JP2004094410A - コンテンツ作成プログラム、コンテンツ表示プログラム、記録媒体、コンテンツ作成方法およびコンテンツ表示方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】テキストデータではなく元の新聞紙面そのものの画像データまたは元の書籍の版面そのものの画像データを画像情報記録部33に記録しておき、この画像データに基づいてコンテンツを作成する。画像表示部27は、このコンテンツに基づいて画像データを表示する。枠表示部29は、記載事項選択部28で選択させた記載事項を所定の枠で囲んで表示することができる。拡大表示部30は、枠表示部30で所定の枠で囲んで表示された記事等を拡大して表示することができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツ作成プログラムおよびコンテンツ表示プログラム等に関し、特に、印刷物を電子画像化した画像データからコンテンツを作成するコンテンツ作成プログラムと、当該コンテンツを表示するコンテンツ表示プログラム等に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯パーソナル・コンピュータ(PC)、携帯情報端末(Personal digital Assistants : PDA)等の携帯情報端末機器を所有しているユーザが増加している。このようなユーザを対象として、PCまたはPDA等を媒体とする電子新聞または電子書籍等の新たな出版サービスが生み出されている。
【0003】
一般に、電子新聞または電子書籍をはじめとする文書または資料の電子化のメリットとしては、以下の点が考えられる。
1.インターネット等上で電子媒体として配布することが可能であるため、情報を配布する際の即時性があり、かつ距離感を意識させずに配布することが可能である。
2.電子化されているため、紙資源を節約することができ、かつ保管場所を縮小することが容易である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の電子新聞または電子書籍等において、電子化されたデータは単に文字情報の表示にすぎなかった。このため上述のようなメリットがあるにもかかわらず、旧来から蓄積された新聞または書籍の文化の中では容易に普及することが困難であった。詳しくは、以下のような理由が考えられる。
【0005】
新聞または出版業界では印刷用フォントを使用しているが、従来の電子新聞または電子書籍ではPC用フォントを用いているため、新聞または書籍を読むという行為としてなじみにくいという問題があった。新聞には新聞社毎に独自の書体の印刷用フォントが使用されており、字間、行間または文字の大きさ等にも独自の工夫が凝らされている。書籍においても、歴史書、小説または教科書毎に長い年月を費やして開発デザインされてきた書体が使用されている。しかし、従来の電子新聞または電子書籍では新聞であるか他の書籍であるかによらず、すべて同一のPC用フォントを用いていた。このため、読者は従来の電子新聞または電子書籍を見ただけでは、一瞬にしてそれが新聞であるのか小説等であるのかの区別をつけることができないという問題があった。
【0006】
新聞または書籍は、基本的に「見開き」という単位で製作され編集されている。このため、タイトルの位置、写真またはイラストの位置、印刷されていない白地の部分とインクの載っている黒い部分とのバランス等が微妙な読みやすさのために追及されている。しかし、従来の電子新聞または電子書籍では、上述のような読みやすさを追及した編集作業の結果が反映されていないという問題があった。
【0007】
上記編集作業の結果は例えば新聞紙面のレイアウトとして表現され、読者はこのレイアウトから記事の重要度を直感的に把握することができる。しかし、従来の電子新聞または電子書籍では上記編集作業の結果としてのレイアウトを反映することができないという問題があった。
【0008】
そこで、本発明の第1の目的は、上記問題を解決するためになされたものであり、読者が電子新聞または電子書籍等を見ただけで、一瞬にしてそれが新聞であるのか小説等であるのかの区別をつけることができるコンテンツ作成プログラム、コンテンツ表示プログラム、コンテンツ作成方法およびコンテンツ表示方法等を提供することにある。
【0009】
本発明の第2の目的は、電子新聞または電子書籍等に、読者の読みやすさを追及した編集作業の結果を反映することができるコンテンツ作成プログラム、コンテンツ表示プログラム、コンテンツ作成方法およびコンテンツ表示方法等を提供することにある。
【0010】
本発明の第3の目的は、編集作業の結果としてのレイアウトを反映することができるコンテンツ作成プログラム、コンテンツ表示プログラム、コンテンツ作成方法およびコンテンツ表示方法等を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明のコンテンツ作成プログラムは、印刷物を電子画像化した画像データからコンテンツを作成するコンテンツ作成プログラムであって、該画像データは画像情報記録部に記録され、該コンテンツはコンテンツ記録部に記録されるものであり、コンピュータを、前記画像情報記録部に記録された画像データのページ数とページ内の記載事項数とを含むページ情報を入力させるページ情報入力手段、前記ページ情報入力手段によりページ情報を入力させた画像データについて、当該画像データのページ内の記載事項が当該ページ内に配置された位置を示すページ内位置情報を入力させるページ内位置情報入力手段、前記ページ情報入力手段によりページ情報を入力させた画像データを前記画像情報記録部から入力する画像データ入力手段、前記画像データ入力手段により入力した画像データを圧縮画像化する圧縮画像化手段、前記ページ情報入力手段により入力させた画像データのページ情報と、前記ページ内位置情報入力手段で入力させたページ内位置情報と、前記圧縮画像化手段で圧縮画像化された画像データとを暗号化してコンテンツを作成する暗号化手段、前記暗号化手段により作成されたコンテンツを前記コンテンツ記録部に記録するコンテンツ保存手段として機能させるためのコンテンツ作成プログラムである。
【0012】
ここで、この発明のコンテンツ作成プログラムにおいて、前記画像データのページ内の記載事項を拡大した記載事項画像データを作成する記載事項画像データ作成手段をさらに備え、前記圧縮画像化手段は、前記画像データ入力手段で入力した画像データと前記記載事項画像データ作成手段で作成した記載事項画像データとを圧縮画像化することができる。
【0013】
ここで、この発明のコンテンツ作成プログラムにおいて、前記印刷物は新聞であり、前記記載事項は記事であり、前記ページ内位置情報は記事の版組上の位置情報とすることができる。
【0014】
この発明のコンテンツ表示プログラムは、印刷物を電子画像化した画像データに基づいて作成されたコンテンツを表示するコンテンツ表示プログラムであって、前記コンテンツはコンテンツ記録部に記録され、該コンテンツは、前記画像データのページ数とページ内の記載事項数とを含むページ情報と、当該画像データのページ内の記載事項が当該ページ内に配置された位置を示すページ内位置情報と、前記画像データを圧縮画像化した圧縮画像データとを暗号化して作成されており、コンピュータを、前記コンテンツ記録部に記録されたコンテンツを入力するコンテンツ入力手段、前記コンテンツ入力手段により入力したコンテンツを復号化して、ページ情報とページ内位置情報と圧縮画像データとを取り出す復号化手段、前記復号化手段により取り出されたページ情報およびページ内位置情報を記載事項情報記録部に記録する記載事項情報保存手段、前記復号化手段により取り出された圧縮画像データを展開する画像展開手段、前記画像展開手段で展開された画像データを画像情報記録部に記録する画像情報保存手段、前記記載事項情報記録部に記録されたページ情報およびページ内位置情報と、前記画像情報記録部に記録された画像データとに基づき、電子画像化された印刷物に応じた表示形態で当該画像データを表示する画像表示手段として機能させるためのコンテンツ表示プログラムである。
【0015】
ここで、この発明のコンテンツ表示プログラムにおいて、前記画像表示手段で表示された画像データのページ内の記載事項を選択させる記載事項選択手段と、前記記載事項選択手段で選択させた記載事項を所定の枠で囲んで表示する枠表示手段とをさらに備えることができる。
【0016】
ここで、この発明のコンテンツ表示プログラムにおいて、前記枠表示手段で所定の枠で囲んで表示された記載事項を拡大して表示する拡大表示手段をさらに備えることができる。
【0017】
ここで、この発明のコンテンツ表示プログラムにおいて、前記拡大表示手段は、所定の条件に合致する記載事項のみを拡大して表示することができる。
【0018】
ここで、この発明のコンテンツ表示プログラムにおいて、前記ページ内位置情報は記載事項を識別する記載事項識別子をさらに含み、前記拡大表示手段は、該記載事項識別子に応じて記載事項を表示することができる。
【0019】
ここで、この発明コンテンツ表示プログラムにおいて、前記コンテンツ記録部に記録されたコンテンツの作成に用いられた圧縮画像データは、該画像データのページ内の記載事項を拡大し圧縮した記載事項画像データをさらに含み、前記復号化手段で取り出された圧縮画像データは前記記載事項画像データをさらに含み、前記画像展開手段で展開される圧縮画像データは前記記載事項画像データをさらに含み、前記画像情報保存手段で画像情報記録部に記録される画像データは前記記載事項画像データをさらに含むものであり、前記拡大表示手段は、前記画像情報記録部に記録された記載事項画像データを用いて所定の枠で囲んで表示された記載事項を拡大して表示することができる。
【0020】
ここで、この発明のコンテンツ表示プログラムにおいて、前記拡大表示手段は、拡大して表示する記載事項と他の記載事項とを並列的に表示することができる。
【0021】
ここで、この発明のコンテンツ表示プログラムにおいて、前記コンテンツ記録部に記録されたコンテンツの作成に用いられた圧縮画像データは、ウェブ・サイトへのリンクをさらに含み、前記画像表示手段および前記拡大表示手段は、当該リンクをアクセス可能に表示することができる。
【0022】
ここで、この発明のコンテンツ表示プログラムにおいて、前記印刷物は新聞であり、前記記載事項は記事であり、前記ページ内位置情報は記事の版組上の位置情報とすることができる。
【0023】
この発明のプログラムは、本発明のプログラム(請求項1ないし12のいずれかに記載のプログラム)を記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
【0024】
この発明のコンテンツ作成方法は、印刷物を電子画像化した画像データからコンテンツを作成するコンテンツ作成方法であって、前記画像データは画像情報記録部に記録され、前記コンテンツはコンテンツ記録部に記録されるものであり、前記画像情報記録部に記録された画像データのページ数とページ内の記載事項数とを含むページ情報を入力させるページ情報入力ステップと、前記ページ情報入力ステップでページ情報を入力させた画像データについて、当該画像データのページ内の記載事項が当該ページ内に配置された位置を示すページ内位置情報を入力させるページ内位置情報入力ステップと、前記ページ情報入力ステップでページ情報を入力させた画像データを前記画像情報記録部から入力する画像データ入力ステップと、前記画像データ入力ステップで入力した画像データを圧縮画像化する圧縮画像化ステップと、前記ページ情報入力ステップで入力させた画像データのページ情報と、前記ページ内位置情報入力ステップで入力させたページ内位置情報と、前記圧縮画像化ステップで圧縮画像化された画像データとを暗号化してコンテンツを作成する暗号化ステップと、前記暗号化ステップで作成されたコンテンツを前記コンテンツ記録部に記録するコンテンツ保存ステップとを備えたことを特徴とする。
【0025】
ここで、この発明のコンテンツ作成方法において、前記画像データ入力ステップの後に、前記画像データのページ内の記載事項を拡大した記載事項画像データを作成する記載事項画像データ作成ステップをさらに備え、前記圧縮画像化ステップは、前記画像データ入力ステップで入力した画像データと前記記載事項画像データ作成ステップで作成した記載事項画像データとを圧縮画像化することができる。
【0026】
ここで、この発明のコンテンツ作成方法において、前記印刷物は新聞であり、前記記載事項は記事であり、前記ページ内位置情報は記事の版組上の位置情報とすることができる。
【0027】
この発明のコンテンツ表示方法は、印刷物を電子画像化した画像データに基づいて作成されたコンテンツを表示するコンテンツ表示方法であって、前記コンテンツはコンテンツ記録部に記録され、該コンテンツは、前記画像データのページ数とページ内の記載事項数とを含むページ情報と、当該画像データのページ内の記載事項が当該ページ内に配置された位置を示すページ内位置情報と、前記画像データを圧縮画像化した圧縮画像データとを暗号化して作成されており、前記コンテンツ記録部に記録されたコンテンツを入力するコンテンツ入力ステップと、前記コンテンツ入力ステップで入力したコンテンツを復号化して、ページ情報とページ内位置情報と圧縮画像データとを取り出す復号化ステップと、前記復号化ステップで取り出されたページ情報およびページ内位置情報を記載事項情報記録部に記録する記載事項情報保存ステップと、前記復号化ステップで取り出された圧縮画像データを展開する画像展開ステップと、前記画像展開ステップで展開された画像データを画像情報記録部に記録する画像情報保存ステップと、前記記載事項情報記録部に記録されたページ情報およびページ内位置情報と、前記画像情報記録部に記録された画像データとに基づき、電子画像化された印刷物に応じた表示形態で当該画像データを表示する画像表示ステップとを備えたことを特徴とする。
【0028】
ここで、この発明のコンテンツ表示方法において、前記画像表示ステップで表示された画像データのページ内の記載事項を選択させる記載事項選択ステップと、前記記載事項選択ステップで選択させた記載事項を所定の枠で囲んで表示する枠表示ステップとをさらに備えることができる。
【0029】
ここで、この発明のコンテンツ表示方法において、前記枠表示ステップで所定の枠で囲んで表示された記載事項を拡大して表示する拡大表示ステップをさらに備えることができる。
【0030】
ここで、この発明のコンテンツ表示方法において、前記拡大表示ステップは、所定の条件に合致する記載事項のみを拡大して表示することができる。
【0031】
ここで、この発明のコンテンツ表示方法において、前記ページ内位置情報は記載事項を識別する記載事項識別子をさらに含み、前記拡大表示ステップは、該記載事項識別子に応じて記載事項を表示することができる。
【0032】
ここで、この発明のコンテンツ表示方法において、前記コンテンツ記録部に記録されたコンテンツの作成に用いられた圧縮画像データは、該画像データのページ内の記載事項を拡大し圧縮した記載事項画像データをさらに含み、前記復号化ステップで取り出された圧縮画像データは前記記載事項画像データをさらに含み、前記画像展開ステップで展開される圧縮画像データは前記記載事項画像データをさらに含み、前記画像情報保存ステップで画像情報記録部に記録される画像データは前記記載事項画像データをさらに含むものであり、前記拡大表示ステップは、前記画像情報記録部に記録された記載事項画像データを用いて所定の枠で囲んで表示された記載事項を拡大して表示することができる。
【0033】
ここで、この発明のコンテンツ表示方法において、前記コンテンツ記録部に記録されたコンテンツの作成に用いられた圧縮画像データは、ウェブ・サイトへのリンクをさらに含み、前記画像表示ステップおよび前記拡大表示ステップは、当該リンクをアクセス可能に表示することができる。
【0034】
ここで、この発明のコンテンツ表示方法において、前記印刷物は新聞であり、前記記載事項は記事であり、前記ページ内位置情報は記事の版組上の位置情報とすることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、各実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0036】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1におけるコンテンツ作成プログラムまたは方法、コンテンツ表示プログラムまたは方法を実行する環境の概要を示す。図1において、符号1は新聞または書籍等の印刷物を発行する新聞社・出版社側センタであり、上記印刷物を電子画像化した電子新聞または電子書籍(以下、「電子新聞等」という)の画像データからコンテンツを作成するコンテンツ作成サーバ2と、当該コンテンツを配信するコンテンツ配信サーバ14と、ルータ15とを有している。コンテンツ作成サーバ2は、上記画像データが記録された画像情報記録部12と記事に関連する情報が記録された記事情報データベース(DB)13とを用いて、メモリ(不図示)上に記録されたコンテンツ作成プログラム3を実行することによりコンテンツを作成する。画像情報記録部12は、例えば電子新聞であれば、従来のようにテキストデータではなく元の新聞紙面そのものを画像データとして持つことができ、電子書籍であれば元の書籍の版面そのものを画像データとして持つことができる。作成したコンテンツはコンテンツ記録部11に記録される。コンテンツ配信サーバ14はコンテンツ記録部11に記録されたコンテンツを、ルータ15とノード36とインターネット等のネットワーク35とを介して外部のコンピュータへ配信する。
【0037】
以下、コンテンツ作成プログラム3の機能について説明する。コンテンツ作成プログラム3のページ情報入力部(ページ情報入力手段)4は、画像情報記録部12に記録された画像データのページ数と各ページ内の記載事項(以下、「記事等」という)の数とを含むページ情報を入力させる。
【0038】
ページ内位置情報入力部(ページ内位置情報入力手段)5は、ページ情報入力部4によりページ情報を入力させた画像データについて、その画像データのページ内の記事等がそのページ内に配置された位置を示すページ内位置情報を入力させる。ページ内位置情報とは記事等の版組上の位置情報である。例えば記事等の全体を囲む枠の頂点がA(Xa、Ya)、B(Xb、Yb)、C(Xc、Yc)、D(Xd、Yd)およびE(Xe、Ye)}(ここで、Xa、Ya等は各々ページ内における2次元座標)から構成される場合、各頂点座標{A(Xa、Ya)、B(Xb、Yb)、C(Xc、Yc)、D(Xd、Yd)、E(Xe、Ye)}群の情報が記事等の位置情報である。
【0039】
画像データ入力部(画像データ入力手段)6は、ページ情報入力部4によりページ情報を入力させた画像データを画像情報記録部12から入力する。圧縮画像化部(圧縮画像化手段)7は、画像データ入力部6により入力した画像データを圧縮画像化する。画像圧縮には例えばJPEG(Joint Photographic coding Experts Group)方式を用いることができる。他の方法を用いても良いことはもちろんである。
【0040】
暗号化部(暗号化手段)8は、ページ情報入力部4により入力させた画像データのページ情報と、ページ内位置情報入力部5で入力させたページ内位置情報と、圧縮画像化部7で圧縮画像化された画像データとを暗号化してコンテンツを作成する。暗号化としては種々の方法を用いることができる。例えば公開鍵暗号方法のように、暗号化鍵と復号化鍵とが異なり、暗号化鍵を公開鍵として公開する一方で、復号化鍵を秘密鍵として秘密に保つ暗号化方法を用いることもできる。コンテンツ保存部(コンテンツ保存手段)9は、暗号化部8により作成されたコンテンツをコンテンツ記録部11に記録する。
【0041】
記載事項画像データ作成部(記載事項画像データ作成手段)10は、画像データの各ページ内の記事等を切り出して拡大した記載事項画像データを作成する。後述するように本発明のコンテンツ表示プログラムは特定の記事等のみを拡大して表示することができる。この場合、表示の度に1ページの画像データから特定の記事等を切り出して拡大した画像データを作成して表示することもできる。一方、予め1ページの画像データから特定の記事等を切り出して拡大した記事等の画像データ(記載事項画像データ)を作成しておき、後で拡大表示させる場合は単にこの拡大した記事等の画像データ(記載事項画像データ)をそのまま表示させることもできる。予め記載事項画像データ作成部10により拡大した記事等の画像データを作成する場合、圧縮画像化部7は、画像データ入力部6で入力した画像データと記載事項画像データ作成部10で作成した記載事項画像データとを圧縮画像化することができる。
【0042】
次に、ユーザ端末側について説明する。図1において、符号20はコンテンツ配信サーバ14により配信されたコンテンツを表示させるユーザ端末であり、ネットワーク35とはインタフェース(I/F)部34を介して接続されている。ユーザ端末20は、上述のようにコンテンツ配信サーバ14から配信されたコンテンツが記録されたコンテンツ記録部31と、記事等に関連する情報が記録された記載事項情報記録部32と、画像情報が記録された画像情報記録部33とを用いて、メモリ(不図示)上に記録されたコンテンツ表示プログラム21を実行することによりコンテンツをディスプレイ(不図示)等に表示する。
【0043】
以下、コンテンツ表示プログラム21の機能について説明する。コンテンツ表示プログラム21のコンテンツ入力部(コンテンツ入力手段)22は、コンテンツ記録部31に記録されたコンテンツを入力する。
【0044】
復号化部(復号化手段)23は、コンテンツ入力部22により入力したコンテンツを復号化して、ページ情報とページ内位置情報と圧縮画像データとを取り出す。記載事項情報保存部(記載事項情報保存手段)24は、復号化部23により取り出されたページ情報およびページ内位置情報を記載事項情報記録部32に記録する。画像展開部(画像展開手段)25は、復号化部23により取り出された圧縮画像データを展開する。画像情報保存部(画像情報保存手段)26は、画像展開部25で展開された画像データを画像情報記録部33に記録する。
【0045】
画像表示部(画像表示手段)27は、記載事項情報記録部32に記録されたページ情報およびページ内位置情報と、画像情報記録部33に記録された画像データとに基づき、その画像データに電子画像化された印刷物に応じた表示形態で画像データを表示することができる。画像情報記録部33に記録された画像データは、上述のように例えば電子新聞であれば、従来のようにテキストデータではなく元の新聞紙面そのものであり、電子書籍であれば元の書籍の版面そのものである。したがって、画像表示部27は、例えば電子新聞であれば元の紙面をそのまま見開きの状態で表示することができるため、ユーザは元の新聞紙面の全体のレイアウトを容易に確認することができる。電子書籍であれば元の書籍の版面そのものを表示することができるため、ユーザは元の書籍の版面の全体のレイアウトを容易に確認することができる。上述の見開きの状態では細部の文字等は小さく表示されるため、ユーザは見出し程度は見ることができるが本文自体を見ることはできない。
【0046】
記載事項選択部(記載事項選択手段)28は、画像表示部27により表示された画像データの各ページ内の記事等を選択させることができる。具体的には、ユーザがマウス等のポインティング・デバイスによりカーソルを特定の記事等の領域上へ移動させた場合、その特定の記事等を選択させることができる。枠表示部(枠表示手段)29は、記載事項選択部28で選択させた記載事項を所定の枠で囲んで表示することができる。特定の記事等の領域は、記載事項情報記録部32に記録された当該記事等のページ情報とページ内位置情報とを用いることにより決定できる。ページ内位置情報は、例えば上述のように記事等の全体を囲む枠の各頂点座標{A(Xa、Ya)、B(Xb、Yb)、C(Xc、Yc)、D(Xd、Yd)、E(Xe、Ye)}等の情報であるため、カーソルの座標(X、Y)と比較することにより、カーソルが特定の記事等の領域内にあるかどうかを決定することができる。
【0047】
拡大表示部(拡大表示手段)30は、枠表示部29で所定の枠で囲んで表示された記事等を拡大して表示することができる。拡大は、ユーザがマウス等のボタンをクリックすることにより行うことができる。マウス等のボタンをクリックしなくても、記事等が所定の枠で囲んで表示された場合に自動的に拡大表示しても良い。拡大表示部30は、拡大して表示する記事等と他の記事等とを並列的に表示することができる。例えば、ディスプレイ中に表示されるウィンドウを左右に2分割し、右側のウィンドウに1ページの新聞紙面全体を表示すると共に、左側のウィンドウに上述のように選択された記事等を拡大して表示することができる。拡大した画像が左側のウィンドウに表示しきれない場合は、適宜左右上下にスクロールして表示することもできる。ディスプレイへの表示は必ずしも左右に2分割するだけではなく、上下2分割であってもよい。あるいは拡大率を選択させることにより、種々の拡大率のウィンドウを3つ以上並列的に表示し、3分割以上の表示とすることもできる。
【0048】
拡大表示部30は、所定の条件に合致する記事等のみを拡大して表示することができる。例えば、著作権等に関する契約により記事等の著作者が電子化を許諾していない場合、または連載小説等のように新聞社側に著作権がない場合、これらの記事等がカーソルにより選択されたとしても拡大表示は行わないようにすることができる。この結果、電子新聞等において著作権等を有効に保護することもできる。拡大表示部30は、例えば上述のように左右2分割に表示する場合、所定の条件に合致し拡大表示可能な記事等を例えば青色の枠で囲んで右側のウィンドウに表示すると共に、当該記事等が左側のウィンドウに拡大表示された場合は、右側のウィンドウにおいて、拡大された記事等を例えば赤色の枠で囲み直して表示することができる。枠の色は青色または赤色に限定されるものではなく、他の色を用いてもよいことはもちろんである。右側のウィンドウにおいて、拡大された記事等を色の異なる枠で表示する替わりに、反転表示してもよい。
【0049】
記載事項情報記録部32に記録されたページ内位置情報に記事等の内容を識別する記載事項識別子をさらに含ませておくこともできる。ここで記事等の内容とは、例えば普通の事件記事、テレビ等の番組表または株価欄等のような内容である。拡大表示部30は、この記載事項識別子に応じて記事等を表示することができる。例えば、上述のように左右2分割に表示する場合、普通の事件記事であれば、その記事等の右上(の頂点)が左側のウィンドウの右上に合うように拡大して表示することができる。テレビ等の番組表または株価欄等であれば、右側のウィンドウにおける現在のカーソルの位置を中心にして左側のウィンドウに拡大して表示することができる。
【0050】
コンテンツ記録部31に記録された圧縮画像データは、上述のように画像データのページ内の記事等を予め拡大し圧縮した記載事項画像データをさらに含む場合もある。この場合、復号化部23で取り出された圧縮画像データは記事等の記載事項画像データをさらに含むこととなり、画像展開部25で展開される圧縮画像データは上記記事等の記載事項画像データをさらに含み、画像情報保存部26により画像情報記録部33に記録される画像データは上記記事等の記載事項画像データをさらに含むことになる。以上のように予め拡大された記事等の画像データを用いることにより、拡大表示部30は所定の枠で囲んで表示された記載事項を速く拡大して表示することもできる。
【0051】
コンテンツ配信サーバ14から配信された圧縮画像データに、ウェブ・サイトへのリンクをさらに埋め込んでおくこともできる。この場合、画像表示部27および拡大表示部30は、このリンクをアクセス可能に表示することができる。例えば電子新聞等の広告記事にリンク等の種々のデータを埋め込んでおくことにより、ユーザ端末20のユーザは、ウェブ・サイトへのリンクまたは動画コマーシャルの表示等の閲覧を行うことができる。
【0052】
図2は、本発明の実施の形態1におけるコンテンツ作成プログラムまたは方法の処理をフローチャートで示す。図2に示されるように、まず、画像情報記録部12に記録された画像データのページ数とページ内の記載事項数(記事等の数)とを含むページ情報を入力させる(ステップS10。ページ情報入力ステップ)。次に、ページ情報入力ステップ(ステップS10)でページ情報を入力させた画像データについて、その画像データのページ内の記事等の数がそのページ内に配置された位置を示すページ内位置情報を入力させる(ステップS12。ページ内位置情報入力ステップ)。
【0053】
ページ情報入力ステップ(ステップS10)でページ情報を入力させた画像データを画像情報記録部12から入力する(ステップS14。画像データ入力ステップ)。続いて、画像データ入力ステップ(ステップS14)で入力した画像データを圧縮画像化する(ステップS16。圧縮画像化ステップ)。
【0054】
ページ情報入力ステップ(ステップS10)で入力させた画像データのページ情報と、ページ内位置情報入力ステップ(ステップS12)で入力させたページ内位置情報と、圧縮画像化ステップ(ステップS16)で圧縮画像化された画像データとを暗号化してコンテンツを作成する(ステップS18。暗号化ステップ)。最後に、暗号化ステップ(ステップS18)で作成されたコンテンツをコンテンツ記録部11に記録する(ステップS20。コンテンツ保存ステップ)。
【0055】
上述の画像データ入力ステップ(ステップS14)の後に、画像データのページ内の記事等を拡大した記事等の画像データを作成する記載事項画像データ作成ステップ(ステップS25)をさらに備えることもできる。これにより、圧縮画像化ステップ(ステップS16)は、画像データ入力ステップ(ステップS14)で入力した画像データと記載事項画像データ作成ステップ(ステップS25)で作成した記載事項画像データとを圧縮画像化することができる。これは、上述のように、予め1ページの画像データから特定の記事等を切り出して拡大した記事等の画像データ(記載事項画像データ)を作成しておき、後で拡大表示させる場合は単にこの拡大した記事等の画像データ(記載事項画像データ)をそのまま表示させるためである。
【0056】
図3は、本発明の実施の形態1におけるコンテンツ表示プログラムまたは方法の処理をフローチャートで示す。図3に示されるように、まずコンテンツ記録部31に記録されたコンテンツを入力する(ステップS50。コンテンツ入力ステップ)。次に、コンテンツ入力ステップ(ステップS50)で入力したコンテンツを復号化して、ページ情報とページ内位置情報と圧縮画像データとを取り出す(ステップS52。復号化ステップ)。復号化ステップ(ステップS52)で取り出されたページ情報およびページ内位置情報を記載事項情報記録部32に記録する(ステップS54。記載事項情報保存ステップ)。
【0057】
復号化ステップ(ステップS52)で取り出された圧縮画像データを展開する(ステップS56。画像展開ステップ)。画像展開ステップ(ステップS56)で展開された画像データを画像情報記録部33に記録する(ステップS58。画像情報保存ステップ)。ここで、図2に示される記載事項画像データ作成ステップ(ステップS25)により画像データのページ内の記事等を拡大した記事等の画像データを作成した場合、コンテンツ記録部31に記録された圧縮画像データは、画像データのページ内の記事等を拡大し圧縮した記載事項画像データをさらに含んでいる。このため、復号化ステップ(ステップS52)で取り出された圧縮画像データは記載事項画像データをさらに含むことになり、画像展開ステップ(ステップS56)で展開される圧縮画像データは記載事項画像データをさらに含むことになり、画像情報保存ステップ(ステップS58)で画像情報記録部33に記録される画像データは記載事項画像データをさらに含むことになる。
【0058】
記載事項情報記録部32に記録されたページ情報およびページ内位置情報と、画像情報記録部33に記録された画像データとに基づき、電子画像化された印刷物に応じた表示形態でこの画像データを表示する(ステップS60。画像表示ステップ)。上述のように、画像情報記録部33に記録された画像データは、例えば電子新聞であれば、元の新聞紙面そのものであり、電子書籍であれば元の書籍の版面そのものである。したがって、画像表示ステップ(ステップS60)では、例えば電子新聞であれば元の紙面をそのまま表示することができ、電子書籍であれば元の書籍の版面そのものを表示することができる。
【0059】
画像表示ステップS60により表示された画像データの各ページ内の記事等を選択させることができる(記載事項選択ステップ。ステップS62)。具体的には上述のようにマウス等のポインティング・デバイスにより記事等を選択させることができる。記載事項選択ステップ(ステップS62)で選択させた記事等を所定の枠で囲んで表示することができる(枠表示ステップ。ステップS64)。
【0060】
枠表示ステップ(ステップS64)で所定の枠で囲んで表示された記事等を拡大して表示することができる(拡大表示ステップ。ステップS66)。この場合、拡大表示ステップ(ステップS66)では、所定の条件に合致する記事等のみを拡大して表示することができる。記載事項情報記録部32に記録されたページ内位置情報に記事等の内容を識別する記載事項識別子をさらに含ませておくこともできる。この場合、拡大表示ステップ(ステップS66)では、この記載事項識別子に応じて記事等を表示することができる。拡大表示ステップ(ステップS66)では、拡大して表示する記載事項と他の記載事項とを並列的に表示することもできる。図3では記載事項選択ステップ(ステップS62)、枠表示ステップ(ステップS64)および拡大表示ステップ(ステップS66)は一回だけ処理されるように示されている(点線で囲まれたAの部分)。しかし、上記ステップ(ステップS62、S64およびS66)は適宜複数回繰返すことも可能である。
【0061】
コンテンツ配信サーバ14から配信された圧縮画像データに、ウェブ・サイトへのリンクをさらに埋め込んでおくこともできる。この場合、画像表示ステップ(ステップS60)および拡大表示ステップ(ステップS66)では、このリンクをアクセス可能に表示することができる。上述のように、例えば電子新聞等の広告記事にリンク等の種々のデータを埋め込んでおくことにより、ユーザ端末20のユーザは、ウェブ・サイトへのリンクまたは動画コマーシャルの表示等の閲覧を行うことができる。
【0062】
図4および5は、本発明の実施の形態1におけるコンテンツ記録部11のフォーマットを示す。図4は記事等毎の拡大画像データである記載事項画像データを作成しない場合のフォーマットを示し、図5は記載事項画像データを作成する場合のフォーマットを示す。図4において、符号40は記載事項(記事等)画像データを作成しない場合のフォーマット、42はヘッダ部、44はページ情報、46は各ページ(紙面)全体のイメージを示す見開き用画像情報、48はページ内位置情報を示す。ページ情報44からページ内位置情報48までが電子新聞等のページ数分繰り返し記録されている。例えば、ある画像データ(電子新聞等)が10ページである場合、各ページ情報44にはページ数として「10」が記録されると共に各ページについての記事等の数が記録されている。見開き用画像情報46には10ページの各ページについての紙面全体の見開き用画像データ(イメージ)が記録されている。ページ内位置情報48には各ページ内にある記事等のページ内位置情報が記録されている。ヘッダ部42には、画像データの繰り返し記録されている各ページについて、対応するページ情報44、見開き用画像情報46およびページ内位置情報48へのポインタおよび各々のバイト数等の情報が記録されている。
【0063】
図5で図4と同じ符号を付した箇所は同じ情報が記録されるため説明は省略する。図5において、符号50は記載事項(記事等)画像データを作成する場合のフォーマット、54は各記事等のページ内位置情報と拡大された各記事等の画像との紐付け情報(ポインタ等)、56および58は拡大された各記事等の画像データ(記事画像)が記録されている。各記事画像56等に記録されている画像データは拡大表示用に使用する画像データである。ページ情報44から記事画像58までが電子新聞等のページ数分繰り返し記録されている。その他は図4の場合と同様であるため説明は省略する。
【0064】
図6ないし9は、本発明の実施の形態1における画像表示機能を例示する。図6は、本発明の実施の形態1における画像表示部27の機能を例示する。図6に示されるように、見開き用画像情報46に記録された紙面全体の見開き用画像データが左右のウィンドウに表示されている。図6において、符号61は上述のように左右2画面のウィンドウに分割されている場合の左側のウィンドウ、63は同様に右側のウィンドウ、62と64と66とは記事等である。例えば、記事等62は普通の事件記事、記事等64は写真等、記事等66は広告である。画像表示部27は、図6に示されるように、電子新聞等の元の紙面をそのまま見開きの状態で表示することができる。このため、ユーザは元の新聞紙面の全体のレイアウトを容易に確認することができる。但し、上述の見開きの状態では記事等62の中の細部の文字は小さく表示されるため、ユーザは見出し程度は見ることができるが本文自体を見ることはできない。
【0065】
図7は、本発明の実施の形態1における記載事項選択部28および枠表示部29の機能を例示する。図7で図6と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図7に示されるように、見開き用画像情報46に記録された紙面全体の見開き用画像データが左右のウィンドウ61および63に表示されている。図7において、符号62aは記事等62が選択された際に表示される枠、AないしEは記事等62の枠を構成する頂点である。マウス等のポインティング・デバイスのカーソルが記事等62の領域上へ移動することにより、記載事項選択部28は記事等62を選択させる。枠表示部29は、記載事項選択部28で選択させた記事等62を枠62aで囲んで表示することができる。記事等62が所定の条件に合致し拡大表示可能である場合、枠62aは例えば青色で表示することができる。記事等64が所定の条件に合致しない場合、カーソルが記事等64の領域内に入っても、記事等64は青色の枠で囲まれて表示されない。
【0066】
図8は、本発明の実施の形態1における拡大表示部30の機能を例示する。図8で図6または7と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図8に示されるように、左側のウィンドウ61に拡大された記事等62bが表示され、右側のウィンドウ63に見開き用画像情報46に記録された紙面全体の見開き用画像データの一部が表示されている。拡大表示部30は、右側のウィンドウ63において枠62aにより囲んで表示された記事等62を、左側のウィンドウ61において拡大して表示することができる。図8に示されるように、拡大表示部30は、拡大して表示する記事等62bと他の記事等62、63、64および66等とを左右のウィンドウに並列的に表示することができる。記事等62が拡大されて左側のウィンドウ61に表示されている間、右側のウィンドウ63の枠62aの色は青色から赤色へ替えることができる。これにより、現在拡大表示されている記事等を右側のウィンドウ63において容易に判別することができる。記事等62が普通の事件記事である場合、記事等62の右上の頂点Bが左側のウィンドウの右上に合うように拡大して表示することができる。
【0067】
図9は、本発明の実施の形態1における拡大表示部30の他の機能を例示する。図9で図6ないし8と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図9に示されるように、左側のウィンドウ61に見開き用画像情報46に記録された紙面全体の見開き用画像データ(記事等72および枠72a)が表示され、右側のウィンドウ63に拡大された記事等72bが表示されている。図9で、符号75はカーソルの位置を示す。図9に示されるように、左側のウィンドウ61に見開き用画像データを表示し、右側のウィンドウ63に拡大された記事等を表示することもできる。記事等72がテレビ等の番組表または株価欄等である場合、左側のウィンドウ61における現在のカーソルの位置75を中心にして右側のウィンドウ63に拡大して表示することができる。
【0068】
以上より、本発明の実施の形態1によれば、テキストデータではなく元の新聞紙面そのものの画像データまたは元の書籍の版面そのものの画像データを画像情報記録部33に記録しておき、この画像データに基づいてコンテンツを作成することができる。この結果、コンテンツを表示する画像表示部27は、例えば電子新聞であれば元の紙面をそのまま見開きの状態で表示することができるため、ユーザは元の新聞紙面の全体のレイアウトを容易に確認することができる。電子書籍であれば元の書籍の版面そのものを表示することができるため、ユーザは元の書籍の版面の全体のレイアウトを容易に確認することができる。したがって、ユーザが電子新聞または電子書籍等を見ただけで、一瞬にしてそれが新聞であるのか小説等であるのかの区別をつけることができる。
【0069】
上述のように、コンテンツを表示する画像表示部27は、例えば電子新聞であれば元の紙面をそのまま見開きの状態で表示することができるため、電子新聞または電子書籍等のコンテンツに、読者の読みやすさを追及した編集作業の結果を反映することができ、編集作業の結果としてのレイアウトを反映することができる。
【0070】
実施の形態2.
上述の説明では、印刷物を新聞とし、電子画像化された画像データを電子新聞等とし、記載事項を記事とし、ページ内位置情報を記事等の版組上の位置情報として説明した。しかし、印刷物は他の書籍であってもよい。
【0071】
印刷物としては、講演会または授業等で使用する文献または資料であってもよい。この場合、本発明のコンテンツ作成プログラム等により文献または資料からコンテンツを作成しておくことができる。講演会または授業等の際に、本発明のコンテンツ表示プログラム等により聴衆または生徒が当該コンテンツを閲覧することができる。閲覧は講師の操作により一斉に行うこともできる。
【0072】
印刷物としては、通信販売用カタログまたはカラオケ曲目集であってもよい。この場合、本発明のコンテンツ作成プログラム等により通信販売用カタログまたはカラオケ曲目集からコンテンツを作成しておくことができる。上述のウェブ・サイトへのリンクを埋め込む機能を使用することにより、コンテンツを閲覧しているユーザが指定した商品名または曲名をウェブ・サイトへ直接送ることができる。著作権の契約等で許諾されていない曲は、タイトルのみ表示し内容は拡大表示させないようにすることができる。この結果、カラオケ曲目集等において著作権等を有効に保護することもできる。
【0073】
印刷物としては、建築図面等の図面であってもよい。この場合、本発明のコンテンツ作成プログラム等により図面からコンテンツを作成しておくことができる。建築現場では大きい図面は折り畳み使用せざるを得ないため、扱いにくくかつ図面が傷んで重要な数字を読取ることが困難となる。しかし、本発明のコンテンツ表示プログラムがインストールされた携帯情報端末は、持ち運びが容易であり拡大表示も自由にできるため、建築現場においても容易に使用することができる。
【0074】
実施の形態3.
図10は、上述した各実施の形態を実現するための本発明のコンピュータ・プログラムを実行するコンテンツ作成サーバ2のコンピュータまたはユーザ端末20側のコンピュータの内部回路を示すブロック図である。本実施の形態3においては、図10により各コンピュータに共通する基本的な内部回路100を簡単に説明する。図10において、上述の本発明のコンピュータ・プログラムは、ROM82、ディスク87またはCD−ROM86等の記録媒体に記録されている。このコンピュータ・プログラムは、ROM82、ディスク87またはCD−ROM86等の記録媒体からコントローラ85を介しバス84を通ってRAM83へロードされる。入力操作部89は上記各コンピュータに入力を行うためのマウスまたはキーボード等の入力機器であり、入力制御部88は入力操作部89と接続され入力制御等を行う。外部インタフェース(I/F)部91は、例えばルータ15等を介してネットワーク35と通信を行う際のインタフェース機能を有する。
【0075】
CPU81はRAM83内のコンピュータ・プログラムを実行することにより、コンテンツを作成すること、またはコンテンツを表示させることができる。上述のようにCPU81が上述の本発明のコンピュータ・プログラムを実行することにより、本発明の目的を達成することができる。当該コンピュータ・プログラムは上述のようにCD−ROM86等の脱着可能な記録媒体の形態でコンピュータCPU81に供給することができ、当該コンピュータ・プログラムを記録したCD−ROM86等の記録媒体も同様に本発明を構成することになる。当該コンピュータ・プログラムを記録した記録媒体としては上述された記録媒体の他に、例えばDVD、光ディスク、メモリ・カード、FD等を用いることができる。
【0076】
コンテンツ表示プログラム21は、ユーザ端末20のユーザがCD−ROM86等の記録媒体の形態で入手して、ユーザ端末20上にインストールすることができる。あるいは新聞社・出版社側センタ1に、コンテンツ表示プログラム21とコンテンツ表示プログラム21のインストーラ(不図示)とをユーザ端末20から取得(ダウンロード)可能な状態に置くこともできる。この結果、ユーザは、コンテンツ表示プログラム21を新聞社・出版社側センタ1からネットワーク35を介してダウンロードし、ユーザ端末20上にコンテンツ表示プログラム21をインストールすることもできる。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のコンテンツ作成プログラムおよび方法、コンテンツ表示プログラムおよび方法によれば、テキストデータではなく元の新聞紙面そのものの画像データまたは元の書籍の版面そのものの画像データを画像情報記録部33に記録しておき、この画像データに基づいてコンテンツを作成することができる。この結果、コンテンツを表示する画像表示部27は、例えば電子新聞であれば元の紙面をそのまま見開きの状態で表示することができるため、ユーザは元の新聞紙面の全体のレイアウトを容易に確認することができる。電子書籍であれば元の書籍の版面そのものを表示することができるため、ユーザは元の書籍の版面の全体のレイアウトを容易に確認することができる。したがって、ユーザが電子新聞または電子書籍等を見ただけで、一瞬にしてそれが新聞であるのか小説等であるのかの区別をつけることができる。
【0078】
コンテンツを表示する画像表示部27は、例えば電子新聞であれば元の紙面をそのまま見開きの状態で表示することができるため、電子新聞または電子書籍等のコンテンツに、読者の読みやすさを追及した編集作業の結果を反映することができ、編集作業の結果としてのレイアウトを反映することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるコンテンツ作成プログラムまたは方法、コンテンツ表示プログラムまたは方法を実行する環境の概要を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1におけるコンテンツ作成プログラムまたは方法の処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態1におけるコンテンツ表示プログラムまたは方法の処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態1におけるコンテンツ記録部11のフォーマットを示す図である。
【図5】本発明の実施の形態1におけるコンテンツ記録部11のフォーマットを示す図である。
【図6】本発明の実施の形態1における画像表示部27の機能を例示する図である。
【図7】本発明の実施の形態1における記載事項選択部28および枠表示部29の機能を例示する図である。
【図8】本発明の実施の形態1における拡大表示部30の機能を例示する図である。
【図9】本発明の実施の形態1における拡大表示部30の他の機能を例示する図である。
【図10】本発明のコンピュータ・プログラムを実行するコンテンツ作成サーバ2のコンピュータまたはユーザ端末20側のコンピュータの内部回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 新聞社・出版社側センタ、 2 コンテンツ作成サーバ、 3 コンテンツ作成プログラム、 4 ページ情報入力部、 5 ページ内位置情報入力部、6 画像データ入力部、 7 圧縮画像化部、 8 暗号化部、 9 コンテンツ保存部、 10 記載事項画像データ作成部、 11,31 コンテンツ記録部、 12,33 画像情報記録部、 13 記事情報DB、 14 コンテンツ配信サーバ、 15 ルータ、 20 ユーザ端末、 21 コンテンツ表示プログラム、 22 コンテンツ入力部、 23 復号化部、 24 記載事項情報保存部、 25 画像展開部、 26 画像情報保存部、 27 画像表示部、 28 記載事項選択部、 29 枠表示部、 30 拡大表示部、 32 記載事項情報記録部、 34 I/F部、 35 ネットワーク、 36,37 ノード、 40,50 コンテンツ記録部11のフォーマット、 42 ヘッダ部、 44 ページ情報、 46 見開き用画像情報、 48,54 ページ内位置情報、 56,58 記事画像、 61 左側のウィンドウ、 62,64,66,72 記事等、 62a,72a 枠、 62b,72b 拡大された記事等、 63 右側のウィンドウ、 75 カーソルの位置、 81 CPU、 82 ROM、 83 RAM、 84、 バス、 85 コントローラ、 86 CD−ROM(記録媒体)、 87 ディスク、 88 入力制御部、 89 入力操作部、 100 内部回路。
Claims (24)
- 印刷物を電子画像化した画像データからコンテンツを作成するコンテンツ作成プログラムであって、該画像データは画像情報記録部に記録され、該コンテンツはコンテンツ記録部に記録されるものであり、コンピュータを、
前記画像情報記録部に記録された画像データのページ数とページ内の記載事項数とを含むページ情報を入力させるページ情報入力手段、
前記ページ情報入力手段によりページ情報を入力させた画像データについて、当該画像データのページ内の記載事項が当該ページ内に配置された位置を示すページ内位置情報を入力させるページ内位置情報入力手段、
前記ページ情報入力手段によりページ情報を入力させた画像データを前記画像情報記録部から入力する画像データ入力手段、
前記画像データ入力手段により入力した画像データを圧縮画像化する圧縮画像化手段、
前記ページ情報入力手段により入力させた画像データのページ情報と、前記ページ内位置情報入力手段で入力させたページ内位置情報と、前記圧縮画像化手段で圧縮画像化された画像データとを暗号化してコンテンツを作成する暗号化手段、
前記暗号化手段により作成されたコンテンツを前記コンテンツ記録部に記録するコンテンツ保存手段
として機能させるためのコンテンツ作成プログラム。 - 請求項1記載のコンテンツ作成プログラムにおいて、前記画像データのページ内の記載事項を拡大した記載事項画像データを作成する記載事項画像データ作成手段をさらに備え、
前記圧縮画像化手段は、前記画像データ入力手段で入力した画像データと前記記載事項画像データ作成手段で作成した記載事項画像データとを圧縮画像化することを特徴とするコンテンツ作成プログラム。 - 請求項1または2記載のコンテンツ作成プログラムにおいて、前記印刷物は新聞であり、前記記載事項は記事であり、前記ページ内位置情報は記事の版組上の位置情報であることを特徴とするコンテンツ作成プログラム。
- 印刷物を電子画像化した画像データに基づいて作成されたコンテンツを表示するコンテンツ表示プログラムであって、前記コンテンツはコンテンツ記録部に記録され、該コンテンツは、前記画像データのページ数とページ内の記載事項数とを含むページ情報と、当該画像データのページ内の記載事項が当該ページ内に配置された位置を示すページ内位置情報と、前記画像データを圧縮画像化した圧縮画像データとを暗号化して作成されており、コンピュータを、前記コンテンツ記録部に記録されたコンテンツを入力するコンテンツ入力手段、
前記コンテンツ入力手段により入力したコンテンツを復号化して、ページ情報とページ内位置情報と圧縮画像データとを取り出す復号化手段、
前記復号化手段により取り出されたページ情報およびページ内位置情報を記載事項情報記録部に記録する記載事項情報保存手段、
前記復号化手段により取り出された圧縮画像データを展開する画像展開手段、前記画像展開手段で展開された画像データを画像情報記録部に記録する画像情報保存手段、
前記記載事項情報記録部に記録されたページ情報およびページ内位置情報と、前記画像情報記録部に記録された画像データとに基づき、電子画像化された印刷物に応じた表示形態で当該画像データを表示する画像表示手段
として機能させるためのコンテンツ表示プログラム。 - 請求項4記載のコンテンツ表示プログラムにおいて、
前記画像表示手段で表示された画像データのページ内の記載事項を選択させる記載事項選択手段と、
前記記載事項選択手段で選択させた記載事項を所定の枠で囲んで表示する枠表示手段とをさらに備えたことを特徴とするコンテンツ表示プログラム。 - 請求項5記載のコンテンツ表示プログラムにおいて、
前記枠表示手段で所定の枠で囲んで表示された記載事項を拡大して表示する拡大表示手段をさらに備えたことを特徴とするコンテンツ表示プログラム。 - 請求項6記載のコンテンツ表示プログラムにおいて、前記拡大表示手段は、所定の条件に合致する記載事項のみを拡大して表示することを特徴とするコンテンツ表示プログラム。
- 請求項5または6記載のコンテンツ表示プログラムにおいて、前記ページ内位置情報は記載事項を識別する記載事項識別子をさらに含み、前記拡大表示手段は、該記載事項識別子に応じて記載事項を表示することを特徴とするコンテンツ表示プログラム。
- 請求項6ないし8のいずれかに記載のコンテンツ表示プログラムにおいて、前記コンテンツ記録部に記録されたコンテンツの作成に用いられた圧縮画像データは、該画像データのページ内の記載事項を拡大し圧縮した記載事項画像データをさらに含み、前記復号化手段で取り出された圧縮画像データは前記記載事項画像データをさらに含み、前記画像展開手段で展開される圧縮画像データは前記記載事項画像データをさらに含み、前記画像情報保存手段で画像情報記録部に記録される画像データは前記記載事項画像データをさらに含むものであり、
前記拡大表示手段は、前記画像情報記録部に記録された記載事項画像データを用いて所定の枠で囲んで表示された記載事項を拡大して表示することを特徴とするコンテンツ表示プログラム。 - 請求項6ないし9のいずれかに記載のコンテンツ表示プログラムにおいて、前記拡大表示手段は、拡大して表示する記載事項と他の記載事項とを並列的に表示することを特徴とするコンテンツ表示プログラム。
- 請求項4ないし10のいずれかに記載のコンテンツ表示プログラムにおいて、前記コンテンツ記録部に記録されたコンテンツの作成に用いられた圧縮画像データは、ウェブ・サイトへのリンクをさらに含み、前記画像表示手段および前記拡大表示手段は、当該リンクをアクセス可能に表示することを特徴とするコンテンツ表示プログラム。
- 請求項4ないし11のいずれかに記載のコンテンツ表示プログラムにおいて、前記印刷物は新聞であり、前記記載事項は記事であり、前記ページ内位置情報は記事の版組上の位置情報であることを特徴とするコンテンツ表示プログラム。
- 請求項1ないし12のいずれかに記載のプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
- 印刷物を電子画像化した画像データからコンテンツを作成するコンテンツ作成方法であって、
前記画像データは画像情報記録部に記録され、前記コンテンツはコンテンツ記録部に記録されるものであり、
前記画像情報記録部に記録された画像データのページ数とページ内の記載事項数とを含むページ情報を入力させるページ情報入力ステップと、
前記ページ情報入力ステップでページ情報を入力させた画像データについて、当該画像データのページ内の記載事項が当該ページ内に配置された位置を示すページ内位置情報を入力させるページ内位置情報入力ステップと、
前記ページ情報入力ステップでページ情報を入力させた画像データを前記画像情報記録部から入力する画像データ入力ステップと、
前記画像データ入力ステップで入力した画像データを圧縮画像化する圧縮画像化ステップと、
前記ページ情報入力ステップで入力させた画像データのページ情報と、前記ページ内位置情報入力ステップで入力させたページ内位置情報と、前記圧縮画像化ステップで圧縮画像化された画像データとを暗号化してコンテンツを作成する暗号化ステップと、
前記暗号化ステップで作成されたコンテンツを前記コンテンツ記録部に記録するコンテンツ保存ステップとを備えたことを特徴とするコンテンツ作成方法。 - 請求項14記載のコンテンツ作成方法において、前記画像データ入力ステップの後に、前記画像データのページ内の記載事項を拡大した記載事項画像データを作成する記載事項画像データ作成ステップをさらに備え、
前記圧縮画像化ステップは、前記画像データ入力ステップで入力した画像データと前記記載事項画像データ作成ステップで作成した記載事項画像データとを圧縮画像化することを特徴とするコンテンツ作成方法。 - 請求項14または15記載のコンテンツ作成方法において、前記印刷物は新聞であり、前記記載事項は記事であり、前記ページ内位置情報は記事の版組上の位置情報であることを特徴とするコンテンツ作成方法。
- 印刷物を電子画像化した画像データに基づいて作成されたコンテンツを表示するコンテンツ表示方法であって、
前記コンテンツはコンテンツ記録部に記録され、該コンテンツは、前記画像データのページ数とページ内の記載事項数とを含むページ情報と、当該画像データのページ内の記載事項が当該ページ内に配置された位置を示すページ内位置情報と、前記画像データを圧縮画像化した圧縮画像データとを暗号化して作成されており、
前記コンテンツ記録部に記録されたコンテンツを入力するコンテンツ入力ステップと、
前記コンテンツ入力ステップで入力したコンテンツを復号化して、ページ情報とページ内位置情報と圧縮画像データとを取り出す復号化ステップと、
前記復号化ステップで取り出されたページ情報およびページ内位置情報を記載事項情報記録部に記録する記載事項情報保存ステップと、
前記復号化ステップで取り出された圧縮画像データを展開する画像展開ステップと、
前記画像展開ステップで展開された画像データを画像情報記録部に記録する画像情報保存ステップと、
前記記載事項情報記録部に記録されたページ情報およびページ内位置情報と、前記画像情報記録部に記録された画像データとに基づき、電子画像化された印刷物に応じた表示形態で当該画像データを表示する画像表示ステップとを備えたことを特徴とするコンテンツ表示方法。 - 請求項17記載のコンテンツ表示方法において、
前記画像表示ステップで表示された画像データのページ内の記載事項を選択させる記載事項選択ステップと、
前記記載事項選択ステップで選択させた記載事項を所定の枠で囲んで表示する枠表示ステップとをさらに備えたことを特徴とするコンテンツ表示方法。 - 請求項18記載のコンテンツ表示方法において、
前記枠表示ステップで所定の枠で囲んで表示された記載事項を拡大して表示する拡大表示ステップをさらに備えたことを特徴とするコンテンツ表示方法。 - 請求項19記載のコンテンツ表示方法において、前記拡大表示ステップは、所定の条件に合致する記載事項のみを拡大して表示することを特徴とするコンテンツ表示方法。
- 請求項18または19記載のコンテンツ表示方法において、前記ページ内位置情報は記載事項を識別する記載事項識別子をさらに含み、前記拡大表示ステップは、該記載事項識別子に応じて記載事項を表示することを特徴とするコンテンツ表示方法。
- 請求項19ないし21のいずれかに記載のコンテンツ表示方法において、前記コンテンツ記録部に記録されたコンテンツの作成に用いられた圧縮画像データは、該画像データのページ内の記載事項を拡大し圧縮した記載事項画像データをさらに含み、前記復号化ステップで取り出された圧縮画像データは前記記載事項画像データをさらに含み、前記画像展開ステップで展開される圧縮画像データは前記記載事項画像データをさらに含み、前記画像情報保存ステップで画像情報記録部に記録される画像データは前記記載事項画像データをさらに含むものであり、
前記拡大表示ステップは、前記画像情報記録部に記録された記載事項画像データを用いて所定の枠で囲んで表示された記載事項を拡大して表示することを特徴とするコンテンツ表示方法。 - 請求項17ないし22のいずれかに記載のコンテンツ表示方法において、前記コンテンツ記録部に記録されたコンテンツの作成に用いられた圧縮画像データは、ウェブ・サイトへのリンクをさらに含み、前記画像表示ステップおよび前記拡大表示ステップは、当該リンクをアクセス可能に表示することを特徴とするコンテンツ表示方法。
- 請求項17ないし23のいずれかに記載のコンテンツ表示方法において、前記印刷物は新聞であり、前記記載事項は記事であり、前記ページ内位置情報は記事の版組上の位置情報であることを特徴とするコンテンツ表示方法。
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