JP2004139355A - 電子書籍配信システムのサーバ及び電子書籍配信方法 - Google Patents

電子書籍配信システムのサーバ及び電子書籍配信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、同じフォーマットで統一されていない複数の電子書籍を蓄積し、管理・配送を行うことが出来る電子書籍配信システムのサーバを提供することを課題とする。
【解決手段】電子書籍配信サーバ2は、同じフォーマットで統一されていない複数の電子書籍を蓄積する書籍コンテンツデータベース21に蓄積し、書籍コンテンツデータベース21内の電子書籍のうち公衆ネットワーク4を介してユーザ端末3から配信要求のあったものを書式変換部22によって特定のフォーマットに変換して、配信部24によってユーザ端末3にネットワーク配信する。またこの時ユーザからの要求によって専用ビューワー23も配信する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介して電子書籍配信元から顧客であるユーザに電子書籍を配信するシステムに関し、更に詳しくは多様な電子書籍の書式を意識する事なくに電子書籍を配送するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種情報機器の発達に伴い、書籍の形態の1つとして、文字や画像を電子化し小説などの書籍を電子データとして提供する電子書籍が普及している。電子書籍は、ユーザが好みの電子書籍を閲覧機器にインストールし、閲覧機器の画面上に表示して用いるが、この電子書籍をユーザに配るシステムの1つとして通信ネットワークを利用して電子書籍を配信する配信システムが実現している。
【0003】
従来の電子書籍配信システムを図14に示す。
従来の電子書籍配信システムでは、書籍の版権を保有する出版社が、自社あるいは特定の外部業者で用いられている所定のフォーマットの電子書籍を作成し、作成された電子書籍を自社のサーバ101−1〜101−nから自社あるいはISP(Internet Service Provider )業者が提供する一般ユーザもアクセス可能なネットワークサーバ102−1〜102−2にアップロードし、書籍コンテンツデータベース104に登録する。このネットワークサーバ102には電子書籍を閲覧するためのソフトウェアである専用ビューワー105もアップロードされている。この時、電子書籍のフォーマットは標準化されていないため、同一内容でも複数のフォーマット(テキスト/ビットマップ/HTML/PDF/XMDF等の汎用フォーマット、その他多数のオリジナルフォーマット)の電子書籍を作成してネットワークサーバに登録している。
【0004】
顧客となる一般ユーザは、ユーザ端末103からインターネット等のネットワーク回線を用いて各ネットワークサーバ102にアクセスし、書籍コンテンツデータベース104を検索して好みの書籍を書籍を探し、希望のものがあったならその書籍の書籍データとその書籍データを表示する為の専用ビューワーを閲覧機器にダウンロードする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の電子書籍配信システムには下記のような問題がある。
1)電子書籍のフォーマットは標準化されていないため、電子配信の為にサーバにアップロードする電子書籍は同一内容のものを複数のフォーマットで準備する必要がある。
2)上記した従来の電子書籍配信の仕方では、各出版社がそれぞれのサーバに電子書籍を登録することとなるので、ユーザは一箇所のサイトにアクセスしても所望の電子書籍を必ずしも得ることができるとは限らない。このため、複数箇所のサイトにアクセスする必要が生じたり、電子書籍のフォーマットが標準化されていないため、複数のビューワーを端末に入れて置く等、ユーザは多くの手間を要し、閲覧機器のリソースの有効活用がなされなかった。
3)一般に閲覧機器として用いられる専用機器は、示画面が小さく表示能力が低い。よって小さな文字を表示させると文字が潰れてしまったり、ジャギー(斜め線のギザギザ)が多い見にくい文字となってしまう。
【0006】
本発明は上記課題を解決する電子書籍配信システムやそのサーバ、電子書籍配信方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決する為、本発明による電子書籍を顧客のユーザ端末にネットワーク配信するシステムのサーバは、電子書籍蓄積手段、変換手段及び配信手段を備える。
【0008】
電子書籍蓄積手段は、同じフォーマットで統一されていない複数の電子書籍を蓄積する。
変換手段は、前記複数の電子書籍のうち前記ユーザ端末から配信要求のあったものを特定のフォーマットに変換する。
【0009】
変換手段は、前記変換手段によって変換された電子書籍を前記ユーザ端末にネットワーク配信する。
また本発明による電子書籍配信方法は、同じフォーマットで統一されていない複数の電子書籍を蓄積し、前記複数の電子書籍のうち顧客から要求のあったものを特定のフォーマットに変換し、前記特定のフォーマットに変換された前記電子書籍を前記顧客に配送する。
【0010】
また前記電子書籍配信方法では、前記特定のフォーマットに変換された電子書籍を閲覧可能なビューワーをも該電子書籍と共に前記顧客に配送する構成としても良い。
【0011】
前記ビューワーは、例えばスムージングフィルタを用いてRGBサブピクセル単位で表示データを生成する。そしてこのスムージングフィルタは、例えば斜め線を滑らかに表現するための正方形フィルタである。
【0012】
また前記ビューワーは、前記スムージングフィルタを、使用する文字のフォントに応じて切り換えて使用するようにしても良い。
更に前記特定のフォーマットに変換を行う時、変換対象の電子書籍内の表示文字についてのデータがビットマップデータとして格納されている場合、1画素のビット数を変換前のビット数より少ないビット数に変換するようにしても良い。このようにした場合、変換後のデータを小さくすることが出来る。
【0013】
前記電子書籍の蓄積は、例えばサーバによって行われ、該サーバを管理する管理者は、前記電子書籍や前記ビューワーの代金の中から該サーバのランニングロイヤリティを受け取り、残金を電子書籍の配信元やビューワのロイヤリティ保持者が受け取る。
【0014】
また前記ビューワーは、顧客から指定された画面サイズ、解像度、及び画素数の少なくとも1つにおいて最適表示な表示となるようにカスタマイズ可能であるように構成しても良い。
【0015】
本発明に拠れば、同じフォーマットで統一されていない複数の電子書籍が、ユーザに配送される際、特定のフォーマットに変換されるので、電子書籍のフォーマットに拠らないサーバを構築でき、よって複数のフォーマットの電子書籍でも1つのサーバで管理することが出来る。
【0016】
またユーザに対して、良好な文字表示を提供することが出来る。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本実施形態における電子書籍配信システムの構成例を示す図である。同図のシステムは、電子書籍の配信を行う出版社等の配信元が電子書籍をオリジナルフォーマットで配信する為の、インターネット等の公衆ネットワーク4に接続されたサーバ1、アップロードされている種々のフォーマットの電子書籍を特定のフォーマットに変換し、変換後の電子書籍やこの電子書籍用の専用ビューワー23を公衆ネットワーク4を介して配信する電子書籍配信サーバ2、及び公衆ネットワーク4を介して電子書籍をアップロードし、ユーザによって閲覧機器として使用されるユーザ端末3を有する。また同図中のサーバ管理・運用者5は、電子書籍配信サーバ2を運用・管理する業者、専用ビューワー製作者6は、専用ビューワー23の製作者等の専用ビューワー23に対するロイヤリティの保持者を示している。
【0018】
図1のシステムにおいて、ネットワーク配信される電子書籍が登録され、インターネット等の公衆ネットワーク4を介してユーザ端末3に電子書籍の配信を行う電子書籍配信サーバ2は、各出版社毎に構成された複数の書籍コンテンツデータベース21、書籍変換部22及び配信部23を備える。またユーザ端末3に配信され、電子書籍をユーザ端末3上に表示させる専用ビューワー23がアップロードされている。
【0019】
書籍コンテンツデータベース21は、電子書籍配信サーバ2のメモリ上に構築され、電子書籍配信サーバ2に登録されている複数の電子書籍をデータベース化して管理している。また書式変換部22は、ユーザの端末3からの電子書籍の配信要求に対して、対応する電子書籍を専用ビューワー23用の専用フォーマットに変換した後、ユーザ端末3に配信する。尚図1において書籍コンテンツデータベース21は、電子書籍配信サーバ2中に出版社等の配信元毎に複数設けてあるが、書籍コンテンツのフォーマット毎に構成したり、或いは分けずに1つのデータベースとして構成しても良い。
【0020】
図2は書籍コンテンツデータベース21のレコード構成例を示す図である。
同図の構成においては、書籍コンテンツデータベース21には、電子書籍配信サーバ2に登録されている電子書籍それぞれについての、書籍コード、出版社コード、フォーマットコード、書籍名、著者名、ページ数、書籍データ及び立ち読み用部分が記録されている。このうち書籍データは、電子書籍のコンテンツのデータそのもの若しくはその格納場所を示すデータ(アドレス等)で、また立ち読み用部分は後述する立ち読み部分のデータそのもの若しくはその格納場所を示すデータである。またフォーマットコードは、電子書籍のデータフォーマットの形式を示すコードで、このフォーマットコードから、書籍変換部22は自己が処理する電子書籍のフォーマット形式を知る。
【0021】
図1の電子書籍配信システムでは、電子書籍のネットワーク配信を行う各出版社は自己のサーバ1からネットワークを介して電子書籍配信サーバ2に電子書籍をアップロードして登録する。この時登録される電子書籍のデータは、それぞれ任意のフォーマット形式のものをアップロードすることが出来る。この時アップロードされる電子書籍は、同一の内容の書籍に対するであれば、1つのフォーマットのものをアップロードすればよく、またそのフォーマット形式も任意のものでよい。よって本システムを利用するにあたって、新たなフォーマットの電子書籍のデータを用意する必要は無く、既にあるものを用いればよい。
【0022】
尚この電子書籍の登録は、ネットワークを用いずに、他の方法、例えば電子シ書籍のコンテンツを直接サーバ管理・運用者5に電子書籍を持ち込んだり、ネットワーク配信以外の手段で配送して登録しても良い。
【0023】
電子書籍配信サーバ2にアップロードされた電子書籍は、書籍コンテンツデータベース21にそのフォーマットの形式やその書籍に対する種々の情報と共に登録される。また電子書籍の種類や内容によっては、この時、目次や最初の数ページにあたる部分を抽出したり、要約を作成する等立ち読み用部分を生成し、この立ち読み用部分も共に登録する。
【0024】
次に図1の電子書籍配信システム1における電子書籍のアップロード時及びユーザ端末3へのダウンロード時の動作を説明する。
出版社等の版権を所有している会社等の書籍配信元が各社独自あるいは汎用アプリケーションソフトのフォーマットにした電子書籍を、サーバ1を介して電子書籍配信サーバ2にアップロードする。
【0025】
電子書籍配信サーバ2では、アップロードされた電子書籍を例えば書籍配信元毎或いはフォーマット毎に構成された書籍コンテンツデータベース21に登録・蓄積する。
【0026】
電子書籍を所望するユーザは、自己の端末3からインターネット等の公衆ネットワーク4を介して電子書籍配信サーバ2にアクセスし、書籍コンテンツデータベース21を用いて所望の電子書籍があるかどうか確認する。この時の確認の仕方としては、書籍コンテンツデータベース21に対してタイトル名を検索キーとして検索したり、あるいは立ち読み用部分を閲覧することによって内容を確認して、所望の電子書籍が電子書籍配信サーバ2に登録されているかどうかを確認する。
【0027】
そして所望の電子書籍があれば、ユーザは購入手続きを執る。この購入手続きでは、電子書籍配信サーバ2は、ユーザに所望の書名等の書籍情報と料金の支払方法等をユーザ端末3上から入力させる。この時、ユーザには電子書籍閲覧には専用ビューワー23が必要なこと及び専用ビューワー23は有料であることをユーザ端末3の画面上に表示することによって通知しておく。
【0028】
電子書籍配信サーバ2は、購入手続きによる入力に間違いがないことを確認した後、書籍コンテンツデータベース21を用いて指定された電子書籍を読み出す。そして書式変換部22は、この電子書籍を特定フォーマットへ変換する。
【0029】
またこの時、書式変換部22は、元の電子書籍のオリジナルフォーマットがビットマップの場合は、下位の複数ビットを削除して1ドットあたりのビット数を1〜4ビットの範囲内とした電子書籍データを生成する。この処理によりデータの大きさを小さく出来、従って通信コストの低減や、閲覧機器として使用する装置に必要とされるリソースを低減することが出来る。またこのようにデータ量を少なくしても、後述するように専用ビューワー23は、潰れが少なくジャギーも少ない文字表現が可能なため、閲覧機器上において十分な表示行うことが出来る。
【0030】
またユーザは、購入した特定フォーマットの電子書籍を閲覧するための専用ビューワー23をまだ入手していない場合、専用ビューワー23のダウンロードの実行を選択する。この時専用ビューワー23は有料であるので、ユーザは料金の支払方法をユーザ端末3画面上から入力する。またこの時ユーザは、専用ビューワー23をインストールして閲覧機器として利用する主な携帯機器やパソコン等の画面サイズ等の専用ビューワー23の使用環境に関する環境情報の入力も行う。電子書籍配信サーバ2は、支払方法に誤りがないことを確認した後、入力された画面サイズ等の環境情報に合わせて表示エリアを最適化する等、専用ビューワー23の設定を変更する。
【0031】
書式変換部22が生成した電子書籍データ(及びユーザから専用ビューワー23のダウンロード要求があった場合には、専用ビューワー23)は、配信部24によって公衆ネットワーク4を介してユーザ端末3に配信される。尚電子書籍及び専用ビューワー23のユーザへの配送は、ネットワーク配信によってユーザに配送しなくても、CD−ROM等の記憶媒体に記憶した形で直接或いはコンビニ等を利用して配送しても良い。
【0032】
ユーザが、電子書籍や専用ビューワー23を受け取り、その料金が送金されると、特定期間毎にこれらの金額から電子書籍や専用ビューワー23の売上に基いて各出版社や専用ビューワー製作者6に対して書籍の料金や専用ビューワー23の料金を支払い、またサーバ管理・運用者5はシステムの管理料金を得る。尚専用ビューワー23のロイヤリティをサーバ管理・運用者5が持つ場合には、専用ビューワー23の代金は全額サーバ管理・運用者5が得ることは言うまでもない。
【0033】
本システムを用いることにより、電子書籍の配信元である出版社は、電子書籍の配信部数増加が望めることから、電子書籍の販売価格を下げることも可能である。出版社は、この差分から電子書籍配信サーバ2を管理・運用している会社にランニングロイヤリティとして支払う。また専用ビューワー23による売上は、例えば開発元と電子書籍配信サーバ2を管理・運用している会社にランニングロイヤリティとして分配する。
【0034】
図3は、電子書籍の電子書籍配信サーバ2へのアップロード時の電子書籍配信サーバ2による処理手順を示すフローチャートである。
まずステップS1として電子書籍のコンテンツ及び書籍名やフォーマット形式等のその電子書籍に対する情報を公衆ネットワーク4を介してサーバ1から受け取る。
【0035】
次に、ステップS2として電子書籍配信サーバ2は、ステップS1で受け取った電子書籍から、目次や特定部分の抽出等の処理によって立ち読み部分を作成する。
【0036】
そしてこの電子書籍コンテンツや立ち読み部分のデータや、署名、著作名、フォーマット形式を示すフォーマットコード等の電子書籍に対する種々の情報を所定の書籍コンテンツデータベース21に登録・格納する。
【0037】
図4は、ユーザへ電子書籍を配信する際の電子書籍配信サーバ2による配信処理例を示すフローチャートである。同図は、電子書籍配信サーバ2が注文があった電子書籍をユーザ端末3に対してネットワーク配信する場合を例として示している。
【0038】
ユーザ端末3が電子書籍配信サーバ2に対してアクセスし、ユーザが所望の書籍があるかどうか確認する。これに対して電子書籍配信サーバ2は、ステップS21としてユーザ端末3に立ち読み部分等の書籍情報を送り、ユーザに所望品の有無を確認させる。
【0039】
これに対してユーザが所望の書籍を見つけ、ユーザ端末3から電子書籍の注文を行う場合(ステップS12、あり)、ステップS13としてユーザが所望する電子書籍を書籍名等の注文品を指定する為の情報をユーザにユーザ端末3から入力させ、この情報からユーザの所望書籍を特定する。またステップS12において、ユーザに所望の電子書籍が無い場合には(ステップS12、なし)、本処理を終了する。
【0040】
ステップS14において、ユーザに対してユーザ端末3から、電子書籍の料金の支払い等に用いるユーザの個人情報入力及び確認を行わせる。
そして電子書籍配信サーバ2は、ユーザから指定された電子書籍を、書式変換部22によって専用ビューワー23が表示可能な特定のフォーマットに変換し、ステップS16として、これを配信部24によって公衆ネットワーク4を介してユーザ端末3に配信する。
【0041】
次に電子書籍配信サーバ2は、専用ビューワー23を必要とするかどうかをユーザ端末3からユーザに入力させる。これに対してユーザは、専用ビューワー23を持っておらず、専用ビューワー23を必要とする場合(ステップS17、はい)、ユーザに対してユーザ端末3上から閲覧機器として利用する機器の画面の画素数等の環境情報の入力を促す。そしてステップS18としてこの情報に基いて専用ビューワー23をユーザから指定された画面サイズや解像度で表示するのに適したようにカスタマイズし、これを配信部24によって公衆ネットワーク4を介してユーザ端末3に配信した後、本処理を終了する。またステップS17において、ユーザが専用ビューワー23必要としない場合には(ステップS17、いいえ)、そのまま本処理を終了する。
【0042】
図5は、本実施形態における電子書籍配信システムによって配送された電子書籍や専用ビューワー23の代金の流れの一例を示すフローチャートである。
電子書籍配信サーバ管理運用者5は、ステップS31として、ステップS14で得たユーザの個人情報に基いて、ユーザの指定口座から電子書籍の代金を(専用ビューワー23も配送した場合には専用ビューワー23の代金も一緒に)引き落とす。
【0043】
次に電子書籍配信サーバ管理運用者5は、ステップS32としてステップS31で引き落とした代金から電子書籍配信サーバ2の管理料金等としてロイヤリティを受け取り、残金を書籍配信元に入金する。またステップS33として、電子書籍配信サーバ運用者5は、専用ビューワー製作者6に専用ビューワー23のロイヤリティを入金する。
【0044】
そしてステップS34として書籍配信元は、電子書籍の著者等に著作権料等のロイヤリティを払う。
図6は専用ビューワー23の構造を示す図である。
【0045】
専用ビューワー23は、スタイルシート部231、改行位置変換処理部232、画像データ再生部233、ラスタライズ部234及び表示文字データ生成部235を備えている。
【0046】
スタイルシート部231は、専用ビューワー23によって表示される電子書籍の表示の雛型であるスタイルシートを定義し、記憶するもので、縦書き/横書き表示や表示段数の指定、及び指定された端末への最適表示の画面サイズ設定等をスタイルシートとして定義して記憶する。改行位置変換処理部232は、スタイルシート部233に記憶されたスタイルシートの横(縦表示の場合は縦)文字数に合わせて、入力された書籍テキストファ
イルの改行位置を変更する。尚スタイルシートの変更は、ユーザから指示入力によって自由に変更できるものとする。
【0047】
画像データ再生部233は、JPEG等の書籍電子書籍のデータの画像部分から画像データを生成する。また、画像部分のデータがJPEG等のデータ圧縮された形式であった場合これを伸張して画像データを再生する。ラスタライズ部234は、書籍データの文字部分に添付されたフォント指定コードを受けて対応するフォントをビットマップに変換する。
【0048】
表示文字データ生成部235は、ラスタライズ部234からのデータあるいはビットマップデータと、スタイルシート部231に記憶されているスタイルシートから、表示器に出力する表示データを生成する。この時表示文字データ生成部235は、この表示データを生成する際、後述する処理を施してラスタライズされたビットマップ入力としてジャギーや潰れの少ない表示文字データを生成する。またこの時、文字に使用されるフォントに応じて最適な正方形フィルタ(スムージングフィルタ)236−1〜236−mが選択して使用する構成を取る。
【0049】
表示文字データ生成部235は、小さな文字の潰れ/ジャギーは以下のようにして低減する。
電子書籍を閲覧する閲覧機器は、携帯可能なものを中心にデスクトップパソコンのような大型な表示器を持つものまで様々であるが、これらの機器の表示器には液晶表示器、プラズマディスプレィ等があり、100dpi前後の解像度を有している。
【0050】
一般に100dpi程度の解像度では日本語コンテンツで利用される注釈・ルビ等のおおよそ本文表示の約半分のサイズ(例12ポイント文字であれば、6ポイント以下)程度になり、これを表示するためには、180dpi程度が必要といわれている。従って液晶表示器に代表されるフラットパネル型のカラーディスプレィを利用すると小さな文字の視認性が非常に悪い。
【0051】
カラー液晶表示器で高精細な文字を表示する場合、特開2002−91369号(特願2000−285592号)公報に記載された方法がある。本実施形態では、この方法を用いて専用ビューワー23によって処理を施すことによって、ジャギーや潰れの少ない表示文字データを生成する。
【0052】
上記公報に記載された方法では、以下の原理を利用した文字表示方式を提案している。
1)人間の目の解像限界における色の混色
2)小視野における色知覚の特異性
図7は、上記公報に記載されている方法を用いて実施形態のラスタライズ部234及び表示文字データ生成部235が行う処理の説明図である。尚以下の説明は、カラー表示器が矩形格子によって構成される矩形表示エレメントによる画素を持つ場合を例としている。
【0053】
まず、ラスタライズ部234に対して文字コード(フォント情報+テキスト情報)を入力する(ステップS31)。ここでフォント情報とは、フォントの種類や大きさ、文字飾り(Serif等)等の情報であり、テキスト情報とはその文字のキャラクタコード(JISコード等)を指す。
【0054】
入力された文字コードから、所望サイズに必要なフォントサイズを計算する。例えば、画素がRGBの矩形格子によって構成される表示器であれば、必要文字サイズは表示文字の3倍の文字サイズとする(ステップS32)。図7では、5ポイントの文字サイズが15ポイントの文字サイズにサイズ変換されている。そしてキャラクタコードに対応する文字の、ステップS32で計算された文字サイズの文字画像をフォントメモリから呼び出し(ステップS33)、一時記憶として画像メモリに展開する(ステップS34)。
【0055】
次に表示文字データ生成部235は、この画像メモリ上のデータに対して矩形表示エレメント表示演算を行う(ステップS35)。
カラー表示器の場合、1つの画素はR、G、Bの3つの表示エレメントから構成されている。本実施形態では、文字を表示するにあたって、この表示エレメント単位で輝度を制御して文字を表示する。
【0056】
図8は、本処理による処理前と処理後の画素の座標関係を示す図である。
本例では、R,G,Bそれぞれの表示エレメントに対して、垂直な方向の3画素ずつ輝度を加算し、1/3倍化することで矩形画素の画素値とする。
【0057】
図8(a)において、座標(m,n−1)に位置する画素値をPm n−1 、座標(m,n)に位置する画素の画素値をPmn 、座標(m,n+1)に位置する画素の画素値をPm n+1 と表示する場合に、これらの3画素の平均値P’ を以下の式により算出する。
P’ =(Pm n−1 +Pm n +P mn+1 )/3    ・・・(1)
尚3画素の平均値P′ について、Rの表示エレメント10に対応する3画素の平均値を示す場合には、符号P′ に添え字“R”を添えて符号P′ 、として示す。同様にして、Gの表示エレメントに対応する3画素の平均値を符号P′ 、Bの表示エレメント10に対応する3画素の平均値を符号P′ を用いてそれぞれ示す。
【0058】
表示文字データ生成部235は、(1)式を用いて算出した3画素毎の矩形画素(図8(a)参照)の矩形画素値(3画素の平均値P′ )をそれぞれR,G,Bの表示エレメント(図8(b)参照)に対応させることにより、算出した3画素分の平均値P′ を1つの表示エレメントの画素値とすることにより、画素の表示エレメントへの座標変換を行う(ステップS36)。例えば、図8(a)、(b)においては、座標(m,n−1)、(m,n)及び(m,n+1)に位置する3つの画素を(u,v)に位置するGの表示エレメントを用いて表示することになる。
【0059】
例えば図8(a)から同図(b)の様に変換した場合、変換後の座標(u、v)のGエレメントの画素値をQ とすると、
 G (u,v)=P’(u=3*m+1,v=n)  ・・・(2)
となる。
【0060】
同様に、R、Bの表示エレメントに対して矩形画素値を
P’=(Pm−1 n−1+Pm−1 n+Pm−1 n+1 )/3  ・・・(3)
P’=(Pm+1 n−1+Pm+1 n+Pm+1 n+1 )/3  ・・・(4)
と計算し、変換後の座標(u、v)のR、Bエレメントの画素値をQ Q は、
 R (u−1,v)= P’(u=3*m+1,v=n)  ・・・(5)
 B (u+1,v)= P’(u=3*m+1,v=n)  ・・・(6)
と算出される。
【0061】
上記(2)、(5)、(6)式で求めた画素値を多階調メモリに展開し(ステップS37)、これを表示器に出力すると文字が表示される(ステップS38)。
【0062】
図9に上記処理による表示例を示す。同図(a)はひらがなの「あ」の、同図(b)はアルファベットの「a」の、同図(c)は漢字の「亜」のフォント画像を表示画像に変換した場合を示している。
【0063】
同図に示すように、上記処理を施すことにより、表示エレメント単位で輝度の制御を行うことが出来る表示文字データを生成することが出来、ジャギーや潰れの少ない表示を行うことが出来る。
【0064】
表示文字データ生成部235は、上記処理によって生成した表示文字データに対して、更にスムージングフィルタ236を使用して表示データを生成する。表示文字データ生成部235は、複数のスムージングフィルタ236−1〜236−mを備えており、各文字に使用されるフォントや文字線の太さに応じてこれらのスムージングフィルタ236を選択して使用し、表示器に出力する表示データを生成する。
【0065】
図10は、表示文字データ生成部235が用いるスムージングフィルタ236の例を示す図である。
同図のスムージングフィルタ236は、斜め線を滑らかに表現するための正方形フィルタで、表示文字データ生成部235は、処理を行う文字に用いられているフォントがフォント1ならフィルタ1を、フォント2ならフィルタ2をというように、文字に使用されるフォントに対応する対応するスムージングフィルタ236を選択して用いる。これによって、RGBサブピクセル単位で表示輝度を制御することが出来る。
【0066】
図11は、専用ビューワー23に拠る処理例を示すフローチャートである。同図は、動作説明の為、最初に専用ビューワー23に対してユーザから設定の変更があった場合を例としている。
【0067】
同図において、ステップS41として専用ビューワー23はユーザが入力した画面サイズまたは画面画素数/文字並び方向/段数/文字の太さ等の表示条件をスタイルシート部231に記憶する。
【0068】
次に、ステップS42で書籍データの文字部分がテキストコードかどうかを判断し、テキストコードでなければ(ステップS42、いいえ)、処理をステップS45に移す。
【0069】
書籍データの文字部分がテキストコードの場合(ステップS42、はい)、ステップS43として改行位置変更部232によって、スタイルシート部231に記憶されている表示条件に従って改行位置や文字の並びを変更する。そして、ステップS44として、ラスタライズ部232によって指定されているフォント/サイズデータに従って文字をビットマップ化する。
【0070】
次に、ステップS45において、表示文字データ生成部235によってジャギー/潰れのない文字を表示することが出来る文字表示データを生成し、表示メモリに書き込む。その際、スタイルシート部231で定義されたフォントの種類や文字太さに応じてスムージングフィルタ236の選択を行う。
【0071】
そして最後に、ステップS236として画像データ再生部233によって圧縮形式のデータを解凍して表示メモリの所定位置に書き込む。
尚電子書籍の著者が希望するフォントを電子書籍でも利用する一つのフォーマットにビットマップがある。これは紙媒体とに記載されたものをイメージスキャナで読み取って電子書籍データとする場合に多く使われる。電子書籍のビットマップデータは、モノクロデータの場合は細部までの表現を忠実に行うために1ドットあたり8ビットで表現していることが多い。しかし、専用ビューワー23では、入力されたビットマップデータを表示文字データ生成部235によって潰れが少なくジャギーも少ない文字表現が可能なため、1ドットあたり1〜4ビットのデータでも表示器上は十分な文字表現が可能となる。
【0072】
図12は、図1の電子書籍配信サーバ2の一部または全部の機能を汎用のコンピュータ上で実現した場合のコンピュータのシステム環境図である。
同図のコンピュータは、CPU41、各プログラムのワークエリアとなる主記憶装置42、各プログラムやデータベースが記録されるハードディスク等の補助記憶装置43、ディスプレイ、キーボード等の入出力装置(I/O)44、モデムやネットワーク接続装置45及びディスク、磁気テープなどの可搬記憶媒体から記憶内容を読み出す媒体読取り装置46を有し、これらが互いにバス48により接続される構成を備えている。
【0073】
これまで説明してきた電子書籍配信サーバ2の各種機能をソフトウエアによって実現した場合、CPU41がプログラムに基いて、主記憶装置42をワークエリアとして、主記憶装置42若しくは補助記憶装置43上に記憶された経済指標データ21、財務データ22、その他のデータ23を読み出して実現する。
【0074】
図12のコンピュータでは、媒体読取り装置46により磁気テープ、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO等の記憶媒体47に記憶されているプログラム、データを読み出し、これを主記憶装置42または補助記憶装置43にダウンロードする。そして本実施形態による各処理は、CPU41がこのプログラムやデータを実行することにより、ソフトウエア的に実現させることが出来る。
【0075】
また、図12のコンピュータでは、フレキシブルディスク等の記憶媒体47を用いてアプリケーションソフトの交換が行われる場合がある。よって、本発明は、電子書籍配信システムにおけるサーバや電子書籍配信方法に限らず、コンピュータにより使用されたときに、上述した本発明の実施形態の機能をコンピュータに行わせるためのプログラムやプログラムを記憶したコンピュータ読み出し可能な記憶媒体47として構成することもできる。
【0076】
この場合、「記憶媒体」には、例えば図13に示されるように、CD−ROM、フレキシブルディスク(あるいはMO、DVD、リムーバブルハードディスク等であってもよい)等の媒体駆動装置57に脱着可能な可搬記憶媒体56や、ネットワーク回線53経由で送信される外部の装置(サーバ等)内の記憶手段(データベース等)52、あるいはコンピュータ51の本体54内のメモリ(RAM又はハードディスク等)55等が含まれる。可搬記憶媒体56や記憶手段(データベース等)52に記憶されているプログラムは、本体54内のメモリ(RAM又はハードディスク等)55にロードされて、実行される。
【0077】
参考文献
1) Kathryn T. Spoehr、 Stephen W. Lehmkuhle、 芋坂直行他訳、 “視角の情報処理 <見ることのソフトウェア>”、 サイエンス社、 1986
2) 日本色彩学会編、“新編 色彩科学ハンドブック”、東京大学出版会
【0078】
(付記1) 電子書籍を顧客のユーザ端末にネットワーク配信するシステムのサーバにおいて、
同じフォーマットで統一されていない複数の電子書籍を蓄積する電子書籍蓄積手段と、
前記複数の電子書籍のうち前記ユーザ端末から配信要求のあったものを特定のフォーマットに変換する変換手段と、
前記変換手段によって変換された電子書籍を前記ユーザ端末にネットワーク配信する配信手段と、
を備えることを特徴とするサーバ。
【0079】
(付記2) 前記特定のフォーマットに変換された電子書籍を閲覧可能なビューワーを蓄積するビューワー蓄積手段を更に備え、前記配信手段は、該ビューワを前記電子書籍と共に前記ユーザ端末に配信することを特徴とする付記1に記載のサーバ装置。
【0080】
(付記3) 電子書籍をサーバから顧客のユーザ端末にネットワーク配信する電子書籍配信システムにおいて、
前記サーバは
同じフォーマットで統一されていない複数の電子書籍を蓄積する電子書籍蓄積手段と、
前記複数の電子書籍のうち顧客から配信要求のあったものを特定のフォーマットに変換する変換手段と、
前記変換手段によって変換された電子書籍を前記ユーザ端末にネットワーク配信する配信手段と、
を備え、
前記ユーザ端末は、
前記サーバにネットワーク接続する手段と、
前記サーバに対して、前記配信要求を行う手段と、
前記配信要求した電子書籍を前記ネットワークを介してダウンロードする手段と
を備えることを特徴とする電子書籍配信システム。
【0081】
(付記4) 同じフォーマットで統一されていない複数の電子書籍を蓄積し、
前記複数の電子書籍のうち顧客から要求のあったものを特定のフォーマットに変換し、
前記特定のフォーマットに変換された前記電子書籍を前記顧客に配送することを特徴とする電子書籍配信方法。
【0082】
(付記5) 前記特定のフォーマットに変換された電子書籍を閲覧可能なビューワーをも該電子書籍と共に前記顧客に配送することを特徴とする付記4に記載の電子書籍配信方法。
【0083】
(付記6) 前記顧客からの要求の受け付け及び前記配送は、通信ネットワークを介して行うことを特徴とする付記4又は5に記載の電子書籍配信方法。
(付記7) 前記ビューワーは、RGBサブピクセル単位で輝度を制御する表示データを生成することを特徴とする付記4乃至6のいずれか1つに記載の電子書籍配信方法。
【0084】
(付記8) 前記ビューワーは、スムージングフィルタを用いてRGBサブピクセル単位で表示データを生成することを特徴とする付記4乃至7のいずれか1つに記載の電子書籍配信方法。
【0085】
(付記9) 前記スムージングフィルタは斜め線を滑らかに表現するための正方形フィルタであることを特徴とする付記8に記載の電子書籍配信方法。
(付記10) 前記ビューワーは、前記スムージングフィルタを、使用する文字のフォントに応じて切り換えて使用することを特徴とする付記8又は9に記載の電子書籍配信方法。
【0086】
(付記11) 前記特定のフォーマットに変換を行う時、変換対象の電子書籍内の表示文字についてのデータがビットマップデータとして格納されている場合、1画素のビット数を変換前のビット数より少ないビット数に変換することを特徴とする付記4乃至10のいずれか1つに記載の電子書籍配信方法。
【0087】
(付記12) 前記電子書籍の蓄積はサーバによって行われ、該サーバを管理する管理者は、前記電子書籍の代金の中から該サーバのランニングロイヤリティを受け取り、残金を電子書籍の配信元が受け取ることを特徴とする付記4乃至11のいずれか1つに記載の電子書籍配信方法。
【0088】
(付記13) 前記電子書籍の蓄積はサーバによって行われ、該サーバを管理する管理者は、前記ビューワーの料金の中から、該サーバのランニングロイヤリティを受け取り、残金を該ビューワのロイヤリティ保持者が受け取ることを特徴とする付記4乃至12のいずれか1つに記載の電子書籍配信方法。
【0089】
(付記14) 前記ビューワーは、顧客から指定された画面サイズ、解像度、及び画素数の少なくとも1つにおいて最適表示な表示となるようにカスタマイズ可能であることを特徴とする付記4乃至10のいずれか1つに記載の電子書籍配信方法。
【0090】
(付記15) 電子書籍を顧客のユーザ端末にネットワーク配信するシステムのサーバにおいて使用されたとき、
蓄積されている同じフォーマットで統一されていない複数の電子書籍のうち顧客から要求のあったものを特定のフォーマットに変換する機能と、
前記特定のフォーマットに変換された前記電子書籍を前記顧客にネットワーク配信する機能と
を前記サーバに実行させるプログラム。
【0091】
(付記16) 電子書籍を顧客のユーザ端末にネットワーク配信するシステムのサーバにおいて使用されたとき、
蓄積されている同じフォーマットで統一されていない複数の電子書籍のうち顧客から要求のあったものを特定のフォーマットに変換する機能と、
前記特定のフォーマットに変換された前記電子書籍を前記顧客にネットワーク配信する機能と
を前記サーバに実行させるプログラムを記憶した前記サーバが読み出し可能な可搬記憶媒体。
【0092】
【発明の効果】
本発明に拠れば、同じフォーマットで統一されていない複数の電子書籍を蓄積し、管理・配送を行うことが出来る電子書籍配信システムのサーバ構築することが出来る。
【0093】
またユーザは電子書籍を購入・閲覧するユーザは色々なサイトをアクセスすることなく所望の電子書籍が入手可能となる。
また、電子書籍を閲覧するのに用いるビューワーも1種類で済むため、電子書籍を閲覧する閲覧機器のリソースの有効活用が図れる。
【0094】
更に、ユーザが電子書籍を閲覧する際、閲覧機器上に良好な文字表示を行い、ユーザが閲覧しやすい表示環境を提供することが出来る。
更に、ユーザは対して種々のメリットを享受させることが出来るので、結果として電子書籍の配信元、システムの管理・運用者、ビューワーの製作者ともに収益を上げられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるの電子書籍配信システムの構成を示す図である。
【図2】書籍コンテンツデータベースのレコード構成例を示す図である。
【図3】電子書籍のアップロード時の電子書籍配信サーバによる処理手順を示すフローチャートである。
【図4】ユーザへ電子書籍を配信する際の電子書籍配信サーバによる処理例を示すフローチャートである。
【図5】電子書籍配信システムによって配送された電子書籍や専用ビューワーの代金の流れの一例を示すフローチャートである。
【図6】専用ビューワーの構造を示す図である。
【図7】ラスタライズ部が行う表示文字データの生成処理の説明図(その1)である。
【図8】ラスタライズ部が行う表示文字データの生成処理の説明図(その2)である。
【図9】ラスタライズ部が行う表示文字データの生成処理の説明図(その3)である。
【図10】スムージングフィルタの例を示す図である。
【図11】専用ビューワーによる処理例を示すフローチャートである。
【図12】本実施形態におけるコンピュータのシステム環境図である。
【図13】媒体例を示す図である。
【図14】従来の電子書籍配信システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1、101 サーバ
2 電子書籍配信サーバ
3、103 ユーザ端末
4 公衆ネットワーク
5 サーバ管理・運用者
6 専用ビューワー製作者
21、104 書籍コンテンツデータベース
22 書式変換部
23、105 専用ビューワー
24 配信部
41 CPU
42 主記憶装置
43 補助記憶装置
44 入出力装置
45 ネットワーク接続装置
46 媒体読取装置
47 記憶媒体
48 バス
51 情報処理装置
52 記憶手段
53 ネットワーク回線
54 本体
55 メモリ
56 可搬記憶媒体
57 媒体駆動装置
102 ネットワークサーバ
231 スタイルシート部
232 改行位置変更処理部
233 画像データ再生部
234 ラスタライズ部
235 表示文字データ生成部

Claims (5)

  1. 電子書籍を顧客のユーザ端末にネットワーク配信するシステムのサーバにおいて、
    同じフォーマットで統一されていない複数の電子書籍を蓄積する電子書籍蓄積手段と、
    前記複数の電子書籍のうち前記ユーザ端末から配信要求のあったものを特定のフォーマットに変換する変換手段と、
    前記変換手段によって変換された電子書籍を前記ユーザ端末にネットワーク配信する配信手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ。
  2. 同じフォーマットで統一されていない複数の電子書籍を蓄積し、
    前記複数の電子書籍のうち顧客から要求のあったものを特定のフォーマットに変換し、
    前記特定のフォーマットに変換された前記電子書籍を前記顧客に配送することを特徴とする電子書籍配信方法。
  3. 前記特定のフォーマットに変換された電子書籍を閲覧可能なビューワーをも該電子書籍と共に前記顧客に配送することを特徴とする請求項2に記載の電子書籍配信方法。
  4. 前記ビューワーは、スムージングフィルタを用いてRGBサブピクセル単位で表示データを生成することを特徴とする請求項2又は3に記載の電子書籍配信方法。
  5. 前記スムージングフィルタは斜め線を滑らかに表現するための正方形フィルタであることを特徴とする請求項4に記載の電子書籍配信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011501271A (ja) * 2007-10-09 2011-01-06 スキッフ・エルエルシー コンテンツ配信のシステム、方法および装置
JP2011515730A (ja) * 2008-02-19 2011-05-19 ブックリックス ゲーエムベーハー ウント コー. カーゲー 電子文書をページごとにコンピュータグラフィックスとして供給する方法および装置
JP2015026145A (ja) * 2013-07-25 2015-02-05 大日本印刷株式会社 試し読み用コンテンツ配信システム、サーバ装置、コンピュータプログラム及びコンテンツの配信方法

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