JP2004132466A - 収穫機の油貯溜部 - Google Patents
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Abstract
【課題】収穫機のトランスミッションにおいて、ギヤなどの撹拌により油中に発生する気泡をオイルパン部分に儲けた吸い込み口から吸い込むことを少なくする。
【解決手段】左右に二つ割り可能なミッションケース8を、潤滑油を兼ねる作動油のタンクにし、ミッションケース8の左右のケース部8Aの合わせ面に作動油吸い込み用の油路を形成し、油路の吸い込み口54を左右に偏り配置形成することにより吸い込み口を伝動ギヤなどの回転部材から可及的に遠ざけて、回転部材により発生させられた気泡を吸い込むことを少なくする。
【選択図】 図6
【解決手段】左右に二つ割り可能なミッションケース8を、潤滑油を兼ねる作動油のタンクにし、ミッションケース8の左右のケース部8Aの合わせ面に作動油吸い込み用の油路を形成し、油路の吸い込み口54を左右に偏り配置形成することにより吸い込み口を伝動ギヤなどの回転部材から可及的に遠ざけて、回転部材により発生させられた気泡を吸い込むことを少なくする。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、左右に二つ割り可能なミッションケースを、潤滑油を兼ねる作動油のタンクにしてあるコンバインなど収穫機の油貯溜部に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、収穫機の一例であるコンバインにおいてミッションケース内の作動油を刈取り昇降用、穀粒排出用、無段変速用などの作動油として取り出すに、従来では、ミッションケース壁内に形成した作動油吸い込み用の油路の吸い込み口をミッションケースの底部に形成していた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000ー179656号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の技術によるときは、ミッションケース内の伝動ギヤなどミッションケース内の作動油を掻き回して作動油中に気泡を発生させやすい回転部材との位置関係などに対して比較的無頓着に吸い込み口が形成されていたから、回転部材の回転に伴い発生した気泡が吸い込み口から吸い込まれやすいといった欠点があった。
【0005】
本発明の目的は、吸い込み口からの空気の吸い込みを抑制する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る本発明による収穫機の油貯溜部の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0007】
〔特徴〕
左右に二つ割り可能なミッションケースを、潤滑油を兼ねる作動油のタンクにしてある収穫機の油貯溜部であって、前記ミッションケースの左右のケース部の合わせ面に作動油吸い込み用の油路を形成し、前記油路の吸い込み口を左右に偏り配置形成してある点にある。
【0008】
〔作用〕
一般に、伝動ギヤなどミッションケース内の作動油を掻き回す回転部材はミッションケースの左右中央部に配置される。
上記の点に着目して、吸い込み口を左右に偏り配置形成してあるから、吸い込み口を伝動ギヤなどの回転部材から可及的に遠ざけて、ミッションケース内の作動油を油路に吸い込む際、回転部材により発生させられた気泡を吸い込むことを少なくすることができる。
【0009】
しかも、油路を左右のケース部の合わせ面といった形成及び加工などが簡単な箇所に形成してあるから、油路形成を容易に行うことができる。
【0010】
〔効果〕
従って、油路への空気の吸い込みを抑制でき、しかも、油路構成を簡単・安価に行うことができるようになった。
【0011】
請求項2に係る本発明による収穫機の油貯溜部の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0012】
〔特徴〕
上記請求項1に係る本発明による収穫機の油貯溜部において、前記吸い込み口を左右に偏り配置形成する手段が、吸い込み口形成用の開口の左右中央部に口閉塞板を配置する手段である点にある。
【0013】
〔作用〕
口閉塞板を開口に配置することにより左右に偏り配置した吸い込み口を形成するから、口閉塞板の大きさ・形状などを選定することにより所望の大きさ・形状の吸い込み口を形成することができる。
【0014】
〔効果〕
従って、吸い込み口形成を簡単に行えるようになった。
【0015】
請求項3に係る本発明による収穫機の油貯溜部の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0016】
〔特徴〕
上記請求項1に係る本発明による収穫機の油貯溜部において、前記吸い込み口を左右に偏り配置形成する手段が、一方のケース部を、吸い込み口形成用の開口を備えない状態に構成する手段である点にある。
【0017】
〔作用〕
吸い込み口を左右に偏り配置形成することを利用して、一方のケース部を、吸い込み口形成用の開口を備えないものとして形成し、他方のケース部にのみ開口を形成するから、左右に偏り配置する吸い込み口を形成しながらも、一方のケース部については吸い込み口を形成するための設計・構成が不要である。
【0018】
〔効果〕
従って、吸い込み口形成を容易・安価に行えるようになった。
【0019】
【発明の実施の形態】
収穫機の一例である自脱形コンバインは、図1に示すように、走行装置の一例である左右一対のクローラ式走行装置1を備えた機体フレーム2の前部に、植立穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取搬送装置3を昇降自在に連結し、前記機体フレーム2に、前記刈取搬送装置3からの刈取穀稈を受け取って脱穀・選別処理を施す脱穀装置4と、この脱穀装置4からの穀粒を貯留する穀粒タンク5とを搭載し、前記機体フレーム2のうち前記穀粒タンク5の前方箇所に搭乗運転部6を形成し、前記穀粒タンク5から揚送された穀粒を排出する起伏揺動自在なアンローダー11を設け、圧油供給に伴い前記刈取搬送装置3を上昇させるとともに排油に伴い重量で刈取搬送装置3を下降させる刈取昇降用油圧シリンダ3Aと、圧油供給に伴い前記アンローダー11を上昇させるとともに排油に伴い重量でアンローダー11を下降させるアンローダー昇降用用油圧シリンダ11Aとを設けて構成されている。
【0020】
そして、このコンバインでは、図2に示すように、エンジン7からの動力を、その左前方に位置するミッションケース8の左前上部に装備された前後進切り換え自在な静油圧式無段変速装置9にベルトテンション式の主クラッチ10を介して伝達し、その静油圧式無段変速装置9による変速後の動力を、ミッションケース8の下半部に内装された走行用伝動系を介して左右のクローラ式走行装置1に伝達するように構成されている。前記静油圧式無段変速装置9は図外の主変速レバーにより操作されるようになっている。
【0021】
前記走行用伝動系は、前記静油圧式無段変速装置9からの動力が伝達される高低二段のギヤ式変速装置12と、前記左右のクローラ式走行装置1の作動状態を切り換えて走行機体2を操向する油圧式の操向装置とを備えている。前記ギヤ式変速装置12は図外の副変速レバーにより操作されるようになっている。
【0022】
前記操向装置は、前記ギヤ式変速装置12から前記左右のクローラ式走行装置1それぞれへの伝動を格別に断続する左右の爪クラッチ14と、左右のクローラ式走行装置1それぞれを格別に制動する左右の多板ブレーキ15と、バネ16の付勢に抗して爪クラッチ14の切り操作と多板ブレーキ15の制動操作とを行う左右の操向油圧シリンダ17と、バネ18の付勢に抗して左右のクローラ式走行装置1の駆動軸19同士の接続を行う多板式の油圧クラッチ20とを備えている。
【0023】
また、前記操向装置の作動状態の切り換えは、図3に示すように、左右の油圧シリンダ17及び油圧クラッチ20の作動油として油圧ポンプ21によって圧送されるミッションオイル(潤滑油)の流量調節で行われ、その流量調節は、操向用の油路22に介装したシーケンス弁23と切換弁24と可変リリーフ弁25と減圧弁26との作動を制御することで行われ、それらの作動制御は、切換弁24及び可変リリーフ弁25に連係した操作レバー27を操作することで行われるようになっている。
【0024】
前記シーケンス弁23は、操向油圧シリンダ17の最低圧を保証するものである。
【0025】
前記切換弁24は、操作レバー27を中立位置Nに操作すると、左右の操向油圧シリンダ17への作動油の供給を阻止するとともに左右の操向油圧シリンダ17からの作動油の排出を許容する中立状態に切り換えられ、操作レバー27を左右いずれかの第1旋回位置L1,R1から第2旋回位置L2,R2にわたる旋回操作領域内に操作すると、その操作方向に対応する操向油圧シリンダ17への作動油の供給を許容するとともに、その操作方向に反する操向油圧シリンダ17からの作動油の排出を許容する左右いずれかの旋回状態に切り換えられるようになっている。
前記可変リリーフ弁25は、操作レバー27を中立位置N又は左右いずれかの第1旋回位置L1,R1に操作するとリリーフ圧が零になり、左右いずれかの第1旋回位置L1,R1から第2旋回位置L2,R2側に大きく操作するほどリリーフ圧が大きくなるように設定されている。
【0026】
前記減圧弁26は、油圧クラッチ20にかかる圧力を設定以下に抑えるものであって、リリーフ弁28によって、最高圧を規制されるようになっている。つまり、リリーフ弁28により、減圧弁26の最高圧を設定圧に規制することで油圧クラッチ20にかかる最高圧を設定圧に規制するようになっている。
【0027】
従って、操作レバー27を中立位置Nに操作すると、切換弁24が中立状態に切り換えられることで、左右の操向油圧シリンダ17から作動油が排出されて左右の爪クラッチ14の入り状態と左右の多板ブレーキ15の非制動状態とが現出され、又、油圧クラッチ20に作動油が供給されて左右のクローラ式走行装置1の駆動軸19同士を接続する油圧クラッチ20の入り状態が現出されることから、左右のクローラ式走行装置1を等速駆動する直進状態を現出するようになっている。
【0028】
前記操作レバー27を中立位置Nから左側の第1旋回位置L1に操作すると、切換弁24が左旋回状態に切り換えられることで左側の操向油圧シリンダ17に作動油が供給されて左側の爪クラッチ14の切り状態が現出された後、可変リリーフ弁25のリリーフ圧が零のままであることで、左側の操向油圧シリンダ17に供給された作動油がそのまま排出油路部分から排出されて左側の多板ブレーキ15が非制動状態に維持されることから、右側のクローラ式走行装置1を駆動する一方で左側のクローラ式走行装置1を従動させる左緩旋回状態を現出するようになっている。逆に、操作レバー27を中立位置Nから右側の第1旋回位置R1に操作すると、切換弁24が右旋回状態に切り換えられることで右側の操向油圧シリンダ17に作動油が供給されて右側の爪クラッチ14の切り状態が現出された後、可変リリーフ弁25のリリーフ圧が零のままであることで、右側の操向油圧シリンダ17に供給された作動油がそのまま排出油路部分から排出されて右側の多板ブレーキ15が非制動状態に維持されることから、左側のクローラ式走行装置1を駆動する一方で右側のクローラ式走行装置1を従動させる右緩旋回状態を現出するようになっている。
【0029】
なお、前記左右の緩旋回状態では、その現出に伴って減圧弁26の入口側の内圧が低下することで、油圧クラッチ20内の作動油が排出されるようになっており、これによって、油圧クラッチ20が徐々に切り状態に切り換えられて、駆動されるクローラ式走行装置1から従動するクローラ式走行装置1への伝動が徐々に弱められることから、軟弱な圃場であっても直進状態から緩旋回状態への移行をスムーズに行えるようになっている。
【0030】
前記操作レバー27を左側の第1旋回位置L1から第2旋回位置L2に向けて操作していくと、その操作量が大きいほど可変リリーフ弁25のリリーフ圧が大きくなることで、左側の操向油圧シリンダ17に作動油が供給されて左側の多板ブレーキ15が徐々に制動状態に切り換えられることから、右側のクローラ式走行装置1を駆動する一方で左側のクローラ式走行装置1を制動する左急旋回状態をスムーズに現出することができるようになっている。逆に、操作レバー27を右側の第1旋回位置R1から第2旋回位置R2に向けて操作していくと、その操作量が大きいほど可変リリーフ弁25のリリーフ圧が大きくなることで、右側の操向油圧シリンダ17に作動油が供給されて右側の多板ブレーキ15が徐々に制動状態に切り換えられることから、左側のクローラ式走行装置1を駆動する一方で右側のクローラ式走行装置1を制動する右急旋回状態をスムーズに現出することができるようになっている。
【0031】
前記静油圧式無段変速装置9は、ミッションケース8の側壁に凹入構成されており、アキシャル形のピストンポンプ30とピストンモータ31とを備え、これらピストンポンプ30とピストンモータ31とを接続する前進油路32や後進油路33などが形成されたポートブロック34を左側の側壁に連結することで構成されている。
【0032】
前記静油圧式無段変速装置9の入力軸となるピストンポンプ30の入力軸35には、ポートブロック34に向けて冷却風を供給する冷却ファン36が装備されており、これによって、ポートブロック34の冷却を効果的に行うことができて、油温の低下を効率良く行えるようになっている。
【0033】
前記ミッションケース8の後上部には、静油圧式無段変速装置9の入力軸35から伝動される作業用伝動系37が内装されており、その出力軸38と、ミッションケース8の後部上方に配設された刈取搬送装置3の入力軸39とにわたって、作業クラッチの一例であるベルトテンション式の刈取クラッチ40が架設されている。作業用伝動系37は、それに連係した図外の作業用レバーの操作によって、エンジン7からの動力を、中低速走行時に適した作業速度で刈取搬送装置3を駆動させる低速伝動状態と、高速走行時に適した作業速度で刈取搬送装置3を駆動させる高速伝動状態との2段に変速できるように構成されており、走行速度に適した刈取搬送装置3の駆動状態を現出することで、植立穀稈の好適な刈り取り搬送を行えるようになっている。
【0034】
前記操向用の油路22における油圧ポンプ21より上手側の油路部分には、静油圧式無段変速装置9に対するチャージ用の油路43が接続されており、この油路43には、チャージ用油圧ポンプ44、前進油路32に対する逆止弁45、後進油路33に対する逆止弁46、リリーフ弁48が介装されており、リリーフ弁48からの戻り油を冷却用として静油圧式無段変速装置9に供給するようにしている。
【0035】
前記操向用の油圧ポンプ21とチャージ用油圧ポンプ44は、作業用伝動系37の入力軸49で駆動されるトロコイド2連ポンプであり、前記静油圧式無段変速装置9が装備されたミッションケース8の左側の側壁における後上部箇所に、リリーフ弁48を内装したポンプブロック50を連結することで構成されている。
【0036】
51は、刈取昇降及びアンローダー昇降用の油圧回路であって、前記エンジン7で駆動される油圧ポンプ52により圧油を供給されるものである。
【0037】
前記ミッションケース8は、上述したように、潤滑油を兼ねる作動油を貯溜するタンクであって、左右に二つ割り可能に構成されている。そして、図4、図5に示すように、このミッションケース8の左右のケース部8Aの合わせ面には、作動油吸い込み用の油路53が形成されている。
この油路53の吸い込み口54は、図6に示すように、ミッションケース8の下方部に左右に偏り配置される状態で形成されている。その手段は、吸い込み口形成用の開口Aの左右中央に口閉塞板55を配置して、吸い込み口54を左右一対形成する手段であり、この口閉塞板55は、その左右端辺を斜めにカットされていて、端辺のうち最も左右外側に張り出す部分をケース部8Aに接当させることで、つまり、左右のケース部8Aで挟み込まれることで開口Aに対して位置合わせされるようになっている。従って、吸い込み口54は、三角形に形成されている。
【0038】
従って、左右の吸い込み口54は、前記ミッションケース8の底部近くに位置する操向装置の伝動ギヤ58群と同じようなレベルに位置するものの、伝動ギヤ58がミッションケース8の中央寄りに位置することから、これら伝動ギヤ58に対して左右外側に偏り配置し、その結果、伝動ギヤ58の回転で掻き回されることにより発生した気泡が吸い込み口54から油路53に入り込むことが抑制されるのである。
【0039】
また、前記ミッションケース8のうち前記吸い込み口54の近くには、図7にも示すように、エンジン7の冷却ファン7Aで冷却されるオイルクーラを備えた油圧回路Cからミッションケース8への油戻り口56が配置形成されている。
従って、ミッションケース8内に戻った作動油は伝動ギヤ58で掻き回されることが少なくて気泡を発生しがたい状態で直ちに吸い込み口54に吸い込まれる。その結果、気泡が戻り作動油とともに油路53に吸い込まれることを抑制することができるのである。
【0040】
かつ、前記ミッションケース8は、前記静油圧式無段変速装置9の入力軸35と出力軸57との間に位置する仕切り壁59により、上方室60と下方室61との二つに上下で仕切られている。
そして、下方室61には、作動油(潤滑油)を充満収容され、上方室60に油面レベルLが設定されている。
【0041】
前記仕切り壁59の前後中央部には、上方室60と下方室61とを連通させるオイル通路62が形成されている。
【0042】
かつ、前記仕切り壁59には、油圧回路構成用の油路63が形成され、前記上方室60と下方室61とを連通させる空気抜き孔64が形成され、この空気抜き孔64の上下中間部に出口28aを開口させる状態で前記リリーフ弁28のリリーフ通路28Aが形成されている。
【0043】
また、前記ミッションケース8のうち前記仕切り壁59よりも上方箇所には、プラグ65で閉塞される検油口66が形成されている。つまり、ミッションケース8内に作動油を注入する際、その注油に伴って検油口66から作動油が流出することで作動油が設定された油面レベルLに達したことを検出するようになっている。
【0044】
70は、上方室60への給油筒であって、その上部の給油口71は、ブレザー穴72付きのキャップ73で開閉されるようになっており、給油筒70の途中には、気液分離用の拡充空間74を形成する膨張タンク部75が形成されている。
【0045】
〔別実施形態〕
上記実施の形態では、吸い込み口54を左右に偏り配置形成する手段として、開口Aに口閉塞板55を設ける手段を示したが、手段としては、図8、図9に示すように、一方のケース部8Aを、吸い込み口54形成用の開口Aを備えない状態に構成する手段、つまり、開口閉塞壁8aを備えるものに構成する手段であっても良い。
収穫機としては人参収穫機や大根収穫機などであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図
【図2】伝動系統図
【図3】油圧回路図
【図4】一方のケース部の縦断側面図
【図5】他方のケース部の縦断側面図
【図6】ミッションケース要部の正面図
【図7】ミッションケースの側面図
【図8】ケース部要部の縦断側面図
【図9】ケース部要部の縦断正面図
【符号の説明】
8 ミッションケース
8A ケース部
53 油路
54 吸い込み口
A 開口
55 口閉塞板
【発明の属する技術分野】
本発明は、左右に二つ割り可能なミッションケースを、潤滑油を兼ねる作動油のタンクにしてあるコンバインなど収穫機の油貯溜部に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、収穫機の一例であるコンバインにおいてミッションケース内の作動油を刈取り昇降用、穀粒排出用、無段変速用などの作動油として取り出すに、従来では、ミッションケース壁内に形成した作動油吸い込み用の油路の吸い込み口をミッションケースの底部に形成していた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000ー179656号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の技術によるときは、ミッションケース内の伝動ギヤなどミッションケース内の作動油を掻き回して作動油中に気泡を発生させやすい回転部材との位置関係などに対して比較的無頓着に吸い込み口が形成されていたから、回転部材の回転に伴い発生した気泡が吸い込み口から吸い込まれやすいといった欠点があった。
【0005】
本発明の目的は、吸い込み口からの空気の吸い込みを抑制する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る本発明による収穫機の油貯溜部の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0007】
〔特徴〕
左右に二つ割り可能なミッションケースを、潤滑油を兼ねる作動油のタンクにしてある収穫機の油貯溜部であって、前記ミッションケースの左右のケース部の合わせ面に作動油吸い込み用の油路を形成し、前記油路の吸い込み口を左右に偏り配置形成してある点にある。
【0008】
〔作用〕
一般に、伝動ギヤなどミッションケース内の作動油を掻き回す回転部材はミッションケースの左右中央部に配置される。
上記の点に着目して、吸い込み口を左右に偏り配置形成してあるから、吸い込み口を伝動ギヤなどの回転部材から可及的に遠ざけて、ミッションケース内の作動油を油路に吸い込む際、回転部材により発生させられた気泡を吸い込むことを少なくすることができる。
【0009】
しかも、油路を左右のケース部の合わせ面といった形成及び加工などが簡単な箇所に形成してあるから、油路形成を容易に行うことができる。
【0010】
〔効果〕
従って、油路への空気の吸い込みを抑制でき、しかも、油路構成を簡単・安価に行うことができるようになった。
【0011】
請求項2に係る本発明による収穫機の油貯溜部の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0012】
〔特徴〕
上記請求項1に係る本発明による収穫機の油貯溜部において、前記吸い込み口を左右に偏り配置形成する手段が、吸い込み口形成用の開口の左右中央部に口閉塞板を配置する手段である点にある。
【0013】
〔作用〕
口閉塞板を開口に配置することにより左右に偏り配置した吸い込み口を形成するから、口閉塞板の大きさ・形状などを選定することにより所望の大きさ・形状の吸い込み口を形成することができる。
【0014】
〔効果〕
従って、吸い込み口形成を簡単に行えるようになった。
【0015】
請求項3に係る本発明による収穫機の油貯溜部の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0016】
〔特徴〕
上記請求項1に係る本発明による収穫機の油貯溜部において、前記吸い込み口を左右に偏り配置形成する手段が、一方のケース部を、吸い込み口形成用の開口を備えない状態に構成する手段である点にある。
【0017】
〔作用〕
吸い込み口を左右に偏り配置形成することを利用して、一方のケース部を、吸い込み口形成用の開口を備えないものとして形成し、他方のケース部にのみ開口を形成するから、左右に偏り配置する吸い込み口を形成しながらも、一方のケース部については吸い込み口を形成するための設計・構成が不要である。
【0018】
〔効果〕
従って、吸い込み口形成を容易・安価に行えるようになった。
【0019】
【発明の実施の形態】
収穫機の一例である自脱形コンバインは、図1に示すように、走行装置の一例である左右一対のクローラ式走行装置1を備えた機体フレーム2の前部に、植立穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取搬送装置3を昇降自在に連結し、前記機体フレーム2に、前記刈取搬送装置3からの刈取穀稈を受け取って脱穀・選別処理を施す脱穀装置4と、この脱穀装置4からの穀粒を貯留する穀粒タンク5とを搭載し、前記機体フレーム2のうち前記穀粒タンク5の前方箇所に搭乗運転部6を形成し、前記穀粒タンク5から揚送された穀粒を排出する起伏揺動自在なアンローダー11を設け、圧油供給に伴い前記刈取搬送装置3を上昇させるとともに排油に伴い重量で刈取搬送装置3を下降させる刈取昇降用油圧シリンダ3Aと、圧油供給に伴い前記アンローダー11を上昇させるとともに排油に伴い重量でアンローダー11を下降させるアンローダー昇降用用油圧シリンダ11Aとを設けて構成されている。
【0020】
そして、このコンバインでは、図2に示すように、エンジン7からの動力を、その左前方に位置するミッションケース8の左前上部に装備された前後進切り換え自在な静油圧式無段変速装置9にベルトテンション式の主クラッチ10を介して伝達し、その静油圧式無段変速装置9による変速後の動力を、ミッションケース8の下半部に内装された走行用伝動系を介して左右のクローラ式走行装置1に伝達するように構成されている。前記静油圧式無段変速装置9は図外の主変速レバーにより操作されるようになっている。
【0021】
前記走行用伝動系は、前記静油圧式無段変速装置9からの動力が伝達される高低二段のギヤ式変速装置12と、前記左右のクローラ式走行装置1の作動状態を切り換えて走行機体2を操向する油圧式の操向装置とを備えている。前記ギヤ式変速装置12は図外の副変速レバーにより操作されるようになっている。
【0022】
前記操向装置は、前記ギヤ式変速装置12から前記左右のクローラ式走行装置1それぞれへの伝動を格別に断続する左右の爪クラッチ14と、左右のクローラ式走行装置1それぞれを格別に制動する左右の多板ブレーキ15と、バネ16の付勢に抗して爪クラッチ14の切り操作と多板ブレーキ15の制動操作とを行う左右の操向油圧シリンダ17と、バネ18の付勢に抗して左右のクローラ式走行装置1の駆動軸19同士の接続を行う多板式の油圧クラッチ20とを備えている。
【0023】
また、前記操向装置の作動状態の切り換えは、図3に示すように、左右の油圧シリンダ17及び油圧クラッチ20の作動油として油圧ポンプ21によって圧送されるミッションオイル(潤滑油)の流量調節で行われ、その流量調節は、操向用の油路22に介装したシーケンス弁23と切換弁24と可変リリーフ弁25と減圧弁26との作動を制御することで行われ、それらの作動制御は、切換弁24及び可変リリーフ弁25に連係した操作レバー27を操作することで行われるようになっている。
【0024】
前記シーケンス弁23は、操向油圧シリンダ17の最低圧を保証するものである。
【0025】
前記切換弁24は、操作レバー27を中立位置Nに操作すると、左右の操向油圧シリンダ17への作動油の供給を阻止するとともに左右の操向油圧シリンダ17からの作動油の排出を許容する中立状態に切り換えられ、操作レバー27を左右いずれかの第1旋回位置L1,R1から第2旋回位置L2,R2にわたる旋回操作領域内に操作すると、その操作方向に対応する操向油圧シリンダ17への作動油の供給を許容するとともに、その操作方向に反する操向油圧シリンダ17からの作動油の排出を許容する左右いずれかの旋回状態に切り換えられるようになっている。
前記可変リリーフ弁25は、操作レバー27を中立位置N又は左右いずれかの第1旋回位置L1,R1に操作するとリリーフ圧が零になり、左右いずれかの第1旋回位置L1,R1から第2旋回位置L2,R2側に大きく操作するほどリリーフ圧が大きくなるように設定されている。
【0026】
前記減圧弁26は、油圧クラッチ20にかかる圧力を設定以下に抑えるものであって、リリーフ弁28によって、最高圧を規制されるようになっている。つまり、リリーフ弁28により、減圧弁26の最高圧を設定圧に規制することで油圧クラッチ20にかかる最高圧を設定圧に規制するようになっている。
【0027】
従って、操作レバー27を中立位置Nに操作すると、切換弁24が中立状態に切り換えられることで、左右の操向油圧シリンダ17から作動油が排出されて左右の爪クラッチ14の入り状態と左右の多板ブレーキ15の非制動状態とが現出され、又、油圧クラッチ20に作動油が供給されて左右のクローラ式走行装置1の駆動軸19同士を接続する油圧クラッチ20の入り状態が現出されることから、左右のクローラ式走行装置1を等速駆動する直進状態を現出するようになっている。
【0028】
前記操作レバー27を中立位置Nから左側の第1旋回位置L1に操作すると、切換弁24が左旋回状態に切り換えられることで左側の操向油圧シリンダ17に作動油が供給されて左側の爪クラッチ14の切り状態が現出された後、可変リリーフ弁25のリリーフ圧が零のままであることで、左側の操向油圧シリンダ17に供給された作動油がそのまま排出油路部分から排出されて左側の多板ブレーキ15が非制動状態に維持されることから、右側のクローラ式走行装置1を駆動する一方で左側のクローラ式走行装置1を従動させる左緩旋回状態を現出するようになっている。逆に、操作レバー27を中立位置Nから右側の第1旋回位置R1に操作すると、切換弁24が右旋回状態に切り換えられることで右側の操向油圧シリンダ17に作動油が供給されて右側の爪クラッチ14の切り状態が現出された後、可変リリーフ弁25のリリーフ圧が零のままであることで、右側の操向油圧シリンダ17に供給された作動油がそのまま排出油路部分から排出されて右側の多板ブレーキ15が非制動状態に維持されることから、左側のクローラ式走行装置1を駆動する一方で右側のクローラ式走行装置1を従動させる右緩旋回状態を現出するようになっている。
【0029】
なお、前記左右の緩旋回状態では、その現出に伴って減圧弁26の入口側の内圧が低下することで、油圧クラッチ20内の作動油が排出されるようになっており、これによって、油圧クラッチ20が徐々に切り状態に切り換えられて、駆動されるクローラ式走行装置1から従動するクローラ式走行装置1への伝動が徐々に弱められることから、軟弱な圃場であっても直進状態から緩旋回状態への移行をスムーズに行えるようになっている。
【0030】
前記操作レバー27を左側の第1旋回位置L1から第2旋回位置L2に向けて操作していくと、その操作量が大きいほど可変リリーフ弁25のリリーフ圧が大きくなることで、左側の操向油圧シリンダ17に作動油が供給されて左側の多板ブレーキ15が徐々に制動状態に切り換えられることから、右側のクローラ式走行装置1を駆動する一方で左側のクローラ式走行装置1を制動する左急旋回状態をスムーズに現出することができるようになっている。逆に、操作レバー27を右側の第1旋回位置R1から第2旋回位置R2に向けて操作していくと、その操作量が大きいほど可変リリーフ弁25のリリーフ圧が大きくなることで、右側の操向油圧シリンダ17に作動油が供給されて右側の多板ブレーキ15が徐々に制動状態に切り換えられることから、左側のクローラ式走行装置1を駆動する一方で右側のクローラ式走行装置1を制動する右急旋回状態をスムーズに現出することができるようになっている。
【0031】
前記静油圧式無段変速装置9は、ミッションケース8の側壁に凹入構成されており、アキシャル形のピストンポンプ30とピストンモータ31とを備え、これらピストンポンプ30とピストンモータ31とを接続する前進油路32や後進油路33などが形成されたポートブロック34を左側の側壁に連結することで構成されている。
【0032】
前記静油圧式無段変速装置9の入力軸となるピストンポンプ30の入力軸35には、ポートブロック34に向けて冷却風を供給する冷却ファン36が装備されており、これによって、ポートブロック34の冷却を効果的に行うことができて、油温の低下を効率良く行えるようになっている。
【0033】
前記ミッションケース8の後上部には、静油圧式無段変速装置9の入力軸35から伝動される作業用伝動系37が内装されており、その出力軸38と、ミッションケース8の後部上方に配設された刈取搬送装置3の入力軸39とにわたって、作業クラッチの一例であるベルトテンション式の刈取クラッチ40が架設されている。作業用伝動系37は、それに連係した図外の作業用レバーの操作によって、エンジン7からの動力を、中低速走行時に適した作業速度で刈取搬送装置3を駆動させる低速伝動状態と、高速走行時に適した作業速度で刈取搬送装置3を駆動させる高速伝動状態との2段に変速できるように構成されており、走行速度に適した刈取搬送装置3の駆動状態を現出することで、植立穀稈の好適な刈り取り搬送を行えるようになっている。
【0034】
前記操向用の油路22における油圧ポンプ21より上手側の油路部分には、静油圧式無段変速装置9に対するチャージ用の油路43が接続されており、この油路43には、チャージ用油圧ポンプ44、前進油路32に対する逆止弁45、後進油路33に対する逆止弁46、リリーフ弁48が介装されており、リリーフ弁48からの戻り油を冷却用として静油圧式無段変速装置9に供給するようにしている。
【0035】
前記操向用の油圧ポンプ21とチャージ用油圧ポンプ44は、作業用伝動系37の入力軸49で駆動されるトロコイド2連ポンプであり、前記静油圧式無段変速装置9が装備されたミッションケース8の左側の側壁における後上部箇所に、リリーフ弁48を内装したポンプブロック50を連結することで構成されている。
【0036】
51は、刈取昇降及びアンローダー昇降用の油圧回路であって、前記エンジン7で駆動される油圧ポンプ52により圧油を供給されるものである。
【0037】
前記ミッションケース8は、上述したように、潤滑油を兼ねる作動油を貯溜するタンクであって、左右に二つ割り可能に構成されている。そして、図4、図5に示すように、このミッションケース8の左右のケース部8Aの合わせ面には、作動油吸い込み用の油路53が形成されている。
この油路53の吸い込み口54は、図6に示すように、ミッションケース8の下方部に左右に偏り配置される状態で形成されている。その手段は、吸い込み口形成用の開口Aの左右中央に口閉塞板55を配置して、吸い込み口54を左右一対形成する手段であり、この口閉塞板55は、その左右端辺を斜めにカットされていて、端辺のうち最も左右外側に張り出す部分をケース部8Aに接当させることで、つまり、左右のケース部8Aで挟み込まれることで開口Aに対して位置合わせされるようになっている。従って、吸い込み口54は、三角形に形成されている。
【0038】
従って、左右の吸い込み口54は、前記ミッションケース8の底部近くに位置する操向装置の伝動ギヤ58群と同じようなレベルに位置するものの、伝動ギヤ58がミッションケース8の中央寄りに位置することから、これら伝動ギヤ58に対して左右外側に偏り配置し、その結果、伝動ギヤ58の回転で掻き回されることにより発生した気泡が吸い込み口54から油路53に入り込むことが抑制されるのである。
【0039】
また、前記ミッションケース8のうち前記吸い込み口54の近くには、図7にも示すように、エンジン7の冷却ファン7Aで冷却されるオイルクーラを備えた油圧回路Cからミッションケース8への油戻り口56が配置形成されている。
従って、ミッションケース8内に戻った作動油は伝動ギヤ58で掻き回されることが少なくて気泡を発生しがたい状態で直ちに吸い込み口54に吸い込まれる。その結果、気泡が戻り作動油とともに油路53に吸い込まれることを抑制することができるのである。
【0040】
かつ、前記ミッションケース8は、前記静油圧式無段変速装置9の入力軸35と出力軸57との間に位置する仕切り壁59により、上方室60と下方室61との二つに上下で仕切られている。
そして、下方室61には、作動油(潤滑油)を充満収容され、上方室60に油面レベルLが設定されている。
【0041】
前記仕切り壁59の前後中央部には、上方室60と下方室61とを連通させるオイル通路62が形成されている。
【0042】
かつ、前記仕切り壁59には、油圧回路構成用の油路63が形成され、前記上方室60と下方室61とを連通させる空気抜き孔64が形成され、この空気抜き孔64の上下中間部に出口28aを開口させる状態で前記リリーフ弁28のリリーフ通路28Aが形成されている。
【0043】
また、前記ミッションケース8のうち前記仕切り壁59よりも上方箇所には、プラグ65で閉塞される検油口66が形成されている。つまり、ミッションケース8内に作動油を注入する際、その注油に伴って検油口66から作動油が流出することで作動油が設定された油面レベルLに達したことを検出するようになっている。
【0044】
70は、上方室60への給油筒であって、その上部の給油口71は、ブレザー穴72付きのキャップ73で開閉されるようになっており、給油筒70の途中には、気液分離用の拡充空間74を形成する膨張タンク部75が形成されている。
【0045】
〔別実施形態〕
上記実施の形態では、吸い込み口54を左右に偏り配置形成する手段として、開口Aに口閉塞板55を設ける手段を示したが、手段としては、図8、図9に示すように、一方のケース部8Aを、吸い込み口54形成用の開口Aを備えない状態に構成する手段、つまり、開口閉塞壁8aを備えるものに構成する手段であっても良い。
収穫機としては人参収穫機や大根収穫機などであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図
【図2】伝動系統図
【図3】油圧回路図
【図4】一方のケース部の縦断側面図
【図5】他方のケース部の縦断側面図
【図6】ミッションケース要部の正面図
【図7】ミッションケースの側面図
【図8】ケース部要部の縦断側面図
【図9】ケース部要部の縦断正面図
【符号の説明】
8 ミッションケース
8A ケース部
53 油路
54 吸い込み口
A 開口
55 口閉塞板
Claims (3)
- 左右に二つ割り可能なミッションケースを、潤滑油を兼ねる作動油のタンクにしてある収穫機の油貯溜部であって、前記ミッションケースの左右のケース部の合わせ面に作動油吸い込み用の油路を形成し、前記油路の吸い込み口を左右に偏り配置形成してある収穫機の油貯溜部。
- 前記吸い込み口を左右に偏り配置形成する手段が、吸い込み口形成用の開口の左右中央部に口閉塞板を配置する手段である請求項1記載の収穫機の油貯溜部。
- 前記吸い込み口を左右に偏り配置形成する手段が、一方のケース部を、吸い込み口形成用の開口を備えない状態に構成する手段である請求項1記載の収穫機の油貯溜部。
Priority Applications (1)
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JP2002297729A JP2004132466A (ja) | 2002-10-10 | 2002-10-10 | 収穫機の油貯溜部 |
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JP2002297729A JP2004132466A (ja) | 2002-10-10 | 2002-10-10 | 収穫機の油貯溜部 |
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JP2004132466A true JP2004132466A (ja) | 2004-04-30 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007117017A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Kubota Corp | 作業車の油圧回路構造 |
JP2008240791A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Kubota Corp | 作業機の油圧回路 |
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2002
- 2002-10-10 JP JP2002297729A patent/JP2004132466A/ja active Pending
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