JP2004131854A - 吸湿体を兼ねた緩衝体を有するファウンデーション衣料 - Google Patents

吸湿体を兼ねた緩衝体を有するファウンデーション衣料 Download PDF

Info

Publication number
JP2004131854A
JP2004131854A JP2002294869A JP2002294869A JP2004131854A JP 2004131854 A JP2004131854 A JP 2004131854A JP 2002294869 A JP2002294869 A JP 2002294869A JP 2002294869 A JP2002294869 A JP 2002294869A JP 2004131854 A JP2004131854 A JP 2004131854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
buffer
foundation garment
foundation
cushioning
moisture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002294869A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Kanzaki
神崎 磋利
Sayaka Saito
斉藤 さやか
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Duchess Kk
Duchess KK
Original Assignee
Duchess Kk
Duchess KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Duchess Kk, Duchess KK filed Critical Duchess Kk
Priority to JP2002294869A priority Critical patent/JP2004131854A/ja
Publication of JP2004131854A publication Critical patent/JP2004131854A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Corsets Or Brassieres (AREA)

Abstract

【課題】ファウンデーション衣料の補整用部材等による不快感をなくし、痛みを和らげ、着用感を改良したファウンデーション衣料を提供する。
【解決手段】補整用部材及び又は衣料装着用係止部材を有する肌着において、用いられる補整用部材が肌に圧接する部位の肌と接する面に、吸湿体を兼ねた緩衝体を重ねあわせて設けた。該緩衝体は、透湿性袋体に吸湿性素材を充填してなるもの、又は吸湿性素材を不織布状に集積したもの、多層の組織により構成したもの等であり、該緩衝体を構成する透湿性袋体の一部のみを補整用肌着本体に縫着し、または、該緩衝体を着脱自在に設ける。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボーン、ワイヤー等の補整用部材を有するファウンデーション衣料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、ブラジャー、ウエストニッパー、ガードル、オールインワン、コルセット等のファウンデーション衣料は、着用することによって着用者の体型を補整し、よりファッション美学上好ましい人体シルエットを得るために、ボーン、ワイヤー、弾性シート状片等の弾性体などを使用している。
例えば、従来のブラジャーを例にとって説明すると、図6Aに示すように、ブラジャー101のトップ即ちブラジャーバスト中心上縁102から左右のバストカップ103の下縁104に沿って左右バストカップ103の夫々に対してボーン又はワイヤー105等よりなるバストカップ補整用部材が使用されている。更に、脇身頃布106には、脇線107に沿って脇下補整用部材108が使用されている。
【0003】
補整用部材について更に述べると、図6Bに示すようにバストカップ補整用部材であるボーン又はワイヤー105は、図6Cに示す一般的には鋼或は合成樹脂からなるボーン又はワイヤー105がバストカップ103の下縁104に沿って、例えばブラジャー裏面に形成された袋状布片109に収容されるなどして設けられ、更には脇線107部分には身体の丈方向脇線を補整する為の図6Dに示すような平らなフィルム状の補整用部材108がボーン又はワイヤー105と同様に袋状布片110内に収容されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
上記のようなブラジャー等のファウンデーション衣料に使用する補整用部材は、補整効果が高いことから強度(剛性)が高い材質である鋼等が多く使用される。また、肩紐(ストラップ)のアジャスターや着脱用のフック等も、強度が必要なことから鋼等の金属、硬質樹脂等が使用される。しかしながら、ファウンデーション衣料は、人体皮膚に直接接触する衣料であるうえ、着用時に人体に対してかなりの圧力をかけて着用されるので、製品本体を構成している繊維の柔軟さに比べて補整用部材は異質なものであって、該補整用部材は、その部位によっては人体骨格に圧迫感と刺激を与え、中には苦痛を伴うことがある。又、この補整用部材の人体への装着部位は、多くが発汗性の高い部位でもあり、汗を全く吸収しない補整用部材が圧着されることは不快に感じることが多い。
【0005】
ボーン等の補整用部材も、人体骨格に沿って均等に接触している場合は、さほど抵抗はないが、特に図6Aに示すバストカップ103の下縁104において、多くのボーン又はワイヤー105は図6Cに示す如く乳房外輪を形成する略半球状をなしているが、本来、この半球を為す乳房底辺は人体楕円柱体湾曲部にあたり、奥行きのある凹状を形成している。然るに現市販のボーンは完全にフラットなものであり、結果、当該ボーンを構成した製品(ブラジャー等)を着用する場合、着用の引張り張力が人体楕円柱体湾曲部に位置する半球状ボーン下部を支点とする曲力が働き、その結果人体胸骨に挟まれた皮膚を強圧し、痛みを発生させる等の問題を生ずる。
【0006】
【特許文献1】
特許第2835312号公報 (第2〜5欄、図1〜5,10)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このようなファウンデーション衣料に見られる不快感をなくし、痛みを和らげ、しかも汗の吸収を兼ねた緩衝体を補整用部材と共に用いることにより着用感を改良したファウンデーション衣料を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この出願の発明は、ワイヤー、ボーン等の補整用部材及び又は衣料着装用係止部材を有する肌着において、用いられる前記部材が肌に圧接する部位の肌と接する面に、吸湿体を兼ねた緩衝体を重ね合わせ設けてなるファウンデーション衣料に係る。該緩衝体は、透湿性袋体に吸湿性素材を充填してなるもの、吸湿性素材を不織布状(綿状)に集積してなるもの、緩衝を優先する発泡体と当該綿状吸湿性素材を複合するもの、或は該緩衝体が、2層又は3層の編地又は織地よりなり、肌に接する層をより吸発散性の高い素材(糸質または編織組織)とし、肌に接する層と最内層を連結する中空層は、弾性と最内層の吸湿層への水分伝導の役割をもたせる。該緩衝体は、補整用肌着に着脱自在に設けるか、又は、該緩衝体を構成する透湿性袋体周縁の一部のみを、肌着本体に縫着している。更に、該緩衝体を筒状とし、衣料着装用係止部材の外周を囲うように設けることが出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明は、ファウンデーション衣料に、吸湿体を兼ねた緩衝体を設けた点に特徴を有するが、前記緩衝体は、ボーン,ワイヤー等の補整用部材の端部或は衣料着装用係止部材のいずれか又は双方が肌に当接し肌を刺激する状態が生じる恐れのある部位に設けるものである。
【0010】
緩衝体を取り付ける部位についての具体例をブラジャーについて説明すると、補整用部材に対する緩衝体は、ブラジャー本体にあっては第1にバストカップ下部にバストを囲って設けられた弓状のワイヤーボーンの両端がそれぞれ位置するブラジャートップと脇ぐり上端、第2に上記弓状のワイヤーボーンの円弧が存在するアンダーバスト部、第3に脇線部分に上下に延びるフィルム状ボーンの脇ぐり上端、第4に上記フィルム状ボーンがアンダーバスト線と交差する部位などが考えられ、衣料着装用係止部材に対する緩衝体は、ストラップの長さを調節するストラップリングとアジャスター部分、背部の止め具部分などがある。
【0011】
本発明を適用することができるファウンデーション衣料としては、上記ブラジャー以外にも、図5Aのストラップレスブラジャー、図5Bのウエストニッパー、図5Cのガードル、図5Dの水着、図5Eのオールインワン、図5Fのコルセット付スカート、その他補整機能を持った水着、ドレス、開閉又は調整のための硬質部材を有する衣料等、補整用部材、衣料着装用係止部材が用いられている衣料である。
【0012】
本発明によるファウンデーション衣料の一例であるブラジャーについて図1乃至図4により説明する。ボーン,ワイヤー等の補整用部材に対し緩衝体を取付ける態様につき先ず説明する。図1Aは、ブラジャーの第一の具体例を示すものであり、ワイヤー,ボーン等の補整用部材を有するブラジャー1の正面中心のブラジャートップ即ちブラジャーバスト中心上縁2より右側部分の裏面と背部の係合部分を示す展開図である。バストカップ3と身頃4とが接合されるバストカップ3の周縁部分5には、ブラジャーバスト中心上縁2からバスト脇部上縁にかけてテープ状布片6を身頃4に縫着して袋体6aを形成し(図4A)、補整用の弓状に形成されたワイヤーボーン7を該袋体6aに内包させている。更に、ブラジャー1の身頃4のアームピット部には、身丈方向にテープ状布片8を縫着して袋体8aを形成し、該袋体8a内に身体の脇線を補整するためのフィルム状のボーン9を内包させている。これらの取付け手段は、いずれもテープ状布片6,8を用いているが、テープ状布片6,8に代え柔軟な筒状生地6b,8bを所定位置に縫着等して固定し、その中にワイヤーボーン7を挿入しても、或は、あらかじめワイヤーボーン7を挿入した筒状生地6b,8bを身頃地に縫着しても良い。(図4B,C)。
【0013】
ブラジャー1に使用される補整用部材であるワイヤーボーン7,フィルム状のボーン9は、前記のように通常テープ状布片6,8とブラジャー本体の身頃4の布片とで形成される袋体6a,8a中に挿入遊嵌されているが、本発明においては、補整用部材が特に身体に苦痛を与える部位、即ち、ワイヤーボーン7とフィルム状のボーン9の両端が位置する部分、及び前述のバスト補整用弓状ワイヤーボーン7の円弧が存在するアンダーバスト部に汗等の吸湿体を兼ねた緩衝体10,11,12,14を設けている。
【0014】
上記位置は、詳細にはワイヤーボーン7の両端が位置するブラジャートップ2とバストカップ3の脇ぐり上端に緩衝体10,11を、また、身頃4の脇線部分に設けられたボーン9の上端9aが位置する脇下部分に緩衝体12をそれぞれ設けている。更に、アンダーバスト部に近接して位置するワイヤーボーン7の弓状部分を覆い、かつ、アンダーバスト線13からバストカップ3の上方に向かって、弧状に凸出しバストカップ3の下部及びフィルム状のボーン9を挿入した袋体8aの下部を覆うように展開する山形の緩衝体14を設けている。
【0015】
次に、本発明によるブラジャーの第二の具体例を図2,図4に示す。第2の具体例においては、ブラジャーに使用されているバスト補整用のワイヤーボーン7と、脇線補整用のフィルム状ボーン9の両者を覆うように、ブラジャー身頃のバストカップ3の下縁よりアンダーバスト線13に至る身頃部分と脇線までの身頃部分の、肌に接するブラジャー裏面に凹字状に展開する緩衝体21を設ける。図4Aは、図2のIV−IV線における部分断面図であり、緩衝体21は図3Aに示した構成のものを使用しているが図3Bに示す編地或は同Cに示す不織布を使用しても差し支えない。
緩衝体21の他の取付例を図4Bに示す。緩衝体21は、その下端部を身頃4の下端に揃えて重ね、更にその上を仕上げテープ26で押さえて身頃4と一体にアンダーバスト線13上で縫着する。図4のCに示す更に他の例は、仕上げテープ26の表面上に面ファスナー等の適宜の柔軟性を有する係止部材29により、緩衝体21をその下部においてのみ固定している。
【0016】
上記のごとく、アンダーバスト線13で下位部分のみ固定され、凹字形に展開する緩衝体21は、バストカップ3の下縁においてはブラジャー身頃部4に縫着されず、緩衝体21の下端部がアンダーバスト線13に沿って設けられた仕上げ用テープ26の位置で身頃部4の下部に固定され、緩衝体21の上部でワイヤーボーン7を覆い、かつ緩衝体21の上縁がブラジャー脇ぐりにおいて固定されている。緩衝体21は、バスト補整用ワイヤーボーン7と、脇線補整用のフィルム状のボーン9の両者を肌から隔離し、ブラジャーの肌当りを柔らかくすると共に、最も発汗の多い部位にあって汗を吸収し、上衣への汗の浸透を防ぐことができる。このように緩衝体21は、ブラジャー身頃のカップ下縁よりアンダーバスト縁3に至る身頃部分と脇下までの身頃部分の発汗の多い部位に設けられるので、面ファスナー、ホック等で、取外し可能に設ければ、緩衝体21の洗濯、交換が容易となる。
【0017】
本発明に用いる緩衝体は、緩衝作用としての弾性とソフト性を有することが必要であり、しかも前述のように発汗の多い部位に位置するため、汗の吸収を兼ねた緩衝体であることが必要である。そのため、緩衝体を袋体として構成する場合は、袋体の外面、特に人体の肌に接する側には吸発散性の高いポリエステル、ポリプロピレンのような素材の布地、編地を使用して汗によるべたつきを解消し、袋体とした緩衝体内部には綿、レーヨン、アセテートのような汗を吸い上げる性質の素材を使用する。
【0018】
緩衝体の第1の例を挙げると図3A,図4に断面を示す如く、透湿性を有する例えば経編地よりなる袋体22の中に天然又は合成繊維等の吸湿性を有するウエブ23を封入した偏平状をなしたもので、第2の例は、図3Bに示すダブルラッセル編地24の如く、2層の表面編地24aと裏面編地24bを構成する生地の間の糸25が編地内部に空隙を構成することによって吸放湿機能を発揮するもので、第3の例は、図3Cに示す如く吸湿性を有するウエブを柔軟性を持たせたまま綿状に集積して不織布23aとしてなるものとする。その他、吸排湿性機能を有し弾性を有する素材であれば目的を達成し得る。更に、本発明においては、上記図3において、当該綿状吸湿性素材に、緩衝性を高めるための弾性発泡体を混合使用しても良い。また、2層、3層の編地又は織地を使用した場合、肌に接する第1層をより湿気の吸発散性の高い設計(編機の組織又は使用糸の素材に関し)とし、第1層と最内層を連結する中間層は弾性と最内層の吸湿層への湿気伝導の役割を果たすようにする。
【0019】
上記構成の緩衝体は、適宜それを設ける部位の形状に応じた形状とされブラジャーに取り付けられる。緩衝体がその表面が覆われ袋に入れられた状態とするか否かは使用箇所により任意に選択出来る。その取付は、緩衝体の一部又は全周縁をブラジャー作成時に縫着する手段、或は面ファスナーなどの取付手段をブラジャーと緩衝体の一方或は双方に設けておいて適宜取り外し取り付けを行えるようにすることが考えられる。好ましくは緩衝体10,11,12,14は、ブラジャー本体周縁に位置する部分10a、11a、12a、14aのみをブラジャー本体に縫着し、他辺を遊離させておくことにより、緩衝体10,11,12,14は、ブラジャー着用時に身体の動きに従って微妙に移動して身体に密着すると共に、ブラジャー表面に見苦しい皺等が生じるのを防ぐことができる。
【0020】
次に、衣料着装係止部材への緩衝体の取付けについて説明する。図1A,図1Bに示すように、通常、ブラジャー1にはブラジャー本体を胸部に装着するためのストラップ15にアジャスター16が設けられ、かつ、ブラジャー本体を背部で係合させるためには身頃端部のバンド状部分の一方にはフック17と、対向する側の背部にはフック17を掛止する止め具17aを有する背当て布18が設けられている。アジャスター16は金具又は硬質の樹脂で形成されるため肌に圧接すると痛みを生じ、止め具を有する背当て布18も背骨上に位置し、しかも汗を多量に発する位置にあるので、アジャスター16及び背当て布18が肌に接する部分に、上記した緩衝体と同様に構成される緩衝体19,20を設けることが望ましい。尚、図1Aにおいては、アジャスター16とストラップリング27とを緩衝体19が覆っているが、アジャスター16とストラップリング27とが離れて位置するブラジャーにおいては、図1Bに示すようにアジャスター16用の緩衝体19の他に、ストラップリング27用の緩衝体を別個に設けることができる。
【0021】
上記緩衝体10,11,12,14,19のブラジャー1への取付けは、これらをブラジャー1に縫着するか、緩衝体のいずれか、または全部を面ファスナー、ホック等で、取外し可能に設けても良い。ブラジャー1のストラップ15に設けられたアジャスター16を肌から隔離するために設けられる緩衝体19の取付け手段の一つを図1Bによって説明する。その緩衝体19取付手段はバストカップ3側のストラップ15aのストラップリング27近傍に設けている。例えば面ファスナー28のフック或はパイル等の柔軟なものとする。前記フック或はパイル等はテープ状に構成したストラップ15aの表面自体にストラップ15aの組織の一部として発現させても良いし、別途面ファスナーのフック或はパイルをストラップ15の面上に取り付けても良い。そしてアジャスター16とストラップリング27を覆う形状の緩衝体19の肌と接しない面に前記ストラップ側の係止要素と係合する係止部材を置く。即ち、緩衝体19の片面に面ファスナー28のループ又はフックを固着するか、もしくは、緩衝体19の肌に接しないほうの面を面ファスナー28の一方と結合可能な起毛地とすることによって、緩衝体19をストラップ15に取外し可能に設けることが出来る。また、アジャスター16とストラップリング27とから離れているときはアジャスター16とストラップリング27との双方に別個に緩衝体を設ける。尚、衣料装着用係止部材自体が小さいものであるから、それを覆う緩衝体も、出来るだけ小型で薄いものではあるが緩衝作用には耐えるものとしなければならず、図1Cに示す如く緩衝体22をチューブ構造として衣料装着用係止材全体を覆うように構成することも出来る。
【0022】
本発明は、補整用部材を有する肌着において、用いられる補整用部材が肌に圧接する部位の肌と接する面に、吸湿体を兼ねた緩衝体を重ねあわせて設けたファウンデーション衣料に係るものであって、緩衝体の付着方法は、特に限定されるものではない。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、以下のような効果が得られる。
本発明は、ファウンデーション衣料において、用いられるワイヤーボーン等の補整用部材が肌に圧接する部位の肌と接する面に、吸湿体を兼ねた緩衝体を重ねあわせて設けることにより、補整部材による圧迫感、違和感を原因とする不快感をなくし痛みを和らげ、しかもこれらの補整用部材の使用される部位が汗を多量にかく部位であるため、緩衝体には弾性と共に汗を吸収する作用をもたせたことによりファウンデーション衣料の着用感をも改良することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは、本発明によるブラジャーの第一の具体例を示すものであり、補整用部材を有するブラジャーの身体正面より片側部分の裏面と背部の係合部分を示す説明図であり、Bはストラップに設けられる補整部材を示す図1AのB−B線における部分断面図、Cは衣料着装用係止部材を筒状の緩衝体で覆った例の断面図である。
【図2】本発明によるブラジャーの第二の具体例を示すブラジャー裏面の部分説明図である。
【図3】A,B,Cは、緩衝体の縦断面図である。
【図4】Aは、図2IV−IV線に沿った部分切断端面図であり、B,Cは緩衝体取付け手段の他の具体例である。
【図5】A〜Fは、補整部材の用いられているファウンデーション衣料の例を示す説明図である。
【図6】補整部材を有する従来のブラジャーであり、Aは外形を示す斜視図、Bは、バストカップ部を示す部分裏面図、C,Dは、補整部材の説明図である。
【符号の説明】
1 ブラジャー
2 ブラジャートップ
3 バストカップ
4 身頃
5 周縁部分
6,8 テープ状布片
6a,8a  袋体
7 ワイヤーボーン
9 フィルム状のボーン
10,11,12,14,19,20,21,30 緩衝体
13 アンダーバスト線
15 ストラップ
16 アジャスター
17 フック
17a 止め具
18 背当て布
22 袋体
23 芯材
24 ダブルラッセル編地
26 仕上げ用テープ
27 ストラップリング
28 面ファスナー
29 係止部材

Claims (8)

  1. ボーン、ワイヤー等の補整用部材及び又は衣料着装用係止部材を有する肌着において、用いられる前記部材が肌に圧接する部位の肌と接する面に、吸湿体を兼ねた緩衝体を重ね合わせ設けてなるファウンデーション衣料。
  2. 該緩衝体が、透湿性袋体に吸湿性素材を充填してなるものである請求項1記載のファウンデーション衣料。
  3. 該緩衝体が、吸湿性素材を不織布状に集積してなるものである請求項1記載のファウンデーション衣料。
  4. 該緩衝体が、緩衝を優先する発泡体と綿状吸湿性素材を複合するものである請求項1記載のファウンデーション衣料。
  5. 該緩衝体が、2層又は3層の編地又は織地よりなり、肌に接する層を他層に比し吸排湿性の高い組織設計とし、前記第1層と最内層を連結する中間組織は、緩衝体に弾性を発揮させ内層の吸湿層への湿気の伝導を行わせてなるものである請求項1記載のファウンデーション衣料。
  6. 該緩衝体が、補整用部材及び又は衣料着装用係止部材に着脱自在に設けられている請求項1乃至4のいずれか記載のファウンデーション衣料。
  7. 該緩衝体が筒状をなし、衣料着装用係止部材の外周を囲ってなるものである請求項1乃至4のいずれか記載のファウンデーション衣料。
  8. 該緩衝体周縁の一部のみが、肌着本体に固定されている請求項1乃至5のいずれか記載のファウンデーション衣料。
JP2002294869A 2002-10-08 2002-10-08 吸湿体を兼ねた緩衝体を有するファウンデーション衣料 Pending JP2004131854A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002294869A JP2004131854A (ja) 2002-10-08 2002-10-08 吸湿体を兼ねた緩衝体を有するファウンデーション衣料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002294869A JP2004131854A (ja) 2002-10-08 2002-10-08 吸湿体を兼ねた緩衝体を有するファウンデーション衣料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004131854A true JP2004131854A (ja) 2004-04-30

Family

ID=32285285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002294869A Pending JP2004131854A (ja) 2002-10-08 2002-10-08 吸湿体を兼ねた緩衝体を有するファウンデーション衣料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004131854A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008506853A (ja) * 2004-07-16 2008-03-06 ブレーロ ウント コンパニー アクチエンゲゼルシャフト 互いに接続される衣服の端末部用の接続要素

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008506853A (ja) * 2004-07-16 2008-03-06 ブレーロ ウント コンパニー アクチエンゲゼルシャフト 互いに接続される衣服の端末部用の接続要素

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2548461B1 (en) Athletic bra
US9248044B2 (en) Undergarment for post-surgical mastectomy patients
JP5517008B2 (ja) カップ部を有する衣類
US8925114B2 (en) Perspiration concealing brassiere
US20010019933A1 (en) Sports brassiere for nursing
US20230413926A1 (en) Upper-torso support garment
KR200491949Y1 (ko) 여성용 상의
JP5185887B2 (ja) 婦人下着
CA2860817A1 (en) Wireless bra
JP4730900B2 (ja) 妊婦用ファンデーション
JP2012052270A (ja) カップ部を有する衣類
JP2007277737A (ja) 男性用パンツ
JP2002115105A (ja) 乳房カップ及びそれを有する衣料
JP4117409B2 (ja) ブラジャ
JP2005307390A (ja) バストカップを備えた女性用衣類
JP2004131854A (ja) 吸湿体を兼ねた緩衝体を有するファウンデーション衣料
WO2006049277A1 (ja) カップ付き女性用衣類
JP3876410B2 (ja) カップ部を有する衣類
JP6209707B2 (ja) 下着
JP4374169B2 (ja) 衣料
JP4374209B2 (ja) 乳房カップを有する衣料
JP3082161U (ja) パッド付きアンダーウェア
JP2000328308A (ja) ブラジャー
JP2023022885A (ja) カップ付き衣類
WO2024006285A1 (en) Upper-torso support garment

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060213

A02 Decision of refusal

Effective date: 20060705

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02