JP2004136938A - 包装袋 - Google Patents

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JP2004136938A
JP2004136938A JP2002304079A JP2002304079A JP2004136938A JP 2004136938 A JP2004136938 A JP 2004136938A JP 2002304079 A JP2002304079 A JP 2002304079A JP 2002304079 A JP2002304079 A JP 2002304079A JP 2004136938 A JP2004136938 A JP 2004136938A
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synthetic resin
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Morihiro Sugiyama
杉山 守広
Takeo Tomatsuri
戸祭 丈夫
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】圧空成形法や真空成形法により成形加工した注ぎ口と同様の機能を持ち、かつ、表裏フィルムのエンボス加工と袋のシール部分との位置ずれのない注ぎ口を有する包装袋を提供すること。
【解決手段】表裏2枚の合成樹脂フィルム(11、12)からなり、角部や中央部に注ぎ口(14)が形成された包装袋(10)において、前記注ぎ口又は/及び注ぎ口近傍に、包装袋を構成する表裏2枚の合成樹脂フィルム(11、12)を重ね合わせた状態で、包装袋の表面又は裏面共に凸状をなすように一体としてエンボス加工(15)が施されている。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内容物の注ぎ出しを容易にした注ぎ口を備えた包装袋に関し、特には、注ぎ口又は/及び注ぎ口近傍に凹凸を形成させることにより注ぎ出し性を向上させた包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、シャンプー、リンス、食器洗い用洗剤などの液体を、ポンプで適量排出して使用するポンプ式容器が多用されている。そして、近年では、資源の節約からポンプ式容器の内容物がなくなっても容器を廃棄することなく、詰め替え専用の包装袋に充填されている内容物を空になったポンプ式容器に詰め替え、該ポンプ式容器を何回も再使用することが行われている。
【0003】
この詰め替え用の液体を収納する包装袋としては、例えば、図4(a)、(b)に示すように、表側のフィルム(11)と裏側のフィルム(12)を包装袋にする製袋機上でそれぞれ雌型(W)と雄型(M)の金型に挟み込み、それと同時に雄型(M)は圧空成形、雌型(W)は真空成形することでそれぞれ表裏のフィルムに凸型のエンボス模様(15)を形成させて注ぎ口部分(14)の閉塞性を改良した包装袋が流通している。
【0004】
この形式の包装袋は、表側に位置するフィルム(11)と裏側に位置するフィルム(12)とが両方とも凸型に成形されるので、この状態では注ぎ口の注ぎ性が良くなることは間違いないが、エンボス模様を施した後、サイドシールやボトムシールを行って包装袋にして行くため、表側のフィルムと裏側のフィルムの間にズレが生じ易く、表側フィルムの凸型に成形された部分と裏側フィルムの凸型に成形された部分とがズレてしまうことがあった。
この場合には、注ぎ口(14)がきれいに成形されないことになり、注ぎ性は悪くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、詰め替え用等の液体を収納する包装袋に関する以上のような問題に鑑みてなされたもので、圧空成形法や真空成形法により成形加工した注ぎ口と同等の機能を持ち、かつ、表裏フィルムのエンボス加工と袋のシール部分との位置ずれのない注ぎ口を有する包装袋を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の発明は、表裏2枚の合成樹脂フィルムからなり、角部や中央部に注ぎ口が形成された包装袋において、前記注ぎ口又は/及び注ぎ口近傍に、包装袋を構成する表裏2枚の合成樹脂フィルムを重ね合わせた状態で、包装袋の表面又は裏面共に凸状をなすように一体としてエンボス加工が施されていることを特徴とする、包装袋である。
【0007】
このように請求項1記載の発明によれば、注ぎ口又は/及び注ぎ口近傍に、包装袋を構成する表裏2枚の合成樹脂フィルムを重ね合わせた状態で、包装袋の表面又は裏面共に凸状をなすように一体としてエンボス加工が施されているので、表側のフィルムに形成された凸状と裏側のフィルムに形成された凸状とは袋の状態でもズレることがなく、完全な注ぎ口を形成しており、内容物を注ぎ出し易い。
【0008】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記エンボス加工は、雄型と雌型を用いたプレス加工であることを特徴とする、包装袋である。
【0009】
このように請求項2記載の発明によれば、エンボス加工は、雄型と雌型を用いたプレス加工であるので、真空成形法や圧空成形法に比較して簡便な方法で設備費用が安くあがる。
【0010】
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記エンボス加工により施されるエンボス模様は、包装袋の内側から注ぎ口の方向に向けた矢印又は線の形状であることを特徴とする、包装袋である。
【0011】
このように請求項3記載の発明によれば、エンボス加工により施されるエンボス模様が、包装袋の内側から注ぎ口の方向に向けた矢印又は線の形状であるので、注ぎ口の方向が誰にでも確認することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の包装袋を一実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。
本発明の包装袋は、例えば図1(a)、(b)に示すように、表裏2枚の合成樹脂フィルム(11、12)からなり、角部や中央部に注ぎ口(14)が形成された包装袋(10)である。
そして、注ぎ口(14)又は/及び注ぎ口近傍に、包装袋を構成する表裏2枚の合成樹脂フィルム(11、12)を重ね合わせた状態で、包装袋の表面又は裏面共に凸状をなすように一体としてエンボス加工(15)が施されている。
【0013】
包装袋(10)は、角部や中央部に注ぎ口(14)が形成されておれば、三方シール袋、四方シール袋、ピロー包装袋、スタンディングパウチなど、一般的に公知の周縁がシール(13)された包装袋が使用できる。
スタンディングパウチは、自立性があるため陳列性に優れ、詰め替え用の包装袋等に多用されている。
【0014】
包装袋(10)に使用される合成樹脂フィルム(11、12)としては、例えば、二軸延伸ナイロンフィルム(ONy)/線状低密度ポリエチレン(L−LDPE)、ONy/アルミニウム箔(Al)/L−LDPE、ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)/Al/L−LDPE、PET/Al/ONy/L−LDPE等の一般的に公知の複合フィルムが使用できるが、ヒートシール適性、耐内容物性、開封性、引き裂き方向性、後記するエンボス加工適性等を総合的に勘案して決定すれば良い。
【0015】
エンボス加工(15)は、図2(a)、(b)に示すように、雄型(M)にも雌型(W)にも凸部(T)が形成された雌雄両方の金型の間に表裏2枚の合成樹脂フィルムが重ね合された包装袋(10)の注ぎ口(14)又は/及び注ぎ口近傍を挟んで、プレスすることにより行われる。
プレス圧力のみで良いので、製袋機上で簡単に成形を完了させることができる。
エンボスの深さは材質構成によるが2μm程度は可能である。
包装袋をあらかじめ80〜100°C程度に予備加熱しておくとエンボス加工適性が向上する。
【0016】
このように、表裏どちらの面から見ても少なくとも一面は凸部(T)が存在するので、内容物を注ぎ出す際には、注ぎ口の表面と裏面の合成樹脂フィルムが膨らんで注ぎ口が閉塞することがない。
【0017】
エンボス加工により施されるエンボス模様を図1に示すように、包装袋の内側から注ぎ口の方向に向けた矢印や線の形状にしておくと注ぎ口の方向が誰にでもわかる。
【0018】
図3は雄型(M)のみに凸部(T)が形成された雌雄両方の金型の間に包装袋(10)の注ぎ口(14)又は/及び注ぎ口近傍を挟んでプレス加工を行って得られた包装袋の注ぎ口部分(14)の拡大図である。
この図からわかるようにエンボス加工による凸部分(15)が1個所しかないので、注出時に外側へ開こうとする合成樹脂フィルムの起点がなく、注ぎ口部分が閉塞してしまうことがあり、好ましくない。
【0019】
また、包装袋に注ぎ口切取り指示マーク(a)を表示しておくと便利である。注ぎ口切取り指示マーク(a)は、ミシン目、半切れ線、罫線、あるいは印刷による表示のいずれか、または、それらを組み合わせて形成すれば良い。
【0020】
注ぎ口切取り指示マーク(a)の先端に、V字状、I字状等の切り込みを設けることにより、開封開始位置、開封方向がわかり易くなる。
【0021】
【発明の効果】
上記のように、本発明の包装袋は下記に示す如き効果がある。
即ち、表裏どちらの面から見ても凸部が少なくとも1か所存在するので、内容物の注ぎ出し時には合成樹脂フィルムが膨らんで注ぎ口が閉塞することはない。サイドシールやボトムシールを行って包装袋にした後から注ぎ口又は/及び注ぎ口近傍にエンボス加工を施すので、表裏両面に施したエンボス模様の位置ずれが発生しない。
製袋機上でのエンボス加工スペースが真空成形や圧空成形に比べて小さくてすむ。
金型部品が少ないため金型のセット替えは容易であり、短時間で金型交換が可能である。
さらに、注ぎ出し性向上機能のみならず、文字や絵柄の浮き上げにも用いることができ商品の差別化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装袋の一実施例を示す、(a)は平面説明図であり、(b)は(a)のA−A’線断面説明図である。
【図2】本発明の包装袋にエンボス加工を施す状態の一実施例を示す、(a)は金型の模式説明図であり、(b)は包装袋の模式説明図である。
【図3】雄型のみに凸部が形成された金型を用いて得られた包装袋の注ぎ口部分の拡大断面説明図である。
【図4】従来の包装袋の成形方法を示す、(a)は金型の位置関係の説明図であり、(b)は得られた包装袋の注ぎ口部分の説明である。
【符号の説明】
10‥‥包装袋
11‥‥合成樹脂フィルム(表側)
12‥‥合成樹脂フィルム(裏側)
13‥‥シール部
14‥‥注ぎ口
15‥‥エンボス加工
a‥‥注ぎ口切取り指示マーク

Claims (3)

  1. 表裏2枚の合成樹脂フィルムからなり、角部や中央部に注ぎ口が形成された包装袋において、前記注ぎ口又は/及び注ぎ口近傍に、包装袋を構成する表裏2枚の合成樹脂フィルムを重ね合わせた状態で、包装袋の表面又は裏面共に凸状をなすように一体としてエンボス加工が施されていることを特徴とする、包装袋。
  2. 前記エンボス加工は、雄型と雌型を用いたプレス加工であることを特徴とする、請求項1記載の包装袋。
  3. 前記エンボス加工により施されるエンボス模様は、包装袋の内側から注ぎ口の方向に向けた矢印又は線の形状であることを特徴とする、請求項1又は2記載の包装袋。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008195454A (ja) * 2007-01-19 2008-08-28 Dainippon Printing Co Ltd 注出口部付き袋
JP2010228770A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Toppan Printing Co Ltd 包装容器
JP2015040067A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 凸版印刷株式会社 液体用包装袋とその製造方法

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