JP2004139008A - 省電力センサ検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】センサの消費電力低減を行い、電力低減時にセンサの出力が変化してしまっても、操作者が復帰要求操作をしたと誤検知することを防ぐようにする省電力センサ検出装置を提供する。
【解決手段】省電力状態において、センサ信号検出器6は電源スイッチ1、圧板/DF開閉検知センサ2、原稿有無検知センサ3からの信号を監視しており、操作者の必要に応じて割込みコントローラ12に対して復帰要因の信号を発生するが、連続検知/間欠検知切替器9、タイマ10、CPU13から発生するそれぞれの信号のタイミングによりスイッチ7はそのON/OFFを制御され、電源スイッチ1、圧板/DF開閉検知センサ2、原稿有無検知センサ3への電力供給の通電/遮断制御が行われる。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オフモードやスリープモードからの復帰手段の監視センサ回路を備えた省電力センサ検出装置に関するもので、特にオフモードやスリープモード時の消費電力を低減する省電力センサ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の複写機能、Fax機能、プリンタ機能、スキャナ機能を有する複合機能複写機では、複合機能複写機を使用していない期間の消費電力を低減するために、すぐに動作を開始できる待機状態が一定時間以上連続して続く時は、熱定着装置の定着ヒータや、一部の制御回路への通電電力を低減もしくは遮断する省電力状態に自動的に移行している。つまり、使用者の復帰要求操作と接続した他の機器からの要求を受け付けできるスリープモードに移行している。
スリープモードの省電力状態では、操作部の電源LEDのみ表示点灯されている。使用者の操作は、電源スイッチのONや、圧板もしくはドキュメントフィーダ(以下DFと称する)の開および閉や、DFへの原稿セットによる待機状態への復帰のみが受け付けられている。
そのために、読取部上面に設置された圧板もしくはDFの開閉検知センサやDF内に設置された原稿有無検知センサは通電し操作させる必要がある。これらのセンサには一般的な透過形フォトセンサとフィラを用いており、5V±0.5Vの電源を供給し約15mAの電流を消費している。センサ2個で約150mWの電力を消費することになる。PSUでのAC入力から5V出力への変換効率も考慮するとAC入力で約200mWとなり、省電力状態としては大きな割合を有している。
また、複写機能のみを有する複写機の省電力状態であるオフモードにおいても同じ問題がある。
【0003】
図16と図17に従来の復帰要求操作検出装置を示す。各センサと電源スイッチ1へは、5VE電源が常に供給されていて、消費電力が大きい。
【0004】
なお、省電力状態での動作を行うさい、サブ制御部が原稿センサ、キーセンサの状態を監視しつつ、所定の着信信号が検出されると、メイン制御部への電源を投入すると共に、着信信号が検出された旨を前記メイン制御部に通知して起動することにより、操作性の向上をはかっているものがある(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−125030号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述したようにスリープモード時の消費電力は、DFの開閉検知センサやDF内に設置された原稿有無検知センサの通電に大きな割合が占められており、長時間続くとその消費電力量は無視できない。
また、省電力状態で電力低減の処理をしているに過ぎないにも関わらず、操作者が復帰要求操作をしたと誤検知する可能性もある。
本発明では、このような状況を鑑みる。具体的には各請求項にて以下のことを目的とする。
【0007】
請求項1の発明では、センサの消費電力低減を図ると共に、電力低減時にセンサの出力が変化してしまっても、操作者が復帰要求操作をしたと誤検知することを防ぐことを目的とする。
【0008】
請求項2の発明では、センサの消費電力を0にして、もっとも大きな電力低減効果を得ることを目的とする。
【0009】
請求項3の発明では、センサの消費電力低減時にセンサの出力が変化してしまっても、操作者が復帰要求操作をしたと誤検知することを防ぐことを目的とする。
【0010】
請求項4の発明では、センサの消費電力を低減している間に操作者が復帰要求操作をしても、センサの消費電力を通常状態に復帰させたときに復帰要求操作があったことを検出することを目的とする。
【0011】
請求項5の発明では、センサの消費電力低減時にセンサの出力が変化してしまっても、操作者が復帰要求操作をしたと誤検知することを防ぐことを目的とする。
【0012】
請求項6の発明では、操作者が復帰要求操作の応答性を良くし、確実な要求の検知を行うことを目的とする。
【0013】
請求項7の発明では、センサの消費電力低減を図ると共に、電力低減時にセンサの出力が変化してしまっても、操作者が復帰要求操作をしたと誤検知することを防ぐことを目的とする。
【0014】
請求項8の発明では、センサの出力の状態をいつでも検知できるようにすることを目的とする。
【0015】
請求項9の発明では、センサの消費電力を低減しているかしていないかにより、適切な信号を監視することにより、常にセンサの出力状態を把握することを目的とする。
【0016】
請求項10の発明では、センサとエッジ検出回路を間欠動作させ、スリープモードやオフモードの省電力状態ではセンサの停止時間を長くし、待機状態や動作状態ではセンサの停止時間を短くすることにより、低電力が重要な省電力状態ではセンサの消費電力をより低減し、検知時間が重要な待機状態や動作状態では短時間で変化を検知できるようにすることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を解決するため、請求項1に記載の発明は、機器の状態を検出するセンサと、センサの出力の変化を検出する検出手段と、検出手段がセンサの出力の変化を検出したことを記憶する記憶手段を有する省電力センサ検出装置において、センサの消費電力を一時的に低減する低減手段と、センサの出力の変化を検出する検出手段の動作を一時的に停止する停止手段と、センサの消費電力を一時的に低減する低減手段とセンサの出力の変化を検出する検出手段の動作を一時的に停止する停止手段とを同期して行う同期手段とを有することを特徴とする。
【0018】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、センサの消費電力を一時的に低減する低減手段として、センサへの電源供給を遮断する遮断手段を有することを特徴とする。
【0019】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、センサの出力の変化を検出する検出手段の動作を一時的に停止する停止手段として、センサ出力をサンプルホールドする保持手段を有することを特徴とする。
【0020】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、センサの出力の変化を検出する検出手段の動作が一時的に停止した状態から稼動状態に復帰したときは、停止した状態に入る前のセンサの出力と復帰したときのセンサの出力とを比較し、センサの出力の変化を検出する比較手段を有することを特徴とする。
【0021】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、センサの出力の変化を検出する検出手段の動作を一時的に停止する停止手段をセンサの消費電力を一時的に低減する低減手段より前に行い、センサの出力の変化を検出する検出手段の動作が一時的に停止した状態から稼動状態への復帰を、センサの消費電力を一時的に低減した状態から通常状態へ復帰するよりも一定時間遅らせることを特徴とする。
【0022】
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、センサの消費電力を一時的に低減する低減手段を周期的に行い、周期を500ミリ秒以下とし、低減しない時間を1ミリ秒以上とすることを特徴とする。
【0023】
請求項7に記載の発明は、機器の状態を検出するセンサと、センサの出力の変化を検出する検出手段と、検出手段がセンサの出力の変化を検出したことを記憶する記憶手段を有し、センサの消費電力を一時的に低減する低減手段と、センサの出力の変化を検出する検出手段の動作を一時的に停止する停止手段とを有する省電力センサ検出装置において、センサの消費電力の一時的な低減を開始する直前のみセンサの出力の変化を検出する検出手段の動作を行うことを特徴とする。
【0024】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、機器の状態を検出するセンサからの信号を接続するデジタル入力ポートを有することを特徴とする。
【0025】
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、センサの消費電力を一時的に低減している期間は、センサの出力の変化を検出する検出手段の出力を監視し、センサの消費電力を低減していない期間はデジタル入力ポートの出力を監視することを特徴とする。
【0026】
請求項10に記載の発明は、機器の状態を検出するセンサと、センサの出力の変化を検出する検出手段と、検出手段がセンサの出力の変化を検出したことを記憶する記憶手段を有し、センサの消費電力を一時的に低減する低減手段と、センサの出力の変化を検出する検出手段の動作を一時的に停止する停止手段とを有する省電力センサ検出装置において、低減手段によるセンサの消費電力の一時的な低減と、停止手段によるセンサの出力の変化を検出する検出手段の動作の一時的な停止とを同期して周期的に行い、その周期時間に対する停止時間の割合を複数個設定する割合設定手段を有することを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0028】
図1に示す複合機能複写機では、コピー機能、ドキュメントボックス機能、ファックス機能、プリンタ機能、スキャナ機能を有している。また、省電力状態のスリープモードにおいては、定着ヒータへの通電を停止し、図1の地が白色のユニットへの通電を停止して消費電力を低減している。この通電制御はコントローラ4からのPSU起動信号によりPSU5を制御して行われる。
【0029】
ユーザが省電力状態のスリープモードから待機状態へ復帰させる手段は、電源スイッチ1のON、圧板またはDFの開および閉、DFへの原稿セットの3手段4動作があり、それぞれ動作を検知した信号はコントローラ4へ送られ、コントローラ4が前記PSU起動信号を操作してスリープモード期間中通電が停止していたユニットへ通電を開始する。
【0030】
圧板またはDFはどちらかが原稿読取装置に取付けられる。圧板/DF開閉検知センサ2は、どちらが取付けられても開閉を検知することができる。また、DFではなく圧板を取付けたときはDFが無いわけで、ユーザの復帰手段は、電源スイッチ1のON、圧板の開および閉の2手段3動作となる。
【0031】
また、ファックス制御板からの受信信号、ホストコンピュータと接続するPHYボードや1394ボードからの受信信号によっても、スリープモードからの復帰動作を行う。
【0032】
図2に示すPSU5は、メインコンバータとサブコンバータの2つのコンバータを有す。スリープモードにおいては、PSU起動信号によりサブコンバータは停止し、メインコンバータの5V出力に入っているスイッチがOFFする。したがって、電力が供給されるのは、5VE電源のみになる。他の5V、12V、−12V、24V電源は電力の供給が停止する。
【0033】
<第1の実施形態>
図3に示す本発明の第1の実施形態としての復帰要求操作検出装置は、コントローラ4上にあるセンサ信号検出器6、スイッチ7、スイッチ遅延器8、連続検知/間欠検知切替器9、タイマ10、レベル安定化抵抗11と、圧板/DF開閉検知センサ2、原稿有無検知センサ3、電源スイッチ1からなる。
【0034】
センサ信号検出器6はXENABLE信号がLレベルにある間は常に、各センサと電源スイッチ1からの信号を監視していて、信号のレベルが変化すると割込みコントローラ12に対して変化後の状態に対応した信号を発生する。CPU13は、あらかじめ割込みコントローラ12に受け付ける復帰要因をセットしておく。DFを取付けた装置の場合は、圧板閉、圧板開、原稿セット、電源SWONの4つである。割込みコントローラ12は、受け付ける復帰要因の信号を受けるとCPU13に対して割込み要求信号:INTを発生する。
【0035】
各センサと電源スイッチ1への通電制御、センサ信号検出器6のエッジ検知動作制御は、タイマ10が発生する間欠信号とCPU13が発生する連続信号により制御される。タイマ10からは一定周期のクロックが発生している。
【0036】
連続信号がHレベルにあるときは、XENABLE信号は常にLレベルになり、スイッチ7はONして各センサと電源スイッチ1への通電が行われる。センサ信号検出器6のエッジ検知動作も常に行われる。連続信号がLレベルにあるときは、XENABLE信号は間欠信号により周期的にHレベルになり、スイッチ7はOFFして各センサと電源スイッチ1への電力供給通電が遮断され、センサ信号検出器6のエッジ検知動作は停止する。
【0037】
図4にセンサ信号検出器6の詳細を示す。各センサと電源スイッチ1からの信号はそれぞれのサンプルホールド器とエッジ検出器とメモリにより、信号レベルの変化後の状態を検出する。XENABLE信号によりサンプルホールド器を操作して、エッジ検知動作を停止している間は、停止する前の状態を保持する。エッジ検出器は、サンプルホールド器の出力を見て、立上りエッジと立ち下がりエッジを検出し、立上りと立ち下がりごとのメモリをセットする。各メモリの出力がセンサ出力器の出力として出力される。また、メモリクリア信号を受けると各メモリはリセットされる。
【0038】
センサ信号検出器6内のD−FF、シフトレジスタには図示していない発振器からの内部クロックが供給されている。D−FFを1段通過するたびに1内部クロック周期の時間遅延が発生するが、間欠信号の周期に比べて十分短いために、シフトレジスタで発生する遅延2以外のセンサ信号検出器6内の遅延は0として以下のタイミングの説明を行う。
【0039】
図5に間欠信号、連続信号と電源遮断、エッジ検知動作のタイミングを示している。前述のように連続信号がHレベルにある間は、連続検知/間欠検知切替器9の出力であるXENABLE信号はLレベルにあり、各センサの電源と、各センサと電源スイッチ1の信号のプルアップ抵抗の電源である5VSにはスイッチ7を通じて5VE電源が供給されている。スイッチ7で約0.3Vの電圧降下が発生するので5VS電源の電圧は約4.7Vになっている。電源が供給されているので各センサと電源スイッチ1の検知動作は稼動状態にある。また、センサ信号検出器6のエッジ検知動作も稼動状態にあり、いつでも状態の変化を検出できる。
【0040】
連続信号がLレベルになると間欠信号によりXENABLEのレベルが変化する。連続信号がLレベルになったとき間欠信号がLレベルだったら、図5の▲1▼に示すようにXENABLE信号がHレベルになる。そうすると同時にセンサ信号検出器6のエッジ検知動作は停止状態になる。スイッチ遅延器8で発生する遅延1の時間後にはスイッチ7がOFFして5VSは5VEから遮断され、レベル安定化抵抗11により0Vになる。レベル安定化抵抗11は、5VSの電圧が完全0Vまで落ちないでセンサ信号検出器6の入力がHレベルでもLレベルでもない不安定な状態になることがないようにするために5VSとGND間に挿入する。
【0041】
同時に各センサと電源スイッチ1の検知動作は停止状態になる。したがって、各センサと電源スイッチ1の検知動作が停止状態になる前にセンサ信号検出器6のエッジ検知動作が停止状態になり、確実に各センサと電源スイッチ1の検知動作が停止状態になる前の状態を保持できる。
【0042】
次に▲2▼に示すように間欠信号がHレベルになると、XENABLE信号がLレベルになり、スイッチ遅延器8で発生する遅延1の時間後はスイッチ7がONして5VS電源は通電し各センサと電源スイッチ1の検知動作は稼動状態に戻る。間欠信号がHレベルになってから図4のサンプル遅延器が発生する遅延2の時間後にはセンサ信号検出器のエッジ検知動作は稼動状態に戻る。遅延2の時間の方が遅延1の時間より長いので、センサ信号検出器のエッジ検知動作が稼動状態に戻った時には各センサと電源スイッチの検知動作はすでに安定した稼動状態になっている。
【0043】
次に▲3▼に示すように間欠信号がLレベルになると、XENABLE信号がHレベルになり▲1▼と同じ動作を繰り返す。したがって、連続信号がLレベルの時は5VS電源が供給されるデューティーは、間欠信号のLレベルのデューティーによる。
電源供給デューティー=T2/(T1+T2)  T1、T2は図5に示す。
【0044】
図6に圧板またはDFを開閉した場合を例に図4のセンサ信号検出器6の動作を示す。圧板/DF開閉検知センサ2の出力である圧板開閉信号は、圧板またはDFが閉じているときにHレベルになり、開いているときにLレベルになる。
【0045】
図6の▲1▼に示すように圧板またはDFが開けられて圧板開閉信号がHレベルからLレベルに変化したときに、XENABLE信号がLレベルでサンプル遅延器の出力OUT信号もLになっていると、エッジ検知動作稼動期間であり即座にサンプルホールド器1の出力OUT信号はHレベルからLレベルに変化する。この立ち下がりエッジをエッジ検出器1が検出しOUT_F信号を発生してメモリ1の圧板開信号をHレベルにする。
【0046】
図6の▲2▼に示すように圧板またはDFが閉じられてもXENABLE信号がHレベルの間は、センサの検知動作停止期間であり5VS電源が0Vなので圧板開閉信号はLレベルのままで変化しない。XENABLE信号がLレベルになり遅延1の時間後にセンサの検知動作稼動期間になり圧板開閉信号がLレベルからHレベルに変化するがまだエッジ検知動作停止期間であり、サンプル遅延器の出力OUT信号がまだHレベルなのでサンプルホールド器の出力は変化しない。遅延2の時間が経ってサンプル遅延器の出力OUT信号がLレベルになりエッジ検知動作稼動期間になった時に圧板開閉信号がまだHレベルのままだと▲3▼で示すようにサンプルホールド器1の出力はLレベルからHレベルに変化する。この立上りエッジをエッジ検出器1が検出しOUT_R信号を発生してメモリ1の圧板閉信号をHレベルにする。
【0047】
図6の▲4▼に示すように圧板またはDFが閉じているときにXENABLE信号がHレベルになると圧板/DF開閉検知センサ2への電源供給が遮断され、レベル安定化抵抗11により圧板開閉信号はHレベルからLレベルに変化する。しかしこの時はサンプル遅延器の出力OUT信号がHレベルにありエッジ検知動作停止期間であるのでサンプルホールド器の出力はHレベルのままで変化しない。
【0048】
図6の▲5▼に示すようにメモリクリア信号を受けるとメモリはリセットされ、圧板開信号も圧板閉信号もLレベルになる。
【0049】
図7にDFに原稿をセットした場合を例に第1の実施形態の復帰要求操作検出装置を用いた複写機全体の制御を示す。
【0050】
CPU13は、あらかじめ設定された待機状態での時間経過などのスリープ状態への移行条件が成立すると、PSU起動信号を使って5VE電源以外の電源供給を停止する。次に連続検知/間欠検知切替器9への連続信号をLレベルにして間欠検知状態にする。次に自分自身を待機状態に移行させ消費電力を少なくさせ、スリープ状態にする。
【0051】
図7の▲1▼に示すように使用者がDFに原稿をセットしてから最初のエッジ検知動作稼動期間になった時に、センサ信号検出器6から原稿セット信号が割込みコントローラ12に発生する。割込みコントローラ12にはCPU13があらかじめ原稿セットを割込み発生条件として設定していたので、INT信号をCPU13に対して発生する。するとCPU13の動作状態は通常状態に復帰し、割込みコントローラ12の要因レジスタを読み、スリープモードからの復帰要求がどの手段から発生したのかを検出する。
【0052】
要因レジスタを読まれた割込みコントローラ12は、センサ信号検出器6に対しメモリクリア信号を発生する。これによりセンサ信号検出器6の原稿セット信号はクリアされる。
【0053】
図7の▲2▼に示すように復帰要求がDFへの原稿セットにより発生したことがわかったCPU13は、あらかじめ決められた手順で複写機の状態をスリープモードから待機モードへ移行させる。
【0054】
前述のようにスリープモードでの圧板/DF開閉検知センサ2と原稿有無検知センサ3の平均消費電力を小さくするためには、通電時間のデューティーを小さくすれば良い。すなわち周期を長くして、通電時間を短くすれば良い。しかし、周期を長くすると、使用者が復帰要求の操作をしてから実際に復帰要求をCPU13が検出するまでの時間が長くなる場合があり、500ミリ秒より周期を長くすると操作性の悪化が顕著になってしまう。特に電源スイッチ1は、操作者が押下してONになっても手を放すとOFFしてしまうので、押す時間が周期よりも短いと押されたことをまったく検知できなくなってしまい操作性が特に悪くなる。
【0055】
また、通電時間を短くすると通電を開始してからセンサの動作が安定するまでの時間を確保できなくなってしまうので1ミリ秒より通電時間を短くするのは安定した動作を得られなくなってしまう。
【0056】
200ミリ秒の周期で通電時間を2ミリ秒にした場合、センサの平均消費電力は1/100になり、良好な操作性と安定した動作が得られる。
【0057】
<第2の実施形態>
図8に示す本発明の第2の実施形態としての復帰要求操作検出装置は、コントローラ4上にあるセンサ信号検出器6、スイッチ7、スイッチ遅延器8、連続検知/間欠検知切替器9、タイマ10、レベル安定化抵抗11、PIO14と、圧板/DF開閉検知センサ2、原稿有無検知センサ3、電源スイッチ1からなる。図3との差異は、CPU13に接続されたPIO14が追加されていて各センサと電源スイッチ1の信号がPIO14にも接続されていることである。
【0058】
図9にセンサ信号検出器6の詳細を示す。図4との差異は、各センサと電源スイッチ1からの信号をまずサンプルホールド器の代わりにラッチで受けること、およびXENABLE信号のサンプル遅延器を削除したことである。
【0059】
各センサと電源スイッチ1からの信号はそれぞれのラッチとエッジ検出器とメモリにより、信号レベルの変化後の状態を検出する。XENABLE信号によりラッチを操作して、エッジ検知動作を停止している間は、停止する前の状態を保持する。エッジ検出器は、ラッチの出力を見て、立上りエッジと立ち下がりエッジを検出し、立上りと立ち下がりごとのメモリをセットする。各メモリの出力がセンサ出力器の出力として出力される。また、メモリクリア信号を受けると各メモリはリセットされる。
【0060】
センサ信号検出器6内のD−FFには図示していない発振器からの内部クロックが供給されている。D−FFを1段通過するたびに1内部クロック周期の時間遅延が発生するが、間欠信号の周期に比べて十分短いために、センサ信号検出器6内の遅延は0として以下のタイミングの説明を行う。
【0061】
図10に間欠信号、連続信号と電源遮断、エッジ検知動作のタイミングを示している。図5との差異は、センサ信号検出器エッジ検出動作が稼動状態になるのが、XENABLE信号が立ち上る時だけになっている点である。
前述のように連続信号がHレベルにある間は、連続検知/間欠検知切替器9の出力であるXENABLE信号はLレベルにあり、各センサの電源と、各センサと電源スイッチ1の信号のプルアップ抵抗の電源である5VSにはスイッチ7を通じて5VE電源が供給されている。スイッチ7で約0.3Vの電圧降下が発生するので5VS電源の電圧は約4.7Vになっている。電源が供給されているので各センサと電源スイッチ1の検知動作は稼動状態にある。しかし、センサ信号検出器6のエッジ検知動作は停止状態のままである。
【0062】
連続信号がLレベルになると間欠信号によりXENABLE信号のレベルが変化する。連続信号がLレベルになったとき間欠信号がLレベルだったら、図10の▲1▼に示すようにXENABLE信号がHレベルになる。そうするとその瞬間、センサ信号検出器のエッジ検知動作は稼動状態になり、各センサと電源スイッチ1の信号を取り込む。スイッチ遅延器8で発生する遅延1の時間後にはスイッチ7がOFFして5VSは5VEから遮断され、レベル安定化抵抗11により0Vになる。レベル安定化抵抗11は、5VSの電圧が完全0Vまで落ちないでセンサ信号検出器6の入力がHレベルでもLレベルでもない不安定な状態になることがないようにするために5VSとGND間に挿入する。
【0063】
同時に各センサと電源スイッチ1の検知動作は停止状態になる。したがって、確実に各センサと電源スイッチ1の検知動作が停止状態になる前の状態を保持できる。
【0064】
次に▲2▼に示すように間欠信号がHレベルになると、XENABLE信号がLレベルになり、スイッチ遅延器8で発生する遅延1の時間後はスイッチ7がONして5VS電源は通電し各センサと電源スイッチの検知動作は稼動状態に戻る。
【0065】
次に▲3▼に示すようにXENABLE信号がHレベルになって、センサ信号検出器6のエッジ検知動作が稼動状態になる時には各センサと電源スイッチ1の検知動作はすでに安定した稼動状態になっている。
【0066】
図11に圧板またはDFを開閉した場合を例に図9のセンサ信号検出器6の動作を示す。圧板/DF開閉検知センサ2の出力である圧板開閉信号は、圧板またはDFが閉じているときにHレベルになり、開いているときにLレベルになる。
【0067】
図11の▲1▼に示すように圧板またはDFが開けられて圧板開閉信号がHレベルからLレベルに変化してから、図11の▲2▼に示す最初にXENABLE信号がHレベルに変化する時、ラッチ1の出力OUT信号はHレベルからLレベルに変化する。この立ち下がりエッジをエッジ検出器1が検出しOUT_F信号を発生してメモリ1の圧板開信号をHレベルにする。
【0068】
図11の▲3▼に示すように圧板またはDFが閉じられてもXENABLE信号がHレベルの間はセンサの検知動作停止期間である。また、5VS電源が0Vなので圧板開閉信号はLレベルのままで変化しない。XENABLE信号がLレベルになり遅延1の時間後にセンサの検知動作稼動期間になり圧板開閉信号がLレベルからHレベルに変化するがまだエッジ検知動作停止期間であり、エッジ検出器の出力は変化しない。図11の▲4▼に示すXENABLE信号がHレベルに変化してエッジ検知動作稼動期間になった時に圧板開閉信号がまだHレベルのままだとラッチ1の出力はLレベルからHレベルに変化する。この立上りエッジをエッジ検出器1が検出しOUT_R信号を発生してメモリ1の圧板閉信号をHレベルにする。
【0069】
図11の▲5▼に示すようにメモリクリア信号を受けるとメモリはリセットされ、圧板開信号も圧板閉信号もLレベルになる。
【0070】
図12にDFに原稿をセットした場合を例に、第2の実施形態の復帰要求操作検出装置を用いた複写機全体の制御を示す。図7との差異は、センサ信号検出器原稿セットがHレベルになるのは、原稿有無状態が有り状態になってから最初にXENABLE信号がHレベルに変化する時である。
【0071】
第2の実施形態は図7での説明と異なり、各センサおよび電源スイッチ1の状態が変化したことをセンサ信号検出器6が検出できるのは、センサの消費電力を低減する間欠検知状態のみになる。連続検知状態では、XENABLE信号がLレベルのままなのでセンサ信号検出器6の動作は停止状態になる。
【0072】
そこで、図8に示すPIO14に各センサと電源スイッチ1の信号を接続し、連続検知状態ではCPU13はPIO14を通して各センサと電源スイッチ1の状態を監視する。
【0073】
しかし、CPU13が検知を必要とするのが複写機の状態がセンサの消費電力を低減したいスリープモード時のみの場合は、図8に示すPIO14を設ける必要はない。
【0074】
<第3の実施形態>
図13に示す第3の実施形態における復帰要求操作検出装置は、コントローラ4上にあるセンサ信号検出器6、スイッチ7、スイッチ遅延器8、PWMタイマ15、レベル安定化抵抗11と、圧板/DF開閉検知センサ2、原稿有無検知センサ3、電源スイッチ1からなる。図8との差異は、CPU13に接続されたPIOと連続検知/間欠検知切替器9が削除されていて、タイマ10がPWMタイマ15に替わっている。
【0075】
PWMタイマ15は、Hレベル出力時間(OFF時間)設定レジスタとLレベル出力時間(ON時間)設定レジスタを有し、CPU13からデータバスを通じて設定値が書き込まれる。PWMタイマ15は、図示していない内部クロック周期を元に、上記の設定レジスタに設定された値に応じた時間のHレベルとLレベルを有するパルスを出力する。
【0076】
センサ信号検出器6の構成に関し、その詳細は第2の実施形態における図9のそれと同様であるので説明を省略する。
【0077】
図14にPWMタイマ15の出力であるXENABLE信号と電源遮断、エッジ検知動作のタイミングを示している。図10との差異は、連続信号が無くなったためにXENABLE信号が常にHとLを繰り返していることである。
【0078】
▲1▼に示すように、XENABLE信号が立ち上ると、センサ信号検出器6はエッジ検出動作を開始する。それから遅延1時間後に5VS電源は0Vになり、センサと電源スイッチ1の検知動作は停止する。
【0079】
次に、XENBLE信号が立ち下がってから遅延1時間後に、5VS電源は、4.7Vになり、センサと電源スイッチ1の検知動作は稼動状態になり、次のXENABLE信号の立ち下がりに備える。
【0080】
センサ信号検出器6の動作に関し、その詳細は圧板またはDFを開閉した場合を例にとった第2の実施形態における図11のそれと同様であるので説明を省略する。
【0081】
図15にDFに原稿をセットした場合を例に第3の実施形態における復帰要求操作検出装置を用いた複写機全体の制御を示す。図12との差異は、▲2▼に示すCPU13が待機状態に戻るために、PSU起動信号を書き込むと同時に、PWMタイマ15のオフ時間を待機状態用の短い時間に書き込む所である。
【0082】
第3の実施形態は第2の実施形態と異なり、XENABLE信号が常にH、Lを繰り返しているので、スリープモード時だけでなく、待機時も各センサおよび電源スイッチ1の状態が変化したことをセンサ信号検出器6が検出出来る。そこで、第2の実施形態に示されているPIO14に各センサと電源スイッチ1の信号を接続し、連続検知状態ではCPU13はPIO14を通して各センサと電源スイッチ1の状態を監視する必要はない。
【0083】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば以下に述べるような効果が得られる。
【0084】
請求項1の発明によれば、センサの消費電力を低減する制御と同期してセンサの出力変化検出を停止する制御をするので、センサの消費電力低減を図ると共に、電力低減時にセンサの出力が変化してしまっても、操作者が復帰要求操作をしたと誤検知することを防ぐことができる。
【0085】
請求項2の発明によれば、センサの消費電力を低減するために、センサの電源供給を遮断するので、センサの消費電力が0になり、もっとも大きな電力低減効果を得られる。
【0086】
請求項3の発明によれば、センサの出力変化検出を停止する直前のセンサ出力状態を保持しておいて、出力変化検出を停止している期間は、センサの出力変化を見ないので、センサの電力低減時にセンサの出力が変化してしまっても、操作者が復帰要求操作をしたと誤検知することを防ぐことができる。
【0087】
請求項4の発明によれば、センサの出力変化検出を停止する直前のセンサ出力状態を保持しておいて、センサの出力変化検出を再開したときの状態と比較するので、センサの消費電力を低減している間に操作者が復帰要求操作をしても、センサの消費電力を通常状態に復帰させたときに復帰要求操作があったことを検出することができる。
【0088】
請求項5の発明によれば、センサの消費電力を低減する制御をする前にセンサの出力変化検知を停止し、センサの消費電力を通常状態に戻す制御をしてから一定時間経ってセンサの動作が安定してからセンサの出力検知を再開するので、センサの消費電力低減時にセンサの出力が変化してしまっても、操作者が復帰要求操作をしたと誤検知することを防ぐことができる。
【0089】
請求項6の発明によれば、操作者の待ち時間を短くし、センサの動作安定時間を確保するので、操作者が復帰要求操作の応答性を良くし、確実な要求の検知を行うことができる。
【0090】
請求項7の発明によれば、センサの消費電力の一時的な低減を開始する直前のみセンサの出力の変化を検出する検出手段の動作を行うので、センサの消費電力低減を図ると共に、電力低減時にセンサの出力が変化してしまっても、操作者が復帰要求操作をしたと誤検知することを防ぐことができる。
【0091】
請求項8の発明によれば、センサからの信号を接続するデジタル入力ポートを有するので、センサ信号検出器が停止状態でもCPUはセンサの状態を監視することができる。
【0092】
請求項9の発明によれば、スリープモードにおいてはセンサ信号検出器の出力を監視し、待機状態においてはデジタル入力ポートを監視するので、常にセンサの状態を監視することができる。
【0093】
請求項10の発明によれば、センサとエッジ検出回路を間欠動作させ、スリープモードやオフモードの省電力状態ではセンサの停止時間を長くし、待機状態や動作状態ではセンサの停止時間を短くすることにより、低電力が重要な省電力状態ではセンサの消費電力をより低減し、検知時間が重要な待機状態や動作状態では短時間で変化を検知できるようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した複合機能複写機の制御ブロック図である。
【図2】本発明を適用した複合機能複写機のPSU5のブロック図である。
【図3】第1の実施形態における復帰要求操作検出装置である。
【図4】図3のセンサ信号検出器6の詳細である。
【図5】第1の実施形態における復帰要求操作検出装置の各センサと電源スイッチ1の検知動作状態とセンサ信号検出器6のエッジ検知動作状態の移行タイミングである。
【図6】圧板またはDFを開閉した場合での図4のセンサ信号検出器6の動作例である。
【図7】第1の実施形態における、原稿をセットした場合での復帰要求操作検出装置の動作例である。
【図8】第2の実施形態における復帰要求操作検出装置である。
【図9】図8のセンサ信号検出器6の詳細である。
【図10】第2の実施形態における復帰要求操作検出装置の各センサと電源スイッチ1の検知動作状態とセンサ信号検出器6のエッジ検知動作状態の移行タイミングである。
【図11】圧板またはDFを開閉した場合での図9のセンサ信号検出器6の動作例である。
【図12】第2の実施形態における、原稿をセットした場合での復帰要求操作検出装置の動作例である。
【図13】第3の実施形態における復帰要求操作検出装置である。
【図14】第3の実施形態における復帰要求操作検出装置の各センサと電源スイッチ1の検知動作状態とセンサ信号検出器6のエッジ検知動作状態の移行タイミングである。
【図15】第3の実施形態における、原稿をセットした場合での復帰要求操作検出装置の動作例である。
【図16】従来の復帰要求操作検出装置である。
【図17】図16のセンサ信号検出器6の詳細である。
【符号の説明】
1 電源スイッチ
2 圧板/DF開閉検知センサ
3 原稿有無検知センサ
4 コントローラ
5 PSU
6 センサ信号検出器
7 スイッチ
8 スイッチ遅延器
9 連続検知/間欠検知切替器
10 タイマ
11 レベル安定化抵抗
12 割込みコントローラ
13 CPU
14 PIO
15 PWMタイマ

Claims (10)

  1. 機器の状態を検出するセンサと、センサの出力の変化を検出する検出手段と、前記検出手段がセンサの出力の変化を検出したことを記憶する記憶手段を有する省電力センサ検出装置において、
    センサの消費電力を一時的に低減する低減手段と、センサの出力の変化を検出する前記検出手段の動作を一時的に停止する停止手段と、センサの消費電力を一時的に低減する前記低減手段とセンサの出力の変化を検出する前記検出手段の動作を一時的に停止する前記停止手段とを同期して行う同期手段とを有することを特徴とする省電力センサ検出装置。
  2. センサの消費電力を一時的に低減する前記低減手段として、センサへの電源供給を遮断する遮断手段を有することを特徴とする請求項1に記載の省電力センサ検出装置。
  3. センサの出力の変化を検出する前記検出手段の動作を一時的に停止する前記停止手段として、センサ出力をサンプルホールドする保持手段を有することを特徴とする請求項1に記載の省電力センサ検出装置。
  4. センサの出力の変化を検出する前記検出手段の動作が一時的に停止した状態から稼動状態に復帰したときは、停止した状態に入る前のセンサの出力と復帰したときのセンサの出力とを比較し、センサの出力の変化を検出する比較手段を有することを特徴とする請求項1に記載の省電力センサ検出装置。
  5. センサの出力の変化を検出する前記検出手段の動作を一時的に停止する前記停止手段をセンサの消費電力を一時的に低減する前記低減手段より前に行い、センサの出力の変化を検出する前記検出手段の動作が一時的に停止した状態から稼動状態への復帰を、センサの消費電力を一時的に低減した状態から通常状態へ復帰するよりも一定時間遅らせることを特徴とする請求項1に記載の省電力センサ検出装置。
  6. センサの消費電力を一時的に低減する前記低減手段を周期的に行い、周期を500ミリ秒以下とし、低減しない時間を1ミリ秒以上とすることを特徴とする請求項1に記載の省電力センサ検出装置。
  7. 機器の状態を検出するセンサと、センサの出力の変化を検出する検出手段と、前記検出手段がセンサの出力の変化を検出したことを記憶する記憶手段を有し、
    センサの消費電力を一時的に低減する低減手段と、センサの出力の変化を検出する前記検出手段の動作を一時的に停止する停止手段とを有する省電力センサ検出装置において、
    センサの消費電力の一時的な低減を開始する直前のみセンサの出力の変化を検出する前記検出手段の動作を行うことを特徴とする省電力センサ検出装置。
  8. 機器の状態を検出するセンサからの信号を接続するデジタル入力ポートを有することを特徴とする請求項7に省電力センサ検出装置。
  9. センサの消費電力を一時的に低減している期間は、センサの出力の変化を検出する検出手段の出力を監視し、センサの消費電力を低減していない期間は前記デジタル入力ポートの出力を監視することを特徴とする請求項8に記載の省電力センサ検出装置。
  10. 機器の状態を検出するセンサと、センサの出力の変化を検出する検出手段と、前記検出手段がセンサの出力の変化を検出したことを記憶する記憶手段を有し、
    センサの消費電力を一時的に低減する低減手段と、センサの出力の変化を検出する前記検出手段の動作を一時的に停止する停止手段とを有する省電力センサ検出装置において、
    前記低減手段によるセンサの消費電力の一時的な低減と、前記停止手段によるセンサの出力の変化を検出する前記検出手段の動作の一時的な停止とを同期して周期的に行い、その周期時間に対する停止時間の割合を複数個設定する割合設定手段を有することを特徴とする省電力センサ検出装置。
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