JP2004132190A - ガイドベーン兼用弁付きポンプ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ポンプPのケーシング11に内蔵したインペラ13の下流側に、止水用の弁であってこの弁を開いた際は整流用のガイドベーンとなる構造のガイドベーン兼用弁20を設置する。ガイドベーン兼用弁20は、回動軸23を中心に回動することで、止水位置に回動した際は管路を塞ぎ、開放位置に回動した際はインペラ13の下流側の管路内を流れる水の整流を行なうガイドベーンとなる構造に構成されている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガイドベーン兼用弁付きポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、横軸ポンプ設備は、例えば図4に示すように、水槽300の上部にポンプPを設置し、その後段に吐出弁311やフラップ弁313を取り付けて構成されている。ポンプPの内部にはインペラ301が収納されており、このインペラ301の回転駆動は、このインペラ301に連結されたポンプ軸303を駆動装置305によって駆動することで行なわれる。またインペラ301の二次旋回流抑制(ポンプ効率確保)のため、インペラ301の後部には整流用のガイドベーン309が設置されている。なお吐出弁311を設けたのは、ポンプP停止時の水の逆流防止のためである。
【0003】
そして駆動装置305を駆動することでインペラ301を回転駆動すると、水槽300内の水がポンプPの吸込口307から吸い込まれ、インペラ301や吐出弁311等を通過した後にフラップ弁313を押し開いて別の水槽や水路等に排水される。なお吐出弁311の代わりにゲートを設置する場合もある。
【0004】
しかしながら上記従来のポンプ設備においては、ポンプPの後段に、ガイドベーン309及び吐出弁(又はゲート)311を設置する必要があるので、その分ポンプ機場の設置面積を長く(広く)取る必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、ポンプにガイドベーン機能と弁機能(止水機能)を持たせることにより、その設置面積の低減化が図れるガイドベーン兼用弁付きポンプを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため本発明にかかるガイドベーン兼用弁付きポンプは、ポンプのケーシングに内蔵したインペラの下流側に、止水用の弁であってこの弁を開いた際は整流用のガイドベーンとなる構造のガイドベーン兼用弁を設置したことを特徴とする。ポンプにガイドベーン機能と弁機能(止水機能)とを持たせたガイドベーン兼用弁を設置したので、吐出弁の機能とポンプ効率を損なわない機能とを有するポンプ設備の設置面積の低減化が図れる。
【0007】
また本発明は、前記ガイドベーン兼用弁が、回動軸を中心に回動すると共に、止水位置に回動した際はインペラの下流側の管路を塞ぎ、開放位置に回動した際はインペラの下流側の管路内を流れる水の整流を行なうガイドベーンとなる構造に構成されていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態にかかるガイドベーン兼用弁付きポンプPを用いて構成した横軸ポンプ設備の一例を示す概略構成図である。同図に示すようにこの横軸ポンプ設備は、水槽80の上部にガイドベーン兼用弁付きポンプPを設置し、その後段にフラップ弁85を取り付けて構成されている。
【0009】
ガイドベーン兼用弁付きポンプPは、横軸ポンプ用のケーシング11の内部にインペラ13を内蔵し、このインペラ13に駆動装置17によって回転駆動されるポンプ軸15を連結するとともに、インペラ13の下流側(後段)にガイドベーン兼用弁20を設置して構成されている。
【0010】
図2はガイドベーン兼用弁20を示す図であり、図2(a)はガイドベーン兼用弁20を下側から見た斜視図、図2(b)は正面図(ケーシング11内に挿入した状態を示す正面図)である。同図に示すようにガイドベーン兼用弁20は、中央の略円板状でその外径がケーシング11の内径と略同一の弁体機能部21と、弁体機能部21の上下に取り付けられるガイドベーン機能部25とを具備して構成されている。弁体機能部21はその両端に設けた回動軸23,23をケーシング11の外部に突出して回動自在に支持され、図示しない駆動機構によって回転駆動されるように構成されている。一方ガイドベーン機能部25はインペラ13の下流側の管路内において二次旋回流を抑制してポンプ効率を確保するように水の流れを整流する翼形状に形成されており、多数の板状の翼27の間に水流通孔29を形成して適正な流路を形成するように構成されている。このガイドベーン兼用弁20の開放位置(開位置)は、図2(b)に示すように弁体機能部21の面をケーシング11内を流れる水の流れ方向に対して平行に設置したときであり、止水位置(閉位置)は弁体機能部21の面をケーシング11内を流れる水の流れ方向に対して垂直に設置したときである。
【0011】
そして図1に示す横軸ポンプ設備を作動させる場合は、ガイドベーン兼用弁20を開又は閉にした状態で、駆動装置17を駆動してインペラ13を回転駆動し、ガイドベーン兼用弁20が開の状態で水槽80内の水をポンプPの吸込口19から吸い込んで揚水し、インペラ13とガイドベーン兼用弁20を通過した後、フラップ弁85を押し開いて別の水槽や水路等に排水していく。
【0012】
一方この横軸ポンプ設備の運転を停止する場合は、駆動装置17の駆動を停止することで揚水を停止すると共に、ガイドベーン兼用弁20の弁体機能部21を止水位置まで回動することでケーシング11を塞いで水の逆流を防止する。
【0013】
図3(a),(b),(c)はそれぞれ本発明の他の各種ガイドベーン兼用弁20−2,3,4を示す断面図である。同図に示すガイドベーン兼用弁20−2,3,4も、略円板状でその外径がケーシング11−2,3,4の内径と略同一の弁体機能部21−2,3,4と、弁体機能部21−2,3,4の上下に取り付けられるガイドベーン機能部25−2,3,4とを具備して構成されている。
【0014】
なおガイドベーン兼用弁20,20−2,3,4の回動軸23,23−2,3,4は水平に設置する代わりに垂直に設置しても斜めに設置しても良い。またガイドベーン兼用弁の形状・構造は上記ガイドベーン兼用弁20,20−2,3,4の構造に限定されるものではなく、種々の形状・構造のものが考えられ、要は、インペラ13による旋回流を効率よく整流するため、以下の機能▲1▼,▲2▼,▲3▼を持たせた形状とすれば良い。▲1▼整流作用があること。▲2▼水流の通過面積を十分に確保すること。▲3▼強度上問題がないこと。
【0015】
以上本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば上記実施の形態では本発明にかかるガイドベーン兼用弁付きポンプを横軸ポンプ設備に適用した場合について説明したが、縦軸ポンプ設備など、他の各種ポンプ設備にも適用することができる。
【0016】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、ポンプにガイドベーン機能と弁機能(止水機能)とを持たせたガイドベーン兼用弁を設置したので、吐出弁の機能を有し且つポンプ効率を損なわないポンプ設備であっても、その設置面積を低減化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかるガイドベーン兼用弁付きポンプPを用いて構成した横軸ポンプ設備の一例を示す概略構成図である。
【図2】ガイドベーン兼用弁20を示す図であり、図2(a)はガイドベーン兼用弁20を下側から見た斜視図、図2(b)は正面図である。
【図3】図3(a),(b),(c)は本発明の他の各種ガイドベーン兼用弁20−2,3,4を示す断面図である。
【図4】従来の横軸ポンプ設備の一例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
P ガイドベーン兼用弁付きポンプ
11 ケーシング
13 インペラ
15 ポンプ軸
17 駆動装置
19 吸込口
20 ガイドベーン兼用弁
21 弁体機能部
23 回動軸
25 ガイドベーン機能部
27 翼
29 水流通孔
80 水槽
85 フラップ弁
20−2,3,4 ガイドベーン兼用弁
21−2,3,4 弁体機能部
25−2,3,4 ガイドベーン機能部
Claims (2)
- ポンプのケーシングに内蔵したインペラの下流側に、止水用の弁であってこの弁を開いた際は整流用のガイドベーンとなる構造のガイドベーン兼用弁を設置したことを特徴とするガイドベーン兼用弁付きポンプ。
- 前記ガイドベーン兼用弁は、回動軸を中心に回動すると共に、止水位置に回動した際はインペラの下流側の管路を塞ぎ、開放位置に回動した際はインペラの下流側の管路内を流れる水の整流を行なうガイドベーンとなる構造に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のガイドベーン兼用弁付きポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002294829A JP2004132190A (ja) | 2002-10-08 | 2002-10-08 | ガイドベーン兼用弁付きポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002294829A JP2004132190A (ja) | 2002-10-08 | 2002-10-08 | ガイドベーン兼用弁付きポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004132190A true JP2004132190A (ja) | 2004-04-30 |
Family
ID=32285258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002294829A Pending JP2004132190A (ja) | 2002-10-08 | 2002-10-08 | ガイドベーン兼用弁付きポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004132190A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100357612C (zh) * | 2005-12-22 | 2007-12-26 | 上海交通大学 | 轴流风机旋转后导叶 |
CN108278369A (zh) * | 2018-03-09 | 2018-07-13 | 重庆川仪调节阀有限公司 | 单循环导流板式双水冷蝶阀 |
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2002
- 2002-10-08 JP JP2002294829A patent/JP2004132190A/ja active Pending
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CN108278369A (zh) * | 2018-03-09 | 2018-07-13 | 重庆川仪调节阀有限公司 | 单循环导流板式双水冷蝶阀 |
CN108278369B (zh) * | 2018-03-09 | 2024-03-12 | 重庆川仪调节阀有限公司 | 单循环导流板式双水冷蝶阀 |
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