JP2004134182A - フラットケーブル接続ホルダー、フラットケーブル相互間接続方法及びフラットケーブル相互間接続部 - Google Patents

フラットケーブル接続ホルダー、フラットケーブル相互間接続方法及びフラットケーブル相互間接続部 Download PDF

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Abstract

【課題】既存のフラットケーブル回路から簡単に分岐やジョイント回路を作成したり、複数のフラットケーブルの相互接続を容易に行えるフラットケーブル接続ホルダーを得ることにある。
【解決手段】板状体16に接続すべきフラットケーブル3を位置決めして通すフラットケーブル位置決め通し孔17を、少なくとも1対、フラットケーブル3を通す方向を横切って、相互間に間隔をあけて設ける。板状体16には、1対のフラットケーブル位置決め通し孔17の間の板状部分に接続作業孔18を開口させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気機器や自動車等の電気配線に使われるフラットケーブルの接続に用いるフラットケーブル接続ホルダー、これを用いたフラットケーブル相互間接続方法及びフラットケーブル相互間接続部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気機器や自動車等の電気配線に、図18に示すように、平行に並設されたフラット導体1がフラット絶縁被覆2で一括して被覆されたフラットケーブル3が用いられるようになってきている。この場合、フラット導体1としては、例えば厚さが0.15mm〜0.2 mm、幅が1.5 mm〜3.0 mm程度のものが用いられている。また、フラット絶縁被覆2としては、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチックが用いられている。
【0003】
このようなフラットケーブル3に対して、図18に示すような、例えば雌形の嵌め合わせ接続体4に連接された接続板部5の幅方向の両側に複数のクリンプ片6を立設した構造のフラットケーブル接続金具7を接続する場合には、次のようにして行っていた。即ち、フラット導体1の存在箇所でフラットケーブル3に、フラットケーブル接続金具7の各クリンプ片6を図19に示すように突き刺し、フラット導体1と各クリンプ片6とを導通させ、フラットケーブル3を突き抜けた各クリンプ片6を円弧状に折り曲げて加締め、接続部8を形成することが行われている。この例では、各クリンプ片6は、対形に突設されている。
【0004】
図19における接続部8の形成は、図20に示すように、フラットケーブル3を受ける受け金具9の表面に、両側のクリンプ片6を受ける1対のクリンプ片受け溝10と円弧状の凹部が連接されたクリンプ片曲成加締め凹部11とを位置を異にして設ける。この場合、1対のクリンプ片受け溝10の間には、仕切り突起12が設けられている。この受け金具9の上にフラットケーブル3を、そのフラット導体1が1対のクリンプ片受け溝10の上を横切って存在するように配置する。また、このフラット導体1の幅内に両側のクリンプ片6が下向きに存在するようにして、フラットケーブル接続金具7をフラットケーブル3の上方に配置する。かかる状態で、フラットケーブル接続金具7の両側をガイド部材13でガイドしつつ、接続板部5をアンビル14で加圧して各クリンプ片6を突き刺し、フラット導体1と各クリンプ片6を導通させる。次に、矢印A方向に受け金具9を下降させて各クリンプ片6を各クリンプ片受け溝10から抜く。次に、矢印B方向に受け金具9を移動させ、各クリンプ片6がクリンプ片曲成加締め凹部11に対向したところで受け金具9の矢印B方向移動を停止させる。かかる状態で、受け金具9を矢印C方向に移動させ、各クリンプ片6の先端をクリンプ片曲成加締め凹部11に嵌める。しかる後、フラットケーブル接続金具7の両側をガイド部材13でガイドしつつ、接続板部5をアンビル14で加圧して各クリンプ片6を圧縮することにより、フラットケーブル3を突き抜けた各クリンプ片6をクリンプ片曲成加締め凹部11で図21に示すように円弧状に曲成して加締める。この状態で、接続部8では、各クリンプ片6のフラット導体1に対する突き刺し時に、両側のクリンプ片6のそれぞれ内側面に沿って延びたフラット導体1の切り裂き縁部1aが、各クリンプ片6の曲成加締め部で加圧されて電気的に安定した接続状態になっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
また、既に配線されたフラットケーブル回路で、オプション回路の追加や分岐ジョイントを行う場合は、該当する回路のフラットケーブルのフラット絶縁被覆を剥離して内部のフラット導体を露出させ、露出したフラット導体に丸形絶縁電線の心線を重ねて半田付け接続していた。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−1845548号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フラットケーブル接続金具7のクリンプ片6によって重ねられたフラットケーブル3の相互間の接続を行おうとすると、図20に示すようなフラットケーブル接続装置にフラットケーブル3を正確に位置決めして、クリンプ片6の突き刺しをしなければならず、標準回路として同一方法で大量に生産する場合には向いているが、オプション回路の設定、補修、回路変更等、既に設置されているハーネス回路から任意に分岐させたり、回路増設するための接続方法には適していない。
【0008】
従来の丸線ハーネスでは、圧接によって簡単に既存回路から電線を分岐させるプラグが使用されているが、フラットケーブル回路では簡単に分岐回路を得る方法がまだ開発されていない。
【0009】
本発明の目的は、既存のフラットケーブル回路から簡単に分岐やジョイント回路を作成したり、複数のフラットケーブルの相互接続を容易に行えるフラットケーブル接続ホルダー、フラットケーブル相互間接続方法及びフラットケーブル相互間接続部を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るフラットケーブル接続ホルダーは、板状体に、フラットケーブルを位置決めして通すフラットケーブル位置決め通し孔が、少なくとも1対、フラットケーブルを通す方向を横切って、相互間に間隔をあけて設けられ、板状体にはフラットケーブル位置決め通し孔の間の板状部分に接続作業孔が開口されていることを特徴とする。
【0011】
このようなフラットケーブル接続ホルダーによれば、板状体の少なくとも1対のフラットケーブル位置決め通し孔に接続すべきフラットケーブルを通して位置決めするので、これら1対のフラットケーブル位置決め通し孔の間の板状部分に設けられた接続作業孔の箇所で、フラット導体相互の接続作業を容易に行うことができる。
【0012】
また、本発明に係るフラットケーブル接続ホルダーは、板状体に、複数条のフラットケーブルを位置決めして通すフラットケーブル位置決め通し孔が、少なくとも2対、各フラットケーブルを交差部で交差させて通す方向を横切って、交差部の周囲の位置に対毎に対向させて設けられ、板状体には交差部に接続作業孔が開口されていることを特徴とする。
【0013】
このようなフラットケーブル接続ホルダーによれば、例えば2対のフラットケーブル位置決め通し孔に接続すべき2条のフラットケーブルを通して交差状態にして位置決めするので、これら2対のフラットケーブル位置決め通し孔の間の板状部分に設けられた接続作業孔の箇所で、フラット導体相互の接続作業を容易に行うことができる。また、このフラットケーブル接続ホルダーによれば、このホルダーの箇所でフラットケーブルの分岐を行うことができ、且つその分岐方向をフラットケーブル位置決め通し孔の向きの設定により自由に設定することができる。
【0014】
これらの場合、板状体の各フラットケーブル位置決め通し孔に対応した縁部には、各フラットケーブル位置決め通し孔の長さ方向のほぼ中央の位置から縁部に開口する切れ目がそれぞれ入れられていることが好ましい。このようになっていると、これら切れ目にフラットケーブルをその途中の部分からでも容易に通して、板状体の各フラットケーブル位置決め通し孔に容易にフラットケーブルを通すことができる。
【0015】
また、板状体の縁部には各フラットケーブル位置決め通し孔を該縁部に開放させる縁部開放口がそれぞれ設けられ、各縁部開放口には各フラットケーブル位置決め通し孔に通したフラットケーブルを該縁部開放口から出ないように保持する閉鎖部材が該縁部開放口を開閉できるようにして板状体に支持されていることが好ましい。このようになっていると、各閉鎖部材を動かして各縁部開放口を開くことにより、これら縁部開放口にフラットケーブルをその途中の部分からでも容易に通して、板状体の各フラットケーブル位置決め通し孔に容易にフラットケーブルを通すことができ、通し終わったら閉鎖部材で縁部開放口を閉鎖することによりフラットケーブルが縁部開放口から出ないように保持することができる。
【0016】
次に、本発明に係るフラットケーブル相互間接続方法では、板状体に、フラットケーブルを位置決めして通すフラットケーブル位置決め通し孔が、少なくとも1対、フラットケーブルを通す方向を横切って、相互間に間隔をあけて設けられ、板状体にはフラットケーブル位置決め通し孔の間の板状部分に接続作業孔が開口されている構造のフラットケーブル接続ホルダーを用い、
フラットケーブル位置決め通し孔に接続すべき複数枚のフラットケーブルを通して位置決めし、位置決めされた各フラットケーブルの接続すべき相互のフラット導体の重なり位置に対応する接続作業孔の箇所で、該重なり位置に少なくとも1本の切れ目を貫通させ、切れ目に直交する両側の部分を段違いにし、切れ目の長手方向の端部の箇所に接続すべき相互のフラット導体が接触した接触部を設けることを特徴とする。
【0017】
このようなフラットケーブル相互間接続方法によれば、例えば1対のフラットケーブル位置決め通し孔に接続すべきフラットケーブルを通して位置決めするので、これら1対のフラットケーブル位置決め通し孔の間の板状部分に設けられた接続作業孔の箇所で、フラット導体相互の接続作業を容易に行うことができる。フラット導体相互の接続作業は、位置決めされた各フラットケーブルの接続すべき相互のフラット導体の重なり位置に対応する接続作業孔の箇所で、重なり位置に少なくとも1本の切れ目を貫通させ、切れ目に直交する両側の部分を段違いにし、切れ目の長手方向の端部の箇所に接続すべき相互のフラット導体が接触した接触部を設けて行うので、クリンプ片を有するフラットケーブル接続金具を用いないで容易に行うことができる。
【0018】
次に、本発明に係るフラットケーブル相互間接続部では、板状体に、フラットケーブルを位置決めして通すフラットケーブル位置決め通し孔が、少なくとも1対、フラットケーブルを通す方向を横切って、相互間に間隔をあけて設けられ、板状体にはフラットケーブル位置決め通し孔の間の板状部分に接続作業孔が開口されている構造のフラットケーブル接続ホルダーが用いられ、
フラットケーブル位置決め通し孔に接続すべき複数枚のフラットケーブルが通されて位置決めされ、位置決めされた各フラットケーブルの接続すべき相互のフラット導体の重なり位置に対応する接続作業孔の箇所で、該重なり位置に少なくとも1本の切れ目が貫通して形成され、切れ目に直交する両側の部分が段違いになり、切れ目の長手方向の端部の箇所に接続すべき相互のフラット導体が接触した接触部が設けられていることを特徴とする。
【0019】
このようなフラットケーブル相互間接続部では、例えば1対のフラットケーブル位置決め通し孔に接続すべきフラットケーブルを通して位置決めされているので、これら1対のフラットケーブル位置決め通し孔の間の板状部分に設けられた接続作業孔の箇所で、フラット導体相互の接続作業を容易に行うことができる。フラット導体相互の接続は、位置決めされた各フラットケーブルの接続すべき相互のフラット導体の重なり位置に対応する接続作業孔の箇所で、重なり位置に少なくとも1本の切れ目を貫通させ、切れ目に直交する両側の部分を段違いにし、切れ目の長手方向の端部の箇所に接続すべき相互のフラット導体が接触した接触部を設けて行われているので、クリンプ片を有するフラットケーブル接続金具を用いないで容易に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1乃至図8は本発明に係るフラットケーブル接続ホルダー、フラットケーブル相互間接続方法及びフラットケーブル相互間接続部の実施の形態の第1例を示したもので、図1は本例のフラットケーブル接続ホルダーとフラットケーブル相互間接続方法の途中の状態の分解斜視図、図2(A)〜(C)は本例のフラットケーブル相互間接続方法の作業過程を示す平面図、図3は本例で用いるフラットケーブル接続装置のヘッド部の斜視図、図4は本例のフラットケーブル相互間接続部でフラットケーブル接続ホルダーを図示していない状態の斜視図、図5は本例のフラットケーブル相互間接続部でフラットケーブル接続ホルダーを図示していない状態の平面図、図6は図5のA−A線断面図、図7は図5のB−B線断面図、図8は図5のC−C線断面図である。
【0021】
本例では、図1及び図2(A)に示すようなフラットケーブル接続ホルダー15を用いる。このフラットケーブル接続ホルダー15は、合成樹脂の如き絶縁物で四角形の板状に形成された板状体16に接続すべき2枚のフラットケーブル3を重ねて位置決めして通すフラットケーブル位置決め通し孔17が1対、フラットケーブル3を通す方向を横切って、相互間に間隔をあけて設けられている。板状体16には1対のフラットケーブル位置決め通し孔17の間の板状部分に接続作業孔18が開口されている。板状体16の接続作業孔18は、該板状体16に位置決めされたフラットケーブル3の接続すべきフラット導体1の重なり位置に対応してそれぞれ設けられている。
【0022】
次に、このようなフラットケーブル接続ホルダー15を用いたフラットケーブル相互間接続方法について説明する。
【0023】
図2(A)に示すようなフラットケーブル接続ホルダー15の1対のフラットケーブル位置決め通し孔17に、図2(B)(C)に示すようにして通す。
【0024】
この状態で、板状体16に設けられている各接続作業孔18の箇所で、フラットケーブル相互間の接続作業を行う。
【0025】
この接続作業は、図3に示すようなヘッド部を有するフラットケーブル接続装置を用いてフラットケーブル相互間の接続を行う。
【0026】
このフラットケーブル接続装置19は、先端に台形状の凸型刃部20を有する凸刃型21と、この凸型刃部20が嵌まり合う凹型刃部22を先端に有する凹刃型23とを有する構造になっている。
【0027】
このような凸刃型21と凹刃型23とを用いて、フラットケーブル3が相互に重なって形成されている、接続すべきフラット導体1の相互の重なり位置24を上下から加圧して、凸型刃部20と凹型刃部22との嵌まり合いで、図5乃至図8に示すように、重なり位置24に2本の切れ目25を入れ、且つこれら切れ目25の間の重ね合わせ部分26aを切れ目25に交差する両側の重ね合わせ部分26bに対して重ね合わせ方向に段違いにして隆起させ、隆起部分27を形成する。この隆起部分27では、切れ目25の長手方向の端部に、フラット導体1が相互に接触した導通接続部28を形成する。
【0028】
しかる後、必要に応じて、導通接続部28を形成したフラットケーブル接続ホルダー15の上下の面に、図1に示すように絶縁板29,30を被せ、これら絶縁板29,30を絶縁板29の周縁の複数箇所に設けた連結突起31を、絶縁板30の周縁に対応して設けた連結孔32に嵌めて連結する。
【0029】
上記のようなフラットケーブル接続ホルダー15によれば、板状体16の1対のフラットケーブル位置決め通し孔17に接続すべきフラットケーブル3を重ねて通して位置決めするので、これら1対のフラットケーブル位置決め通し孔17の間の板状部分に設けられた接続作業孔18の箇所で、フラット導体1相互の接続作業を容易に行うことができる。この場合、板状体16の接続作業孔18は、該板状体16に位置決めされたフラットケーブル3の接続すべきフラット導体1に対応した位置に設けられているので、フラット絶縁被覆2が不透明でフラット導体1の位置が見えにくくても、この接続作業孔18で接続作業を行えば確実にフラット導体1に対する接続作業を行うことができる。
【0030】
また、上記のようなフラットケーブル相互間接続方法によれば、板状体16の1対のフラットケーブル位置決め通し孔17に接続すべきフラットケーブル3を重ねて通して位置決めするので、これら1対のフラットケーブル位置決め通し孔17の間の板状部分に設けられた接続作業孔18の箇所で、フラット導体1の相互の接続作業を容易に行うことができる。フラット導体1の相互の接続作業は、位置決めされた各フラットケーブル3の接続すべき相互のフラット導体1の重なり位置24に対応する接続作業孔18の箇所で、この重なり位置24に2本の切れ目25を貫通させ、これら切れ目25の間の重ね合わせ部分26aを切れ目25に交差する両側の重ね合わせ部分26bに対して重ね合わせ方向に段違いにして隆起させ、隆起部分27を形成し、切れ目25の長手方向の端部の箇所に接続すべき相互のフラット導体1が接触した導通接続部28を設けて行うので、クリンプ片を有するフラットケーブル接続金具を用いないで容易に接続作業を行うことができる。
【0031】
さらに、導通接続部28は絶縁板29,30で覆うと、外力が加わる箇所でも、導通接続部28の導通が外れるのを防止して、信頼性を向上させることができる。
【0032】
本例のフラットケーブル相互間接続部は、フラットケーブル接続ホルダー15の1対のフラットケーブル位置決め通し孔17に接続すべき2枚のフラットケーブル3が重ねて通されて位置決めされ、位置決めされた各フラットケーブル3の接続すべき相互のフラット導体1の重なり位置24に対応する接続作業孔18の箇所で、この重なり位置24に2本の切れ目25が貫通して形成され、且つこれら切れ目25の間の重ね合わせ部分26aが切れ目25に交差する両側の重ね合わせ部分26bに対して重ね合わせ方向に段違いにして隆起され、隆起部分27が形成され、この隆起部分27では切れ目25の長手方向の端部に、フラット導体1が相互に接触した導通接続部28が形成された構造になっている。
【0033】
しかる後、必要に応じて、導通接続部28を形成したフラットケーブル接続ホルダー15の上下の面に、図1に示すように絶縁板29,30が被せられ、これら絶縁板29,30を絶縁板29の周縁の複数箇所に設けた連結突起31が、絶縁板30の周縁に対応して設けた連結孔32に嵌めて連結されている。
【0034】
このようなフラットケーブル相互間接続部では、板状体16の1対のフラットケーブル位置決め通し孔17に接続すべきフラットケーブル3を重ねて通して位置決めされているので、これら1対のフラットケーブル位置決め通し孔17の間の板状部分に設けられた接続作業孔18の箇所で、フラット導体1の相互の接続作業を容易に行うことができる。フラット導体1の相互の接続は、位置決めされた各フラットケーブル3の接続すべき相互のフラット導体1の重なり位置24に対応する接続作業孔18の箇所で、該重なり位置24に2本の切れ目25が貫通して形成され、これら切れ目25の間の重ね合わせ部分26aが切れ目25に交差する両側の重ね合わせ部分26bに対して重ね合わせ方向に段違いにして隆起され、隆起部分27が形成され、この隆起部分27では切れ目25の長手方向の端部に、フラット導体1が相互に接触した導通接続部28が形成されているので、クリンプ片を有するフラットケーブル接続金具を用いないで容易に接続作業を行うことができる。
【0035】
さらに、導通接続部28は絶縁板29,30で覆われていると、外力が加わる箇所でも、導通接続部28の導通が外れるのを防止して、信頼性を向上させることができる。
【0036】
図9は前述したフラットケーブル接続装置19の具体例を示した斜視図である。
【0037】
このフラットケーブル接続装置19は、ペンチ状の開閉圧着工具33の各先端に図3に示す凸刃型21と凹刃型23とを向かい合わせに固定した構造になっている。
【0038】
このようなフラットケーブル接続装置19によれば、ペンチ状の開閉圧着工具33の開閉で、凸刃型21と凹刃型23とを開閉操作して接続作業を容易に行うことができる。このフラットケーブル接続装置19は携帯が容易であり、現場に持参して容易に接続作業を行うことができる。
【0039】
図10及び図11は本発明に係るフラットケーブル接続ホルダーの実施の形態の第1例の2種の変形例を示した平面図である。なお、図2(A)と対応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0040】
図10に示す実施の形態の第1例の変形例のフラットケーブル接続ホルダー15では、板状体16の各フラットケーブル位置決め通し孔17に対応した縁部には、各フラットケーブル位置決め通し孔17の長さ方向(板状体16の幅方向)のほぼ中央の位置から縁部に開口する切れ目34がそれぞれ入れられている。
【0041】
このようなフラットケーブル接続ホルダー15によれば、これら切れ目34にフラットケーブル3をその途中の部分からでも容易に通して、板状体16の各フラットケーブル位置決め通し孔17に容易にフラットケーブル3を通すことができる。
【0042】
図11に示す実施の形態の第1例の他の変形例のフラットケーブル接続ホルダー15では、板状体16の縁部には各フラットケーブル位置決め通し孔17を該縁部に開放させる縁部開放口35がそれぞれ設けられている。これら縁部開放口35には、各フラットケーブル位置決め通し孔17に通したフラットケーブル3を該縁部開放口35から出ないように保持する閉鎖部材36が該縁部開放口35を開閉できるようにして板状体16に支持されている。本例では、閉鎖部材36の一端は板状体16に枢支軸37で回動自在に連結され、閉鎖部材36の他端は板状体16に図示しないボルトとナットとで連結されるようになっている。
【0043】
このような構成のフラットケーブル接続ホルダー15によれば、各閉鎖部材36を動かして各縁部開放口35を開くことにより、これら縁部開放口35にフラットケーブル3をその途中の部分からでも容易に通して、板状体16の各フラットケーブル位置決め通し孔17に容易にフラットケーブル3を通すことができ、通し終わったら閉鎖部材36で縁部開放口35を閉鎖することによりフラットケーブル3が縁部開放口35から出ないように保持することができる。
【0044】
図12は本発明に係るフラットケーブル接続ホルダー、フラットケーブル相互間接続方法及びフラットケーブル相互間接続部の実施の形態の第2例を示した平面図である。
【0045】
本例のフラットケーブル接続ホルダー15は、合成樹脂の如き絶縁物で四角形の板状に形成された板状体16に、接続すべき2条のフラットケーブル3を位置決めして通すフラットケーブル位置決め通し孔17が、2対、各フラットケーブル3を交差部38で交差させて通す方向を横切って、該交差部38の周囲の位置に対毎に対向させて設けられている。板状体16には、交差部38に接続作業孔18が開口されている。この板状体16の接続作業孔18は、該板状体16に交差して位置決めされた2枚のフラットケーブル3の接続すべきフラット導体1が重なった重なり位置24に対応して設けられている。
【0046】
本例のフラットケーブル相互間接続方法では、フラットケーブル接続ホルダー16の2対のフラットケーブル位置決め通し孔17に接続すべき2条のフラットケーブル3を交差部38で相互に交差するように通して位置決めする。位置決めされた各フラットケーブル3の接続すべき相互のフラット導体1の重なり位置24に対応する接続作業孔18の箇所で、該重なり位置24に前述した図6乃至図8に示したと同様に2本の切れ目25を貫通させ、且つこれら切れ目25の間の重ね合わせ部分26aを切れ目25に交差する両側の重ね合わせ部分26bに対して重ね合わせ方向に段違いにして隆起させ、隆起部分27を形成し、この隆起部分27で切れ目25の長手方向の端部に、フラット導体1が相互に接触した導通接続部28を形成する。
【0047】
しかる後、必要に応じて、図1に示したと同様にして、導通接続部28を形成したフラットケーブル接続ホルダー15の上下の面に絶縁板29,30を被せ、これら絶縁板29,30を絶縁板29の周縁の複数箇所に設けた連結突起31を、絶縁板30の周縁に対応して設けた連結孔32に嵌めて連結する。
【0048】
上記の如き第2例のフラットケーブル接続ホルダー15及びフラットケーブル相互間接続部によれば、板状体16の2対のフラットケーブル位置決め通し孔17に接続すべき1対のフラットケーブル3を通して交差状態にして位置決めするので、これら2対のフラットケーブル位置決め通し孔17の間の板状部分に設けられた接続作業孔の箇所で、フラット導体1の相互の接続作業を容易に行うことができる。また、このフラットケーブル接続ホルダー15によれば、このホルダー15の箇所でフラットケーブル3の分岐を行うことができ、且つその分岐方向をフラットケーブル位置決め通し孔17の向きの設定により自由に設定することができる。
【0049】
なお、本例では、板状体16に2対のフラットケーブル位置決め通し孔17を設けた例について示したが、このフラットケーブル位置決め通し孔17は何対あっても本発明は成立する。
【0050】
図13及び図14(A)(B)は本発明に係るフラットケーブル接続ホルダーの実施の形態の第2例の2種の変形例を示した平面図である。なお、図12と対応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0051】
図13に示す実施の形態の第2例の変形例のフラットケーブル接続ホルダー15では、板状体16の各フラットケーブル位置決め通し孔17に対応した縁部には、各フラットケーブル位置決め通し孔17の長さ方向のほぼ中央の位置から縁部に開口する切れ目34がそれぞれ入れられている。
【0052】
このようなフラットケーブル接続ホルダー15によれば、これら切れ目34にフラットケーブル3をその途中の部分からでも容易に通して、板状体16の各フラットケーブル位置決め通し孔17に容易にフラットケーブル3を通すことができる。
【0053】
図14(A)(B)に示す実施の形態の第2例の他の変形例のフラットケーブル接続ホルダー15では、板状体16の縁部には各フラットケーブル位置決め通し孔17を該縁部に開放させる縁部開放口35がそれぞれ設けられている。これら縁部開放口35には、各フラットケーブル位置決め通し孔17に通したフラットケーブル3を該縁部開放口35から出ないように保持する閉鎖部材36が該縁部開放口35を開閉できるようにして板状体16に支持されている。本例では、閉鎖部材36の一端は板状体16に枢支軸37で回動自在に連結され、閉鎖部材36の他端は板状体16に図示しないボルトとナットとで連結されるようになっている。
【0054】
このような構成のフラットケーブル接続ホルダー15によれば、図14(A)に示すように各閉鎖部材36を動かして各縁部開放口35を開くことにより、これら縁部開放口35にフラットケーブル3をその途中の部分からでも容易に通して、板状体16の各フラットケーブル位置決め通し孔17に容易にフラットケーブル3を通すことができ、通し終わったら図14(B)に示すように閉鎖部材36で縁部開放口35を閉鎖することによりフラットケーブル3が縁部開放口35から出ないように保持することができる。
【0055】
前述した実施の形態の第1例及び第2例では、接続するフラットケーブル3のフラット導体1の幅やその相互間隔が決まっていて、これに応じて接続作業孔18を、接続すべきフラット導体1の重なり位置24、或いは接続すべきフラット導体1が交差した重なり位置24に対応して設けたが、フラット導体1の幅やその相互間隔が異なるフラットケーブル3が予想される用途で使用するフラットケーブル接続ホルダー15では、接続作業孔18を接続すべきフラット導体1の重なり位置24の存在が予想される範囲で大きく設けておき、この大きな接続作業孔18内でフラット導体1の重なり位置24を裏から光線を当てて透かして見る等の適宜な方法で確認して、接続作業を行うこともできる。
【0056】
図15乃至図17は本発明に係るフラットケーブル相互間接続方法及びフラットケーブル相互間接続部の実施の形態の第3例を示したもので、図15はフラットケーブル相互間接続方法及びフラットケーブル相互間接続部でフラットケーブル接続ホルダーを図示していない状態の平面図、図16は図15のD−D線断面図、図17は図15のE−E線断面図である。
【0057】
本例のフラットケーブル相互間接続方法は、2枚のフラットケーブル3を重ね合せ、接続すべきフラット導体1が相互に重なった重なり位置24で、これを貫通する1本の切れ目25を入れ、この切れ目25に直交する両側の部分26a,26bを積層方向に段違いにし、切れ目25の長手方向の両端部にフラット導体1が相互に接触した接触部28を設ける。
【0058】
本例のフラットケーブル相互間接続部では、2枚のフラットケーブル3が重ねられ、接続すべきフラット導体1が相互に重なった重なり位置24で、これを貫通する1本の切れ目25が入れられ、この切れ目25に直交する両側の部分26a,26bが積層方向に段違いにされ、切れ目25の長手方向の両端部にフラット導体1が相互に接触した接触部28が設けられた構造になっている。
【0059】
このようなフラットケーブル相互間接続方法及びフラットケーブル相互間接続部でも、実施の形態の第1例や第2例のフラットケーブル接続ホルダー15を用いて接続を行うことにより、各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0060】
【発明の効果】
本発明に係るフラットケーブル接続ホルダーは、板状体の少なくとも1対のフラットケーブル位置決め通し孔に接続すべきフラットケーブルを通して位置決めするので、これら1対のフラットケーブル位置決め通し孔の間の板状部分に設けられた接続作業孔の箇所で、フラット導体相互の接続作業を容易に行うことができる。
【0061】
また、本発明に係るフラットケーブル接続ホルダーは、例えば2対のフラットケーブル位置決め通し孔に接続すべき2条のフラットケーブルを通して交差状態にして位置決めするので、これら2対のフラットケーブル位置決め通し孔の間の板状部分に設けられた接続作業孔の箇所で、フラット導体相互の接続作業を容易に行うことができる。また、このフラットケーブル接続ホルダーによれば、このホルダーの箇所でフラットケーブルの分岐を行うことができ、且つその分岐方向をフラットケーブル位置決め通し孔の向きの設定により自由に設定することができる。
【0062】
これらの場合、板状体の各フラットケーブル位置決め通し孔に対応した縁部に、各フラットケーブル位置決め通し孔の長さ方向のほぼ中央の位置から該縁部に開口する切れ目がそれぞれ入れられていると、これら切れ目にフラットケーブルをその途中の部分からでも容易に通して、板状体の各フラットケーブル位置決め通し孔に容易にフラットケーブルを通すことができる。
【0063】
また、板状体の縁部には各フラットケーブル位置決め通し孔を該縁部に開放させる縁部開放口がそれぞれ設けられ、各縁部開放口には各フラットケーブル位置決め通し孔に通したフラットケーブルを該縁部開放口から出ないように保持する閉鎖部材が該縁部開放口を開閉できるようにして板状体に支持されていると、各閉鎖部材を動かして各縁部開放口を開くことにより、これら縁部開放口にフラットケーブルをその途中の部分からでも容易に通して、板状体の各フラットケーブル位置決め通し孔に容易にフラットケーブルを通すことができ、通し終わったら閉鎖部材で縁部開放口を閉鎖することによりフラットケーブルが縁部開放口から出ないように保持することができる。
【0064】
次に、本発明に係るフラットケーブル相互間接続方法では、例えば1対のフラットケーブル位置決め通し孔に接続すべきフラットケーブルを通して位置決めするので、これら1対のフラットケーブル位置決め通し孔の間の板状部分に設けられた接続作業孔の箇所で、フラット導体相互の接続作業を容易に行うことができる。フラット導体相互の接続作業は、位置決めされた各フラットケーブルの接続すべき相互のフラット導体の重なり位置に対応する接続作業孔の箇所で、重なり位置に少なくとも1本の切れ目を貫通させ、切れ目に直交する両側の部分を段違いにし、切れ目の長手方向の端部の箇所に接続すべき相互のフラット導体が接触した接触部を設けて行うので、クリンプ片を有するフラットケーブル接続金具を用いないで容易に行うことができる。
【0065】
次に、本発明に係るフラットケーブル相互間接続部では、例えば1対のフラットケーブル位置決め通し孔に接続すべきフラットケーブルを通して位置決めされているので、これら1対のフラットケーブル位置決め通し孔の間の板状部分に設けられた接続作業孔の箇所で、フラット導体相互の接続作業を容易に行うことができる。フラット導体相互の接続は、位置決めされた各フラットケーブルの接続すべき相互のフラット導体の重なり位置に対応する接続作業孔の箇所で、重なり位置に少なくとも1本の切れ目を貫通させ、切れ目に直交する両側の部分を段違いにし、切れ目の長手方向の端部の箇所に接続すべき相互のフラット導体が接触した接触部を設けて行われているので、クリンプ片を有するフラットケーブル接続金具を用いないで容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフラットケーブル接続ホルダーとフラットケーブル相互間接続方法の実施の形態の第1例の接続途中の状態の分解斜視図である。
【図2】(A)〜(C)は本例のフラットケーブル相互間接続方法の作業過程を示す平面図である。
【図3】実施の形態の第1例で用いるフラットケーブル接続装置のヘッド部の斜視図である。
【図4】実施の形態の第1例のフラットケーブル相互間接続部でフラットケーブル接続ホルダーを図示していない状態での斜視図である。
【図5】実施の形態の第1例のフラットケーブル相互間接続部でフラットケーブル接続ホルダーを図示していない状態での平面図である。
【図6】図5のA−A線断面図である。
【図7】図5のB−B線断面図である。
【図8】図5のC−C線断面図である。
【図9】実施の形態の第1例で用いるフラットケーブル接続装置の具体例を示した斜視図である。
【図10】本発明に係るフラットケーブル接続ホルダーの実施の形態の第1例の変形例の1つを示した平面図である。
【図11】本発明に係るフラットケーブル接続ホルダーの実施の形態の第1例の変形例の他の1つを示した平面図である。
【図12】本発明に係るフラットケーブル接続ホルダーとフラットケーブル相互間接続部の実施の形態の第2例を示した平面図である。
【図13】本発明に係るフラットケーブル接続ホルダーの実施の形態の第2例の変形例の1つを示した平面図である。
【図14】(A)(B)は本発明に係るフラットケーブル接続ホルダーの実施の形態の第2例の変形例の他の1つで閉鎖部材を開いた状態の平面図及び閉鎖部材を閉じた状態の平面図である。
【図15】本発明に係るフラットケーブル相互間接続方法及びフラットケーブル相互間接続部の実施の形態の第3例を示した平面図である。
【図16】図15のD−D線断面図である。
【図17】図15のE−E線断面図である。
【図18】従来のフラットケーブル接続金具とフラットケーブルの接続前の状態を示した斜視図である。
【図19】従来のフラットケーブル接続金具とフラットケーブルを接続した状態の斜視図である。
【図20】従来のフラットケーブル接続装置でフラットケーブルにフラットケーブル接続金具を接続する過程を示した縦断面図である。
【図21】従来のフラットケーブル接続装置でフラットケーブルにフラットケーブル接続金具を接続した状態の縦断面図である。
【符号の説明】
1 フラット導体
2 フラット絶縁被覆
3 フラットケーブル
4 嵌め合わせ接続体
5 接続板部
6 クリンプ片
7 フラットケーブル接続金具
8 接続部
9 受け金具
10 クリンプ片受け溝
11 クリンプ片曲成加締め凹部
12 仕切り突起
13 ガイド部材
14 アンビル
15 フラットケーブル接続ホルダー
16 板状体
17 フラットケーブル位置決め通し孔
18 接続作業孔
19 フラットケーブル接続装置
20 凸型刃部
21 凸刃型
22 凹型刃部
23 凹刃型
24 重なり位置
25 切れ目
26a 切れ目の間の重ね合わせ部分
26b 切れ目に交差する両側の重ね合わせ部分
27 隆起部分
28 導通接続部
29,30 絶縁板
31 連結突起
32 連結孔
33 開閉圧着工具
34 切れ目
35 縁部開放口
36 閉鎖部材
37 枢支軸
38 交差部

Claims (6)

  1. 板状体に、フラットケーブルを位置決めして通すフラットケーブル位置決め通し孔が、少なくとも1対、前記フラットケーブルを通す方向を横切って、相互間に間隔をあけて設けられ、前記板状体には前記フラットケーブル位置決め通し孔の間の板状部分に接続作業孔が開口されていることを特徴とするフラットケーブル接続ホルダー。
  2. 板状体に、複数条のフラットケーブルを位置決めして通すフラットケーブル位置決め通し孔が、少なくとも2対、前記各フラットケーブルを交差部で交差させて通す方向を横切って、前記交差部の周囲の位置に対毎に対向させて設けられ、前記板状体には前記交差部に接続作業孔が開口されていることを特徴とするフラットケーブル接続ホルダー。
  3. 前記板状体の前記各フラットケーブル位置決め通し孔に対応した縁部には、前記各フラットケーブル位置決め通し孔の長さ方向のほぼ中央の位置から前記縁部に開口する切れ目がそれぞれ入れられていることを特徴とする請求項1または2に記載のフラットケーブル接続ホルダー。
  4. 前記板状体の縁部には前記各フラットケーブル位置決め通し孔を該縁部に開放させる縁部開放口がそれぞれ設けられ、前記各縁部開放口には前記各フラットケーブル位置決め通し孔に通した前記フラットケーブルを該縁部開放口から出ないように保持する閉鎖部材が該縁部開放口を開閉できるようにして前記板状体に支持されていることを特徴とする請求項1,2,3のいずれか1項に記載のフラットケーブル接続ホルダー。
  5. 板状体に、フラットケーブルを位置決めして通すフラットケーブル位置決め通し孔が、少なくとも1対、前記フラットケーブルを通す方向を横切って、相互間に間隔をあけて設けられ、前記板状体には前記フラットケーブル位置決め通し孔の間の板状部分に接続作業孔が開口されている構造のフラットケーブル接続ホルダーを用い、
    前記フラットケーブル位置決め通し孔に接続すべき複数枚の前記フラットケーブルを通して位置決めし、位置決めされた前記各フラットケーブルの接続すべき相互のフラット導体の重なり位置に対応する前記接続作業孔の箇所で、該重なり位置に少なくとも1本の切れ目を貫通させ、前記切れ目に直交する両側の部分を段違いにし、前記切れ目の長手方向の端部の箇所に接続すべき相互の前記フラット導体が接触した接触部を設けることを特徴とするフラットケーブル相互間接続方法。
  6. 板状体に、フラットケーブルを位置決めして通すフラットケーブル位置決め通し孔が、少なくとも1対、前記フラットケーブルを通す方向を横切って、相互間に間隔をあけて設けられ、前記板状体には前記フラットケーブル位置決め通し孔の間の板状部分に接続作業孔が開口されている構造のフラットケーブル接続ホルダーが用いられ、
    前記フラットケーブル位置決め通し孔に接続すべき複数枚の前記フラットケーブルが通されて位置決めされ、位置決めされた前記各フラットケーブルの接続すべき相互のフラット導体の重なり位置に対応する前記接続作業孔の箇所で、該重なり位置に少なくとも1本の切れ目が貫通して形成され、前記切れ目に直交する両側の部分が段違いになり、前記切れ目の長手方向の端部の箇所に接続すべき相互の前記フラット導体が接触した接触部が設けられていることを特徴とするフラットケーブル相互間接続部。
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