JP2004133508A - 迷惑メール着信拒否方法、システム装置及びプログラム - Google Patents

迷惑メール着信拒否方法、システム装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】より実行性のある迷惑メール着信拒否を実現できる、迷惑メール着信拒否方法、システム装置及びプログラムの提供。
【解決手段】迷惑メール着信拒否システム装置αのキーワードDB2に、キーワード登録機能手段33により、着信を拒否するメールのキーワードを登録しておき、あるメールの送信がメールセンタ6にあると、そのメールにその登録したキーワードが含まれているかをメール着信拒否・許可機能手段32により判断し、当該登録したキーワードが含まれている場合には、メールスプーラ61から破棄し、当該メールを送信先に配信しない、という特徴的構成手法の採用。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、迷惑メールの着信を拒否する迷惑メール着信拒否方法及びその方法の発明の実施に直接使用する迷惑メール着信拒否システム装置及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、迷惑メールの着信拒否に関しては、▲1▼複雑なアドレスに変更する方法、▲2▼インターネットメールの一括着信拒否方法、▲3▼着信を拒否するアドレス、着信を許可するアドレスを、それぞれ指定する方法、▲4▼通信事業者がブロックする方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、かかる方法においては、次のような問題がある。
即ち、▲1▼の方法においては、ユーザが使いたいアドレスを使い続けることはできないし、▲2▼の方法においては、ビジネスユースなどクリティカルなメールも拒否することになるし、▲3▼の方法においては、登録数に限界があり、不便である(NTTドコモにおいては、一端末あたり10個のアドレス数、ドメイン数までである。)。
【0004】
また▲1▼▲3▼の方法においては、ランダム配信されたメール、無差別メールなどの迷惑メール発信者は、送信アドレスを様々に変換して送信するので、対応不能であるし、▲4▼の方法においては、ブロックされたメールを受信したい利用者も存在し、業務妨害の虞が生じる可能性も否定できない。
【0005】
なお、本発明に先行する技術文献としては、例えば、NTTドコモのホームページ(http://www.nttdocomo.co.jp/info/meiwaku/home.html)において、メールアドレスの変更に関する手法、メール指定拒否・指定受信に関する手法、メール一括拒否に関する手法、ショットメール一括拒否に関する手法、クレジットコード登録に関する手法が掲載されている(尚、検索日は平成14年9月10日である。)。
【0006】
ここにおいて、本発明の解決すべき主要な目的は以下の通りである。
本発明の第1の目的は、より実行性のある迷惑メール着信拒否を実現できる、迷惑メール着信拒否方法、システム装置及びプログラムを提供することある。
【0007】
本発明の第2の目的は、着信拒否する情報をアドレスだけではなく、より効果的な情報を登録するようにし、その登録数を実用的な範囲において限界のない、迷惑メール着信拒否方法、システム装置及びプログラムを提供することにある。
【0008】
本発明の第3の目的は、価値観を共通に持つ特定のグループの構成員に対して個別に配信される迷惑メールを、グループ単位で一括して阻止できる、迷惑メール着信拒否方法、システム装置及びプログラムを提供することにある。
【0009】
本発明のほかの目的は、明細書、図面、特に特許請求の範囲における各請求項の記載から自ずと明らかとなろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明方法は、上記課題の解決に当たり、着信を拒否するメールであるとの判断基準となるキーワードを登録しておき、メール送信があった場合にそのメールにその登録したキーワードが含まれているかを判断し、含まれている場合にはそのメールを送信先に配信しない、という特徴的構成手法を講じる。
【0011】
本発明システム装置は、上記課題の解決に当たり、迷惑メール着信拒否契約の契約者のアドレスと、迷惑メールの判断基準となるキーワードとを格納するデータベースと、当該データベースに迷惑メール着信拒否契約者のアドレスの格納を行う契約者情報登録機能手段と、外部からのメール送信の存在を認識すると、当該メール送信に係るメールの送信先のアドレスが当該データベースに登録されているかを判断し、登録されている場合には、更に、当該メール送信に係るメールに、その送信先のアドレスに対応して当該データベースに格納されているキーワードが、含まれているか否かを判断し、含まれている場合には当該メールを破棄し、含まれていない場合には、当該システム装置内又は外のメールスプーラに格納する、メール着信拒否・許可機能手段と、当該データベースに登録されたキーワードを参照させるキーワード参照機能手段と、当該データベースに対してキーワードを登録するキーワード登録機能手段と、当該データベースに登録されているキーワードを削除するキーワード削除機能手段と、を具備するという、特徴的構成手段を講じる。
【0012】
本発明プログラムは、上記課題の解決に当たり、本発明装置における各機能手段をコンピュータに具備させる、という特徴的構成手段を講じる。
【0013】
更に、具体的詳細に述べると、当該課題の解決では、本発明が次に列挙する新規な特徴的構成手法又は手段を採用することにより、上記目的を達成するようになされる。
【0014】
本発明方法の第1の特徴は、迷惑メールの着信を拒否する方法であって、メール送信の存在を迷惑メール着信拒否システム装置が認識すると、当該迷惑メール着信拒否システム装置に予め登録してある、着信拒否するメールであるとの判断基準となるキーワードとアドレスとを格納したデータベースに、前記メール送信に係るメールの送信先のアドレスが登録されているか否かの検索を行うステップと、当該検索の結果、前記メール送信に係るメールの送信先のアドレスが登録されている場合には、前記データベースからそのアドレスに対応して格納されたキーワード全てを取得するステップと、当該取得したキーワードが前記メール送信に係るメールに含まれているか否かを判断し、含まれている場合には、当該メールを破棄するステップとを踏むことにより、前記メール送信の送信先のアドレスに対してそのメールを迷惑メールとみなして配信しない、迷惑メール着信拒否方法の構成採用にある。
【0015】
本発明方法の第2の特徴は、上記本発明方法の第1の特徴における前記方法が、前記データベースにアドレスが登録されたことを契機に、前記迷惑メール着信拒否システム装置から接続された課金サーバに、前記データベースの使用料金として課金される対象となるよう通知してなる、迷惑メール着信拒否方法の構成採用にある。
【0016】
本発明方法の第3の特徴は、上記本発明方法の第1又は第2の特徴における前記方法が、個人単位又はグループ単位にて、前記データベースへのキーワード及びアドレスの登録がなされてなる、迷惑メール着信拒否方法の構成採用にある。
【0017】
本発明方法の第4の特徴は、上記本発明方法の第3の特徴における前記方法が、前記データベースに対して、キーワードの参照・登録・削除の権限を持つ代表ユーザ、キーワードの参照・登録の権限を持つ一般ユーザ、キーワードの参照の権限しか持たない一般ユーザの、代表ユーザと一般ユーザとの組合せとするグループ単位にて、当該データベースへの登録がなされてなる、迷惑メール着信拒否方法の構成採用にある。
【0018】
本発明方法の第5の特徴は、上記本発明方法の第4の特徴における前記方法が、前記通知を受ける課金サーバにより、代表ユーザに対するデータベースの使用料金を、グループ内の一般ユーザに対するデータベース使用料金分に見合うよう、減額してなる、迷惑メール着信拒否方法の構成採用にある。
【0019】
本発明システム装置の第1の特徴は、外部とネットワークを介して接続され、迷惑メールの着信を拒否するシステム装置であって、迷惑メール着信拒否契約の契約者のアドレスと、迷惑メールの判断基準となるキーワードとを格納するデータベースと、当該データベースに迷惑メール着信拒否契約の契約者のアドレスを格納する契約者情報登録機能手段と、外部からのメール送信の存在を認識すると、当該メール送信に係るメールの送信先のアドレスが前記データベースに登録されているかを判断し、登録されている場合には、更に、当該メール送信に係るメールに、その送信先のアドレスに対応して当該データベースに格納されているキーワードが、含まれているか否かを判断し、含まれている場合には当該メールを破棄し、含まれていない場合には、当該システム装置内又は外のメールスプーラに格納する、メール着信拒否・許可機能手段と、前記データベースに登録されたキーワードを参照させるキーワード参照機能手段と、前記データベースに対してキーワードを登録するキーワード登録機能手段と、前記データベースに登録されているキーワードを削除するキーワード削除機能手段と、を具備してなる、迷惑メール着信拒否システム装置の構成採用にある。
【0020】
本発明システム装置の第2の特徴は、上記本発明システム装置の第1の特徴における前記システム装置が、前記データベースに登録されているキーワードを、前記ネットワークを介して公開するキーワード公開機能手段をも具備してなる、迷惑メール着信拒否システム装置の構成採用にある。
【0021】
本発明システム装置の第3の特徴は、上記本発明システム装置の第1又は第2の特徴における前記データベースが、迷惑メール着信拒否契約の契約者のアドレスと、契約者認証の為のパスワードと、その契約者のアクセス権限の内容と、キーワードを格納するキーワードDBのメモリエリアを指すメモリエリアポインタとを格納する契約者情報DBと、メモリエリアポインタが示すメモリエリアにキーワードを格納する前記キーワードDBとにより構成されてなる、迷惑メール着信拒否システム装置の構成採用にある。
【0022】
本発明プログラムの第1の特徴は、外部とネットワークを介して接続されたコンピュータに格納されて、迷惑メールの着信拒否に供されるプログラムであって、前記コンピュータがメール送信の存在を認識すると、そのメール送信先のアドレスが、当該コンピュータのメモリに迷惑メール着信拒否契約の契約者として登録されているアドレスであるか否かの判断を行うステップと、当該判断において肯定の場合には、当該メモリにそのアドレスに対応して登録されている、迷惑メールの判断基準となるキーワードを取得するステップと、当該取得したキーワードが当該メール送信に係るメールに含まれているか否かを判断し、含まれている場合には、当該メールを破棄するステップとを実施する、メール着信拒否・許可機能手段として、前記コンピュータを機能させてなる、迷惑メール着信拒否プログラムの構成採用にある。
【0023】
本発明プログラムの第2の特徴は、外部とネットワークを介して接続されたコンピュータに格納されて、迷惑メールの着信拒否に供されるプログラムであって、前記コンピュータに対して、迷惑メール着信拒否契約の入力があると、迷惑メール着信拒否契約の契約者のアドレスと、迷惑メールとみなす判断基準となるキーワードの参照のみの権限、参照・登録の権限、参照・登録・削除の権限の何れの権限を持つかを示すアクセス権限の内容とを、当該コンピュータのメモリにて構成された契約者情報DBに格納すると共に、当該格納したアクセス権限の内容が、参照・登録・削除の権限の場合には、当該メモリにて構成されたキーワードDBにキーワード格納の為のメモリエリアを開設し、そのメモリエリアを指すメモリエリアポインタを、そうでない場合には、何れのメモリエリアに格納されたキーワードを参照、又は参照しどのメモリエリアに登録するかを示すメモリエリアポインタを、当該契約者情報DBに契約者のアドレスに対応するように格納する契約者情報登録機能手段を、前記コンピュータに対して機能させてなる、迷惑メール着信拒否プログラムの構成採用にある。
【0024】
本発明プログラムの第3の特徴は、上記本発明プログラムの第2の特徴における前記プログラムが、前記キーワードDBに対して、キーワードの参照、登録、削除の何れかに関するアクセスがあると、当該アクセスに係るアクセス元のアドレスが前記契約者情報DBに存在すること、及び当該アクセスが、当該アクセス元のアドレスに対応して当該契約者情報DBに格納してあるアクセス権限範囲内であることを確認し、当該アクセス元のアドレスに対応して当該契約者情報DBに格納してあるメモリエリアポインタを取得して、キーワード参照機能手段、キーワード登録機能手段、キーワード削除機能手段の何れかを当該アクセスに対応させて起動させる前記契約者情報登録機能手段と、当該契約者情報登録機能手段により起動され、前記キーワードDBの前記取得したメモリエリアポインタが指すメモリエリアに格納されているキーワードを前記アクセス元のアドレスに返す前記キーワード参照機能手段と、前記契約者情報登録機能手段により起動され、前記キーワードDBの前記取得したメモリエリアポインタが指すメモリエリアに、前記アクセスに際して入力された登録すべきキーワードを格納する前記キーワード登録機能手段と、前記契約者情報登録機能手段により起動され、前記キーワードDBの前記取得したメモリエリアポインタが指すメモリエリアから、前記アクセスに際して入力された削除すべきキーワードを削除する前記キーワード削除機能手段と、を前記コンピュータに機能させてなる、迷惑メール着信拒否プログラムの構成採用にある。
【0025】
本発明プログラムの第4の特徴は、上記本発明プログラムの第2又は第3の特徴における前記プログラムが、前記迷惑メール着信拒否契約の入力に際して、前記契約者情報DBのアクセス権限の内容がキーワードの参照・登録・削除の権限である旨格納する場合に、当該入力と併せて、キーワードの公開の可否につき入力を受け、当該契約者情報DB、前記キーワードDBの何れかにその可否を登録する前記契約者情報登録機能手段と、当該契約者情報登録機能手段により、前記登録された公開の可否を判断し、公開可の場合には、外部からの別のアクセスに対して、その契約者の前記キーワードDBに格納されたキーワードを公開するキーワード公開機能手段と、を前記コンピュータに機能させてなる、迷惑メール着信拒否プログラムの構成採用にある。
【0026】
【発明の実施の形態】
ここで、本発明の実施の形態をシステム装置例、プログラム例及び方法例につき図面を参照して説明する。
【0027】
(システム装置例)
図1は、本発明の一実施形態である、迷惑メール着信拒否システム装置の内部構成図であり、実際に使用される際の一場合を例示した図である。
【0028】
迷惑メール着信拒否システム装置αは、内部的には、契約者情報DB(Data Base)1、キーワードDB(Data Base)2とにより構成されるデータベース及びメール着信拒否実現手段3により構成され、外部とは、メール端末4(例えば、PC(Personal Computer)41、Lモード端末42、携帯電話(PHS:Personal Handy−phone Systemも含む)43、モバイルPC(Personal Computer)・PDA(Personal Digital Assistance)44)とネットワーク(網:例えば、PSTN(Public Switched Telephone Networks)51又は移動体通信網52と通信網53と)を介して接続自在とされ、また、メールセンタ6と接続自在とされ(メールセンタ6内に迷惑メール着信拒否システム装置αを設けること、その逆も可。また、網接続でもよい。)、更に、迷惑メール着信拒否システム装置αに対するユーザのアクセスを受けるWeb(World WideWeb)サーバ7、サービスオペレータがアクセスする為の遠隔コンソール8と直接接続又は網接続される。
【0029】
迷惑メール着信拒否システムαの内部構成につき説明を付加する。
契約者情報DB1は、図1に視覚的に示したテーブルの如く、アドレス、パスワード、(キーワードDB2の)メモリエリアを指すポインタ(以下、「メモリエリアポインタ」とする。)、アクセス権限を内容とする情報をアドレス毎に格納する。
【0030】
キーワードDB2は、図1に視覚的に示したテーブルの如く、メール着信拒否実現手段3(契約者情報登録機能手段31)により、契約者情報が契約者情報DB1にアクセス権限を「RWD」として(別の表現をすれば、代表ユーザとして)登録されたことを契機に、キーワードDB2にメモリエリアを開設し、そのメモリエリア毎に、迷惑メールの判断基準となるキーワードを格納する(当該キーワードの公開の可否に関する情報をも格納してもよい。別に契約者情報DB1に格納するようにしてもよい。)。
【0031】
迷惑メール着信拒否実現手段3は、図1の如く、契約者情報登録機能手段31、メール着信拒否・許可機能手段32、キーワード登録機能手段33、キーワード削除機能手段34、キーワード参照機能手段35、キーワード公開機能手段36とで構成される。なお、図中のW、R、Dの記号は、契約者情報DB1のアクセス権限を示す為の略記号である。
【0032】
(プログラム例)
ここで、本発明の実施の形態の内、迷惑メール着信拒否プログラムを説明する。迷惑メール着信拒否プログラムは、メール端末4を必須とし、メールセンタ6、Webサーバ7、遠隔コンソール8などとネットワーク(網)を介して、接続自在なコンピュータ(CPU、メモリ、ネットワークインターフェースなどを具備した電子計算機)に格納され、図1のメール着信拒否システム装置αの内部構成、特に、メール着信拒否実現手段3の機能を、そのコンピュータに機能させるプログラムであり、その実行により、後述する方法例にて説明する手順を行うことでもって、迷惑メール着信拒否を実現する。なお、詳細については、前述のシステム装置例、後述の方法例に準じる。
【0033】
(方法例)
ここで、本発明の実施の形態である、迷惑メール着信拒否方法につき、概説し、その後、前述のシステム装置例にて説明した、図1の迷惑メール着信拒否システム装置に適用した場合を説明する。
【0034】
≪概説≫
本発明の実施の形態である、迷惑メール着信拒否方法は、着信拒否とみなす判断基準となる語句をキーワードとして、ユーザである迷惑メール着信拒否契約を締結した契約者に登録させておき(図1では、Webサーバ7又は遠隔コンソール8を介して、迷惑メール着信拒否システム装置αのデータベースに登録される。)、メールにその登録したキーワードが含まれるかを判断して、含まれている場合には、当該メールを送信先に配信しない、とする。そして、ユーザ(グループ単位では、メモリエリアを開設した代表ユーザに限る。)は、登録したキーワードを一般に公開するか否かを選択できるようにする。
【0035】
また、キーワードの登録は登録権限のある契約者によりなされるものの、それは、一人一人の個別単位であっても、二以上の人で構成された、価値観を共有するグループ(嗜好などが同一の者の集合体、例えば、家族、友達、同僚、クラスメート、会社、その部署の者同士などが該当)単位であってもよい。後者のグループで行う場合には、▲1▼代表ユーザには、データベースへのキーワードの登録・参照・削除を行う権限を付与し、代表ユーザ以外のユーザ(「一般ユーザ」と呼ぶ。)には、キーワードの登録・参照を行う権限、又は参照を行う権限のみ付与するようにする。また▲2▼一般ユーザから徴収した(データベースの)使用料を、メモリエリアを開設した代表ユーザに還元するようにする。
【0036】
ここで、今までの説明において「代表ユーザ」、「一般ユーザ」という語句を用いてきたが、ここで、それと関連する、契約者情報DB1のアクセス権限の中身につき最初に説明して、その定義をする。
【0037】
契約者情報DB1のアクセス権限としては、▲1▼参照(R)、▲2▼登録(W)、▲3▼削除(D)の3種類存在し、▲1▼の参照は、自分又はそのグループの代表ユーザにより開設されたキーワードDB2のメモリエリアに格納されているキーワードを参照(閲覧)する権限であり、▲2▼の登録は、自分又はそのグループの代表ユーザにより開設されたキーワードDB2のメモリエリアに対して新たにキーワードを書込みできる権限であり、▲3▼の登録は、自分(即ち、代表ユーザ)がキーワードDB2に開設したメモリエリアに格納されているキーワードの一部又は全部を削除する権限である。
【0038】
そして、代表ユーザは、キーワードDB2にメモリエリアを開設したユーザであって、参照・登録・削除の3種類全ての権限を持つユーザであり、一般ユーザは、その代表ユーザが開設したメモリエリアに格納されているキーワードを利用するユーザであり、▲1▼の参照のみの権限、又は▲1▼の参照と▲2▼の登録の両者の権限(いわば「掲示板」として利用できるが、削除できない権限)を持つユーザである。
【0039】
≪詳説:図1に適用した場合を前提として≫
ここで、前述の概略した点を、図1に適用した場合を前提として、ユーザが行う操作並びにメール着信拒否システム装置αの内部構成及び外部との関連性について詳説し、システム装置例、プログラム例としての説明を補充する。
【0040】
図1に適用した迷惑メール着信拒否方法は、段階的に、迷惑メール着信拒否契約締結段階、キーワードの登録・参照・削除段階、メール着信段階の3段階に別けることができるので、その段階毎に説明する。
【0041】
<迷惑メール着信拒否契約締結段階>
迷惑メール着信拒否契約締結段階においては、契約締結するユーザ毎‐代表ユーザ、一般ユーザ‐とで異なり、代表ユーザの場合には、後述の代表ユーザ登録ステップを、一般ユーザの場合には、後述の一般ユーザ登録ステップを経ることで行われる。
【0042】
[代表ユーザ登録ステップ]
代表ユーザ登録ステップとして、ユーザが、迷惑メール着信拒否契約の締結を、そのサービス提供者と交わす。かかる契約は、留守番電話サービス、iモードなどの既存のサービスと同様、携帯電話サービスなどのオープションとして提供され、具体的には、以下のS1−1乃至S1−3により実行される。
【0043】
S1−1として、あるユーザが、メール端末4などを操作してWebサーバ7に対して、迷惑メール着信拒否サービス加入のアクセスする。
S1−2として、そのアクセスを受けたWebサーバ7は、迷惑メール着信拒否サービスの契約締結に必要となる情報(例えば、アドレス、氏名、電話番号など)の入力を要請し、ユーザは、当該要請を受けて契約締結に必要となる情報を入力し、代表ユーザとして登録する旨の入力を行う。
S1−3として、かかる入力を受けたWebサーバ7は、迷惑メール着信拒否システム装置αに対してその旨通知し、当該通知を受けた迷惑メール着信拒否システム装置αは、契約者情報登録機能手段31を用いて、契約者情報DB1に対して、アドレス、パスワード、メモリエリアポインタ、アクセス権限の内容、パスワードの公開の可否につき登録を行う。
【0044】
S1−3の登録における具体的な手順を詳説すれば、Webサーバ7から契約締結の通知を受けると、第1番目に、かかる通知と共に受けたアドレスと、アクセス権限を三権(RWD)とすることとを契約者情報DB1に格納し、第2番目に、かかる代表ユーザに対する、キーワードDB2におけるメモリエリア(番地)を生成し、当該メモリエリアを指すメモリエリアポインタを契約者情報DB1に格納する。なお、S1−2にてユーザからの入力、S1−3にて契約者情報登録機能手段31(アドレスなどからの一義的な決定)などにより、後に必要となるユーザ認証の為のパスワードを定めて、契約者情報DB1に登録する。また、パスワードの公開の可否については、図に示していないものの、契約者情報DB1にメールアドレス毎に、公開の有無を示す識別子を格納するようにするか、キーワードDB2のメモリエリア毎にその識別子を格納することで、その可否につき登録する。
【0045】
[一般ユーザ登録ステップ]
一般ユーザ登録ステップとしては、、別のあるユーザ自身のメールアドレスと、参照のみか又は参照のみならず登録も行える権限をもつかを示す、アクセス権限の内容と、何れの代表ユーザのメモリエリアを利用(参照、登録・参照)するのかを示す(別の表現をすれば、キーワードDB2のメモリエリアを指す)メモリエリアポインタとを登録する。その登録の手順には、代表ユーザから行う場合、一般ユーザから行う場合など、色々考えられ、それぞれ一例を挙げると以下の通りである。
【0046】
代表ユーザから行う場合には、前もって一般ユーザと、迷惑メール着信拒否契約締結の合意があることを前提として、代表ユーザが当該合意に基いて、Webサーバ7を介して、その別のあるユーザの、一般ユーザとしての、迷惑メール着信拒否契約締結の代行を行う。
【0047】
具体的には、代表ユーザから、Webサーバ7に対して、その別のあるユーザのアドレスその他契約締結に必要となる情報の入力を受け、契約者情報登録機能手段31により、契約者情報DB1に、その入力されたメールアドレスと、アクセス権限の内容(参照、参照・登録)と、その代表ユーザのメモリエリアポインタを格納する。
【0048】
なお、その別のあるユーザの認証に供するパスワードについても、別途迷惑メール着信拒否システム装置αから、そのアドレスから生成して登録し、メールなどにより通知するか、又はその別のあるユーザに対して自分の好きなキーワードの登録を行ってもらうように、迷惑メール着信拒否システム装置αからメールなどにより通知し、その通知を受けて別のあるユーザが迷惑メール着信拒否システム装置αに対して登録するようにしてもよい。
【0049】
一般ユーザから行う場合には、例えば、そのグループ内でのみアクセスできるような電子掲示板、ホームページ上において、迷惑メール着信拒否サービスに関する広告などをクリックすることにより、Webサーバ7にアクセスされ、その迷惑メール着信拒否契約を締結する。
【0050】
具体的には、別のあるユーザのアドレスその他契約締結に必要となる情報の入力を受け、そのクリックを受けた広告掲載者である代表ユーザに対して、キーワードDB2のその代表ユーザが開設したメモリエリアにあるキーワードの参照、又は参照と登録の両者の権限を、その別のあるユーザに対して付与してよいとの承諾を、本契約有効とする日時まで得ること又は予め得ていることを条件として、入力された、メールアドレス、そのアクセス権限の内容及び代表ユーザのメモリエリアポインタを格納する。なお、ユーザ認証に供されるパスワードについても、代表ユーザ登録ステップと同様に、格納される。
【0051】
<キーワードの登録・参照・削除段階>
迷惑メール着信拒否契約締結段階を経ていることを条件として、キーワードの登録・参照・削除段階を行うことができる。
【0052】
[キーワードの登録]
キーワードの登録は、次のS2−1乃至S2−3の手順にて行われる。
S2−1として、ユーザ(代表ユーザ、一般ユーザ)がキーワードを登録する為に、メール端末4などから(Webサーバ7を介しても可)、迷惑メール着信拒否システム装置αにアクセスすると、契約者情報登録機能手段31はユーザ側から受信したパスワードと契約者情報DB1に蓄積されているパスワードとを照合する。
【0053】
S2−2として、その照合の結果がOKの場合に限り、そのユーザの契約者情報DB1に格納されているアクセス権限が、キーワード登録可能とする場合(、即ち、「RWD」又は「RW」の何れかの場合)には、キーワードDB2に格納されるキーワードに対するメモリエリアポインタを、契約者情報DB1により取得し、その取得により、キーワード登録機能手段33を起動する。
【0054】
S2−3として、キーワード登録機能手段33は、起動されると、その取得したメモリエリアポインタに対応するメモリエリアに対して、ユーザが指定する指定語句を、キーワードとして登録する。ここで、登録されるキーワードとしては、図1に例示した様に、dokomo.ne.jpなどの本来(通常)ありえないと思われる文字列が一部に入っているアドレスや、Subjectの!広告!という文字列、メールの中身の「女性専用」といった語句や、ホームページのアドレス、画像やメロディの添付ファイル名などの単語などを挙げることができる。
【0055】
[キーワードの参照]
キーワードの参照は、次のS3−1乃至S3−3の手順にて行われる。
S3−1として、ユーザ(代表ユーザ、一般ユーザ)がキーワードDB2に登録されているキーワードを参照する為に、メール端末4などから(Webサーバ7を介しても可)、迷惑メール着信拒否システム装置αにアクセスすると、契約者情報登録機能手段31はユーザ側から受信したパスワードと契約者情報DB1に蓄積されているパスワードとを照合する。
【0056】
S3−2として、S3−1の照合の結果がOKの場合に限り、契約者情報DB1からそのユーザのメモリエリアポインタを取得して、キーワード参照機能手段35を起動する。
S3−3として、キーワード参照機能手段35は、起動されると、キーワードDB2から、S3−2にて取得したメモリエリアポインタに対応するメモリエリアに蓄積されたキーワード全てを得て、そのユーザに対して応答する。
【0057】
[キーワードの削除]
キーワードの削除は、次のS4−1乃至S4−3の手順にて行われる。
S4−1として、ユーザ(代表ユーザのみ)がキーワードDB2に蓄積されたキーワードを削除する為に、メール端末4などから(Webサーバ7を介しても可)、迷惑メール着信拒否システム装置αにアクセスすると、契約者情報登録機能手段31はユーザ側から受信したパスワードと契約者情報DB1に蓄積されているパスワードとを照合する。
【0058】
S4−2として、その照合の結果がOKの場合に限り、そのユーザの契約者情報DB1に蓄積されているアクセス権限が、キーワード削除可能とする場合(、即ち、「RWD」の場合)にのみ、キーワードDB2に格納されているキーワードに対するメモリエリアポインタを、契約者情報DB1より取得し、その取得により、キーワード削除機能手段34を起動する。
【0059】
S4−3として、キーワード削除機能手段34は、起動されると、その取得したメモリエリアポインタに対するメモリエリアに格納されているキーワードの内、代表ユーザが指定したキーワードを削除する。
【0060】
<メール着信段階>
ところで、他のメール端末4からメールの送信があった場合には、メール着信拒否システム装置αにより、メール着信段階として、次のS5−1乃至S5−5の手順が行われる。
【0061】
S5−1として、メール着信拒否・許可機能手段32は、他のメール端末4からメール送信を受ける(メールセンタ6からメール着信旨の通知を受けるようにしても可。)と、契約者情報DB1にアクセスし、そのメールの送信先のアドレスが契約者情報DB1に登録されているか否かを検索する。
【0062】
S5−2として、その検索の結果がなしの場合には、そのメールの送信先のアドレスのユーザは、「メール着信拒否契約」に未締結であるとして、そのメールを配信させる(通常のメール受信動作を阻止しないことになる。)。具体的にはそのメールをメールセンタ6にスプールし、メール端末4に着信表示され、着信先のユーザのトリガによりメール端末4にそのメールがダウンロードされる(従来における通常の動作である。)。
【0063】
S5−3として、その検索の結果が有りの場合には、契約者情報DB1を元に、そのメールの送信先のアドレスに対応したメモリエリアポインタが指す、キーワードDB2のメモリエリアから蓄積されているキーワードを全て取得する。
S5−4として、そのメールに、S5−3にて取得したキーワードが含まれる場合には、そのメールは、ユーザが着信を拒否しているメール(迷惑メール)であると判断し、送信先に着信させないようにする。具体的には、メールスプーラ61からそのメールを削除する。
【0064】
S5−5として、S5−4とは異なり、そのメールに、S5−3にて取得したキーワードが含まれない場合には、そのメールは、ユーザが着信を拒否していないメールであると判断し、送信先に着信させるようにする。具体的にはそのメールをメールセンタ6のメールスプーラ61に格納し、メール着信をユーザのメール端末4に通知する。ユーザのトリガによりメール端末4にそのメールがダウンロードされる。(従来における通常の動作である。)。
【0065】
ここで、迷惑メール着信拒否の一場面につき説明する。
図2は、迷惑メール着信拒否の一場面を説明する説明図で、図1の構成図において必要となる部分を概略示した図であり、図3は、その一場面のフロー図である。
【0066】
図2におけるメール端末は、代表ユーザとして迷惑メール着信拒否契約をした者(「ユーザA」とする。)が使用するメール端末4a、(その代表ユーザの)一般ユーザとして迷惑メール着信拒否契約をした者(「ユーザB」、「ユーザC」とする。)が使用するメール端末4b、4cであるとする。なお、その前提として、前述の迷惑メール着信拒否契約は、ユーザA、ユーザB、ユーザCは締結済み、即ち、迷惑メール着信拒否契約締結段階はそれぞれ終了しているとする。
【0067】
ST1として、代表ユーザであるユーザAが、従来の手法を用いて迷惑メールとして着信拒否するアドレスとして登録していたそのアドレスの全てを、一括して、そのアドレス全体又はその一部分をキーワードとして、キーワードDB2の自己のメモリエリアに登録する。
ST2として、メールセンタ6を経由して、代表ユーザであるAさんのメール端末4aに、キーワードDB2へのキーワード登録がなかった故に、メール送信者であるDさんからメール(迷惑メール)を受信したとする(図2では、第1メールとしてある。)。
ST3として、その受信した迷惑メールから、その発信者であるDさんからのメールを今後受け取らないようにする為に、キーワードとなりうる語句を選択し、キーワードDB2に登録する。
【0068】
ST4として、迷惑メール着信拒否システム装置αに、同じくDさんから、今度は、Aさん、Bさん、Cさん、Eさんの4人宛てのメール送信があると(そのメールを第2メールとする。)、その送信先の、Aさん、Bさん、Cさんのアドレスについては契約者情報DB1にあることの確認、更に、代表ユーザのAさんのメモリエリアに格納されたキーワードが、その第2メールに含まれていることの確認が、メール着信拒否・許可機能手段32によりなされ、その両確認を経て、今回のAさん、Bさん、Cさんの3人に対しては、そのメールの配信を行わないようにし、メール着信拒否契約をしていない(又は契約をしていてもそのメールに含まれる語句をキーワードとして登録していない)Eさんに対しては、そのメールの配信を行う。
【0069】
かように、一般ユーザも、偶々代表ユーザに対してのみ送信された迷惑メールを、今後迷惑メールとして着信拒否することができ、また、ある特定のグループ内において、キーワードを共有し、かつ一括して迷惑メールの着信拒否を講じることができる。
【0070】
以上、迷惑メール着信拒否について説明したところ、迷惑メール着信拒否契約をしたユーザは、その契約などに際して、Webサーバ7に対して行う場合にのみならず、サービスオペレータを介して、遠隔コンソール8により行うようにしてもよい。
【0071】
ここで、以上の説明を前提として、迷惑メール着信拒否契約に纏わる課金及びその課金の低減に寄与するキーワードの公開につき、説明する。
【0072】
<課金の仕方>
課金の仕方のコンセプトとしては、迷惑メール着信拒否システム装置αの使用者に対しては、迷惑メール着信拒否契約締結者にサービス料(代表ユーザとしてのサービス料、一般ユーザとしてのサービス料)として月額料金を課し、一般ユーザのサービス料の何(ゼロ以上、百以下)%かを代表ユーザに還元するものとする。この点につき、以下詳説する。
【0073】
課金については、迷惑メール着信拒否システム装置αを運用する(別の表現をすれば、迷惑メール着信拒否契約締結の相手方)、例えば、通信事業者などによりその利用者であるユーザに対して、例えば、(図1には示していない)課金サーバにより、なされる。
【0074】
即ち、Webサーバ7などから迷惑メール着信拒否システム装置αに対して、迷惑メール着信拒否契約締結の通知(入力)があると、契約者情報DB1に対して契約者のアドレス、その締結内容に従ってアクセス権限の内容などを格納すると共に、課金サーバに対して、その登録したユーザの氏名、電話番号などと共に、代表ユーザ、一般ユーザそれぞれに区別された登録ポイントを、課金ポイントとして登録するよう通知する。
【0075】
そして、課金サーバにおいては、代表ユーザに一方的に金銭負担をさせないよう、同じグループの一般ユーザの課金ポイントの総和分、その代表ユーザの課金ポイントを減算し、かように計算された課金ポイントに従い、月額単位などにて、それぞれのユーザに対して課金する。なお、通信事業者により迷惑メール着信拒否サービスが行われる場合には、本業の電話料金(通信料金)などと併せて(場合には電話料金を減額して)徴収するようにする。
【0076】
<キーワードの公開>
ここで、図1のキーワード公開機能手段36につき説明しておく。
これは、キーワードDB2に格納してあるキーワードを公開するように、迷惑メール着信拒否システム装置αを構成する為の手段であり、次のS6−1、S6−2の手順により、キーワードの公開を可能とする。
【0077】
S6−1として、キーワード公開機能手段36は契約者情報DB1から、公開の可否が可となっているメモリエリアポインタを取得する(キーワードDB2を用いる場合には、それを参照する。)。
S6−2として、キーワード公開機能36はS6−1により取得したメモリエリアが指すキーワードDB2のメモリエリアに格納されたキーワードを、Webサーバ7などから誰もが閲覧な状態とする。
【0078】
以上、本発明の実施の形態の説明として、システム装置例、プログラム例及び方法例を順に説明したものの、前述の本発明の目的を達成し、後述する効果を奏する範囲において、適宜変更実施可能である。
【0079】
【発明の効果】
本発明によれば、例えば、以下のような優れた効果を発揮する。
▲1▼迷惑メールとして着信拒否に用いるキーワードを登録することにより、より実効的な、現実的な迷惑メール、特に無差別的な迷惑メールの着信を拒否することが可能となる。
▲2▼登録対象を広げ、アドレスのみ登録することにより生じる登録数の限界を、事実上なくし、迷惑メールの着信を拒否することが可能となる。
▲3▼迷惑メール着信拒否を行う通信事業者が契約者情報DB、キーワードDBを管理する構成とすることにより、契約者情報DB、キーワードDBに登録される個人情報の漏洩をなくすこともでき、それにより、本迷惑メール着信拒否契約締結者にとっても、安心して利用できる。
【0080】
▲4▼キーワードの登録ができないユーザは、他人の登録したキーワードを利用することにより、また、キーワードの登録ができるユーザであっても、他人の登録したキーワードを共有することにより、同じ価値観や嗜好を持ったユーザ同士で、迷惑メールの着信拒否を行うことができる。
▲5▼ロコミなどにより迷惑メール阻止のキーワードが広まり、社会的に問題となっている迷惑メールを撲滅することができる。
【0081】
▲6▼迷惑メールの着信が激減することにより、ユーザのメール端末(メール機能を具備した端末)のメモリなどの容量、メールの配信が電波を用いた場合には限りある電波の無駄な使用をなくし、電波リソースの有効活用が別にできる。
▲7▼代表ユーザは、メモリエリアを開設する費用を、他の一般ユーザの数に比例して分配することができ、代表ユーザだけに一方的に負担を課さないことができ、キーワードを公開することにより、より費用の削減の恩恵を受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である、迷惑メール着信拒否システム装置に関する構成図であり、実際に使用される際の一場合を例示した図である。
【図2】迷惑メール着信拒否の一場面を説明する説明図である。
【図3】図2の、迷惑メール着信拒否の一場面のフロー図である。
【符号の説明】
α…迷惑メール着信拒否システム装置
1…契約者情報DB
2…キーワードDB
3…メール着信拒否実現手段
31…契約者情報登録機能手段
32…メール着信拒否・許可機能手段
33…キーワード登録機能手段
34…キーワード削除機能手段
35…キーワード参照機能手段
36…キーワード公開機能手段
4、4a、4b、4d…メール端末
41…PC
42…Lモード端末
43…携帯電話
44…モバイルPC、PDA
51…PSTN(有線公衆網)
52…移動通信網
53…通信網
6…メールセンタ
61…メールスプーラ
7…Webサーバ
8…遠隔コンソール

Claims (12)

  1. 迷惑メールの着信を拒否する方法であって、
    メール送信の存在を迷惑メール着信拒否システム装置が認識すると、
    当該迷惑メール着信拒否システム装置に予め登録してある、着信拒否するメールであるとの判断基準となるキーワードとアドレスとを格納したデータベースに、前記メール送信に係るメールの送信先のアドレスが登録されているか否かの検索を行うステップと、
    当該検索の結果、前記メール送信に係るメールの送信先のアドレスが登録されている場合には、前記データベースからそのアドレスに対応して格納されたキーワード全てを取得するステップと、
    当該取得したキーワードが前記メール送信に係るメールに含まれているか否かを判断し、含まれている場合には、当該メールを破棄するステップと
    を踏むことにより、前記メール送信の送信先のアドレスに対してそのメールを迷惑メールとみなして配信しない、
    ことを特徴とする迷惑メール着信拒否方法。
  2. 前記方法は、
    前記データベースにアドレスが登録されたことを契機に、前記迷惑メール着信拒否システム装置から接続された課金サーバに、前記データベースの使用料金として課金される対象となるよう通知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の迷惑メール着信拒否方法。
  3. 前記方法は、
    個人単位又はグループ単位にて、前記データベースへのキーワード及びアドレスの登録がなされる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の迷惑メール着信拒否方法。
  4. 前記方法は、
    前記データベースに対して、キーワードの参照・登録・削除の権限を持つ代表ユーザ、キーワードの参照・登録の権限を持つ一般ユーザ、キーワードの参照の権限しか持たない一般ユーザの、代表ユーザと一般ユーザとの組合せとするグループ単位にて、当該データベースへの登録がなされる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の迷惑メール着信拒否方法。
  5. 前記方法は、
    前記通知を受ける課金サーバにより、代表ユーザに対するデータベースの使用料金を、グループ内の一般ユーザに対するデータベース使用料金分に見合うよう、減額する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の迷惑メール着信拒否方法。
  6. 外部とネットワークを介して接続され、迷惑メールの着信を拒否するシステム装置であって、
    迷惑メール着信拒否契約の契約者のアドレスと、迷惑メールの判断基準となるキーワードとを格納するデータベースと、
    当該データベースに迷惑メール着信拒否契約の契約者のアドレスを格納する契約者情報登録機能手段と、
    外部からのメール送信の存在を認識すると、当該メール送信に係るメールの送信先のアドレスが前記データベースに登録されているかを判断し、登録されている場合には、更に、当該メール送信に係るメールに、その送信先のアドレスに対応して当該データベースに格納されているキーワードが、含まれているか否かを判断し、含まれている場合には当該メールを破棄し、含まれていない場合には、当該システム装置内又は外のメールスプーラに格納する、メール着信拒否・許可機能手段と、
    前記データベースに登録されたキーワードを参照させるキーワード参照機能手段と、
    前記データベースに対してキーワードを登録するキーワード登録機能手段と、
    前記データベースに登録されているキーワードを削除するキーワード削除機能手段と、を具備した、
    ことを特徴とする迷惑メール着信拒否システム装置。
  7. 前記システム装置は、
    前記データベースに登録されているキーワードを、前記ネットワークを介して公開するキーワード公開機能手段をも具備した、
    ことを特徴とする請求項6に記載の迷惑メール着信拒否システム装置。
  8. 前記データベースは、
    迷惑メール着信拒否契約の契約者のアドレスと、契約者認証の為のパスワードと、その契約者のアクセス権限の内容と、キーワードを格納するキーワードDBのメモリエリアを指すメモリエリアポインタとを格納する契約者情報DBと、
    メモリエリアポインタが示すメモリエリアにキーワードを格納する前記キーワードDBとにより構成される、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の迷惑メール着信拒否システム装置。
  9. 外部とネットワークを介して接続されたコンピュータに格納されて、迷惑メールの着信拒否に供されるプログラムであって、
    前記コンピュータがメール送信の存在を認識すると、そのメール送信先のアドレスが、当該コンピュータのメモリに迷惑メール着信拒否契約の契約者として登録されているアドレスであるか否かの判断を行うステップと、当該判断において肯定の場合には、当該メモリにそのアドレスに対応して登録されている、迷惑メールの判断基準となるキーワードを取得するステップと、当該取得したキーワードが当該メール送信に係るメールに含まれているか否かを判断し、含まれている場合には、当該メールを破棄するステップとを実施する、メール着信拒否・許可機能手段として、
    前記コンピュータを機能させる、
    ことを特徴とする迷惑メール着信拒否プログラム。
  10. 外部とネットワークを介して接続されたコンピュータに格納されて、迷惑メールの着信拒否に供されるプログラムであって、
    前記コンピュータに対して、迷惑メール着信拒否契約の入力があると、迷惑メール着信拒否契約の契約者のアドレスと、迷惑メールとみなす判断基準となるキーワードの参照のみの権限、参照・登録の権限、参照・登録・削除の権限の何れの権限を持つかを示すアクセス権限の内容とを、当該コンピュータのメモリにて構成された契約者情報DBに格納すると共に、当該格納したアクセス権限の内容が、参照・登録・削除の権限の場合には、当該メモリにて構成されたキーワードDBにキーワード格納の為のメモリエリアを開設し、そのメモリエリアを指すメモリエリアポインタを、そうでない場合には、何れのメモリエリアに格納されたキーワードを参照、又は参照しどのメモリエリアに登録するかを示すメモリエリアポインタを、当該契約者情報DBに契約者のアドレスに対応するように格納する契約者情報登録機能手段を、
    前記コンピュータに対して機能させる、
    ことを特徴とする迷惑メール着信拒否プログラム。
  11. 前記プログラムは、
    前記キーワードDBに対して、キーワードの参照、登録、削除の何れかに関するアクセスがあると、当該アクセスに係るアクセス元のアドレスが前記契約者情報DBに存在すること、及び当該アクセスが、当該アクセス元のアドレスに対応して当該契約者情報DBに格納してあるアクセス権限範囲内であることを確認し、当該アクセス元のアドレスに対応して当該契約者情報DBに格納してあるメモリエリアポインタを取得して、キーワード参照機能手段、キーワード登録機能手段、キーワード削除機能手段の何れかを当該アクセスに対応させて起動させる前記契約者情報登録機能手段と、
    当該契約者情報登録機能手段により起動され、前記キーワードDBの前記取得したメモリエリアポインタが指すメモリエリアに格納されているキーワードを前記アクセス元のアドレスに返す前記キーワード参照機能手段と、
    前記契約者情報登録機能手段により起動され、前記キーワードDBの前記取得したメモリエリアポインタが指すメモリエリアに、前記アクセスに際して入力された登録すべきキーワードを格納する前記キーワード登録機能手段と、
    前記契約者情報登録機能手段により起動され、前記キーワードDBの前記取得したメモリエリアポインタが指すメモリエリアから、前記アクセスに際して入力された削除すべきキーワードを削除する前記キーワード削除機能手段と、
    を前記コンピュータに機能させる、
    ことを特徴とする請求項10に記載の迷惑メール着信拒否プログラム。
  12. 前記プログラムは、
    前記迷惑メール着信拒否契約の入力に際して、前記契約者情報DBのアクセス権限の内容がキーワードの参照・登録・削除の権限である旨格納する場合に、当該入力と併せて、キーワードの公開の可否につき入力を受け、当該契約者情報DB、前記キーワードDBの何れかにその可否を登録する前記契約者情報登録機能手段と、
    当該契約者情報登録機能手段により、前記登録された公開の可否を判断し、公開可の場合には、外部からの別のアクセスに対して、その契約者の前記キーワードDBに格納されたキーワードを公開するキーワード公開機能手段と、
    を前記コンピュータに機能させる、
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の迷惑メール着信拒否プログラム。
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