JP2004133621A - 機器連関提示装置、機器連関提示プログラム、機器連関提示プログラムを格納したコンピュータ読みとり可能な記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】分散型計装制御システム(DCS)等のシステムにおいて、各機器で用いられる物質に関する情報の詳細をユーザーが容易に理解することができるようにする。
【解決手段】機器情報提示部としての欄23において機器同士の連関を示すプラント制御図上で、提示されている機器のうちで指定された機器にて用いられる物質についての物質情報を提示せよとの指示を受けると、該当する物質情報を読み出し、物質情報提示部に提示させる。
【選択図】 図1
【解決手段】機器情報提示部としての欄23において機器同士の連関を示すプラント制御図上で、提示されている機器のうちで指定された機器にて用いられる物質についての物質情報を提示せよとの指示を受けると、該当する物質情報を読み出し、物質情報提示部に提示させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、化学工業や食品工業等に用いられる機器同士の連関を示す機器連関提示装置、該装置を機能させる機器連関提示プログラムおよび該機器連関提示プログラムを格納したコンピュータ読みとり可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
化学工業や食品工業等において、処理前対象物を処理して処理済対象物を得る場合、処理を行う機器同士の計装制御は、例えば、特許文献1に示されているように、分散型計器制御システム(DCS)によって行われる。具体的には、DCSは、機器内の温度、圧力、比重、流量、液面位置などをモニタし、その出力によって機器に指示、警報、記録し、制御するための計算を行う。そして、それらの機器同士の連関は、DCSの機器情報提示部によって、プラント制御図として表示される。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−32118号公報(公開日平成14年1月31日)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のDCSの機器情報提示部が提示するプラント制御図では、機器を制御するために必要な情報は明確に示されるものの、例えば、各機器で用いられる物質に関する情報については詳細がわからないという問題があった。例えば、特許文献1では例えば、機器内の温度、圧力、比重、流量、液面位置などの計装制御に関する事項については表示されるが、該機器で取り扱われている物質に関する情報は閲覧できない。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、各機器で用いられる物質に関する情報の詳細をユーザーが容易に理解することができる機器連関提示装置、機器連関提示プログラムおよび機器連関提示プログラムを格納したコンピュータ読みとり可能な記録媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明に係る機器連関提示装置は、機器同士の連関を表すプラント制御図を機器情報提示部に提示する機器連関提示装置において、プラント制御図に提示されている各機器にて用いられる物質についての詳細な情報としての物質情報を記憶する物質情報記憶部と、物質情報を提示する物質情報提示部と、プラント制御図内の機器のうちで指定された機器にて用いられる物質についての物質情報を提示せよとの指示を受け、該当する物質情報を物質情報記憶部から読み出し、物質情報提示部に提示させる情報提示制御部とを備えたことを特徴としている。
【0007】
上記の構成により、機器情報提示部にて示されている、機器同士の連関を示すプラント制御図において、提示されている機器のうちで指定された機器にて用いられる物質についての物質情報を提示せよとの指示を受けると、情報提示制御部が、該当する物質情報を物質情報記憶部から読み出し、物質情報提示部に提示させる。
【0008】
そのため、ユーザーが情報提示制御部に指示を入力すると、その指示に応じて、情報提示制御部により、該当する物質情報を物質情報提示部に提示させることができる。
【0009】
したがって、一旦機器同士の連関の表示を閉じて別の、物質情報表示用の画面等を呼び出すようなことをせずに、機器情報提示部の情報を得ながらただちに、各機器で用いられる物質についての詳細な情報としての物質情報をユーザーが得ることができる。
【0010】
それゆえ、各機器で用いられる物質に関する情報(物質情報)の詳細をユーザーが容易に理解することができる。また、機器情報提示部から機器の制御(計装制御)に関する情報を得ながら、機器が取り扱う物質情報を得ることができる。
【0011】
また、本発明に係る機器連関提示装置は、上記の構成に加えて、上記機器情報提示部が、分散型計装制御システムのプラント制御図を提示し得る機器情報提示部であることを特徴としている。
【0012】
それゆえ、上記の構成による効果に加えて、機器の計装制御担当者などのユーザーが、分散型計装制御システムの機器情報提示部から機器を指定することにより、指定された機器に関わる物質情報を容易に入手することができる。
【0013】
また、本発明に係る機器連関提示装置は、上記の構成に加えて、上記情報提示制御部は、各機器内に実際に存在している物質について、物質情報記憶部に記憶されている各物質情報と同一種類の物理量の現在の値Pが装置外部から逐次入力されるとともに、その値を、物質情報記憶部に記憶されているその物質情報の値Mと逐次比較し、PがMに近づいていっていることを認識すると、その物質情報を物質情報提示部に提示することを特徴としている。
【0014】
上記の構成により、各機器内に実際に存在している物質の特定の物理量の現在の値が装置外部から情報提示制御部に逐次入力される。情報提示制御部は、その物理量が所定の状態に近づいていっていることを認識すると、情報提示制御部により、その物質情報が物質情報提示部に提示される。
【0015】
したがって、上記の構成による効果に加えて、ユーザーにとって有用な物質情報を即時に得ることができる。
【0016】
また、本発明に係る機器連関提示装置は、上記の構成に加えて、外的な条件により値が変化する物質情報Aについて、該外的な条件の現在の実際の値Cが装置外部から入力可能になっており、上記物質情報記憶部は、物質情報Aについて、該外的な条件の各値に応じた物質情報Aの値を提示するのに必要な情報を記憶し、上記情報提示制御部は、該物質情報Aを提示せよとの指示を受けると、上記物質情報記憶部に記憶された情報に基づいて、上記外的な条件の現在の値Cにおける上記物質情報Aの値を物質情報提示部に提示することを特徴としている。
【0017】
上記の構成により、外的な条件により値が変化する物質情報Aについて、該外的な条件の現在の実際の値Cが装置外部から入力可能になっている。該物質情報Aを提示せよとの指示をユーザーが行うと、物質情報記憶部に記憶された情報に基づいて、情報提示制御部により、装置外部から入力された該外的な条件の現在の値Cにおける上記物質情報Aの値(現在のAの値)が提示される。
【0018】
したがって、上記の構成による効果に加えて、現在の状況を反映した、ユーザーにとって有用な物質情報を即時に得ることができる。
【0019】
また、上記の構成に加えて、各機器にて各物質を用いる際の条件としての機器情報を記憶する機器情報記憶部を備え、上記情報提示制御部は、上記物質情報を提示せよとの指示を受けると、指定された機器における機器情報を機器情報記憶部から読み出し、物質情報記憶部内の該当する物質情報のうちで、その物質情報の物理量がその機器でその物質情報に記された値をとりうるということを機器情報が示しているものだけを物質情報提示部に提示させるように構成することもできる。
【0020】
上記の構成により、上記物質情報を提示せよと指示すると、指定された機器における機器情報が機器情報記憶部から読み出され、物質情報記憶部内の該当する物質情報のうちで、その物質情報の物理量がその機器でその物質情報に記された値をとりうるということを機器情報が示しているものだけが物質情報提示部に提示される。
【0021】
したがって、上記の構成による効果に加えて、ユーザーが最初に物質情報を入力するときに、各機器の稼働時に起こりうる状態を調べてそれに応じて各物質情報の入力要否を検討せずに、明らかになっている物質情報をすべて一律に入力しておいたとしても、各機器に適した有用な物質情報を容易に得ることができる。
【0022】
また、本発明に係る機器連関提示プログラムは、コンピュータを、上記の機器連関提示装置における情報提示制御部として機能させることを特徴としている。
【0023】
上記の構成により、コンピュータが、上記の機器連関提示装置における情報提示制御部として機能する。
【0024】
したがって、より好適に処理することができる。
【0025】
また、本発明に係る機器連関提示プログラムを格納したコンピュータ読みとり可能な記録媒体は、上記の機器連関提示プログラムを格納したことを特徴としている。
【0026】
上記の構成により、コンピュータが、上記の機器連関提示装置における情報提示制御部として機能する。
【0027】
したがって、より好適に処理することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1ないし図3に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0029】
本実施形態の機器連関提示装置は、化学工業製品を製造する構成例である。本発明の機器連関提示装置は、連続プロセス、半回分式プロセス、回分式プロセスなど任意のプロセスの操作手順について提示可能であるが、以下の本実施の形態は、バッチプロセス(回分式プロセス)に従い、化学工業製品を製造する構成例である。すなわち、本実施の形態においては、機器を一つまたは複数個を順次用いて、所定の操作手順に従って化学工業製品を製造する。
【0030】
本実施形態の機器連関提示装置の物質情報提示部は、物質情報を、分散型計装制御システム(DCS)の機器情報提示部が示すプラント制御図と同時に表示することができる。ここで、物質情報提示部が示す物質情報をプラント制御図と同時に表示する方法としては、例えば、本発明の物質情報提示部により表示される物質情報が、DCSの機器情報提示部と同じ画面上で、機器情報提示部によって示されるプラント制御図と重なるように表示する方法、DCSの機器情報提示部とは別の画面に本発明の物質情報提示部をプラント制御図と並べて表示する方法などが挙げられる。
【0031】
このことにより、計装制御担当者などのユーザーが物質情報提示部を介して、容易に物質情報を入手することができるという効果を得ることができる。
【0032】
本実施の形態の機器連関提示装置は、コンピュータにより実現されている。すなわち、図2に示すように、機器連関提示装置11は、CPU12(中央演算処理部)(情報提示制御部)に、ディスプレイ画面である表示部14(物質情報提示部、機器情報提示部)、ROM(リードオンリーメモリ)やRAM(ランダムアクセスメモリ)などの記憶部13、ハードディスク装置やフレキシブルディスク装置、CD−ROM装置などの外部記憶装置16(物質情報記憶部、機器情報記憶部)が接続されたコンピュータシステムであり、外部記憶装置16から機器連関提示プログラムを記憶部13に読み込んで、あるいは通信回線を介して機器連関提示プログラムをダウンロードして、CPU12が実行することで実現することができる。また、ユーザーから各操作の内容の入力を受け付けるキーボードやマウスなどの入力部15がCPU12に接続されている。
【0033】
本実施の形態における物質情報は、情報提示制御部としてのCPU12が表示部14を制御することによって行っており、情報提示制御部は、具体的には、フレキシブルディスクやCD−ROMなどに格納され、実行時に読み出される機器連関提示プログラムと、それを実行する上記CPU12とで実現することができる。
【0034】
この機器連関提示装置11において、CPU12には、外部の装置としてのセンサ19からの情報も入力されるようになっている。このセンサ19は、各機器における各物質の現在の各物理量(温度など)を検知し、その情報をCPU12に出力する。センサ19は、DCSの一部として設けることができる。
【0035】
DCSのCPUと本発明の機器連関提示装置のCPUとは共通であってもよい。また、DCSのCPUと本発明の機器連関提示装置のCPUとで、別々のCPUとしてもよい。また、機器情報提示部用の表示部と本発明の機器連関提示装置が有する物質情報提示部用の表示部とは共通であってもよい。また、DCSの表示部と本発明の機器連関提示装置の表示部とで、別々の表示部としてもよい。
【0036】
図1は、本実施形態における機器情報提示部が表示するプラント制御図の様子を示している。このプラント制御図は、機器情報提示部としての表示部14のディスプレイ画面上に表示される。プラント制御図は、各機器や機器同士のつながりを描いた図形である。機器情報提示部は、プラント制御図を提示する場所であり、例えば、一つのディスプレイ画面の一部分(一区画)である。
【0037】
表示部14のディスプレイ画面には以下の欄21ないし26が表示される。すなわち、21は、ここで表されている処理で製造される製品の名称を表示する欄である。22は、この製造処理を行う作業者やその管理者等の名前を表示する欄である。
【0038】
欄23は、機器情報提示部が表示するプラント制御図である。各操作を担当する反応釜等(機器)を表す絵に、その機器の名称(「RK−1」など)が併記されている。なお、反応釜等同士を接続する配管(ライン)もここでは「機器」に含まれる。
【0039】
24は、緊急時の処置内容を表示する欄である。25は、製品の用途や規格を表示する欄である。26は、各操作の項目ごとに、管理ポイント、要求される品質、保安上の注意点、操作上の注意点、安全上の注意点、過去のトラブル事例などを表示する欄である。
【0040】
図1中、「APHA」は、着色負荷量のことであり、着色が少ないほど低い値となる。
【0041】
なお、これらの欄21ないし26は、あらかじめユーザーが表示部14上に図形描画ソフトウェアなどを使って描画したものであり、その方法は公知であるため説明を省略する。
【0042】
本実施形態においては、分散型計装制御システム(DCS)の機器情報提示部に、物質に関する情報をリンクさせている。そのため、表示部14のディスプレイ画面上の欄23に表示されている各機器をユーザーが指定すると、指定された機器で取り扱っている物質についての物質情報、すなわちその機器内で用いられている物質に関する情報を、図3に示すように、表示部14のディスプレイ画面上などの物質情報提示部に同時に表示するようになっている。
【0043】
機器を指定するには、その機器を表す図形に対し、入力部15としてのマウスなどのポインティングデバイスでクリックやポイントするなど、対象を指定する動作を行えばよい。クリック以外には、機器情報提示部に表示されているプラント制御図上で、各機器を表す図形の近傍に機器番号も表示させておき、ユーザーは、入力部15としてのキーボードからその番号を入力する、というのでもよい。
【0044】
例えば、△△という物質を使う反応釜をクリックすると、例えば、「物質△△、沸点○○℃、○○℃以上になると異常反応が生じる」などと表示される。
【0045】
また例えば、配管をクリックすると、「工業用水」などと表示される。
【0046】
クリックすると計装制御に関する情報も表示するようにしてもよい。
【0047】
機器を指定したときの物質情報の表示形態は、図3の例以外にも、まず物質名の一覧のみが出るようにし、その物質名の表示箇所をユーザーがクリックすると該当する物質情報が表示されるようにしてもよい。
【0048】
物質情報としては、例えば、小スケールの実験によって得られた物質情報、化学便覧などの公知の物質情報などが挙げられる。また、物質が混合物である場合、混合物の物質情報は、実験によって得られた物質情報や公知の物質情報と、混合割合とによって混合物の物質情報を加重平均や対数平均などの計算によって求めてもよい。このような物質情報表示動作を行うためには、かくして得られた物質情報を機器連関提示装置に入力しておく。
【0049】
その入力の仕方としては、機器連関提示プログラムにおいて物質情報入力メニューを呼び出し、次いで機器を選択する(機器を選択してから物質情報入力メニューを呼び出してもよい)。すると、図3に示すように、その機器(この例では「RK−1」)で使用される物質に関する情報を入力する画面が表示される。すなわち、クリック時の物質情報の表示の形態と同じである。しかし、異なるものであってもよい。そこへ順次キーボード等の入力部15から物質情報を一つずつ入力していけばよい。適宜、追加、修正、削除を行える。入力が終われば、図中、「ファイル」メニューの中にある「上書き保存」処理を選んで保存後、この画面を閉じればよい。
【0050】
あるいは、例えば、対話形式で物質情報の入力を行う機能を開始するボタンやメニューなどを表示部14のディスプレイ画面の上部など適切な場所に表示しておけばよい。物質情報の入力を受け付けると、それはどの機器に対応づけられるのかをユーザーが選択する。
【0051】
このようにして物質情報を入力すると、外部記憶装置16内に上記物質情報が格納される。そのため、各機器をユーザーがクリックなどすると、CPU12が、その機器に対応する物質情報を外部記憶装置16から検索し、該当する物質情報を表示する。このようにして、物質情報の表示が可能となる。
【0052】
入力の形態として、散文的に、「物質○○は、沸点が○℃、密度が○であり、また、○℃以上になると異常である」などと入力してもよい。この場合は、クリック時の表示もこの通り表示される。あるいは、図3に示すような表画面を呼び出すものとし、その1行目の各セルに入力者が「物質名」、「沸点」、「密度」、「安全性情報」などの項目を任意に入力し、2行目の対応するセルに、該当情報をそれぞれ入力するようにしてもよい。この場合は、クリック時の表示もこの通り表示される。
【0053】
入力する項目の具体例としては、
物性:融点、沸点、比重、粘度、比熱、蒸気圧、蒸発潜熱
安全衛生情報:反応加速性、急性毒性、慢性毒性、感作性
等を挙げることができる。
【0054】
このように、物質情報としては、特に、工場での取り扱い時における安全性に関する情報、例えば、反応加速性や、誤操作による異常反応に関する情報を挙げることができる。
【0055】
なお、トラブル関係の情報は紫色、品質関係の情報は青色、などのように色分けして提示するのが好ましい。そのためには、物質情報を入力するときに、文字または背景の色も指定すればよい。
【0056】
次に、各物質の現在の値と関連づけて物質情報を提示する様子について述べる。
【0057】
例えば、最初の物質情報の入力作業時に、この物質は100℃以上になると異常反応が生じる、との物質情報を、その物質を使う機器に
A1=「温度」
A2=「下限値:100℃」
A3=「この物質は100℃以上になると異常反応が生じる」
などのように表形式で各セルに入力するようにすることができる。
【0058】
そして、センサ19から、その物質の温度の現在の値(Pとする)がCPU12に逐次入力される。CPU12が過去の各値を外部記憶装置16に記憶させ、各値の経時変化を調べることで、温度が上昇していっていることが認識でき、また、現在の値PとセルA2の値(Mとする)とを比較し、差が小さくなっていることを検知することで、その物理量の現在の値Pが、物質情報記憶部に記憶されているその物質情報の値Mに近づいていっていることを認識できる。すると、CPU12により、該当する物質情報として、その物質はその温度になるとどのような性質があるか、すなわちセルA3の内容が物質情報提示部に提示される。
【0059】
なお、上記の場合において、該当物質情報の提示処理は、例えば現在の温度PとセルA2の値Mとの差が所定値より小さくなったことをCPU12が検出したときに行うようにすればよい。そのためには、この所定値をユーザーがあらかじめ入力し、外部記憶装置16に記憶させておけばよい。
【0060】
この例では下限値であるので、
D=M−P
とし、D(>0)が所定値(D0とする。D0>0)より小さくなったとき(D<D0)に物質情報を表示するようにする。言い換えれば、PがM−D0より大きくなったときということである。
【0061】
例えば、上記の例で、ある機器で温度が上昇し、例えば現在の値(上記P)と100℃(上記M)との差が30℃(上記所定値D0)以内になると(すなわち70℃以上になると)、それを検知して、セルA3の内容を表示する。
【0062】
もしMが上限値であれば、
D=P−M
とし、D(>0)が所定値(D1とする。D1>0)より小さくなったとき(D<D1)に物質情報を表示するようにする。言い換えれば、PがM+D1より小さくなったときということである。
【0063】
次に、各物質の、現在の環境と関連づけて物質情報を提示する様子について述べる。
【0064】
センサ19から、外的な条件(例えば温度)により値が変化する物質情報A(例えば粘度)について、その物質の温度の現在の実際の値(Cとする)がCPU12に逐次入力される。なお、逐次入力されるのではなく、該現在の物質情報Aを提示せよとの指示をユーザーから受けたときに入力されるようになっていてもよい。
【0065】
CPU12が物質情報Aについて、該外的な条件の各値に応じた物質情報Aの値を提示するのに必要な情報を外部記憶装置16に記憶させる。記憶する情報としては、例えば、その物質に関して温度から粘度を算出する式でもよいし、あらかじめ計算または実測して求めた、各温度に対する粘度のデータでもよい。
【0066】
該物質情報Aを提示せよとの指示をユーザーから受けると、CPU12は、外部記憶装置16に記憶された上記情報に基づいて、上記外的な条件の現在の値Cにおける上記物質情報Aの値を表示部14に表示する。例えば、センサ19から得た温度値から上記式に基づきCPU12が粘度値を計算し、得られた粘度値を表示するのでもよいし、センサ19から得た温度値をCPU12が外部記憶装置16内の上記情報としての各温度値と粘度値との対応データから検索し、検索された該当温度値に対応する粘度データを外部記憶装置16から得て表示するのでもよい。
【0067】
すなわち、情報提示制御部としてのCPU12は、機器内の物質情報を提示せよとの指示を受けると、指定された時点の該機器内の内容物についての物質情報(ここでは粘度)の現在値を特定するのに必要な物理情報(ここでは温度)を、外部、例えばDCSから取り出す。例として、上記のように、指定された機器内の内容物がある温度まで昇温したという物理情報がDCSから与えられた場合、物質情報記憶部としての外部記憶装置16内に格納された該当する物質情報の一種である粘度について、上記の現在の温度における粘度のみを、物質情報提示部としての表示部14に表示させることができる。
【0068】
したがって、ユーザーが最初に物質情報(ここでは粘度)を入力するときに、各機器の稼働時に起こりうる状態(ここでは温度)を調べて例えばこの機器は○℃〜○℃になるから「この機器では物質M1の粘度は○〜○である」などと入力する必要がなく、明らかになっている計算式のみを入力、あるいは各温度に対する粘度値をすべて機械的に一律に入力しておいたとしても、DCSなどの外部の装置から得られる現在の条件値(ここでは温度)に基づいて、有用な物質情報を容易に得ることができる。
【0069】
次に、各物質の各機器での使用環境と関連づけて物質情報を提示する様子について述べる。
【0070】
例えば、最初の物質情報、機器情報の入力作業時に、この物質は100℃以上になると異常反応が生じる、との物質情報を、その物質を使うすべての機器に
A1=「温度」
A2=「下限値:100℃」
A3=「この物質は100℃以上になると異常が生じる」
などのように表形式で各セルに入力する。一方、特定の機器に対し、この機器は80℃以上120℃以下にする、との機器情報を、
B1=「温度」
B2=「下限値:80℃」
B3=「上限値:120℃」
などのように表形式で別の各セルに入力しておく。すると、CPU12が、「A1=B1、A2≦B3」という条件が満たされることを認識し、この物質情報を、「その機器情報と関連のあるものである」と判断することができる。このような物質情報だけを、物質情報提示部での提示対象の物質情報と見なすようにすることができる。逆に、「A1=B1」であっても、「B3<A2」であれば、この物質情報を、「その機器情報と関連のないものである」と判断することができる。
【0071】
なお、A2が上限値ならば、A2とB2との比較になる。例えば、A2が上限値および下限値のいずれとして入力されたかをCPU12が監視し、それに応じて、A2をB2、B3のどちらと比較するかを選択して外部記憶装置16に記憶しておくようにすればよい。
【0072】
例えば、物質情報としては、機器の使用時の条件(温度など)に見合った情報を表示するように構成することができる。すなわち、使用時には温度が高くなる予定の反応釜ならば、「この機器で取り扱っている物質Aは、温度がT℃以上になると異常」などの情報を表示するようにするが、温度が高くならない機器ならば、そのような情報は、誤解の元(ノイズ・雑音情報)になるので、表示しないようにすることができる。
【0073】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る機器連関提示装置は、プラント制御図に提示されている各機器にて用いられる物質についての詳細な情報としての物質情報を記憶する物質情報記憶部と、物質情報を提示する物質情報提示部と、プラント制御図内の機器のうちで指定された機器にて用いられる物質についての物質情報を提示せよとの指示を受け、該当する物質情報を物質情報記憶部から読み出し、物質情報提示部に提示させる情報提示制御部とを備えた構成である。
【0074】
これにより、一旦機器同士の連関の表示を閉じて別の、物質情報表示用の画面等を呼び出すようなことをせずに、機器同士の連関を見ながらただちに、各機器で用いられる物質についての詳細な情報としての物質情報をユーザーが得ることができる。
【0075】
それゆえ、各機器で用いられる物質に関する情報(物質情報)の詳細をユーザーが容易に理解することができるという効果を奏する。
【0076】
また、本発明に係る機器連関提示装置は、上記の構成に加えて、上記機器情報提示部が、分散型計装制御システムのプラント制御図を提示し得る機器情報提示部である構成である。
【0077】
これにより、上記の構成による効果に加えて、機器の計装制御担当者などのユーザーが、分散型計装制御システムの機器情報提示部から機器を指定することにより、指定された機器に関わる物質情報を容易に入手することができるという効果を奏する。
【0078】
また、本発明に係る機器連関提示装置は、上記の構成に加えて、上記情報提示制御部は、各機器内に実際に存在している物質について、物質情報記憶部に記憶されている各物質情報と同一種類の物理量の現在の値Pが装置外部から逐次入力されるとともに、その値を、物質情報記憶部に記憶されているその物質情報の値Mと逐次比較し、PがMに近づいていっていることを認識すると、その物質情報を物質情報提示部に提示する構成である。
【0079】
これにより、上記の構成による効果に加えて、ユーザーにとって有用な物質情報をより容易に得ることができるという効果を奏する。
【0080】
また、本発明に係る機器連関提示装置は、上記の構成に加えて、外的な条件により値が変化する物質情報Aについて、該外的な条件の現在の実際の値Cが装置外部から入力可能になっており、上記物質情報記憶部は、物質情報Aについて、該外的な条件の各値に応じた物質情報Aの値を提示するのに必要な情報を記憶し、上記情報提示制御部は、該物質情報Aを提示せよとの指示を受けると、上記物質情報記憶部に記憶された情報に基づいて、上記外的な条件の現在の値Cにおける上記物質情報Aの値を物質情報提示部に提示する構成である。
【0081】
これにより、上記の構成による効果に加えて、現在の状況を反映した、ユーザーにとって有用な物質情報を即時に得ることができるという効果を奏する。
【0082】
また、本発明に係る機器連関提示プログラムは、コンピュータを、上記の機器連関提示装置における情報提示制御部として機能させる構成である。
【0083】
これにより、より好適に処理することができるという効果を奏する。
【0084】
また、本発明に係る機器連関提示プログラムを格納したコンピュータ読みとり可能な記録媒体は、上記の機器連関提示プログラムを格納した構成である。
【0085】
これにより、より好適に処理することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る機器連関提示装置が示す機器情報提示部の一例を示す図である。
【図2】本発明に係る機器連関提示装置の一構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る物質情報の表示状態の一例を示す図である。
【符号の説明】
11 機器連関提示装置
12 CPU(情報提示制御部)
13 記憶部
14 表示部(物質情報提示部、機器情報提示部)
15 入力部
16 外部記憶装置(物質情報記憶部、機器情報記憶部)
19 センサ
21〜26 欄
【発明の属する技術分野】
本発明は、化学工業や食品工業等に用いられる機器同士の連関を示す機器連関提示装置、該装置を機能させる機器連関提示プログラムおよび該機器連関提示プログラムを格納したコンピュータ読みとり可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
化学工業や食品工業等において、処理前対象物を処理して処理済対象物を得る場合、処理を行う機器同士の計装制御は、例えば、特許文献1に示されているように、分散型計器制御システム(DCS)によって行われる。具体的には、DCSは、機器内の温度、圧力、比重、流量、液面位置などをモニタし、その出力によって機器に指示、警報、記録し、制御するための計算を行う。そして、それらの機器同士の連関は、DCSの機器情報提示部によって、プラント制御図として表示される。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−32118号公報(公開日平成14年1月31日)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のDCSの機器情報提示部が提示するプラント制御図では、機器を制御するために必要な情報は明確に示されるものの、例えば、各機器で用いられる物質に関する情報については詳細がわからないという問題があった。例えば、特許文献1では例えば、機器内の温度、圧力、比重、流量、液面位置などの計装制御に関する事項については表示されるが、該機器で取り扱われている物質に関する情報は閲覧できない。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、各機器で用いられる物質に関する情報の詳細をユーザーが容易に理解することができる機器連関提示装置、機器連関提示プログラムおよび機器連関提示プログラムを格納したコンピュータ読みとり可能な記録媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明に係る機器連関提示装置は、機器同士の連関を表すプラント制御図を機器情報提示部に提示する機器連関提示装置において、プラント制御図に提示されている各機器にて用いられる物質についての詳細な情報としての物質情報を記憶する物質情報記憶部と、物質情報を提示する物質情報提示部と、プラント制御図内の機器のうちで指定された機器にて用いられる物質についての物質情報を提示せよとの指示を受け、該当する物質情報を物質情報記憶部から読み出し、物質情報提示部に提示させる情報提示制御部とを備えたことを特徴としている。
【0007】
上記の構成により、機器情報提示部にて示されている、機器同士の連関を示すプラント制御図において、提示されている機器のうちで指定された機器にて用いられる物質についての物質情報を提示せよとの指示を受けると、情報提示制御部が、該当する物質情報を物質情報記憶部から読み出し、物質情報提示部に提示させる。
【0008】
そのため、ユーザーが情報提示制御部に指示を入力すると、その指示に応じて、情報提示制御部により、該当する物質情報を物質情報提示部に提示させることができる。
【0009】
したがって、一旦機器同士の連関の表示を閉じて別の、物質情報表示用の画面等を呼び出すようなことをせずに、機器情報提示部の情報を得ながらただちに、各機器で用いられる物質についての詳細な情報としての物質情報をユーザーが得ることができる。
【0010】
それゆえ、各機器で用いられる物質に関する情報(物質情報)の詳細をユーザーが容易に理解することができる。また、機器情報提示部から機器の制御(計装制御)に関する情報を得ながら、機器が取り扱う物質情報を得ることができる。
【0011】
また、本発明に係る機器連関提示装置は、上記の構成に加えて、上記機器情報提示部が、分散型計装制御システムのプラント制御図を提示し得る機器情報提示部であることを特徴としている。
【0012】
それゆえ、上記の構成による効果に加えて、機器の計装制御担当者などのユーザーが、分散型計装制御システムの機器情報提示部から機器を指定することにより、指定された機器に関わる物質情報を容易に入手することができる。
【0013】
また、本発明に係る機器連関提示装置は、上記の構成に加えて、上記情報提示制御部は、各機器内に実際に存在している物質について、物質情報記憶部に記憶されている各物質情報と同一種類の物理量の現在の値Pが装置外部から逐次入力されるとともに、その値を、物質情報記憶部に記憶されているその物質情報の値Mと逐次比較し、PがMに近づいていっていることを認識すると、その物質情報を物質情報提示部に提示することを特徴としている。
【0014】
上記の構成により、各機器内に実際に存在している物質の特定の物理量の現在の値が装置外部から情報提示制御部に逐次入力される。情報提示制御部は、その物理量が所定の状態に近づいていっていることを認識すると、情報提示制御部により、その物質情報が物質情報提示部に提示される。
【0015】
したがって、上記の構成による効果に加えて、ユーザーにとって有用な物質情報を即時に得ることができる。
【0016】
また、本発明に係る機器連関提示装置は、上記の構成に加えて、外的な条件により値が変化する物質情報Aについて、該外的な条件の現在の実際の値Cが装置外部から入力可能になっており、上記物質情報記憶部は、物質情報Aについて、該外的な条件の各値に応じた物質情報Aの値を提示するのに必要な情報を記憶し、上記情報提示制御部は、該物質情報Aを提示せよとの指示を受けると、上記物質情報記憶部に記憶された情報に基づいて、上記外的な条件の現在の値Cにおける上記物質情報Aの値を物質情報提示部に提示することを特徴としている。
【0017】
上記の構成により、外的な条件により値が変化する物質情報Aについて、該外的な条件の現在の実際の値Cが装置外部から入力可能になっている。該物質情報Aを提示せよとの指示をユーザーが行うと、物質情報記憶部に記憶された情報に基づいて、情報提示制御部により、装置外部から入力された該外的な条件の現在の値Cにおける上記物質情報Aの値(現在のAの値)が提示される。
【0018】
したがって、上記の構成による効果に加えて、現在の状況を反映した、ユーザーにとって有用な物質情報を即時に得ることができる。
【0019】
また、上記の構成に加えて、各機器にて各物質を用いる際の条件としての機器情報を記憶する機器情報記憶部を備え、上記情報提示制御部は、上記物質情報を提示せよとの指示を受けると、指定された機器における機器情報を機器情報記憶部から読み出し、物質情報記憶部内の該当する物質情報のうちで、その物質情報の物理量がその機器でその物質情報に記された値をとりうるということを機器情報が示しているものだけを物質情報提示部に提示させるように構成することもできる。
【0020】
上記の構成により、上記物質情報を提示せよと指示すると、指定された機器における機器情報が機器情報記憶部から読み出され、物質情報記憶部内の該当する物質情報のうちで、その物質情報の物理量がその機器でその物質情報に記された値をとりうるということを機器情報が示しているものだけが物質情報提示部に提示される。
【0021】
したがって、上記の構成による効果に加えて、ユーザーが最初に物質情報を入力するときに、各機器の稼働時に起こりうる状態を調べてそれに応じて各物質情報の入力要否を検討せずに、明らかになっている物質情報をすべて一律に入力しておいたとしても、各機器に適した有用な物質情報を容易に得ることができる。
【0022】
また、本発明に係る機器連関提示プログラムは、コンピュータを、上記の機器連関提示装置における情報提示制御部として機能させることを特徴としている。
【0023】
上記の構成により、コンピュータが、上記の機器連関提示装置における情報提示制御部として機能する。
【0024】
したがって、より好適に処理することができる。
【0025】
また、本発明に係る機器連関提示プログラムを格納したコンピュータ読みとり可能な記録媒体は、上記の機器連関提示プログラムを格納したことを特徴としている。
【0026】
上記の構成により、コンピュータが、上記の機器連関提示装置における情報提示制御部として機能する。
【0027】
したがって、より好適に処理することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1ないし図3に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0029】
本実施形態の機器連関提示装置は、化学工業製品を製造する構成例である。本発明の機器連関提示装置は、連続プロセス、半回分式プロセス、回分式プロセスなど任意のプロセスの操作手順について提示可能であるが、以下の本実施の形態は、バッチプロセス(回分式プロセス)に従い、化学工業製品を製造する構成例である。すなわち、本実施の形態においては、機器を一つまたは複数個を順次用いて、所定の操作手順に従って化学工業製品を製造する。
【0030】
本実施形態の機器連関提示装置の物質情報提示部は、物質情報を、分散型計装制御システム(DCS)の機器情報提示部が示すプラント制御図と同時に表示することができる。ここで、物質情報提示部が示す物質情報をプラント制御図と同時に表示する方法としては、例えば、本発明の物質情報提示部により表示される物質情報が、DCSの機器情報提示部と同じ画面上で、機器情報提示部によって示されるプラント制御図と重なるように表示する方法、DCSの機器情報提示部とは別の画面に本発明の物質情報提示部をプラント制御図と並べて表示する方法などが挙げられる。
【0031】
このことにより、計装制御担当者などのユーザーが物質情報提示部を介して、容易に物質情報を入手することができるという効果を得ることができる。
【0032】
本実施の形態の機器連関提示装置は、コンピュータにより実現されている。すなわち、図2に示すように、機器連関提示装置11は、CPU12(中央演算処理部)(情報提示制御部)に、ディスプレイ画面である表示部14(物質情報提示部、機器情報提示部)、ROM(リードオンリーメモリ)やRAM(ランダムアクセスメモリ)などの記憶部13、ハードディスク装置やフレキシブルディスク装置、CD−ROM装置などの外部記憶装置16(物質情報記憶部、機器情報記憶部)が接続されたコンピュータシステムであり、外部記憶装置16から機器連関提示プログラムを記憶部13に読み込んで、あるいは通信回線を介して機器連関提示プログラムをダウンロードして、CPU12が実行することで実現することができる。また、ユーザーから各操作の内容の入力を受け付けるキーボードやマウスなどの入力部15がCPU12に接続されている。
【0033】
本実施の形態における物質情報は、情報提示制御部としてのCPU12が表示部14を制御することによって行っており、情報提示制御部は、具体的には、フレキシブルディスクやCD−ROMなどに格納され、実行時に読み出される機器連関提示プログラムと、それを実行する上記CPU12とで実現することができる。
【0034】
この機器連関提示装置11において、CPU12には、外部の装置としてのセンサ19からの情報も入力されるようになっている。このセンサ19は、各機器における各物質の現在の各物理量(温度など)を検知し、その情報をCPU12に出力する。センサ19は、DCSの一部として設けることができる。
【0035】
DCSのCPUと本発明の機器連関提示装置のCPUとは共通であってもよい。また、DCSのCPUと本発明の機器連関提示装置のCPUとで、別々のCPUとしてもよい。また、機器情報提示部用の表示部と本発明の機器連関提示装置が有する物質情報提示部用の表示部とは共通であってもよい。また、DCSの表示部と本発明の機器連関提示装置の表示部とで、別々の表示部としてもよい。
【0036】
図1は、本実施形態における機器情報提示部が表示するプラント制御図の様子を示している。このプラント制御図は、機器情報提示部としての表示部14のディスプレイ画面上に表示される。プラント制御図は、各機器や機器同士のつながりを描いた図形である。機器情報提示部は、プラント制御図を提示する場所であり、例えば、一つのディスプレイ画面の一部分(一区画)である。
【0037】
表示部14のディスプレイ画面には以下の欄21ないし26が表示される。すなわち、21は、ここで表されている処理で製造される製品の名称を表示する欄である。22は、この製造処理を行う作業者やその管理者等の名前を表示する欄である。
【0038】
欄23は、機器情報提示部が表示するプラント制御図である。各操作を担当する反応釜等(機器)を表す絵に、その機器の名称(「RK−1」など)が併記されている。なお、反応釜等同士を接続する配管(ライン)もここでは「機器」に含まれる。
【0039】
24は、緊急時の処置内容を表示する欄である。25は、製品の用途や規格を表示する欄である。26は、各操作の項目ごとに、管理ポイント、要求される品質、保安上の注意点、操作上の注意点、安全上の注意点、過去のトラブル事例などを表示する欄である。
【0040】
図1中、「APHA」は、着色負荷量のことであり、着色が少ないほど低い値となる。
【0041】
なお、これらの欄21ないし26は、あらかじめユーザーが表示部14上に図形描画ソフトウェアなどを使って描画したものであり、その方法は公知であるため説明を省略する。
【0042】
本実施形態においては、分散型計装制御システム(DCS)の機器情報提示部に、物質に関する情報をリンクさせている。そのため、表示部14のディスプレイ画面上の欄23に表示されている各機器をユーザーが指定すると、指定された機器で取り扱っている物質についての物質情報、すなわちその機器内で用いられている物質に関する情報を、図3に示すように、表示部14のディスプレイ画面上などの物質情報提示部に同時に表示するようになっている。
【0043】
機器を指定するには、その機器を表す図形に対し、入力部15としてのマウスなどのポインティングデバイスでクリックやポイントするなど、対象を指定する動作を行えばよい。クリック以外には、機器情報提示部に表示されているプラント制御図上で、各機器を表す図形の近傍に機器番号も表示させておき、ユーザーは、入力部15としてのキーボードからその番号を入力する、というのでもよい。
【0044】
例えば、△△という物質を使う反応釜をクリックすると、例えば、「物質△△、沸点○○℃、○○℃以上になると異常反応が生じる」などと表示される。
【0045】
また例えば、配管をクリックすると、「工業用水」などと表示される。
【0046】
クリックすると計装制御に関する情報も表示するようにしてもよい。
【0047】
機器を指定したときの物質情報の表示形態は、図3の例以外にも、まず物質名の一覧のみが出るようにし、その物質名の表示箇所をユーザーがクリックすると該当する物質情報が表示されるようにしてもよい。
【0048】
物質情報としては、例えば、小スケールの実験によって得られた物質情報、化学便覧などの公知の物質情報などが挙げられる。また、物質が混合物である場合、混合物の物質情報は、実験によって得られた物質情報や公知の物質情報と、混合割合とによって混合物の物質情報を加重平均や対数平均などの計算によって求めてもよい。このような物質情報表示動作を行うためには、かくして得られた物質情報を機器連関提示装置に入力しておく。
【0049】
その入力の仕方としては、機器連関提示プログラムにおいて物質情報入力メニューを呼び出し、次いで機器を選択する(機器を選択してから物質情報入力メニューを呼び出してもよい)。すると、図3に示すように、その機器(この例では「RK−1」)で使用される物質に関する情報を入力する画面が表示される。すなわち、クリック時の物質情報の表示の形態と同じである。しかし、異なるものであってもよい。そこへ順次キーボード等の入力部15から物質情報を一つずつ入力していけばよい。適宜、追加、修正、削除を行える。入力が終われば、図中、「ファイル」メニューの中にある「上書き保存」処理を選んで保存後、この画面を閉じればよい。
【0050】
あるいは、例えば、対話形式で物質情報の入力を行う機能を開始するボタンやメニューなどを表示部14のディスプレイ画面の上部など適切な場所に表示しておけばよい。物質情報の入力を受け付けると、それはどの機器に対応づけられるのかをユーザーが選択する。
【0051】
このようにして物質情報を入力すると、外部記憶装置16内に上記物質情報が格納される。そのため、各機器をユーザーがクリックなどすると、CPU12が、その機器に対応する物質情報を外部記憶装置16から検索し、該当する物質情報を表示する。このようにして、物質情報の表示が可能となる。
【0052】
入力の形態として、散文的に、「物質○○は、沸点が○℃、密度が○であり、また、○℃以上になると異常である」などと入力してもよい。この場合は、クリック時の表示もこの通り表示される。あるいは、図3に示すような表画面を呼び出すものとし、その1行目の各セルに入力者が「物質名」、「沸点」、「密度」、「安全性情報」などの項目を任意に入力し、2行目の対応するセルに、該当情報をそれぞれ入力するようにしてもよい。この場合は、クリック時の表示もこの通り表示される。
【0053】
入力する項目の具体例としては、
物性:融点、沸点、比重、粘度、比熱、蒸気圧、蒸発潜熱
安全衛生情報:反応加速性、急性毒性、慢性毒性、感作性
等を挙げることができる。
【0054】
このように、物質情報としては、特に、工場での取り扱い時における安全性に関する情報、例えば、反応加速性や、誤操作による異常反応に関する情報を挙げることができる。
【0055】
なお、トラブル関係の情報は紫色、品質関係の情報は青色、などのように色分けして提示するのが好ましい。そのためには、物質情報を入力するときに、文字または背景の色も指定すればよい。
【0056】
次に、各物質の現在の値と関連づけて物質情報を提示する様子について述べる。
【0057】
例えば、最初の物質情報の入力作業時に、この物質は100℃以上になると異常反応が生じる、との物質情報を、その物質を使う機器に
A1=「温度」
A2=「下限値:100℃」
A3=「この物質は100℃以上になると異常反応が生じる」
などのように表形式で各セルに入力するようにすることができる。
【0058】
そして、センサ19から、その物質の温度の現在の値(Pとする)がCPU12に逐次入力される。CPU12が過去の各値を外部記憶装置16に記憶させ、各値の経時変化を調べることで、温度が上昇していっていることが認識でき、また、現在の値PとセルA2の値(Mとする)とを比較し、差が小さくなっていることを検知することで、その物理量の現在の値Pが、物質情報記憶部に記憶されているその物質情報の値Mに近づいていっていることを認識できる。すると、CPU12により、該当する物質情報として、その物質はその温度になるとどのような性質があるか、すなわちセルA3の内容が物質情報提示部に提示される。
【0059】
なお、上記の場合において、該当物質情報の提示処理は、例えば現在の温度PとセルA2の値Mとの差が所定値より小さくなったことをCPU12が検出したときに行うようにすればよい。そのためには、この所定値をユーザーがあらかじめ入力し、外部記憶装置16に記憶させておけばよい。
【0060】
この例では下限値であるので、
D=M−P
とし、D(>0)が所定値(D0とする。D0>0)より小さくなったとき(D<D0)に物質情報を表示するようにする。言い換えれば、PがM−D0より大きくなったときということである。
【0061】
例えば、上記の例で、ある機器で温度が上昇し、例えば現在の値(上記P)と100℃(上記M)との差が30℃(上記所定値D0)以内になると(すなわち70℃以上になると)、それを検知して、セルA3の内容を表示する。
【0062】
もしMが上限値であれば、
D=P−M
とし、D(>0)が所定値(D1とする。D1>0)より小さくなったとき(D<D1)に物質情報を表示するようにする。言い換えれば、PがM+D1より小さくなったときということである。
【0063】
次に、各物質の、現在の環境と関連づけて物質情報を提示する様子について述べる。
【0064】
センサ19から、外的な条件(例えば温度)により値が変化する物質情報A(例えば粘度)について、その物質の温度の現在の実際の値(Cとする)がCPU12に逐次入力される。なお、逐次入力されるのではなく、該現在の物質情報Aを提示せよとの指示をユーザーから受けたときに入力されるようになっていてもよい。
【0065】
CPU12が物質情報Aについて、該外的な条件の各値に応じた物質情報Aの値を提示するのに必要な情報を外部記憶装置16に記憶させる。記憶する情報としては、例えば、その物質に関して温度から粘度を算出する式でもよいし、あらかじめ計算または実測して求めた、各温度に対する粘度のデータでもよい。
【0066】
該物質情報Aを提示せよとの指示をユーザーから受けると、CPU12は、外部記憶装置16に記憶された上記情報に基づいて、上記外的な条件の現在の値Cにおける上記物質情報Aの値を表示部14に表示する。例えば、センサ19から得た温度値から上記式に基づきCPU12が粘度値を計算し、得られた粘度値を表示するのでもよいし、センサ19から得た温度値をCPU12が外部記憶装置16内の上記情報としての各温度値と粘度値との対応データから検索し、検索された該当温度値に対応する粘度データを外部記憶装置16から得て表示するのでもよい。
【0067】
すなわち、情報提示制御部としてのCPU12は、機器内の物質情報を提示せよとの指示を受けると、指定された時点の該機器内の内容物についての物質情報(ここでは粘度)の現在値を特定するのに必要な物理情報(ここでは温度)を、外部、例えばDCSから取り出す。例として、上記のように、指定された機器内の内容物がある温度まで昇温したという物理情報がDCSから与えられた場合、物質情報記憶部としての外部記憶装置16内に格納された該当する物質情報の一種である粘度について、上記の現在の温度における粘度のみを、物質情報提示部としての表示部14に表示させることができる。
【0068】
したがって、ユーザーが最初に物質情報(ここでは粘度)を入力するときに、各機器の稼働時に起こりうる状態(ここでは温度)を調べて例えばこの機器は○℃〜○℃になるから「この機器では物質M1の粘度は○〜○である」などと入力する必要がなく、明らかになっている計算式のみを入力、あるいは各温度に対する粘度値をすべて機械的に一律に入力しておいたとしても、DCSなどの外部の装置から得られる現在の条件値(ここでは温度)に基づいて、有用な物質情報を容易に得ることができる。
【0069】
次に、各物質の各機器での使用環境と関連づけて物質情報を提示する様子について述べる。
【0070】
例えば、最初の物質情報、機器情報の入力作業時に、この物質は100℃以上になると異常反応が生じる、との物質情報を、その物質を使うすべての機器に
A1=「温度」
A2=「下限値:100℃」
A3=「この物質は100℃以上になると異常が生じる」
などのように表形式で各セルに入力する。一方、特定の機器に対し、この機器は80℃以上120℃以下にする、との機器情報を、
B1=「温度」
B2=「下限値:80℃」
B3=「上限値:120℃」
などのように表形式で別の各セルに入力しておく。すると、CPU12が、「A1=B1、A2≦B3」という条件が満たされることを認識し、この物質情報を、「その機器情報と関連のあるものである」と判断することができる。このような物質情報だけを、物質情報提示部での提示対象の物質情報と見なすようにすることができる。逆に、「A1=B1」であっても、「B3<A2」であれば、この物質情報を、「その機器情報と関連のないものである」と判断することができる。
【0071】
なお、A2が上限値ならば、A2とB2との比較になる。例えば、A2が上限値および下限値のいずれとして入力されたかをCPU12が監視し、それに応じて、A2をB2、B3のどちらと比較するかを選択して外部記憶装置16に記憶しておくようにすればよい。
【0072】
例えば、物質情報としては、機器の使用時の条件(温度など)に見合った情報を表示するように構成することができる。すなわち、使用時には温度が高くなる予定の反応釜ならば、「この機器で取り扱っている物質Aは、温度がT℃以上になると異常」などの情報を表示するようにするが、温度が高くならない機器ならば、そのような情報は、誤解の元(ノイズ・雑音情報)になるので、表示しないようにすることができる。
【0073】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る機器連関提示装置は、プラント制御図に提示されている各機器にて用いられる物質についての詳細な情報としての物質情報を記憶する物質情報記憶部と、物質情報を提示する物質情報提示部と、プラント制御図内の機器のうちで指定された機器にて用いられる物質についての物質情報を提示せよとの指示を受け、該当する物質情報を物質情報記憶部から読み出し、物質情報提示部に提示させる情報提示制御部とを備えた構成である。
【0074】
これにより、一旦機器同士の連関の表示を閉じて別の、物質情報表示用の画面等を呼び出すようなことをせずに、機器同士の連関を見ながらただちに、各機器で用いられる物質についての詳細な情報としての物質情報をユーザーが得ることができる。
【0075】
それゆえ、各機器で用いられる物質に関する情報(物質情報)の詳細をユーザーが容易に理解することができるという効果を奏する。
【0076】
また、本発明に係る機器連関提示装置は、上記の構成に加えて、上記機器情報提示部が、分散型計装制御システムのプラント制御図を提示し得る機器情報提示部である構成である。
【0077】
これにより、上記の構成による効果に加えて、機器の計装制御担当者などのユーザーが、分散型計装制御システムの機器情報提示部から機器を指定することにより、指定された機器に関わる物質情報を容易に入手することができるという効果を奏する。
【0078】
また、本発明に係る機器連関提示装置は、上記の構成に加えて、上記情報提示制御部は、各機器内に実際に存在している物質について、物質情報記憶部に記憶されている各物質情報と同一種類の物理量の現在の値Pが装置外部から逐次入力されるとともに、その値を、物質情報記憶部に記憶されているその物質情報の値Mと逐次比較し、PがMに近づいていっていることを認識すると、その物質情報を物質情報提示部に提示する構成である。
【0079】
これにより、上記の構成による効果に加えて、ユーザーにとって有用な物質情報をより容易に得ることができるという効果を奏する。
【0080】
また、本発明に係る機器連関提示装置は、上記の構成に加えて、外的な条件により値が変化する物質情報Aについて、該外的な条件の現在の実際の値Cが装置外部から入力可能になっており、上記物質情報記憶部は、物質情報Aについて、該外的な条件の各値に応じた物質情報Aの値を提示するのに必要な情報を記憶し、上記情報提示制御部は、該物質情報Aを提示せよとの指示を受けると、上記物質情報記憶部に記憶された情報に基づいて、上記外的な条件の現在の値Cにおける上記物質情報Aの値を物質情報提示部に提示する構成である。
【0081】
これにより、上記の構成による効果に加えて、現在の状況を反映した、ユーザーにとって有用な物質情報を即時に得ることができるという効果を奏する。
【0082】
また、本発明に係る機器連関提示プログラムは、コンピュータを、上記の機器連関提示装置における情報提示制御部として機能させる構成である。
【0083】
これにより、より好適に処理することができるという効果を奏する。
【0084】
また、本発明に係る機器連関提示プログラムを格納したコンピュータ読みとり可能な記録媒体は、上記の機器連関提示プログラムを格納した構成である。
【0085】
これにより、より好適に処理することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る機器連関提示装置が示す機器情報提示部の一例を示す図である。
【図2】本発明に係る機器連関提示装置の一構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る物質情報の表示状態の一例を示す図である。
【符号の説明】
11 機器連関提示装置
12 CPU(情報提示制御部)
13 記憶部
14 表示部(物質情報提示部、機器情報提示部)
15 入力部
16 外部記憶装置(物質情報記憶部、機器情報記憶部)
19 センサ
21〜26 欄
Claims (6)
- 機器同士の連関を表すプラント制御図を機器情報提示部に提示する機器連関提示装置において、
プラント制御図に提示されている各機器にて用いられる物質についての詳細な情報としての物質情報を記憶する物質情報記憶部と、
物質情報を提示する物質情報提示部と、
プラント制御図内の機器のうちで指定された機器にて用いられる物質についての物質情報を提示せよとの指示を受け、該当する物質情報を物質情報記憶部から読み出し、物質情報提示部に提示させる情報提示制御部とを備えたことを特徴とする機器連関提示装置。 - 上記機器情報提示部が、分散型計装制御システムのプラント制御図を提示し得る機器情報提示部であることを特徴とする請求項1に記載の機器連関提示装置。
- 上記情報提示制御部は、各機器内に実際に存在している物質について、物質情報記憶部に記憶されている各物質情報と同一種類の物理量の現在の値Pが装置外部から逐次入力されるとともに、その値を、物質情報記憶部に記憶されているその物質情報の値Mと逐次比較し、PがMに近づいていっていることを認識すると、その物質情報を物質情報提示部に提示することを特徴とする請求項1または2に記載の機器連関提示装置。
- 外的な条件により値が変化する物質情報Aについて、該外的な条件の現在の実際の値Cが装置外部から入力可能になっており、
上記物質情報記憶部は、物質情報Aについて、該外的な条件の各値に応じた物質情報Aの値を提示するのに必要な情報を記憶し、
上記情報提示制御部は、該物質情報Aを提示せよとの指示を受けると、上記物質情報記憶部に記憶された情報に基づいて、上記外的な条件の現在の値Cにおける上記物質情報Aの値を物質情報提示部に提示することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の機器連関提示装置。 - コンピュータを、請求項1ないし4のいずれかに記載の機器連関提示装置における情報提示制御部として機能させることを特徴とする機器連関提示プログラム。
- 請求項5に記載の機器連関提示プログラムを格納したことを特徴とする機器連関提示プログラムを格納したコンピュータ読みとり可能な記録媒体。
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