JP2004136668A - インクジェットヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の圧力室が相互に隣接してマトリクス状に配列されることによって形成された圧力室群内の場所による、圧力室のインク吐出特性の相違を減少させる。
【解決手段】 複数の圧力室10からなる圧力室群9が複数の周縁空隙15、16、17で取り囲まれている。周縁空隙15、16、17は、圧力室10と同じ間隔で配列されている。圧力室群9の最外周にある圧力室10と最外周にない圧力室10とで、流路ユニット4とアクチュエータユニット21とを接合する際に用いられた接着剤の流れ込みによって圧力室10の形状が大幅に相違することがない。しかも両者間において、インク吐出時における圧力室10側壁の撓み量にも大きな違いが無くなる。
【選択図】図4

Description

 本発明は、インクジェットヘッドに関し、特に、複数の圧力室が相互に隣接してマトリクス状に配列されたインクジェットヘッドに関する。
 インライン状に1列または2列に配列された各圧力室内のインクに圧電素子によって圧力が付与されると、圧力室に連通したノズルからインクを吐出するタイプのインクジェットヘッドが知られている。かかるインクジェットヘッドは複数のプレートを積層することによって製造される。通常、圧力室は、孔の形成された1枚のプレートが両面からそれぞれ別のプレートで挟み込まれることによって形成されている。
 したがって、圧力室を構成する複数枚のプレートが接着剤によって接着される場合、インクジェットヘッドの製造時に、プレート界面に塗布された接着剤が孔内に流れ込み、圧力室の形状が変化してしまう。このような現象は、1列または2列に配列された複数の圧力室のうち、特に、片側に圧力室用孔が形成されていない、列の両端に位置する圧力室について顕著に生じる。さらに、配列された複数の圧力室のうちの列の両端に位置する圧力室とこれ以外の圧力室とは、側壁の厚みの違いのためにインク吐出時における側壁の撓み量が異なる。このように、1列または2列に配列された複数の圧力室のうちの列の両端に位置する圧力室とこれ以外の圧力室とは、接着剤の流れ込みによる圧力室の形状の相違及び圧力室側壁の撓み量の相違のために、インク吐出特性に違いが生じてしまう。かかる問題に対処するために、1列または2列に配列された複数の圧力室の配列方向両端に、インクを吐出しない圧力室、すなわちダミー圧力室を設けるという技術が知られている(特許文献1〜3参照)。
特開2000−334943号公報 特開平7−214779号公報 特開2002−86715号公報
 近年、高速且つ高画質の印字を実現するために様々な試みがなされている。その一つとして、圧力室をインライン状ではなくマトリクス状に配列するものがある。このような場合にも、上述したインライン状に圧力室が配列されたインクジェットヘッドと同様に、マトリクス状に複数の圧力室が配列された圧力室群内の場所に応じて圧力室を取り巻く立体的構造の違いによってインク吐出特性が異なるという問題が発生することが考えられる。
 そこで、本発明の目的は、複数の圧力室が相互に隣接してマトリクス状に配列されることによって形成された圧力室群内の場所による、圧力室のインク吐出特性の相違を減少させることができるインクジェットヘッドを提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
 一つの観点において、本発明のインクジェットヘッドは、インクを吐出するノズル及び共通インク室にそれぞれ連通し且つ圧力室の空隙を構成する、マトリクス状に配列された複数のキャビティ凹部と、前記複数のキャビティ凹部の周縁全域に沿って配列された、前記ノズル及び前記共通インク室のいずれにも連通していない複数の周縁凹部と、を含む流路ユニットと、前記キャビティ凹部の開口を塞ぐことによって前記流路ユニットと共に複数の前記圧力室を画定し、前記圧力室の容積を変化させるアクチュエータユニットとを備えている。
 別の観点において、本発明のインクジェットヘッドは、圧力室の空隙を構成する、マトリクス状に配列された複数のキャビティ孔と、前記複数のキャビティ孔の周縁全域に沿って配列された複数の周縁孔と、を含む第1のプレートと、前記キャビティ孔の一方の開口が塞がれるように前記第1のプレートの一方の面に重ねられた第2のプレートと、複数の前記キャビティ孔のそれぞれに対応して第1及び第2の接続孔が形成された第3のプレートであって、前記第1の接続孔及び前記第2の接続孔が前記キャビティ孔に接続されるように前記第1のプレートの他方の面に重ねられることによって、前記第1及び第2のプレートと共に複数の前記圧力室を画定する第3のプレートとを備えている。
 この場合、第2のプレートは、例えば圧電シートのようなアクチュエータユニットに含まれるプレートであってもよいし、第1のプレートと同じ材質でできた流路ユニットに含まれるプレートであってもよい。
 本発明によると、複数の圧力室がマトリクス状に配列されることによって圧力室群(キャビティ凹部群又はキャビティ孔群)が形成されている場合において、圧力室群の最外周にある圧力室と最外周にない圧力室とで、接着剤の流れ込みによって圧力室の形状が大幅に相違することがなくなり、しかもインク吐出時における圧力室側壁の撓み量にも大きな違いが無くなる。したがって、圧力室群の最外周にある圧力室と最外周にない圧力室とのインク吐出特性をほぼ同じにすることが可能となる。
 以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
 本発明の第1の実施の形態によるインクジェットヘッドについて説明する。図1は、本実施の形態によるインクジェットヘッド1の斜視図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。インクジェットヘッド1は、用紙に対してインクを吐出するための主走査方向に延在した矩形平面形状を有するヘッド本体70と、ヘッド本体70の上方に配置され且つヘッド本体70に供給されるインクの流路である2つのインク溜まり3が形成されたベースブロック71とを備えている。
 ヘッド本体70は、インク流路が形成された流路ユニット4と、流路ユニット4の上面に接着された複数のアクチュエータユニット21とを含んでいる。これら流路ユニット4及びアクチュエータユニット21は共に、複数の薄板を積層して互いに接着させた構成である。また、アクチュエータユニット21の上面には、給電部材であるフレキシブルプリント配線板(FPC:Flexible Printed Circuit)50が接着され、左又は右に引き出されている。
 図3は、ヘッド本体70の平面図である。図3に示すように、流路ユニット4は、一方向(主走査方向)に延在した矩形平面形状を有している。図3において、流路ユニット4内に設けられた共通インク室であるマニホールド(manifold channel)5が破線で描かれている。マニホールド5内へは、複数の開口3aを介してベースブロック71のインク溜まり3からインクが供給される。マニホールド5は、流路ユニット4の長手方向と平行に延在する複数の副マニホールド5aに分岐している。
 流路ユニット4の上面には、平面形状が台形である4つのアクチュエータユニット21が、開口3aを避けるように、千鳥状になって2列に配列されつつ接着されている。各アクチュエータユニット21は、その平行対向辺(上辺及び下辺)が流路ユニット4の長手方向に沿うように配置されている。そして、隣接するアクチュエータユニット21の斜辺同士が、流路ユニット4の幅方向に部分的にオーバーラップしている。
 アクチュエータユニット21の接着領域と対向した流路ユニット4の下面は、多数のノズル8(図5参照)がマトリクス状に配列されたインク吐出領域となっている。アクチュエータユニット21に対向する流路ユニット4の表面には、多数の圧力室10(図5参照)がマトリクス状に配列された圧力室群9が形成されている。
 図2に戻って、ベースブロック71は、例えばステンレスなどの金属材料からなる。ベースブロック71内のインク溜まり3は、ベースブロック71の長手方向に沿って形成された略直方体の中空領域である。インク溜まり3は、その一端に設けられた開口(図示せず)を介してインクタンク(図示せず)に連通しており、常にインクで満たされている。インク溜まり3には、その延在方向に沿って開口3bが、2つずつ対になって、アクチュエータユニット21が設けられていない領域において開口3aと接続されるように千鳥状に設けられている。
 ベースブロック71の下面73は、開口3bの近傍において周囲よりも下方に飛び出している。そして、ベースブロック71は、下面73の開口3b近傍部分73aにおいてのみ流路ユニット4と接触している。そのため、ベースブロック71の下面73の開口3b近傍部分73a以外の領域は、ヘッド本体70から離隔しており、この離隔部分にアクチュエータユニット21が配されている。
 ベースブロック71は、ホルダ72の把持部72aの下面に形成された凹部内に接着固定されている。ホルダ72は、把持部72aと、把持部72aの上面からこれと直交する方向に所定間隔をなして延出された平板状の一対の突出部72bとを含んでいる。アクチュエータユニット21に接着されたFPC50は、スポンジなどの弾性部材83を介してホルダ72の突出部72b表面に沿うようにそれぞれ配置されている。そして、ホルダ72の突出部72b表面に配置されたFPC50上にドライバIC80が設置されている。FPC50は、ドライバIC80から出力された駆動信号をヘッド本体70のアクチュエータユニット21に伝達するように、両者とハンダ付けによって電気的に接合されている。
 ドライバIC80の外側表面には略直方体形状のヒートシンク82が密着配置されているため、ドライバIC80で発生した熱を効率的に散逸させることができる。ドライバIC80及びヒートシンク82の上方であって、FPC50の外側には、基板81が配置されている。ヒートシンク82の上面と基板81との間、および、ヒートシンク82の下面とFPC50との間は、それぞれシール部材84で接着されている。
 図4は、図3内に描かれた一点鎖線で囲まれた領域の拡大図である。図4に示すように、アクチュエータユニット21に対向した流路ユニット4内には、流路ユニット4の長手方向と平行に4本の副マニホールド5aが延在している。各副マニホールド5aには、その出口からノズル8に至る多数の個別インク流路が接続されている。図5は、個別インク流路を示す断面図である。図5から分かるように、各ノズル8は、圧力室10及びアパーチャすなわち絞り13を介して副マニホールド5aと連通している。このようにして、ヘッド本体70には、副マニホールド5aの出口からアパーチャ13、圧力室10を経てノズル8に至る個別インク流路7が圧力室10ごとに形成されている。
 ヘッド本体70は、図5からも分かるように、上から、アクチュエータユニット21、キャビティプレート22、ベースプレート23、アパーチャプレート24、サプライプレート25、マニホールドプレート26、27、28、カバープレート29及びノズルプレート30の合計10枚のシート材が積層された積層構造を有している。これらのうち、アクチュエータユニット21を除いた9枚のプレートから流路ユニット4が構成されている。
 アクチュエータユニット21は、後で詳述するように、4枚の圧電シート41〜44(図9参照)が積層され且つ電極が配されることによってそのうちの最上層だけが電界印加時に活性層となる部分を有する層(以下、単に「活性層を有する層」というように記する)とされ、残り3層が非活性層とされたものである。キャビティプレート22は、圧力室10の空隙を構成するほぼ菱形の孔(以下、「キャビティ孔」と称し、符号10aで表す)が、アクチュエータユニット21の貼付範囲内に多数設けられた金属プレートである。ベースプレート23は、キャビティプレート22の1つの圧力室10について、圧力室10とアパーチャ13との連絡孔23a及び圧力室10からノズル8への連絡孔23bがそれぞれ設けられた金属プレートである。
 アパーチャプレート24は、キャビティプレート22の1つの圧力室10について、アパーチャ13となる孔のほかに圧力室10からノズル8への連絡孔がそれぞれ設けられた金属プレートである。サプライプレート25は、キャビティプレート22の1つの圧力室10について、アパーチャ13と副マニホールド5aとの連絡孔及び圧力室10からノズル8への連絡孔がそれぞれ設けられた金属プレートである。マニホールドプレート26、27、28は、副マニホールド5aに加えて、キャビティプレート22の1つの圧力室10について、圧力室10からノズル8への連絡孔がそれぞれ設けられた金属プレートである。カバープレート29は、キャビティプレート22の1つの圧力室10について、圧力室10からノズル8への連絡孔がそれぞれ設けられた金属プレートである。ノズルプレート30は、キャビティプレート22の1つの圧力室10について、ノズル8がそれぞれ設けられた金属プレートである。
 これら10枚のシート21〜30は、図5に示すような個別インク流路7が形成されるように、互いに位置合わせして積層されている。この個別インク流路7は、副マニホールド5aからまず上方へ向かい、アパーチャ13において水平に延在し、それからさらに上方に向かい、圧力室10において再び水平に延在し、それからしばらくアパーチャ13から離れる方向に斜め下方に向かってから垂直下方にノズル8へと向かう。
 圧力室10は、キャビティ孔10aの上方開口がアクチュエータユニット21によって塞がれ且つベースプレート23に形成された2つの連絡孔23a、23bとキャビティ孔10aとが接続されるように、アクチュエータユニット21とキャビティプレート22とベースプレート23とが順に積層されることによって画定されている。つまり、流路ユニット4とアクチュエータユニット21とが積層されていない状態において、流路ユニット4の表面には、圧力室10の空隙を構成する多数の凹部(キャビティ凹部)がマトリクス状に配列されていることになる。
 図5から明らかなように、各プレートの積層方向において圧力室10とアパーチャ13とは異なるレベルに設けられている。これにより、図4に示すように、アクチュエータユニット21に対向した流路ユニット4内において、1つの圧力室10と連通したアパーチャ13を、当該圧力室に隣接する別の圧力室10と平面視で同じ位置に配置することが可能となっている。この結果、圧力室10同士が密着して高密度に配列されるため、比較的小さな占有面積のインクジェットヘッド1により高解像度の画像印刷が実現される。
 ベースプレート23及びマニホールドプレート28の上下面と、サプライプレート25及びマニホールドプレート26、27の上面と、カバープレート29の下面には、余分な接着剤を流すための逃し溝14が、各プレートの接合面に形成された開口を取り囲むように設けられている。この逃し溝14があることによって、プレートどうしを接着する際の接着剤が個別インク流路内にはみ出して流路抵抗が変動することが防止される。
 図4に戻って、アクチュエータユニット21の貼付範囲内には、多数の圧力室10からなる圧力室群9が形成されている。圧力室群9は、アクチュエータユニット21の貼付範囲とほぼ同じ大きさの台形形状を有している。圧力室群9は、各アクチュエータユニット21について1つずつ形成されている。
 図4から明らかなように、圧力室群9に属する各圧力室10は、その長い対角線の一端においてノズル8に連通されていると共に、長い対角線の他端においてアパーチャ13を介して副マニホールド5aに連通されている。後述するように、アクチュエータユニット21上には、平面形状がほぼひし形で圧力室10よりも一回り小さい個別電極35(図8及び図9参照)が、圧力室10と対向するようにマトリクス状に配列されている。なお、図4において、図面を分かりやすくするために、流路ユニット4にあって破線で描くべき、ノズル8、圧力室10及びアパーチャ13等を実線で描いている。
 圧力室10は、配列方向A(第1の方向)及び配列方向B(第2の方向)の2方向にマトリクス状に隣接配置されている。配列方向Aは、インクジェットヘッド1の長手方向、すなわち流路ユニット4の延在方向であって、圧力室10の短い方の対角線と平行である。配列方向Bは、配列方向Aと鈍角θをなす圧力室10の一斜辺方向である。そして、圧力室10の両方の鋭角部は、隣接する別の2つの圧力室の間に位置している。
 配列方向A及び配列方向Bの2方向にマトリクス状に隣接配置された圧力室10は、配列方向Aに沿って37.5dpiに相当する距離ずつ離隔している。また、圧力室10は、1つのアクチュエータユニット21内において、配列方向Bに16個並べられている。
 マトリクス状に配置された多数の圧力室10は、図4に示す配列方向Aに沿って、複数の圧力室列を形成している。圧力室列は、図4の紙面に対して垂直な方向(第3の方向)から見て、副マニホールド5aとの相対位置に応じて、第1の圧力室列11a、第2の圧力室列11b、第3の圧力室列11c、及び、第4の圧力室列11dに分けられる。これら第1〜第4の圧力室列11a〜11dは、アクチュエータユニット21の上辺から下辺に向けて、11c→11d→11a→11b→11c→11d→…→11bという順番で周期的に4個ずつ配置されている。
 第1の圧力室列11aを構成する圧力室10a及び第2の圧力室列11bを構成する圧力室10bにおいては、第3の方向から見て、配列方向Aと直交する方向(第4の方向)に関して、ノズル8が図4の紙面下側に偏在している。そして、ノズル8が、それぞれ対応する圧力室10の下端部付近と対向している。一方、第3の圧力室列11cを構成する圧力室10c及び第4の圧力室列11dを構成する圧力室10dにおいては、第4の方向に関して、ノズル8が図4の紙面上側に偏在している。そして、ノズル8が、それぞれ対応する圧力室10の上端部付近と対向している。第1及び第4の圧力室列11a、11dにおいては、第3の方向から見て、圧力室10a、10dの半分以上の領域が、副マニホールド5aと重なっている。第2及び第3の圧力室列11b、11cにおいては、第3の方向から見て、圧力室10b、10cのほぼ全領域が、副マニホールド5aと重なっていない。そのため、いずれの圧力室列に属する圧力室10についてもこれに連通するノズル8が副マニホールド5aと重ならないようにしつつ、副マニホールド5aの幅を可能な限り広くして各圧力室10にインクを円滑に供給することが可能となっている。
 図4に示すように、ヘッド本体70には、台形である圧力室群9の対となる平行辺のうちの長辺に沿って、圧力室10と同じ形状及び同じ大きさを有する多数の周縁空隙15が長辺の全域に亘って一直線状に配列されている。周縁空隙15は、周縁空隙15を第4の方向に沿って切断した断面図である図6(a)に示すように、キャビティプレート22に形成された圧力室10と同じ形状及び同じ大きさを有する孔(周縁孔15a)がアクチュエータユニット21及びベースプレート23によって塞がれるように、アクチュエータユニット21とキャビティプレート22とベースプレート23とが積層されることによって画定されている。つまり、流路ユニット4とアクチュエータユニット21とが積層されていない状態において、流路ユニット4の表面には、周縁空隙15の空隙を構成する多数の凹部(周縁凹部)が圧力室群9の長辺に沿って一直線状に配列されていることになる。流路ユニット4内では、周縁空隙15がベースプレート23で塞がれているので、周縁空隙15にはインク流路が接続されておらず、周縁空隙15には対向する個別電極35が設けられていない。つまり、周縁空隙15は、インクの吐出を行わない。
 周辺空隙15は、流路ユニット4の長手方向に関する圧力室10のピッチと同じピッチで形成されている。また、周辺空隙15とこれに隣接する圧力室10との距離は、圧力室群9内において隣接する圧力室10同士の距離と同じになっており、しかも、互いに対向する周辺空隙15の輪郭線の一部(菱形の一方の鋭角部に連なる二辺)と、圧力室10の輪郭線の一部(菱形の一方の鋭角部に連なる二辺)とは平行である。そして、周辺空隙15の圧力室群9側の鋭角部は、この周辺空隙15に隣接する2つの圧力室10の間に位置している。このように、圧力室群9の最外周に配設された圧力室10に周縁空隙15が隣接して配設されていることによって、圧力室群9の最外周に配設された圧力室10は、圧力室群9の内側に配設された場合と同等の立体的構造に囲まれて存在することになる。これにより、圧力室群9内の場所によらず、圧力室10内への接着剤の流れ込み量や圧力室10の側壁の撓み量に分布が無くなり、圧力室群9内でのインクの吐出特性がほぼ同じになっている。すなわち、周縁空隙15は、圧力室群9内でのインクの吐出特性を均一化するという点でインク吐出に寄与している。
 また、ヘッド本体70には、台形である圧力室群9の対となる平行辺のうちの短辺に沿って、多数の周縁空隙16が短辺の全域に亘って一直線状に配列されている。周縁空隙16は、周縁空隙16を第4の方向に沿って切断した断面図である図6(b)及び図4に示すように、キャビティプレート22に形成された孔(周縁孔16a)がアクチュエータユニット21及びベースプレート23によって塞がれるように、アクチュエータユニット21とキャビティプレート22とベースプレート23とが積層されることによって画定されている。周縁孔16aは、キャビティプレート22の下面側に形成された圧力室10と同じ平面形状で且つキャビティプレート22の厚みの半分程度の深さを有する凹部16bにおいて、凹部16bの圧力室10に近い平面視正三角形の領域(圧力室10の菱形の一部に相当)のみが貫通したような形状を有している。つまり、流路ユニット4とアクチュエータユニット21とが積層されていない状態において、流路ユニット4の表面には、周縁空隙16の空隙を構成する多数の凹部(周縁凹部)が圧力室群9の短辺に沿って一直線状に配列されていることになる。周縁空隙16にはインク流路が接続されておらず、周縁空隙16には対向する個別電極35が設けられていない。
 このように、アクチュエータユニット21の短辺に沿った部分が開口とならないように周縁孔16aの一部を凹部16bとしているために、周縁空隙16の形状を圧力室10の形状から大幅に異ならないようにしつつ、キャビティプレート22とアクチュエータユニット21との接着強度を十分な大きさに保持することが可能となっている。
 周辺空隙16は、流路ユニット4の長手方向に関する圧力室10のピッチと同じピッチで形成されている。また、周辺空隙16とこれに隣接する圧力室10との距離は、圧力室群9内において隣接する圧力室10同士の距離と同じになっており、しかも、互いに対向する周辺空隙16の輪郭線の一部(菱形の一方の鋭角部に連なる二辺)と、圧力室10の輪郭線の一部(菱形の一方の鋭角部に連なる二辺)とは平行である。そして、周辺空隙16の圧力室群9側の鋭角部は、この周辺空隙16に隣接する2つの圧力室10の間に位置している。このように、圧力室群9の最外周に配設された圧力室10は圧力室群9の内側に配設された圧力室10に近い立体的構造に囲まれて存在することになる。したがって、周縁空隙16は、インクを吐出することはないが、圧力室10からのインクの吐出特性を圧力室群9内において均一化するという点でインク吐出に寄与している。
 さらに、ヘッド本体70には、台形である圧力室群9の両斜辺に沿って、多数の周縁空隙17が両斜辺の全域に亘って一直線状に配列されている。周縁空隙17は、周縁空隙17を第4の方向に沿って切断した断面図である図6(c)及び図4に示すように、キャビティプレート22に形成された孔(周縁孔17a)がアクチュエータユニット21及びベースプレート23によって塞がれるように、アクチュエータユニット21とキャビティプレート22とベースプレート23とが積層されることによって画定されている。周縁孔17aは、圧力室10の菱形の一部に相当する平面視正三角形の形状を有している。つまり、流路ユニット4とアクチュエータユニット21とが積層されていない状態において、流路ユニット4の表面には、周縁空隙17の空隙を構成する多数の凹部(周縁凹部)が圧力室群9の両斜辺に沿って一直線状に配列されていることになる。周縁空隙17にはインク流路が接続されておらず、周縁空隙17には対向する個別電極35が設けられていない。
 周縁空隙17は、配列方向Bに関する圧力室10のピッチと同じピッチで形成されている。また周縁空隙17とこれに隣接する圧力室10との距離は、圧力室群9内において隣接する圧力室10同士の距離と同じになっており、しかも、互いに対向する周縁空隙17の輪郭線の一部(正三角形の一辺)と、圧力室10の輪郭線とは平行である。このように、圧力室群9の斜辺に沿って配設された周縁空隙17は、圧力室群9内における場所によらず、圧力室10の周りの立体的構造を均質化するように働く。したがって、周縁空隙17は、自らインクを吐出しないが、圧力室10からのインクの吐出特性を圧力室群9内において均一化するという点でインク吐出に寄与している。
 このように、本実施の形態において、ヘッド本体70に形成された各圧力室群9は、その周辺全域に亘って、圧力室相互の間隔と同じ間隔で形成された多数の周縁空隙15、16、17によって取り囲まれている。この様子を図7に模式的に示す。図7において、圧力室群9の長辺に沿って周縁空隙15の群52が形成されており、圧力室群9の短辺に沿って周縁空隙16の群53が形成されており、圧力室群9の両斜辺に沿って周縁空隙17の群54がそれぞれ形成されている。
 したがって、アクチュエータユニット21とキャビティプレート22との接着時における接着剤の流れ込みに起因した圧力室群9の最外周にある圧力室10に関する流路詰まりを防止できると共に、接着剤の流れ込みによって、圧力室群9の最外周にある圧力室10の形状が最外周にない圧力室10との形状と相違することがなくなり、両者の形状をほぼ同じにすることができる。さらに、圧力室群9の最外周にある圧力室10と最外周にない圧力室10とで、圧力室10の周囲にある空隙(圧力室10又は周縁空隙)の配置関係が同じになる。そのため、両者の間で、インク吐出時における圧力室側壁の撓み量にも違いが無くなる。したがって、本実施の形態のインクジェットヘッド1では、圧力室群9の最外周にある圧力室10と最外周にない圧力室10とのインク吐出特性がほぼ同じとなっている。
 特に、本実施の形態のインクジェットヘッド1では、周縁空隙15、16、17と圧力室10との対向部分が平行であること、周縁空隙15、16、17と圧力室10との距離が隣接する圧力室間の距離と同じであること、及び、周縁空隙15、16の鋭角部が隣接する2つの圧力室10の間にあることのために、上述した利益が増強されている。また、周縁空隙15と圧力室10とが共に同じ形状で且つ同じ大きさを有しているので、圧力室群9の長辺に関しては、上述した利益がさらに増強されている。さらに、本実施の形態では、アクチュエータユニット21が周縁凹部の開口を塞ぐことによって周縁空隙15、16、17が形成されているので、圧力室群9の最外周にある圧力室10からアクチュエータユニットの外周縁までの距離が十分大きく確保されている。そのため、圧力室群9の最外周にある圧力室10に対向した領域におけるアクチュエータユニット21の動作が安定したものとなる。また、周縁凹部の開口がアクチュエータユニット21によってすべて塞がれる構造となっているので、アクチュエータユニット21の周縁部がキャビティプレート22により下支えされている。そのため、接着剤でキャビティプレート22にアクチュエータユニット21を接着する際に加えられる圧力によって、アクチュエータユニット21の周縁部が破損したり、ひび割れたりすることがなくなり、インクジェットヘッド1の歩留まりが向上する。
 次に、アクチュエータユニット21の構成について説明する。アクチュエータユニット21上には、圧力室10と同じパターンで多数の個別電極35がマトリクス状に配置されている。各個別電極35は、平面視において圧力室10と対向する位置に配置されている。
 図8は個別電極35の平面図である。図8に示すように、個別電極35は、圧力室10と対向する位置に配置されて平面視において圧力室10内に収容される主電極領域35aと、主電極領域35aにつながっており且つ圧力室10外に対向する位置に配置された補助電極領域35bとから構成されている。
 図9は、図8のIX−IX線に沿った断面図である。図9に示すように、アクチュエータユニット21は、それぞれ厚みが15μm程度で同じになるように形成された4枚の圧電シート41、42、43、44を含んでいる。これら圧電シート41〜44は、ヘッド本体70内の1つのインク吐出領域内に形成された多数の圧力室10に跨って配置されるように連続した層状の平板(連続平板層)となっている。圧電シート41〜44が連続平板層として多数の圧力室10に跨って配置されることで、例えばスクリーン印刷技術を用いることにより圧電シート41上に個別電極35を高密度に配置することが可能となっている。そのため、個別電極35に対応する位置に形成される圧力室10をも高密度に配置することが可能となって、高解像度画像の印刷ができるようになる。圧電シート41〜44は、強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系のセラミックス材料からなるものである。
 最上層の圧電シート41上に形成された個別電極35の主電極領域35aは、図8に示すように、圧力室10とほぼ相似である略菱形の平面形状を有している。略菱形の主電極領域35aにおける下方鋭角部は延出されて、圧力室10外に対向する補助電極領域35bにつながっている。補助電極領域35bの先端には、個別電極35と電気的に接続された円形のランド部36が設けられている。図9に示すように、ランド部36は、キャビティプレート22において圧力室10が形成されていない領域に対向している。ランド部36は、例えばガラスフリットを含む金からなり、図8に示すように、補助電極領域35bにおける延出部表面上に接着されている。図9ではFPC50の図示を省略しているものの、ランド部36は、FPC50に設けられた接点と電気的に接合されている。この接合を行う際に、FPC50の接点を、ランド部36に対して押圧する必要がある。ランド部36に対向するキャビティプレート22の領域に、圧力室10が形成されていないため、十分な押圧により確実な接合を行うことができる。
 最上層の圧電シート41とその下側の圧電シート42との間には、圧電シート41と同じ外形及び略2μmの厚みを有する共通電極34が介在している。個別電極35及び共通電極34は共に、例えばAg−Pd系などの金属材料からなる。
 共通電極34は、図示しない領域において接地されている。これにより、共通電極34は、すべての圧力室10に対応する領域において等しく一定の電位、本実施の形態ではグランド電位に保たれている。また、個別電極35は、各圧力室10に対応するものごとに電位を制御することができるように、各個別電極35ごとに独立した別のリード線を含むFPC50及びランド部36を介してドライバIC80に接続されている。
 次に、アクチュエータユニット21の駆動方法について述べる。アクチュエータユニット21における圧電シート41の分極方向はその厚み方向である。つまり、アクチュエータユニット21は、上側(つまり、圧力室10とは離れた)1枚の圧電シート41を活性層が存在する層とし且つ下側(つまり、圧力室10に近い)3枚の圧電シート42〜44を非活性層とした、いわゆるユニモルフタイプの構成となっている。従って、個別電極35を正又は負の所定電位とすると、例えば電界と分極とが同方向であれば圧電シート41中の電極に挟まれた電界印加部分が活性層(圧力発生部)として働き、圧電横効果により分極方向と直角方向に縮む。
 本実施の形態では、圧電シート41において主電極領域35aと共通電極34とによって挟まれた部分は、電界が印加されると圧電効果によって歪みを発生する活性層として働く。一方、圧電シート41の下方にある3枚の圧電シート42〜44は、外部から電界が印加されることが無く、そのために活性層としてほとんど機能しない。したがって、圧電シート41において主に主電極領域35aと共通電極34とによって挟まれた部分が、圧電横効果により分極方向と直角方向に縮む。
 一方、圧電シート42〜44は、電界の影響を受けないため自発的には変位しないので、上層の圧電シート41と下層の圧電シート42〜44との間で、分極方向と垂直な方向への歪みに差を生じることとなり、圧電シート41〜44全体が非活性側に凸となるように変形しようとする(ユニモルフ変形)。このとき、図11に示したように、圧電シート41〜44で構成されたアクチュエータユニット21の下面は圧力室を区画する隔壁(キャビティプレート)22の上面に固定されているので、結果的に圧電シート41〜44は圧力室側へ凸になるように変形する。このため、圧力室10の容積が低下して、インクの圧力が上昇し、ノズル8からインクが吐出される。その後、個別電極35を共通電極34と同じ電位に戻すと、圧電シート41〜44は元の形状になって圧力室10の容積が元の容積に戻るので、インクを副マニホールド5a側から吸い込む。
 なお、他の駆動方法として、予め個別電極35を共通電極34と異なる電位にしておき、吐出要求があるごとに個別電極35を共通電極34と一旦同じ電位とし、その後所定のタイミングにて再び個別電極35を共通電極34と異なる電位にすることもできる。この場合は、個別電極35と共通電極34とが同じ電位になるタイミングで、圧電シート41〜44が元の形状に戻ることにより、圧力室10の容積は初期状態(両電極の電位が異なる状態)と比較して増加し、インクが副マニホールド5a側から圧力室10内に吸い込まれる。その後再び個別電極35を共通電極34と異なる電位にしたタイミングで、圧電シート41〜44が圧力室10側へ凸となるように変形し、圧力室10の容積低下によりインクへの圧力が上昇し、インクが吐出される。
 再び図4に戻って、配列方向Aに37.5dpiに相当する幅(678.0μm)を有し、配列方向Aと直交する方向(第4の方向)に延在する帯状領域Rについて考える。この帯状領域Rの中では、16列の圧力室列11a〜11dの内の何れの列についても、ノズル8が1つしか存在していない。すなわち、1つのアクチュエータユニット21に対応したインク吐出領域内の任意の位置に、このような帯状領域Rを区画した場合、この帯状領域R内には、常に16個のノズル8が分布している。そして、これら16個の各ノズル8を配列方向Aに延びる直線上に射影した点の位置は、印字時の解像度である600dpiに相当する間隔ずつ離隔している。
 1つの帯状領域Rに属する16個のノズル8を配列方向Aに延びる直線上に射影した位置が左にあるものから順に、これら16個のノズル8を(1)〜(16)と記することにしたとき、これら16個のノズル8は、下から、(1)、(9)、(5)、(13)、(2)、(10)、(6)、(14)、(3)、(11)、(7)、(15)、(4)、(12)、(8)、(16)の順番に並んでいる。このように構成されたインクジェットヘッド1において、アクチュエータユニット21内を印字媒体の搬送に合わせて適宜駆動させると、600dpiの解像度を有する文字や図形等を描画することができる。
 例えば、600dpiの解像度で配列方向Aに延びる直線を印字する場合について説明する。まず、ノズル8が圧力室10の同じ側の鋭角部に連通している参考例の場合について簡単に説明する。この場合には、印字蝶体が搬送されるのに対応して、図4中一番下に位置する圧力室列中のノズル8からインクの吐出を始め、順次上側に隣接する圧力室列に属するノズル8を選択してインクを吐出する。これにより、インクのドットが配列方向Aに向かって600dpiの間隔で隣接しながら形成されていく。最終的には、全体で600dpiの解像度で配列方向Aに延びる直線が描かれることになる。
 一方、本実施の形態では、図4中一番下に位置する圧力室列11b中のノズル8からインクの吐出を始め、印字媒体が搬送されるのに伴って順次上側に隣接する圧力室に連通するノズル8を選択してインクを吐出していく。このとき、下側から上側に1圧力室列上がるごとのノズル8位置の配列方向Aへの変位が同じでないので、印字媒体が搬送されるのに伴って配列方向Aに沿って順次形成されるインクのドットは、600dpiの間隔で等間隔にはならない。
 すなわち、図4に示したように、印字媒体が搬送されるのに対応して、まず図中一番下の圧力室列11bに連通するノズル(1)からインクが吐出され、印字媒体上に37.5dpiに相当する間隔でドット列が形成される。この後、印字媒体の搬送に伴って、直線の形成位置が下から2番目の圧力室列11aに連通するノズル(9)の位置に達すると、このノズル(9)からインクが吐出される。これにより、始めに形成されたドット位置から600dpiに相当する間隔分の8倍だけ配列方向Aに変位した位置に2番目のインクドットが形成される。
 次に、印字媒体の搬送に伴って、直線の形成位置が下から3番目の圧力室列11dに連通するノズル(5)の位置に達すると、ノズル(5)からインクが吐出される。これにより、始めに形成されたドット位置から600dpiに相当する間隔分の4倍だけ配列方向Aに変位した位置に3番目のインクドットが形成される。さらに、印字媒体の搬送に伴って、直線の形成位置が下から4番目の圧力室列11cに連通するノズル(13)の位置に達すると、ノズル(13)からインクが吐出される。これにより、始めに形成されたドットの位置から600dpiに相当する間隔分の12倍だけ配列方向Aに変位した位置に4番目のインクドットが形成される。さらに、印字媒体の搬送に伴って、直線の形成位置が下から5番目の圧力室列11bに連通するノズル(2)の位置に達すると、ノズル(2)からインクが吐出される。これにより、始めに形成されたドット位置から600dpiに相当する間隔分のだけ配列方向Aに変位した位置に5番目のインクドットが形成される。
 以下同様にして、順次図中下側から上側に位置する圧力室10に連通するノズル8を選択しながらインクドットが形成されていく。このとき、図4中に示したノズル8の番号をNとすると、(倍率n=N−1)×(600dpiに相当する間隔)に相当する分だけ、始めに形成されたドット位置から配列方向Aに変位した位置にインクドットが形成される。最終的に16個のノズル8を選択し終わったときには、図中一番下の圧力室列11b中のノズル(1)により37.5dpiに相当する間隔で形成されたインクドットの間が600dpiに相当する間隔毎に離れて形成された15個のドットで繋げられ、全体で600dpiの解像度で配列方向Aに延びる直線を描くことが可能になっている。
 なお、各インク吐出領域の配列方向Aについての両端部(アクチュエータユニット21の斜辺)近傍では、ヘッド本体70の幅方向に対向する別のアクチュエータユニット21に対応するインク吐出領域の配列方向Aについての両端部近傍と相補関係となることで600dpiの解像度での印刷が可能となっている。
 次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態によるインクジェットヘッドは、周縁空隙の形状を除いて、第1の実施の形態と同様に構成されている。そこで、以下の説明では、両者の相違点に焦点を当てて説明することとする。なお、第1の実施の形態と同じ部材には同じ符号を用いることとし、その説明を省略する。
 図10は、本実施の形態におけるヘッド本体の拡大平面図である。図10に示すように、本実施の形態において、ヘッド本体70には、圧力室群9の長辺に沿って、圧力室10と同じ形状及び同じ大きさを有する多数の周縁空隙15が長辺の全域に亘って一直線状に配列されている。そして、圧力室群9の短辺に沿って、圧力室10と同じ形状及び同じ大きさを有する多数の周縁空隙16’が短辺の全域に亘って一直線状に配列されている。さらに、圧力室群9の両斜辺に沿って、圧力室10と同じ形状及び同じ大きさを有する多数の周縁空隙17’が両斜辺の全域に亘って一直線状に配列されている。周縁空隙16’、17’は、その付近における断面図である図11に示すように、キャビティプレート22に形成された圧力室10と同じ形状及び同じ大きさを有する孔(周縁孔16’a、17’a)がアクチュエータユニット21及びベースプレート23によって塞がれるように、アクチュエータユニット21とキャビティプレート22とベースプレート23とが積層されることによって画定されている。これら周縁空隙15、16’、17’は、インク流路が接続されていないためにインクを吐出しない。
 周縁空隙16’、17’は、第1の実施の形態における周辺空隙16、17と同じ位置に形成されている。つまり、周縁空隙16’、17’は、流路ユニット4の長手方向及び配列方向Bに関する圧力室10のピッチとそれぞれ同じピッチで形成されている。また、周縁空隙16’、17’とこれに隣接する圧力室10との距離は、圧力室群9内において隣接する圧力室10同士の距離と同じになっており、しかも、互いに対向する周縁空隙16’、17’の輪郭線の一部(菱形の一方の鋭角部に連なる二辺又は一辺)と、圧力室10の輪郭線の一部(菱形の一方の鋭角部に連なる二辺又は一辺)とは平行である。そして、周縁空隙16’の一方の鋭角部は、この周辺空隙16’に隣接する2つの圧力室10の間に位置している。
 このように、本実施の形態において、ヘッド本体70に形成された各圧力室群9は、その周辺全域に亘って、圧力室10と同じ形状及び同じ大きさを有する、圧力室相互の間隔と同じ間隔で形成された多数の周縁空隙15、16’、17’によって取り囲まれている。したがって、アクチュエータユニット21とキャビティプレート22との接着時における接着剤の流れ込みに起因した圧力室群9の最外周にある圧力室10に関する流路詰まりをより高い確率で防止できると共に、接着剤の流れ込みによって、圧力室群9の最外周にある圧力室10の形状が最外周にない圧力室10と相違することがなくなって、両者の形状をほぼ同じにすることができる。さらに、圧力室群9の最外周にある圧力室10と最外周にない圧力室10とで、圧力室10の周囲にある空隙(圧力室10又は周縁空隙)の配置関係が同じになり、しかもどの圧力室10についても周囲に配置された空隙の形状が同じとなる。そのため、両者の間で、インク吐出時における圧力室側壁の撓み量にも実質的な違いが無くなる。したがって、本実施の形態のインクジェットヘッドでは、圧力室群9の最外周にある圧力室10と最外周にない圧力室10とのインク吐出特性がほぼ同じとなっている。このように、周縁空隙15、16、17は、圧力室10のインク吐出特性の均一化という点で、インク吐出に寄与している。
 上述したように、第1及び第2の実施の形態は、周縁空隙の形状を除いて同様に構成されている。したがって、いずれの実施の形態を採用するかは、共通電極の配線を引き出す位置などの具体的な設計条件によって適宜選択されてよい。
 以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。上述した第1及び第2の実施の形態においては、周縁空隙と圧力室との互いに対向する部分の輪郭線を平行としているが、平行でなくてもよい。また、周縁空隙と圧力室との平面形状は同じでなくてもよい。さらに、周縁空隙と圧力室との距離は、隣接する圧力室同士の距離と同じでなくてもよい。また、アクチュエータユニットが、周縁空隙の開口を塞いでいなくてもよい。さらに、周縁空隙の一方の鋭角部がこれに隣接する2つの圧力室間に位置していなくてもよい。
 また、上述した実施の形態では流路ユニット4の表面に圧力室の空隙を構成するキャビティ凹部が配列されているが、流路ユニット4内にキャビティ凹部を塞ぐ別のプレートが積層され、そのプレートの上にアクチュエータユニットが積層されてもよい。また、圧力室10の形状は、楕円、平行四辺形、矩形であってもよい。さらに、平行四辺形形状や菱形であって、各角部が丸められた形状であってもよい。圧力室群の形状も台形に限られず、任意に変更可能である。
本発明の第1の実施の形態によるインクジェットヘッドの外観斜視図である。 図1に示すインクジェットヘッドの断面図である。 図1に示すインクジェットヘッドに含まれるヘッド本体の平面図である。 図3の一点鎖線で囲まれた領域の拡大図である。 図3に示すヘッド本体の圧力室に対応した部分断面図である。 図3に示すヘッド本体の周縁空隙に対応した部分断面図である。 圧力室群と周縁空隙群との位置関係を模式的に描いた図である。 図3に描かれたアクチュエータユニット上に形成された個別電極の平面図である。 図3に描かれたアクチュエータユニットの部分断面図である。 本発明の第2の実施の形態によるインクジェットヘッドにおけるヘッド本体の拡大平面図である。 図10に示すヘッド本体の周縁空隙に対応した部分断面図である。
符号の説明
 1 インクジェットヘッド
 4 流路ユニット
 5a 副マニホールド
 7 個別インク流路
 8 ノズル
 9 圧力室群
 10 圧力室
 10a キャビティ孔
 13 アパーチャ
 15、16、17 周縁空隙
 15a、16a、17a 周縁孔
 16b 凹部
 21 アクチュエータユニット
 22 キャビティプレート
 23 ベースプレート
 23a、23b 連絡孔
 24 アパーチャプレート
 25 サプライプレート
 26、27、28 マニホールドプレート
 29 カバープレート
 30 ノズルプレート
 34 共通電極
 35 個別電極
 41〜44 圧電シート
 50 FPC
 52、53、54 周縁空隙の群
 70 ヘッド本体

Claims (15)

  1.  インクを吐出するノズル及び共通インク室にそれぞれ連通し且つ圧力室の空隙を構成する、マトリクス状に配列された複数のキャビティ凹部と、前記複数のキャビティ凹部の周縁全域に沿って配列された、前記ノズル及び前記共通インク室のいずれにも連通していない複数の周縁凹部と、を含む流路ユニットと、
     前記キャビティ凹部の開口を塞ぐことによって前記流路ユニットと共に複数の前記圧力室を画定し、前記圧力室の容積を変化させるアクチュエータユニットとを備えているインクジェットヘッド。
  2.  前記複数の周縁凹部が、前記キャビティ凹部相互の間隔と同じ間隔で配列されている請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3.  前記周縁凹部の開口のうち前記キャビティ凹部に対向した領域の輪郭線と、前記キャビティ凹部の前記開口のうち前記周縁凹部に対向した領域の輪郭線とが平行である請求項1又は2に記載のインクジェットヘッド。
  4.  前記周縁凹部の前記開口が、前記キャビティ凹部の前記開口と同じ形状及び同じ大きさを有している請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
  5.  前記周縁凹部と前記キャビティ凹部との距離が、隣接する前記キャビティ凹部同士の距離と同じである請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
  6.  前記アクチュエータユニットは、各キャビティ凹部の前記開口及び各周縁凹部の前記開口が塞がれるように前記流路ユニットに固定されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
  7.  前記キャビティ凹部の前記開口及び前記周縁凹部の前記開口が2つの鋭角部を有する平行四辺形形状であり、前記周縁凹部の前記開口の一方の鋭角部が当該周縁凹部に隣接する2つの前記キャビティ凹部の前記開口間に位置している請求項1〜6のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
  8.  圧力室の空隙を構成する、マトリクス状に配列された複数のキャビティ孔と、前記複数のキャビティ孔の周縁全域に沿って配列された複数の周縁孔と、を含む第1のプレートと、
     前記キャビティ孔の一方の開口が塞がれるように前記第1のプレートの一方の面に重ねられた第2のプレートと、
     複数の前記キャビティ孔のそれぞれに対応して第1及び第2の接続孔が形成された第3のプレートであって、前記第1の接続孔及び前記第2の接続孔が前記キャビティ孔に接続されるように前記第1のプレートの他方の面に重ねられることによって、前記第1及び第2のプレートと共に複数の前記圧力室を画定する第3のプレートとを備えているインクジェットヘッド。
  9.  前記複数の周縁孔が、前記キャビティ孔相互の間隔と同じ間隔で配列されている請求項8に記載のインクジェットヘッド。
  10.  前記周縁孔の一方の開口のうち前記キャビティ孔に対向した領域の輪郭線と、前記キャビティ孔の前記一方の開口のうち前記周縁孔に対向した領域の輪郭線とが平行である請求項8又は9に記載のインクジェットヘッド。
  11.  前記周縁孔の前記一方の開口が、前記キャビティ孔の前記一方の開口と同じ形状及び同じ大きさを有している請求項8〜10のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
  12.  前記周縁孔と前記キャビティ孔との距離が、隣接する前記キャビティ孔同士の距離と同じである請求項8〜11のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
  13.  前記第2のプレートは、各キャビティ孔の一方の開口及び各周縁孔の一方の開口が塞がれるように前記第1のプレートの一方の面に重ねられている請求項8〜12のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
  14.  前記周縁孔の一方の開口が前記第2のプレートによって塞がれ、且つ、前記周縁孔の他方の開口が前記第3のプレートによって塞がれている請求項8〜13のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
  15.  前記キャビティ孔の両方の開口及び前記周縁孔の両方の開口が2つの鋭角部を有する平行四辺形形状であり、前記周縁孔の各開口の一方の鋭角部が当該周縁孔に隣接する2つの前記キャビティ孔の前記開口間に位置している請求項8〜14のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
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