JP2004134872A - データ検索および表示方式 - Google Patents
データ検索および表示方式 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004134872A JP2004134872A JP2002295102A JP2002295102A JP2004134872A JP 2004134872 A JP2004134872 A JP 2004134872A JP 2002295102 A JP2002295102 A JP 2002295102A JP 2002295102 A JP2002295102 A JP 2002295102A JP 2004134872 A JP2004134872 A JP 2004134872A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- display
- image
- accompanying information
- displayed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Abstract
【課題】画像データの付随情報により画像の検索を容易に行うことを可能とする。
【解決手段】元となる画像を選択することにより、選択された画像の付随情報から同じ付随情報を有する画像を検索し、また、一覧表示において検索結果を容易に判別できるよう表示する様構成した。
【選択図】 図1
【解決手段】元となる画像を選択することにより、選択された画像の付随情報から同じ付随情報を有する画像を検索し、また、一覧表示において検索結果を容易に判別できるよう表示する様構成した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データを検索して表示する検索方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像などのデータ検索を行う場合には検索条件を入力し、その結果により該当する画像を一覧表示する様構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、所望する条件を変更したい場合に、操作者がその都度入力し直す必要が有った。また、デジタルカメラ等で撮影した画像データなどに関しては、類似条件を有する画像を検索したい場合に、元となる画像の付随情報を一度表示させて確認してから検索するなど複数回の操作が必要であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本出願に係わる第一の発明は、少なくとも一つ以上の付随情報を有するデータを格納する格納手段と、前記格納手段に格納されたデータを表示する表示手段と、前記表示手段に表示されたデータから所望するデータを指示する指示手段とを有する機器において、前記指示手段によって指示されたデータの付随情報により、前記格納手段に格納されているデータの付随情報を検索し、付随情報が一致するデータを前記表示手段において、表示形態を異ならせて表示する様に構成した。
【0005】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は、本発明の電子機器の第1の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図1において、101はCPUであり、本電子機器の動作はこのCPU101により制御される。CPU101には、制御プログラムを記憶しているROM102、RAM103、ユーザーデータを格納するための格納手段104、カメラモジュール105、タブレットの制御、検出を行うタブレットコントロール部109、LCDコントロール部106、RTC(リアルタイムクロック)115、シャッターSW113、その他の操作に使われるキーSW群114がそれぞれ接続されている。そして、LCDコントロール部106には表示駆動部107、さらに表示部(TFTカラー液晶)108が接続されている。また、タブレットコントロール部109には、表示部108上に設置された手書きタブレット110が接続され、手書きタブレットへの入力の検出を行う。
【0006】
CPU101はROM102内の制御プログラムに基づいて各種制御を行う。これらの制御の中には、カメラモジュール105から出力された撮影画像信号を読み込み、RAM103へDMA転送を行う処理、同様にRAM103よりLCDコントロール部106へデータをDMA転送する処理、また、画像データをJPEG圧縮しファイル形式でデータ格納手段104へ格納する処理、さらに、手書きタブレット110から入力された情報に従った各種アプリケーションの実行、および、シャッターSW113の操作に伴う撮影動作の指示等の処理が含まれる。
【0007】
RAM103は画像展開エリア103a、アプリケーションなどのワークエリア103b、VRAM103c、一時退避エリア103dなどを備えている。画像展開エリア103aには、カメラモジュール105より送られてきた撮影画像(YUVデジタル信号)やデータ格納手段104から読み出されたJPEG圧縮画像データを一時的に格納するためのテンポラリバッファとして、また、画像圧縮処理、解凍処理のための画像専用ワークエリアとして使用される。ワークエリア103bは、各種プログラムのためのワークエリアである。VRAM103cは表示部113へ表示する表示データを格納するVRAMとして使用される。また、一時退避エリア103dは各種データを一時退避させるためのエリアである。
【0008】
データ格納手段104は、CPU101によりJPEG圧縮されたされた撮影画像データ、あるいはアプリケーションより参照される撮影画像一枚毎に対応した各種付随情報など(本実施形態では、画像撮影時刻、撮影場所など)をファイル形式で格納しておくためのメモリであり、本実施形態ではフラッシュメモリで構成される。
【0009】
カメラモジュール105は、レンズ郡、CCD、タイミングジェネレータ、A/D変換回路、画像処理用DSPなどから構成され、CPU101からの信号により、画像データの転送やAE、ホワイトバランスの調整などの動作を行う。
【0010】
タブレットコントロール部109は、CPU101からの制御信号により手書きタブレット110の駆動制御とペンタッチにより入力された各種情報をデジタル信号へ変換してCPU101へ転送するための制御を行う。
【0011】
LCDコントロール部106は、カメラモジュールから転送されたYUVデジタル画像データをRGBデジタル信号へ変換したあと表示駆動部107へ出力する処理や、VRAM103cに格納されたRGBデータを表示駆動部107へ出力する処理を行う。表示駆動部107は表示部108を駆動するための制御を行う。表示部108は画像を表示するための表示器であり、TFTカラー液晶表示装置である。
【0012】
シャッターSW113は、撮影動作の開始を指示するためのシャッターである。このシャッターSW113はスイッチの押下圧によって2段階のスイッチポジションが有り、1段目のポジションの検出で、ホワイトバランス、AE等のカメラ設定のロック動作が行われ、2段目のポジションの検出で、キャプチャー信号によりカメラ画像の取り込み動作が行われる。
【0013】
図2は、本実施形態の電子機器201の外観図であり、表示部(LCD)108の上面に手書きタブレット110が設置され、操作者は、ペン202などを用いて、表示部103に表示されるGUI(グラフィックユーザーインタフェース)への指示を手書きタブレットを通してCPU101に伝える。また、カメラーモジュール105は、図中の203の位置に配置され、シャッターSW113も同側面に配置されている。
【0014】
以下、図3のアルバム表示モードの動作の流れを示すフローチャート、図4、図5のアルバム表示モードの表示例を用いて、本実施形態の動作について説明する。
【0015】
本実施形態において、アルバム表示モードが選択されるとステップS301に処理が移り、ステップS302において、データ格納手段104に格納されている画像データのサムネイルを図4の401の領域に一覧表示する。図4は、アルバム表示モードの表示例であり本実施形態では、一画面にサムネイル画像(画像−1〜16)を16枚表示し、各サムネイル画像には、それぞれ背景(画像−1のサムネイル場合は、402の斜線領域)が表示される。また、402の表示領域には操作アイコンを表示し、操作者の指示により指示されたアイコンに対応した処理を行う。
【0016】
次にステップS303では、操作者の手書きタブレットへの入力の検出を行い、入力が検出されるまで処理を繰り返し、入力が検出されるとステップS304へ移行し、操作者によって指示された領域がサムネイル画像領域かを判断し、サムネイル画像領域である場合には、ステップS305へ移行して、検索表示モードであるか判断し、検索表示モードでない場合には、ステップS311において、指示された画像を選択画像にセットし、指示されたサムネイル画像の枠を太くして表示(図4の表示例では、画像−6の様に表示する)して処理をステップS303の入力検出に戻す。ステップS305において、検索表示モードである場合には、ステップS306へ移行する。
【0017】
ここで、図5は検索表示モードの表示例であり、選択された画像「画像−6」の付随情報(本実施形態では、撮影日、撮影場所)と一致する付随情報を持つサムネイル画像の背景の模様を変えて表示している。表示領域501には、選択された画像「画像−6」の付随情報の表示とその左側の領域にその条件に一致するサムネイル画像の背景表示となる模様を表示している。本実施形態では、撮影日のみが一致(501b)、撮影場所のみが一致(501c)、撮影日、場所の両方が一致するもの(501a)の3通りで背景の模様を異ならせて表示する。
【0018】
ステップS306では、図5の表示領域501に選択された画像の検索対象となる付随情報の項目表示とその左側の領域にその条件に一致するサムネイル画像の背景表示となる模様を表示する。次に、ステップS307では、指示されたサムネイル画像を選択画像としてセットし、選択画像の付随情報(本実施形態では、撮影日、撮影場所)と表示されているサムネイル画像の「画像−1」から付随情報の比較を行い、ステップS308で、付随情報が一つでも一致したと判断された場合には、ステップS309に移行して、ステップS307での比較結果によりサムネイル画像の背景表示を撮影日のみが一致(図5の画像−10、11、12)、撮影場所が一致(図5の画像−15、16)、撮影日、場所の両方が一致する場合(図5の画像−6〜9)の3通りに場合分けをして模様を異ならせて表示し、ステップS310へ移行する。ステップS308で付随情報が一致しない場合には、ステップS310において、表示されているサムネイル画像すべてについて比較が行われたか判断し、すべてのサムネイル画像に対して比較が終了していない場合には、ステップS307〜S310の処理を繰り返し、すべてのサムネイル画像に対して比較が終了すると処理をステップS303へ戻す。
【0019】
また、ステップS304において、操作者によって指示された領域がサムネイル画像領域かを判断し、サムネイル画像領域でない場合には、ステップS312へ移行し、指示された領域が検索表示モード設定領域(図4の403b領域)である場合には、ステップS313で「検索表示モード」にセットし、操作アイコンの表示の変更等の処理を行い、ステップS314において、現在選択されているサムネイル画像が存在するか判断し、選択されているサムネイル画像が存在しない場合には、処理をステップS302に戻し、選択されているサムネイル画像が有る場合には、ステップS306へ処理を移し、前述した処理により表示を行う。また、ステップS312において、操作者によって指示された領域が検索表示モード設定領域でない場合には、ステップS315において、その他の処理を必要とする領域か判断し、その他の処理を必要とする領域ない場合には、処理をステップS302に戻し、その他の処理を必要とする領域である場合には、ステップS316において、指示された処理(例えば、画面のページ切り替え、選択画面の全画面表示、検索表示モード解除などの処理)を実行しステップS302に処理を戻す。
【0020】
以上説明した動作により、本実施形態では、画像を選択するだけで、選択された画像と同じ付随情報を有する画像が簡単に判別することが可能であり、検索条件の入力などの操作が不要なため大変使い勝手が良い検索機能を提供することができる。
【0021】
また、本実施形態では、選択された画像と同じ付随情報を有する画像の背景の模様を異ならせて表示したが、背景の色及び、画像の輝度を異ならせて表示してもよい。
【0022】
更に、本実施形態では、付随情報を有するデータを画像データとしたが、付随情報を有するデータならばどのようなデータでもよい。
【0023】
(第2実施形態)
第1実施形態では、画像を選択するだけで、選択された画像と同じ付随情報を有する画像の背景の表示形態を変えて表示したが、第2実施形態では、選択画像が有する付随情報が複数存在する場合に操作者が検索条件を選択できる様構成した。
【0024】
第2実施形態では、図1のブロック図及び図2の概観図は同じ構成であり、図6のアルバム表示モードの動作の流れを示すフローチャートを用いて、図4、図7、のアルバム表示モードの表示例を用いて、本実施形態の動作について説明する。
【0025】
本実施形態において、アルバム表示モードが選択されるとステップS601に処理が移り、ステップS602において、データ格納手段104に格納されている画像データのサムネイルを図4の401の領域に一覧表示する。図4は、アルバム表示モードの表示例であり第1実施形態と同様な表示を行う。
【0026】
次にステップS603では、操作者の手書きタブレットへの入力の検出を行い、入力が検出されるまで処理を繰り返し、入力が検出されるとステップS604へ移行し、操作者によって指示された領域がサムネイル画像領域かを判断し、サムネイル画像領域である場合には、ステップS605へ移行して、検索表示モードであるか判断し、検索表示モードでない場合には、ステップS613において、第1実施形態と同様に指示された画像を選択画像にセットし、指示されたサムネイル画像の枠を太くして表示(図4の表示例では、画像−6の様に表示する)して処理をステップS603の入力検出に戻す。
【0027】
ステップS605において、検索表示モードである場合には、ステップS606へ移行する。ここで、図7は第2実施形態における検索表示モードの表示例であり、選択された画像「画像−6」の付随情報(本実施形態では、撮影日、撮影場所)と一致する付随情報を持つサムネイル画像の背景の模様を変えて表示している。表示領域701には、選択された画像「画像−6」の付随情報の表示とその左側の領域にその条件に一致するサムネイル画像の背景表示となる模様を表示している。本実施形態では、撮影日が一致(701a)、または、撮影場所が一致(701b)しているかで背景の模様を異ならせて表示する。また、第1実施形態と比べ本実施形態では、検索条件となる付随情報のうち複数の情報と一致する場合には、背景領域を分割して背景模様を表示する。
【0028】
ステップS606では、図7の表示領域701に選択された画像の付随情報の表示とその左側の領域にその条件に一致するサムネイル画像の背景表示となる模様を表示し、検索項目を設定する。次に、ステップS607では、指示されたサムネイル画像を選択画像としてセットし、選択画像の付随情報(本実施形態では、撮影日、撮影場所)と表示されているサムネイル画像の「画像−1」から付随情報の比較を行い、ステップS608で、付随情報が一つでも一致したと判断された場合には、ステップS609に移行して、ステップS607での比較結果によりサムネイル画像の背景表示を撮影日のみが一致する場合は、701aに示される模様の背景を表示し(図7の画像−10、11、12)、撮影場所のみが一致する場合には、701bに示される模様の背景を表示し(図7の画像−15、16)、撮影日、場所の両方が一致する場合には、背景領域を分割して(図7の画像−6〜9)701a、bに示される模様の背景を表示して、ステップS610へ移行する。ステップS608で付随情報が一致しない場合には、ステップS610において、表示されているサムネイル画像すべてについて比較が行われたか判断し、すべてのサムネイル画像に対して比較が終了していない場合には、ステップS607〜S610の処理を繰り返し、すべてのサムネイル画像に対して比較が終了すると処理をステップS603へ戻す。
【0029】
また、ステップS604において、操作者によって指示された領域がサムネイル画像領域かを判断し、サムネイル画像領域でない場合には、ステップS612へ移行し、指示された領域が検索表示モード設定領域(図4の403b領域)である場合には、ステップS613で「検索表示モード」にセットし、操作アイコンの表示の変更等の処理を行い、ステップS614において、現在選択されているサムネイル画像が存在するか判断し、選択されているサムネイル画像が存在しない場合には、処理をステップS602に戻し、選択されているサムネイル画像が有る場合には、ステップS606へ処理を移し、前述した処理により検索表示を行う。また、ステップS612において、操作者によって指示された領域が検索表示モード設定領域でない場合には、ステップS615へ移行し検索項目表示領域701か判断し、検索項目表示領域701である場合には、ステップS616へ移行して指示された領域が、701a、701bである場合には、指示された項目(撮影日時、撮影場所)の検索条件のオンオフの処理が行われる。ステップS617で、検索項目を再設定行い、更に、取り消された条件の表示形態を異ならせる。本実施形態では、撮影場所領域(701b)が指示されたので、撮影場所を検索項目から除き図8の801bの表示の様に表示を形態を変える。本実施形態では、701a、701bなどの検索項目領域を指示することにより、指示された検索項目のオンオフを行う。次にステップS617から処理をステップS607へ移行し、ステップS607からの処理でステップS617で変更された検索項目で付随情報の再比較を行い検索表示を行う。ここで、図7の表示例は、撮影日時、撮影場所の2つ条件での表示例であり、現在検索項目のうち撮影場所の条件が取り消されたので、撮影日時のみが検索条件となり図8に示す表示例の表示となる。また、ステップS616で指示された領域が701a、701bでない場合には、処理をステップS602に戻す。次にステップS615において検索項目表示領域701でない場合には、ステップS618において、その他の処理を必要とする領域か判断し、その他の処理を必要とする領域でない場合には処理をステップS602に戻し、その他の処理を必要とする領域である場合には、ステップS619において、指示された処理(例えば、画面のページ切り替え、選択画面の全画面表示、検索表示モード解除などの処理)を実行しステップS602に処理を戻す。
【0030】
以上説明した動作により、本実施形態では、操作者によって複数ある検索項目から簡単に所望する項目を選択することができる。
【0031】
また、本実施形態の検索表示においては、選択されている複数の項目に対してサムネイル背景画像領域を分割して、背景表示を異ならせるので検索項目が2項目以上に増えた場合にも更に背景領域を分割することで簡単に対応することが可能である。
【0032】
(第3実施形態)
第3実施形態では、第1実施形態に対して付随情報の検索項目が1つしか存在しない場合に、背景表示領域を無くしてサムネイル画像を拡大して表示する様構成した。
【0033】
第3実施形態では、第1実施形態の図1のブロック図及び図2の概観図及び、図3のアルバム表示モードの動作の流れを示すフローチャート,図4、図5、のアルバム表示モードの表示例に加え図9の表示例を加えて説明する。
【0034】
本実施形態では、第1実施形態の処理の、図3のアルバム表示モードの動作の流れを示すフローチャートにおいて、ステップS306〜S310の処理において次の処理を追加する。ステップS306の検索項目表示において、検索項目が一つであった場合には、図9に示す様に背景表示領域を無くし、サムネイル画像枠のみを表示し、以後ステップS306〜S310の処理において、付随情報が一致する画像のサムネイル枠の表示形態を変えて(点線表示)表示を行う。その他の処理は、第1実施形態と同じ動作を行うものとする。図9の表示例は、選択画像が「画像−6」で、撮影日付情報が一致する画像が「画像−7、8、9、15」であった場合の表示例である。
【0035】
以上説明した第3実施形態では、検索項目が一つであった場合にサムネイル画像を最大限大きく表示することが可能とであり、表示サイズが小さい機器などでは有効である。
【0036】
(第4実施形態)
第1実施形態では、一覧表示されている画像の中で、画像を選択することにより、画像と同じ付随情報を有する画像の背景の表示形態を変えて表示したが、第4実施形態では、選択画像が有する付随情報と一致する画像のみを表示する様に構成した。
【0037】
第4実施形態では、図1のブロック図及び図2の概観図は同じ構成であり、図10のアルバム表示モードの動作の流れを示すフローチャートを用いて、図4、図11、のアルバム表示モードの表示例を用いて、本実施形態の動作について説明する。
【0038】
以下、図10のアルバム表示モードの動作の流れを示すフローチャートについて説明する。図10のフローチャートにおいて、ステップS1001〜S1005、S1013〜S1017の処理は、図3のステップS301〜S305、S312〜S316の処理と同様な処理を行う。
【0039】
第4実施形態では、選択画像に対して表示されているサムネイル画像の付随情報だけでなく格納手段104に格納されている画像データに対しても比較を行い、付随情報が一致した画像のみサムネイル表示領域に表示を行う。
【0040】
本実施形態においては、ステップS1006で選択画像を「画像−1」の領域に表示し、ステップS1007で図11の表示領域1001に選択された画像の検索対象となる付随情報の項目表示とその左側の領域にその条件に一致するサムネイル画像の背景表示となる模様を表示する。次にステップS1008の処理において、格納手段104に格納されている画像データの付随情報と比較を行い、ステップS1009で、付随情報が一つでも一致したと判断された場合には、ステップS1009に移行して、ステップS1008での比較結果によりサムネイル画像の背景表示を撮影日のみが一致(図11の画像−10、11、12)、撮影場所が一致(図11の画像−15、16)、撮影日、場所の両方が一致する場合(図11の画像−6〜9)の3通りに場合分けをして模様を異ならせて表示し、また、付随条件が一致しない画像については、サムネイル表示を行わない。この処理の後ステップS1011へ移行する。また、ステップS1009で付随情報が一致しない場合には、ステップS1011へ移行し、サムネイル画像表示領域にすべて画像が表示されているか、または格納手段104に格納されている比較対象となる画像すべてについて比較がなされたか判断して、条件が満たされていない場合には、ステップS1008〜S1011の処理を繰り返し、条件が満たされると処理をステップS1003へ戻す。
【0041】
以上説明した動作により、本実施形態では、付随情報が一致しない画像のサムネイル画像を表示しないので、検索項目に一致する画像の多くを表示することが可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、元となる画像を選択するだけで、選択された画像の付随情報から同じ付随情報を有する画像を簡単に検索でき、また、一覧表示において容易に判別できるよう表示されるので、使い勝手が良い検索機能を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機器の実施の第1形態の構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態の機器の外観構成を示す図である。
【図3】第1実施形態の機器におけるアルバム表示モード処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】第1実施形態の機器におけるアルバム表示モードの表示例である。
【図5】第1実施形態の機器におけるアルバム表示モードの検索結果の表示例である。
【図6】第2実施形態の機器におけるアルバム表示モード処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】第2実施形態の機器におけるアルバム表示モードの検索結果の表示例である。
【図8】第2実施形態の機器におけるアルバム表示モードの検索項目変更後の検索結果の表示例である。
【図9】第3実施形態の機器におけるアルバム表示モードの検索項目が一つの場合の検索結果の表示例である。
【図10】第4実施形態の機器におけるアルバム表示モード処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】第4実施形態の機器におけるアルバム表示モードの検索結果の表示例である。
【符号の説明】
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 データ格納手段
108 表示部
110 手書きタブレット
202 入力ペン
501 付随情報の項目表示領域
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データを検索して表示する検索方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像などのデータ検索を行う場合には検索条件を入力し、その結果により該当する画像を一覧表示する様構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、所望する条件を変更したい場合に、操作者がその都度入力し直す必要が有った。また、デジタルカメラ等で撮影した画像データなどに関しては、類似条件を有する画像を検索したい場合に、元となる画像の付随情報を一度表示させて確認してから検索するなど複数回の操作が必要であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本出願に係わる第一の発明は、少なくとも一つ以上の付随情報を有するデータを格納する格納手段と、前記格納手段に格納されたデータを表示する表示手段と、前記表示手段に表示されたデータから所望するデータを指示する指示手段とを有する機器において、前記指示手段によって指示されたデータの付随情報により、前記格納手段に格納されているデータの付随情報を検索し、付随情報が一致するデータを前記表示手段において、表示形態を異ならせて表示する様に構成した。
【0005】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は、本発明の電子機器の第1の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図1において、101はCPUであり、本電子機器の動作はこのCPU101により制御される。CPU101には、制御プログラムを記憶しているROM102、RAM103、ユーザーデータを格納するための格納手段104、カメラモジュール105、タブレットの制御、検出を行うタブレットコントロール部109、LCDコントロール部106、RTC(リアルタイムクロック)115、シャッターSW113、その他の操作に使われるキーSW群114がそれぞれ接続されている。そして、LCDコントロール部106には表示駆動部107、さらに表示部(TFTカラー液晶)108が接続されている。また、タブレットコントロール部109には、表示部108上に設置された手書きタブレット110が接続され、手書きタブレットへの入力の検出を行う。
【0006】
CPU101はROM102内の制御プログラムに基づいて各種制御を行う。これらの制御の中には、カメラモジュール105から出力された撮影画像信号を読み込み、RAM103へDMA転送を行う処理、同様にRAM103よりLCDコントロール部106へデータをDMA転送する処理、また、画像データをJPEG圧縮しファイル形式でデータ格納手段104へ格納する処理、さらに、手書きタブレット110から入力された情報に従った各種アプリケーションの実行、および、シャッターSW113の操作に伴う撮影動作の指示等の処理が含まれる。
【0007】
RAM103は画像展開エリア103a、アプリケーションなどのワークエリア103b、VRAM103c、一時退避エリア103dなどを備えている。画像展開エリア103aには、カメラモジュール105より送られてきた撮影画像(YUVデジタル信号)やデータ格納手段104から読み出されたJPEG圧縮画像データを一時的に格納するためのテンポラリバッファとして、また、画像圧縮処理、解凍処理のための画像専用ワークエリアとして使用される。ワークエリア103bは、各種プログラムのためのワークエリアである。VRAM103cは表示部113へ表示する表示データを格納するVRAMとして使用される。また、一時退避エリア103dは各種データを一時退避させるためのエリアである。
【0008】
データ格納手段104は、CPU101によりJPEG圧縮されたされた撮影画像データ、あるいはアプリケーションより参照される撮影画像一枚毎に対応した各種付随情報など(本実施形態では、画像撮影時刻、撮影場所など)をファイル形式で格納しておくためのメモリであり、本実施形態ではフラッシュメモリで構成される。
【0009】
カメラモジュール105は、レンズ郡、CCD、タイミングジェネレータ、A/D変換回路、画像処理用DSPなどから構成され、CPU101からの信号により、画像データの転送やAE、ホワイトバランスの調整などの動作を行う。
【0010】
タブレットコントロール部109は、CPU101からの制御信号により手書きタブレット110の駆動制御とペンタッチにより入力された各種情報をデジタル信号へ変換してCPU101へ転送するための制御を行う。
【0011】
LCDコントロール部106は、カメラモジュールから転送されたYUVデジタル画像データをRGBデジタル信号へ変換したあと表示駆動部107へ出力する処理や、VRAM103cに格納されたRGBデータを表示駆動部107へ出力する処理を行う。表示駆動部107は表示部108を駆動するための制御を行う。表示部108は画像を表示するための表示器であり、TFTカラー液晶表示装置である。
【0012】
シャッターSW113は、撮影動作の開始を指示するためのシャッターである。このシャッターSW113はスイッチの押下圧によって2段階のスイッチポジションが有り、1段目のポジションの検出で、ホワイトバランス、AE等のカメラ設定のロック動作が行われ、2段目のポジションの検出で、キャプチャー信号によりカメラ画像の取り込み動作が行われる。
【0013】
図2は、本実施形態の電子機器201の外観図であり、表示部(LCD)108の上面に手書きタブレット110が設置され、操作者は、ペン202などを用いて、表示部103に表示されるGUI(グラフィックユーザーインタフェース)への指示を手書きタブレットを通してCPU101に伝える。また、カメラーモジュール105は、図中の203の位置に配置され、シャッターSW113も同側面に配置されている。
【0014】
以下、図3のアルバム表示モードの動作の流れを示すフローチャート、図4、図5のアルバム表示モードの表示例を用いて、本実施形態の動作について説明する。
【0015】
本実施形態において、アルバム表示モードが選択されるとステップS301に処理が移り、ステップS302において、データ格納手段104に格納されている画像データのサムネイルを図4の401の領域に一覧表示する。図4は、アルバム表示モードの表示例であり本実施形態では、一画面にサムネイル画像(画像−1〜16)を16枚表示し、各サムネイル画像には、それぞれ背景(画像−1のサムネイル場合は、402の斜線領域)が表示される。また、402の表示領域には操作アイコンを表示し、操作者の指示により指示されたアイコンに対応した処理を行う。
【0016】
次にステップS303では、操作者の手書きタブレットへの入力の検出を行い、入力が検出されるまで処理を繰り返し、入力が検出されるとステップS304へ移行し、操作者によって指示された領域がサムネイル画像領域かを判断し、サムネイル画像領域である場合には、ステップS305へ移行して、検索表示モードであるか判断し、検索表示モードでない場合には、ステップS311において、指示された画像を選択画像にセットし、指示されたサムネイル画像の枠を太くして表示(図4の表示例では、画像−6の様に表示する)して処理をステップS303の入力検出に戻す。ステップS305において、検索表示モードである場合には、ステップS306へ移行する。
【0017】
ここで、図5は検索表示モードの表示例であり、選択された画像「画像−6」の付随情報(本実施形態では、撮影日、撮影場所)と一致する付随情報を持つサムネイル画像の背景の模様を変えて表示している。表示領域501には、選択された画像「画像−6」の付随情報の表示とその左側の領域にその条件に一致するサムネイル画像の背景表示となる模様を表示している。本実施形態では、撮影日のみが一致(501b)、撮影場所のみが一致(501c)、撮影日、場所の両方が一致するもの(501a)の3通りで背景の模様を異ならせて表示する。
【0018】
ステップS306では、図5の表示領域501に選択された画像の検索対象となる付随情報の項目表示とその左側の領域にその条件に一致するサムネイル画像の背景表示となる模様を表示する。次に、ステップS307では、指示されたサムネイル画像を選択画像としてセットし、選択画像の付随情報(本実施形態では、撮影日、撮影場所)と表示されているサムネイル画像の「画像−1」から付随情報の比較を行い、ステップS308で、付随情報が一つでも一致したと判断された場合には、ステップS309に移行して、ステップS307での比較結果によりサムネイル画像の背景表示を撮影日のみが一致(図5の画像−10、11、12)、撮影場所が一致(図5の画像−15、16)、撮影日、場所の両方が一致する場合(図5の画像−6〜9)の3通りに場合分けをして模様を異ならせて表示し、ステップS310へ移行する。ステップS308で付随情報が一致しない場合には、ステップS310において、表示されているサムネイル画像すべてについて比較が行われたか判断し、すべてのサムネイル画像に対して比較が終了していない場合には、ステップS307〜S310の処理を繰り返し、すべてのサムネイル画像に対して比較が終了すると処理をステップS303へ戻す。
【0019】
また、ステップS304において、操作者によって指示された領域がサムネイル画像領域かを判断し、サムネイル画像領域でない場合には、ステップS312へ移行し、指示された領域が検索表示モード設定領域(図4の403b領域)である場合には、ステップS313で「検索表示モード」にセットし、操作アイコンの表示の変更等の処理を行い、ステップS314において、現在選択されているサムネイル画像が存在するか判断し、選択されているサムネイル画像が存在しない場合には、処理をステップS302に戻し、選択されているサムネイル画像が有る場合には、ステップS306へ処理を移し、前述した処理により表示を行う。また、ステップS312において、操作者によって指示された領域が検索表示モード設定領域でない場合には、ステップS315において、その他の処理を必要とする領域か判断し、その他の処理を必要とする領域ない場合には、処理をステップS302に戻し、その他の処理を必要とする領域である場合には、ステップS316において、指示された処理(例えば、画面のページ切り替え、選択画面の全画面表示、検索表示モード解除などの処理)を実行しステップS302に処理を戻す。
【0020】
以上説明した動作により、本実施形態では、画像を選択するだけで、選択された画像と同じ付随情報を有する画像が簡単に判別することが可能であり、検索条件の入力などの操作が不要なため大変使い勝手が良い検索機能を提供することができる。
【0021】
また、本実施形態では、選択された画像と同じ付随情報を有する画像の背景の模様を異ならせて表示したが、背景の色及び、画像の輝度を異ならせて表示してもよい。
【0022】
更に、本実施形態では、付随情報を有するデータを画像データとしたが、付随情報を有するデータならばどのようなデータでもよい。
【0023】
(第2実施形態)
第1実施形態では、画像を選択するだけで、選択された画像と同じ付随情報を有する画像の背景の表示形態を変えて表示したが、第2実施形態では、選択画像が有する付随情報が複数存在する場合に操作者が検索条件を選択できる様構成した。
【0024】
第2実施形態では、図1のブロック図及び図2の概観図は同じ構成であり、図6のアルバム表示モードの動作の流れを示すフローチャートを用いて、図4、図7、のアルバム表示モードの表示例を用いて、本実施形態の動作について説明する。
【0025】
本実施形態において、アルバム表示モードが選択されるとステップS601に処理が移り、ステップS602において、データ格納手段104に格納されている画像データのサムネイルを図4の401の領域に一覧表示する。図4は、アルバム表示モードの表示例であり第1実施形態と同様な表示を行う。
【0026】
次にステップS603では、操作者の手書きタブレットへの入力の検出を行い、入力が検出されるまで処理を繰り返し、入力が検出されるとステップS604へ移行し、操作者によって指示された領域がサムネイル画像領域かを判断し、サムネイル画像領域である場合には、ステップS605へ移行して、検索表示モードであるか判断し、検索表示モードでない場合には、ステップS613において、第1実施形態と同様に指示された画像を選択画像にセットし、指示されたサムネイル画像の枠を太くして表示(図4の表示例では、画像−6の様に表示する)して処理をステップS603の入力検出に戻す。
【0027】
ステップS605において、検索表示モードである場合には、ステップS606へ移行する。ここで、図7は第2実施形態における検索表示モードの表示例であり、選択された画像「画像−6」の付随情報(本実施形態では、撮影日、撮影場所)と一致する付随情報を持つサムネイル画像の背景の模様を変えて表示している。表示領域701には、選択された画像「画像−6」の付随情報の表示とその左側の領域にその条件に一致するサムネイル画像の背景表示となる模様を表示している。本実施形態では、撮影日が一致(701a)、または、撮影場所が一致(701b)しているかで背景の模様を異ならせて表示する。また、第1実施形態と比べ本実施形態では、検索条件となる付随情報のうち複数の情報と一致する場合には、背景領域を分割して背景模様を表示する。
【0028】
ステップS606では、図7の表示領域701に選択された画像の付随情報の表示とその左側の領域にその条件に一致するサムネイル画像の背景表示となる模様を表示し、検索項目を設定する。次に、ステップS607では、指示されたサムネイル画像を選択画像としてセットし、選択画像の付随情報(本実施形態では、撮影日、撮影場所)と表示されているサムネイル画像の「画像−1」から付随情報の比較を行い、ステップS608で、付随情報が一つでも一致したと判断された場合には、ステップS609に移行して、ステップS607での比較結果によりサムネイル画像の背景表示を撮影日のみが一致する場合は、701aに示される模様の背景を表示し(図7の画像−10、11、12)、撮影場所のみが一致する場合には、701bに示される模様の背景を表示し(図7の画像−15、16)、撮影日、場所の両方が一致する場合には、背景領域を分割して(図7の画像−6〜9)701a、bに示される模様の背景を表示して、ステップS610へ移行する。ステップS608で付随情報が一致しない場合には、ステップS610において、表示されているサムネイル画像すべてについて比較が行われたか判断し、すべてのサムネイル画像に対して比較が終了していない場合には、ステップS607〜S610の処理を繰り返し、すべてのサムネイル画像に対して比較が終了すると処理をステップS603へ戻す。
【0029】
また、ステップS604において、操作者によって指示された領域がサムネイル画像領域かを判断し、サムネイル画像領域でない場合には、ステップS612へ移行し、指示された領域が検索表示モード設定領域(図4の403b領域)である場合には、ステップS613で「検索表示モード」にセットし、操作アイコンの表示の変更等の処理を行い、ステップS614において、現在選択されているサムネイル画像が存在するか判断し、選択されているサムネイル画像が存在しない場合には、処理をステップS602に戻し、選択されているサムネイル画像が有る場合には、ステップS606へ処理を移し、前述した処理により検索表示を行う。また、ステップS612において、操作者によって指示された領域が検索表示モード設定領域でない場合には、ステップS615へ移行し検索項目表示領域701か判断し、検索項目表示領域701である場合には、ステップS616へ移行して指示された領域が、701a、701bである場合には、指示された項目(撮影日時、撮影場所)の検索条件のオンオフの処理が行われる。ステップS617で、検索項目を再設定行い、更に、取り消された条件の表示形態を異ならせる。本実施形態では、撮影場所領域(701b)が指示されたので、撮影場所を検索項目から除き図8の801bの表示の様に表示を形態を変える。本実施形態では、701a、701bなどの検索項目領域を指示することにより、指示された検索項目のオンオフを行う。次にステップS617から処理をステップS607へ移行し、ステップS607からの処理でステップS617で変更された検索項目で付随情報の再比較を行い検索表示を行う。ここで、図7の表示例は、撮影日時、撮影場所の2つ条件での表示例であり、現在検索項目のうち撮影場所の条件が取り消されたので、撮影日時のみが検索条件となり図8に示す表示例の表示となる。また、ステップS616で指示された領域が701a、701bでない場合には、処理をステップS602に戻す。次にステップS615において検索項目表示領域701でない場合には、ステップS618において、その他の処理を必要とする領域か判断し、その他の処理を必要とする領域でない場合には処理をステップS602に戻し、その他の処理を必要とする領域である場合には、ステップS619において、指示された処理(例えば、画面のページ切り替え、選択画面の全画面表示、検索表示モード解除などの処理)を実行しステップS602に処理を戻す。
【0030】
以上説明した動作により、本実施形態では、操作者によって複数ある検索項目から簡単に所望する項目を選択することができる。
【0031】
また、本実施形態の検索表示においては、選択されている複数の項目に対してサムネイル背景画像領域を分割して、背景表示を異ならせるので検索項目が2項目以上に増えた場合にも更に背景領域を分割することで簡単に対応することが可能である。
【0032】
(第3実施形態)
第3実施形態では、第1実施形態に対して付随情報の検索項目が1つしか存在しない場合に、背景表示領域を無くしてサムネイル画像を拡大して表示する様構成した。
【0033】
第3実施形態では、第1実施形態の図1のブロック図及び図2の概観図及び、図3のアルバム表示モードの動作の流れを示すフローチャート,図4、図5、のアルバム表示モードの表示例に加え図9の表示例を加えて説明する。
【0034】
本実施形態では、第1実施形態の処理の、図3のアルバム表示モードの動作の流れを示すフローチャートにおいて、ステップS306〜S310の処理において次の処理を追加する。ステップS306の検索項目表示において、検索項目が一つであった場合には、図9に示す様に背景表示領域を無くし、サムネイル画像枠のみを表示し、以後ステップS306〜S310の処理において、付随情報が一致する画像のサムネイル枠の表示形態を変えて(点線表示)表示を行う。その他の処理は、第1実施形態と同じ動作を行うものとする。図9の表示例は、選択画像が「画像−6」で、撮影日付情報が一致する画像が「画像−7、8、9、15」であった場合の表示例である。
【0035】
以上説明した第3実施形態では、検索項目が一つであった場合にサムネイル画像を最大限大きく表示することが可能とであり、表示サイズが小さい機器などでは有効である。
【0036】
(第4実施形態)
第1実施形態では、一覧表示されている画像の中で、画像を選択することにより、画像と同じ付随情報を有する画像の背景の表示形態を変えて表示したが、第4実施形態では、選択画像が有する付随情報と一致する画像のみを表示する様に構成した。
【0037】
第4実施形態では、図1のブロック図及び図2の概観図は同じ構成であり、図10のアルバム表示モードの動作の流れを示すフローチャートを用いて、図4、図11、のアルバム表示モードの表示例を用いて、本実施形態の動作について説明する。
【0038】
以下、図10のアルバム表示モードの動作の流れを示すフローチャートについて説明する。図10のフローチャートにおいて、ステップS1001〜S1005、S1013〜S1017の処理は、図3のステップS301〜S305、S312〜S316の処理と同様な処理を行う。
【0039】
第4実施形態では、選択画像に対して表示されているサムネイル画像の付随情報だけでなく格納手段104に格納されている画像データに対しても比較を行い、付随情報が一致した画像のみサムネイル表示領域に表示を行う。
【0040】
本実施形態においては、ステップS1006で選択画像を「画像−1」の領域に表示し、ステップS1007で図11の表示領域1001に選択された画像の検索対象となる付随情報の項目表示とその左側の領域にその条件に一致するサムネイル画像の背景表示となる模様を表示する。次にステップS1008の処理において、格納手段104に格納されている画像データの付随情報と比較を行い、ステップS1009で、付随情報が一つでも一致したと判断された場合には、ステップS1009に移行して、ステップS1008での比較結果によりサムネイル画像の背景表示を撮影日のみが一致(図11の画像−10、11、12)、撮影場所が一致(図11の画像−15、16)、撮影日、場所の両方が一致する場合(図11の画像−6〜9)の3通りに場合分けをして模様を異ならせて表示し、また、付随条件が一致しない画像については、サムネイル表示を行わない。この処理の後ステップS1011へ移行する。また、ステップS1009で付随情報が一致しない場合には、ステップS1011へ移行し、サムネイル画像表示領域にすべて画像が表示されているか、または格納手段104に格納されている比較対象となる画像すべてについて比較がなされたか判断して、条件が満たされていない場合には、ステップS1008〜S1011の処理を繰り返し、条件が満たされると処理をステップS1003へ戻す。
【0041】
以上説明した動作により、本実施形態では、付随情報が一致しない画像のサムネイル画像を表示しないので、検索項目に一致する画像の多くを表示することが可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、元となる画像を選択するだけで、選択された画像の付随情報から同じ付随情報を有する画像を簡単に検索でき、また、一覧表示において容易に判別できるよう表示されるので、使い勝手が良い検索機能を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機器の実施の第1形態の構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態の機器の外観構成を示す図である。
【図3】第1実施形態の機器におけるアルバム表示モード処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】第1実施形態の機器におけるアルバム表示モードの表示例である。
【図5】第1実施形態の機器におけるアルバム表示モードの検索結果の表示例である。
【図6】第2実施形態の機器におけるアルバム表示モード処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】第2実施形態の機器におけるアルバム表示モードの検索結果の表示例である。
【図8】第2実施形態の機器におけるアルバム表示モードの検索項目変更後の検索結果の表示例である。
【図9】第3実施形態の機器におけるアルバム表示モードの検索項目が一つの場合の検索結果の表示例である。
【図10】第4実施形態の機器におけるアルバム表示モード処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】第4実施形態の機器におけるアルバム表示モードの検索結果の表示例である。
【符号の説明】
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 データ格納手段
108 表示部
110 手書きタブレット
202 入力ペン
501 付随情報の項目表示領域
Claims (9)
- 少なくとも一つ以上の付随情報を有するデータを格納する格納手段と、
前記格納手段に格納されたデータを表示する表示手段と、
前記表示手段に表示されたデータから所望するデータを指示する指示手段とを有する機器において、
前記指示手段によって指示されたデータの付随情報により、前記格納手段に格納されているデータの付随情報を検索し、付随情報が一致するデータを前記表示手段において、表示形態を異ならせて表示することを特徴とするデータ検索および表示方式。 - 前記データは、画像データであることを特徴とする請求項1に記載のデータ検索および表示方式。
- 前記指示手段は、手書きタブレットであることを特徴とする請求項1に記載のデータ検索および表示方式。
- 付随情報が一致するデータを前記表示手段において、データの背景の表示形態を異ならせて表示することを特徴とする請求項1に記載のデータ検索および表示方式。
- 前記指示手段によって指示されたデータの付随情報が複数項目存在する場合に、一致した付随情報の項目により、表示形態をそれぞれ異ならせて表示することを特徴とする請求項1に記載のデータ検索および表示方式。
- 前記指示手段によって指示されたデータの付随情報が複数項目存在する場合に、一致した付随情報の項目数により、データ表示の背景を分割して背景の表示形態を異ならせて表示することを特徴とする請求項1に記載のデータ検索および表示方式。
- 前記指示手段によって指示されたデータの付随情報が複数項目存在する場合に、操作者により検索する項目を選択する選択手段を有することを特徴とする請求項1に記載のデータ検索および表示方式。
- 前記指示手段によって指示されたデータの付随情報の項目数により、データ表示サイズを変更して表示することを特徴とする請求項1に記載のデータ検索および表示方式。
- 前記指示手段によって指示されたデータの付随情報により、前記格納手段に格納されているデータの付随情報を検索し、付随情報が一致するデータのみを前記表示手段において、表示形態を異ならせて表示することを特徴とする請求項1に記載のデータ検索および表示方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002295102A JP2004134872A (ja) | 2002-10-08 | 2002-10-08 | データ検索および表示方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002295102A JP2004134872A (ja) | 2002-10-08 | 2002-10-08 | データ検索および表示方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004134872A true JP2004134872A (ja) | 2004-04-30 |
Family
ID=32285464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002295102A Withdrawn JP2004134872A (ja) | 2002-10-08 | 2002-10-08 | データ検索および表示方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004134872A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007119375A1 (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-25 | Pioneer Corporation | 画像ファイル管理装置および画像ファイル管理方法 |
JP2008109229A (ja) * | 2006-10-23 | 2008-05-08 | Ricoh Co Ltd | 画像記録装置 |
JP2009021989A (ja) * | 2007-06-15 | 2009-01-29 | Fujifilm Corp | 画像表示装置及び画像表示方法 |
JP2017092770A (ja) * | 2015-11-12 | 2017-05-25 | 株式会社ニコン | 電子機器およびプログラム |
JP2018025833A (ja) * | 2016-08-08 | 2018-02-15 | 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター | 情報検索方法、情報検索プログラム、情報検索用端末および情報検索装置 |
-
2002
- 2002-10-08 JP JP2002295102A patent/JP2004134872A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007119375A1 (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-25 | Pioneer Corporation | 画像ファイル管理装置および画像ファイル管理方法 |
JP2008109229A (ja) * | 2006-10-23 | 2008-05-08 | Ricoh Co Ltd | 画像記録装置 |
JP2009021989A (ja) * | 2007-06-15 | 2009-01-29 | Fujifilm Corp | 画像表示装置及び画像表示方法 |
JP2017092770A (ja) * | 2015-11-12 | 2017-05-25 | 株式会社ニコン | 電子機器およびプログラム |
JP2018025833A (ja) * | 2016-08-08 | 2018-02-15 | 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター | 情報検索方法、情報検索プログラム、情報検索用端末および情報検索装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8599251B2 (en) | Camera | |
US6700612B1 (en) | Reviewing and navigating among images on an image capture unit using a thumbnail position memory bar | |
US7317458B2 (en) | Image display apparatus, image display program, image display method, and recording medium for recording the image display program | |
US6538698B1 (en) | Method and system for sorting images in an image capture unit to ease browsing access | |
US7284206B2 (en) | Image processing apparatus, its control method, and storage medium | |
JP2004328265A (ja) | 表示方法及び表示装置 | |
US20090227283A1 (en) | Electronic device | |
US8582891B2 (en) | Method and apparatus for guiding user with suitable composition, and digital photographing apparatus | |
CN112995500B (zh) | 拍摄方法、装置、电子设备及介质 | |
CN101676913A (zh) | 图像检索装置、数字照相机以及图像检索方法 | |
JP2005223765A (ja) | 撮像装置及びその制御方法 | |
EP2299680A1 (en) | Image display apparatus and image display method | |
US20120047459A1 (en) | Information processing apparatus | |
JP2001177764A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法および記憶媒体 | |
JPH11331693A (ja) | 画像処理方法及びその装置 | |
JP2000341644A (ja) | 画像処理装置及び方法並びに記憶媒体 | |
JP5035330B2 (ja) | 画像処理装置及びプログラム | |
JP2001249653A (ja) | 画像表示方法及び装置並びに電子カメラ | |
JP4725854B2 (ja) | 画像表示装置及び画像表示方法 | |
US20020057294A1 (en) | Information processing apparatus | |
JP2004134872A (ja) | データ検索および表示方式 | |
JPH11103436A (ja) | 画像処理装置及び方法並びに記憶媒体 | |
JP2008010970A (ja) | 画像表示装置,画像表示方法および画像表示プログラム | |
JP4631261B2 (ja) | 撮影画像投影装置、その画像処理方法及びプログラム | |
JP2002203231A (ja) | 画像データの再生方法、その装置および記憶媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |