JP2004131161A - 容器 - Google Patents

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JP2004131161A
JP2004131161A JP2002300213A JP2002300213A JP2004131161A JP 2004131161 A JP2004131161 A JP 2004131161A JP 2002300213 A JP2002300213 A JP 2002300213A JP 2002300213 A JP2002300213 A JP 2002300213A JP 2004131161 A JP2004131161 A JP 2004131161A
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container
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JP2002300213A
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Inventor
Tetsuya Kawada
河田 鉄也
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Nisshin Sansho Co Ltd
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Nisshin Sansho Co Ltd
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Abstract

【課題】軽量で使用後に古紙として再生したり焼却処分可能というファイバードラム等の紙製容器の利点を生かしつつ、液体等の流動体を収納しても漏れやしみ出しを防いで従来のペール缶の代用として利用でき、また収納物を完全に本体から取り出すことにより本体の廃棄の際に環境を汚染することがない容器を提供する。
【解決手段】ファイバードラム本体1の内側に、可撓性フィルム材からなる上部開口の内袋2を収納し、該内袋2の開口部付近をファイバードラム本体1の開口部の外側に折り返して接着部分4にて固定してある容器。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、紙製、即ち木質繊維(ファイバー)からなる剛性を有する容器(例えば、ファイバードラム)に関し、収納物の漏れの防止や、耐熱性、耐薬品性の向上によりその用途を広げたものである。
【0002】
【従来の技術】
各種材料の輸送や保存のため、人力で持ち運ぶ程度の重さになる容量を収納できる小型の缶が用いられており、例えば、オイルを20リットル収納可能なほぼ規格化された金属製のペール缶が、オイルのみならず各種液体や粉体の輸送や保存に利用されている。
【0003】
また、近年、金属製のペール缶に代わり、本体を剛性を有する木質繊維(ファイバー)からなる紙製とした、いわゆるファイバードラムが用いられてきている。
【0004】
このファイバードラムは、本体が軽量な紙製であるので、金属製のペール缶より軽く取り扱いが容易であり、又、廃棄する際には、潰して古紙として処分したり焼却できるので環境を汚染しないというメリットがある。
【0005】
また、比較的剛性があるため、金属製のペール缶と同様、ある程度の積み上げ保存が可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらファイバードラムでは、収納物が紙製の本体に接触するため、粉体や粒状体等の固体であれば良いが、従来の金属製のペール缶が収納可能であったオイル等の液体を収納すると、これら液体が紙製の本体を通じて外にしみ出してしまう問題があった。
【0007】
ファイバードラム本体の表面に非親水性のコーティングをしてみても、やはり収納物の液体の圧力によりしみ出したり、ドラム側面と底面の継ぎ目から漏れたりするおそれがあり、金属製のペール缶の完全な代用にはなり得なかった。
【0008】
そこで、この発明の課題は、軽量でかつ廃棄処分も容易なファイバードラム等の紙製容器の利点を生かしつつ、液体等の収納も可能とし、金属製ペール缶の代用が十分となった容器を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明は、上部開口部を有する紙製容器の本体内側に、可撓性フィルム材からなる上部開口の内袋を収納し、該内袋の開口部付近を紙製容器の本体開口部の外側に折り返して固定してある容器である。
【0010】
この発明における上部開口部を有する紙製容器とは、ボール紙、ダンボール等の紙材料を各種形状に組み立ててある程度の剛性を確保したものであれば良いが、特に適している容器は一般的にファイバードラムと呼ばれているもので、本質繊維(ファイバー)をシート状に固めて剛性のある紙とし、これを円柱もしくは四角柱(場合によっては他の多角柱)の外観を有する有底かつ上部開口の筒状に形成したものであり、上部開口から収納物を入れ、この開口に適宜な蓋をすることにより収納物を密閉するものである。
【0011】
また、この発明における可撓性フィルム材としては、液体を透過させない適当な強度のあるシート状のものであれば良く、例えばポリエチレン(PE)を用いることができる。
【0012】
他に、CPP、HDPE、LDPE、LLDPE等の合成樹脂製のシートを用いても良く、アルミラミネートフィルムを用いることもできる。
【0013】
上記した可撓性フィルム材を上部開口の袋状の内袋とするが、内袋の形状は紙製容器本体内側の形状に一致させておけば、紙製容器の容積全てを利用でき、又、内袋に皺が生じない。
【0014】
紙製容器と内袋の固定は、紙製容器内に収納した内袋の開口部付近を、紙製容器本体開口部の外側に折り返すことにより内袋にかかる張力により固定するか、あるいは折り返しにより外側に出た内袋の開口部周縁部を適宜手段にて紙製容器に接着することにより固定する。
【0015】
上記構成の容器によれば、上部開口から液体等を収納しても、液体は紙製容器本体には接触せずに内袋の内側に収納されるので、液体が輸送や保存中に漏れ出したりしみ出すことが無い。
【0016】
また、内容物をとり出した後、内袋内に少量の内容物が残っても、内袋は紙製容器の開口部周辺で固定してあるので、紙製容器本体から簡単に取り出せ、取り出した内袋を破ったり絞ったりすることで残留内容物を取り出せる利点もある。
【0017】
以下、この発明の実施形態を添付図面に基いて説明する。
【0018】
図1は、この発明の容器を示すものであり、(A)は斜視図、(B)は正面断面図である。
【0019】
この実施形態では、紙製容器としてファイバードラムを使用しており、容器は、ファイバードラム本体1と、その内部に収納された内袋2と、ファイバードラム本体1の上部開口を閉鎖する蓋3とで構成されている。
【0020】
ファイバードラム1の寸法は、この実施形態では収納物を収納した状態で人力で取扱える程度の大きさで、例えば直径280mm、高さ410mmの円筒形状であり、紙(ファイバー)の厚みは、側面の胴板部分で0.15mm、底板部分で0.2mm程度であるが、この大きさや材料の厚みに限定されるものではなく、紙製容器の剛性が確保できれば、大型で1トン程度の収納容量があるものであっても良い。
【0021】
内袋2は、その下部がファイバードラム本体1の内側とほぼ同一形状であり、ファイバードラム本体1内に収納された時、内壁にぴったりと一致することにより、ファイバードラム本体1の容量をそのまま利用することができると共に、皺が生じたりすることも無い。
【0022】
内袋2の上下寸法はファイバードラム本体1の上下寸法より若干長く(50mm〜200mm程度)しておき、内袋2の上部がファイバードラム本体1の上部開口部より上に突出するようにしておく。
【0023】
ファイバードラム本体1の上部開口部より突出した内袋2の上部(内袋2の開口部付近)を、図示のようにファイバードラム本体1の開口部の外側に折り返す。
【0024】
この際、ファイバードラム本体1の開口部の直径と内袋2の直径が一致していれば、内袋2の折り返した部分は、ファイバードラム本体1の側板の厚み分だけ直径が大きくなることにより張力が働くので、内袋2はそのままファイバードラム本体1の開口部で固定されることになるが、この図では更に折り返し部分を接着部分4として接着剤により本体1と内袋2を固定している。
【0025】
この容器の上部開口から収納物を収納し、蓋3により開口を閉鎖すれば、収納物を内部に密閉した状態で輸送や保存が可能となるが、収納物は紙製のファイバードラム本体1に接触することなく内袋2内に収納されているので、収納物が液体やゲル状物質であっても、容器の外側に漏れたりしみ出したりしない。
【0026】
内袋2の材質は、可撓性とある程度の強度を有して液体を透過させない材料からなり、ファイバードラム本体1の内側の形状に一致した形状に一体成形できる必要があり、例えばPE等が好ましい。
【0027】
内袋形状とする方法は、PEからなるシートをプレスにより袋状にしたり、側面用シートと底面用シートをシールにより接合して円筒状としたりする方法があるが、その方法はいずれでも良く、要するに液体が漏れないよう上部開口以外は隙間や孔が開いていない袋状とすることができれば良い。
【0028】
また、内袋2はPEに限られずCPP、HDPE、LDPE、LLDPEの各種合成樹脂フィルムを用いても良く、CPPフィルムはその耐熱性により高温の収納物の充填性に優れ、また油製品の収納にも適し、HDPEフィルムは油製品の収納に適し、LDPEフィルムは、耐薬品性に優れ、LLDPEフィルムはそのコストにより一般的広範囲に使用できる等種々の特徴があり、用途に応じて適宜選択して使用すれば良い。
【0029】
また内袋2の材料にアルミラミネートフィルムを用いたものは、ガスバリア性に優れ、嫌気性材料の保存やその他の多方面で使用することができる。
【0030】
この容器による輸送や保存が終了した収納物は、蓋3を外してから適宜手段により取り出されるが、収納物に粘性があった場合、内袋2の内壁にこびり付いて全量をとり出せないことがある。
【0031】
この際、内袋2はファイバードラム本体1と開口部付近の接着部分4で接着しているので、適宜手段でこの部分の接着を外せば、内袋2全体をファイバードラム本体1から取り出せ、取り出した内袋2を破ったり絞ったりすることで残留内容物を全て取り出せる。
【0032】
また、残留内容物が、そのまま廃棄すると環境を害するような物である場合でも、前述の方法で内袋2を取り出せば、ファイバードラム本体1と残留内容物を完全に引き離すことになり、内容物が付着していないファイバードラム本体1を古紙として回収したり焼却により処分することができる。
【0033】
図2は、この発明の容器の利便性を高めたものの例を示してあり、ファイバードラム本体1の底面に皿状の金属製底板5を貼り、容器を置く床面が濡れていても、紙製のファイバードラム本体1の表面に水分が付着して強度低下をしないようにしてあり、また、蓋3に取っ手6を貼り付けて手での持ち運びを容易にしたものである。尚、蓋3は締め付け機構によりファイバードラム本体1に強固に固定されている。
【0034】
以上、この発明の実施形態を説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特にファイバードラム本体1の形状は円筒形のみならず矩形状や多角形状であっても良く、又、内袋2の材質も、この発明の目的を達成するものであれば、特に限定されない。
【0035】
更に、紙製容器についてもこの実施形態のファイバードラムに限られることなく、ダンボール紙等の一般的な紙材料を組み立てた容器一般でも、ある程度の剛性を確保することができれば、この発明を適用することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上のように、この発明の容器によると、軽量で使用後に廃棄処分も容易なファイバードラム等の紙製容器の利点を生かしつつ、液体やゲル状物質を収納しても漏れたりしみ出したりせず、従来の金属製のペール缶の代用として十分利用することが可能となる。
【0037】
また、収納物が環境を汚染する等の理由で、そのまま廃棄できないものであっても、内袋を取り外すことにより、ファイバードラム等の紙製容器本体には該収納物が全く付着していないので、ファイバードラム等の紙製容器本体はそのまま古紙として処分したり焼却処分することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の容器を示すもので、(A)は斜視図、(B)は正面断面図である。
【図2】この発明の容器の他の例の正面図である。
【符号の説明】
1  ファイバードラム本体
2  内袋
3  蓋
4  接着部分
5  金属製底板
6  取っ手

Claims (2)

  1. 上部開口部を有する紙製容器の本体内側に、可撓性フィルム材からなる上部開口の内袋を収納し、該内袋の開口部付近を紙製容器の本体開口部の外側に折り返して固定してあることを特徴とする容器。
  2. 上記可撓性フィルム材が、アルミラミネートフィルムであることを特徴とする請求項1記載の容器。
JP2002300213A 2002-10-15 2002-10-15 容器 Pending JP2004131161A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014040284A (ja) * 2013-11-26 2014-03-06 Toppan Printing Co Ltd 容器
JP7497628B2 (ja) 2020-07-03 2024-06-11 セイコーエプソン株式会社 インク補給容器

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