JP2004131377A - ヘキサアルミネート多孔質セラミックス及びその製造方法 - Google Patents

ヘキサアルミネート多孔質セラミックス及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 有機質結合剤等の添加剤を使わなくても、成形体強度に優れており、更に、可燃性気孔形成剤等の添加剤を使わずに、焼成後の気孔率を5%以上の所定の範囲に調節することができる、環境に対する負荷が小さく、製造工程が簡略、かつ安価であるヘキサアルミネート多孔質セラミックス及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 水硬性アルミネート粉末と、酸化アルミニウム粉末及び/又は酸化アルミニウム水和物粉末からなる混合粉末を、水と混練して成形、乾燥、焼成して、開気孔率5%以上のヘキサアルミネート多孔質体セラミックスを製造する方法、及び水の添加量により開気孔率5%以上の所定の範囲に制御したことを特徴とするヘキサアルミネート多孔質セラミックス。
【選択図】なし

Description

 本発明は、ヘキサアルミネート多孔質セラミックス及びその製造方法に関するものであり、更に詳しくは、水の添加により気孔率を広範囲に調節することが可能なヘキサアルミネート多孔質セラミックス及びその製造方法に関するものである。
 本発明によって得られるヘキサアルミネート多孔質セラミックスは、ヘキサアルミネートの特徴である高耐熱性と高耐食性、及び本発明で可能になった気孔率の広範囲の調節により、例えば、高温燃焼ガス排気フィルター、触媒担体、断熱材、吸音材等の構造材として広く利用することができる。
 一般に、セラミックスの製造においては、セラミックス原料粉末を任意の形状に成形し、その形状を保持するために結合剤が使用されている。ヘキサアルミネート多孔質セラミックスの製造においても、原料粉末から任意の形状を成形する工程で結合剤が必要である。この結合剤としては、例えば、ポリビニルアルコール、澱粉、メチルセルロース、ポリビニルビチラール、ポリエチレン等の有機質結合剤が使用されている。ヘキサアルミネートは、CaAl1219、SrAl1219O、Ba 0.79Al10.917.14などの組成式を持ち(非特許文献1参照)、耐熱性と耐食性に優れた特徴を持っている。これらのことから、ヘキサアルミネート原料粉末に、気孔形成剤を添加し、混練後、成形、焼成して製造されるヘキサアルミネート多孔質セラミックスは、高温燃焼ガス排気フィルター、触媒担体、断熱材、吸音材等の高温、及び腐食雰囲気下等の過酷な環境下で使用できる構造材として注目されている。
 すなわち、従来、ヘキサアルミネート多孔質セラミクスの製造では、Ca、Sr、Baの炭酸塩粉末と、酸化アルミニウム粉末及び/又は酸化アルミニウム水和物粉末からなるヘキサアルミネート原料粉末に、澱粉、アクリル樹脂、カーボン粉末等の可燃性物質を気孔形成剤として添加、混練して、成形、焼成し、可燃性物質が燃焼、除去された空隙によりヘキサアルミネートセラミックスの気孔を形成する。従って、気孔形成剤の添加量を調整して、ヘキサアルミネート多孔質セラミックスの気孔率を調節する。更に、酸化アルミニウム粉末とBa又はSrの硫酸塩粉末を、成形、焼成し、その後、可溶性塩を溶脱して多孔体を製造する方法もある(非特許文献2参照)。
 しかしながら、従来の方法には、それぞれ次のような問題点がある。有機質結合剤が燃焼するときに発生するガスは、環境を汚染する恐れがある。また、環境汚染を防止するための工程を加えると、製造工程が複雑化するため、製造コストが増大し、経済的に不利である。更に、焼成後の多孔質セラミックス中に有機質結合剤が残炭又は灰分として残留すると、品質上の問題を生じるため、完全に燃焼除去する必要があり、そのコストは無視できない。
 可燃性物質からなる気孔形成剤を用いる方法では、気孔形成剤の添加する量を調節することにより気孔率を容易に調節することができる。しかし、気孔形成剤が燃焼するときに発生するガスは、環境を汚染する恐れがある。また、環境汚染を防止するための工程を加えると、製造工程が複雑化するため、製造コストが増大し、経済的に不利である。更に、焼成後の多孔質セラミックス中に気孔形成剤が残炭又は灰分として残留すると、品質上の問題を生じるため、完全に燃焼除去する必要があり、そのコストは無視できない。
 酸化アルミニウム粉末と、Ba又はSrの硫酸塩粉末を成形、焼成し、その後、可溶性塩を溶脱して多孔体を製造する方法では、1100℃以上でBa又はSrの硫酸塩の分解にともなうガス(SO、SO2 、O2 )が気孔形成に寄与する。更に、分解後のBa又はSrの酸化物が酸化アルミニウムと1400℃以上で反応して生成するバリウムモノアルミネート/バリウムヘキサアルミネート混合セラミックス、又はストロンチウムモノアルミネート/ストロンチウムヘキサアルミネート混合セラミックス中のバリウム又はストロンチウムモノアルミネートを、塩酸で溶脱して形成された空隙が、気孔になる。
 しかし、Ba又はSrの硫酸塩の分解にともなうガス(SO、SO2 )は、有毒であり、特に、SO2 は、空気中0.003%以上では植物は枯死し、0.012%以上では人体に害があるといわれている(非特許文献3参照)が、これらの害を防止するための工程を加えると、製造工程が複雑化するため、製造コストが増大し、経済的に不利である。また、バリウム又はストロンチウムモノアルミネートの溶脱に、70℃の熱塩酸に20時間浸けることを5回繰り返すことから、熱塩酸に対する作業安全を図るためのコスト、及び溶脱に長時間を要するため、製造コストが増大し、経済的に不利である。更に、溶脱した毒性の強いバリウム塩を無害化するための工程を加えると、製造工程が複雑化するため、製造コストが増大し、経済的に不利である。
N. Iyi,Z. Inoue, S. Takekawa and S. Kimura, "TheCrystal Structure of Barium Hexaluminate Phase I(Barium β-Alumina)." J. Solid State Chem. 47, 66-72 (1983) 別府義久、マテリアルインテグレーション、Vol.14、No.4、23−27 (2001) 久保亮五、長倉三郎、井口洋夫、江沢 洋編集、岩波理化学事典、第4版、p491、岩波書店(1987)
 このような状況の中で、本発明者らは、上記従来技術に鑑みて、上記従来技術の各種の問題を解消することが可能なヘキサアルミネート多孔質セラミックス及びその製造方法を開発することを目標として鋭意研究を積み重ねた結果、水硬性アルミネート粉末と、酸化アルミニウム粉末及び/又は酸化アルミニウム水和物粉末からなる混合粉末を、水と混練して成形、乾燥、焼成することにより、所期の目的を全て達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
 すなわち、本発明は、水の添加により、気孔率を5%以上の所定の範囲に制御することが可能なヘキサアルミネート多孔質セラミックスの製造方法及びそのヘキサアルミネート多孔質セラミックスを提供することを目的とするものである。
 上記課題を解決するための本発明は、以下の技術的手段から構成される。
(1)水硬性アルミネート粉末と、酸化アルミニウム粉末及び/又は酸化アルミニウム水和物粉末からなる混合粉末を、水と混練して成形、乾燥、焼成することを特徴とする、開気孔率が5%以上のヘキサアルミネート多孔質セラミックスの製造方法。
(2)水硬性アルミネートが、Ca、Sr、及びBaのうちの少なくとも1種の酸化物と酸化アルミニウムからなる、水和反応により水和物を形成する複合酸化物である、前記(1)に記載のヘキサアルミネート多孔質セラミックスの製造方法。
(3)酸化アルミニウム水和物粉末が、ギプサイト、バイヤライト、ベーマイト、及び非晶質アルミナ水和物のうちの少なくとも1種である、前記(1)に記載のヘキサアルミネート多孔質セラミックスの製造方法。
(4)上記混合粉末100重量部を5〜200重量部の水と混練する、前記(1)に記載のヘキサアルミネート多孔質セラミックスの製造方法。
(5)水硬性アルミネート粉末と、酸化アルミニウム粉末及び/又は酸化アルミニウム水和物粉末からなる混合粉末を、水と混練して成形、乾燥、焼成して製造される、水の添加量により開気孔率を5%以上の所定の範囲に制御したことを特徴とするヘキサアルミネート多孔質セラミックス。
(6)前記(1)から(4)のいずれかに記載の方法で作製されたヘキサアルミネート多孔質セラミックスであって、開気孔率を5〜50%の範囲で一定の値に制御したヘキサアルミネート多孔質セラミックスを構成要素として含むことを特徴とする高耐熱性・高耐食性構造部材。
 次に、本発明を更に詳細に説明する。
 本発明は、水硬性アルミネート粉末と、酸化アルミニウム粉末及び/又は酸化アルミニウム水和物粉末からなる混合粉末を、水と混練して成形、乾燥、焼成して、所望の気孔率を持つヘキサアルミネート多孔質セラミックスを製造し、提供することを特徴とするものである。なお、水硬性アルミネート粉末と、酸化アルミニウム粉末及び/又は酸化アルミニウム水和物粉末からなる混合粉末を、以下、混合粉末と記載することがある。
 本発明において、水硬性アルミネート粉末は、Ca、Sr、Baのうちの少なくとも1種の酸化物と、酸化アルミニウムからなり、CaOをC、SrOをS、BaOをB、Al23 をAとすると、C3A、C2A、C12A7、CA、C3A5、CA2、S3A、S2A、S12A7、SA、S3A5、SA2、B3A、B2A、BA等の鉱物組成を有し、一部をCa、Sr、Baで置換した、水和反応により水和物を形成する複合酸化物粉末である。本発明では、それらの製造方法は、特に、制限されるものではない。
 酸化アルミニウム水和物粉末は、いわゆる水酸化アルミニウム粉末と呼ばれるものであり、この酸化アルミニウム水和物粉末として、例えば、ギプサイト、バイヤライト、ベーマイト及びアルミナゲル等の非晶質アルミナ水和物の少なくとも1種が用いられる。水硬性アルミネート粉末、酸化アルミニウム粉末、及び酸化アルミニウム水和物粉末の平均粒子径は、約0.01〜100μm、好ましくは、約0.01〜10μm、更に好ましくは、約0.01〜5μmである。水硬性アルミネート粉末、酸化アルミニウム粉末及び酸化アルミニウム水和物粉末のそれぞれの混合前の粒度は、細かい方が好ましいが、混合過程で上記範囲に粉砕処理をする場合には、粗粒であっても差し支えない。
 水硬性アルミネートと酸化アルミニウム粉末及び/又は酸化アルミニウム水和物粉末は、モル比で1:5〜1:30、好ましくは、1:5.5〜1:8、更に好ましくは、1:5.9〜1:6になるように秤量する。1:5未満であると最終製造物には、ヘキサアルミネート以外に水和反応を起こすアルミネートが含まれるため、水及び水蒸気に対する耐食性が悪化し、使用に適さない。1:30以上では、焼結性の良いα―アルミナの生成量が増加し、気孔の無い緻密なヘキサアルミネート/α―アルミナ複合セラミックスが製造されるため、実際の使用に適さない。
 水硬性アルミネートと酸化アルミニウム粉末及び/又は酸化アルミニウム水和物粉末の混合は、通常の方法で行う。ただし、水を媒体とした湿式法で混合を行う場合は、後記する水量で、しかも、水添加後、硬化開始前に混合と、後記する成形体の製造を終わらせる。更に好ましくは、水添加後、凝結開始前に混合と後記する成形体の製造を終わらせる。ここで、硬化とは、水を含む混合粉末の流動性が無くなることを意味し、凝結とは、水を含む混合粉末がこわばることを意味する。
 混練に使用する水は、水中の炭酸ガスが水硬性アルミネートと反応して、Ca、Sr、Baの炭酸塩不純物を生成するのを防ぐため、炭酸ガスを除去して使用することが好ましい。混練に使用する水量は、混合粉末100重量部に対して、5〜200重量部であり、好ましくは10〜100重量部であり、更に好ましくは20〜80重量部である。5重量部よりも使用する水量が少ないと、混合粉末は可塑性に乏しいため、任意の形状を容易に付与できない。また、水硬性アルミネートの水和反応が不十分であるため、任意の形状を十分保持できない。更に、200重量部よりも使用する水量が多くなると、混合粉末は、凝結・硬化しないため、任意の形状を保持できず、強度特性に優れた成形体が得られないため、適当ではない。
 なお、水を含む混合粉末の流動性を保ちながら水の使用量を調整する目的で、リグニンスルホン酸塩、ポリカルボン酸塩等の減水剤を使用しても構わない。成形は、水を含む混合粉末が成形できればどの方法でも構わない。本発明では、水を含んだ混合粉末は、流動性があるため、成形型に流し込むことも可能である。成形した水を含む混合粉末は、室温で乾燥させない雰囲気下で硬化させる。必要に応じて、脱型して含水成形物を得る。
 得られた含水成形物は、乾燥、焼成して、添加した水を脱水して空隙を形成するとともに、混合粉末の反応によってヘキサアルミネートを生成し、最終製造物であるヘキサアルミネート多孔質セラミックスを製造する。含水成形物の乾燥、焼成は、ひび割れやそりが生じなければどの方法で行っても、また、乾燥工程と焼成工程を独立に行っても、また、一連で行っても構わない。
 焼成温度は、1300〜1700℃が好ましい。更に好ましくは、1400〜1600℃である。1300℃未満では、ヘキサアルミネートが完全に生成しない。また、1700℃以上では、エネルギーコスト及び製造コストが上昇し、好ましくない。更に、過焼結により気孔率が低下する。焼成時間は、加熱温度により相違して0.5〜10時間、好ましくは、1〜6時間、更に好ましくは、2〜4時間である。0.5時間未満では、ヘキサアルミネートの未反応部分が残存し、10時間以上は、エネルギーコスト及び製造コストが上昇し好ましくない。更に、過焼結により気孔率が低下する。
 このようにして製造された本発明のヘキサアルミネート多孔質セラミックスは、有機質結合剤等の添加剤を使わなくても、成形体強度に優れており、更に、可燃性気孔形成剤等の添加剤を使わずに、混練する水量を調整するという極めて簡単な方法で、開気孔率を5%以上、好適には10〜50%の範囲の所定の値に調節することができるため、開気孔率が高精度に制御されたヘキサアルミネート多孔質セラミックスが得られると共に、有機質結合剤と可燃性気孔形成剤による環境汚染の問題を解消することができる。その結果、本発明の方法により、製造プロセスを簡略化し、製造コストを大幅に低減することができるため、本発明のヘキサアルミネート多孔質セラミックスは、例えば、高温燃焼ガス排気フィルター、触媒担体、断熱材、吸音材等の構造材として広く利用することが可能となる。
 次に、実施例及び比較例に基づいて、本発明のヘキサアルミネート多孔質セラミックスの製造例を示すが、本発明は、これらにより何ら限定されるものではない。
 以下の実施例及び比較例において、成形体の密度は、寸法と質量から計算した。成形体の圧縮強度は、8mm×20mmの金型で成形し、20℃、湿度80%の密封容器に20時間静置した後に脱型した試料について、0.5mm/minのクロスヘッド速度の条件で測定した。加熱過程に発生する気体の分析は、発生気体−質量分析法を用いた。物質の同定は、粉末X線回折を用いた。焼結体の密度の測定は、アルキメデス法によって行った。また、焼結体の組織観察は、金コーティングした破面を走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて観察した。
参考例1 
 本参考例では、水硬性アルミネートとして、バリウムモノアルミネートを製造する方法を示す。
 内径75mm、内容積300cm3 のアルミナ製容器に、試薬特級の炭酸バリウムとαーアルミナ(商品名:TM−DAR、大明化学(株)製)をモル比で1(50.25g):1(25.96g)となるように調整、充填し、更に、Al23 :99.9重量%のα−アルミナ製ボールを300gとメチルアルコールを充填し、250rpmで2時間湿式混合を行った。得られたスラリーを、減圧下、60℃で乾燥した後に、1300℃で2時間焼成して、バリウムモノアルミネート粉末を製造した。
参考例2 
 本参考例では、上記参考例1で製造したバリウムモノアルミネート粉末を使用して、バリウムモノアルミネート/α−アルミナ混合粉末(以下、混合粉末)を製造する方法を示す。
 内径75mm、内容積300cm3 のアルミナ製容器に、バリウムモノアルミネートとαーアルミナ(商品名:TM−DAR、大明化学(株)製)をモル比で1(20.86g):5.9(49.14g)となるように調整、充填し、更に、Al23 :99.9重量%のα−アルミナ製ボールを300gとメチルアルコールを充填し、250rpmで2時間湿式混合を行った。得られたスラリーを、減圧下、60℃で乾燥した後に、全量を150メッシュのふるい通しをして混合粉末を製造した。
参考例3
 本参考例では、水硬性アルミネートとして、カルシウムダイアルミネートを製造する方法を示す。
 内径75mm、内容積300cm3 のアルミナ製容器に、試薬特級の炭酸カルシウムとα−アルミナ(商品名:TM−DAR、大明化学(株)製)をモル比で1(23.10g):2(47.06g)となるように調整、充填し、更に、Al23 :99.9重量%のα−アルミナ製ボールを300gとメチルアルコールを充填し、250rpmで2時間湿式混合を行った。得られたスラリーを、減圧下、60℃で乾燥した後に、1300℃で2時間焼成して、カルシウムダイアルミネート粉末を製造した。
参考例4
 本参考例では、上記参考例3で製造したカルシウムダイアルミネート粉末を使用して、カルシウムダイアルミネート/α−アルミナ混合粉末(以下、混合粉末)を製造する方法を示す。
 内径75mm、内容積300cm3 のアルミナ製容器に、カルシウムダイアルミネートとα−アルミナ(商品名:TM−DAR、大明化学(株)製)をモル比で1(27.25g):4(42.75g)となるように調整、充填し、更に、Al2 3 :99.9重量%のα−アルミナ製ボールを300gとメチルアルコールを充填し、250rpmで2時間湿式混合を行った。得られたスラリーを、減圧下、60℃で乾燥した後に、全量を150メッシュのふるい通しをして混合粉末を製造した。
 上記参考例2で製造した混合粉末100重量部(2g)に、炭酸ガスを除去した蒸留水20重量部(0.4g)を加えて、混練後、8mm×20mmの金型に充填し、70cmHgにて5分間真空脱泡を行った。その後、20℃、湿度80%の密封容器に静置したところ、バリウムモノアルミネートの水和反応によって全体が硬化した。静置して20時間後、脱型したところ、密度が2.14g/cm3 、圧縮強度が7.1MPaで、そり、欠け、ひび割れがない硬い含水成形体を得た。
 この成形体を1500℃で2時間焼成したところ、密度が2.87g/cm3 、開気孔率が17.9%で、そり、欠け、ひび割れがない良好な多孔質セラミックスを得た。なお、焼成は、成形体の乾燥も兼ね、20時間以内に室温〜300℃、35時間以内に300〜1000℃、1時間以内に1000〜1200℃、0.5時間以内に1200〜1500℃、1500℃に2時間保持後、炉冷した。製造したバリウムヘキサアルミネート多孔質セラミックスの粉末X線回折結果を図1に示す。更に、各種成分の割合を表1に、成形体及び焼結体の性状を表2に示す。
 上記参考例2で製造した混合粉末100重量部(2g)に、炭酸ガスを除去した蒸留水40重量部(0.8g)を加えて、実施例1と同様の操作を行ったところ、密度が2.01g/cm3 、圧縮強度が6.4MPaで、そり、欠け、ひび割れがない硬い含水成形体を得た(表1、2)。更に、成形体を1500℃で2時間焼成したところ、密度が2.38g/cm3 、開気孔率が35.3%で、そり、欠け、ひび割れがない良好なバリウムヘキサアルミネート多孔質セラミックスを得た(表2)。
 上記参考例2で製造した混合粉末100重量部(2g)に、炭酸ガスを除去した蒸留水60重量部(1.2g)を加えて、実施例1と同様の操作を行ったところ、密度が1.85g/cm3 、圧縮強度が5.6MPaで、そり、欠け、ひび割れがない硬い含水成形体を得た(表1、2)。更に、成形体を1500℃で2時間焼成したところ、密度が2.25g/cm3 、開気孔率が38.5%で、そり、欠け、ひび割れがない良好なバリウムヘキサアルミネート多孔質セラミックスを得た(表2)。その破面のSEM写真を図2に示す。
 上記実施例3で製造した成形体の一部(0.014g)について、1000℃までの加熱過程に発生する気体の分析を行った。最も気体発生量の多かった269℃での発生気体種とその発生強度を測定したところ、質量数18の水が主として検出された。更に、質量数18の水以外の質量数の大きい炭化水素系と考えられる気体の発生強度は低かった。この結果を図3に示す。
 上記参考例4で製造した混合粉末100重量部(2g)に、炭酸ガスを除去した蒸留水20重量部(0.4g)を加えて、混練後、8mm×20mmの金型に充填し、70cmHgにて5分間真空脱泡を行った。その後、20℃、湿度80%の密封容器に静置したところ、カルシウムダイアルミネートの水和反応によって全体が硬化した。静置して20時間後、脱型したところ、密度が2.18g/cm3 、圧縮強度が29.6MPaで、そり、欠け、ひび割れがない硬い含水成形体を得た。
 この成形体を1600℃で2時間焼成したところ、密度が3.02g/cm3 、開気孔率が15.7%で、そり、欠け、ひび割れがない良好なカルシウムヘキサアルミネート多孔質セラミックスを得た。なお、焼成は、成形体の乾燥も兼ね、20時間以内に室温〜300℃、35時間以内に300〜1000℃、1時間以内に1000〜1200℃、1時間以内に1200〜1600℃、1600℃に2時間保持後、炉冷した。各種成分の割合を表3に、成形体及び焼結体の性状を表4に示す。
 上記参考例4で製造した混合粉末100重量部(2g)に、炭酸ガスを除去した蒸留水40重量部(0.8g)を加えて、実施例5と同様の操作を行ったところ、密度が2.29g/cm3 、圧縮強度が27.8MPaで、そり、欠け、ひび割れがない硬い含水成形体を得た(表3、4)。更に、成形体を1600℃で2時間焼成したところ、密度が2.62g/cm3 、開気孔率が29.3%で、そり、欠け、ひび割れがない良好なカルシウムヘキサアルミネート多孔質セラミックスを得た(表4)。
 上記参考例4で製造した混合粉末100重量部(2g)に、炭酸ガスを除去した蒸留水60重量部(1.2g)を加えて、実施例5と同様の操作を行ったところ、密度が1.72g/cm3 、圧縮強度が9.2MPaで、そり、欠け、ひび割れがない硬い含水成形体を得た(表3、4)。更に、成形体を1600℃で2時間焼成したところ、密度が2.49g/cm3 、開気孔率が32.4%で、そり、欠け、ひび割れがない良好なカルシウムヘキサアルミネート多孔質セラミックスを得た(表4)。
 上記実施例7で製造した成形体の一部(0. 012g)について、1000℃までの加熱過程に発生する気体の分析を行った。最も気体発生量の多かった258℃での発生気体種とその発生強度を測定したところ、質量数18の水が主として検出された。更に、質量数18の水以外の質量数の大きい炭化水素系と考えられる気体の発生強度は低かった。この結果を図6に示す。
比較例1
 上記参考例2で製造した混合粉末100重量部(2g)を、8mm×20mmの金型に充填し、100kg/cm2 で一軸加圧成形を行った。実施例1と同様に20℃、湿度80%の密封容器に静置したが、硬化しなかった。静置して20時間後、脱型したところ、密度が1.91g/cm3 、圧縮強度が3.9MPaで、一部に欠けのある成形体を得た。更に、1500℃で2時間焼成したところ、密度が2.71g/cm3 、開気孔率が24.0%で、そり、ひび割れがないバリウムヘキサアルミネート多孔質セラミックスを得た。各種成分の割合を表1に、成形体及び焼結体の性状を表2に示す。
比較例2
 試薬特級の炭酸バリウムとαーアルミナ(商品名:TM−DAR、大明化学(株)製)を、モル比で1(16.12g):6.9(57.47g)となるように調整し、参考例2と同様の操作で製造した炭酸バリウム/α−アルミナ混合粉末100重量部(2g)に、炭酸ガスを除去した蒸留水20重量部(0.4g)を加えて、実施例1と同様の操作を行ったところ、いずれも硬化せず、軟弱な状態のままであり、脱型することができなかった。無理に脱型したところ、成形体が破壊した(表1、2)。
比較例3
 上記比較例2で製造した炭酸バリウム/α−アルミナ混合粉末100重量部(2g)に、炭酸ガスを除去した蒸留水40重量部(0.8g)を加えて、実施例1と同様の操作を行ったところ、いずれも硬化せず、軟弱な状態のままであり、脱型することができなかった。無理に脱型したところ、成形体が破壊した(表1、2)。
比較例4
 上記比較例2で製造した炭酸バリウム/α−アルミナ混合粉末100重量部(2g)に、炭酸ガスを除去した蒸留水60重量部(1.2g)を加えて、実施例1と同様の操作を行ったところ、いずれも硬化せず、軟弱な状態のままであり、脱型することができなかった。無理に脱型したところ、成形体が破壊した(表1、2)。
比較例5
 有機質結合剤としてポリビニルアルコール(0.011g)を用いて、実施例4と同様の測定を行った。その結果、最も気体発生量の多い302℃において、質量数18の水以外に質量数の大きい炭化水素系と考えられる気体が高い発生強度で検出された。この結果を図4に示す。
比較例6
 可燃性気孔形成剤として、直径1.8ミクロンの真球アクリル樹脂(0.009g)を用いて、実施例4と同様の測定を行った。その結果、最も気体発生量の多い363℃において、質量数18の水以外に質量数の大きい炭化水素系と考えられる気体が高い発生強度で検出された。この結果を図5に示す。
比較例7
 上記参考例4で製造した混合粉末100重量部(2g)を、8mm×20mmの金型に充填し、100kg/cm2 で一軸加圧成形を行った。実施例5と同様に20℃、湿度80%の密封容器に静置したが、硬化しなかった。静置して20時間後、脱型したところ、密度が1.79g/cm3 、圧縮強度が3.5MPaで、一部に欠けのある成形体を得た。更に、1600℃で2時間焼成したところ、密度が2.79g/cm3 、開気孔率が22.7%で、そり、ひび割れがないカルシウムヘキサアルミネート多孔質セラミックスを得た。各種成分の割合を表3に、成形体及び焼結体の性状を表4に示す。
比較例8
 試薬特級の炭酸カルシウムとα−アルミナ(商品名:TM−DAR、大明化学(株)製)を、モル比で1(9.84g):6(60.16)となるように調整し、参考例4と同様の操作で製造した炭酸カルシウム/α−アルミナ混合粉末100重量部(2g)に、炭酸ガスを除去した蒸留水20重量部(0.4g)を加えて、実施例5と同様の操作を行ったところ、いずれも硬化せず、軟弱な状態のままであり、脱型することができなかった。無理に脱型したところ、成形体が破壊した(表3、4)。
比較例9
 上記比較例8で製造した炭酸カルシウム/α−アルミナ混合粉末100重量部(2g)に、炭酸ガスを除去した蒸留水40重量部(0.8g)を加えて、実施例5と同様の操作を行ったところ、いずれも硬化せず、軟弱な状態のままであり、脱型することができなかった。無理に脱型したところ、成形体が破壊した(表3、4)。
比較例10
 上記比較例8で製造した炭酸カルシウム/α−アルミナ混合粉未100重量部(2g)に、炭酸ガスを除去した蒸留水60重量部(1.2g)を加えて、実施例5と同様の操作を行ったところ、いずれも硬化せず、軟弱な状態のままであり、脱型することができなかった。無理に脱型したところ、成形体が破壊した(表3、4)。
比較例11
 上記比較例8で製造した炭酸カルシウム/α−アルミナ混合粉未100重量部に、可燃性気孔形成剤として、直径1.8ミクロンの真球アクリル樹脂20重量部と有機質結合剤としてポリビニルアルコール1重量部を加えた混合粉末(0.01g)を用いて、実施例8と同様の測定を行った。その結果、最も気体発生量の多い373℃において、質量数18の水以外に質量数の大きい炭化水素系と考えられる気体が高い発生強度で検出された。この結果を図7に示す。
 以上詳述したように、本発明によれば、水硬性アルミネートと酸化アルミニウム粉末及び/又は酸化アルミニウム水和物粉末からなる混合粉末を、水と混練するという極めて簡単な方法で、任意の形状を持つ成形体を製造でき、かつその形状を保持することができる。そのため、有機質結合剤の燃焼による環境汚染の問題を解消することができるとともに、製造プロセスを簡略化することができるため、製造コストを大幅に低減することができる。
 また、混練する水量を調整するという極めて簡単な方法で、気孔率を所定の範囲で調節することができる。そのため、気孔形成剤の燃焼による環境汚染の問題を解消することができるとともに、製造プロセスを更に簡略化することができるため、更に製造コストを大幅に低減することができる。
 更に、本発明方法によって製造されたヘキサアルミネート多孔質セラミックスは、ヘキサアルミネートの特徴である高耐熱性と高耐食性、及び本発明で可能になった気孔率の広範囲の調節により、例えば、高温燃焼ガス排気フィルター、触媒担体、断熱材、吸音材等の構造材等として広く利用することができる。本発明により、開気孔率を5〜50%の範囲で一定の値に高精度に制御したヘキサアルミネート多孔質セラミックスを構成要素として含むことを特徴とする高耐熱性・高耐食性構造部材を提供することができ、その産業上の価値は頗る大である。
実施例1の生成物のX線粉末回折図であり、(a)はバリウムモノアルミネート/α−アルミナ混合粉末のX線粉末回折図、(b)は同混合粉末に水添加、混練後20時間後のX線粉末回折図、(c)は同混合粉末の1500℃、2時間焼成後の粉末X線回折図である。 実施例3の生成物のSEM写真である。 実施例4の生成物の269℃における発生気体−質量分析結果である。 比較例5の生成物の302℃における発生気体−質量分析結果である。 比較例6の生成物の363℃における発生気体−質量分析結果である。 実施例8の生成物の258℃における発生気体−質量分析結果である。 比較例11の生成物の373℃における発生気体−質量分析結果である。

Claims (6)

  1.  水硬性アルミネート粉末と、酸化アルミニウム粉末及び/又は酸化アルミニウム水和物粉末からなる混合粉末を、水と混練して成形、乾燥、焼成することを特徴とする、開気孔率が5%以上のヘキサアルミネート多孔質セラミックスの製造方法。
  2.  水硬性アルミネートが、Ca、Sr、及びBaのうちの少なくとも1種の酸化物と酸化アルミニウムからなる、水和反応により水和物を形成する複合酸化物である、請求項1に記載のヘキサアルミネート多孔質セラミックスの製造方法。
  3.  酸化アルミニウム水和物粉末が、ギプサイト、バイヤライト、ベーマイト、及び非晶質アルミナ水和物のうちの少なくとも1種である、請求項1に記載のヘキサアルミネート多孔質セラミックスの製造方法。
  4.  上記混合粉末100重量部を5〜200重量部の水と混練する、請求項1に記載のヘキサアルミネート多孔質セラミックスの製造方法。
  5.  水硬性アルミネート粉末と、酸化アルミニウム粉末及び/又は酸化アルミニウム水和物粉末からなる混合粉末を、水と混練して成形、乾燥、焼成して製造される、水の添加量により開気孔率を5%以上の所定の範囲に制御したことを特徴とするヘキサアルミネート多孔質セラミックス。
  6.  請求項1から4のいずれかに記載の方法で作製されたヘキサアルミネート多孔質セラミックスであって、開気孔率を5〜50%の範囲で一定の値に制御したヘキサアルミネート多孔質セラミックスを構成要素として含むことを特徴とする高耐熱性・高耐食性構造部材。
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