JP2004134827A - 移動通信端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】動画再生時に、動画デコーダのないサブLCDコントローラを用いて、コストをかけることなく簡易な手段でサブLCDに動画を再生表示することができる移動通信端末装置を提供することにある。
【解決手段】本発明の移動通信端末装置は、カメラ1の動画データのフレーム周期TCと、制御部2を構成するCPUの1フレームあたりの復号化所要時間とその時に行っている他の処理時間との合計時間TDとを比較して、(n+1)TC>TD>nTC(nは1以上の整数)の時、動画撮影時に、制御部2が前記動画データのフレームを(n+1)分の1に間引いて画像メモリ3に記憶し、更に符号化してコードバッファ4に記憶する。又、動画再生時に、制御部2が間引き動画データをフレーム送信周期(n+1)TCで動画データのフレームをサブLCDコントローラ8へ送出して、サブLCD9へ動画を表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の移動通信端末装置は、カメラ1の動画データのフレーム周期TCと、制御部2を構成するCPUの1フレームあたりの復号化所要時間とその時に行っている他の処理時間との合計時間TDとを比較して、(n+1)TC>TD>nTC(nは1以上の整数)の時、動画撮影時に、制御部2が前記動画データのフレームを(n+1)分の1に間引いて画像メモリ3に記憶し、更に符号化してコードバッファ4に記憶する。又、動画再生時に、制御部2が間引き動画データをフレーム送信周期(n+1)TCで動画データのフレームをサブLCDコントローラ8へ送出して、サブLCD9へ動画を表示する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラおよび動画表示機能を有する移動通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、動画撮影カメラ付きの移動通信端末装置が広く使用されるようになってきた。
【0003】
図5は、一般的な動画撮影カメラ付きの移動通信端末装置である携帯電話機のブロック図を示す。
【0004】
以下、図面を参照して従来の動画撮影カメラ付きの移動通信端末装置である携帯電話機について説明する。動画撮影モードでの録画処理は、まず、カメラ1から動画データの1画面に相当する1フレーム分を制御部2が取り込んで、動画デコーダ5へ送出する。この時、カメラ1からの動画データは符号化前の生データのため動画デコーダ5で復号化する必要はないので、制御部2は動画デコーダ5に対してスルーモードを指定する。これにより、動画コントローラ5は生データをそのまま復号化しないでメインLCDコントローラ6へ送出する。メインLCDコントローラ6は、この生データをメインLCD7の仕様に合わせてメインLCD7へ送出し、メインLCD7に1フレーム分の動画データを表示する。これを高速で例えば6フレーム/秒で繰り返すことにより、動画が表示される。制御部2は、以上の動画表示処理と共に、その動画データを画像メモリ3に録画(記憶)する。
【0005】
録画が終了すると、制御部2は、画像メモリ3内の動画データを読み出し、符号化して、その符号化データをコードバッファ4に記憶する。この符号化は録画用のメモリの容量を小さくするためである。
【0006】
次に、動画再生モードでの表示では、制御部2が動画デコーダ5に対してデコードモードを指定して、コードバッファ4の符号化データの1画面に相当する1フレーム分を動画デコーダ5へ送出する。動画デコーダ5は受信した符号化データを復号化して生データに戻して、メインLCDコントローラ6へ送出する。メインLCDコントローラ6は、この生データをメインLCD7の仕様に合わせてメインLCD7へ送出し、メインLCD7に1フレーム分の動画データを表示する。これを高速で例えば6フレーム/秒で繰り返すことにより、動画が再生表示される。
【0007】
ここで使用される動画デコーダ5は、高速のデコード処理が可能であり、15フレーム/秒程度のデコード能力を有している。
【0008】
一方、サブLCD9は、メインLCD7よりも形状が小さく、副次的な目的で、動画ではなく文字、図形、画像等の静止画の表示用に使われる。よって、制御部2とサブLCDコントローラ8の間には動画デコーダを設ける必要がなく、サブLCDコントローラ8のみの低コストの構成となっている。
【0009】
このサブLCD9に画像の静止画を表示する場合は、カメラ1からの1フレーム分の生データを制御部2が取り込んで、サブLCDコントローラ8へ送出し、サブLCD9にこの1フレーム分の生データを表示し続けることにより、静止画が表示される。
【0010】
更に、コードバッファ4からの符号化データを基に静止画を表示する場合は、制御部2の中のCPU(図示せず)が、コードバッファ4からの符号化データの1フレーム分をソフト処理によってデコードして、生データに戻してサブLCDコントローラ8へ送出する。サブLCDコントローラ8は、この1フレーム分の生データをサブLCD9の仕様に合わせてサブLCD9へ送出し、サブLCD9にこの1フレーム分のデータを表示し続けることにより、静止画を表示する。
【0011】
この制御部2のソフト処理によるデコードは低速であるが、静止画表示の場合は、1フレーム分を1回表示すればよいので何も問題になることはない。
【0012】
別の従来技術として、画像処理回路と、液晶処理回路と、液晶画面とを有して、動画データの処理を行う液晶表示装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0013】
この液晶表示装置にあっては、STN液晶やDSTN液晶の表示反応時間が遅いため、早い動画データであると液晶画面がちらつくことが発生し、それを抑える目的で動画データを間引く方法が提示されている。
【0014】
【特許文献1】
特許第3206547号公報(1頁−6頁、図1−図3)
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の移動通信端末装置においては、サブLCD側は動画デコーダが接続されてないサブLCDコントローラのみの低コストの構成として、サブLCDに静止画を表示させているため、折角の動画を生かしていないという欠点があった。
【0016】
特に、折り畳み式の携帯電話機にあっては、折り畳まれた状態のときにはメインLCDが内側に隠れて見ることができないが、一方、表に見えているサブLCDには動画を表示することができないという欠点があった。
【0017】
また、動画表示における動画データの間引き方法については、液晶自体の表示反応時間に対応して間引きを行うことが検討されているが、サブLCDに画像を表示するための手段である制御部およびサブLCDコントローラの性能に応じて動画データの間引き制御を行うことについては何も考慮されていない。
【0018】
従って、本発明は、コードバッファの符号化データをデコードして再生する場合に、動画デコーダのないサブLCDコントローラのみの低性能で低コストの構成のままでコスト増となることなく簡易な手段で、動画をサブLCDに表示することが出来る移動通信端末装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の移動通信端末装置は、動画を撮影するカメラと、画像を表示する表示手段と、前記表示手段の表示を制御する表示コントローラと、前記カメラからの動画データを記憶する画像メモリと、この動画データを符号化した符号化データを記憶するコードバッファとを備える移動通信端末装置であって、前記カメラを用いた動画撮影モード時に、前記符号化データをソフト処理により復号化するフレーム復号化時間に応じて、前記カメラからの動画データのフレームを間引き、その間引き動画データを前記画像メモリに記憶する第1の制御手段と、前記動画撮影モード終了後に、前記画像メモリからの前記間引き動画データを符号化して前記コードバッファに記憶する第2の制御手段と、前記コードバッファからの符号化データを前記ソフト処理により復号化する第3の制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0020】
また、本発明の移動通信端末装置は、前記動画データの再生モード時に、前記第3の制御手段により生成された前記間引き動画データのフレームの送出周期を前記カメラからの動画データのフレーム周期と相関を取って、前記間引き動画データを前記表示コントローラに出力する第4の制御手段を有し、前記表示コントローラにより前記表示手段に前記間引き動画を表示させることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の移動通信端末装置の実施の形態について説明する。
【0022】
図1〜図4は、本発明を携帯電話機に適用した実施の形態を示し、図1は動画撮影及び再生時の動画データを2分の1に間引く場合のタイムチャート、図2は動画撮影及び再生時の動画データを3分の1に間引く場合のタイムチャート、図3は動画撮影モードでのフローチャート、図4は動画再生モードでのフローチャートである。なお、携帯電話機としてのブロック図は、図5に示したものと同じであるので、図5に該当する構成は同一符号を参照して説明する。
【0023】
本発明では、図1に示すように、動画撮影モードでの録画時は、カメラ1からの動画データは、1画面に相当する各フレームをフレームF1〜F6のように連続して、6コマ/秒(6フレーム/秒)の速度で制御部2へ出力される。この各フレームF1〜F6の周期をTCとする。制御部2は、サブLCD9に動画を表示するために、このフレームF1〜F6を後述のルールに従って間引いて、画像メモリ3に記憶する。この例では2分の1に間引いて、フレームF1a、F3a、F5aを画像メモリ3に記憶する。カメラ1の撮影中、この処理を継続し、図示しないが以降のフレームF1〜F6も同様の状態を継続する。
【0024】
カメラ撮影が終了すると、次に、制御部2は、画像メモリ3の動画データを順次読み出して符号化処理を行い、符号化されたフレームF1b、F3b、F5bを符号化データとしてコードバッファ4に記憶する。この符号化処理は画像メモリ3に格納される全動画データに対して行われる。また符号化処理は、タイムチャートに示す時間で行う必要はなくて、図1の符号化データF1b、F3b、F5bは元の動画データF1〜F6との内容比較のために図示している。
【0025】
動画再生モードの時は、制御部2は、コードバッファ4の符号化データを読み出して復号化処理を行って、元の生データに戻し、このフレームF1c、F3c、F5cをサブLCDコントローラ8(表示コントローラ)へ送出する。この送出周期は、元のカメラからの動画データの周期と同じにする必要がある。即ち、この例では、カメラからの動画データF1〜F6の中のF1,F3、F5はペアとして1秒周期で送出されており、それに合わせて、復号化処理後の生データのフレームF1c、F3c、F5cもペアとして1秒周期で送る必要がある。
【0026】
一方、サブLCD9に動画を表示しようとしても、メインLCD7側のように動画デコーダ5が設けられていないことから、動画デコーダ5の復号化処理を制御部2によって行う必要がある。
【0027】
即ち、サブLCD9側の復号化処理は制御部2を構成するCPUによってソフト処理で行うため、処理速度が遅く、CPUの1フレームあたりの復号化所要時間とその時に行っている他の処理時間との合計時間の平均値(以下、復号化等処理時間と称する)をTDとすると、この時間TDがカメラ1からの動画データのフレーム周期TCより長い時間を必要とするが、上記の間引き処理によりサブLCD9への動画表示を可能とするものである。
【0028】
つまり本発明は、CPUの1フレームあたりの復号化等処理時間TDを求め、その時間TDがカメラ1からの動画データのフレーム周期TCを超えている場合は、それに応じて、カメラ1からの動画データのフレームデータを間引く処理を制御部2に設定することによりこれを実現するものである。
【0029】
図1に示す第1の実施の形態では、CPUの1フレームあたりの復号化等処理時間TDが、TC×2>TD>TCの関係を有する場合である。まず、動画撮影時は、カメラ1からの6フレーム/秒の動画データの内、制御部2は、フレームF2、F4、F6を間引き、フレームF1、F3、F5を画像メモリ3にフレームF1a、F3a、F5aとして記憶し、更に符号化してコードバッファ4に符号化データとしてフレームF1a、F3a、F5aを記憶するように動作する。
【0030】
次に、動画再生時は、制御部2は、各フレームの復号化等を時間TDで行い、復号化後の生データであるフレームF1c、F3c、F5cをペアの周期として1秒、各フレームの周期としてはTC×2でサブLCDコントローラ8へ送出する。サブLCDコントローラ8は、この生データをサブLCD9(表示手段)の仕様に合わせてサブLCD9へ送出し、サブLCD9への動画データの表示を実現するものである。このケースでは、サブLCD9の表示は3コマ/秒の動画データとなり、多少の粗い表示となるが、十分認識できる画像である。
【0031】
図2の第2の実施の形態では、CPUの1フレームあたりの復号化等所要時間TDが、TC×3>TD>TC×2の関係を有する場合である。まず、動画撮影時は、カメラ1からの6フレーム/秒のデータの内、制御部2は、フレームF2、F3、F5、F6を間引き、フレームF1、F4を画像メモリ3にフレームF1a、F4aとして記憶し、更に符号化してコードバッファ4に符号化データとしてフレームF1b、F4bを記憶するように動作する。
【0032】
次に、動画再生時は、制御部2は、各フレームの復号化等を時間TDで行い、復号化後の生データであるフレームF1c、F4cをペアの周期として1秒、各フレームの周期としてはTC×3でサブLCDコントローラ8へ送出する。サブLCDコントローラ8は、この生データをサブLCD9の仕様に合わせてサブLCD9へ送出し、サブLCD9への動画データの表示を実現するものである。このケースでは、サブLCD9の表示は2コマ/秒の動画データとなり、多少の粗い表示となるが、十分認識できる画像である。
【0033】
本発明を汎用的な式で示せば、CPUの1フレームあたりの復号化等所要時間TDが、(n+1)TC>TD>nTC(nは1以上の整数、TCはカメラ1からの動画データのフレーム周期)の関係を有している時、撮影時の間引きルールとして、制御部2は、カメラ1からの動画データのフレームを1/(n+1)に間引いて、画像メモリ3に記憶し、更に符号化してコードバッファ4に記憶するように動作するものである。
【0034】
また、再生時のフレーム送出ルールとして、制御部2は、間引き動画データを送信周期(n+1)TCで動画データのフレームをサブLCDコントローラ8へ送出するように動作するものである。
【0035】
以上の処理により、メインLCD7の動画データの表示(6コマ/秒)に比べると、多少のちらつきが増えるが、サブLCD9への動画データの表示として十分に使用できるものである。
【0036】
なお、CPUの1フレームあたりの復号化等所要時間TDを設計時点に事前に求めて、制御部2の間引き方法を設計しているが、携帯電話機の調整時にキー入力手段(図示せず)から時間TDを制御部2へ入力し、それを基に制御部2が上述のルールに従い間引き方法を決定するように動作してもよい。
【0037】
又、制御部2は、CPUの1フレームあたりの復号化処理とその時に行っている他の処理を認識しているので、その合計時間TDも自動で認識できるので、これを基に制御部2が上述のルールに従い自動で間引き方法を決定するように動作してもよい。
【0038】
一方、サブLCD9に静止画を表示する場合、制御部2は1個のフレーム例えばF1bを復号化して生データであるフレームF1cをサブLCDコントローラ8へ送出して、このデータをサブLCD9に表示し続ければ静止画となるので、何ら問題とならない。
【0039】
以上説明したように、本発明によれば、本来は静止画用として使われるサブLCDコントローラ8を用いて、且つ動画デコーダを有しない構成であっても、制御部2がカメラ1からの動画データを間引く処理および復号化処理を行うことにより、コストをかけることなくサブLCD9に動画データの表示ができる。
【0040】
図3は、本発明による制御部2の動画撮影モードでの動作を示すフローチャートである。制御部2は、キー入力手段(図示せず)からのキー操作により動画撮影が指示されると、動画撮影モードに入り(ステップS1)、カメラ1からの動画データのフレームを上述のルールに従って間引き処理を行い(ステップS2)、間引いた動画データを画像メモリ3に記憶する(ステップS3)。以上の処理をカメラ1による撮影の終了まで繰り返して継続する(ステップS4)。
【0041】
撮影が終了すると、画像メモリ3から間引いた動画データを読み出し(ステップS5)、これを符号化して圧縮された符号化データに変換し(ステップS6)、コードバッファ4に記憶する(ステップS7)。コードバッファ4には圧縮された符号化データを記憶するので容量が小さくて済むので、複数回撮影分の画像データが動画ファイルとして記憶され、管理される。
【0042】
以上説明したように、本発明では、間引いた動画データを符号化して動画ファイルとしていることで、動画ファイルの容量を小さくすることができる。
【0043】
また、上記の符号化および動画ファイルとしての記憶を行うタイミングは、撮影終了後なので、制御部2の処理負担が軽減される。
【0044】
図4は、本発明による制御部2の動画再生モードでの動作を示すフローチャートである。制御部2は、キー入力手段(図示せず)からのキー操作により動画再生が指示されると、動画再生モードに入り(ステップS21)、コードバッファ4から符号化データを読み出し(ステップS22)、これを復号化して間引き動画データを得て(ステップS23)、この間引き動画データをサブLCDコントローラ8へ出力する(ステップS24)。これにより、サブLCDコントローラ8によりサブLCD9に動画が再生表示される。以上を再生終了するまで繰り返して継続する(ステップS25)。
【0045】
上述した実施の形態では、サブLCD9に対して間引き動画データを適用したが、メインLCD7に対して間引き動画データを適用すれば、容量の小さな動画ファイルの動画データを利用して、メインLCD7に動画を表示することもできる。また、メインLCD7側において、動画デコーダ5を削除した低価格で低性能の構成とした場合にも、間引き動画データが使用できることは言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】
このように、本発明によれば、動画デコーダのないサブLCDコントローラのみの低性能で低コストの構成でも、コストをかけることなく動画再生時の表示を行うことができる。また、動画の符号化データによる録画、再生が容易に行えると共に、録画用の動画ファイルの容量を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる第1の実施の形態を示す携帯電話機の動画撮影及び再生時のタイムチャート。
【図2】本発明に関わる第2の実施の形態を示す携帯電話機の動画撮影及び再生時のタイムチャート。
【図3】本発明に関わる実施の形態の制御部の動画撮影時における動作のフローチャート。
【図4】本発明に関わる実施の形態の制御部の動画再生時における動作のフローチャート。
【図5】一般的な携帯電話機の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 カメラ
2 制御部
3 画像メモリ
4 コードバッファ
5 動画デコーダ
6 メインLCDコントローラ
7 メインLCD
8 サブLCDコントローラ
9 サブLCD
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラおよび動画表示機能を有する移動通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、動画撮影カメラ付きの移動通信端末装置が広く使用されるようになってきた。
【0003】
図5は、一般的な動画撮影カメラ付きの移動通信端末装置である携帯電話機のブロック図を示す。
【0004】
以下、図面を参照して従来の動画撮影カメラ付きの移動通信端末装置である携帯電話機について説明する。動画撮影モードでの録画処理は、まず、カメラ1から動画データの1画面に相当する1フレーム分を制御部2が取り込んで、動画デコーダ5へ送出する。この時、カメラ1からの動画データは符号化前の生データのため動画デコーダ5で復号化する必要はないので、制御部2は動画デコーダ5に対してスルーモードを指定する。これにより、動画コントローラ5は生データをそのまま復号化しないでメインLCDコントローラ6へ送出する。メインLCDコントローラ6は、この生データをメインLCD7の仕様に合わせてメインLCD7へ送出し、メインLCD7に1フレーム分の動画データを表示する。これを高速で例えば6フレーム/秒で繰り返すことにより、動画が表示される。制御部2は、以上の動画表示処理と共に、その動画データを画像メモリ3に録画(記憶)する。
【0005】
録画が終了すると、制御部2は、画像メモリ3内の動画データを読み出し、符号化して、その符号化データをコードバッファ4に記憶する。この符号化は録画用のメモリの容量を小さくするためである。
【0006】
次に、動画再生モードでの表示では、制御部2が動画デコーダ5に対してデコードモードを指定して、コードバッファ4の符号化データの1画面に相当する1フレーム分を動画デコーダ5へ送出する。動画デコーダ5は受信した符号化データを復号化して生データに戻して、メインLCDコントローラ6へ送出する。メインLCDコントローラ6は、この生データをメインLCD7の仕様に合わせてメインLCD7へ送出し、メインLCD7に1フレーム分の動画データを表示する。これを高速で例えば6フレーム/秒で繰り返すことにより、動画が再生表示される。
【0007】
ここで使用される動画デコーダ5は、高速のデコード処理が可能であり、15フレーム/秒程度のデコード能力を有している。
【0008】
一方、サブLCD9は、メインLCD7よりも形状が小さく、副次的な目的で、動画ではなく文字、図形、画像等の静止画の表示用に使われる。よって、制御部2とサブLCDコントローラ8の間には動画デコーダを設ける必要がなく、サブLCDコントローラ8のみの低コストの構成となっている。
【0009】
このサブLCD9に画像の静止画を表示する場合は、カメラ1からの1フレーム分の生データを制御部2が取り込んで、サブLCDコントローラ8へ送出し、サブLCD9にこの1フレーム分の生データを表示し続けることにより、静止画が表示される。
【0010】
更に、コードバッファ4からの符号化データを基に静止画を表示する場合は、制御部2の中のCPU(図示せず)が、コードバッファ4からの符号化データの1フレーム分をソフト処理によってデコードして、生データに戻してサブLCDコントローラ8へ送出する。サブLCDコントローラ8は、この1フレーム分の生データをサブLCD9の仕様に合わせてサブLCD9へ送出し、サブLCD9にこの1フレーム分のデータを表示し続けることにより、静止画を表示する。
【0011】
この制御部2のソフト処理によるデコードは低速であるが、静止画表示の場合は、1フレーム分を1回表示すればよいので何も問題になることはない。
【0012】
別の従来技術として、画像処理回路と、液晶処理回路と、液晶画面とを有して、動画データの処理を行う液晶表示装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0013】
この液晶表示装置にあっては、STN液晶やDSTN液晶の表示反応時間が遅いため、早い動画データであると液晶画面がちらつくことが発生し、それを抑える目的で動画データを間引く方法が提示されている。
【0014】
【特許文献1】
特許第3206547号公報(1頁−6頁、図1−図3)
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の移動通信端末装置においては、サブLCD側は動画デコーダが接続されてないサブLCDコントローラのみの低コストの構成として、サブLCDに静止画を表示させているため、折角の動画を生かしていないという欠点があった。
【0016】
特に、折り畳み式の携帯電話機にあっては、折り畳まれた状態のときにはメインLCDが内側に隠れて見ることができないが、一方、表に見えているサブLCDには動画を表示することができないという欠点があった。
【0017】
また、動画表示における動画データの間引き方法については、液晶自体の表示反応時間に対応して間引きを行うことが検討されているが、サブLCDに画像を表示するための手段である制御部およびサブLCDコントローラの性能に応じて動画データの間引き制御を行うことについては何も考慮されていない。
【0018】
従って、本発明は、コードバッファの符号化データをデコードして再生する場合に、動画デコーダのないサブLCDコントローラのみの低性能で低コストの構成のままでコスト増となることなく簡易な手段で、動画をサブLCDに表示することが出来る移動通信端末装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の移動通信端末装置は、動画を撮影するカメラと、画像を表示する表示手段と、前記表示手段の表示を制御する表示コントローラと、前記カメラからの動画データを記憶する画像メモリと、この動画データを符号化した符号化データを記憶するコードバッファとを備える移動通信端末装置であって、前記カメラを用いた動画撮影モード時に、前記符号化データをソフト処理により復号化するフレーム復号化時間に応じて、前記カメラからの動画データのフレームを間引き、その間引き動画データを前記画像メモリに記憶する第1の制御手段と、前記動画撮影モード終了後に、前記画像メモリからの前記間引き動画データを符号化して前記コードバッファに記憶する第2の制御手段と、前記コードバッファからの符号化データを前記ソフト処理により復号化する第3の制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0020】
また、本発明の移動通信端末装置は、前記動画データの再生モード時に、前記第3の制御手段により生成された前記間引き動画データのフレームの送出周期を前記カメラからの動画データのフレーム周期と相関を取って、前記間引き動画データを前記表示コントローラに出力する第4の制御手段を有し、前記表示コントローラにより前記表示手段に前記間引き動画を表示させることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の移動通信端末装置の実施の形態について説明する。
【0022】
図1〜図4は、本発明を携帯電話機に適用した実施の形態を示し、図1は動画撮影及び再生時の動画データを2分の1に間引く場合のタイムチャート、図2は動画撮影及び再生時の動画データを3分の1に間引く場合のタイムチャート、図3は動画撮影モードでのフローチャート、図4は動画再生モードでのフローチャートである。なお、携帯電話機としてのブロック図は、図5に示したものと同じであるので、図5に該当する構成は同一符号を参照して説明する。
【0023】
本発明では、図1に示すように、動画撮影モードでの録画時は、カメラ1からの動画データは、1画面に相当する各フレームをフレームF1〜F6のように連続して、6コマ/秒(6フレーム/秒)の速度で制御部2へ出力される。この各フレームF1〜F6の周期をTCとする。制御部2は、サブLCD9に動画を表示するために、このフレームF1〜F6を後述のルールに従って間引いて、画像メモリ3に記憶する。この例では2分の1に間引いて、フレームF1a、F3a、F5aを画像メモリ3に記憶する。カメラ1の撮影中、この処理を継続し、図示しないが以降のフレームF1〜F6も同様の状態を継続する。
【0024】
カメラ撮影が終了すると、次に、制御部2は、画像メモリ3の動画データを順次読み出して符号化処理を行い、符号化されたフレームF1b、F3b、F5bを符号化データとしてコードバッファ4に記憶する。この符号化処理は画像メモリ3に格納される全動画データに対して行われる。また符号化処理は、タイムチャートに示す時間で行う必要はなくて、図1の符号化データF1b、F3b、F5bは元の動画データF1〜F6との内容比較のために図示している。
【0025】
動画再生モードの時は、制御部2は、コードバッファ4の符号化データを読み出して復号化処理を行って、元の生データに戻し、このフレームF1c、F3c、F5cをサブLCDコントローラ8(表示コントローラ)へ送出する。この送出周期は、元のカメラからの動画データの周期と同じにする必要がある。即ち、この例では、カメラからの動画データF1〜F6の中のF1,F3、F5はペアとして1秒周期で送出されており、それに合わせて、復号化処理後の生データのフレームF1c、F3c、F5cもペアとして1秒周期で送る必要がある。
【0026】
一方、サブLCD9に動画を表示しようとしても、メインLCD7側のように動画デコーダ5が設けられていないことから、動画デコーダ5の復号化処理を制御部2によって行う必要がある。
【0027】
即ち、サブLCD9側の復号化処理は制御部2を構成するCPUによってソフト処理で行うため、処理速度が遅く、CPUの1フレームあたりの復号化所要時間とその時に行っている他の処理時間との合計時間の平均値(以下、復号化等処理時間と称する)をTDとすると、この時間TDがカメラ1からの動画データのフレーム周期TCより長い時間を必要とするが、上記の間引き処理によりサブLCD9への動画表示を可能とするものである。
【0028】
つまり本発明は、CPUの1フレームあたりの復号化等処理時間TDを求め、その時間TDがカメラ1からの動画データのフレーム周期TCを超えている場合は、それに応じて、カメラ1からの動画データのフレームデータを間引く処理を制御部2に設定することによりこれを実現するものである。
【0029】
図1に示す第1の実施の形態では、CPUの1フレームあたりの復号化等処理時間TDが、TC×2>TD>TCの関係を有する場合である。まず、動画撮影時は、カメラ1からの6フレーム/秒の動画データの内、制御部2は、フレームF2、F4、F6を間引き、フレームF1、F3、F5を画像メモリ3にフレームF1a、F3a、F5aとして記憶し、更に符号化してコードバッファ4に符号化データとしてフレームF1a、F3a、F5aを記憶するように動作する。
【0030】
次に、動画再生時は、制御部2は、各フレームの復号化等を時間TDで行い、復号化後の生データであるフレームF1c、F3c、F5cをペアの周期として1秒、各フレームの周期としてはTC×2でサブLCDコントローラ8へ送出する。サブLCDコントローラ8は、この生データをサブLCD9(表示手段)の仕様に合わせてサブLCD9へ送出し、サブLCD9への動画データの表示を実現するものである。このケースでは、サブLCD9の表示は3コマ/秒の動画データとなり、多少の粗い表示となるが、十分認識できる画像である。
【0031】
図2の第2の実施の形態では、CPUの1フレームあたりの復号化等所要時間TDが、TC×3>TD>TC×2の関係を有する場合である。まず、動画撮影時は、カメラ1からの6フレーム/秒のデータの内、制御部2は、フレームF2、F3、F5、F6を間引き、フレームF1、F4を画像メモリ3にフレームF1a、F4aとして記憶し、更に符号化してコードバッファ4に符号化データとしてフレームF1b、F4bを記憶するように動作する。
【0032】
次に、動画再生時は、制御部2は、各フレームの復号化等を時間TDで行い、復号化後の生データであるフレームF1c、F4cをペアの周期として1秒、各フレームの周期としてはTC×3でサブLCDコントローラ8へ送出する。サブLCDコントローラ8は、この生データをサブLCD9の仕様に合わせてサブLCD9へ送出し、サブLCD9への動画データの表示を実現するものである。このケースでは、サブLCD9の表示は2コマ/秒の動画データとなり、多少の粗い表示となるが、十分認識できる画像である。
【0033】
本発明を汎用的な式で示せば、CPUの1フレームあたりの復号化等所要時間TDが、(n+1)TC>TD>nTC(nは1以上の整数、TCはカメラ1からの動画データのフレーム周期)の関係を有している時、撮影時の間引きルールとして、制御部2は、カメラ1からの動画データのフレームを1/(n+1)に間引いて、画像メモリ3に記憶し、更に符号化してコードバッファ4に記憶するように動作するものである。
【0034】
また、再生時のフレーム送出ルールとして、制御部2は、間引き動画データを送信周期(n+1)TCで動画データのフレームをサブLCDコントローラ8へ送出するように動作するものである。
【0035】
以上の処理により、メインLCD7の動画データの表示(6コマ/秒)に比べると、多少のちらつきが増えるが、サブLCD9への動画データの表示として十分に使用できるものである。
【0036】
なお、CPUの1フレームあたりの復号化等所要時間TDを設計時点に事前に求めて、制御部2の間引き方法を設計しているが、携帯電話機の調整時にキー入力手段(図示せず)から時間TDを制御部2へ入力し、それを基に制御部2が上述のルールに従い間引き方法を決定するように動作してもよい。
【0037】
又、制御部2は、CPUの1フレームあたりの復号化処理とその時に行っている他の処理を認識しているので、その合計時間TDも自動で認識できるので、これを基に制御部2が上述のルールに従い自動で間引き方法を決定するように動作してもよい。
【0038】
一方、サブLCD9に静止画を表示する場合、制御部2は1個のフレーム例えばF1bを復号化して生データであるフレームF1cをサブLCDコントローラ8へ送出して、このデータをサブLCD9に表示し続ければ静止画となるので、何ら問題とならない。
【0039】
以上説明したように、本発明によれば、本来は静止画用として使われるサブLCDコントローラ8を用いて、且つ動画デコーダを有しない構成であっても、制御部2がカメラ1からの動画データを間引く処理および復号化処理を行うことにより、コストをかけることなくサブLCD9に動画データの表示ができる。
【0040】
図3は、本発明による制御部2の動画撮影モードでの動作を示すフローチャートである。制御部2は、キー入力手段(図示せず)からのキー操作により動画撮影が指示されると、動画撮影モードに入り(ステップS1)、カメラ1からの動画データのフレームを上述のルールに従って間引き処理を行い(ステップS2)、間引いた動画データを画像メモリ3に記憶する(ステップS3)。以上の処理をカメラ1による撮影の終了まで繰り返して継続する(ステップS4)。
【0041】
撮影が終了すると、画像メモリ3から間引いた動画データを読み出し(ステップS5)、これを符号化して圧縮された符号化データに変換し(ステップS6)、コードバッファ4に記憶する(ステップS7)。コードバッファ4には圧縮された符号化データを記憶するので容量が小さくて済むので、複数回撮影分の画像データが動画ファイルとして記憶され、管理される。
【0042】
以上説明したように、本発明では、間引いた動画データを符号化して動画ファイルとしていることで、動画ファイルの容量を小さくすることができる。
【0043】
また、上記の符号化および動画ファイルとしての記憶を行うタイミングは、撮影終了後なので、制御部2の処理負担が軽減される。
【0044】
図4は、本発明による制御部2の動画再生モードでの動作を示すフローチャートである。制御部2は、キー入力手段(図示せず)からのキー操作により動画再生が指示されると、動画再生モードに入り(ステップS21)、コードバッファ4から符号化データを読み出し(ステップS22)、これを復号化して間引き動画データを得て(ステップS23)、この間引き動画データをサブLCDコントローラ8へ出力する(ステップS24)。これにより、サブLCDコントローラ8によりサブLCD9に動画が再生表示される。以上を再生終了するまで繰り返して継続する(ステップS25)。
【0045】
上述した実施の形態では、サブLCD9に対して間引き動画データを適用したが、メインLCD7に対して間引き動画データを適用すれば、容量の小さな動画ファイルの動画データを利用して、メインLCD7に動画を表示することもできる。また、メインLCD7側において、動画デコーダ5を削除した低価格で低性能の構成とした場合にも、間引き動画データが使用できることは言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】
このように、本発明によれば、動画デコーダのないサブLCDコントローラのみの低性能で低コストの構成でも、コストをかけることなく動画再生時の表示を行うことができる。また、動画の符号化データによる録画、再生が容易に行えると共に、録画用の動画ファイルの容量を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる第1の実施の形態を示す携帯電話機の動画撮影及び再生時のタイムチャート。
【図2】本発明に関わる第2の実施の形態を示す携帯電話機の動画撮影及び再生時のタイムチャート。
【図3】本発明に関わる実施の形態の制御部の動画撮影時における動作のフローチャート。
【図4】本発明に関わる実施の形態の制御部の動画再生時における動作のフローチャート。
【図5】一般的な携帯電話機の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 カメラ
2 制御部
3 画像メモリ
4 コードバッファ
5 動画デコーダ
6 メインLCDコントローラ
7 メインLCD
8 サブLCDコントローラ
9 サブLCD
Claims (5)
- 動画を撮影するカメラと、画像を表示する表示手段と、前記表示手段の表示を制御する表示コントローラと、前記カメラからの動画データを記憶する画像メモリと、この動画データを符号化した符号化データを記憶するコードバッファとを備える移動通信端末装置であって、
前記カメラを用いた動画撮影モード時に、
前記符号化データをソフト処理により復号化するフレーム復号化時間に応じて、前記カメラからの動画データのフレームを間引き、その間引き動画データを前記画像メモリに記憶する第1の制御手段と、
前記動画撮影モード終了後に、
前記画像メモリからの前記間引き動画データを符号化して前記コードバッファに記憶する第2の制御手段と、
前記コードバッファからの符号化データを前記ソフト処理により復号化する第3の制御手段と、
を具備することを特徴とする移動通信端末装置。 - 前記動画データの再生モード時に、
前記第3の制御手段により生成された前記間引き動画データのフレームの送出周期を前記カメラからの動画データのフレーム周期と相関を取って、前記間引き動画データを前記表示コントローラに出力する第4の制御手段を有し、前記表示コントローラにより前記表示手段に前記間引き動画を表示させることを特徴とする請求項1記載の移動通信端末装置。 - 前記第1の制御手段は、
前記カメラからの動画データのフレーム周期TCと前記第1の制御手段のフレーム復号化時間TDとを比較して、
(n+1)TC>TD>nTC(nは1以上の整数)の関係である時、前記動画データのフレームを(n+1)分の1に間引くことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の移動通信端末装置。 - 前記第4の制御手段は、
前記カメラからの動画データのフレーム周期TCと前記第1の制御手段のフレーム復号化時間TDとを比較して、
(n+1)TC>TD>nTC(nは1以上の整数)の関係である時、前記表示コントローラに対するフレーム送信周期(n+1)TCで前記間引き動画データを前記表示コントローラに出力することを特徴とする請求項2記載の移動通信端末装置。 - 動画を撮影するカメラと、画像を表示する少なくとも第1および第2の表示手段と、前記第1の表示手段の表示を制御する第1の表示コントローラ、および前記第2の表示手段の表示を制御する第2の表示コントローラと、前記カメラからの動画データを記憶する画像メモリと、この動画データを符号化した符号化データを記憶するコードバッファとを備える移動通信端末装置であって、
前記符号化データをソフト処理により複合化するフレーム複合化時間に応じて、前記カメラからの動画データのフレームを間引き、その間引き動画データを前記画像メモリに記憶する第1の制御手段と、
前記画像メモリからの前記間引き動画データを符号化して前記コードバッファに記憶する第2の制御手段と、
前記コードバッファからの符号化データを前記ソフト処理によって複合化する第3の制御手段と、
前記複合化した前記間引き動画データのフレームの送出周期を前記カメラからの動画データのフレーム周期と相関を取って、前記間引き動画データを前記第2の表示コントローラに出力する第4の制御手段と
を具備することを特徴とする移動通信端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002294441A JP2004134827A (ja) | 2002-10-08 | 2002-10-08 | 移動通信端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP (1) | JP2004134827A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7573438B2 (en) | 2004-08-09 | 2009-08-11 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Display device and portable electronic device |
-
2002
- 2002-10-08 JP JP2002294441A patent/JP2004134827A/ja active Pending
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