JP2004133160A - 薄型情報処理装置のスタンド - Google Patents

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宮脇 正男
Satoshi Hamazaki
浜崎 聡
Tatsuhiko Matsuoka
松岡 達彦
Takeshi Nakagawa
中川 毅
Masaaki Nagashima
永島 正章
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Abstract

【課題】薄型情報処理装置の画像表示部を傾斜させた場合の重心位置の変化による安定性の低下を抑えつつ、スタンドの面積を低減させる。
【解決手段】スタンドの一部、すなわち補助ベース板302または画像表示部を前後にスライド可能に実装する。さらに、画像表示部を前後に傾斜させたときに、チルト機構稼動部201がそれに伴って傾斜し、傾斜による回転運動を歯車301,701,702等を用いて、直線運動に変換し、自動的にスタンドの一部、すなわち補助ベース板302、もしくは画像表示部を前後にスライドさせる。この結果、画像表示部を傾斜させても、全体の重心の位置を常にスタンドベース203の中心に保つことができる。
【選択図】    図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示部を有する情報処理装置に関し、特にその情報処理装置のスタンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、薄型の表示装置としては、例えば液晶ディスプレイやプラズマ・ディスプレイ・パネルなどがある。前者は、液晶が持つ性質のうち、電圧を掛けると分子の配列が変わることを利用するもので、薄型化が可能で、消費電力が小さいという利点がある。液晶材料と配向により、電界による複屈折効果の変化を偏光板を用いて光変調を行うモードと、光散乱を利用するモード(偏光板は不要)がある。
【0003】
後者は、表示セルと呼ぶ小さな放電管を多数マトリクス状に配列し、各表示セルの明るさを制御して、画像を出すもので、電極が誘電体層に覆われて放電空間に露出せず、誘電体の作用でメモリ機能を果るAC型と、電極が放電空間に露出して、電圧を加えた期間だけ放電を起すDC型とがある。
【0004】
このような薄型表示装置において、従来の画像表示部およびチルト機構(傾斜機構)ならびにスタンド部を有する情報処理装置では、例えば、特開2000−47599号公報に記載された技術が知られている。この従来技術は、スタンド部に平行にスライドする出没可能な補助ベース板を設けて、その補助ベース板をスライドさせて設置面積を大きくし、装置の安定性を増大させるものである。
【0005】
すなわち、通常、薄型表示装置はチルト機構を持つ。チルト(角度)を変化させると表示装置が傾斜するので、表示装置の重心位置が前後に移動することになり、不安定となる。また、地震などが多い場所では、さらに不安定となって転倒することもあった。そこで、上記公報に記載の提案では、転倒防止を図るために、スタンドのベース部(基礎板)にベース部と平行にスライドして出没可能な補助ベース板を設けることにより、使用時にはこの補助ベース板を引き出すことで、薄型表示装置の不安定性を回避させている。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−47599号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図1は、画像表示部を有する情報処理装置の右側面図である。
図1において、(a)はチルト角度が0°、(b)はチルト角度が30°の場合を示し、101は画像表示部、102はスタンド部、103はチルト中心、104は装置重心である。画像表示部を有する情報処理装置のチルト可動範囲は通常前方5°、後方30°である。
【0008】
チルトを傾斜させると、そのチルト角度θに応じて装置重心も移動するので、チルト角度θが30°の場合(Max角度=20°〜30°)は、チルト角度が0°の場合に比べて安定性を確保するために必要なスタンド面積がL1だけ大きくなる。つまり、スタンド面積には、チルト角度θの変化に依存した最適値が存在する。一般的な使用状況では、チルト角度θは後方5〜10°であることが多く、この場合、チルト可動範囲を前方5°、後方30°に設定し、スタンド面積をそのチルト可動範囲に対応させて大きくした装置では、必要以上に大きなスタンドとなり、省スペース性に問題があった。
【0009】
前述の特開2000−47599号公報に記載された技術を用いれば、必要なスタンド面積が小さいチルト角度0°のときは、前述の補助ベース板をスタンドに収納して省スペース化し、必要なスタンド面積の大きいチルト角度30°のときは補助ベース板を引き出して装置の安定化を図ることができるので、使用状況に応じて最適な設置スペースにすることができる。しかし、この技術では補助ベース板を手動で出し入れする必要があり、操作性に問題があった。すなわち、ユーザによって、補助ベース板を最初から出す人、および最初から出さない人に分けられることが多い。出さない人が使用する薄型表示装置が特に問題となる。
【0010】
そこで、本発明の目的は、このような従来の課題を解決し、画像表示部を傾斜させた場合の重心位置の変化による安定性の低下を回避するとともに、スタンドの面積を低減させることが可能な薄型情報処理装置のスタンドを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の画像表示部を有する情報処理装置は、スタンド部に自動的にスライドして移動し、スタンドの設置面積を変化させることが可能な補助ベース板を備え、チルト角度の回転運動を直線運動に変換し、その直線運動を前記補助ベース板に伝えることが可能な機構を備えることを特徴とする。
【0012】
以上の構造により、本発明の画像表示部を有する情報処理装置では、画像表示部を前後に傾斜させると、そのチルト角度の変化により、自動的にスタンド部の補助ベース板がスライドするので、画像表示部の傾斜角度に応じた最適なスタンド部の設置面積を何の操作の必要も無しに実現することができる。
【0013】
また、画像表示部全体を前後に水平にスライド可能な機構を備え、チルト角度の回転運動を直線運動に変換し、その直線運動を画像表示部全体のスライド機構に伝えることが可能な機構を備える構成にした場合には、チルト角度が変化しても、そのチルト角度に応じて画像表示部全体が前後にスライドするので、画像表示部の重心位置を常にスタンドの中心に保つことができる。
以上の構造により、チルト角度を変更しても、スタンドの面積を変化させることなく、最小のスタンド面積で装置の安定性を保つことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を、図面により詳細に説明する。
図2は、一般的なチルト機構を備えたスタンド部の側面図である。
図2において、201はチルト機構稼動部、202はチルト機構固定部、203はスタンドベースである。チルト機構稼動部201は画像表示部101と結合され、チルト機構固定部202はチルト機構稼動部201と回動可能に結合され、チルト機構固定部202はスタンドベース203と結合される。この構造により、画像表示部101をチルト中心103を中心として前後に傾斜させることができる。図2に示す基礎的構造を基にして、本発明の第1〜第7の実施形態について説明する。
【0015】
なお、実施形態を説明するための各図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
スタンド部の補助ベース板をチルト角度の変化により、自動でスライドさせるには、(1)歯車を用いる方法、(2)カムを用いる方法、(3)リンク機構を用いる方法などがある。以下に、これらについて順次説明する。
【0016】
(第1の実施形態)
図3は、本発明の第1の実施形態を示すもので、歯車を用いた補助ベース板のスライド機構を備えたスタンド部の側面図である。
図3(a)は画像表示部が垂直の時の側面図であり、(b)は画像表示部101を後方に傾斜させたときの側面図である。301は歯車A、302は補助ベース板、303はラック部である。歯車A301はチルト機構稼動部201に結合され、画像表示部101の傾斜と共に回動する。補助ベース板302はラック部303を備え、ラック部303は歯車A301と組み合わさっている。歯車A301とラック部303の組み合わせにより、画像表示部101の傾斜による回転運動を補助ベース板302の直線運動に変換することができる。
【0017】
本構造では、ラック部303を歯車A301の上側に配置することで、画像表示部101を後方に傾斜させると、歯車A301が矢印Aの方向に回転し、補助ベース板302が矢印Bの方向に運動して、重心の位置が後方に移動した分、スタンド部の設置面積を後方に拡大させることができる。同様に、画像表示部101を後方に傾斜させた状態から、垂直に戻す場合も、歯車Aと補助ベース板302が前述と逆方向に動くので、重心の位置が前方に移動した分、スタンド部の設置面積を縮小させることができる。
【0018】
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態を示すもので、カム機構を用いた補助ベース板のスライド機構を用いたスタンド部の側面図である。
図4(a)は画像表示部101が垂直の時の側面図であり、図4(b)は画像表示部101を後方に傾斜させたときの側面図であり、図4(c)はカム401とローラ402と補助ベース板302との関連を示す斜視図である。
図中、401はカム、402はローラ、403はバネ、404はスタンドカバーである。カム401はチルト機構稼動部201に結合され、画像表示部101の傾斜と共に回動する。ローラ402は補助ベース板302に結合され、このローラ402によりカムの回転運動を補助ベース板302の直線運動にスムーズに変換することができる。
【0019】
バネ403は、補助ベース板302とスタンドカバー404の間にあり、チルト角度を前方に変化させた時に補助ベース板302を前方にスライドさせる働きがある。本構造により、画像表示部101を後方に傾斜させると(図4(b)参照)、カム401が矢印Aの方向に回転し、補助ベース板302が矢印Bの方向に運動して、重心の位置が後方に移動した分、スタンド部の設置面積を後方に拡大させることができる。
【0020】
(第3の実施形態)
図5は、本発明の第3の実施形態を示すもので、リンク機構を用いた補助ベース板のスライド機構を用いたスタンド部の側面図である。
図5(a)は画像表示部が垂直の時の側面図であり、図5(b)は画像表示部を後方に傾斜させたときの側面図である。501はリンクバーである。リンクバー501は、チルト機構稼動部201と補助ベース板302に結合されており、その各々の結合部で回動可能に結合されている。このリンクバー501のリンク機構により、チルト機構稼動部201の回転運動を補助ベース板302の直線運動に変換することができる。
【0021】
本構造により、画像表示部101を後方に傾斜させると(図5(b)参照)、チルト機構稼動部201が矢印Aの方向に回転し、補助ベース板302が矢印Bの方向に運動して、重心の位置が後方に移動した分、スタンド部の設置面積を後方に拡大させることができる。同様に、画像表示部101を後方に傾斜させた状態から、垂直に戻す場合も、リンクバー501と補助ベース板302が前述と逆方向に動くので、重心の位置が前方に移動した分、スタンド部の設置面積を縮小させることができる。
【0022】
(第4の実施形態)
図6は、本発明の第4の実施形態を示すもので、歯車を用いた錘部のスライド機構を用いたスタンド部の側面図である。
図6(a)は画像表示部が垂直の時の側面図であり、図6(b)は画像表示部を後方に傾斜させたときの側面図である。本実施形態では、他の実施形態と異なり、補助ベース板を自動的に移動させることなく、単に錘部の重心位置を内部で自動的に移動させるだけであって、面積の縮小化という点では最も優れている。
図中、601は錘部である。歯車A301はチルト機構稼動部201に結合され、画像表示部101の傾斜と共に回動する。錘部601はラック部303を備え、ラック部303は歯車A301と組み合わさっている。歯車A301とラック部303の組み合わせにより、画像表示部101の傾斜による回転運動を錘部601の直線運動に変換することができる。
【0023】
本構造では、ラック部303を歯車A301の下側に配置することで、画像表示部101を後方に傾斜させると(図6(b)参照)、歯車A301が矢印Aの方向に回転し、錘部601が矢印Cの方向に運動して、画像表示部101の重心の位置が後方に下がった分、スタンド部の重心を前方に移動させて装置の安定化を図ることができる。
【0024】
(第5の実施形態)
図7は、本発明の第5の実施形態を示すもので、複数の歯車を用いた補助ベース板のスライド機構を用いたスタンド部の斜視図である。
図7(a)は画像表示部101が垂直の時の斜視図であり、(b)は画像表示部101を後方に傾斜させたときの側面図である。図中、701は歯車B、702はシャフト、703は歯車C、704は補助ベース板ガイドである。歯車A301はチルト機構稼動部201に結合され、画像表示部101の傾斜と共に回動する。
【0025】
歯車B701は、歯車A301と組み合わさっており、歯車A301が回転すると、歯車A301とは逆方向に回転する。シャフト702は、チルト機構固定部202と結合され、さらに、歯車B701と歯車C703に結合されているので、歯車B701の回転を歯車C703に伝えることができる。補助ベース板ガイド704はスタンドベース203と結合され、補助ベース板302が前後にスライドする時のガイドをすることができる。
【0026】
補助ベース板302はラック部303を備え、ラック部303は歯車C703と組み合わさっている。歯車C703とラック部303の組み合わせにより、歯車C703の回転運動を補助ベース板302の直線運動に変換することができる。以上の説明により、本構造では、画像表示部101を傾斜させると(図7(b)参照)、歯車A301が矢印Aの方向に回転し、その回転により歯車B701と歯車C703が矢印Dの方向に回転し、補助ベース板302が矢印Bの方向に運動して、重心の位置が後ろに下がった分、スタンド部の設置面積を後方に拡大させることができる。
【0027】
また、本構造では、歯車A301と歯車B701の組み合わせにより、歯車Aの回転を逆方向に変換しているので、ラック部303を歯車Aより下側に配置でき、図3に示す構造(第1の実施形態)よりも設置スペースを軽減できる。
また、図3の構造では、補助ベース板302のスライド幅を大きくするには歯車A301を大きくする必要がある。一方、本構造では歯車B701を歯車A301より小さくするとともに、歯車C703を歯車B701よりも大きくすることで、歯車A301の回転角度よりも歯車C703の回転角度を増大できる。
これにより、本構造では、歯車A301を大きくすることなく、補助ベース板302のスライド幅を調節可能にすることができるので、設置スペースを軽減できる。
【0028】
(第6の実施形態)
図8は、本発明の第6の実施形態を示すもので、複数の歯車を用いた画像表示部のスライド機構を用いたスタンド部の斜視図である。
図8(a)は画像表示部101が垂直の時の斜視図であり、図8(b)は画像表示部101を後方に傾斜させたときの側面図であり、図8(c)は画像表示部の傾斜の角度による重心の変化を示す図である。図8(c)に示すように、チルト機構稼動部201Aが垂直位置のときには全体の重心は稼動部201の真下に位置するのに対して、チルト機構稼動部201Bのように、後方に傾斜させた場合には、画像表示部101の重心は後方に移動するので、ベース部の重心を稼動部201とスタンドベース203の結合部の位置に移動させ、重心を前方に移すことにより、釣合いをとって、全体の重心を中央に置くことができる。
図中、801はチルト機構固定部ガイドである。チルト機構稼動部201は画像表示部101と結合され、チルト機構固定部202はチルト機構稼動部201と回動可能に結合され、チルト機構固定部ガイド801はスタンドベース203と結合される。
【0029】
チルト機構固定部202は、スタンドベース203と結合されておらず、チルト機構固定部ガイド801により、前後にスライド可能にガイドされている。
歯車A301は、チルト機構稼動部201に結合され、画像表示部101の傾斜と共に回動する。歯車B701は歯車A301と組み合わさっており、歯車A301が回転すると歯車A301とは逆方向に回転する。
【0030】
シャフト702はチルト機構固定部202と結合され、さらに、歯車B701と歯車C703に結合されているので、歯車B701の回転を歯車C703に伝えることができる。スタンドベース203はラック部303を備え、ラック部303は歯車C703と組み合わさっている。歯車C703とラック部303の組み合わせにより、歯車C703の回転運動をチルト機構固定部202の直線運動に変換することができる。チルト機構固定部202がスライドすると、チルト機構稼動部201、歯車A301、歯車B701、シャフト702、歯車C703も同時にスライドする。
【0031】
画像表示部101もチルト機構稼動部201に結合されているので、同様にスライドする。以上により、本構造では、画像表示部101を傾斜させると(図8(b)参照)、歯車A301が矢印Aの方向に回転し、その回転により歯車B701と歯車C703が矢印Dの方向に回転し、チルト機構固定部202が矢印Eの方向に運動して、重心の位置が後ろに下がった分、画像表示部101を前方に移動させることができる。これにより、画像表示部101を傾斜させても、重心を常にスタンドの中央に位置させることができる。本構造では、補助ベース板を用いないので、画像表示部が垂直の場合だけでなく、画像表示部を傾斜させた場合も、スタンド面積を小さくすることができる。
【0032】
(第7の実施形態)
図9は、本発明の第7の実施形態を示すもので、チルト機構が画像表示部の後方に配置されている場合の情報処理装置の側面図である。
図中、901はベルト、902は歯車Dである。チルト機構稼動部201は画像表示部101と結合され、チルト機構固定部202はチルト機構稼動部201と回動可能に結合され、チルト機構固定部202はスタンドカバー404と結合される。歯車A301は、チルト機構稼動部201に結合され、画像表示部101の傾斜と共に回動する。
【0033】
ベルト901は歯車A301と歯車D902に組み合わさっており、歯車A301が矢印Aの方向に回転すると、ベルト901が矢印Fの方向に運動し、歯車D902が矢印Gの方向に回転するので、歯車A301の回転を歯車D902に伝えることができる。歯車D902はスタンドベース203の下方に回転可能に結合されている。つまり、歯車D902が矢印G方向に回転すると、それに伴ってスタンドベース203を左方向に移動させることができ、重心を前方に移して全体の釣合いをとることができる。
このように、チルト機構が画像表示部101の後方に配置され、位置が高い場合でも、ベルト901と歯車D902を用いることにより、歯車A301の回転を下方に移動できるので、本発明を適用することができる。
【0034】
結局、第1〜第7の実施形態を3つに分類することができる。その第1は、画像表示部101を傾斜させたときの回転運動を、スタンド部の回転運動に変換し、それを補助ベース板の移動につなげるもので、第1〜第3の実施形態と第5の実施形態がこれに相当する。また、第2は、画像表示部101の傾斜を、スタンド部の直線運動に変換する機構を有し、該スタンド部の錘部を水平に移動するもので、第4の実施形態と第6、第7の実施形態がこれに相当する。さらに、第3は、該画像表示部を傾斜させたときの回転運動を、該画像表示部の直線運動に変換し、画像表示部を傾斜させたときに、画像表示部が水平に移動するもので、第6の実施形態がこれに相当する。すなわち、図8(c)に示すように、チルト機構稼動部201Aがチルト機構稼動部201Bに変換することにより、水平に移動し、それに伴って、該全体の重心位置を水平に移動するものである。
【0035】
以上、画像表示部101を後側に傾斜させた場合について、実施例を説明したが、画像表示部101を前側に傾斜させた場合についても、チルト中心を境界として前後に対称な構成をとれば、本実施例を適用可能であり、前後両方向を同時に適応することも可能である。なお、実用の場合には、後側に傾斜させることが多いのは勿論である。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像表示部を前後に傾斜させたときに、自動的にスタンドの一部、もしくは画像表示部が前後にスライドするので、装置の安定性を保ちつつ、スタンドの面積を縮小することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するもので、画像表示部を有する情報処理装置の側面図である。
【図2】本発明の基礎構造を示すもので、一般的なチルト機構を備えたスタンド部の側面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示すもので、歯車を用いて補助ベース板をスライドさせる実施形態の概要を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示すもので、カムを用いて補助ベース板をスライドさせる実施形態の概要を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施形態を示すもので、リンク機構を用いて補助ベース板をスライドさせる実施形態の概要を示す図である。
【図6】本発明の第4の実施形態を示すもので、車を用いて重り部をスライドさせる実施形態の概要を示す図である。
【図7】本発明の第5の実施形態を示すもので、複数の歯車を用いて補助ベース板をスライドさせる実施形態の概要を示す図である。
【図8】本発明の第6の実施形態を示すもので、複数の歯車を用いて画像表示部をスライドさせる実施形態の概要を示す図である。
【図9】本発明の第7の実施形態を示すもので、複数の歯車とベルトを用いた実施形態の概要を示す図である。
【符号の説明】
101…画像表示部、102…スタンド部、103…チルト中心、
104…装置重心、201…チルト機構稼動部、202…チルト機構固定部、
203…スタンドベース、301…歯車A、302…補助ベース板、
303…ラック部、401…カム、402…ローラ、403…バネ、
404…スタンドカバー、501…リンクバー、601…重り部、
701…歯車B、702…シャフト、703…歯車C、
704…補助ベース板ガイド、801…チルト機構固定部ガイド、
901…ベルト、902…歯車D。

Claims (3)

  1. 画像表示部と、画像表示部を保持するスタンド部と画像表示部を傾斜させるチルト機構とを有する情報処理装置のスタンドにおいて、
    該画像表示部を傾斜させたときの回転運動を、該スタンド部の直線運動に変換する機構と、
    該スタンド部の直線運動に伴って、該スタンド部の重心位置を水平に移動させる補助ベース板と
    を有することを特徴とする薄型情報処理装置のスタンド。
  2. 画像表示部と、画像表示部を保持するスタンド部と画像表示部を傾斜させるチルト機構とを有する情報処理装置のスタンドにおいて、
    該画像表示部を傾斜させたときの回転運動を、該スタンド部の直線運動に変換する機構と、
    該スタンド部の直線運動に伴って、該スタンド部内で該スタンド部の重心位置を水平に移動させる錘部と
    を有することを特徴とする薄型情報処理装置のスタンド。
  3. 画像表示部と、画像表示部を保持するスタンド部と画像表示部を傾斜させるチルト機構とを有する情報処理装置のスタンドにおいて、
    該画像表示部を傾斜させたときの回転運動を、該画像表示部の直線運動に変換する機構と、
    該画像表示部の直線運動に伴って、該全体の重心位置を水平に移動する機構
    とを有することを特徴とする情報処理装置。
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