JP2004131212A - ピッキングボックスおよびその入出庫管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】収納箱を簡単な開閉機構でかつ有効にその入出庫管理をする。
【解決手段】収納箱4の奥板外面には、一方の磁極を棚本体2の内側に対向した永久磁石6が取り付けられている。棚本体2の内側には、永久磁石6に対向して電磁石8が固定されている。電磁石8は、永久磁石6に対向するコア8aの一方が永久磁石6に反発する磁極が励磁される。これにより、電磁石8を励磁して収納箱4を棚本体2から有効に引き出す。電磁石8が励磁されていないときはコア8aに永久磁石6が吸着して収納箱4は閉じた状態にてロックされる。その状態をホール素子12により検出して、制御部20を介して入出庫管理装置40に通知する。
【選択図】図3
【解決手段】収納箱4の奥板外面には、一方の磁極を棚本体2の内側に対向した永久磁石6が取り付けられている。棚本体2の内側には、永久磁石6に対向して電磁石8が固定されている。電磁石8は、永久磁石6に対向するコア8aの一方が永久磁石6に反発する磁極が励磁される。これにより、電磁石8を励磁して収納箱4を棚本体2から有効に引き出す。電磁石8が励磁されていないときはコア8aに永久磁石6が吸着して収納箱4は閉じた状態にてロックされる。その状態をホール素子12により検出して、制御部20を介して入出庫管理装置40に通知する。
【選択図】図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピッキングボックスおよびその入出庫管理装置に係り、特に、たとえば、薬品等の物品を管理する際に用いて好適なピッキングボックスおよびその入出庫管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、物品を管理収納する棚(以下、本願明細書ではピッキングボックスという。)では、引き出し自在な複数の収納箱を用意して、それらの収納箱に種類毎に物品を収納してそれぞれ入出庫の際の管理をしていた。特に、たとえば薬品あるいは高価な物品を収納保管する際には、盗難や紛失を防止するために、その管理に注意する必要があった。
【0003】
従来、上記のような物品を保管収納するピッキングボックスとして、たとえばそれぞれの収納箱に鍵を掛ける構成としたものがあった。この場合、鍵を管理することにより、その保管および入出庫を管理することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術では、さらに、人手により鍵を管理し、物品の入出庫の度毎に鍵による収納箱の開閉を実行しなければならないため、面倒で手間がかかるという問題があった。そこで、たとえば、収納箱を空気圧あるいはモータ等により機械的あるいは電気的に開閉する構成として、その開閉制御を物品を取り扱う者以外が容易にできないようにすることが考えられる。しかし、空気圧を用いた構造の場合、その構造が大がかりとなり、さらに精密さが必要となって高価になるなどの欠点があった。また、モータを用いた場合、ギア等の部品などを用いるため、構造が複雑になるなどの欠点があった。
【0005】
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で、かつ入出庫管理を有効に行なうことができるピッキングボックスおよびその入出庫管理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【発明を解決するための手段】
本発明によるピッキングボックスは、上記課題を解決するために、棚本体(2)に、物品を収納する複数の収納箱(4,4...)が引出し可能に配置されたピッキングボックスにおいて、収納箱に、その奥板外面にそれぞれ一方の磁極を棚本体の内側に対向して取り付けられた永久磁石(6)を設け、棚本体に、その内側に収納箱の永久磁石の一方の磁極に対向して、その磁極に反発する磁極が励磁されるコア(8a)が配置された電磁石(8)を設けたことを特徴とする。すなわち、収納箱を引き出す際には、その永久磁石に対向する電磁石を励磁すると、そのコアに形成された磁極とこれに対向する永久磁石の磁極が反発して、収納箱が棚本体から押し出される。引き出した収納箱に所定の物品を収納または取り出して、収納箱を棚本体側に押し戻すと、励磁されていない電磁石のコアに永久磁石が吸着して収納箱が閉じられてロックされた状態となる。
【0007】
この場合、電磁石の近傍に、そのコアにおける磁界の変化を検出する検出手段(12)を設けることにより、電磁石が励磁されて収納箱が引き出されたか否かまたは収納箱が閉じてロックされたか否かが有効に検出される。
【0008】
また、本発明によるピッキングボックスは、所定の電源(30)に接続されて、前記電磁石を制御して任意の収納箱を開制御する制御回路(24)と、前記検出手段(12)からの検出結果を受けていずれの収納箱が動作しているかを検出する検出回路(26)とを含む制御部(20)を有することにより、複数の収納箱のうち任意の収納箱が自在に開閉されて、それらの状態が有効に制御される。
【0009】
さらに、収納箱または収納箱付近の棚本体の前面に、収納箱が開制御されたか否か、または閉じられたか否かその動作状態を表示する動作表示手段(14)を設け、制御部に、動作表示手段を点灯制御する表示制御回路(28)を設けたことにより、収納箱の開閉状態を使用者に有効に知らせる。
【0010】
本発明による入出庫管理装置は、ピッキングボックスにおける物品の入出庫を管理する入出庫管理装置(40)であって、物品が収納される収納箱を引き出すための識別符号を入力する入力手段(42)と、入力手段からの識別符号を解析して引き出す収納箱を選択する分析手段(44)と、分析手段の結果に基づいて制御部にその収納箱の引出し要求を供給する開要求手段(46)と、分析手段の結果および引き出された収納箱が閉じられた際に制御部からの閉通知を受けて入出庫履歴を管理する入出庫履歴管理手段(48)とを含むことを特徴とする。これにより、収納または取り出す物品に応じた所望の収納箱が自在に開閉されて、その入出庫が適切に管理される。
【0011】
この場合、本発明による入出庫管理装置は、収納箱に収納される物品を管理する収納物データベースを含み、そのデータベースを分析手段により参照して引き出す収納箱を選択し、さらにデータベースを更新することにより、物品の入出庫に応じた在庫数などが有効に管理される。
【0012】
その際、入力手段は、物品等に付されたバーコードを読み取るバーコードリーダであるとよい。また、入力手段は、物品等に付されたRFIDタグを検出する無線読取装置であってもよい。さらに、入力手段は、オンライン入力を適用してもよい。
【0013】
また、本発明によるピッキングボックスにおいて、収納箱は、手動により引出し不可となるように、その表面板が棚板の表面枠と略面一に形成して、第三者による引出しを防止する。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して本発明によるピッキングボックスおよびその入出庫管理装置の実施の形態を詳細に説明する。図1には、本発明によるピッキングボックスおよびその入出庫管理装置の一実施形態が示されている。本実施形態によるピッキングボックスは、棚本体2に、物品を収納する複数の収納箱4,4..が引き出し自在に配列された収納棚であり、本実施形態では、収納箱4,4..の開閉制御を管理してその入出庫管理をする入出庫管理装置40が接続されている。特に、本実施形態では、収納箱4,4...の駆動方式として、たとえば図2に示すように、収納箱4,4...に永久磁石6を設け、その永久磁石6に対向して棚本体2の内側に電磁石8を設けて、それらに形成される磁極の反発力により収納箱4を押出して開駆動する点が主な特徴点である。
【0015】
詳細には、本実施形態によるピッキングボックスは、図1ないし図3に示すように、棚本体2と、収納箱4,4...と、電磁石8を含む駆動部10と、その制御部20と、電源部30と、入出庫管理装置40とを有する。棚本体2は、外枠を形成する外板と、その内部を格子状に区画する内板とを含み、これらにより区画されたそれぞれの矩形状領域に収納箱4,4..が引出し自在に配置されている。本実施形態では、棚本体2の奥行きの長さは、収納箱4,4...の長手方向の長さよりやや長く形成されて、収納箱4が閉じられた状態においてその奥側に所定の空間が設けられている。収納箱4,4...は、それぞれ天板のない内部が開口した略直方体状に形成されて、その長手方向に棚本体10に収納される。特に、本実施形態では、収納箱4,4...の前面には、引き出すための取っ手がなく棚本体2の枠板表面と面一になるように形成されている。
【0016】
さらに、収納箱4,4,...には、図2に示すように、その奥板外面に、それぞれ永久磁石6が取り付けられている。永久磁石6は、一方の面がS極、他方の面がN極となる板状に形成されており、本実施形態では、たとえばS極側が収納箱4に貼付され、N極が棚板本体2の内側空間に臨むように配置されている。一方、棚板本体2には、その内側空間、たとえば内板上にそれぞれの収納箱4の奥板に対向して電磁石8が固定して取り付けられている。電磁石8は、コア8aとコイル8bからなり、本実施形態では、コア8aの断面が永久磁石6の面と略同一の面積となる厚板状に形成されて、その一方側が収納箱4が閉じられた状態において永久磁石6に略当接するようになっている。コイル8bは、永久磁石6に当接するコアの一方側が永久磁石6の対向する磁極に反発する磁極が形成される向きに巻回されている。コイル8bには、スイッチ22を介して直流電源が接続されている。スイッチ22は、図3に示す制御部20に設けられており、たとえばFETなどの半導体スイッチが有利に適用されている。
【0017】
図3において、駆動部10は、上記電磁石6と、ホールIC12と、LED14とを含む。ホールIC12は、電磁石8のコア8aの近傍に設けられて、そのコア8aの磁界の変化を検出するホール素子を含み、本実施形態では、永久磁石6がコア8aに吸着している際の磁界および励磁した際の磁界を検出して、その結果を制御部20に供給する。LED14は、制御部20の制御の下に、対応の収納箱4が開閉したか否かその動作状態を表示する動作表示灯であり、それぞれ対応の収納箱4の前面またはその近傍の枠板に取り付けられている。
【0018】
制御部20は、電磁石制御回路24と、検出回路26と、LED駆動回路28とを含む。電磁石制御回路24は、所望の収納箱4,4...を引き出す際に、その収納箱4に対応する電磁石8のスイッチ22をオンとして電源電圧を供給する回路であり、本実施形態では、入出庫管理装置40からの開要求に応動してスイッチ22を所定の期間、たとえば100mmsecの期間オンとする。検出回路26は、ホールIC12からの検出結果を受けて、いずれの収納箱4,4...が開いたか否か、または閉じてロックされたか否かを検出する回路であり、本実施形態では、収納箱4が開制御された後に閉じてロックされた際に入出庫管理装置40に閉通知を送る。LED駆動回路28は、入出庫管理装置40からの開要求に応動してその収納箱4のLED12を点灯制御する表示制御回路であり、本実施形態ではLED点灯回路として機能する。有利には、本実施形態では、LED12をたとえば赤、緑の2色表示として、入出庫管理装置40からの開要求の後、検出回路26により検出された結果に基づいて収納箱4が正常に開いたか否かによって緑または赤を選択的に表示して、正常動作またはその異常を報知する。
【0019】
一方、入出庫管理装置40は、本実施形態ではパーソナルコンピュータなどに所定のソフトウェアが搭載された情報処理装置であり、図1に示すように、たとえばバーコードリーダ50などの入力装置が接続されて、物品に付された識別符号などを読み取った結果が入力される。もちろん、キーボードが接続されて手入力によりボックス番号を入力して収納箱4を引き出すことができる。本実施形態における入出庫管理装置40の機能構成は、図3に示すように、分析部42と、取り出し要求部44と、入出庫履歴管理部46と、収納物データベース48とを含む。分析部42は、入力装置50またはキーボードにより入力した識別符号を受けて、その物品に対応する所望の収納箱4,4...を選択する機能部であり、本実施形態では、収納物データベース48に基づいて所望の収納箱4を選択する。その結果は、取り出し要求部44を介して制御部20に供給される。入出庫履歴管理部46は、分析部42により選択した結果と、制御部20からの閉通知を受けて、いずれの収納箱4,4...が開閉されたかを、その履歴を記憶して管理する機能部である。収納物データベース48は、入出庫管理する物品の名称と、その物品が格納される収納箱4,4...のボックス番号と、収納箱4,4...に収納された物品の在庫数などをそれぞれ対応付けて記憶する記憶部であり、分析部42からアクセスされて、その結果に基づいてさらに更新される。
【0020】
次に、本実施形態におけるピッキングボックスおよびその入出庫管理装置の動作を説明すると、まず、物品を入庫する場合、その物品に付されたバーコードをバーコードリーダ50により読み取ると、その結果が分析部42に供給される。入庫する物品の識別符号を受けた分析部42は、収納物データベース48を検索してその物品を収納すべき所望の収納箱4,4...のボックス番号を選択する。選択されたボックス番号は、取り出し要求部44を介して制御部20に供給される。引き出すべきボックス番号を受けた制御部20は、これに対応する収納箱4のLED14を点灯し、さらにスイッチ22をオンとして電磁石8に励磁電流を供給する。これにより、そのコア8aが励磁されて、対向する永久磁石6と反発して収納箱4が棚本体2から押し出される。収納箱4が押し出されると、物品を収納する。物品を収納して、その収納箱4を棚本体2に押し戻すと、電磁石8のコア8aに永久磁石6が吸着して収納箱4がロックされる。
【0021】
次に、収納箱4がロックされると、永久磁石6が吸着した電磁石8におけるコア8aの磁界がホールIC12により検出される。その検出結果が制御部20に供給されると、制御部20は、そのLED14を消灯し、さらに収納箱4が閉じられたことを表わす閉通知を入出庫管理装置40に供給する。閉通知を受けた入出庫管理装置40は、入出庫履歴管理部46によりその履歴を記憶する。
【0022】
次に、収納箱4に収納された物品を出庫する場合は、その出庫伝票を上記と同様にバーコードリーダにより読み取ると、上記と同様に入出庫管理装置40から制御部20にその収納箱4の取り出し要求が供給される。取り出し要求を受けた制御部20は、電磁石8を励磁して収納箱4を押し出す。これにより、開いた収納箱4から所望の物品を取り出す。物品を取り出すと、上記と同様にその収納箱4を棚本体2に押し戻すと、永久磁石6が電磁石8のコア8aに吸着してロックされる。収納箱4がロックされると、上記と同様にホールIC12により磁界を検出してその結果が制御部20から入出庫管理装置40に供給される。
【0023】
以上のように、本実施形態のピッキングボックスおよび入出庫管理装置によれば、収納箱4の奥板外面に永久磁石6を設け、これに対向してその磁極に反発する磁極が励磁されるコア8aを有する電磁石8を棚本体2に設けたので、所望の電磁石8を励磁して所望の収納箱4を引き出すことができる。この場合、収納箱4を閉じた際に、励磁されていない電磁石8のコア8aに永久磁石6が吸着して閉じた収納箱4をロックすることができる。したがって、永久磁石6と電磁石8の簡易な構成により収納箱の有効な開閉機構を実現することができる。また、電磁石8のコア8aの磁界の変化を検出するホールIC12を設けて、電磁石8の励磁状態および閉通知を入出庫管理装置40に送るので、収納箱4の開閉状態を管理してその入出庫管理を有効に行なうことができる。さらに、入出庫管理装置40からの開要求に応動して点灯するLED14を設けたので、開くべき収納箱4の位置を使用者に有効に報知することができる。その際、点灯したLED14の位置の収納箱4が押し出されない場合、または異常を表わすLED14が点灯された場合に、故障を判断することができる。したがって、有効な入出庫管理を行なうことができるピッキングボックスを簡単な構造により実現することができる。
【0024】
以上、本実施形態では、実施例に沿って本発明によるピッキングボックスおよびその入出庫管理装置を説明したが、本発明は、これらに制限されるものではない。たとえば、上記実施形態では、入力装置50としてバーコードリーダを入出庫管理装置40に接続した場合を例に挙げて説明したが、本発明では、たとえば無線周波(RF)IDタグなどを物品に取り付けて、そのタグを読み取る無線読取装置を接続するようにしてもよい。また、オンライン入力としてもよい。さらに、上記特許請求の範囲に記載した事項の範囲内であれば、種々の変更、改良、組合せが可能なことは当業者に自明であろう。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のピッキングボックスおよびその入出庫管理装置によれば、収納箱に、その奥板外面にそれぞれ一方の磁極を棚本体の内側に対向して取り付けられた永久磁石を設け、棚本体に、その内側に収納箱の永久磁石の一方の磁極に対向して、その磁極に反発する磁極が励磁されるコアが配置された電磁石を設けたので、電磁石を励磁してその反発力により収納箱を引き出し、収納箱を閉じた際に電磁石のコアと永久磁石が吸着してロックすることができる。これにより、簡易な構成で有効な開閉機構を実現することができる。特に、電磁石のコアの磁界の変化を検出手段により検出して、その状態を制御部を介して入出庫管理装置に送り、収納箱の開閉履歴を管理することにより、物品の入出庫管理を有効に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるピッキングボックスおよびその入出庫管理装置の一実施形態を示す全体概要図である。
【図2】図1の実施形態によるピッキングボックスの要部を示す斜視図である。
【図3】図1の実施形態によるピッキングボックスおよび入出庫管理装置の機能構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 棚本体
4 収納箱
6 永久磁石
8 電磁石
20 制御部
40 入出庫管理装置
50 入力装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピッキングボックスおよびその入出庫管理装置に係り、特に、たとえば、薬品等の物品を管理する際に用いて好適なピッキングボックスおよびその入出庫管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、物品を管理収納する棚(以下、本願明細書ではピッキングボックスという。)では、引き出し自在な複数の収納箱を用意して、それらの収納箱に種類毎に物品を収納してそれぞれ入出庫の際の管理をしていた。特に、たとえば薬品あるいは高価な物品を収納保管する際には、盗難や紛失を防止するために、その管理に注意する必要があった。
【0003】
従来、上記のような物品を保管収納するピッキングボックスとして、たとえばそれぞれの収納箱に鍵を掛ける構成としたものがあった。この場合、鍵を管理することにより、その保管および入出庫を管理することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術では、さらに、人手により鍵を管理し、物品の入出庫の度毎に鍵による収納箱の開閉を実行しなければならないため、面倒で手間がかかるという問題があった。そこで、たとえば、収納箱を空気圧あるいはモータ等により機械的あるいは電気的に開閉する構成として、その開閉制御を物品を取り扱う者以外が容易にできないようにすることが考えられる。しかし、空気圧を用いた構造の場合、その構造が大がかりとなり、さらに精密さが必要となって高価になるなどの欠点があった。また、モータを用いた場合、ギア等の部品などを用いるため、構造が複雑になるなどの欠点があった。
【0005】
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で、かつ入出庫管理を有効に行なうことができるピッキングボックスおよびその入出庫管理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【発明を解決するための手段】
本発明によるピッキングボックスは、上記課題を解決するために、棚本体(2)に、物品を収納する複数の収納箱(4,4...)が引出し可能に配置されたピッキングボックスにおいて、収納箱に、その奥板外面にそれぞれ一方の磁極を棚本体の内側に対向して取り付けられた永久磁石(6)を設け、棚本体に、その内側に収納箱の永久磁石の一方の磁極に対向して、その磁極に反発する磁極が励磁されるコア(8a)が配置された電磁石(8)を設けたことを特徴とする。すなわち、収納箱を引き出す際には、その永久磁石に対向する電磁石を励磁すると、そのコアに形成された磁極とこれに対向する永久磁石の磁極が反発して、収納箱が棚本体から押し出される。引き出した収納箱に所定の物品を収納または取り出して、収納箱を棚本体側に押し戻すと、励磁されていない電磁石のコアに永久磁石が吸着して収納箱が閉じられてロックされた状態となる。
【0007】
この場合、電磁石の近傍に、そのコアにおける磁界の変化を検出する検出手段(12)を設けることにより、電磁石が励磁されて収納箱が引き出されたか否かまたは収納箱が閉じてロックされたか否かが有効に検出される。
【0008】
また、本発明によるピッキングボックスは、所定の電源(30)に接続されて、前記電磁石を制御して任意の収納箱を開制御する制御回路(24)と、前記検出手段(12)からの検出結果を受けていずれの収納箱が動作しているかを検出する検出回路(26)とを含む制御部(20)を有することにより、複数の収納箱のうち任意の収納箱が自在に開閉されて、それらの状態が有効に制御される。
【0009】
さらに、収納箱または収納箱付近の棚本体の前面に、収納箱が開制御されたか否か、または閉じられたか否かその動作状態を表示する動作表示手段(14)を設け、制御部に、動作表示手段を点灯制御する表示制御回路(28)を設けたことにより、収納箱の開閉状態を使用者に有効に知らせる。
【0010】
本発明による入出庫管理装置は、ピッキングボックスにおける物品の入出庫を管理する入出庫管理装置(40)であって、物品が収納される収納箱を引き出すための識別符号を入力する入力手段(42)と、入力手段からの識別符号を解析して引き出す収納箱を選択する分析手段(44)と、分析手段の結果に基づいて制御部にその収納箱の引出し要求を供給する開要求手段(46)と、分析手段の結果および引き出された収納箱が閉じられた際に制御部からの閉通知を受けて入出庫履歴を管理する入出庫履歴管理手段(48)とを含むことを特徴とする。これにより、収納または取り出す物品に応じた所望の収納箱が自在に開閉されて、その入出庫が適切に管理される。
【0011】
この場合、本発明による入出庫管理装置は、収納箱に収納される物品を管理する収納物データベースを含み、そのデータベースを分析手段により参照して引き出す収納箱を選択し、さらにデータベースを更新することにより、物品の入出庫に応じた在庫数などが有効に管理される。
【0012】
その際、入力手段は、物品等に付されたバーコードを読み取るバーコードリーダであるとよい。また、入力手段は、物品等に付されたRFIDタグを検出する無線読取装置であってもよい。さらに、入力手段は、オンライン入力を適用してもよい。
【0013】
また、本発明によるピッキングボックスにおいて、収納箱は、手動により引出し不可となるように、その表面板が棚板の表面枠と略面一に形成して、第三者による引出しを防止する。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して本発明によるピッキングボックスおよびその入出庫管理装置の実施の形態を詳細に説明する。図1には、本発明によるピッキングボックスおよびその入出庫管理装置の一実施形態が示されている。本実施形態によるピッキングボックスは、棚本体2に、物品を収納する複数の収納箱4,4..が引き出し自在に配列された収納棚であり、本実施形態では、収納箱4,4..の開閉制御を管理してその入出庫管理をする入出庫管理装置40が接続されている。特に、本実施形態では、収納箱4,4...の駆動方式として、たとえば図2に示すように、収納箱4,4...に永久磁石6を設け、その永久磁石6に対向して棚本体2の内側に電磁石8を設けて、それらに形成される磁極の反発力により収納箱4を押出して開駆動する点が主な特徴点である。
【0015】
詳細には、本実施形態によるピッキングボックスは、図1ないし図3に示すように、棚本体2と、収納箱4,4...と、電磁石8を含む駆動部10と、その制御部20と、電源部30と、入出庫管理装置40とを有する。棚本体2は、外枠を形成する外板と、その内部を格子状に区画する内板とを含み、これらにより区画されたそれぞれの矩形状領域に収納箱4,4..が引出し自在に配置されている。本実施形態では、棚本体2の奥行きの長さは、収納箱4,4...の長手方向の長さよりやや長く形成されて、収納箱4が閉じられた状態においてその奥側に所定の空間が設けられている。収納箱4,4...は、それぞれ天板のない内部が開口した略直方体状に形成されて、その長手方向に棚本体10に収納される。特に、本実施形態では、収納箱4,4...の前面には、引き出すための取っ手がなく棚本体2の枠板表面と面一になるように形成されている。
【0016】
さらに、収納箱4,4,...には、図2に示すように、その奥板外面に、それぞれ永久磁石6が取り付けられている。永久磁石6は、一方の面がS極、他方の面がN極となる板状に形成されており、本実施形態では、たとえばS極側が収納箱4に貼付され、N極が棚板本体2の内側空間に臨むように配置されている。一方、棚板本体2には、その内側空間、たとえば内板上にそれぞれの収納箱4の奥板に対向して電磁石8が固定して取り付けられている。電磁石8は、コア8aとコイル8bからなり、本実施形態では、コア8aの断面が永久磁石6の面と略同一の面積となる厚板状に形成されて、その一方側が収納箱4が閉じられた状態において永久磁石6に略当接するようになっている。コイル8bは、永久磁石6に当接するコアの一方側が永久磁石6の対向する磁極に反発する磁極が形成される向きに巻回されている。コイル8bには、スイッチ22を介して直流電源が接続されている。スイッチ22は、図3に示す制御部20に設けられており、たとえばFETなどの半導体スイッチが有利に適用されている。
【0017】
図3において、駆動部10は、上記電磁石6と、ホールIC12と、LED14とを含む。ホールIC12は、電磁石8のコア8aの近傍に設けられて、そのコア8aの磁界の変化を検出するホール素子を含み、本実施形態では、永久磁石6がコア8aに吸着している際の磁界および励磁した際の磁界を検出して、その結果を制御部20に供給する。LED14は、制御部20の制御の下に、対応の収納箱4が開閉したか否かその動作状態を表示する動作表示灯であり、それぞれ対応の収納箱4の前面またはその近傍の枠板に取り付けられている。
【0018】
制御部20は、電磁石制御回路24と、検出回路26と、LED駆動回路28とを含む。電磁石制御回路24は、所望の収納箱4,4...を引き出す際に、その収納箱4に対応する電磁石8のスイッチ22をオンとして電源電圧を供給する回路であり、本実施形態では、入出庫管理装置40からの開要求に応動してスイッチ22を所定の期間、たとえば100mmsecの期間オンとする。検出回路26は、ホールIC12からの検出結果を受けて、いずれの収納箱4,4...が開いたか否か、または閉じてロックされたか否かを検出する回路であり、本実施形態では、収納箱4が開制御された後に閉じてロックされた際に入出庫管理装置40に閉通知を送る。LED駆動回路28は、入出庫管理装置40からの開要求に応動してその収納箱4のLED12を点灯制御する表示制御回路であり、本実施形態ではLED点灯回路として機能する。有利には、本実施形態では、LED12をたとえば赤、緑の2色表示として、入出庫管理装置40からの開要求の後、検出回路26により検出された結果に基づいて収納箱4が正常に開いたか否かによって緑または赤を選択的に表示して、正常動作またはその異常を報知する。
【0019】
一方、入出庫管理装置40は、本実施形態ではパーソナルコンピュータなどに所定のソフトウェアが搭載された情報処理装置であり、図1に示すように、たとえばバーコードリーダ50などの入力装置が接続されて、物品に付された識別符号などを読み取った結果が入力される。もちろん、キーボードが接続されて手入力によりボックス番号を入力して収納箱4を引き出すことができる。本実施形態における入出庫管理装置40の機能構成は、図3に示すように、分析部42と、取り出し要求部44と、入出庫履歴管理部46と、収納物データベース48とを含む。分析部42は、入力装置50またはキーボードにより入力した識別符号を受けて、その物品に対応する所望の収納箱4,4...を選択する機能部であり、本実施形態では、収納物データベース48に基づいて所望の収納箱4を選択する。その結果は、取り出し要求部44を介して制御部20に供給される。入出庫履歴管理部46は、分析部42により選択した結果と、制御部20からの閉通知を受けて、いずれの収納箱4,4...が開閉されたかを、その履歴を記憶して管理する機能部である。収納物データベース48は、入出庫管理する物品の名称と、その物品が格納される収納箱4,4...のボックス番号と、収納箱4,4...に収納された物品の在庫数などをそれぞれ対応付けて記憶する記憶部であり、分析部42からアクセスされて、その結果に基づいてさらに更新される。
【0020】
次に、本実施形態におけるピッキングボックスおよびその入出庫管理装置の動作を説明すると、まず、物品を入庫する場合、その物品に付されたバーコードをバーコードリーダ50により読み取ると、その結果が分析部42に供給される。入庫する物品の識別符号を受けた分析部42は、収納物データベース48を検索してその物品を収納すべき所望の収納箱4,4...のボックス番号を選択する。選択されたボックス番号は、取り出し要求部44を介して制御部20に供給される。引き出すべきボックス番号を受けた制御部20は、これに対応する収納箱4のLED14を点灯し、さらにスイッチ22をオンとして電磁石8に励磁電流を供給する。これにより、そのコア8aが励磁されて、対向する永久磁石6と反発して収納箱4が棚本体2から押し出される。収納箱4が押し出されると、物品を収納する。物品を収納して、その収納箱4を棚本体2に押し戻すと、電磁石8のコア8aに永久磁石6が吸着して収納箱4がロックされる。
【0021】
次に、収納箱4がロックされると、永久磁石6が吸着した電磁石8におけるコア8aの磁界がホールIC12により検出される。その検出結果が制御部20に供給されると、制御部20は、そのLED14を消灯し、さらに収納箱4が閉じられたことを表わす閉通知を入出庫管理装置40に供給する。閉通知を受けた入出庫管理装置40は、入出庫履歴管理部46によりその履歴を記憶する。
【0022】
次に、収納箱4に収納された物品を出庫する場合は、その出庫伝票を上記と同様にバーコードリーダにより読み取ると、上記と同様に入出庫管理装置40から制御部20にその収納箱4の取り出し要求が供給される。取り出し要求を受けた制御部20は、電磁石8を励磁して収納箱4を押し出す。これにより、開いた収納箱4から所望の物品を取り出す。物品を取り出すと、上記と同様にその収納箱4を棚本体2に押し戻すと、永久磁石6が電磁石8のコア8aに吸着してロックされる。収納箱4がロックされると、上記と同様にホールIC12により磁界を検出してその結果が制御部20から入出庫管理装置40に供給される。
【0023】
以上のように、本実施形態のピッキングボックスおよび入出庫管理装置によれば、収納箱4の奥板外面に永久磁石6を設け、これに対向してその磁極に反発する磁極が励磁されるコア8aを有する電磁石8を棚本体2に設けたので、所望の電磁石8を励磁して所望の収納箱4を引き出すことができる。この場合、収納箱4を閉じた際に、励磁されていない電磁石8のコア8aに永久磁石6が吸着して閉じた収納箱4をロックすることができる。したがって、永久磁石6と電磁石8の簡易な構成により収納箱の有効な開閉機構を実現することができる。また、電磁石8のコア8aの磁界の変化を検出するホールIC12を設けて、電磁石8の励磁状態および閉通知を入出庫管理装置40に送るので、収納箱4の開閉状態を管理してその入出庫管理を有効に行なうことができる。さらに、入出庫管理装置40からの開要求に応動して点灯するLED14を設けたので、開くべき収納箱4の位置を使用者に有効に報知することができる。その際、点灯したLED14の位置の収納箱4が押し出されない場合、または異常を表わすLED14が点灯された場合に、故障を判断することができる。したがって、有効な入出庫管理を行なうことができるピッキングボックスを簡単な構造により実現することができる。
【0024】
以上、本実施形態では、実施例に沿って本発明によるピッキングボックスおよびその入出庫管理装置を説明したが、本発明は、これらに制限されるものではない。たとえば、上記実施形態では、入力装置50としてバーコードリーダを入出庫管理装置40に接続した場合を例に挙げて説明したが、本発明では、たとえば無線周波(RF)IDタグなどを物品に取り付けて、そのタグを読み取る無線読取装置を接続するようにしてもよい。また、オンライン入力としてもよい。さらに、上記特許請求の範囲に記載した事項の範囲内であれば、種々の変更、改良、組合せが可能なことは当業者に自明であろう。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のピッキングボックスおよびその入出庫管理装置によれば、収納箱に、その奥板外面にそれぞれ一方の磁極を棚本体の内側に対向して取り付けられた永久磁石を設け、棚本体に、その内側に収納箱の永久磁石の一方の磁極に対向して、その磁極に反発する磁極が励磁されるコアが配置された電磁石を設けたので、電磁石を励磁してその反発力により収納箱を引き出し、収納箱を閉じた際に電磁石のコアと永久磁石が吸着してロックすることができる。これにより、簡易な構成で有効な開閉機構を実現することができる。特に、電磁石のコアの磁界の変化を検出手段により検出して、その状態を制御部を介して入出庫管理装置に送り、収納箱の開閉履歴を管理することにより、物品の入出庫管理を有効に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるピッキングボックスおよびその入出庫管理装置の一実施形態を示す全体概要図である。
【図2】図1の実施形態によるピッキングボックスの要部を示す斜視図である。
【図3】図1の実施形態によるピッキングボックスおよび入出庫管理装置の機能構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 棚本体
4 収納箱
6 永久磁石
8 電磁石
20 制御部
40 入出庫管理装置
50 入力装置
Claims (10)
- 棚本体に、物品を収納する複数の収納箱が引出し自在に配置されたピッキングボックスにおいて、
前記収納箱に、その奥板外面にそれぞれ一方の磁極を前記棚本体の内側に対向して取り付けられた永久磁石を設け、
前記棚本体に、その内側に前記収納箱の永久磁石の一方の磁極に対向して、該磁極に反発する磁極が励磁されるコアが配置された電磁石を設けたことを特徴とするピッキングボックス。 - 請求項1に記載のピッキングボックスにおいて、前記電磁石の近傍に、そのコアにおける磁界の変化を検出して前記収納箱の開閉を検出する検出手段を設けたことを特徴とするピッキングボックス。
- 請求項2に記載のピッキングボックスにおいて、該ボックスは、所定の電源に接続されて、前記電磁石を制御して任意の収納箱を開制御する制御回路と、前記検出手段からの検出結果を受けていずれの収納箱が動作しているかを検出する検出回路とを含む制御部を有することを特徴とするピッキングボックス。
- 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のピッキングボックスにおいて、収納箱または該収納箱付近の棚本体の前面に、収納箱が開制御されたか否か、または閉じられたか否かその動作状態を表示する動作表示手段を設け、制御部に、動作表示手段を点灯制御する表示制御回路を設けたことを特徴とするピッキングボックス。
- 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のピッキングボックスにおける物品の入出庫を管理する入出庫管理装置であって、該装置は、物品が収納される前記収納箱を引き出すための識別符号を入力する入力手段と、該入力手段からの識別符号を解析して引き出すべき収納箱を選択する分析手段と、該分析手段の結果に基づいてその収納箱の引出し要求を供給する開要求手段と、前記分析手段の結果および前記収納箱が開制御された後に閉じられたか否かに基づいてその入出庫履歴を管理する履歴管理手段とを含むことを特徴とするピッキングボックスにおける入出庫管理装置。
- 請求項5に記載の入出庫管理装置において、該装置は、収納箱に収納される物品を管理する収納物データベースを含み、前記分析手段は、該データベースを参照してその物品に応じた引き出すべき収納箱を選択し、さらに該データベースを更新することを特徴とするピッキングボックスにおける入出庫管理装置。
- 請求項5または請求項6に記載の入出庫管理装置において、前記入力手段は、物品等に付されたバーコードを読み取るバーコードリーダであることを特徴とするピッキングボックスにおける入出庫管理装置。
- 請求項5または請求項6に記載の入出庫管理装置において、前記入力手段は、物品等に付された無線周波(RF)IDタグを検出する無線読取装置であることを特徴とするピッキングボックスにおける入出庫管理装置。
- 請求項5または請求項6に記載の入出庫管理装置において、前記入力手段は、オンライン入力であることを特徴とするピッキングボックスにおける入出庫管理装置。
- 請求項1ないし請求項9に記載のピッキングボックスにおいて、前記収納箱は、手動により引出し不可となるようにその表面板が前記棚板の表面枠と略面一に形成されていることを特徴とするピッキングボックス。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2002
- 2002-10-09 JP JP2002295605A patent/JP2004131212A/ja active Pending
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