JP2004133500A - 浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システム - Google Patents
浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】各センサにより浴室内の被介護者を含む入浴者の異常状態を検出し、これをリアルタイムに監視センタに報知する技術を提供する。
【解決手段】浴室1内に入室センサ7、人体の有無を検知する赤外線センサ8及び人体の動きを検知する距離センサ9を備え、該センサ7〜9は浴室1内の内壁に固設し、それぞれ防止シール等で被覆し防水処理を施している。CPU装置13は前記入室センサ7、赤外線センサ8及び距離センサ9から導入した信号を演算又は処理制御し、無線信号手段としての携帯電話14を介して監視センタAに、浴室1に生じた入浴者M等の異常状態情報として伝送する。
【選択図】図1
【解決手段】浴室1内に入室センサ7、人体の有無を検知する赤外線センサ8及び人体の動きを検知する距離センサ9を備え、該センサ7〜9は浴室1内の内壁に固設し、それぞれ防止シール等で被覆し防水処理を施している。CPU装置13は前記入室センサ7、赤外線センサ8及び距離センサ9から導入した信号を演算又は処理制御し、無線信号手段としての携帯電話14を介して監視センタAに、浴室1に生じた入浴者M等の異常状態情報として伝送する。
【選択図】図1
Description
【0001】
本発明は、監視カメラ等を使用することなく浴室に於ける入浴者の人体、特に被介護者等の人体を常に監視し、当該入浴者等に異常が発生した場合、これを検出し、外部の監視センタ等に通報することを特徴とする浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般の入浴者や痴呆性老人や乳児等の介護を必要とする被介護者が風呂場等で生じた異常状態すなわち転倒又は住居内のベッドからの転落や家屋外での徘徊等を惹起した場合、介護者や他の家の人達が早急に認識でき得るように、特開平11−341474号公報の技術に示す如く、介護者や他の家の人達の居室にテレビカメラ等の映像手段を設置し、撮像された映像モニタによって介護者や他の家の人達が常に監視するといった異常監視装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の異常監視装置では、介護者はモニタ画面を常時監視している必要があり、また、被介護者や入浴者のプライバシーが侵害される惧れがあるという問題点を有していた。
このような介護者や他の家の人達の負担を軽減する異常監視装置として、人体感知センサをトレイ等の監視しようとする場所に設置し、被介護者や入浴者に生じた異常を検知するといったものがある。しかし、従来の人体感知センサは極めて狭い空間でもって、撮像カメラによる監視しかできず、高価であって、施工が容易で無いという問題を有していた。
【0004】
本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、被介護者や入浴者を常時撮像カメラ等による監視をすることなく迅速に被介護者又は入浴者の異常を介護者や外の家の人達又は監視センタに通知することができるとともに、施工性に優れた浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、浴室内に赤外線センサや距離センサ等を配備し、入浴者や被介護者の異常があった後、これを監視、検出し、リアルタイムに外部の監視センタに通報すべくして当該入浴者等の救命を図るべくした新規な浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システムを提供するものであって、次の構成、手段から成立する。
【0006】
請求項1記載の発明によれば、浴室に設置した入室センサ、人体の有無を検知する赤外線センサ及び人体の動きを検知する距離センサを備え、前記各センサからの検出信号を演算処理及び/又は判定処理するCPU装置を有したことを特徴とする浴室に於ける人体検出装置である。
【0007】
請求項2記載の発明によれば、浴室に設置した入室センサ、人体の有無を検出する赤外線センサ及び人体の動きを検知する距離センサを備え、前記各センサからの検出信号を演算処理及び/又は判定処理するCPU装置と、該CPU装置からの信号で発信する携帯電話を含む無線通信手段と、該無線通信手段からの信号を受信する監視センタとで構成された浴室に於ける入浴者異常通報システムである。
【0008】
請求項3記載の発明によれば、前記入室センサ、前記人体の有無を検出する赤外線センサ及び前記人体の動きを検知する距離センサは、前記浴室の内壁に固設すると共に防水処理をしたことを特徴とする請求項1又は2記載の浴室に於ける人体検出装置又は入浴者異常通報システムである。
【0009】
請求項4記載の発明によれば、距離センサが浴室天井から浴槽までの距離を設定しかつ入浴者の停止状態有無を検出する構成としたことを特徴とする請求項1又は2記載の浴室に於ける人体検出装置又は入浴者異常通報システムである。
【0010】
請求項5記載の発明によれば、前記入室センサが赤外線センサでなることを特徴とする請求項1又は2記載の浴室に於ける人体検出装置又は入浴者異常通報システムである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係る浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システムの実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
図1は本発明に係る浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システムの実施の形態を示す構成図である。これについて説明することより、本発明に係る実施の形態を明らかにする。
【0013】
また図1は、浴室1、温水機器2、該温水機器2を遠隔位置から操作する浴室1に設置した風呂リモコン3を接続した状態を示す説明図であり、浴室1内部には浴槽4及び洗場5を設けてある。6は浴室1への出入口である。7〜9はセンサであり、7は入室センサ、8は人体の有無を検知する赤外線センサ、9は人体の動きを検知する距離センサである。そして、該センサ7〜9は浴室1内の内壁に固設し、かつ、それぞれ防止シール等で被覆し防水処理を施している。その詳細については後述するが、浴室乾燥機10には入室センサ7、赤外線センサ及び距離センサによる検出情報を無線で送信する送信機を設けてある。そして入室センサ7は、本実施の形態では浴室乾燥機10のケース内に取り付けているが、この実施例に限ることなく、カセット式にして、浴室乾燥機10と一体的に取り付けても良い。人体センサは、介護者又は被介護者や入浴者Mが浴室出入口6へ入ったかどうかを検知する入室センサ7と、浴室1内の主として洗場5に介護者又は被介護者や入浴者が存在しているかどうかを熱検知により検知する赤外線センサ8と、浴室1内の主として浴槽4における人体の動き検知する距離センサ9とから構成している。該距離センサ9は例えば距離計測器を含んで構成している。
ここで、被介護者は自身で入浴できる程度の能力を有する。自身で入浴できる能力のない被介護者は介護者が異常状態になるかどうかで各センサ7〜9が感知する構成とする。
【0014】
浴室1には温水機器2を遠隔操作する風呂リモコン3を設置している。ここで、温水機器2とは、給湯等水を加熱するための熱器であり、具体的には給湯器付風呂釜、給湯器付暖房機、温水暖房機、給湯器等により構成されている。温水機器2にはガスを燃料とするもののみならず石油を燃料とするものでもよい。図1のものにおいては、まず温水機器2と風呂リモコン3とがケーブル11で接続されている。
【0015】
そして、温水機器2の内部には熱交換器及びバーナが内蔵されており、制御のための各種センサを設けてある。また、温水機器2から浴槽4に対して給湯を導入する導通管12が接続配管されている。
【0016】
13はCPU装置であって、前記センサすなわち、入室センサ7、赤外線センサ8及び距離センサ9からの導入した信号を演算又は処理制御する機能を有しており、中央制御手段である。そして、各センサ7〜9からの信号は前記CPU装置13に導入され処理制御されて、後述する無線信号手段としての携帯電話14を介して監視センタAに異常状態情報としてデータ通信として伝送される。図中14aは携帯電話14のアンテナである。監視センタAに無線で通信する無線通信手段としての携帯電話14は、例えばモデムを介して前記CPU装置13に接続されている。そして、該携帯電話14等は例えば浴室1内のいずれかの部位に設置し、前記CPU装置13から出力されたセンサ7〜9の情報を前記監視センタAに無線で通信する。また、前記CPU装置は例えば前記浴室乾燥機10内に装備してもよい。
尚、前記携帯電話14は個人携帯電話システム(PHS)、その他情報端末器等で代用してもよく、情報を通信できる機器であればよく、前記モデムを省略し、デジタル通信にも適用できる。
【0017】
次に図2に基づき、本発明に係る監視センタAについて説明する。
該監視センタAは前述したように無線通信手段としての携帯電話14から自動的又は入浴者M等の操作によりデータ信号又は音声信号が送信され、これを受信する。そして、監視センタAでは入浴者M等の人体に係る異常各種諸情報例えば、浴室1で転倒したままの状態や浴槽4内の湯の中に沈んだままの状態等の情報を導入し、パソコン等で表示し情報受信確認を行なう。
15は、通信手段であって、コンピュータ装置151、通信制御装置152及びデータベースユニット153から成る。該デ―タベースユニット153は各家庭や介護病院等と監視センタAとの間で契約した各家庭や病院等のクライアント名、住所等のクライアントデータベース153a及びクライアントの地図や町名、番地等の地図データベース153b等を備えている。16は監視センタAのオペレータが操作することにより、前記クライアントにその旨の情報、例えば、被介護者又は入浴者Mが浴室1で転倒し危険である旨の情報を伝送し、また、上記クライアントデータベース153aを利用してクライアントへ緊急通報をするための表示/伝送手段である。
前記コンピュータ装置151は交換機を含んだ構成であり、前記通信制御装置152を接続し、かつ接続制御されるようになっている。前記データベースユニット153は、顧客管理データ、地図データ、その他、緊急、救急車両等の呼出に関するデータ等を蓄積、保有しているものである。また、これらの諸データは随時新規登録や契約に基づき書込み、消去できる構成としている。
前記通信制御装置152は例えばLANを介して前記データベースユニット153及び表示/伝送手段16を接続している。
【0018】
次に、本発明に係る浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システムの実施の形態に基づく動作を説明する。
【0019】
先ず、浴室1に被介護者又は入浴者M等が入室したか否か等の判別について説明する。図3に示すフローにおいて、被介護者又は入浴者Mが浴室1内に入り始めると、まず待機状態にある入室センサ7が出入口6の入室する人体の動きを検知してオンとなる(ステップS1)と共にタイマセットされ(ステップS2)る。赤外線センサ8が一定時間内に洗場5において被介護者又は入浴者Mの人体を検知すると(ステップS3)、入室したものと判断する(ステップS4)。この入室判定においては、赤外線センサ8を使用し、該赤外線センサ8が検出した後、被介護者又は入浴者Mに係る入室の有無について確実な判定を期すものである。尚、被介護者が介護者に連れ立って入浴する場合もある。この場合は被介護者が異常状態を生じれば該介護者が浴室1等に設置した携帯電話14で監視センタAに報知する。本発明装置の実施例によれば、単独の被介護者又は入浴者Mである場合について説明している。
【0020】
また、浴室1からの退出時においても、赤外線センサ8がオフとなった場合で、かつ距離センサ9が動き量を検知しない場合に浴室1から退出したものと判断させている。赤外線センサ8では浴槽4の湯温を人体温度と誤って判断することがあり得るので、この赤外線センサ52の弱点を他の距離センサ9を使用することで補完している。
また、入浴者M等は常に動いているものであり、当該距離センサ9は浴室天井から浴槽4までの距離を例えば、入浴者又は被介護者Mが通常の姿勢でオン動作するように予め設定し、当該入浴者又は被介護者Mが浴槽4内に沈んでいる時の距離でオフ動作するようにして入浴者や被介護者Mの停止状態有無を検出することにした。つまり、検出設定距離外である場合「人体動作停止」と判断し、入浴者M等に異常が発生した旨、監視センタA等に報知する。
【0021】
そして、赤外線センサ8が洗場5において入浴者M等を検知しなかった場合(ステップS4でノーの場合)でも、浴槽4において距離センサ9により人を検知するとき(ステップS5)、また、所定時間内に赤外線センサ8及び距離センサ9が共に人を検知している場合には、入浴者M等は入室しているものと判断することとしている(ステップS6)。尚、入浴者M等が入室しているものと判断したのちは、各センサ8、9の検知継続時間を平均的な入浴時間に見合うようにタイマセットしている。
【0022】
また、センサすなわち入室センサ7、赤外線センサ8及び距離センサ9の取り付けは、浴室1内の壁面上部やその他に固設しており、浴室乾燥機10内にも取りつけてもよい。この位置は標準的な浴室1において洗場5及び浴槽4を設けた浴室1内の入浴者M等の動きを俯瞰できる最適位置となる。
【0023】
次に、入浴者又は被介護者Mに於ける人体の監視動作について図4に示すフローに基づいて説明する。
図4に示すフローにおいて、前述したように入浴者M等が入室判断がされると、入浴者M等の人体監視のフローに入り(ステップS7)、各センサ7〜9によって前述したように一定時間毎に入浴者M等の人体を検出し、CPU装置13に備えた判定手段により判定させる。
距離センサ9により、入浴者の人体の動きが止まったことを検出した場合には(ステップS8でイエスの場合)、入浴者又は被介護者Mが異常である旨のCPU装置13の判定手段から信号を出力し、距離センサ9側のデータ記憶部から停止した状態に対応する予め記憶させた情報を読み出して、所定時間経過後、携帯電話14で、監視センタAに通信する(ステップS9、ステップS10及びステップS11)。この報知は具体的には、例えば「浴室で人が倒れました」という音声情報等によって報知するようにすればよい。
【0024】
また、前記各センサ7〜9側に前記データ記憶部を設けることで、CPU装置13に内蔵したROM容量を小さくすることができる。この前述した人体動作停止状態をカウンタ等でカウントし、人体動作停止状態が一定時間継続すると異常状態と判定され、前記CPU装置13の判定手段から信号を出力し、携帯電話14に伝送する。該携帯電話14では、例えば「浴室を見に行ってください」という音声情報で報知するようにすればよい。これにより、各センサによる入浴者M等の人体の異常情報を遠隔位置である監視センタAや例えば各家庭の台所等に設置したコンピューター装置等に報知することができる。
【0025】
報知後においては報知を解除する必要があるが、この報知解除の方法としては、報知により浴室1内での被介護者M等の異常事態を知った家の人達が、受信機の報知解除手段、例えば解除用スイッチを操作して報知を解除することにより行えば良く、この結果再び、被介護者M等の人体監視フローに置かれることとなる。この報知解除手段による報知解除がなされない場合には、特定の携帯電話14の電話番号に自動的に外部の監視センタAに発信されるようにしてもよい。これにより、被介護者Mと家族が同居していない場合にも、被介護者Mは安心して入浴することができる。
なお、被介護者M等の人体監視フローにおいて、動き停止がない場合には(ステップS8でノーの場合)、浴室1に入浴者又は被介護者Mがいない状態を検出すると(ステップS12でイエスの場合)、入浴者M等は浴室1から脱出したものと判断される。(ステップS13)。
【0026】
浴室1内には、浴室乾燥機10を設けており、浴室乾燥機10には温風送風用のファンを設けてある。そして、該ファンの前方には高温水を循環させる温水コイルあるいは電気ヒーター等の加熱用の過熱部を設けてある。
【0027】
そして監視センタAが把えた入浴者又は被介護者Mの人体に係る異常諸情報は、緊急自動車や救命車両の出動を促し、救急病院への手配を依頼すべく消防署等の緊急救援センタへ情報を発信する構成としてもよい。
【0028】
【発明の効果】
本発明に係る浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システムは、上述した構成、動作を有するので次の効果がある。
【0029】
請求項1の記載の発明によれば、浴室に設置した入室センサ、人体の有無を検知する赤外線センサ及び人体の動きを検知する距離センサを備え、前記各センサからの検出信号を演算処理及び/又は判定処理するCPU装置を有したことを特徴とする浴室に於ける人体検出装置を提供する。
このような構成としたので、被介護者を含む入浴者等が浴室で異常状態となった際、リアルタイムに他の家の人達に救助を求めることができ、入浴者等の救命を行う効果がある。
【0030】
請求項2の記載の発明によれば、浴室に設置した入室センサ、人体の有無を検出する赤外線センサ及び人体の動きを検知する距離センサを備え、前記各センサからの検出信号を演算処理及び/又は判定処理するCPU装置と、該CPU装置からの信号で発信する携帯電話を含む無線通信手段と、該無線通信手段からの信号を受信する監視センタとで構成された浴室に於ける入浴者異常通報システムを提供する。
このような構成としたので、浴室に於いて入浴者等の異常状態が惹起された場合、直ちに監視センタに通報でき、緊急車両の出動を促すことができるシステムとする効果がある。
【0031】
請求項3の記載の発明によれば、前記入室センサ、前記人体の有無を検出する赤外線センサ及び前記人体の動きを検知する距離センサは、前記浴室の内壁に固設すると共に防水処理をしたことを特徴とする請求項1又は2記載の浴室に於ける人体検出装置又は入浴者異常通報システムを提供する。
このような構成としたので、簡易な構成である各種センサーを使用すること、及び防止機能を高めて耐久性を向上させる装置として実施化容易にする効果がある。
【0032】
請求項4の記載の発明によれば、距離センサが浴室天井から浴槽までの距離を設定しかつ入浴者の停止状態有無を検出する構成としたことを特徴とする請求項1又は2記載の浴室に於ける人体検出装置又は入浴者異常通報システムを提供する。
このような構成としたので、浴槽内等に於いて入浴者等が正常状態であるか否かを適切に判断でき高品質のシステム及び装置を提供できる効果がある。
【0033】
請求項5の記載の発明によれば、前記入室センサが赤外線センサでなることを特徴とする請求項1又は2記載の浴室に於ける人体検出装置又は入浴者異常通報システムを提供する。
このような構成としたので、赤外線センサを入室センサで併用することができ、センサ数を削減し、装置を簡素化する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システムについて実施の形態を示す構成図である。
【図2】本発明に係る浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システムについて実施の形態に備えた監視センタの構成図である。
【図3】本発明に係る浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システムについて実施の形態の動作を示すものであって、入室開始から入室判断までのフローである。
【図4】本発明に係る浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システムについて実施の形態の動作を示すものであって、被介護者等の人体監視のフローである。
【符号の説明】
1 浴室
2 温水機器
3 風呂リモコン
4 浴槽
5 洗場
6 出入口
7 入室センサ
8 赤外線センサ
9 距離センサ
10 浴室乾燥機
11 ケーブル
12 導通管
13 CPU装置
14 携帯電話
14a アンテナ
15 監視センタの通信手段
151 コンピュータ装置
152 通信制御装置
153 データベースユニット
153a クライアントデータベース
153b 地図データベース
16 監視センタの表示/伝送手段
A 監視センタ
M 入浴者(被介護者)
本発明は、監視カメラ等を使用することなく浴室に於ける入浴者の人体、特に被介護者等の人体を常に監視し、当該入浴者等に異常が発生した場合、これを検出し、外部の監視センタ等に通報することを特徴とする浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般の入浴者や痴呆性老人や乳児等の介護を必要とする被介護者が風呂場等で生じた異常状態すなわち転倒又は住居内のベッドからの転落や家屋外での徘徊等を惹起した場合、介護者や他の家の人達が早急に認識でき得るように、特開平11−341474号公報の技術に示す如く、介護者や他の家の人達の居室にテレビカメラ等の映像手段を設置し、撮像された映像モニタによって介護者や他の家の人達が常に監視するといった異常監視装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の異常監視装置では、介護者はモニタ画面を常時監視している必要があり、また、被介護者や入浴者のプライバシーが侵害される惧れがあるという問題点を有していた。
このような介護者や他の家の人達の負担を軽減する異常監視装置として、人体感知センサをトレイ等の監視しようとする場所に設置し、被介護者や入浴者に生じた異常を検知するといったものがある。しかし、従来の人体感知センサは極めて狭い空間でもって、撮像カメラによる監視しかできず、高価であって、施工が容易で無いという問題を有していた。
【0004】
本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、被介護者や入浴者を常時撮像カメラ等による監視をすることなく迅速に被介護者又は入浴者の異常を介護者や外の家の人達又は監視センタに通知することができるとともに、施工性に優れた浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、浴室内に赤外線センサや距離センサ等を配備し、入浴者や被介護者の異常があった後、これを監視、検出し、リアルタイムに外部の監視センタに通報すべくして当該入浴者等の救命を図るべくした新規な浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システムを提供するものであって、次の構成、手段から成立する。
【0006】
請求項1記載の発明によれば、浴室に設置した入室センサ、人体の有無を検知する赤外線センサ及び人体の動きを検知する距離センサを備え、前記各センサからの検出信号を演算処理及び/又は判定処理するCPU装置を有したことを特徴とする浴室に於ける人体検出装置である。
【0007】
請求項2記載の発明によれば、浴室に設置した入室センサ、人体の有無を検出する赤外線センサ及び人体の動きを検知する距離センサを備え、前記各センサからの検出信号を演算処理及び/又は判定処理するCPU装置と、該CPU装置からの信号で発信する携帯電話を含む無線通信手段と、該無線通信手段からの信号を受信する監視センタとで構成された浴室に於ける入浴者異常通報システムである。
【0008】
請求項3記載の発明によれば、前記入室センサ、前記人体の有無を検出する赤外線センサ及び前記人体の動きを検知する距離センサは、前記浴室の内壁に固設すると共に防水処理をしたことを特徴とする請求項1又は2記載の浴室に於ける人体検出装置又は入浴者異常通報システムである。
【0009】
請求項4記載の発明によれば、距離センサが浴室天井から浴槽までの距離を設定しかつ入浴者の停止状態有無を検出する構成としたことを特徴とする請求項1又は2記載の浴室に於ける人体検出装置又は入浴者異常通報システムである。
【0010】
請求項5記載の発明によれば、前記入室センサが赤外線センサでなることを特徴とする請求項1又は2記載の浴室に於ける人体検出装置又は入浴者異常通報システムである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係る浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システムの実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
図1は本発明に係る浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システムの実施の形態を示す構成図である。これについて説明することより、本発明に係る実施の形態を明らかにする。
【0013】
また図1は、浴室1、温水機器2、該温水機器2を遠隔位置から操作する浴室1に設置した風呂リモコン3を接続した状態を示す説明図であり、浴室1内部には浴槽4及び洗場5を設けてある。6は浴室1への出入口である。7〜9はセンサであり、7は入室センサ、8は人体の有無を検知する赤外線センサ、9は人体の動きを検知する距離センサである。そして、該センサ7〜9は浴室1内の内壁に固設し、かつ、それぞれ防止シール等で被覆し防水処理を施している。その詳細については後述するが、浴室乾燥機10には入室センサ7、赤外線センサ及び距離センサによる検出情報を無線で送信する送信機を設けてある。そして入室センサ7は、本実施の形態では浴室乾燥機10のケース内に取り付けているが、この実施例に限ることなく、カセット式にして、浴室乾燥機10と一体的に取り付けても良い。人体センサは、介護者又は被介護者や入浴者Mが浴室出入口6へ入ったかどうかを検知する入室センサ7と、浴室1内の主として洗場5に介護者又は被介護者や入浴者が存在しているかどうかを熱検知により検知する赤外線センサ8と、浴室1内の主として浴槽4における人体の動き検知する距離センサ9とから構成している。該距離センサ9は例えば距離計測器を含んで構成している。
ここで、被介護者は自身で入浴できる程度の能力を有する。自身で入浴できる能力のない被介護者は介護者が異常状態になるかどうかで各センサ7〜9が感知する構成とする。
【0014】
浴室1には温水機器2を遠隔操作する風呂リモコン3を設置している。ここで、温水機器2とは、給湯等水を加熱するための熱器であり、具体的には給湯器付風呂釜、給湯器付暖房機、温水暖房機、給湯器等により構成されている。温水機器2にはガスを燃料とするもののみならず石油を燃料とするものでもよい。図1のものにおいては、まず温水機器2と風呂リモコン3とがケーブル11で接続されている。
【0015】
そして、温水機器2の内部には熱交換器及びバーナが内蔵されており、制御のための各種センサを設けてある。また、温水機器2から浴槽4に対して給湯を導入する導通管12が接続配管されている。
【0016】
13はCPU装置であって、前記センサすなわち、入室センサ7、赤外線センサ8及び距離センサ9からの導入した信号を演算又は処理制御する機能を有しており、中央制御手段である。そして、各センサ7〜9からの信号は前記CPU装置13に導入され処理制御されて、後述する無線信号手段としての携帯電話14を介して監視センタAに異常状態情報としてデータ通信として伝送される。図中14aは携帯電話14のアンテナである。監視センタAに無線で通信する無線通信手段としての携帯電話14は、例えばモデムを介して前記CPU装置13に接続されている。そして、該携帯電話14等は例えば浴室1内のいずれかの部位に設置し、前記CPU装置13から出力されたセンサ7〜9の情報を前記監視センタAに無線で通信する。また、前記CPU装置は例えば前記浴室乾燥機10内に装備してもよい。
尚、前記携帯電話14は個人携帯電話システム(PHS)、その他情報端末器等で代用してもよく、情報を通信できる機器であればよく、前記モデムを省略し、デジタル通信にも適用できる。
【0017】
次に図2に基づき、本発明に係る監視センタAについて説明する。
該監視センタAは前述したように無線通信手段としての携帯電話14から自動的又は入浴者M等の操作によりデータ信号又は音声信号が送信され、これを受信する。そして、監視センタAでは入浴者M等の人体に係る異常各種諸情報例えば、浴室1で転倒したままの状態や浴槽4内の湯の中に沈んだままの状態等の情報を導入し、パソコン等で表示し情報受信確認を行なう。
15は、通信手段であって、コンピュータ装置151、通信制御装置152及びデータベースユニット153から成る。該デ―タベースユニット153は各家庭や介護病院等と監視センタAとの間で契約した各家庭や病院等のクライアント名、住所等のクライアントデータベース153a及びクライアントの地図や町名、番地等の地図データベース153b等を備えている。16は監視センタAのオペレータが操作することにより、前記クライアントにその旨の情報、例えば、被介護者又は入浴者Mが浴室1で転倒し危険である旨の情報を伝送し、また、上記クライアントデータベース153aを利用してクライアントへ緊急通報をするための表示/伝送手段である。
前記コンピュータ装置151は交換機を含んだ構成であり、前記通信制御装置152を接続し、かつ接続制御されるようになっている。前記データベースユニット153は、顧客管理データ、地図データ、その他、緊急、救急車両等の呼出に関するデータ等を蓄積、保有しているものである。また、これらの諸データは随時新規登録や契約に基づき書込み、消去できる構成としている。
前記通信制御装置152は例えばLANを介して前記データベースユニット153及び表示/伝送手段16を接続している。
【0018】
次に、本発明に係る浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システムの実施の形態に基づく動作を説明する。
【0019】
先ず、浴室1に被介護者又は入浴者M等が入室したか否か等の判別について説明する。図3に示すフローにおいて、被介護者又は入浴者Mが浴室1内に入り始めると、まず待機状態にある入室センサ7が出入口6の入室する人体の動きを検知してオンとなる(ステップS1)と共にタイマセットされ(ステップS2)る。赤外線センサ8が一定時間内に洗場5において被介護者又は入浴者Mの人体を検知すると(ステップS3)、入室したものと判断する(ステップS4)。この入室判定においては、赤外線センサ8を使用し、該赤外線センサ8が検出した後、被介護者又は入浴者Mに係る入室の有無について確実な判定を期すものである。尚、被介護者が介護者に連れ立って入浴する場合もある。この場合は被介護者が異常状態を生じれば該介護者が浴室1等に設置した携帯電話14で監視センタAに報知する。本発明装置の実施例によれば、単独の被介護者又は入浴者Mである場合について説明している。
【0020】
また、浴室1からの退出時においても、赤外線センサ8がオフとなった場合で、かつ距離センサ9が動き量を検知しない場合に浴室1から退出したものと判断させている。赤外線センサ8では浴槽4の湯温を人体温度と誤って判断することがあり得るので、この赤外線センサ52の弱点を他の距離センサ9を使用することで補完している。
また、入浴者M等は常に動いているものであり、当該距離センサ9は浴室天井から浴槽4までの距離を例えば、入浴者又は被介護者Mが通常の姿勢でオン動作するように予め設定し、当該入浴者又は被介護者Mが浴槽4内に沈んでいる時の距離でオフ動作するようにして入浴者や被介護者Mの停止状態有無を検出することにした。つまり、検出設定距離外である場合「人体動作停止」と判断し、入浴者M等に異常が発生した旨、監視センタA等に報知する。
【0021】
そして、赤外線センサ8が洗場5において入浴者M等を検知しなかった場合(ステップS4でノーの場合)でも、浴槽4において距離センサ9により人を検知するとき(ステップS5)、また、所定時間内に赤外線センサ8及び距離センサ9が共に人を検知している場合には、入浴者M等は入室しているものと判断することとしている(ステップS6)。尚、入浴者M等が入室しているものと判断したのちは、各センサ8、9の検知継続時間を平均的な入浴時間に見合うようにタイマセットしている。
【0022】
また、センサすなわち入室センサ7、赤外線センサ8及び距離センサ9の取り付けは、浴室1内の壁面上部やその他に固設しており、浴室乾燥機10内にも取りつけてもよい。この位置は標準的な浴室1において洗場5及び浴槽4を設けた浴室1内の入浴者M等の動きを俯瞰できる最適位置となる。
【0023】
次に、入浴者又は被介護者Mに於ける人体の監視動作について図4に示すフローに基づいて説明する。
図4に示すフローにおいて、前述したように入浴者M等が入室判断がされると、入浴者M等の人体監視のフローに入り(ステップS7)、各センサ7〜9によって前述したように一定時間毎に入浴者M等の人体を検出し、CPU装置13に備えた判定手段により判定させる。
距離センサ9により、入浴者の人体の動きが止まったことを検出した場合には(ステップS8でイエスの場合)、入浴者又は被介護者Mが異常である旨のCPU装置13の判定手段から信号を出力し、距離センサ9側のデータ記憶部から停止した状態に対応する予め記憶させた情報を読み出して、所定時間経過後、携帯電話14で、監視センタAに通信する(ステップS9、ステップS10及びステップS11)。この報知は具体的には、例えば「浴室で人が倒れました」という音声情報等によって報知するようにすればよい。
【0024】
また、前記各センサ7〜9側に前記データ記憶部を設けることで、CPU装置13に内蔵したROM容量を小さくすることができる。この前述した人体動作停止状態をカウンタ等でカウントし、人体動作停止状態が一定時間継続すると異常状態と判定され、前記CPU装置13の判定手段から信号を出力し、携帯電話14に伝送する。該携帯電話14では、例えば「浴室を見に行ってください」という音声情報で報知するようにすればよい。これにより、各センサによる入浴者M等の人体の異常情報を遠隔位置である監視センタAや例えば各家庭の台所等に設置したコンピューター装置等に報知することができる。
【0025】
報知後においては報知を解除する必要があるが、この報知解除の方法としては、報知により浴室1内での被介護者M等の異常事態を知った家の人達が、受信機の報知解除手段、例えば解除用スイッチを操作して報知を解除することにより行えば良く、この結果再び、被介護者M等の人体監視フローに置かれることとなる。この報知解除手段による報知解除がなされない場合には、特定の携帯電話14の電話番号に自動的に外部の監視センタAに発信されるようにしてもよい。これにより、被介護者Mと家族が同居していない場合にも、被介護者Mは安心して入浴することができる。
なお、被介護者M等の人体監視フローにおいて、動き停止がない場合には(ステップS8でノーの場合)、浴室1に入浴者又は被介護者Mがいない状態を検出すると(ステップS12でイエスの場合)、入浴者M等は浴室1から脱出したものと判断される。(ステップS13)。
【0026】
浴室1内には、浴室乾燥機10を設けており、浴室乾燥機10には温風送風用のファンを設けてある。そして、該ファンの前方には高温水を循環させる温水コイルあるいは電気ヒーター等の加熱用の過熱部を設けてある。
【0027】
そして監視センタAが把えた入浴者又は被介護者Mの人体に係る異常諸情報は、緊急自動車や救命車両の出動を促し、救急病院への手配を依頼すべく消防署等の緊急救援センタへ情報を発信する構成としてもよい。
【0028】
【発明の効果】
本発明に係る浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システムは、上述した構成、動作を有するので次の効果がある。
【0029】
請求項1の記載の発明によれば、浴室に設置した入室センサ、人体の有無を検知する赤外線センサ及び人体の動きを検知する距離センサを備え、前記各センサからの検出信号を演算処理及び/又は判定処理するCPU装置を有したことを特徴とする浴室に於ける人体検出装置を提供する。
このような構成としたので、被介護者を含む入浴者等が浴室で異常状態となった際、リアルタイムに他の家の人達に救助を求めることができ、入浴者等の救命を行う効果がある。
【0030】
請求項2の記載の発明によれば、浴室に設置した入室センサ、人体の有無を検出する赤外線センサ及び人体の動きを検知する距離センサを備え、前記各センサからの検出信号を演算処理及び/又は判定処理するCPU装置と、該CPU装置からの信号で発信する携帯電話を含む無線通信手段と、該無線通信手段からの信号を受信する監視センタとで構成された浴室に於ける入浴者異常通報システムを提供する。
このような構成としたので、浴室に於いて入浴者等の異常状態が惹起された場合、直ちに監視センタに通報でき、緊急車両の出動を促すことができるシステムとする効果がある。
【0031】
請求項3の記載の発明によれば、前記入室センサ、前記人体の有無を検出する赤外線センサ及び前記人体の動きを検知する距離センサは、前記浴室の内壁に固設すると共に防水処理をしたことを特徴とする請求項1又は2記載の浴室に於ける人体検出装置又は入浴者異常通報システムを提供する。
このような構成としたので、簡易な構成である各種センサーを使用すること、及び防止機能を高めて耐久性を向上させる装置として実施化容易にする効果がある。
【0032】
請求項4の記載の発明によれば、距離センサが浴室天井から浴槽までの距離を設定しかつ入浴者の停止状態有無を検出する構成としたことを特徴とする請求項1又は2記載の浴室に於ける人体検出装置又は入浴者異常通報システムを提供する。
このような構成としたので、浴槽内等に於いて入浴者等が正常状態であるか否かを適切に判断でき高品質のシステム及び装置を提供できる効果がある。
【0033】
請求項5の記載の発明によれば、前記入室センサが赤外線センサでなることを特徴とする請求項1又は2記載の浴室に於ける人体検出装置又は入浴者異常通報システムを提供する。
このような構成としたので、赤外線センサを入室センサで併用することができ、センサ数を削減し、装置を簡素化する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システムについて実施の形態を示す構成図である。
【図2】本発明に係る浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システムについて実施の形態に備えた監視センタの構成図である。
【図3】本発明に係る浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システムについて実施の形態の動作を示すものであって、入室開始から入室判断までのフローである。
【図4】本発明に係る浴室に於ける人体検出装置及び入浴者異常通報システムについて実施の形態の動作を示すものであって、被介護者等の人体監視のフローである。
【符号の説明】
1 浴室
2 温水機器
3 風呂リモコン
4 浴槽
5 洗場
6 出入口
7 入室センサ
8 赤外線センサ
9 距離センサ
10 浴室乾燥機
11 ケーブル
12 導通管
13 CPU装置
14 携帯電話
14a アンテナ
15 監視センタの通信手段
151 コンピュータ装置
152 通信制御装置
153 データベースユニット
153a クライアントデータベース
153b 地図データベース
16 監視センタの表示/伝送手段
A 監視センタ
M 入浴者(被介護者)
Claims (5)
- 浴室に設置した入室センサ、人体の有無を検知する赤外線センサ及び人体の動きを検知する距離センサを備え、前記各センサからの検出信号を演算処理及び/又は判定処理するCPU装置を有したことを特徴とする浴室に於ける人体検出装置。
- 浴室に設置した入室センサ、人体の有無を検出する赤外線センサ及び人体の動きを検知する距離センサを備え、前記各センサからの検出信号を演算処理及び/又は判定処理するCPU装置と、該CPU装置からの信号で発信する携帯電話を含む無線通信手段と、該無線通信手段からの信号を受信する監視センタとで構成された浴室に於ける入浴者異常通報システム。
- 前記入室センサ、前記人体の有無を検出する赤外線センサ及び前記人体の動きを検知する距離センサは、前記浴室の内壁に固設すると共に防水処理をしたことを特徴とする請求項1又は2記載の浴室に於ける人体検出装置又は入浴者異常通報システム。
- 距離センサが浴室天井から浴槽までの距離を設定しかつ入浴者の停止状態有無を検出する構成としたことを特徴とする請求項1又は2記載の浴室に於ける人体検出装置又は入浴者異常通報システム。
- 前記入室センサが赤外線センサでなることを特徴とする請求項1又は2記載の浴室に於ける人体検出装置又は入浴者異常通報システム。
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