JP2004139534A - 文書作成システム、文書作成用冊子、文書作成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】所定の図柄に手書き内容を挿入した文書を電子データ化した電子文書を簡単に作成するための文書作成システム、文書作成用冊子、文書作成方法を提供する。
【解決手段】複数種類の台紙11と、手書き領域12aを備えこの手書き領域12aを台紙11と重ね合わせた際に前記図柄を視認可能に透過する透明乃至半透明なものとするとともに、当該手書き領域12a内における位置情報を備えて構成した台紙11とは別体の書込用シート12とを備えて構成した文書作成用冊子A1と、前記手書き領域12aに書き込んだ内容を位置情報とともに読み取りその読み取った手書き内容と位置情報とによって電子データに変換した手書き内容データを生成しその生成された手書き内容データを送信する電子ペンA2と、選択入力を受け付けて、送信された手書き内容データを受信し前記台紙11に印刷してある図柄を示す画像データである図柄データを送信された手書き内容データを格納してある図柄データとともに出力する情報処理装置A3とによって、電子文書を作成するようにする。
【選択図】図6
【解決手段】複数種類の台紙11と、手書き領域12aを備えこの手書き領域12aを台紙11と重ね合わせた際に前記図柄を視認可能に透過する透明乃至半透明なものとするとともに、当該手書き領域12a内における位置情報を備えて構成した台紙11とは別体の書込用シート12とを備えて構成した文書作成用冊子A1と、前記手書き領域12aに書き込んだ内容を位置情報とともに読み取りその読み取った手書き内容と位置情報とによって電子データに変換した手書き内容データを生成しその生成された手書き内容データを送信する電子ペンA2と、選択入力を受け付けて、送信された手書き内容データを受信し前記台紙11に印刷してある図柄を示す画像データである図柄データを送信された手書き内容データを格納してある図柄データとともに出力する情報処理装置A3とによって、電子文書を作成するようにする。
【選択図】図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の図柄に手書き内容を挿入して電子文書を作成する文書作成システム、文書作成用冊子、文書作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図、絵、罫線などの所定の図柄に手書き内容を加えるには、予めこれらの図柄が印刷されている用紙に直接書くことになる。
【0003】
ところで、近年、手書きした内容を電子データ化することを実現するもののひとつとして、手書き内容を自動的に電子データ化する電子ペンが開発されている。(例えば、非特許文献1参照)このものは、手書き領域を有する用紙に印刷され当該手書き領域上の位置情報を与えるドットパターンを手書き内容とともにを読み取り、手書き内容を電子データに変換し、この電子データ化した手書き内容データをコンピュータや携帯電話などの情報処理装置に対して送信する機能を有している。
【0004】
【非特許文献1】
増田 真樹、Bloutooth内蔵アノトペンの仕組みは?−「アノトペン」(2)、[online]、平成13年4月26日、インターネット<URL:http://www.zdnet.co.jp/mobile/0104/26/anoto2.html>
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、発明者は、この電子ペンのような筆記具を利用して、所定の図柄に手書き内容を挿入した文書を電子データ化した電子文書を簡単に作成するための文書作成システム、文書作成用冊子、文書作成方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、手書き領域を有する文書作成用冊子と、前記手書き領域に手書きするための筆記具と、この筆記具によって手書きされた内容を受け付けて表示する等の制御を行う情報処理装置とを備えて前記手書き領域に手書きされた内容に基づいた電子文書を作成するための文書作成システムであって、前記文書作成用冊子は、絵、記号、罫線などの図柄を印刷した一種類又は複数種類の台紙と、前記手書き領域を備えこの手書き領域を前記台紙と重ね合わせた際に前記図柄を視認可能に透過する透明乃至半透明なものとするとともに、当該手書き領域内における位置情報を備えて構成した台紙とは別体の書込用シートとを備え、前記筆記具は、前記手書き領域に書き込んだ内容を位置情報とともに読み取る読取部と、読取部で読み取った手書き内容の位置情報によって電子データに変換した手書き内容データを生成する手書き内容データ生成部と、手書き内容データ生成部で生成された手書き内容データを、直接的に或いは間接的に前記情報処理装置に送信する送信部とを備え、前記情報処理装置は、前記送信部より送信された手書き内容データを受信する受信部と、前記台紙に印刷してある図柄を示す画像データである図柄データを格納している図柄データ格納部と、前記送信部で送信された手書き内容データを前記図柄データ格納部に格納してある図柄データとともに出力する出力部とを備えていることを特徴とする文書作成システムである。
【0007】
ここで、「データ格納部」としては、電気通信回線を介してサーバコンピュータなどからダウンロード可能な形態であっても、情報処理装置に読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体に記録された形態などであってものよい。
【0008】
このようなシステムによれば、予め決まっている図柄に加えて手書きして、図柄と手書き内容とを合わせた電子文書を簡単に作成することができるようになる。そして、図柄を印刷した台紙を複数回利用することができるため、各用紙に必要な図柄が印刷されていた従来の帳票類、ポストカード等と比較して、製造コストを抑えることが可能となる。また、書込用シートと台紙とを別体で設けているため、書込用シートの方に位置情報を設ければ、台紙には図柄のみ印刷すればよく、その結果、筆記具に読み取らせるための位置情報に干渉されることなく、図柄のデザインの自由度を向上することができるようになる。加えて、台紙への印刷を簡単化し、ひいては、低価格化を実現することが可能となる。
【0009】
そして、文書作成用冊子を、このようにそれぞれ異なる図柄を印刷された複数種類の台紙を備えたものとした場合に、それら複数の図柄から選択した図柄と手書き内容とを合わせた文書を作成するための好ましい具体的態様としては、情報処理装置に、何れの図柄を選択したかを示す選択図柄識別子を受け付ける選択図柄識別子受付部と、この選択図柄識別子受付部で受け付けられた図柄識別子に対応する図柄データを図柄データ格納部から抽出する抽出部とを設けるとともに、前記出力部を、前記抽出部で抽出した図柄データと手書き内容データとを重ね合わせて出力する機能を有するように構成しているものが挙げられる。なお、「図柄識別子を受け付ける」とは、情報処理装置が、入力装置による選択入力による図柄識別子を受け付けるようなものであってもよいし、筆記具に設けられた送信部によって送信された図柄識別子を受け付けるようなものであってもよい。また、「図柄識別子」とは、どの図柄かを特定できる或いは示唆するものであれば、所定の識別子に変換されたようなものであってもよいし、読取部で読み取られた位置情報そのものであってもよい。
【0010】
このようなものにおいて、より使用勝手を向上するためには、前記文書作成用冊子が、前記図柄を選択するための選択記入欄を有するものであり、当該選択記入欄に前記読取部に読み取り可能な位置情報を設定し、前記筆記具に、前記選択記入欄へ記入する際に読取部により読み取った選択を意味する記号又は文字等の位置情報から前記図柄識別子を生成する図柄識別子生成部を設けるとともに、前記送信部を、この図柄識別子生成部で生成した図柄識別子と、前記手書き内容データとを送信するように構成するようにすれば好ましい。なお、「選択を意味する記号又は文字」とは、いわゆるチェックマーク、○印や×印等の記号、数字やアルファベットなどの文字を含む。すなわち、このようなものであれば、筆記具によって図柄を選択することができ、すなわち手元のみで操作することができて便利なものとすることができる。
【0011】
また、電子データ化した手書き内容を、情報処理装置に扱い易いデータとするためには、前記情報処理装置に、前記受信部で受信した手書き内容データから、その手書き内容に含まれる文字の全部又は一部をテキストデータに変換するデータ変換部をさらに備え、前記出力部に、このデータ変換部で変換されたテキストデータを含む手書き内容データを、前記図柄データと重ね合わせて表示する機能を有するように構成することが好ましい。すなわち、このようにすれば、手書き内容を情報処理装置の入力デバイスなどで修正可能に構成することもできるようになる。
【0012】
また、手書き領域に備えられた位置情報の具体的態様としては、前記手書き領域に前記筆記具の読取部によって読み取り可能に印刷されたマークによって与えられるものが挙げられる。特に、このように位置情報が印刷されたものである場合には、本発明において図柄を印刷した台紙と、書込用シートとを別体にすることが、特に有効な効果を奏する。マークの印刷と図柄の印刷を一度にすると、作業が繁雑になる上、コストも増大し、さらに印刷に使用したインクなどの着色料が干渉するためにマークの滲んでしまうことやマークが視認しにくくなる可能性があるため、これらを防ぐことができるからである。
【0013】
さらに、このような位置情報を提供可能なマークとしては、例えば、手書き領域上に印刷されるドットの形状を複数設定し、所定範囲内に配置されたこれら複数形状のドットの組み合わせをパターン化としたようなもの、縦横に配置した罫線の太さを変えて、所定範囲内の前記罫線の重なり部分の大きさの組み合わせをパターン化したようなものであってもよいが、簡素で好適なものとしては、一定の法則により印刷された微小な無数のドットの所定範囲内での配置パターンによって前記記入欄上における平面的な絶対位置情報を示すドットパターンが挙げられる。
【0014】
また、図柄に手書き内容を挿入した電子文書を作成することを実現する発明としては、所定の手書き領域に書き込んだ内容を手書き領域上の位置情報とともに読み取る読取部と、この読取部で読み取った手書き内容の位置情報によって電子データに変換した手書き内容データを生成する手書き内容データ生成部と、前記手書き内容データ生成部で生成された手書き内容データを、直接的に或いは間接的に前記情報処理装置に送信する送信部とを備えた筆記具と、前記送信部より送信された手書き内容データを受信する受信部と、所定の図柄データを格納している図柄データ格納部と、前記送信部で送信された手書き内容データを前記図柄データ格納部に格納してある図柄データとともに出力する出力部とを備えている情報処理装置とともに、前記手書き領域に手書きされた内容に基づいた電子文書を作成する文書作成システムを構成する電子文書作成用冊子であって、前記所定の図柄として、絵、記号、罫線などの図柄を印刷した一種類又は複数種類の台紙と、前記手書き領域を有しこの手書き領域を前記台紙と重ね合わせた際に前記図柄を視認可能に透過する透明乃至半透明なものとするとともに、当該手書き領域上における位置情報を備えて構成した台紙とは別体の書込用シートとを備えたことを特徴とする文書作成用冊子が挙げられる。
【0015】
そして、台紙が、それぞれ異なる図柄を印刷された複数種類のものとした場合には、複数の図柄を選択するための選択記入欄を設け、当該選択記入欄に当該選択記入欄上における位置情報を備えるようにすることが望ましい。このようなものであれば、筆記具と文書用冊子によって、情報処理装置に選択のためのデータを与えることができるようになる。
【0016】
このような選択記入欄は、例えば冊子の表紙や、別紙に設定することも可能であるが、台紙にそれぞれ設けるようにすることが望ましい。このようなものであれば、台紙を後から増やすことも簡単に可能となる。
【0017】
このように選択記入欄を台紙に設ける場合には、前記台紙を前記書込用シートより大きく設定して、前記選択記入欄を、台紙と書込用シートとを重なり合わせた状態での台紙上の書込用シートと重ならない突出した領域に設けるようにすれば、使用者に使い易い。
【0018】
このような選択記入欄を有効に利用するには、筆記具の送信部での送信許可を意味する記号を記入するための送信許可記入欄としての機能を兼ねるようにすると望ましい。このようにすれば、別個に送信許可記入欄を設けずともよく、コストを低減することが可能となるからである。
【0019】
また、手書き領域に備えられた位置情報の具体的態様としては、上述したように手書き領域に、筆記具の読取部によって読み取り可能に印刷されたマークによって与えられるものが挙げられる。
【0020】
さらに、このようなマークとして、簡素で好適なものとしては、一定の法則により印刷された微小な無数のドットの所定範囲内での配置パターンによって前記記入欄上における平面的な絶対位置情報を示すドットパターンが挙げられる。
【0021】
また、作成された文書において、図柄に対して適正な位置に手書き内容が挿入されるようにするためには、前記台紙と前記書込用シートとを重ね合わせるための位置決め手段をさらに設けることが望ましい。
【0022】
また、本発明は、手書き領域を有する文書作成用冊子と、前記手書き領域に手書きするための筆記具と、この筆記具によって前記手書きされた内容を受け付けて表示する等の制御を行う情報処理装置とを備えて前記手書き領域に手書きされた内容に基づいた電子文書を作成するための文書作成方法であって、前記文書作成用冊子を、絵、記号、罫線などの図柄を印刷した一種類又は複数種類の台紙と、前記手書き領域を備えこの手書き領域を前記台紙と重ね合わせた際に前記図柄を視認可能に透過する透明乃至半透明なものとするとともに、当該手書き領域内における位置情報を備えて構成した台紙とは別体の書込用シートとを備えて構成し、前記筆記具で、前記手書き領域に書き込んだ内容を位置情報とともに読み取り、読み取った手書き内容と位置情報とによって電子データに変換した手書き内容データを生成し、生成された手書き内容データを、直接的に或いは間接的に前記情報処理装置に送信し、情報処理装置で、前記筆記具より送信された手書き内容データを受信し、この手書き内容データを、予め格納しておいた図柄データとともに出力するようにしていることを特徴とする文書作成方法として挙げられる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0024】
この文書作成システムAは、図1に示すように手書き領域12aを有する文書作成用冊子A1と、この手書き領域12aに手書きした内容を書き込むと同時に読み取って電子データ化する筆記具たる電子ペンA2と、この電子ペンA2から送信される手書き内容データを受け付けて表示する等の制御を行う情報処理装置A3とを備えてなり、予め印刷してある絵、図、罫線等の図柄に手書きで書いた内容を挿入して電子文書を作成するためのシステムである。
【0025】
まず、文書作成用冊子A1について説明する。この文書作成用冊子A1は、図1及び2に示すように、異なる図柄を印刷された複数種類の台紙11と、手書き領域12aを有しこの手書き領域12aを前記台紙11と重ね合わせた状態で図柄を視認可能に透過する透明乃至半透明である複数の書込用シート12とを備えてなる。
【0026】
先に書込用シート12から説明する。この書込用シート12は、透明乃至半透明の紙や紙などによって、矩形状に形成したものである。本実施形態では、図示したように、複数の書込用シート12を、樹脂製のリングRで綴っている。図示例のものでは、その表側の表面の枠121で囲まれた領域を手書き領域12aとしており、この手書き領域を含む表面全面に、当該手書き領域12a上の位置情報を与えるマークであるドットdからなるドットパターンDPを印刷している。
【0027】
このドットパターンDPは、図3にその一部拡大図を示すように、一定の法則により配置された微少な円形状の無数のドットdからなり、これらドットdの所定範囲内(例えば2ミリ四方)における配置パターンによって、手書き領域12a上の平面的な絶対位置を判別可能にしたもので、例えば、図示例のように、印刷されていない縦横に等間隔に走る罫線(図中想像線で示している)の交点を基準点として設定しておき、この基準点からのドットdの相対的な位置関係を利用してパターンとしたものなどである。なお、本実施形態において、このドットパターンDPは、カーボンインクによって印刷されたものであるが、例えば、透明であり且つ電子ペンA2に備えられている後述する赤外線照射部Lよって所定波長の光を照射されてCMOSカメラ2bが撮像可能な光を発光するインクたる発光インクによって印刷するようにして、ドットパターンDPが、透明乃至半透明のシート12から目立たないようにしたようなものであってもよい。
【0028】
また、各台紙11は、例えば紙や樹脂などを素材として略矩形平板状に成形したもので、表裏の表面の少なくともどちらか一方に図柄を印刷してある。この図柄としては、例えば図示例のように、種々の風景画などをカラー印刷したものが挙げられる。そして、この台紙11は、図2においては、一枚一枚を分離した状態となっているものを示しているが、適宜の手段で綴られた状態になっているものであってもよい。また、複数の書込用シート12とともに、綴られた状態となっているものであってもよい。そして、本実施形態においては、一端部(図示例ものものでは上端部)に、前記書込用シート12を綴っているリングRの形状に対応した切欠111を設けて、書込用シート12と重ね合わせた際にずれが生じるのを防止する位置決め手段として機能させている。また、この台紙11は、書込用シート12を重ねた場合に、その書込用シート12から下端部が突出するような大きさ及び形状に設定してあり、この突出領域11aの一部に「Send」と印した送信許可記入欄112を設け、電子ペンA2によって手書き内容を読み込ませて生成した手書き内容データを送信してもよい場合に、使用者がその送信許可を意味する記号としていわゆるチェックマークCK(図1参照)などを記入するようにしている。この送信許可記入欄112には、前述したものと同機能を有するドットパターンDPが印刷されている。なお、このドットパターンDPは、送信許可記入欄112のみに印刷されてあっても、突出領域11a全体に印刷されたものであってもよい。そして、この本実施形態の送信許可記入欄112は、チェックマークCKを記入された場合にその送信許可記入欄112を備えた台紙の図柄を選択したことを意味するようにしてあり、すなわち、複数の図柄の何れかを選択するための選択記入欄としても機能するものである。
【0029】
電子ペンA2は、図4にその内部機器構成を簡略化して示しているように、インクや黒鉛等を備えたペン先2a、赤外線照射部Lを備えた小型のCMOSカメラ2b、プロセッサ2c、メモリ2d、Bluetooth技術等を利用したワイヤレストランシーバ等の通信インターフェース2e、及びバッテリ2f等を内蔵している。そして、メモリ2dに記憶したプログラムに従ってプロセッサ2cや他の機器が作動し、少なくとも読取部21と、手書き内容データ生成部22と、手書き内容データ記憶部23と、図柄識別子生成部24と、送信許可確認部25と、送信部26としての機能を有している。
【0030】
読取部21は、ペン先2aを書込用シートの手書き領域12aに接触させて移動させる手書き動作が開始されると、その手書きされる軌跡、すなわち手書き内容を手書き動作と同時に自動的に読み取るものである。また、送信許可記入欄112にチェックマークCKが手書きされる場合にも、その手書きされる軌跡を読み取るものである。具体的には、図示を省略した筆圧センサーに一定以上の筆圧が検知されたことを開始信号として、CMOSカメラ2bが作動し、CMOSカメラ2bに備えられた赤外線照射部Lが所定波長の赤外線の照射するとともに、前記ペン先2aの移動に伴って当該ペン先2a近傍の所定範囲のドットパターンDPを次々と例えば一秒間に数十回から百回連続して撮像する。
【0031】
手書き内容データ生成部22は、前記読取部21で読み取った手書き内容を示す軌跡をその位置情報によって前記プロセッサ2cにより数値化し更にデジタル化することにより電子データ化した画像データである手書き内容データを生成するものである(図7参照)。
【0032】
手書き内容データ記憶部23は、前記手書き内容データ生成部23で電子データ化された手書き内容データを、内部メモリ2dの所定領域に少なくとも送信されるまで記憶するものである。
【0033】
一方、図柄識別子生成部24は、前記読取部21によって読み取られた、前記送信許可記入欄112に記入されたチェックマークの位置情報から、どの図柄を選択したかを示す図柄識別子を生成するものである。本実施形態においては、図7に示したように、送信許可記入欄112へのチェックマークの記入動作とともに撮像されたドットパターンDPによる位置情報そのものを、図柄識別子としている。この図7において、便宜上それぞれのドットパターンDPを5桁の数字に対応させて模式的に示している。なお、位置情報を、そのまま図柄識別子とするのでなく、例えば数字などで示される図柄識別子に変換するように構成してもよい。
【0034】
また、送信許可確認部25は、読取部21によって何れかの送信許可記入欄112へチェックマークCKが記入されたかどうかを確認して、チェックマークCKの記入が確認された場合に送信部26への送信信号を生成するものである。なお、本実施形態においては、前記図柄識別子生成部24が、何れかの送信許可記入欄112にチェックマークCKが記入されたことを確認する送信許可確認部25としての機能を兼ねている。
【0035】
送信部26は、送信信号を受けた場合に、通信インターフェースを利用して前記手書きデータ記憶部23で一時的に記憶している手書き内容データと、図柄識別子とを送信するものである。
【0036】
また、情報処理装置A3は、CPU301、メインメモリやビデオメモリ等のメモリ302、HDD等の外部記憶装置303、マウスやキーボード等の入力装置304、CD−ROMドライブ305、モデムやBluetooth等無線通信の通信部を含む通信インターインターフェース306、ディスプレイ307などを備えた汎用のパーソナルコンピュータであり、さらにプリンタ308に有線或いは無線で接続してある。そして、本実施形態において、HDD等の外部記憶装置303に記憶させたプログラムを従ったCPU301からの指令に基づいて各部を動作させることにより、少なくとも受信部31と、データ変換部32と、図柄データ格納部33と、図柄データ抽出部34と、記憶部35と、出力部たる表示部35及び印刷出力部36として機能するようにしている。
【0037】
受信部31は、通信インターインターフェース306によって、前記送信部26から送信された手書き内容データと、図柄識別子とを受け付けるものであり、請求項2記載の図柄識別子受付部としても機能するものである。
【0038】
データ変換部32は、HDDなどの外部記憶装置303に記憶させておいたソフトウエアを起動することにより、前記受信部31で受信した手書き内容データのうち、文字に対応する部分を、OCR機能等を利用してテキストデータへ変換するものである。なお、このテキストデータへの変換は、指定した一部のみに適用するようにしてもよい。
【0039】
図柄データ格納部33は、HDDなどの外部記憶装置303の所定の記憶領域や、CD−ROMドライブ306に装着したCD−ROMの所定領域に、図7に示したように、台紙11に印刷された図柄に対応する画像データを、を、その図柄が印刷された台紙11の送信許可記入欄112のドットパターンによる位置情報に関連付けて格納しているものである。さらに、図示例のように、図柄データを判別するために与えられたそれぞれ固有の番号或いは記号などとともに記憶させておいてもよい。なお、図7においても、図6に示した図柄識別子と同様に、送信許可記入欄112に印刷されたドットパターンDPを数字に対応させて模式的に示している。
【0040】
図柄データ抽出部34は、受信部31で受信した図柄識別子の有する位置情報と、前記図柄データ格納部33に格納されている図柄データごとの送信許可記入欄112の位置情報と比較して、対応する図柄データを抽出するものである。この図柄データを少なくとも一時的に記憶するように設定してもよい。
【0041】
表示部35は、前記変換後手書き内容データ及び図柄データを合成した状態でディスプレイ7に表示するように表示制御信号を発信するものである。なお、前記受信部31で受信した手書き内容データを、変換しない状態で、すなわち画像データ形式で表示するようにしたものであってもよい。ここで、これら変換後手書き内容データ及び図柄データを表示するためのプログラムは、専用のものであってもよいし、画像データを表示可能なものであれば汎用のソフトウエアであってよい。
【0042】
印刷出力部36は、前記変換後手書き内容データ及び図柄データを合成した状態でプリンタ308に出力するように印刷出力制御信号を発信するものである。なお、表示部35と同様に、前記受信部31で受信した手書き内容データを、変換しない状態でそのまま表示するようにしたものであってもよい。
【0043】
以上のように構成した文書作成システムAを使用する場合の動作について、図9、図10に示すフローチャートを利用して説明する。
【0044】
まず、所定の図柄(図示例では富士山の絵)が印刷されている台紙11の上に書込用シート12を重ねるようにする。この際、台紙の切欠111がリングRにはまるように差し込んで、台紙11と書込用シート12との位置決めを行う。
【0045】
次に、電子ペンA2で書込用シート12上に手書きを開始すると、図8に示すように、手書き動作と同時に電子ペンA2内に設けられた筆圧センサーが筆圧検知を開始信号として、読取部21を構成するCMOSカメラ2bによってペン先部2aの動きに合わせドットパターンDPの撮像を開始する。(S11)。そして、これら撮像されたドットパターンDPに基づく画像データ形式の手書き内容データを生成し(S12)、内部メモリ2dに記憶する(S13)。この状態で、前記台紙11の突出領域11aに設けられた送信許可記入欄112へのチェックマークCKの撮像が確認された場合には(S14)、この撮像されたドットパターンDPの位置情報から、どの台紙11の図柄を選択したかを示す図柄識別子を生成する(S15)とともに、送信プログラムが起動して内部メモリ2dに記憶された手書き内容データと図柄識別子とを、ブルートゥースを介して情報処理装置A3に送信する(S16)。
【0046】
これに対して、情報処理装置は、まず電子ペンA2から送信された手書き内容データと図柄識別子とを受信する。(S21)。
【0047】
次に、受信した画像データ形式の手書き内容データのうち文字の部分を認識してテキストデータに変換する(S22)。
【0048】
一方、受信部31で受信した図柄識別子を構成するチェックマーク記入時の位置情報を、図柄データ格納部に格納された送信許可記入欄112に印刷されているドットパターンDPと比較して、該当する図柄データを抽出する(S23)。そして、前記変換後手書き内容データと図柄データとを合成した状態でディスプレイ307に表示する(S24)。また、印刷開始信号を受け付けた場合には、前記変換後手書き内容データと図柄データとを合成した状態でプリンタ308に印刷出力信号を発信する(S25)。
【0049】
以上のように構成した文書作成システムAによれば、複数の図柄のうち所望のものに、手書き内容を加えた電子文書を簡単に作成することができる。さらに、図柄を印刷した台紙11は、複数回利用することができるため、各用紙に図柄が印刷されているようなものと比較して、製造コストを抑えることができる。また、台紙11と書込用シート12とを別体で設けているため、台紙11には図柄のみを、そして書込用シート12にはドットパターンのみを印刷すればよく、印刷のための作業が簡単になり低コスト化を実現することができ、加えて、ドットパターンDPの干渉を考慮せずともよく図柄Zのデザインの自由度を向上することができる。
【0050】
また、データ変換部32を設けて手書きした文字をテキストデータに変換できるようにしているため、上記実施形態には記載していないが、さらに、ディスプレイ307に表示された画面上で入力装置304などを利用して文字を修正する修正部を設けることも可能である。さらに、フォントや大きさを変更するなど、文書のデザインの向上を図ることも可能となる。
【0051】
また、電子ペンA2で冊子に設けた送信許可記入欄112を記入することで図柄Zを選択するようにしているので、情報処理装置A3に格納してある図柄データを抽出するための操作を手元で行うことができ便利である。
【0052】
また、文書作成用冊子A1の送信許可記入欄112を選択記入欄としても機能させるようにしているので、製造コストの削減できる。
【0053】
台紙11ごとに前記送信許可記入欄112を設けるようにしたので、台紙11の種類を増加させた場合でも、選択のための欄を増やす等の加工をする必要がなく、そのまま対応することができる。
【0054】
また、台紙11を書込用シート12の下端より突出させた突出領域11aを設けて形成し、この突出領域11aに送信許可記入欄112を設けているので、チェックマークの記入が行いやすい。
【0055】
台紙11に位置決め手段としての切欠111を設けたので、手書きする際に台紙11の図柄Zとずれることなく適正な位置に記入することができる。
【0056】
本発明は、上記実施形態に限られない。
【0057】
例えば、文書作成用冊子A1に設けられる位置決め手段としては、例えば台紙11の端部に設けた突起部によって書込用シート12の移動を禁止するように構成したものであってもよく、書込用シート12側に設けられたものや、これら台紙11や書込用シート12とは別体の例えば留め具のようなものであってもよい。
【0058】
また、図11から図13に示すような文書作成用冊子B1、C1、D1であってもよい。なお、図11〜13において、上記実施形態と同様の構成には、特に詳述することなく同様の或いは対応した符号を付している。
【0059】
図11に示す文書作成用冊子B1は、位置決め手段として書込用シートの下端に合わせるための位置決めラインB111を設けた台紙B11を有するものである。さらに、位置決め手段を備えない台紙を有するようなものであってもよい。
【0060】
また、図12に示す文書作成用冊子C1は、帳票用の罫線などから構成される図柄Zを印刷した1種類の台紙C11と、この台紙C11とともにリングRで綴った複数の透明乃至半透明の書込用シート12とからなり、台紙B11に重ね合う書込用シート12を順次使用していくように構成したものである。このようなものであれば、帳票のように同じ内容のものを何枚も要するようなものの場合であっても、一つの台紙C11さえあれば事足りることになり、製造コストを大幅に削減することが可能となる。しかも、手書き内容を情報処理装置A3に別途入力するような作業を必要とせず、経理等の事務作業の負担を軽減することも可能である。
【0061】
また、図13に示す文書作成用冊子D1は、複数種類の台紙D11とこれら台紙の表紙Hを備え、これらをリングRで綴じている。そして、選択記入欄としても機能する送信記入欄H111を表紙Hに備えている。台紙D11の一部に記載された番号に対応した送信記入欄H111に電子ペンA2でチェックマークCKなどのマークを記入すると、対応する図柄識別子が生成されるようになっている。使用する場合には、書込用シート12を一枚ずつリングRから外して、台紙D11に重ね合わせて手書きするようにする。
【0062】
また、台紙に複数種類の図柄を印刷してあり、それらのいずれかを選択する選択記入欄を備えたようなもの文書作成用冊子あってもよい。この選択記入欄が、送信記入欄を兼ねていてよいのは勿論である。
【0063】
その他、文書作成用冊子A1に選択記入欄として機能する欄を設けず、情報処理装置A3に設定する選択図柄識別子受付部として、入力装置304による何れの図柄を選択したかを示す入力によって発生する信号を選択図柄識別子として受け付けるように構成したものであってもよい。
【0064】
また、情報処理装置に、入力装置によって、ディスプレイに表示された図柄データと手書き内容データとの位置を変更したり、テキストデータに変換した文字の位置やフォント等を変更する修正変更部をさらに設けたものであってもよい。
【0065】
筆記具としては、OCR機能を備え、手書きした文字をテキストデータに変換した状態で情報処理装置に送信するようなものであってもよい。
【0066】
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0067】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0068】
すなわち、本発明は、手書き領域を有する文書作成用冊子と、前記手書き領域に手書きするための筆記具と、この筆記具によって前記手書きされた内容を受け付けて表示する等の制御を行う情報処理装置とを備えて前記手書き領域に手書きされた内容に基づいた電子文書を作成するために、前記文書作成用冊子を、絵、記号、罫線などの図柄を印刷した一種類又は複数種類の台紙と、前記手書き領域を備えこの手書き領域を前記台紙と重ね合わせた際に前記図柄を視認可能に透過する透明乃至半透明なものとするとともに、その手書き領域内における位置情報を備えて構成した台紙とは別体の書込用シートとを備えて構成し、筆記具で、前記手書き領域に書き込んだ内容を位置情報とともに読み取り、読み取った手書き内容と位置情報とによって電子データに変換した手書き内容データを生成し、生成された手書き内容データを、直接的に或いは間接的に前記情報処理装置に送信し、情報処理装置で、前記筆記具より送信された手書き内容データを受信し、この手書き内容データを、予め格納しておいた図柄データとともに出力するようにしていることを特徴とするものであるので、予め決まっている図柄に加えて手書きして、図柄と手書き内容とを合わせた電子文書を簡単に作成することができる。そして、図柄を印刷した台紙を複数回利用することができるため、製造コストを抑えることが可能である。また、書込用シートと台紙とを別体で設けているため、書込用シートの方に位置情報を設ければ、台紙には図柄のみ印刷すればよく、その結果、筆記具に読み取らせるための位置情報に干渉されることなく、図柄のデザインの自由度を向上することができる。加えて、台紙への印刷を簡単化し、ひいては、低価格化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す全体図。
【図2】同実施形態における文書作成用冊子を示す全体図。
【図3】同実施形態におけるドットパターンを示す要部拡大図。
【図4】同実施形態における電子ペンの機器構成図。
【図5】同実施形態における情報処理装置の機器構成図。
【図6】同実施形態を示す機能構成図。
【図7】同実施形態において送信部で送信されるデータの内容を示す図。
【図8】同実施形態における図柄データの格納態様を示す図。
【図9】同実施形態における電子ペンの動作を示すフローチャート。
【図10】同実施形態における情報処理装置の動作を示すフローチャート。
【図11】文書作成用冊子の変形例を示す図。
【図12】文書作成用冊子の変形例を示す図。
【図13】文書作成用冊子の変形例を示す図。
【符号の説明】
A・・・文書作成システム
A1・・・文書作成用冊子
A2・・・筆記具(電子ペン)
A3・・・情報処理装置
11・・・台紙
11a・・・突出領域
111・・・位置決め手段(切欠)
112・・・送信許可記入欄(=選択記入欄)
12・・・書込用シート
12a・・・手書き領域
21・・・読取部
22・・・手書きデータ生成部
24・・・図柄識別子生成部
26・・・送信部
31・・・受信部(=図柄識別子受付部)
32・・・データ変換部
33・・・図柄データ格納部
34・・・図柄データ抽出部
35・・・出力部(表示部)
36・・・出力部(印刷出力部)
d・・・ドット
DP・・・ドットパターン
Z・・・図柄
B1、C1、D1・・・文書作成用冊子
B11、C11、D11・・・台紙
B111・・・位置決め手段(位置決めライン)
H112・・・送信許可記入欄(=選択記入欄)
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の図柄に手書き内容を挿入して電子文書を作成する文書作成システム、文書作成用冊子、文書作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図、絵、罫線などの所定の図柄に手書き内容を加えるには、予めこれらの図柄が印刷されている用紙に直接書くことになる。
【0003】
ところで、近年、手書きした内容を電子データ化することを実現するもののひとつとして、手書き内容を自動的に電子データ化する電子ペンが開発されている。(例えば、非特許文献1参照)このものは、手書き領域を有する用紙に印刷され当該手書き領域上の位置情報を与えるドットパターンを手書き内容とともにを読み取り、手書き内容を電子データに変換し、この電子データ化した手書き内容データをコンピュータや携帯電話などの情報処理装置に対して送信する機能を有している。
【0004】
【非特許文献1】
増田 真樹、Bloutooth内蔵アノトペンの仕組みは?−「アノトペン」(2)、[online]、平成13年4月26日、インターネット<URL:http://www.zdnet.co.jp/mobile/0104/26/anoto2.html>
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、発明者は、この電子ペンのような筆記具を利用して、所定の図柄に手書き内容を挿入した文書を電子データ化した電子文書を簡単に作成するための文書作成システム、文書作成用冊子、文書作成方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、手書き領域を有する文書作成用冊子と、前記手書き領域に手書きするための筆記具と、この筆記具によって手書きされた内容を受け付けて表示する等の制御を行う情報処理装置とを備えて前記手書き領域に手書きされた内容に基づいた電子文書を作成するための文書作成システムであって、前記文書作成用冊子は、絵、記号、罫線などの図柄を印刷した一種類又は複数種類の台紙と、前記手書き領域を備えこの手書き領域を前記台紙と重ね合わせた際に前記図柄を視認可能に透過する透明乃至半透明なものとするとともに、当該手書き領域内における位置情報を備えて構成した台紙とは別体の書込用シートとを備え、前記筆記具は、前記手書き領域に書き込んだ内容を位置情報とともに読み取る読取部と、読取部で読み取った手書き内容の位置情報によって電子データに変換した手書き内容データを生成する手書き内容データ生成部と、手書き内容データ生成部で生成された手書き内容データを、直接的に或いは間接的に前記情報処理装置に送信する送信部とを備え、前記情報処理装置は、前記送信部より送信された手書き内容データを受信する受信部と、前記台紙に印刷してある図柄を示す画像データである図柄データを格納している図柄データ格納部と、前記送信部で送信された手書き内容データを前記図柄データ格納部に格納してある図柄データとともに出力する出力部とを備えていることを特徴とする文書作成システムである。
【0007】
ここで、「データ格納部」としては、電気通信回線を介してサーバコンピュータなどからダウンロード可能な形態であっても、情報処理装置に読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体に記録された形態などであってものよい。
【0008】
このようなシステムによれば、予め決まっている図柄に加えて手書きして、図柄と手書き内容とを合わせた電子文書を簡単に作成することができるようになる。そして、図柄を印刷した台紙を複数回利用することができるため、各用紙に必要な図柄が印刷されていた従来の帳票類、ポストカード等と比較して、製造コストを抑えることが可能となる。また、書込用シートと台紙とを別体で設けているため、書込用シートの方に位置情報を設ければ、台紙には図柄のみ印刷すればよく、その結果、筆記具に読み取らせるための位置情報に干渉されることなく、図柄のデザインの自由度を向上することができるようになる。加えて、台紙への印刷を簡単化し、ひいては、低価格化を実現することが可能となる。
【0009】
そして、文書作成用冊子を、このようにそれぞれ異なる図柄を印刷された複数種類の台紙を備えたものとした場合に、それら複数の図柄から選択した図柄と手書き内容とを合わせた文書を作成するための好ましい具体的態様としては、情報処理装置に、何れの図柄を選択したかを示す選択図柄識別子を受け付ける選択図柄識別子受付部と、この選択図柄識別子受付部で受け付けられた図柄識別子に対応する図柄データを図柄データ格納部から抽出する抽出部とを設けるとともに、前記出力部を、前記抽出部で抽出した図柄データと手書き内容データとを重ね合わせて出力する機能を有するように構成しているものが挙げられる。なお、「図柄識別子を受け付ける」とは、情報処理装置が、入力装置による選択入力による図柄識別子を受け付けるようなものであってもよいし、筆記具に設けられた送信部によって送信された図柄識別子を受け付けるようなものであってもよい。また、「図柄識別子」とは、どの図柄かを特定できる或いは示唆するものであれば、所定の識別子に変換されたようなものであってもよいし、読取部で読み取られた位置情報そのものであってもよい。
【0010】
このようなものにおいて、より使用勝手を向上するためには、前記文書作成用冊子が、前記図柄を選択するための選択記入欄を有するものであり、当該選択記入欄に前記読取部に読み取り可能な位置情報を設定し、前記筆記具に、前記選択記入欄へ記入する際に読取部により読み取った選択を意味する記号又は文字等の位置情報から前記図柄識別子を生成する図柄識別子生成部を設けるとともに、前記送信部を、この図柄識別子生成部で生成した図柄識別子と、前記手書き内容データとを送信するように構成するようにすれば好ましい。なお、「選択を意味する記号又は文字」とは、いわゆるチェックマーク、○印や×印等の記号、数字やアルファベットなどの文字を含む。すなわち、このようなものであれば、筆記具によって図柄を選択することができ、すなわち手元のみで操作することができて便利なものとすることができる。
【0011】
また、電子データ化した手書き内容を、情報処理装置に扱い易いデータとするためには、前記情報処理装置に、前記受信部で受信した手書き内容データから、その手書き内容に含まれる文字の全部又は一部をテキストデータに変換するデータ変換部をさらに備え、前記出力部に、このデータ変換部で変換されたテキストデータを含む手書き内容データを、前記図柄データと重ね合わせて表示する機能を有するように構成することが好ましい。すなわち、このようにすれば、手書き内容を情報処理装置の入力デバイスなどで修正可能に構成することもできるようになる。
【0012】
また、手書き領域に備えられた位置情報の具体的態様としては、前記手書き領域に前記筆記具の読取部によって読み取り可能に印刷されたマークによって与えられるものが挙げられる。特に、このように位置情報が印刷されたものである場合には、本発明において図柄を印刷した台紙と、書込用シートとを別体にすることが、特に有効な効果を奏する。マークの印刷と図柄の印刷を一度にすると、作業が繁雑になる上、コストも増大し、さらに印刷に使用したインクなどの着色料が干渉するためにマークの滲んでしまうことやマークが視認しにくくなる可能性があるため、これらを防ぐことができるからである。
【0013】
さらに、このような位置情報を提供可能なマークとしては、例えば、手書き領域上に印刷されるドットの形状を複数設定し、所定範囲内に配置されたこれら複数形状のドットの組み合わせをパターン化としたようなもの、縦横に配置した罫線の太さを変えて、所定範囲内の前記罫線の重なり部分の大きさの組み合わせをパターン化したようなものであってもよいが、簡素で好適なものとしては、一定の法則により印刷された微小な無数のドットの所定範囲内での配置パターンによって前記記入欄上における平面的な絶対位置情報を示すドットパターンが挙げられる。
【0014】
また、図柄に手書き内容を挿入した電子文書を作成することを実現する発明としては、所定の手書き領域に書き込んだ内容を手書き領域上の位置情報とともに読み取る読取部と、この読取部で読み取った手書き内容の位置情報によって電子データに変換した手書き内容データを生成する手書き内容データ生成部と、前記手書き内容データ生成部で生成された手書き内容データを、直接的に或いは間接的に前記情報処理装置に送信する送信部とを備えた筆記具と、前記送信部より送信された手書き内容データを受信する受信部と、所定の図柄データを格納している図柄データ格納部と、前記送信部で送信された手書き内容データを前記図柄データ格納部に格納してある図柄データとともに出力する出力部とを備えている情報処理装置とともに、前記手書き領域に手書きされた内容に基づいた電子文書を作成する文書作成システムを構成する電子文書作成用冊子であって、前記所定の図柄として、絵、記号、罫線などの図柄を印刷した一種類又は複数種類の台紙と、前記手書き領域を有しこの手書き領域を前記台紙と重ね合わせた際に前記図柄を視認可能に透過する透明乃至半透明なものとするとともに、当該手書き領域上における位置情報を備えて構成した台紙とは別体の書込用シートとを備えたことを特徴とする文書作成用冊子が挙げられる。
【0015】
そして、台紙が、それぞれ異なる図柄を印刷された複数種類のものとした場合には、複数の図柄を選択するための選択記入欄を設け、当該選択記入欄に当該選択記入欄上における位置情報を備えるようにすることが望ましい。このようなものであれば、筆記具と文書用冊子によって、情報処理装置に選択のためのデータを与えることができるようになる。
【0016】
このような選択記入欄は、例えば冊子の表紙や、別紙に設定することも可能であるが、台紙にそれぞれ設けるようにすることが望ましい。このようなものであれば、台紙を後から増やすことも簡単に可能となる。
【0017】
このように選択記入欄を台紙に設ける場合には、前記台紙を前記書込用シートより大きく設定して、前記選択記入欄を、台紙と書込用シートとを重なり合わせた状態での台紙上の書込用シートと重ならない突出した領域に設けるようにすれば、使用者に使い易い。
【0018】
このような選択記入欄を有効に利用するには、筆記具の送信部での送信許可を意味する記号を記入するための送信許可記入欄としての機能を兼ねるようにすると望ましい。このようにすれば、別個に送信許可記入欄を設けずともよく、コストを低減することが可能となるからである。
【0019】
また、手書き領域に備えられた位置情報の具体的態様としては、上述したように手書き領域に、筆記具の読取部によって読み取り可能に印刷されたマークによって与えられるものが挙げられる。
【0020】
さらに、このようなマークとして、簡素で好適なものとしては、一定の法則により印刷された微小な無数のドットの所定範囲内での配置パターンによって前記記入欄上における平面的な絶対位置情報を示すドットパターンが挙げられる。
【0021】
また、作成された文書において、図柄に対して適正な位置に手書き内容が挿入されるようにするためには、前記台紙と前記書込用シートとを重ね合わせるための位置決め手段をさらに設けることが望ましい。
【0022】
また、本発明は、手書き領域を有する文書作成用冊子と、前記手書き領域に手書きするための筆記具と、この筆記具によって前記手書きされた内容を受け付けて表示する等の制御を行う情報処理装置とを備えて前記手書き領域に手書きされた内容に基づいた電子文書を作成するための文書作成方法であって、前記文書作成用冊子を、絵、記号、罫線などの図柄を印刷した一種類又は複数種類の台紙と、前記手書き領域を備えこの手書き領域を前記台紙と重ね合わせた際に前記図柄を視認可能に透過する透明乃至半透明なものとするとともに、当該手書き領域内における位置情報を備えて構成した台紙とは別体の書込用シートとを備えて構成し、前記筆記具で、前記手書き領域に書き込んだ内容を位置情報とともに読み取り、読み取った手書き内容と位置情報とによって電子データに変換した手書き内容データを生成し、生成された手書き内容データを、直接的に或いは間接的に前記情報処理装置に送信し、情報処理装置で、前記筆記具より送信された手書き内容データを受信し、この手書き内容データを、予め格納しておいた図柄データとともに出力するようにしていることを特徴とする文書作成方法として挙げられる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0024】
この文書作成システムAは、図1に示すように手書き領域12aを有する文書作成用冊子A1と、この手書き領域12aに手書きした内容を書き込むと同時に読み取って電子データ化する筆記具たる電子ペンA2と、この電子ペンA2から送信される手書き内容データを受け付けて表示する等の制御を行う情報処理装置A3とを備えてなり、予め印刷してある絵、図、罫線等の図柄に手書きで書いた内容を挿入して電子文書を作成するためのシステムである。
【0025】
まず、文書作成用冊子A1について説明する。この文書作成用冊子A1は、図1及び2に示すように、異なる図柄を印刷された複数種類の台紙11と、手書き領域12aを有しこの手書き領域12aを前記台紙11と重ね合わせた状態で図柄を視認可能に透過する透明乃至半透明である複数の書込用シート12とを備えてなる。
【0026】
先に書込用シート12から説明する。この書込用シート12は、透明乃至半透明の紙や紙などによって、矩形状に形成したものである。本実施形態では、図示したように、複数の書込用シート12を、樹脂製のリングRで綴っている。図示例のものでは、その表側の表面の枠121で囲まれた領域を手書き領域12aとしており、この手書き領域を含む表面全面に、当該手書き領域12a上の位置情報を与えるマークであるドットdからなるドットパターンDPを印刷している。
【0027】
このドットパターンDPは、図3にその一部拡大図を示すように、一定の法則により配置された微少な円形状の無数のドットdからなり、これらドットdの所定範囲内(例えば2ミリ四方)における配置パターンによって、手書き領域12a上の平面的な絶対位置を判別可能にしたもので、例えば、図示例のように、印刷されていない縦横に等間隔に走る罫線(図中想像線で示している)の交点を基準点として設定しておき、この基準点からのドットdの相対的な位置関係を利用してパターンとしたものなどである。なお、本実施形態において、このドットパターンDPは、カーボンインクによって印刷されたものであるが、例えば、透明であり且つ電子ペンA2に備えられている後述する赤外線照射部Lよって所定波長の光を照射されてCMOSカメラ2bが撮像可能な光を発光するインクたる発光インクによって印刷するようにして、ドットパターンDPが、透明乃至半透明のシート12から目立たないようにしたようなものであってもよい。
【0028】
また、各台紙11は、例えば紙や樹脂などを素材として略矩形平板状に成形したもので、表裏の表面の少なくともどちらか一方に図柄を印刷してある。この図柄としては、例えば図示例のように、種々の風景画などをカラー印刷したものが挙げられる。そして、この台紙11は、図2においては、一枚一枚を分離した状態となっているものを示しているが、適宜の手段で綴られた状態になっているものであってもよい。また、複数の書込用シート12とともに、綴られた状態となっているものであってもよい。そして、本実施形態においては、一端部(図示例ものものでは上端部)に、前記書込用シート12を綴っているリングRの形状に対応した切欠111を設けて、書込用シート12と重ね合わせた際にずれが生じるのを防止する位置決め手段として機能させている。また、この台紙11は、書込用シート12を重ねた場合に、その書込用シート12から下端部が突出するような大きさ及び形状に設定してあり、この突出領域11aの一部に「Send」と印した送信許可記入欄112を設け、電子ペンA2によって手書き内容を読み込ませて生成した手書き内容データを送信してもよい場合に、使用者がその送信許可を意味する記号としていわゆるチェックマークCK(図1参照)などを記入するようにしている。この送信許可記入欄112には、前述したものと同機能を有するドットパターンDPが印刷されている。なお、このドットパターンDPは、送信許可記入欄112のみに印刷されてあっても、突出領域11a全体に印刷されたものであってもよい。そして、この本実施形態の送信許可記入欄112は、チェックマークCKを記入された場合にその送信許可記入欄112を備えた台紙の図柄を選択したことを意味するようにしてあり、すなわち、複数の図柄の何れかを選択するための選択記入欄としても機能するものである。
【0029】
電子ペンA2は、図4にその内部機器構成を簡略化して示しているように、インクや黒鉛等を備えたペン先2a、赤外線照射部Lを備えた小型のCMOSカメラ2b、プロセッサ2c、メモリ2d、Bluetooth技術等を利用したワイヤレストランシーバ等の通信インターフェース2e、及びバッテリ2f等を内蔵している。そして、メモリ2dに記憶したプログラムに従ってプロセッサ2cや他の機器が作動し、少なくとも読取部21と、手書き内容データ生成部22と、手書き内容データ記憶部23と、図柄識別子生成部24と、送信許可確認部25と、送信部26としての機能を有している。
【0030】
読取部21は、ペン先2aを書込用シートの手書き領域12aに接触させて移動させる手書き動作が開始されると、その手書きされる軌跡、すなわち手書き内容を手書き動作と同時に自動的に読み取るものである。また、送信許可記入欄112にチェックマークCKが手書きされる場合にも、その手書きされる軌跡を読み取るものである。具体的には、図示を省略した筆圧センサーに一定以上の筆圧が検知されたことを開始信号として、CMOSカメラ2bが作動し、CMOSカメラ2bに備えられた赤外線照射部Lが所定波長の赤外線の照射するとともに、前記ペン先2aの移動に伴って当該ペン先2a近傍の所定範囲のドットパターンDPを次々と例えば一秒間に数十回から百回連続して撮像する。
【0031】
手書き内容データ生成部22は、前記読取部21で読み取った手書き内容を示す軌跡をその位置情報によって前記プロセッサ2cにより数値化し更にデジタル化することにより電子データ化した画像データである手書き内容データを生成するものである(図7参照)。
【0032】
手書き内容データ記憶部23は、前記手書き内容データ生成部23で電子データ化された手書き内容データを、内部メモリ2dの所定領域に少なくとも送信されるまで記憶するものである。
【0033】
一方、図柄識別子生成部24は、前記読取部21によって読み取られた、前記送信許可記入欄112に記入されたチェックマークの位置情報から、どの図柄を選択したかを示す図柄識別子を生成するものである。本実施形態においては、図7に示したように、送信許可記入欄112へのチェックマークの記入動作とともに撮像されたドットパターンDPによる位置情報そのものを、図柄識別子としている。この図7において、便宜上それぞれのドットパターンDPを5桁の数字に対応させて模式的に示している。なお、位置情報を、そのまま図柄識別子とするのでなく、例えば数字などで示される図柄識別子に変換するように構成してもよい。
【0034】
また、送信許可確認部25は、読取部21によって何れかの送信許可記入欄112へチェックマークCKが記入されたかどうかを確認して、チェックマークCKの記入が確認された場合に送信部26への送信信号を生成するものである。なお、本実施形態においては、前記図柄識別子生成部24が、何れかの送信許可記入欄112にチェックマークCKが記入されたことを確認する送信許可確認部25としての機能を兼ねている。
【0035】
送信部26は、送信信号を受けた場合に、通信インターフェースを利用して前記手書きデータ記憶部23で一時的に記憶している手書き内容データと、図柄識別子とを送信するものである。
【0036】
また、情報処理装置A3は、CPU301、メインメモリやビデオメモリ等のメモリ302、HDD等の外部記憶装置303、マウスやキーボード等の入力装置304、CD−ROMドライブ305、モデムやBluetooth等無線通信の通信部を含む通信インターインターフェース306、ディスプレイ307などを備えた汎用のパーソナルコンピュータであり、さらにプリンタ308に有線或いは無線で接続してある。そして、本実施形態において、HDD等の外部記憶装置303に記憶させたプログラムを従ったCPU301からの指令に基づいて各部を動作させることにより、少なくとも受信部31と、データ変換部32と、図柄データ格納部33と、図柄データ抽出部34と、記憶部35と、出力部たる表示部35及び印刷出力部36として機能するようにしている。
【0037】
受信部31は、通信インターインターフェース306によって、前記送信部26から送信された手書き内容データと、図柄識別子とを受け付けるものであり、請求項2記載の図柄識別子受付部としても機能するものである。
【0038】
データ変換部32は、HDDなどの外部記憶装置303に記憶させておいたソフトウエアを起動することにより、前記受信部31で受信した手書き内容データのうち、文字に対応する部分を、OCR機能等を利用してテキストデータへ変換するものである。なお、このテキストデータへの変換は、指定した一部のみに適用するようにしてもよい。
【0039】
図柄データ格納部33は、HDDなどの外部記憶装置303の所定の記憶領域や、CD−ROMドライブ306に装着したCD−ROMの所定領域に、図7に示したように、台紙11に印刷された図柄に対応する画像データを、を、その図柄が印刷された台紙11の送信許可記入欄112のドットパターンによる位置情報に関連付けて格納しているものである。さらに、図示例のように、図柄データを判別するために与えられたそれぞれ固有の番号或いは記号などとともに記憶させておいてもよい。なお、図7においても、図6に示した図柄識別子と同様に、送信許可記入欄112に印刷されたドットパターンDPを数字に対応させて模式的に示している。
【0040】
図柄データ抽出部34は、受信部31で受信した図柄識別子の有する位置情報と、前記図柄データ格納部33に格納されている図柄データごとの送信許可記入欄112の位置情報と比較して、対応する図柄データを抽出するものである。この図柄データを少なくとも一時的に記憶するように設定してもよい。
【0041】
表示部35は、前記変換後手書き内容データ及び図柄データを合成した状態でディスプレイ7に表示するように表示制御信号を発信するものである。なお、前記受信部31で受信した手書き内容データを、変換しない状態で、すなわち画像データ形式で表示するようにしたものであってもよい。ここで、これら変換後手書き内容データ及び図柄データを表示するためのプログラムは、専用のものであってもよいし、画像データを表示可能なものであれば汎用のソフトウエアであってよい。
【0042】
印刷出力部36は、前記変換後手書き内容データ及び図柄データを合成した状態でプリンタ308に出力するように印刷出力制御信号を発信するものである。なお、表示部35と同様に、前記受信部31で受信した手書き内容データを、変換しない状態でそのまま表示するようにしたものであってもよい。
【0043】
以上のように構成した文書作成システムAを使用する場合の動作について、図9、図10に示すフローチャートを利用して説明する。
【0044】
まず、所定の図柄(図示例では富士山の絵)が印刷されている台紙11の上に書込用シート12を重ねるようにする。この際、台紙の切欠111がリングRにはまるように差し込んで、台紙11と書込用シート12との位置決めを行う。
【0045】
次に、電子ペンA2で書込用シート12上に手書きを開始すると、図8に示すように、手書き動作と同時に電子ペンA2内に設けられた筆圧センサーが筆圧検知を開始信号として、読取部21を構成するCMOSカメラ2bによってペン先部2aの動きに合わせドットパターンDPの撮像を開始する。(S11)。そして、これら撮像されたドットパターンDPに基づく画像データ形式の手書き内容データを生成し(S12)、内部メモリ2dに記憶する(S13)。この状態で、前記台紙11の突出領域11aに設けられた送信許可記入欄112へのチェックマークCKの撮像が確認された場合には(S14)、この撮像されたドットパターンDPの位置情報から、どの台紙11の図柄を選択したかを示す図柄識別子を生成する(S15)とともに、送信プログラムが起動して内部メモリ2dに記憶された手書き内容データと図柄識別子とを、ブルートゥースを介して情報処理装置A3に送信する(S16)。
【0046】
これに対して、情報処理装置は、まず電子ペンA2から送信された手書き内容データと図柄識別子とを受信する。(S21)。
【0047】
次に、受信した画像データ形式の手書き内容データのうち文字の部分を認識してテキストデータに変換する(S22)。
【0048】
一方、受信部31で受信した図柄識別子を構成するチェックマーク記入時の位置情報を、図柄データ格納部に格納された送信許可記入欄112に印刷されているドットパターンDPと比較して、該当する図柄データを抽出する(S23)。そして、前記変換後手書き内容データと図柄データとを合成した状態でディスプレイ307に表示する(S24)。また、印刷開始信号を受け付けた場合には、前記変換後手書き内容データと図柄データとを合成した状態でプリンタ308に印刷出力信号を発信する(S25)。
【0049】
以上のように構成した文書作成システムAによれば、複数の図柄のうち所望のものに、手書き内容を加えた電子文書を簡単に作成することができる。さらに、図柄を印刷した台紙11は、複数回利用することができるため、各用紙に図柄が印刷されているようなものと比較して、製造コストを抑えることができる。また、台紙11と書込用シート12とを別体で設けているため、台紙11には図柄のみを、そして書込用シート12にはドットパターンのみを印刷すればよく、印刷のための作業が簡単になり低コスト化を実現することができ、加えて、ドットパターンDPの干渉を考慮せずともよく図柄Zのデザインの自由度を向上することができる。
【0050】
また、データ変換部32を設けて手書きした文字をテキストデータに変換できるようにしているため、上記実施形態には記載していないが、さらに、ディスプレイ307に表示された画面上で入力装置304などを利用して文字を修正する修正部を設けることも可能である。さらに、フォントや大きさを変更するなど、文書のデザインの向上を図ることも可能となる。
【0051】
また、電子ペンA2で冊子に設けた送信許可記入欄112を記入することで図柄Zを選択するようにしているので、情報処理装置A3に格納してある図柄データを抽出するための操作を手元で行うことができ便利である。
【0052】
また、文書作成用冊子A1の送信許可記入欄112を選択記入欄としても機能させるようにしているので、製造コストの削減できる。
【0053】
台紙11ごとに前記送信許可記入欄112を設けるようにしたので、台紙11の種類を増加させた場合でも、選択のための欄を増やす等の加工をする必要がなく、そのまま対応することができる。
【0054】
また、台紙11を書込用シート12の下端より突出させた突出領域11aを設けて形成し、この突出領域11aに送信許可記入欄112を設けているので、チェックマークの記入が行いやすい。
【0055】
台紙11に位置決め手段としての切欠111を設けたので、手書きする際に台紙11の図柄Zとずれることなく適正な位置に記入することができる。
【0056】
本発明は、上記実施形態に限られない。
【0057】
例えば、文書作成用冊子A1に設けられる位置決め手段としては、例えば台紙11の端部に設けた突起部によって書込用シート12の移動を禁止するように構成したものであってもよく、書込用シート12側に設けられたものや、これら台紙11や書込用シート12とは別体の例えば留め具のようなものであってもよい。
【0058】
また、図11から図13に示すような文書作成用冊子B1、C1、D1であってもよい。なお、図11〜13において、上記実施形態と同様の構成には、特に詳述することなく同様の或いは対応した符号を付している。
【0059】
図11に示す文書作成用冊子B1は、位置決め手段として書込用シートの下端に合わせるための位置決めラインB111を設けた台紙B11を有するものである。さらに、位置決め手段を備えない台紙を有するようなものであってもよい。
【0060】
また、図12に示す文書作成用冊子C1は、帳票用の罫線などから構成される図柄Zを印刷した1種類の台紙C11と、この台紙C11とともにリングRで綴った複数の透明乃至半透明の書込用シート12とからなり、台紙B11に重ね合う書込用シート12を順次使用していくように構成したものである。このようなものであれば、帳票のように同じ内容のものを何枚も要するようなものの場合であっても、一つの台紙C11さえあれば事足りることになり、製造コストを大幅に削減することが可能となる。しかも、手書き内容を情報処理装置A3に別途入力するような作業を必要とせず、経理等の事務作業の負担を軽減することも可能である。
【0061】
また、図13に示す文書作成用冊子D1は、複数種類の台紙D11とこれら台紙の表紙Hを備え、これらをリングRで綴じている。そして、選択記入欄としても機能する送信記入欄H111を表紙Hに備えている。台紙D11の一部に記載された番号に対応した送信記入欄H111に電子ペンA2でチェックマークCKなどのマークを記入すると、対応する図柄識別子が生成されるようになっている。使用する場合には、書込用シート12を一枚ずつリングRから外して、台紙D11に重ね合わせて手書きするようにする。
【0062】
また、台紙に複数種類の図柄を印刷してあり、それらのいずれかを選択する選択記入欄を備えたようなもの文書作成用冊子あってもよい。この選択記入欄が、送信記入欄を兼ねていてよいのは勿論である。
【0063】
その他、文書作成用冊子A1に選択記入欄として機能する欄を設けず、情報処理装置A3に設定する選択図柄識別子受付部として、入力装置304による何れの図柄を選択したかを示す入力によって発生する信号を選択図柄識別子として受け付けるように構成したものであってもよい。
【0064】
また、情報処理装置に、入力装置によって、ディスプレイに表示された図柄データと手書き内容データとの位置を変更したり、テキストデータに変換した文字の位置やフォント等を変更する修正変更部をさらに設けたものであってもよい。
【0065】
筆記具としては、OCR機能を備え、手書きした文字をテキストデータに変換した状態で情報処理装置に送信するようなものであってもよい。
【0066】
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0067】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0068】
すなわち、本発明は、手書き領域を有する文書作成用冊子と、前記手書き領域に手書きするための筆記具と、この筆記具によって前記手書きされた内容を受け付けて表示する等の制御を行う情報処理装置とを備えて前記手書き領域に手書きされた内容に基づいた電子文書を作成するために、前記文書作成用冊子を、絵、記号、罫線などの図柄を印刷した一種類又は複数種類の台紙と、前記手書き領域を備えこの手書き領域を前記台紙と重ね合わせた際に前記図柄を視認可能に透過する透明乃至半透明なものとするとともに、その手書き領域内における位置情報を備えて構成した台紙とは別体の書込用シートとを備えて構成し、筆記具で、前記手書き領域に書き込んだ内容を位置情報とともに読み取り、読み取った手書き内容と位置情報とによって電子データに変換した手書き内容データを生成し、生成された手書き内容データを、直接的に或いは間接的に前記情報処理装置に送信し、情報処理装置で、前記筆記具より送信された手書き内容データを受信し、この手書き内容データを、予め格納しておいた図柄データとともに出力するようにしていることを特徴とするものであるので、予め決まっている図柄に加えて手書きして、図柄と手書き内容とを合わせた電子文書を簡単に作成することができる。そして、図柄を印刷した台紙を複数回利用することができるため、製造コストを抑えることが可能である。また、書込用シートと台紙とを別体で設けているため、書込用シートの方に位置情報を設ければ、台紙には図柄のみ印刷すればよく、その結果、筆記具に読み取らせるための位置情報に干渉されることなく、図柄のデザインの自由度を向上することができる。加えて、台紙への印刷を簡単化し、ひいては、低価格化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す全体図。
【図2】同実施形態における文書作成用冊子を示す全体図。
【図3】同実施形態におけるドットパターンを示す要部拡大図。
【図4】同実施形態における電子ペンの機器構成図。
【図5】同実施形態における情報処理装置の機器構成図。
【図6】同実施形態を示す機能構成図。
【図7】同実施形態において送信部で送信されるデータの内容を示す図。
【図8】同実施形態における図柄データの格納態様を示す図。
【図9】同実施形態における電子ペンの動作を示すフローチャート。
【図10】同実施形態における情報処理装置の動作を示すフローチャート。
【図11】文書作成用冊子の変形例を示す図。
【図12】文書作成用冊子の変形例を示す図。
【図13】文書作成用冊子の変形例を示す図。
【符号の説明】
A・・・文書作成システム
A1・・・文書作成用冊子
A2・・・筆記具(電子ペン)
A3・・・情報処理装置
11・・・台紙
11a・・・突出領域
111・・・位置決め手段(切欠)
112・・・送信許可記入欄(=選択記入欄)
12・・・書込用シート
12a・・・手書き領域
21・・・読取部
22・・・手書きデータ生成部
24・・・図柄識別子生成部
26・・・送信部
31・・・受信部(=図柄識別子受付部)
32・・・データ変換部
33・・・図柄データ格納部
34・・・図柄データ抽出部
35・・・出力部(表示部)
36・・・出力部(印刷出力部)
d・・・ドット
DP・・・ドットパターン
Z・・・図柄
B1、C1、D1・・・文書作成用冊子
B11、C11、D11・・・台紙
B111・・・位置決め手段(位置決めライン)
H112・・・送信許可記入欄(=選択記入欄)
Claims (15)
- 手書き領域を有する文書作成用冊子と、前記手書き領域に手書きするための筆記具と、この筆記具によって手書きされた内容を受け付けて表示する等の制御を行う情報処理装置とを備えて前記手書き領域に手書きされた内容に基づいた電子文書を作成するための文書作成システムであって、
前記文書作成用冊子は、絵、記号、罫線などの図柄を印刷した一種類又は複数種類の台紙と、前記手書き領域を有しこの手書き領域を前記台紙と重ね合わせた場合に前記図柄を視認可能に透過する透明乃至半透明なものとするとともに、当該手書き領域内における位置情報を備えて構成した台紙とは別体である1又は複数の書込用シートとを具備し、
前記筆記具は、前記手書き領域に書き込んだ内容を位置情報とともに読み取る読取部と、この読取部で読み取った手書き内容の位置情報によって電子データに変換した手書き内容データを生成する手書き内容データ生成部と、この手書き内容データ生成部で生成された手書き内容データを、直接的に或いは間接的に前記情報処理装置に送信する送信部とを具備し、
前記情報処理装置は、前記送信部より送信された手書き内容データを受信する受信部と、前記台紙に印刷してある図柄を示す画像データである図柄データを格納している図柄データ格納部と、前記送信部で送信された手書き内容データを前記図柄データ格納部に格納してある図柄データとともに出力する出力部とを備えていることを特徴とする文書作成システム。 - 前記文書作成用冊子が、それぞれ異なる図柄を印刷された複数種類の台紙を備えたものであり、
前記情報処理処理装置に、選択した図柄を示す図柄識別子を受け付ける選択図柄識別子受付部と、
この図柄識別子受付部で受け付けられた図柄識別子に対応する図柄データを前記図柄データ格納部から抽出する抽出部とを設けるとともに、
前記出力部を、前記抽出部で抽出した図柄データと手書き内容データとを重ね合わせて出力する機能を有するように構成している請求項1記載の文書作成システム。 - 前記文書作成用冊子が、前記図柄を選択するための選択記入欄を有するものであり、当該選択記入欄に前記読取部に読み取り可能な位置情報を備えて、
前記筆記具に、前記読取部で読み取った前記選択記入欄へ記入された選択を意味する記号又は文字等の位置情報から前記図柄識別子を生成する図柄識別子生成部を設けるとともに、前記送信部を、この図柄識別子生成部で生成した図柄識別子と前記手書き内容データとを送信するように構成している請求項2記載の文書作成システム。 - 前記情報処理装置に、前記受信部で受信した手書き内容データから、その手書き内容に含まれる文字の全部又は一部をテキストデータに変換するデータ変換部をさらに備え、前記出力部に、このデータ変換部で変換されたテキストデータを含む手書き内容データを、前記図柄データと重ね合わせて表示する機能を有するように構成している請求項1、2、又は3記載の文書作成システム。
- 前記位置情報が、前記手書き領域に前記筆記具の読取部によって読み取り可能に印刷されたマークによって与えられるものである請求項1、2、3又は4記載の文書作成システム。
- 前記読取部によって読み取り可能なマークが、前記手書き領域に一定の法則により配置される微小な無数のドットからなり、これらドットの所定範囲内における配置パターンによって手書き領域上における平面的な絶対位置を判別可能なドットパターンである請求項5記載の文書作成システム。
- 所定の手書き領域に書き込んだ内容を手書き領域上の位置情報とともに読み取る読取部と、この読取部で読み取った手書き内容の位置情報によって電子データに変換した手書き内容データを生成する手書き内容データ生成部と、前記手書き内容データ生成部で生成された手書き内容データを、直接的に或いは間接的に前記情報処理装置に送信する送信部とを備えた筆記具と、
前記送信部より送信された手書き内容データを受信する受信部と、所定の図柄データを格納している図柄データ格納部と、前記送信部で送信された手書き内容データを前記図柄データ格納部に格納してある図柄データとともに出力する出力部とを備えている情報処理装置とともに、
前記手書き領域に手書きされた内容に基づいた電子文書を作成する文書作成システムを構成する電子文書作成用冊子であって、
前記所定の図柄として、絵、記号、罫線などの図柄を印刷した一種類又は複数種類の台紙と、前記手書き領域を有しこの手書き領域を前記台紙と重ね合わせた際に前記図柄を視認可能に透過する透明乃至半透明なものとするとともに、当該手書き領域上における位置情報を備えて構成した台紙とは別体の書込用シートとを備えたことを特徴とする文書作成用冊子。 - 前記台紙が、それぞれ異なる図柄を印刷された複数種類のものであり、これら複数の図柄を何れか選択するための選択記入欄を備え、当該選択記入欄に当該選択記入欄上における位置情報を備えている請求項7記載の文書作成用冊子。
- 前記選択記入欄が、台紙に設けられている請求項8記載の文書作成用冊子。
- 前記台紙を、前記書込用シートと重ね合わせた状態でその一部が突出するように設定して、その台紙の突出領域に前記選択記入欄を設けている請求項9記載の文書作成用冊子。
- 前記選択記入欄が、前記筆記具の送信部での送信許可を意味する記号を記入するための送信許可記入欄としての機能を兼ねている請求項8、9又は10記載の文書作成用冊子。
- 前記位置情報が、前記筆記具の読取部によって読み取り可能なマークによって与えられるものである請求項7、8、9、10又は11記載の文書作成用冊子。
- 前記読取部によって読み取り可能なマークが、前記手書き領域に一定の法則により配置される微小な無数のドットからなり、これらドットの所定範囲内における配置パターンによって手書き領域上における平面的な絶対位置を判別可能なドットパターンである請求項12記載の文書作成用冊子。
- 前記台紙と前記書込用シートとを重ね合わせるための位置決め手段をさらに備えている請求項7、8、9、10、11、12又は13記載の文書作成用冊子。
- 手書き領域を有する文書作成用冊子と、前記手書き領域に手書きするための筆記具と、この筆記具によって前記手書きされた内容を受け付けて表示する等の制御を行う情報処理装置とを備えて前記手書き領域に手書きされた内容に基づいた電子文書を作成するための文書作成方法であって、
前記文書作成用冊子を、絵、記号、罫線などの図柄を印刷した一種類又は複数種類の台紙と、前記手書き領域を備えこの手書き領域を前記台紙と重ね合わせた際に前記図柄を視認可能に透過する透明乃至半透明なものとするとともに、その手書き領域内における位置情報を備えて構成した台紙とは別体の書込用シートとを備えて構成し、
前記筆記具で、前記手書き領域に書き込んだ内容を位置情報とともに読み取り、読み取った手書き内容と位置情報とによって電子データに変換した手書き内容データを生成し、生成された手書き内容データを、直接的に或いは間接的に前記情報処理装置に送信し、
情報処理装置で、前記筆記具より送信された手書き内容データを受信し、この手書き内容データを、予め格納しておいた図柄データとともに出力するようにしていることを特徴とする文書作成方法。
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