JP2004133651A - 液体供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】煩雑な操作を要することなく、種々の大きさの容器に対して液体を確実に供給することのできる液体供給装置を提供すること。
【解決手段】給湯ボックス20の供給ステージ22に配置された容器Cに熱湯の供給を行う給湯装置において、電球32および反射板33を備えた光照射手段30を設け、電球32から照射された光を反射板33で反射させることにより、供給ステージ22に配置された容器Cに対する湯の供給位置となる部位に光を照射させるようにしている。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、供給ステージに配置された容器に液体の供給を行う液体供給装置に関するもので、特に、カップ麺やカップ飲料等の容器に給湯を行うのに好適な液体供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、カップ麺やカップ飲料等のカップ商品を販売する自動販売機には、利用者が購入したカップ商品にその場で湯を注いで調理できるように、給湯装置を付設したものが提供されている。この種の給湯装置としては、本体キャビネットの前面に給湯ボックスを設けたものが一般的である。給湯ボックスは、本体キャビネットの前面に開口する室であり、該開口に設けた開閉扉によって開閉することが可能である。給湯ボックスの内部には、その底面に供給ステージが構成されている一方、その内部上面に供給通路の吐出口が開口されている。供給通路は、温水タンクに貯留した湯を吐出口から吐出するためのもので、一様な横断面積を有して構成されている。
【0003】
上記のように構成した給湯装置では、開閉扉を開成した状態で、上蓋シールを半分程度剥がしたカップ商品を供給ステージに配置し、その後、開閉扉を閉成した状態で給湯スイッチをON操作すれば、吐出口から所定の温度に加熱された湯が容器に供給されることになる。通常、給湯ボックスの開口に設けた開閉扉は透明な材料で構成してあり、また給湯ボックスの内部にはミシン電球等の照明が設けてあり、容器に対する給湯状態を目視できるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特許第3221264号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、昨今においては、カップ商品として種々のものが販売されるようになり、容器の大きさも販売商品に応じてバラエティに富んだものとなっている。例えば、横断面形状が同じ円形となる容器であっても、その外径寸法や高さ寸法が互いに異なるものが種々販売されている。
【0006】
こうした様々な大きさの容器に対して給湯を行うには、供給ステージを、最大外形寸法(外径)となる容器よりもさらに大きく構成するとともに、吐出口を、最大高さとなる容器よりもさらに高い位置に設ければよい。すなわち、給湯装置の供給ステージが最大外形寸法となる容器よりもさらに大きく構成してあれば、すべての容器を配置することが可能となり、また給湯装置の吐出口が最大高さとなる容器よりもさらに高い位置に設けてあれば、すべての容器に対して給湯を行うことが可能になる。
【0007】
しかしながら、上記のように構成した給湯装置にあっては、例えば外形寸法の小さい容器に対して給湯を行う場合、必然的に供給ステージに対する容器の自由度が大きくなる。このため、たとえ開閉扉を開成した状態であったとしても、吐出口から吐出された湯の供給位置を容器の湯受入口に合致させることが困難となり、両者の調整操作が煩雑になるばかりでなく、両者がずれた状態で給湯が行われた場合、容器の外に供給された湯で供給ステージが汚損される虞れがある。また、高さ寸法の小さい容器に対して給湯を行う場合には、吐出口から吐出された湯が容器に達するまでの間にラッパ状に広がり、湯の一部が供給ステージを汚損する虞れがある。
【0008】
なお、上述した問題は、カップ商品の容器に対して湯を供給するものに限らず、供給ステージに配置した容器に対して液体を供給するものであれば、同様に起こり得るものである。
【0009】
本発明は、上記実情に鑑みて、煩雑な操作を要することなく、種々の大きさの容器に対して液体を確実に供給することのできる液体供給装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る液体供給装置は、供給ステージに配置された容器に液体の供給を行う液体供給装置において、前記供給ステージに配置された容器に対する液体の供給位置となる部位に光を照射する光照射手段を設けたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の請求項2に係る液体供給装置は、上述した請求項1において、前記光照射手段が、液体の吐出口に対応した部位から液体の供給方向に沿って光を照射するものであることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の請求項3に係る液体供給装置は、上述した請求項1または2において、液体の供給を行う供給管の周囲に保護管を設け、前記光照射手段がこれらの供給管と保護管との間隙を通じて光を照射することを特徴とする。
【0013】
また、本発明の請求項4に係る液体供給装置は、上述した請求項1〜3のいずれか一つにおいて、前記光照射手段が、前記供給位置の上方域外となる位置に配置した光源と、前記光源から照射された光を前記供給位置となる部位に導く光学要素とを備えたことを特徴とする。
【0014】
また、本発明の請求項5に係る液体供給装置は、供給ステージに配置された容器に対して液体供給通路から液体の供給を行う液体供給装置において、前記液体供給通路は、上流側よりも細径で、該径の8倍以上の長さを有し、かつ直線状に延在して液体の吐出口に至る細径供給部を有したことを特徴とする。
【0015】
また、本発明の請求項6に係る液体供給装置は、互いに外形寸法の異なる容器を適用対象とし、供給ステージに配置された容器に対して液体の供給を行う液体供給装置において、それぞれの容器における底部外側面の一部を合致させた場合に前記供給ステージに対する前記容器の位置決めガイドとなるガイド手段と、最小外形寸法を有する容器を前記供給ステージに位置決め配置した場合に該容器の中心と前記ガイド手段との間が液体の供給位置となる態様で配設した液体供給通路とを備えたことを特徴とする。
【0016】
また、本発明の請求項7に係る液体供給装置は、上述した請求項6において、前記ガイド手段が、供給ステージの上面から上方に突出し、容器の底部外側面に当接することによって位置決めを行うものであることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る液体供給装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0018】
図1および図2は、本発明の実施の形態である液体供給装置を示したものである。ここで例示する液体供給装置は、カップ麺やカップ飲料等のカップ商品を販売する自動販売機に付設され、上蓋シールを半分程度剥がしたカップ商品の容器に対して所定の温度に加熱した湯を供給するための給湯装置として適用されるものである。本実施の形態では、図7に示す寸法を有した27種類のカップ商品を湯の供給対象として説明を行う。なお、27種類のカップ商品は、いずれも横断面が円形で、上端面に開口を有した容器を適用しているものとする。
【0019】
図1および図2からも明らかなように、上記給湯装置は、本体キャビネット1を備えている。本体キャビネット1は、付設対象となる自動販売機(図示せず)と同等の高さを有し、前面に開口1aを有した直方状を成すものである。この本体キャビネット1には、その前面の一側に外扉2を支持させてある。
【0020】
外扉2は、本体キャビネット1の開口1aを開閉する態様で当該本体キャビネット1にヒンジ結合したもので、入出口3、開閉扉4、給湯スイッチ5および扉開閉スイッチ6を備えている。入出口3は、外扉2の前面においてその高さ方向の略中央となる位置に設けた矩形状の開口である。この入出口3は、湯の供給対象となるカップ商品のうち、最大の外径寸法を有したものよりもさらに幅が広く、かつ最大の高さ寸法を有したものよりもさらに高さが大きくなるように構成してある。具体的に説明すれば、外扉2の入出口3は、図7に示すカップ麺jに適用されている容器Cjの外径寸法よりも幅が広く、かつカップ飲料gに適用されている容器Cgの高さ寸法よりも高さが大きい矩形状に形成してある。開閉扉4は、透明な材料によって入出口3を塞ぐことのできる大きさに構成したもので、該入出口3を開閉する態様で一側部を介して外扉2にヒンジ結合してある。給湯スイッチ5は、外扉2の前面において入出口3よりも上方となる位置に設けた押ボタンスイッチであり、常態においてOFF信号を出力する一方、押圧操作されている間にON信号を出力する。扉開閉スイッチ6は、外扉2に設けた入出口3に対する開閉扉4の開閉状態を検出するためのものである。上述した給湯スイッチ5から出力されるON/OFF信号、および扉開閉スイッチ6の検出信号は、それぞれ後述する制御手段50に与えられる。なお、図1中の符号7は、施錠操作した場合に本体キャビネット1に対して外扉2を閉成した状態に保持する一方、解錠操作した場合に本体キャビネット1に対する外扉2の開成を許容する施錠手段である。
【0021】
一方、外扉2によって閉塞される本体キャビネット1の内部には、温水タンク10および給湯ボックス20が設けてある。
【0022】
温水タンク10は、供給すべき湯を貯留するためのもので、本体キャビネット1の上方部に配設してある。この温水タンク10には、加熱ヒータ11、水温センサ12および給湯通路13が設けてある。加熱ヒータ11は、制御信号が与えられた場合に駆動して、温水タンク10に貯留された湯を加熱するものである。水温センサ12は、温水タンク10に貯留された湯の温度を検出するものであり、該温水タンク10の上方部に配設してある。この水温センサ12の検出結果は、検出信号として後述する制御手段50に与えられる。給湯通路13は、温水タンク10に貯留した湯をその前面上部から吐出するための通路であり、その通路中に給湯バルブ13aを有している。給湯バルブ13aは、制御信号が与えられた場合に給湯通路13を適宜開閉するためのものである。本実施の形態では、温水タンク10に直接給湯バルブ13aの取水口を接続し、かつ該給湯バルブ13aの送出口に可撓性を有したホース13bを接続することによって給湯通路13を構成してある。なお、上記温水タンク10は、給水通路14から適宜補給される飲料水により、給湯バルブ13aの取水口よりも高い水位が常時確保されるようになっている。
【0023】
給湯ボックス20は、前面に開口20aを有した直方状の箱体であり、外扉2に近接し、かつ該外扉2に形成した入出口3に対応する部位に配設してある。図には明示してないが、給湯ボックス20の前面開口20aは、その上縁および両側縁がそれぞれ入出口3の上縁および両側縁に合致する一方、その下縁が入出口3の下縁よりも下方に位置するように設けてある。給湯ボックス20の奥行きは、カップ麺jに適用されている容器Cjの外径寸法よりも大きい寸法に形成してある。この給湯ボックス20には、排水通路21、供給ステージ22、供給管23および光照射手段30を設けてある。
【0024】
排水通路21は、給湯ボックス20から排水を行うための通路であり、その上流側端部が給湯ボックス20の底壁に開口する一方、その下流側端部が下方に延在した後に排水容器40の上面開口に対向する部位に開口している。
【0025】
供給ステージ22は、図5(a)および図5(b)に示すように、縦横に配置した複数の線状体、例えば複数の鋼線を相互に接合することによって格子状に構成した台状部であり、給湯ボックス20の底壁上面に着脱可能に敷設してある。この供給ステージ22には、上方に向けて突出したガイド部材22aが設けてある。ガイド部材22aは、供給ステージ22の上面に鋼線等の線状体を接合することによって構成したものであり、給湯ボックス20の前方側に向けて凸となる半円弧状を成している。この半円弧状を成すガイド部材22aの内径寸法は、湯の供給対象となるカップ商品のうち、最大の底面積を有した容器Cの底部外径寸法、例えば最大の外形寸法を有したカップ麺jに適用されている容器Cjの底部外径寸法と同一である。また、このガイド部材22aは、カップ麺jの容器Cjを供給ステージ22の上面中央部に配置した場合に、内側面を介して当該容器Cjの底部外側面に当接する位置に配設してある。
【0026】
供給管23は、図3および図4に示すように、太径となる上流側端部に対して下流側端部を細径の直線状に構成したパイプ部材である。本実施の形態では、供給管23の上流側端部(以下、太径供給部23aという)に対する下流側端部(以下、細径供給部23bという)の絞り率が横断面積比で40%以上となるように設定してあり、直線状に延在する部分の長さが、細径供給部23bの内径に対して8倍以上の長さとなるように設定してある。例えば、太径供給部23aの横断面積が78.5mmである場合、細径供給部23bの横断面積を31.4mm以下に設定し、かつ直線状の延在長さを51mm以上に設定してある。この供給管23は、太径供給部23aが、給湯通路13を構成するホース13bの下流側端部に接続される一方、細径供給部23bが鉛直下方に沿って延在し、給湯ボックス20の上壁に構成した導入孔24を通じて給湯ボックス20の内部に臨むように配置してある。ただし、供給管23における細径供給部23bの下端面、つまり供給管23の吐出口23cと、供給ステージ22の上面との間には、カップ飲料gに適用されている容器Cgの高さ寸法よりも大きな間隙が確保してある。
【0027】
導入孔24は、給湯ボックス20の上壁前面側において左右方向の中央となる位置に設けた円形の開口である。導入孔24の軸心は、湯の供給対象となるカップ商品のうち、最小の外径寸法を有したものの底部外側面をガイド部材22aの前面側内周面に当接させた場合に、該容器Cの上端部前縁からその内径寸法の約1/4となる位置に合致させてある。具体的に説明すれば、導入孔24の軸心は、カップ麺ミニaに適用されている容器Caの底部外側面をガイド部材22aの前面側内周面に当接させた場合に、該容器Caの上端部前縁から約20mm離隔した位置に設けてある。
【0028】
この導入孔24には、その周縁部に給湯ボックス20の上壁下面から鉛直下方に向けて保護管25が設けてあるとともに、その上端開口に保護板26が設けてある。保護管25は、供給管23の細径供給部23bよりも十分に太径の円筒状を成すもので、その軸心を細径供給部23bの軸心に合致させ、かつ該細径供給部23bとの間に環状の間隙を確保する態様で給湯ボックス20の上壁に設けてある。保護板26は、透光性を有した合成樹脂、例えばアクリル樹脂によって薄板状に構成したもので、その中央部に挿通孔26aを有している。この保護板26は、挿通孔26aに供給管23の細径供給部23bを挿通させた状態で給湯ボックス20の上壁上面に貼り付けることにより、該供給管23の細径供給部23bと保護管25との間の隙間を閉塞している。
【0029】
光照射手段30は、給湯ボックス20の内部に光を照射するためのもので、照明箱31、光源となる電球32、および光学要素である反射板33を備えている。照明箱31は、給湯ボックス20の上壁上面において、正面向かって左方となる側部から導入孔24の上方域に位置する部位までの間を覆う態様で設けてある。電球32は、例えばミシン電球であり、照明箱31の内部において最も左方側となる位置、つまり導入孔24から十分に離隔した位置に配設してある。図には明示していないが、電球32に給電を行うケーブルやコネクタ等の電装品に関しても、導入孔24から十分に離隔した位置に配設してある。反射板33は、反射率がほぼ100%となるミラー状のものであり、例えば表面をミラー蒸着した塩化ビニル等、合成樹脂によって成形してある。この反射板33は、その中央部に貫通孔33aを有しており、該貫通孔33aに供給管23の細径供給部23bを挿通させた状態で導入孔24の上方となる位置に傾斜配置してある。反射板33の傾斜は、電球32の配設方向に向けて漸次上方となる方向にほぼ45°であり、電球32が点灯した場合、該電球32から照射された光を導入孔24から給湯ボックス20の内部に導入するように機能する。なお、この反射板33の傾斜角度は、電球32の位置に応じて適宜変更可能であり、要は、電球32から照射された光が導入孔24から給湯ボックス20の内部に導入できればよい。
【0030】
図6は、上述した給湯装置の制御系を示すブロック図である。本実施の形態の給湯装置に適用される制御手段50は、上述した水温センサ12、給湯スイッチ5および扉開閉スイッチ6からの出力信号(ON/OFF信号や検出信号)を監視し、これら出力信号が与えられた場合にメモリ51に格納したプログラムやデータに基づいて加熱ヒータ11、給湯バルブ13aおよび電球32の駆動制御を行うものである。以下、この制御手段50が実行する制御内容について説明し、併せて本実施の形態の詳細構成について詳述する。
【0031】
上記制御手段50は、給湯装置が待機状態にある場合、水温センサ12の検出信号に基づいて加熱ヒータ11を適宜駆動し、温水タンク10に貯留された湯が常に所望の温度、例えば85〜97℃に維持するようにしている。また、この待機状態においては、給湯バルブ13aが閉成状態に保持され、電球32が消灯した状態にある。
【0032】
上述した待機状態から開閉扉4が開成され、扉開閉スイッチ6を通じてこれを検出すると、上記制御手段50は、電球32を所定の時間だけ点灯させるべく当該電球32に給電を行う。また、制御手段50は、給湯スイッチ5からON信号が与えられると、当該ON信号が与えられた時点から所定の時間だけ電球32を点灯させるべく当該電球32に給電を行う。これらの結果、開閉扉4が開成されてから所定の時間が経過するまでの間、並びに給湯スイッチ5がON操作されてから所定の時間が経過するまでの間、いずれも電球32が点灯するようになり、該電球32から照射された光が反射板33において反射された後、保護板26および導入孔24を通じて給湯ボックス20の内部に導入されることになる。
【0033】
従って、利用者は、例えば給湯装置が暗い部屋に設置されている場合、あるいは夜間の運転時においても、開閉扉4の開成の際に給湯ボックス20に照射される光を頼りに供給ステージ22にカップ商品の容器Cを配置することが可能となる。
【0034】
一方、上記制御手段50は、扉開閉スイッチ6によって開閉扉4の閉成状態を検出し、かつ給湯スイッチ5からON信号が与えられた場合、該ON信号が与えられている間、給湯バルブ13aを継続的に開成させる。これにより、温水タンク10に貯留された湯が給湯通路13を通じて供給管23の吐出口23cから自然落下で鉛直下方に吐出されるようになる。給湯スイッチ5からON信号が与えられている間であっても、扉開閉スイッチ6を通じて開閉扉4が開成されたことを検出した場合、上記制御手段50は、直ちに給湯バルブ13aを閉成させ、湯の供給を中断する。
【0035】
従って、利用者は、上蓋シールを半分程度剥がしたカップ商品の容器Cを供給ステージ22に配置した後、開閉扉4を閉成させ、さらに給湯スイッチ5を所望の時間だけON操作すれば、当該カップ商品の容器Cに湯を供給することが可能となる。この場合、上記給湯装置によれば、給湯ボックス20の供給ステージ22が、最大の外径寸法を有したカップ麺jに適用されている容器Cjよりも幅および奥行きが大きく構成され、かつ供給管23の吐出口23cと、供給ステージ22の上面との間に最大の高さ寸法を有したカップ飲料gに適用されている容器Cgよりも大きな間隙が確保してあるため、図7に示した27種類のカップ商品すべてに対して湯を供給することができるようになる。
【0036】
ここで、開閉扉4を開成させた際に給湯ボックス20に照射される光は、供給管23の吐出口23cに対応した部位から湯の吐出方向に沿ったものであり、カップ商品の容器Cに対して湯の供給位置を示すことになる。従って、利用者は、単に給湯ボックス20に照射される光をカップ商品の容器Cにおいて上蓋シールを剥がした部分に位置させさえすれば、カップ商品の外径寸法や高さ寸法に関わりなく、容器Cの内部に確実に湯を供給することができる。しかも、給湯ボックス20に照射される光は、供給管23と保護管25との間の環状の間隙を通じたものである。従って、カップ商品に対してスポット光のごとく湯の供給位置を明確に指示するようになり、供給ステージ22を湯で汚損する虞れがなくなる。さらに、カップ商品の容器Cに湯を供給している間においては、その上方域が多量の湯気を含んだ雰囲気に晒されることになるが、上述したように、電球32およびその電装品を導入孔24から十分に離隔した位置に配設してあるため、さらには導入孔24を保護板26によって閉塞するようにしているため、これら電球32および電装品に湯気が原因となる損傷を来す虞れがない。
【0037】
また、上記給湯装置によれば、供給ステージ22の上面にガイド部材22aを設けてあるため、このガイド部材22aの内周面に容器Cの底部外側面を当接させることで、供給ステージ22に対する容器Cの位置決めをきわめて容易に行うことが可能となる。しかも、このガイド部材22aは、最小の外径寸法を有したカップ麺ミニaに適用されている容器Caの底部外側面を当接させ、かつ容器Caの開口において上蓋シールを剥がした部分を給湯ボックス20の前方側に向ければ、当該上蓋シールを剥がした部分を供給管23の吐出口23cに合致させることができるものである。従って、仮に電球切れ等の原因によって上述した光の照射による案内が無くなったとしても、ガイド部材22aの内周面に容器Cの底部外側面を当接させさえすれば、カップ商品の外径寸法や高さ寸法に関わりなく、容器Cの内部に確実に湯を供給することができるようになり、供給ステージ22を湯で汚損する虞れがなくなる。
【0038】
さらに、上記給湯装置によれば、供給管23において吐出口23cに至る細径供給部23bをその上流側よりも細径に構成するとともに、直線状に延在させてある。従って、温水タンク10から吐出された湯は、この細径供給部23bを通過する間に流速が増すとともに、整流されることになり、吐出口23cから吐出された後に容器Cに達するまでの間にラッパ状に広がる虞れがない。従って、高さ寸法の小さい容器Cに対して湯の供給を行う場合にも、該容器Cの内部に確実に湯を供給することができるようになり、供給ステージ22を湯で汚損する虞れがなくなる。
【0039】
なお、上述した実施の形態では、カップ商品の容器に対して熱湯を供給するための給湯装置を例示しているが、本発明はこれに限らず、供給ステージに配置した容器に対して液体を供給するものであれば、その他のものにも適用することが可能である。また、カップ商品の容器に対して熱湯を供給する場合に上述した実施の形態では、図7に示した27種類のものを供給対象としているが、もちろんその他の寸法を有した容器に対しても供給ステージの寸法を変更することで対応することが可能である。この場合、容器の形状は必ずしも断面が円形状である必要はない。また、上述した実施の形態では、ガイド部材として供給ステージの上面から突出するものを例示しているが、必ずしも供給ステージの上面から突出する必要はなく、位置決めの際の目印となれば十分である。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に係る液体供給装置によれば、光照射手段の照射する光によって液体の供給位置が示されることになるため、この照射された光を頼りに位置決めを行えば、煩雑な操作を要することなく、種々の大きさの容器に対して液体を確実に供給することができるようになる。
【0041】
また、本発明の請求項2に係る液体供給装置によれば、液体の供給方向に沿って光が照射されるため、容器の高さ寸法に左右されず、液体の供給位置を正確に指示することが可能となる。
【0042】
また、本発明の請求項3に係る液体供給装置によれば、容器に対してスポット光のごとく液体の供給位置を明確に指示することができるようになる。
【0043】
また、本発明の請求項4に係る液体供給装置によれば、液体の供給位置に対してその上方域外となる位置に光源を配置しているため、蒸発し易い液体を供給する場合にもその雰囲気によって光源が損傷する事態を招来する虞れがなくなる。
【0044】
また、本発明の請求項5に係る液体供給装置によれば、供給する液体の流速を早めるとともに、整流することができるため、容器に達するまでの間に液体がラッパ状に広がる虞れがなく、該容器の内部に確実に液体を供給することができるようになる。
【0045】
また、本発明の請求項6に係る液体供給装置によれば、ガイド部材によって供給ステージに対する容器の位置決めを容易に行うことができるようになり、容器の内部に確実に液体を供給することが可能となる。
【0046】
また、本発明の請求項7に係る液体供給装置によれば、ガイド部材として供給ステージの上面から突出したもの適用しているため、単にガイド部材に容器を当接させさえすれば、供給ステージに対する位置決めを行うことが可能となり、その操作が一層容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である液体供給装置の外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示した液体供給装置の断面側面図である。
【図3】図1に示した液体供給装置の要部を示す断面正面図である。
【図4】図1に示した液体供給装置の要部を示す断面側面図である。
【図5】(a)は図1に示した液体供給装置に適用する供給ステージの平面図、(b)はその正面図である。
【図6】図1に示した液体供給装置の制御系を示したブロック図である。
【図7】図1に示した液体供給装置において液体の供給対象となる容器の寸法を示した図表である。
【符号の説明】
1   本体キャビネット
1a   開口
2   外扉
3   入出口
4   開閉扉
5   給湯スイッチ
6   扉開閉スイッチ
10   温水タンク
11   加熱ヒータ
12   水温センサ
13   給湯通路
13a   給湯バルブ
13b   ホース
14   給水通路
20   給湯ボックス
20a   開口
21   排水通路
22   供給ステージ
22a   ガイド部材
23   供給管
23a   太径供給部
23b   細径供給部
23c   吐出口
24   導入孔
25   保護管
26   保護板
26a   挿通孔
30   光照射手段
31   照明箱
32   電球
33   反射板
33a   貫通孔
40   排水容器
50   制御手段
51   メモリ
C   容器

Claims (7)

  1. 供給ステージに配置された容器に液体の供給を行う液体供給装置において、
    前記供給ステージに配置された容器に対する液体の供給位置となる部位に光を照射する光照射手段を設けたことを特徴とする液体供給装置。
  2. 前記光照射手段は、液体の吐出口に対応した部位から液体の供給方向に沿って光を照射するものであることを特徴とする請求項1に記載の液体供給装置。
  3. 液体の供給を行う供給管の周囲に保護管を設け、前記光照射手段がこれらの供給管と保護管との間隙を通じて光を照射することを特徴とする請求項1または2に記載の液体供給装置。
  4. 前記光照射手段は、
    前記供給位置の上方域外となる位置に配置した光源と、
    前記光源から照射された光を前記供給位置となる部位に導く光学要素と
    を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の液体供給装置。
  5. 供給ステージに配置された容器に対して液体供給通路から液体の供給を行う液体供給装置において、
    前記液体供給通路は、上流側よりも細径で、該径の8倍以上の長さを有し、かつ直線状に延在して液体の吐出口に至る細径供給部を有したことを特徴とする液体供給装置。
  6. 互いに外形寸法の異なる容器を適用対象とし、供給ステージに配置された容器に対して液体の供給を行う液体供給装置において、
    それぞれの容器における底部外側面の一部を合致させた場合に前記供給ステージに対する前記容器の位置決めガイドとなるガイド手段と、
    最小外形寸法を有する容器を前記供給ステージに位置決め配置した場合に該容器の中心と前記ガイド手段との間が液体の供給位置となる態様で配設した液体供給通路と
    を備えたことを特徴とする液体供給装置。
  7. 前記ガイド手段は、供給ステージの上面から上方に突出し、容器の底部外側面に当接することによって位置決めを行うものであることを特徴とする請求項6に記載の液体供給装置。
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