、本発明に係わる画像処理方法は、被写体からの光を撮像手段により光電変換して撮像する撮像ステップと、該撮像ステップにおいて撮像された画像を記録媒体に記録する画像記録ステップと、前記記録媒体に記録されている複数の画像のそれぞれを代表する静止画を一覧印刷する一覧印刷ステップと、前記記録媒体に記録されている画像に対する操作の機能と、該機能を実行するために必要な情報を、前記一覧印刷ステップにおいて印刷された印刷物と共に前記撮像手段を用いて画像として入力する画像操作入力ステップと、該画像操作入力ステップにおいて入力された画像から操作の機能を判別する機能判別ステップと、該機能判別ステップの判別結果に基づいて、機能を実行する機能実行ステップとを備えることを特徴としている。
【0047】
また、本発明に係わるプログラムは、上記の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴としている。
【0048】
また、本発明に係わる記憶媒体は、上記のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶したことを特徴としている。
【0049】
また、本発明に係わる画像処理装置は、動画像を複数のシーンに分割する分割手段と、前記複数のシーンの代表画像を抽出する抽出手段と、前記代表画像を並べてそれぞれの画像の印刷位置を記憶する記憶手段と、前記代表画像を一覧印刷する一覧印刷手段と、前記一覧印刷手段により印刷された印刷物を撮影する撮影手段と、前記記憶手段により記憶した印刷位置に基づいて、前記動画像の所望のシーンを特定する特定手段とを備えることを特徴としている。
【0050】
また、この発明に係わる画像処理装置において、前記特定手段により特定したシーンを再生する再生手段をさらに備えることを特徴としている。
【0051】
また、この発明に係わる画像処理装置において、前記代表画像が一覧印刷された印刷物と前記動画像を記録した記録媒体との対応状態を判定する判定手段をさらに備えることを特徴としている。
【0052】
また、この発明に係わる画像処理装置において、前記判定手段による判定結果をユーザーに通知する通知手段をさらに備えることを特徴としている。
【0053】
また、本発明に係わる画像処理方法は、動画像を複数のシーンに分割する分割ステップと、前記複数のシーンの代表画像を抽出する抽出ステップと、前記代表画像を並べてそれぞれの画像の印刷位置を記憶する記憶ステップと、前記代表画像を一覧印刷する一覧印刷ステップと、前記一覧印刷ステップにおいて印刷された印刷物を撮影する撮影ステップと、前記記憶ステップにおいて記憶した印刷位置に基づいて、前記動画像の所望のシーンを特定する特定ステップとを備えることを特徴としている。
【0054】
また、本発明に係わるプログラムは、上記の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴としている。
【0055】
また、本発明に係わる記憶媒体は、上記のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶したことを特徴としている。
【0056】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0057】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる交換可能な光磁気ディスク型記録媒体を用いるディジタルカムコーダの構成を示すブロック図である。
【0058】
ドライブユニット1はメカ機構とサーボ機構、光ピックアップ等から成り、主制御部2によって、光磁気ディスク3とともに制御される。主制御部2はドライブユニット1やシステム全体を制御するためのシステム制御部21の他に、動画に関する処理を行う動画処理部22、静止画に関する処理を行うための静止画処理部23、印刷を行うための印刷処理部24、ユーザの操作をサポートする表示処理部25を有する。主制御部は図2に示すように内部にCPU41とROM42、RAM43を有し、これらの処理は内部のROM42にプログラムとして格納されている。
【0059】
システム制御部21は図3に示すようにドライブ制御部201、信号処理制御部202、入力処理部203、タイムコードカウンタ204、ショットNO.カウンタ205、日時タイマ206、メディア管理部207、ショット管理部208などから構成されている。
【0060】
動画処理部22は図4に示すように、空間フィルタ221、マルチプレクサ222、デマルチプレクサ223、圧縮伸長部224等から構成されている。
【0061】
静止画処理部23は図5に示すように代表画像抽出部231、JPEG圧縮伸長部232、サムネール作成部233等から構成されている。
【0062】
まず、ドライブユニット1に光磁気ディスク3が装填されたときの初期化処理を説明する。
【0063】
光磁気ディスク3がドライブユニット1に装填されると、ドライブ制御部201によって、図18に示される光磁気ディスク上のメディア管理情報30とショット管理情報31が、フラッシュメモリ11(途中で電源を落としても内容が消えないように不揮発性)に読み込まれる。
【0064】
図8に、メディア管理情報30とショット管理情報31が読み込まれたフラッシュメモリ11の状態を示す。図8に示されるように、メディア管理情報は、メディアIDと最新更新日時と最大タイムコードと最大ショットNO.から構成される。図8において、カムコーダIDは、個々のカムコーダを識別するための識別子であり、9桁の10進数で表現され、カムコーダ製造時に記録されるものである。メディアカウンタは、カムコーダが扱った未使用のメディアの数をカウントアップするものであり、カムコーダ製造時には0が格納されている。
【0065】
ドライブ制御部201によって、メディア管理情報30がフラッシュメモリ11に読み込まれると、メディア管理部によって装填されている光磁気ディスク3が未使用であるかどうか判定される。光磁気ディスク3上のメディアIDは、製造時に0に設定されており、フラッシュメモリ11上のメディアIDが0であれば、未使用であると判定し、メディア管理部は、フラッシュメモリ11上の最大タイムコードに初期値0を代入し、更に、最大ショットNO.に初期値1を代入し、続いて、フラッシュメモリ11上のメディアカウントを1だけカウントアップし、続いて、メディアIDを新たに生成して、フラッシュメモリ上11のメディアIDと光磁気ディスク3上のメディアIDに生成された値を書き込む。生成されるメディアIDの値は、フラッシュメモリ11上のカムコーダIDの9桁の数字を上9桁とし、フラッシュメモリ11上のメディアカウンタの値3桁を下3桁とする12桁の値とする。未使用でないと判定されれば、メディアカウンタとメディアIDの更新は行なわない。
【0066】
次に、ドライブユニット1から光磁気ディスク3が取り出されたときの処理を説明する。
【0067】
ドライブユニット1から光磁気ディスク3が取り出されると、フラッシュメモリ11上のメディアIDに0を格納する。
【0068】
次に、撮影対象の動画の記録再生過程を説明する。
【0069】
被写体からの反射光は光学系4を通して撮像素子5に投影され、電気信号に変換される。
【0070】
撮像素子5は標準TV信号の解像度に対する画素数(水平720,垂直480)以上の画素数を有するものとする。
【0071】
入力部7の“撮影開始”ボタン71が押されると、撮像素子5からはTV信号の1フレーム期間の全ての画素が順次走査で読み出され、撮像系処理回路6にてディジタル化された輝度信号と色差信号が生成される。
【0072】
図6は撮像系処理回路の内部の詳細ブロック図である。撮像素子5から読み出された撮像信号はCDS(相関二重サンプル)回路61にてノイズを除去され、AGC(自動利得)回路62にて自動的にゲイン調整された後A/D変換器63にてディジタル映像信号となる。続いてY−C分離回路64により輝度信号と色差信号に分離され、カメラ信号処理部65にて輪郭強調、ホワイトバランス、ガンマ補正などの処理を施されて前記のディジタル化された輝度信号(Y)と色差信号(Pr、Pb)が生成される。
【0073】
輝度信号(Y)と色差信号(Pr、Pb)はそれぞれ、主制御部2の動画処理部22(以下、内部の構成は図4を参照)の空間フィルタ221により図7に示すごとく帯域制限される。即ち、DV規格で標準動画を記録する場合、折り返しノイズを考慮して輝度信号は水平6.75MHz、垂直240本に(同図の斜線部)、色差信号はPrとPbが点順次化されているため水平は更に3.375MHzに帯域制限される(色差信号は省略)。
【0074】
帯域制限された、輝度信号と点順次色差信号は動画処理部22のマルチプレクサ222にて多重化され、4:2:2フォーマットのY/Pr/Pbデータが生成される。このY/Pr/Pbデータはバッファメモリ8に蓄積された後、主制御部の動画処理部22の圧縮伸長部224にてDCTを用いた圧縮アルゴリズムによって圧縮され、最後に記録信号処理回路9にて同期符号やエラー訂正符号の付加、シャフリング、変調などが行われてドライブユニット1を介して光磁気ディスク3上の映像記録領域32に記録される。なお、音声信号の記録は本発明とは無関係であるので説明は省略する。
【0075】
このようにして“撮影終了”ボタン72が押されるまで動画が記録される。なお、“撮影開始”ボタンの再押下により終了するようにしてもよい。
【0076】
なお、後述の方法で生成したショット番号、タイムコード、撮影日時、サムネール画像データが同時に光磁気ディスク上の所定の領域(ショット管理情報31および映像記録領域32)に記録される。また、光磁気ディスク3上のメディア管理情報30も、フラッシュメモリ11上のメディア管理情報の値で同時に更新される。
【0077】
再生は上記と逆の処理を行えば良いので説明を省略する。
【0078】
次に、印刷用の静止画と時間情報の記録過程を説明する。
【0079】
“撮影開始”ボタンが押され、サーボ機構が安定して上記の動画記録が開始すると、主制御部2のシステム制御部21のショット管理部208は、フラッシュメモリ11上のショット管理情報中の有効なデータの末尾に、ショットの情報を追加する。すなわち、フラッシュメモリ11上のメディア管理情報中の最大ショットNO.をショットNO.とし、最大タイムコードをタイムコードとし、“撮影開始”ボタンが押された時の日時タイマ206の日時の値を撮影日時として、ショットの情報を追加する。そして、主制御部2のシステム制御部21のタイムコードカウンタ204とショットNO.カウンタ205は、それぞれ、フラッシュメモリ11上の最大タイムカウンタと最大ショットNO.のカウントアップを開始する(ショットNO.カウンタは1カウントのみ)。併行して主制御部2の静止画処理部23(以下、内部の構成は図5を参照)の代表画像抽出部231により最初のフレーム画像が代表静止画として抽出され、続いてJPEG圧縮伸長部232により圧縮された後、サムネール作成部233により縮小されたサムネール画像として生成され、フラッシュメモリ11上のショット管理情報中の処理中のショットNO.に対応したサムネイル画像データの領域に追記される。
【0080】
また、上記の撮影中にフレーム単位でカウントアップされているタイムコードは、前述したように動画記録と同時に光磁気ディスク上の所定の領域にフレーム毎に記録される。
【0081】
以下に続くショットでも同様である。
【0082】
“撮影終了”ボタン72の押下によってタイムコードカウンタ204は停止する。そして、メディア管理部207は、“撮影終了”ボタン72が押下されたときの日時タイマ206の日時の値を、フラッシュメモリ11上の最新更新日時に書き込み、フラッシュメモリ11上のメディア管理情報を、光磁気ディスク3上のメディア管理情報30に書き込む。さらに、ショット管理部208は、フラッシュメモリ11上のショット管理情報を、光磁気ディスク3上のショット管理情報31に書き込む。
【0083】
以上を繰り返すことにより、“撮影開始”ボタンを押下するごとに各ショットの代表静止画としての最初のフレーム画像のサムネール画像とともに、各ショットのディスク上の開始位置を表わすタイムコードと、ショットNO.と、撮影日時が、フラッシュメモリ11上のショット管理情報に追記されて行く。
【0084】
次に、サムネール画像を用いたコマンド入力用紙の印刷過程について説明する。
【0085】
ユーザーが入力部7の“印刷”ボタン73を押下すると、主制御部2の印刷処理部24(以下、内部の構成は図9を参照)が起動され、その中の印刷条件設定部240が表示処理部25、出力回路14を介して表示部15に“サムネール一覧を印刷しますか?”のメッセージを表示する。ユーザーが“OK”ボタン75を押下すると印刷処理部24のメディアID印刷部は、フラッシュメモリ11上のメディアIDと最新更新日時を文字データとして、プリンタ13により印刷用紙に印刷する。
【0086】
続いて、印刷処理部24のデータ伸長部242により、JPEG圧縮されているサムネールデータ(フラッシュメモリ11上のショット管理情報中のサムネイル画像データ:図8を参照)が順次伸長され、元の縮小されたサムネール画像に復号される。このサムネール画像はY/Pr/Pb信号であるため、マトリクス変換部243によりプリンタ13に適したR,G,B信号に変換される。次に、ラスタライザ244によりR,G,B変換された画像データは、R,G,B毎にラスタ化された多階調(例えば64階調)のビットイメージデータとなり、続く色補正処理部245によりインクに対応した印刷用のY,M,C,Kの多階調ビットイメージデータに変換される。この多階調ビットイメージデータは各色毎に、ハーフトーン処理部246によりディザ法や誤差拡散法などにて2値化されたビットマップデータに変換される。ハーフトーン処理が終わると、データ送信部247により2値化されたビットマップデータとなったサムネール画像データは、キャラクタデータであるショットNO.と入力枠とともに所定の印字フォーマットに変換され、通信インタフェース部12を介してプリンタ13に送信され、プリンタ13により印刷用紙に印刷が行われる。
【0087】
なお、通信インタフェースとしては汎用のIEEE1394やUSBなどを使用することが出来る。
【0088】
図10に印刷例(コマンド入力用紙と称す)を示す。
【0089】
この例では、A4用紙1枚に30個のサムネール画像と、対応したショットNO.がその上に、またそれぞれのサムネール画像の下に空欄の入力枠が印刷されている。ショットNO.とサムネイル画像との対応付けは、フラッシュメモリ上のショット管理情報によって行なうことができる。用紙の上部には、フラッシュメモリ11上のメディアIDが左側に、最新更新日時が右側に印刷されている。メディアIDの「010203040506」は、カムコーダIDが「010203040」であり、メディアカウンタが「506」であることを示している。最新更新日時の「0203040506」は、「2002年3月4日5時6分」であることを示している。
【0090】
ユーザーはこの印刷結果のコマンド入力用紙を用いることで、再生したいショットや、編集にあたってカットしたいショットや残したいショットの順番を直感的に判断して、その意図を指定することが出来る。
【0091】
例えば、ショットNO.03から再生したい場合、図11に示されるように、ショットNO.03に対応した入力枠を黒く塗りつぶして黒四角とするか、入力枠と同じ大きさの黒四角の紙片などを、ショットNO.03に対応した入力枠の位置に置く。また、例えば、ショットNO.01と03をカットし、ショットNO.02、05、04の順番に編集したいものとすると、図12のようにショットNO.01と03に対応した入力枠は、空欄のまま未記入とし、ショットNO.02に対応した入力枠に“01”、ショットNO.05に対応した入力枠に“02”、ショットNO.04に対応した入力枠に“03”を、それぞれ手書きで記入するか、入力枠と同じ大きさの数字順番が印刷された紙片を入力枠の位置に置く。コマンド用紙に直接入力しないことで、コマンド用紙を何度も利用することができる。
【0092】
次に、コマンド入力用紙を用いて、ドライブユニット1に装填されている光磁気ディスク3に対するコマンド実行について説明する。
【0093】
ユーザーは、記入済みのコマンド入力用紙全体がほぼフル画面となるようにズーム機構を操作してカムコーダの静止画撮影機能を用いて静止画撮影を行う。
【0094】
撮影が終了すると、取り込まれだ静止画像としてのコマンド入力用紙はバッファメモリ8に蓄積される。
【0095】
ユーザーが入力部の“実行”ボタン77を押下すると、主制御部2の認識処理部27が起動される。
【0096】
認識処理部27は図15に示す機能で構成されている。
【0097】
まず、バッファメモリ8に蓄積されている静止画像は二値化部271にて二値化が行われ、続いて図形抽出部272にて図11または図12におけるメディアID枠(左上)と最新更新日時枠(右上)とショットNO.枠と入力枠とが抽出される。これらの枠は予め形状とサイズと位置関係が決まっているので認識は容易である。
【0098】
次に、数字切り出し部273により上記の各枠内の数字の切り出しが行われる。これも予めサイズと桁数が決まっているので切り出しは容易である。
【0099】
切り出された数字は数字認識部274にて、不図示の特徴抽出や、いくつかの候補との比較が行われ、数字が認識される。
【0100】
なお、上記において数字はビデオカメラの解像度に対して十分大きいサイズで記述されているので高精度で検出することが可能であり、公知の技術を用いて上記の数字認識が可能である。
【0101】
また、入力枠には、図11に示されるように、数字ではなく黒四角であることがあり、この場合は、枠内の黒がその占める割合が一定以上であれば、黒四角であると判定することができる。
【0102】
次に、コマンド判定部277において、コマンド入力用紙で指定されたコマンドの種類を判定する。数字認識部274において、黒四角と判定された場合は、コマンドは頭出しであると判定し、数字と判定された場合は、コマンドは編集であると判定される。
【0103】
次に、認識決定部275において、図形抽出部272で認識されたそれぞれの枠の位置関係と、数字認識部274とで認識された数字を元に、バッファメモリ8に蓄積されたコマンド入力用紙の画像データから入力された情報を認識結果として決定する。すなわち、コマンド入力用紙の左上の枠の数字をメディアID、右上の数字を最新更新日時として決定する。また、コマンド判定部277において、コマンドが頭出しと判定された場合は、黒四角の入力枠に対応したショットNO.を頭出しのショットNO.として決定する。さらに、コマンドが編集である場合、入力枠の数値が編集順序を表しているので、数値が入力された入力枠と対応したショットNO.から、編集結果としてのショットNO.の並び、すなわち、編集テーブルを決定することができる。
【0104】
次に、メディア対応確認部276において、ドライブユニット1に装填されている光磁気ディスク3とバッファメモリ8に蓄積されたコマンド入力用紙との対応を判定し、判定結果に基づいて、ユーザに処理続行の確認を行なう。
【0105】
図19にメディア対応確認部276のフローチャートを示す。
【0106】
メディア対応確認部276では、フラッシュメモリ11上の光磁気ディスクに関する情報とメディアIDと、バッファメモリ8に蓄積されたコマンド入力用紙上の光磁気ディスクに関する情報とを比較して分岐する。
【0107】
ステップS2001において、フラッシュメモリ11上のメディアIDの値が0であるかどうか判定し、0であれば、ドライブユニット1に光磁気ディスクが装填されていないとしてステップS2002へ進み、0でなければ、装填されているものとしてステップS2004へ進む。
【0108】
ステップS2002では、表示部15にエラーメッセージとして“ディスクが装填されていません。ディスクを装填してください。”のメッセージを表示する。続いて、ユーザが光磁気ディスクを装填すると、前述の初期化処理が行なわれて、ステップS2003を経てステップS2001へ進む。ユーザが取り消しボタンを押下すると、ステップS2003を経てコマンド入力用紙に対する処理を終了する。
【0109】
ステップS2004では、フラッシュメモリ11上のメディアIDと認識決定部275において決定されたコマンド入力用紙上のメディアIDの値を比較して分岐する。等しくなければ、装填されている光磁気ディスクとコマンド入力用紙の対応が取れていないものとしてステップS2005へ進み、等しければ、対応が取れているものとしてステップS2007へ進む。
【0110】
ステップS2005では、図13に示されるように、表示部15にエラーメッセージとして“コマンド入力用紙とディスクが一致しません。ディスクを交換してください。”のメッセージを表示する。同時に、表示部15に、その時に装填されている光磁気ディスクに記録されているショットの一覧を、フラッシュメモリ11上のショット情報を元に表示する。フラッシュメモリ11上のショット情報にはシーンNO.とサムネール画像データが対応付けて格納されているので、図13に示されるような画面を容易に表示することができる。これにより、その時に装填されている光磁気ディスクの内容を確認できる。続いて、ユーザが光磁気ディスクを交換すると、前述の初期化処理が行なわれて、ステップS2006を経てステップS2001へ進む。ユーザが取り消しボタンを押下すると、ステップS2006を経てコマンド入力用紙に対する処理を終了する。
【0111】
ステップS2007では、フラッシュメモリ11上の最新更新日時と認識決定部275において決定されたコマンド入力用紙上の最新更新日時の値を比較して分岐する。等しくなければ、コマンド入力用紙の内容と装填されている光磁気ディスクの内容が一致していない可能性があるものとして、ステップS2008へ進み、等しければ、コマンド入力用紙を印刷してから、光磁気ディスクの内容が変更されていないものとして、ステップS2011へ進む。
【0112】
ステップS2008では、図14に示されるように、表示部15にエラーメッセージとして“コマンド入力用紙を印刷してからディスクの内容が更新されています”のメッセージを表示する。同時に、表示部15に、装填されている光磁気ディスクに記録されているショットの一覧を、フラッシュメモリ11上のショット情報を元に表示する。フラッシュメモリ11上のショット情報にはシーンNO.とサムネール画像データが対応付けて格納されているので、図14に示されるような画面を容易に表示することができる。各ショットのサムネールを表示する際、ショットの撮影日時(フラッシュメモリ11上のショット情報に格納)と、コマンド入力用紙上の最新更新日時の値を比較し、コマンド入力用紙上の最新更新日時よりも以前に撮影されたショットのサムネールは、図14に示すように、輝度を落としたり、1画素ずつ間引いて表示したりして、コマンド入力用紙上の最新更新日時よりも後に撮影されたショットよりも目立たないように、表示形態を変えて表示する。続いて、ユーザがOKボタンを押下するとステップS2009を経てステップS2010へ進み、取り消しボタンを押下すると。ステップS2009を経てコマンド入力用紙に対する処理を終了する。
【0113】
ステップS2010では、コマンドの対象となるショット、すなわち、数字または黒四角が入力されたコマンド入力用紙の入力枠に対応したショットの撮影日時が、コマンド入力用紙上の最新更新日時よりも古いかどうか判定し、古いショットが一つでも有れば、コマンドの実行に影響するものとして、表示部15に“コマンドの実行に影響があるので処理を終了します”のメッセージを表示して、コマンド入力用紙に対する処理を終了する。古いショットが一つもなければ、ステップS2011へ進む。
【0114】
ステップS2011では、コマンド判定部277で判定された結果に従って分岐する。頭出しと判定されていれば、主制御部2の再生処理部29へ制御を移す。編集と判定されていれば、主制御部2の編集処理部26へ制御を移す。
【0115】
再生処理部29では、認識決定部277で決定された頭出しのショットNO.に基づき、システム制御部21のドライブ制御部201、信号処理制御部202等と連携して、光磁気ディスク3から頭出しのショットNO.に対応した画像データを表示部15に再生する。例えば図11の頭出しの指示がなされているとすると、まず、システム制御部21のドライブ制御部201はドライブユニット1の不図示の光ピックアップをディスク3上のショットNO.が03に対応した画像データの先頭位置にシークさせ、再生信号処理部10を介して画像データを読み取り、動画処理部22において伸張し、表示処理部25、出力回路14を経て、表示部15に再生する。
【0116】
編集処理部26では、認識決定部277で決定された編集テーブルを用い、システム制御部21のドライブ制御部201、信号処理制御部202と連携して実際に画像データの自動編集作業を遂行する。
【0117】
次にその詳細を説明する。
【0118】
例えば図16のようにディスク上に記録されたデータに対し、図12の編集指示がなされているとすると、まず、システム制御部21のドライブ制御部201はドライブユニット1の不図示の光ピックアップをディスク3上のショットNO.が02に対応した画像データの先頭位置にシークさせ、ショットNO.が03の位置までのデータを再生信号処理部10を介して読み取り、一旦バッファメモリ8に蓄積した後、再び記録信号処理部9を介して光磁気ディスク3の他の領域に記録する。この時、最大ショットNO.が31であるとすると、新たに記録されたショットのショットNO.は、31になり、同様に、タイムコードも最大タイムコードを基に変更され、最大ショットNO.と最大タイムコードが更新される。なお、この時、バッファメモリ8の容量が不足する場合は上記の動作をバッファメモリの容量内で複数回に分けて行えばよい。
【0119】
続いて同様の動作により、ショットNO.が05のデータ、ショットNO.が04のデータの順番に光磁器ディスク3上の対応した領域から読み出され、バッファメモリ8を介して上記の新しい領域に記録されたショットNO.が31のデータの後にシーケンシャルに記録される。
【0120】
以上の結果、図17に示すように編集指示内容どおりに編集が行われたことになる。
【0121】
本実施形態においては、印刷されたコマンド入力用紙の空欄に、単に編集順序を手書き等で指定したり、頭出し位置を指定するだけ、という極めて簡単かつ直感的な操作で編集指示や頭出し指示を行い、これを静止画撮影するだけで自動的に編集や頭出しが行われるため、一般のユーザーでも極めて手軽にビデオ編集や頭出しなどの操作を行うことが可能である。
【0122】
また、カムコーダとプリンタだけで編集操作が行えるため、従来のようなPCを使うわずらわしさからユーザーを解放することが可能となる。
【0123】
(第2の実施形態)
図20は本発明の第2の実施形態に係わるディジタルカムコーダまたはディジタルカメラの構成を示すブロック図である。第1の実施形態と共通する部分には同じ番号を付与している。
【0124】
ブロック構成としては記録媒体としてカード型フラッシュメモリ33を使用しているところ、及びメカ部を持たないためドライブが省かれているところが第1の実施形態と異なる。
【0125】
また、基本動作としては可動部を持たないところとを除いて第1の実施形態と同じであるため、第1の実施形態と異なる特徴について説明する。
【0126】
本実施形態は動画記録機能を有するディジタルカメラに好適であり、ディジタルカメラの静止画解像度(200〜300万画素)は通常カムコーダのそれ(約40万画素)より高いので、1枚のコマンド入力用紙に記載するショットの数を多く(文字を小さく)しても十分読み取ることができ、対象のショット数が多くなった場合でもコマンド入力用紙を撮影する回数を低減することが可能となり、ユーザーの操作性を向上させることが可能となる。
【0127】
(第3の実施形態)
上記の実施形態では記録媒体上の開始位置または開始時間を表わす情報としてタイムコードを用いたが、その他の情報、例えば実時間(時計)であってもよい。
【0128】
また、代表静止画として先頭フレームを用いたが、必ずしも先頭である必要はなく、画像認識手段を用いて検出した、ショットの中間の画像であっても良い。
【0129】
また、上記の実施形態では数字認識を容易にするためにショットNO.を枠付きで印刷したが、認識側で工夫することによりこれを省くことも可能である。
【0130】
また、上記実施形態では手書き数字認識を容易にするために空欄枠を印刷し、そこに編集順序を指示する数字を書き込むようにしたが、認識側で工夫することによりこれを省くことも可能である。
【0131】
また、上記の実施形態では、メディアIDと最新更新日を図10に示されるように、数字で印刷していたが、代わりに、図21に示されるように、バーコードや二次元バーコードなどで印字するようにしても良い。こうすることによって、メディアIDと最新更新日の印字スペースを少なくし、他の情報(例えば、図21に示されるようなコマンド等)を印刷できるようになる。
【0132】
また、上記の実施形態では、コマンドの種別を、コマンド入力用紙の入力枠への入力方法(数字または黒四角)で判別していたが、図21に示されるように、コマンドを指定する領域を明示的に印刷し、その中で明示的に指定するようにしても良い。図21に示されるように、コマンドの種別(再生と印刷と編集)に対応した白四角をそれぞれ印刷しておき、ユーザは、白四角を黒く塗りつぶすなどして、コマンドの種別を指定する。図21では、印刷が指定されているものと判定される。コマンドを指定する黒四角の位置は、コマンド入力用紙の中であらかじめ定められているので、コマンドの種別を文字認識する必要はなく、容易にコマンドの種別を判定できる。
【0133】
あるいは、図21に示されるように、コマンドの種別の指定は、あらかじめ一つの機能に対してのみ黒四角で印刷しておき、ユーザは、所望の機能に対するコマンド入力用紙を選ぶようにしても良い。
【0134】
また、上記の実施形態では、光磁気ディスク3に格納する画像として動画を扱う例を示したが、静止画を扱うことも可能である。静止画は、1フレームのみの動画とみなすことによって、上記の実施形態と同じ構成で扱うことができる。例えば、図21に示されるコマンド入力用紙を、静止画のサムネールの一覧を印刷したものであるとすると、コマンドとして再生、もしくは、編集が指示された場合は、入力枠は、静止画のスライドショーの再生順序を指定するためのものである。再生が指示された場合は、指定された順序に従って、表示部15にスライドショーを再生し、編集が指示された場合は、指定された再生順序をスライドショーのデータとして、光磁気ディスク3に記録する。一方、印刷が指示された場合は、入力枠は、対応する静止画の印刷枚数を指定するためのものである。例えば、図21のコマンド入力用紙をもとに実行すると、ショットNO.2の静止画が1枚、ショットNO.4の静止画が3枚、ショットNO.5の静止画が2枚、それぞれ印刷される。
【0135】
また、上記の実施形態では、コマンド入力用紙のショットNO.を文字認識するために、大きく印字していたが、ショットの並び順とサムネイルと入力枠の位置は、あらかじめコマンド入力用紙の中で決まっているので、図21に示されるように、大きく印字する必要はない。入力枠の位置からショットNO.を容易に判定できる。これにより、1枚のコマンド入力用紙の中に印刷できるショットの数を増やすことができるので、一度に目視で確認できるショットの数が増えると共に、コマンド入力用紙を撮影する回数を低減することが可能となり、ユーザーの操作性を向上することが可能となる。
【0136】
また、上記の実施形態では、メディアIDをディジタルカムコーダが作成していたが、光磁気ディスク3の製造時に、あらかじめメディアIDを個々の光磁気ディスクに付与しておき、ディジタルカムコーダは、光磁気ディスクに格納されているメディアIDを読み取って利用するようにしても良い。
【0137】
また、上記の実施形態では、ステップS2001とステップS2002において、ドライブユニット1に光磁気ディスク3が装填されているかどうかを判定し、装填されていない場合は処理を中断するようにしていたが、コマンド判定部277において、コマンドが編集であると判定されている場合は、光磁気ディスク3に書き込み可能かどうかも、同時に判定し、書き込み不可能であれば、表示部15に“光磁気ディスクは書込み禁止です”のメッセージを表示して、ステップS2003へ進むようにしても良い。
【0138】
以上詳述したように、上記の第1乃至第3の実施形態によれば、コマンド入力用紙と装填されている記録媒体との対応を確認しているので、ユーザの誤操作や、ユーザの期待したものと異なる結果が生じることを防ぐことができる。また、コマンド入力用紙と装填されている記録媒体との対応が取れていない場合に、できるだけ、ユーザに無駄な操作を強いることなく、正常な状態に復帰できるようにすることができる。
【0139】
また、上記の実施形態では、ステップS2008において、コマンド入力用紙上の最新更新日時よりも後に撮影されたショットが目立つように、表示形態を変えて表示していたが、コマンド入力用紙上の最新更新日時よりも後に撮影されたショットのうち、コマンドの対象となるショットのみを目立つように表示しても良い。そして、このようなショットがなければ、表示をせずにそのままステップS2001へ進み、コマンドを実行するようにしても良い。
【0140】
また、コマンド入力用紙に印刷された画像と記録媒体に記録されている画像との対応が取れていない場合に、個々の画像が対応が取れているかどうかを弁別しており、弁別された結果がわかるように表示しているので、対応が取れていない画像がコマンド入力用紙で指定された操作に影響を及ぼすかどうかが判定でき、ユーザの誤操作や、ユーザの期待したものと異なる結果が生じることを防ぐことができる。また、対応が取れていない画像がコマンド入力用紙で指定された操作に影響を及ぼすかどうかを判定しているので、ユーザの誤操作や、ユーザの期待したものと異なる結果が生じることを防ぐことができる。
【0141】
また、記録媒体に記録されている画像の識別情報と、印刷する枚数を指定するための入力枠の一覧を印刷し、印刷された用紙に印刷したい画像の必要枚数を記入し、この紙を画像記録再生装置で撮像することにより、指定された画像に対して、必要な枚数の印刷を行なうので、撮影された静止画や動画の数が多い場合でも、極めて簡単な操作で印刷を行なうことができ、操作性を大幅に改善できる。
【0142】
また、コマンド入力用紙から機能の種別を判別する手段を有するため、多数のサムネールが印刷されている入力用紙を用いて、複数の機能を実行できるため、一覧性に優れ、カムコーダやディジタルカメラなどの小さいディスプレイしか備えていない機器においても、複数の機能の操作を簡単に行なえ、操作性を大幅に改善することができる。
【0143】
また、複数の機能に対して用いる入力用紙は同一であるため、機能ごとに入力用紙の入力方法も同一になり、同様の操作で複数の機能を実行することができる。また、あらかじめ印刷しておく入力用紙の数も少なくてすみ、印刷の無駄を少なくすることができる。
【0144】
(第4の実施形態)
図22は、第4の実施形態に係る装置にの基本構成を示す図である。
【0145】
本装置はビデオカメラ等の画像入力機器100と、その印刷データに基づいて画像を形成するプリンタ200とで構成される。
100はビデオカメラ等の画像入力機器であり、プリンタ200へ撮像データを送信するため、及び各種ステータスをプリンタ200に通知したり受信したりするためのインターフェイス101、主として撮像した光学的情報を光電変換し、イメージデータを発生するレンズ制御部102、実際に画像を取り込むCCD等のレンズ103、撮影開始、撮影終了等を指示する操作パネル104、撮影した画像を記録するためのDVテープ等の記録媒体へ書き込み、読み出し等を制御するテープドライブ105、再生する画像を表示したり、撮影中の画像および録画中・テープ残量等の撮影状態を表示する液晶モニタ等の表示部106、撮影したデータ等を記憶するメモリなどの記憶部107、および機器全体を制御するCPU1O8を具備している。なお、インターフェイス101はプリンタ200と例えばIEEE1394親格やUSB規格等のケーブルで接続される。
また、本構成では、表示部として液晶モニタを用いているが、再生する画像あるいは撮影中の画像の表示が可能であればファインダーを覗くタイプ等であってもよいことは言うまでもない。
【0146】
操作パネル104の構成の一例を図23に示す。
【0147】
104−1は記録媒体への画像の録画、104−2は記録媒体中の画像の再生、104−3は早送り、104−4は巻き戻し、104−5は停止、104−6は印刷、104−7は後述する画像の位置特定指示を表すものである。
図1に戻って、200はプリンタであり、画像入力機器100から印刷データを受信するため、及び各種ステータスを画像入力機器100に通知するためのインターフェイス201、主として受信したプリンタデータを解釈し、ビットマップイメージデータを発生するプリンタ制御部202、プリンタ制御部202から出力されてきたビットマップイメージデータを受け、実際に画像を形成するプリンタエンジン203、およびインターフェイス201より受け取った印刷データを一時的に退避するバッファメモリ204で構成される。
なお、図示してはいないが操作パネル等も具備している。
また、プリンタエンジン203は、インクジェット方式、電子写真方式、感熱方式等、何れの方式を用いたものでもよい。なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機据であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LANなどのネットワークを介して処理が行われるシステムであっても本発明を適用できるのは言うまでもない。
図24は、本実施形態のうち、動画の代表フレームを印刷する手続きに係るフローチャートを示す。
【0148】
以下このフローチャートに基づいて本装置の動作を説明する。
なお本装置を制御するプログラムは記憶部107から読み出され、CPU1O8によって制御される。
【0149】
まず、ステップS301では撮影した画像を記録した記録媒体中の画像を、テープドライブ105より記憶部107へ読み出す。
【0150】
ステップS302では、CPU1O8の制御の下で該画像のカット点を検出し、カット点から次のカット点までを1つのシーンとして画像をシーン単位に分割する。
【0151】
このときカット点検出アルゴリズムとしては、例えば特開平5−037853号公報(「動画のカット自動分割方法」)を利用するが、本発明では特にその方法について限定するものではない。
ステップS303では前記ステップS302で分割されたシーンより代表シーンをそれぞれ抽出する。
代表シーンとしては、シーンの先頭フレームを選ぷ方法、真中のフレームを選ぶ方法、何らかの基準に従って選ぶ方法等様々な方法があるが、本発明ではその基準については特に限定されるものではない。
【0152】
ステップS304では重複しないように各代表シーンにシーンIDを付与し、シーンIDと代表シーンとの組を記憶部107に格納する。
【0153】
シーンIDやその格納方法としては、例えば図25ではシーンID20−301,20−302,20−303,…,の画像が格納されていることを示している。シーンIDは各シーン固有のものであり、かつ、記録媒体ごとにも相異なるものとする。
例えば2つのシーンID、20−301、21−301があったとすれば、記録媒体20と記録媒体21のように異なる楳体上にそれぞれ対応するシーンは存在していることを示す。
【0154】
ステップS305では本装置の利用者によって操作パネル104中の印刷指示ボタン104−6より印刷指示を受信する。
【0155】
ステップS306では記憶部106より代表シーン群を読み出し、代表シーンを画像として印刷する形に並べる。
【0156】
図26は代表シーンを並べ印刷する際の印刷形態の一例である。
【0157】
このとき、各シーンの印刷位置をシーンIDと共に記憶部に格納する。例えば図26ではシーンID20−301,20−302,20−303,…,の画像が格納されており、印刷位置が1,2,3であることを示している。
ステップS307では、印刷する形に整形した代表シーンが並んだ画像群をプリンタコントローラ106およぴインターフェイス201を介してプリンタ200に印刷データとして送信する。
ステップS308では、プリンタ200は受信した印刷データに従ってプリンタ制御部202を駆動しプリンタエンジン203を制御することで該印刷データを1枚の用紙に出力する。
図27は出力の一例であり、出力として得られた印刷物の左上の部分を示している。
以下では、図27に示したような、出力した状態を印刷画像群と呼ぶ。
当然ステップS307とステップS308においては、プリンタ200がインターフェイス201を介して画像を受信する速度とプリンタエンジン203が印刷する速度は一致せず、通常の場合、前者の方が速いため、受信した画像を一時退避するためにバッファメモリ204を利用することとなる。このときバッファメモリ204がオーバーフローすることも十分に考えられる。
【0158】
このときインターフェイス201を介してプリンタコントローラ106にその旨を伝え、プリンタコントローラ106は画像の送信を適宜制御することとするが、制御の方法については様々考えられるが本発明では特に限定するものではない。
次に本実施形態において、再生するシーンを指定する手続きについて図28に示すフローチャートを用いて説明する。
【0159】
前記した手続きによって得られた印刷画像群のうち、ステップS701では本装置の利用者が操作パネル104中の画像の位置特定指示ボタン104−7を押したことを受信し、このとき本装置の利用者は再生したいシーンと対応した1つの画像を指し示すところを画像入力装置100によって撮影する。
指し示す方法は指やペン等で、画像入力装置による撮影で画像を持定できさえすればよく、本発明ではその方法は問わない。
【0160】
例えば図29では、左から3番目の画像を本装置の利用者が指で指定した状態を示している。
【0161】
ステップS702では、前記ステップS701で撮影された印刷画像群の中から1つの画像が指し示された状態である画像を記憶部107に格納する。
当該印刷画像群から指し示された位置および画像を検出する方法は、例えば持開平8−335136号公報「座標検出装置および方法」を用いるが本発明では特にその方法については限定しない。
【0162】
ステップS703では、指し示された画像の位置と図25で示したシーンIDと印刷位置との組より該シーンのシーンIDを特定する。
【0163】
図25および図29の例では指し示された印刷位置は「3」であるので、シーンIDは20−303と求められる。
ステップS704では該シーンIDより該当シーンを特定し、表示部106を利用して当該シーンの先頭より再生を行う。図25の例ではシーンID20−303より再生を行う。
【0164】
(第5の実施形態)
第4の実施形態においては、プリンタによって印刷画像群が印刷された用紙と画像を格納した記録媒体との対応付けは利用者に任せていたが、第5の実施形態においては、印刷画像群が印刷された用紙に識別子を付与することにより、画像を格納した記録媒体との対応付けを本装置が指示するように構成する。
本実施形態に係る装置の基本構成については、第4の実施形態と同様なので説明を省略する。
【0165】
本装置は印刷データ(制御コマンドを含む)を生成する情報処理装置100と、その印刷データに基づいて画像を形成するプリンタ200、および、ビデオカメラ等の画像入力機器300とで構成される。
図30は、印刷画像群が印刷された用紙に付与された識別子と、画像を格納した記録媒体との対応付けを取るテーブルの一例である。このテーブルは記録媒体106上に存在する。
【0166】
図30の例では、用紙に付与され印刷される用紙識別子22、23に対応する画像を格納した記録媒体のIDがそれぞれ25、27であることを示している。なお本実施形態では用紙識別子を数字としたが、バーコード等のようにレンズ103により取り込み可能であれば所期目的を達成できることは言うまでもない。
【0167】
図31は本実施形態のうち、動画の代表フレームを印刷する手続きに係るフローチャートを示す。
【0168】
以下このフローチャートに基づいて本装置の動作を説明する。
なお本装置を制御するプログラムは記憶部107から読み出され、CPU1O8によって制御される。
まず、ステップS1001では撮影した画像を記録した記録媒体中の画像を、テープドライブ105より記億部107へ読み出す。
ステップS1002では、CPU1O8の制御の下で該画像のカット点を検出し、カット点から次のカット点までを1つのシーンとして該画像をシーン単位に分割する。
このときカット点検出アルゴリズムとしては、第4の実施形態と同様に本発明では特にその方法について限定するものではない。
【0169】
ステップS1003では前記ステップS1002で分割されたシーンより代表シーンをそれぞれ抽出する。
代表シーンとしては、シーンの先頭フレームを選ぶ方法、真中のフレームを選ぶ方法、何らかの基準に従って選ぶ方法等様々な方法があるが、第4の実施形態と同様に本発明ではその基準については特に限定しない。
ステップS1004では重複しないように各代表シーンにシーンIDを付与し、シーンIDと代表シーンとの組を記億部107に格納する。
シーンIDやその格納方法としては、例えば図25ではシーンID20−301,20−302,20−303,…,の画像が格納されていることを示している。
【0170】
シーンIDは各シーン固有のものであり、かつ、記録媒体ごとにも相異なるものとする。例えば2つのシーンID、20−301、21−301があったとすれば、記録媒体20と記録媒体21のように異なる楳体上にそれぞれ対応するシーンは存在していることを示す。
ステップS1005では本装置の利用者によって操作パネル104中の印刷指示ボタン104−6より印刷指示を受信する。
【0171】
ステップS1006では記憶部107より代表シーン群を読み出し、代表シーンを画像として印刷する形に並べる。
図26は代表シーンを並べ印刷する際の印刷形態の一例である。このとき、各シーンの印刷位置をシーンIDと共に記憶部に格納する。例えば図26ではシーンID20−301,20−302,20−303,・・・,の画像が格納されており、印刷位置が1,2,3であることを示している。
ステップS1007では、用紙識別子を重複のないよう発番し、図30で示した用紙識別子と記録媒体との対応テーブルに用紙識別子と記録媒体IDと対応付けて収め記憶部107に格納する。
ステップS1008では、印刷する形に整形した代表シーンが並んだ画像群および用紙識別子をプリンタコントローラ106およびインターフェイス201を介してプリンタ200に印刷データとして送信する。ステップS1009では、プリンタ200は受信した印刷データに従ってプリンタ制御部202を駆動しプリンタエンジン203を制御することで該印刷データを1枚の用紙に出力する。
【0172】
図32は出力の一例であり、出力として得られた印刷物の左上の部分を示している。用紙識別子は図32の場合左上に「22」と印刷表示されている。
【0173】
当然ステップS1008とステップS1009においては、プリンタ200がインターフェイス201を介して画像を受信する速度とプリンタエンジン203が印刷する速度は一致せず、通常の場合、前者の方が速いため、受信した画像を一時退避するためにバッファメモリ204を利用することとなる。第4の実施形態と同様にプリンタコントローラ106は画像の送信を適宜制御することとするが、制御の方法については様々考えられるが本発明では特に限定するものではない。
次に本実施形態において、再生するシーンを指定する手続きについて図33に示すフローチャートを用いて説明する。
前記した手続きによって得られた印刷画像群のうち、ステップS1201では本装置の利用者が操作パネル104中の画像の位置特定指示ボタン104−7を押したことを受信し、このとき本装置の利用者は再生したいシーンと対応した1つの画像を指し示すところを画像入力装置100によって撮影する。
指し示す方法は指やペン等で画像入力装置による撮影で画像を特定できさえすればよく、本発明ではその方法は問わない。
【0174】
例えば図29では、左から3番日の画像を本装置の利用者が指で指定した状態を示している。
ステップS1202では、前記ステップS1201で撮影された印刷画像群の中から1つの画像が指し示された状態である画像を記憶部107に格納する。
ステップS1203では、前記図31で示したフローチャートによって印刷画像群が印刷された紙に印刷された用紙識別子を前記ステップS1202で記憶部107に格納した撮影画像より判別する。
【0175】
判別方法については、用紙識別子が数字や文字であればOCRによる方法、バーコードであればバーコード等を利用すれば可能であるが、本発明では特に限定せず、該用紙より読み取りが可能であればよい。
ステップS1204では前記ステップS1203で判別した用紙識別子を利用して図30で示した用紙識別子と記録媒体との対応テーブルより記録媒体IDを取り出す。
【0176】
前記ステップS1204により用紙識別子が「22」と判別できた場合に図30の例では、対応テーブルより記録媒体IDとして「25」が得られる。
ステップS1205では、現在テープドライブ105中に存在している記録媒体が、前記ステップS1205で得た記録媒体IDのものであるか否かを判定する。
もしそうであればステップS1208へ移る。
そうでなければステップS1206へ移る。
ステップS1206では、表示部106に記録媒体を交換するよう利用者に通知する。図34は利用者に通知する場合の表示部106の画面例である。
【0177】
ステップS1207では、本装置の利用者が記録媒体を入れ替えたことを受信し、ステップS1205へ戻る。
【0178】
ステップS1208では、指し示された画像の位置と図25で示したシーンIDと印刷位置との組より該シーンのシーンIDを特定する。
【0179】
図25および図30の例では指し示された印刷位置は「3」であるので、シーンIDは20−303と求められる。
ステップS1209では該シーンIDより該当シーンを特定し、表示部106を利用して当該シーンの先頭より再生を行う。
【0180】
図25の例ではシーンID20−303より再生を行う。
(他の実施形態)
以上、幾つかの実施形態について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、単体の機器から成る装置に適用しても良いしLANなどのネットワークを介して処理が行われるシステムに適用しても良い。
【0181】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0182】
その場合、プログラムの機能を有していれば、形態は、プログラムである必要はない。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を間わない。
【0183】
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピイディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記億媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
【0184】
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。
【0185】
つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWW(ワールドワイドウェブ)サーバやftpサーバ等も本発明の範疇に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0186】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
更に、記億媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0187】
以上説明したように、上記の第4及び第5の実施形態によれば、動画像のシーンをシーンごとに分割してその代表フレームの並びであるマルチ画像を印刷し、再生するためのシーンを特定するためにマルチ画像を撮影して利用する場合において、マルチ画像中の各代表フレームである面像の位置を印刷時に記憶することで、画像の横にバーコードを同時に印刷したり磁性体を同時に塗布したりすることなく、再生するシーンを特定する効果をあげることが可能となる。
【0188】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、記録した動画像の編集を容易に行なえるようにすることが可能となる。
【0189】
また、複数枚の画像から所望の画像を選択してプリントする場合の操作性を向上させることが可能となる。
【0190】
また、複数のシーンから所望のシーンを選択して再生する場合の操作性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わるカムコーダのブロック図である。
【図2】主制御部のブロック図である。
【図3】主制御部の中のシステム制御部の構成図である。
【図4】主制御部の中の動画制御部の構成図である。
【図5】主制御部の中の静止画制御部の構成図である。
【図6】撮像系処理回路のブロック図である。
【図7】空間フィルタの特性を示す図である。
【図8】フラッシュメモリの記録領域の模式図である。
【図9】主制御部の中の印刷処理部の構成図である。
【図10】コマンド入力用紙の印刷例を示す図である。
【図11】コマンド入力用紙の入力例を示す図である。
【図12】コマンド入力用紙の入力例を示す図である。
【図13】入力フォームの入力例を示す図である。
【図14】表示部の表示例を示す図である。
【図15】表示部の表示例を示す図である。
【図16】ディスク媒体上の映像記録領域のデータ構成図(編集前)である。
【図17】ディスク媒体上の映像記録領域のデータ構成図(編集後)である。
【図18】ディスク媒体上のデータ構成例を示す図である。
【図19】メディア対応確認部のフローチャートである。
【図20】第2の実施形態のカムコーダのブロック図である。
【図21】コマンド入力用紙の印刷例を示す図である。
【図22】本発明の第4の実施形態の基本構成を示すブロック図である。
【図23】画像入力機器における操作パネルを示す図である。
【図24】動画の代表フレームを印刷する手順を示すフローチャートである。
【図25】シーンIDとシーンの格納形式を示す図である。
【図26】シーンIDとシーンと印刷位置の格納形式を示す図である。
【図27】印刷画像群を示す図である。
【図28】再生するシーンを指定する手順を示すフローチャートである。
【図29】印刷画像群のうち1つの画像を指し示した状態を示す図である。
【図30】第2の実施形態における用紙識別子と記録媒体の対応テーブルを示す図である。
【図31】第2の実施形態における動画の代表フレームを印刷する手順を示すフローチャートである。
【図32】第2の実施形態における印刷画像群を示す図である。
【図33】第2の実施形態における再生するシーンを指定する手順を示すフローチャートである。
【図34】第2の実施形態における印刷画像群と記録媒体が不一致の場合に表示部に表示するメッセージを示す図である。
【符号の説明】
1 ドライブユニット
2 主制御部
3 光磁気ディスク
4 光学系
5 撮像素子
6 撮像系処理部
7 入力部
8 バッファメモリ
9 記録信号処理部
10 再生信号処理部
11 フラッシュメモリ
12 通信インターフェイス
13 プリンタ
14 出力回路
15 表示部
100 画像入力機器
200 プリンタ
101 インターフェイス
102 レンズ制御部
103 レンズ
104 操作パネル
105 テープドライブ
106 表示部
107 記憶部
108 CPU
1O4−1 録画指示ボタン
104−2 再生指示ボタン
104−3 早送り指示ボタン
104−4 巻き戻し指示ボタン
104−5 停止指示ボタン
104−6 印刷指示ボタン
104−7 画像の位置特定指示ボタン
201 インターフェイス
202 プリンタ制御部
203 プリンタエンジン
204 バッファメモリ

Claims (1)

  1. 被写体からの光を光電変換して撮像する撮像手段と、
    該撮像手段によって撮像された画像を記録媒体に記録する画像記録手段と、
    前記記録媒体に記録されている複数の画像のそれぞれを代表する静止画を一覧印刷する一覧印刷手段と、
    前記記録媒体に記録されている画像に対する操作の指示を、前記一覧印刷手段によって印刷された印刷物と共に前記撮像手段を用いて画像として入力する画像操作入力部と、
    該画像操作入力部の入力の対象となった印刷物と、前記操作の対象となっている記録媒体との対応状態を判定する対応判定手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
JP2002303455A 2002-10-17 2002-10-17 画像処理装置 Withdrawn JP2004140602A (ja)

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