JP2004131040A - 車輌用着衣 - Google Patents

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JP2004131040A JP2002331363A JP2002331363A JP2004131040A JP 2004131040 A JP2004131040 A JP 2004131040A JP 2002331363 A JP2002331363 A JP 2002331363A JP 2002331363 A JP2002331363 A JP 2002331363A JP 2004131040 A JP2004131040 A JP 2004131040A
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Mitsunori Masuda
増田 光則
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Abstract

【課題】車輛用着衣の着丈、胴囲のサイズ調整を同時に行え、尚且つ事故等の衝撃時に、その事による拘束力の低下を招かない車輛用着衣の構造を提供する事。
【解決手段】車輛用着衣を構成するベルト構造は、左胸ベルト9a、右胸ベルト9b又は左縦ベルト10a、右縦ベルト10bの長さを調節する事で着丈、胴囲のサイズ調整を同時に行っている、上記ベルトの左右を、ループ部32a、ループ部32bを介してバックル13a、バックル13bで結合させている、ループ部32a、ループ部32bを、それぞれバックル13a、バックル13bに結合する事で、前面胸部に固定する事が出来るため、連結部33(33a、33b)の両脇下方向への移動を防ぐ事が出来る。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、年少者の身体に装着し、車輛に備えられているシートベルトを利用して、自動車の衝突等による衝撃から年少者の身体を保護する車輛用着衣に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、本願発明者の考案した、身体に装着して、車輛に備えられているシートベルトを利用して、自動車の衝突等による衝撃から身体を保護する図3に示すような車輛用着衣がある。
年少者の身体を保護する車輛用着衣は、法規上装置と区分されているため法規上の制約から、一着の車輛用着衣で幅広い体格に対応しなくてはならず、通常の着衣のように体格に合わせて選ぶ事が出来ないため、サイズの調整を大きく行わなくてはならない。
同図において101は従来の車輛用着衣を表している。
図3の(a)は車輛用着衣101の正面図、図3の(b)は車輛用着衣101の内部に設けられているベルト構造体を説明するための正面図、図3の(c)は車輛用着衣101の内部に設けられているベルト構造体を説明するための背面図、図3の(d)は車輛のシートベルトをベルト構造体の所定の部位に挿通させた状態を説明するための背面図である。
車輛用着衣101は、図3に示すように、一部に身体拘束用のベルトが表出した前合せの前身頃と後身頃からなる着衣としてのベスト形に形成されている。
車輛用着衣101は、表生地、裏生地の重ね合わせによる二重の構成になっており、当該表生地、裏生地との間に図3(b)、(c)に示したようなベルト構造体が設けられており、所定の部位で各生地に取り付けられている。
ベルト構造体の要素となる各ベルトは、可撓生を有する繊維で織られた、法規上の基準を満たした織物が採用されている。
【0003】
前記車輛用着衣の101のベルト構造体は、以下の構成を有している。
ベルト構造体は、後身頃となる背面の下側にV型に配置された第一の基礎ベルト103と、当該第一の基礎ベルト103の両上端部と結合し背面から前面胸部に設けられた一対の第二の基礎ベルト105を有している。
また、背面には上部に位置する第一の横ベルト107と、下部に位置する第二の横ベルト109が平行に設けられている。
第一の横ベルト107の両端部は、前面部(前身頃)において折り返してループ部113を形成するように縫合された後、さらに背面下方側に向かって折り返され、その各端部が第二の横ベルト109に対して縫合(結合部117)されている。
第二の横ベルト109の両端には、両脇腹下部においてループ部115が形成されている。
【0004】
さらに、二本の肩ベルト121及び股ベルト123が設けられている。肩ベルト121は、背面、両肩、前面胸部に亘る縦向きに配置された一対のベルトである。各肩ベルト121は、その一端が第二の横ベルト109に対して縫合(結合部125)、前記第一の基礎ベルト103、第一の横ベルト107、第二の基礎ベルト105の順にそれぞれ縫合(結合部127,111,129)されながら、前面部において前記第一のベルトの両端に形成した前記ループ部113に対して挿通させた後に、各両端部をバックル131で着脱自在結合するようになっている。
股ベルト123は、一本のベルトによって形成されており、略中央部を前記V字形状を成す第一の基礎ベルト103の折返部に挿通して折り返す事により二股状に構成し、各両端部を前記左右のループ部115にそれぞれ挿通させた後、バックル135で着脱自在結合するようになっている。
【0005】
当該従来の車輛用着衣101はそれぞれ上記構成を有しており、身体に装着して車輛の座席に座り、車輛のシートベルト137を図3(d)のように第一の基礎ベルト103および肩ベルト121と後身頃の裏生地の間に通して固定し、シートに対して身体を固定するものである。すなわち、車輛のシートベルト137に車輛用着衣101を保持し、車輛用着衣101を装着した身体の移動を制限すると同時に身体への衝撃を緩和するものである。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】
前記従来の車輛用着衣の101(以下、車輛用着衣)は、年少者の身体に装着した後に車輛用シートベルト137によって車輛用着衣を保持し、車輛用着衣を装着した年少者の身体の移動を制限すると同時に身体への衝撃を緩和するものであるから、車輛用着衣は身体に対して適切に装着される必要がある。
このような観点から車輛用着衣には、サイズの調整機構が設けられている、しかし車輛用着衣は、法規上の規制から、通常の着衣のように体格に合わせて選ぶ事が出来ずに一着の車輛用着衣で幅広い体格に対応しなくてはならず、サイズの調整の範囲を大きくしなくてはならない。
【0007】
従来の車輛用着衣の101は、前記バックル131の取り付位置を変えて肩ベルト121の長さ調節を行い着丈の調節をし、前記肩ベルト121を、前面部において前記第一の横ベルト107の両端に形成した前記ループ部113に挿通させ、バックル131の取り付位置を変えて肩ベルト121の長さ調節を行い、ループ部113を前身頃の中央に寄せる事で胴囲の調節を行う。肩ベルト121の長さ調節を行う事で着丈と胴囲の調節を一体とした調整を行えるようになっている。
衝突等の衝撃時に車輛用着衣を装着した身体が前方に移動しようとする時に、車輛用着衣を固定する車輛のシートベルト137により、肩ベルト121と第一の横ベルト107は後ろに引かれる形になる。
しかし、肩ベルト121の両端部は前身頃においてバックル131で結合固定されているが、第一の横ベルト107の両端部は、第一の横ベルト107の両端ループ部113に挿通させている肩ベルト121を介して連結(連結部33)しているだけで固定されていないため、肩ベルト121と第一の横ベルト107が後ろに引かれた場合、肩ベルト121と第一の横ベルト107の前記連結部33を、第一の横ベルト107が両脇下方向へ移動させる事になる。
連結部33が、両脇下方向へ移動して連結部33の連結間隔が広がる事により肩ベルト121の肩からの滑落及び胴囲の拡大が起き、車輛用着衣101を身体へ装着し身体を拘束する状態の平常時と衝撃が加わった時の変化が著しくなり、身体の移動量を制限する拘束機能が低下し身体の移動量を多くする事になる。
上記問題を、着丈、胴囲の一体調整と言う調整機能を変えることなく解決することを課題とする。
図4(a)、(b)は、車輛用着衣101を身体へ装着し身体を拘束する状態の平常時と衝撃が加わった時の変化を説明するための説明図である。
(a)は、従来の車輛用着衣101を身体へ装着した状態を示す正面図、(b)は、衝撃が加わった状態を示す正面図。
肩ベルト121と第一の横ベルト107が矢印34で示すように後ろに引かれ、連結部33が、両脇下方向へ移動して第一の横ベルト107の両端部の連結部33の結合間隔が広がる事により肩ベルト121の肩からの滑落及び胴囲の拡大が起きた。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1に記載の発明に係る車輛用着衣は、上記の課題を解決するため、下記の構成を有している。
すなわち、
(ア)身体の上半身前面を覆う前身頃と背面を覆う後身頃を構成するベルト構造体を有しており、当該ベルト構造体は可撓性を有する帯状のベルトの結合によって形成されていること。
(イ)前記ベルト構造体は、後身頃の一部を構成する少なくとも左右二本の縦ベルトと左右一対の第一の横ベルトと左右一対の第二の横ベルトを有していること。
(ウ)前記第一の横ベルトは後身頃において左右に分割されていて、左右の脇下の近くを通り前身頃に至るようになっていること。
(エ)前記第二の横ベルトは後身頃において左右に分割されていて、左右の胴部の近くを通り前身頃に至るようになっていること。
(オ)前記左の第一の横ベルト及び前記左の第二の横ベルトの各一端部は、それぞれ左側の縦ベルトに結合され、前記右の第一の横ベルト及び前記右の第二の横ベルトの各一端部は、それぞれ右側の縦ベルトに結合されていること。
(カ)左右二本の各縦ベルトにはベルトの長さ調整が可能なベルト留具が取り付けられていること。
(キ)前身頃で左右第一の横ベルトを連結させるため、ベルトを通す穴若しくはループが取り付けられ、尚且つ左右着脱自在に結合可能な留具を有していること。
(ク)前記左の第一の横ベルトの他端は、前記左右着脱自在に結合可能な留具の穴若しくはループを通り、肩部を経由して後身頃で前記縦ベルトに取り付けられた留具を介して、左の縦ベルトに連結され、前記右の第一の横ベルトの他端は、前記左右着脱自在に結合可能な留具の穴、若しくはループを通り、肩部を経由して後身頃で前記縦ベルトに取り付けられた留具を介して、右の縦ベルトに連結されること。
【0009】
また、本願請求項2に記載の発明に係る車輛用着衣は、下記の構成を有している。
すなわち、
(ア)身体の上半身前面を覆う前身頃と背面を覆う後身頃を構成するベルト構造体を有しており、当該ベルト構造体は可撓性を有する帯状のベルトの結合によって形成されていること。
(イ)前記ベルト構造体は、後身頃の一部を構成する少なくとも左右二本の縦ベルトと左右一対の横ベルトを有していること。
(ウ)前記横ベルトは後身頃において左右に分割されていて、左右の胴部の近くを通り前身頃に至るようになっていること。
(エ)左右二本の縦ベルトには、後身頃脇下の近くにおいて、ベルトの長さ調整が可能なベルト留具が取り付けられていること。
(オ)前記左の横ベルトの一端部は、左側の縦ベルトに結合され、前記右の横ベルトの一端部は、それぞれ右側の縦ベルトに結合されていること。
(カ)前身頃で左右縦ベルトを連結させるため、ベルトを通す穴若しくはループが取り付けられ、尚且つ左右着脱自在に結合可能な留具を有していること。
(キ)前記左の縦ベルトの一端は、肩部を経由して前記左右着脱自在に結合可能な留具の穴若しくはループを通り、後身頃で前記縦ベルトに取り付けられた留具を介して、左の縦ベルトに連結され、前記右の縦ベルトの一端は、肩部を経由して前記左右着脱自在に結合可能な留具の穴、若しくはループを通り、後身頃で前記縦ベルトに取り付けられた留具を介して、右の縦ベルトに連結されること。
【0010】
【発明の実施の形態】
本願発明の係る車輛用着衣の形態を図に表し、その図を用いて実施形態を説明する。
図1において1は、本願発明の請求項1に係る車輛用着衣を表しており、図1(a)は車輛用着衣1の正面図、図1(b)は背面図を表している。
図1において2は、本願発明の請求項2に係る車輛用着衣を表しており、図1(c)は車輛用着衣2の正面図、図1(d)は背面図を表している。
図1(a)、(b)、(c)、(d)は、後述するベルト構造(以下、ベルト構造体)を説明するための透視図になっている。
車輛用着衣1と2は、図1(a)、(c)に示すように、一部に身体拘束用のベルトが表出した前合わせの左右の前身頃3(3a、3b)と後身頃4からなる着衣としてのベスト形に形成されている。
前身頃3は、それぞれ左前身頃3a、右前身頃3bによって構成され、前面略中央部においてファスナー11によって係脱自在に係合するようになっている。また、車輛用着衣1と2は、表生地と裏生地の重ね合わせによる二重構造になっており、当該表生地と裏生地の間に、図1(a)、(b)、(c)、(d)に示したようなベルト構造体が配置され、所定の部位で前記表又は裏生地に対して取り付けられている。
【0011】
次に、前記車輛用着衣1を構成するベルト構造体について説明する。
ベルト構造体を構成する各ベルトは、それぞれ可撓性の有する繊維によって形成された幅広の織物として形成されており、強度等法規上の基準に適合する物性を有したものである。
背面の下側から上部に亘る位置には縦ベルトとして左右二本のベルト部を形成するV字型に折曲げ配置されたV字ベルト5が設けられている。
また、当該V字ベルト5上方の両端部には、ベルトの長さ調節可能な留具(以下、バックルという)12(12a、12b)がベルトを介して結合(結合部21a、21b)している。
V字ベルト5とバックル12aおよび12bとの結合部21a、21bは縫糸により強固に縫合されている。
【0012】
また、同背面には上部に位置する横ベルト6(6a、6b)と、下部に位置する横ベルト7(7a、7b)が略横方向の向きにお互いに平行になるように設けられている。
横ベルト6a、6bと横ベルト7a、7bは、それぞれ背面においてV字ベルト5に縫合によって結合(結合部22a、22b、23a、23b)されている。
横ベルト7a、7bのそれぞれ両端には、両脇腹下部においてループ部31(31a、31b)が形成されている。
横ベルト7a、7bの背面両脇腹下部に縫合によって結合(結合部24a、24b)され前面胸部に向かって伸びる斜ベルト8(8a、8b)が設けられている。
前面胸部において、雄雌一対で着脱自在に結合可能なバックル13(13a、13b)には、斜ベルト8aおよび8bの両端部とループ部32(32a、32b)が、縫合によって結合(結合部25a、25b)されている。
横ベルト6は背面から両脇下近くを通り前面にまわることで一対の左胸ベルト9a、右胸ベルト9bを形成している、左胸ベルト9a、右胸ベルト9bは、それぞれ前記ループ32aおよび32bを挿通して肩部を経由し、背面に至りバックル12aよび12bによって前記V字ベルト5に連結される。
当該構成によって、車輛用着衣1を身体に装着した後にバックル13a、13bを結合させることで、ループ部32a、32bを介して前記左胸ベルト9a、右胸ベルト9bとバックル13a、13bとで身体胸部の周囲を拘束するベルトとして作用する事となっている、そして横ベルト6の前面部ベルト9a、9bの長さを、バックル12aよび12bにより調節する事で、着丈と胴囲を身体に合わせて調整するようになっている。
【0013】
股ベルト16は、一本のベルトによって形成されており、略中央部を前記V字形状を成すV字ベルト5の折返部に挿通して折り返した後に縫製すことで二股状に分かれた左股ベルト16a、右股ベルト16bを形成している。
左股ベルト16a、右股ベルト16bの両端部には、雄雌一対で着脱自在に結合可能なバックル14(14a、14b)が、それぞれ取り付けられている。
左股ベルト16a、右股ベルト16bの両端部を、前記横ベルト7a、7bの両端部に形成したループ部31aおよび31bにそれぞれ挿通させた後に、各バックル14a、14bによって結合するようになっている。
この構成によって、各左股ベルト16a、右股ベルト16bおよびループ部31a、31bを介した横ベルト7a、7bによって人体腰部付近の周囲を拘束するようになっている。
バックル14a、14bの各股ベルト16a、16bに対する取り付け位置は、任意に調節可能になっており、装着した身体に合わせて各股ベルト16a、16bの長さを調節するようになっている。
【0014】
次に、前記車輛用着衣2を構成するベルト構造体について説明する。
ベルト構造体を構成する各ベルトは、それぞれ可撓性の有する繊維によって形成された幅広の織物として形成されており、強度等法規上の基準に適合する物性を有したものである。
背面の下側から上部に亘る位置には、V字型に折曲げ配置されたV字ベルト5が設けられている。
V字ベルト5の両端部(15a、15b)には、左縦ベルト10a、右縦ベルト10bが縫合により結合(結合部27a、27b)している。
また、当該左縦ベルト10a、右縦ベルト10bには、ベルトの長さ調節可能な留具(以下、バックルという)12(12a、12b)がベルトを介して結合(結合部26a、26b)している。
V字ベルト5とバックル12aおよび12bとの結合部21a、21bは縫糸により強固に縫合されている。
【0015】
また、同背面には下部に位置する横ベルト7a、7bが略横方向の向きになるように設けられている。
横ベルト7a、7bは、背面においてV字ベルト5に縫合によって結合(結合部23a、23b)されている。
横ベルト7a、7bのそれぞれの両端には、両脇腹下部においてループ部31(31a、31b)が形成されている。
横ベルト7a、7bの背面両脇腹下部に縫合によって結合(結合部24a、24b)され前面胸部に向かって伸びる斜ベルト8(8a、8b)が設けられている。
前面胸部において、雄雌一対で着脱自在に結合可能なバックル13(13a、13b)には、斜ベルト8aおよび8bの両端部とループ部32(32a、32b)が、縫合によって結合(結合部25a、25b)されている。
前記左縦ベルト10a、右縦ベルト10bの両端は肩部を経由し、前面のそれぞれ前記ループ32aおよび32bを挿通して両脇下近くを通り背面に至り、バックル12aよび12bによって前記V字ベルト5に連結される。
当該構成によって、車輛用着衣2を身体に装着した後にバックル13a、13bを結合させることで、ループ部32a、32bを介して前記左縦ベルト10a、右縦ベルト10bとバックル13a、13bとで身体胸部の周囲を拘束するベルトとして作用する事となっている、そして左縦ベルト10a、右縦ベルト10bの長さを、バックル12aよび12bにより調節する事で、着丈と胴囲を身体に合わせて調整するようになっている。
【0016】
股ベルト16は、一本のベルトによって形成されており、略中央部を前記V字形状を成すV字ベルト5の折返部に挿通して折り返した後に縫製すことで二股状に分かれた左股ベルト16a、右股ベルト16bを形成している。
左股ベルト16a、右股ベルト16bの両端部には、雄雌一対で着脱自在に結合可能なバックル14(14a、14b)が、それぞれ取り付けられている。
左股ベルト16a、右股ベルト16bの両端部を、前記横ベルト7a、7bの両端部に形成したループ部31aおよび31bにそれぞれ挿通させた後に、各バックル14a、14bによって結合するようになっている。
この構成によって、各左股ベルト16a、右股ベルト16bおよびループ部31a、31bを介した横ベルト7a、7bによって人体腰部付近の周囲を拘束するようになっている。
バックル14a、14bの各股ベルト16a、16bに対する取り付け位置は、任意に調節可能になっており、装着した身体に合わせて各股ベルト16a、16bの長さを調節するようになっている。
【0017】
【実施例】
次に本願発明に係る実施例について説明する。
上記実施の形態では、雄雌一対で着脱自在に結合可能なバックル13(13a、13b)には、斜ベルト8aおよび8bの両端部とループ部32(32a、32b)が、縫合によって結合(結合部25a、25b)されている。
これに対して、両端がループになっているベルト若しくは両端にベルトの通る穴あいているバックルが、斜ベルト8aおよび8bの両端部と縫合によって結合されている構造とする事が出来る。
【0018】
【発明の効果】
本願発明に係る車輛用着衣の効果について説明する。
図2(a)、(b)は、課題に対する、本願発明に係る車輛用着衣の解決するための手段の効果を説明するための説明図である。
(a)は、車輛用着衣を身体に装着した状態を示す正面図。
(b)は、衝撃が加わった状態を示す正面図。
ループ部32a、32bをバックル13a、13bにそれぞれ結合する事で、ループ部32a、32bの位置を前面胸部に固定する事が出来るため連結部33(33a、33b)の両脇下方向への移動を防ぐ事が出来る。
そのため、ループ部32a、32bを挿通する左胸ベルト9a、右胸ベルト9b又は左縦ベルト10a、右縦ベルト10bが衝撃時に矢印34で示すように後ろに引かれる事が起きても、左胸ベルト9a、右胸ベルト9b又は左縦ベルト10a、右縦ベルト10bの肩からの滑落及び胴囲の拡大を防ぐ事が出来る。
それにより、車輛用着衣を身体へ装着し身体を拘束する状態の平常時と衝撃が加わった時の変化が少なくなり、身体の移動量を制限する拘束機能の低下の度合いが減少し、衝撃時の拘束が保たれ身体の移動量を制限すると言う車輛用着衣本来の役目を果たす事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車輛用着衣を示す正面および背面図である。
【図2】本発明に係る車輛用着衣の効果を説明するための説明図である。
【図3】従来の車輛用着衣を説明するための説明図である。
【図4】従来の車輛用着衣の課題を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1  車輛用着衣1
2  車輛用着衣2
3a 左前身頃
3b 右前身頃
4  後身頃
5  V字ベルト
6  横ベルト
7  横ベルト
8  斜ベルト
9a 左胸ベルト
9b 右胸ベルト
10a 左縦ベルト
10b 右縦ベルト
11 ファスナー
12a バックル
12b バックル
13a バックル
13b バックル
14a バックル
14b バックル
15 両端部
16a 股ベルト
16b 股ベルト
21a 結合部
21b 結合部
22 結合部
23 結合部
24 結合部
25 結合部
26 結合部
27 結合部
31 ループ部
32a ループ部
32b ループ部
33 連結部
34 矢印
101 従来の車輛用着衣
107 第一の横ベルト
121 縦ベルト

Claims (2)

  1. 下記の要件を備えたことを特徴とする車輌用着衣
    (ア)身体の上半身前面を覆う前身頃と背面を覆う後身頃を構成するベルト構造体を有しており、当該ベルト構造体は可撓性を有する帯状のベルトの結合によって形成されていること。
    (イ)前記ベルト構造体は、後身頃の一部を構成する少なくとも左右二本の縦ベルトと左右一対の第一の横ベルトと左右一対の第二の横ベルトを有していること。
    (ウ)前記第一の横ベルトは後身頃において左右に分割されていて、左右の脇下の近くを通り前身頃に至るようになっていること。
    (エ)前記第二の横ベルトは後身頃において左右に分割されていて、左右の胴部の近くを通り前身頃に至るようになっていること。
    (オ)前記左の第一の横ベルト及び前記左の第二の横ベルトの各一端部は、それぞれ左側の縦ベルトに結合され、前記右の第一の横ベルト及び前記右の第二の横ベルトの各一端部は、それぞれ右側の縦ベルトに結合されていること。
    (カ)左右二本の各縦ベルトにはベルトの長さ調整が可能なベルト留具が取り付けられていること。
    (キ)前身頃で左右第一の横ベルトを連結させるため、ベルトを通す穴若しくはループが取り付けられ、尚且つ左右着脱自在に結合可能な留具を有していること。
    (ク)前記左の第一の横ベルトの他端は、前記左右着脱自在に結合可能な留具の穴若しくはループを通り、肩部を経由して後身頃で前記縦ベルトに取り付けられた留具を介して、左の縦ベルトに連結され、前記右の第一の横ベルトの他端は、前記左右着脱自在に結合可能な留具の穴、若しくはループを通り、肩部を経由して後身頃で前記縦ベルトに取り付けられた留具を介して、右の縦ベルトに連結されること。
  2. 下記の要件を備えたことを特徴とする車輌用着衣
    (ア)身体の上半身前面を覆う前身頃と背面を覆う後身頃を構成するベルト構造体を有しており、当該ベルト構造体は可撓性を有する帯状のベルトの結合によって形成されていること。
    (イ)前記ベルト構造体は、後身頃の一部を構成する少なくとも左右二本の縦ベルトと左右一対の横ベルトを有していること。
    (ウ)前記横ベルトは後身頃において左右に分割されていて、左右の胴部の近くを通り前身頃に至るようになっていること。
    (エ)左右二本の縦ベルトには、後身頃脇下の近くにおいて、ベルトの長さ調整が可能なベルト留具が取り付けられていること。
    (オ)前記左の横ベルトの一端部は、左側の縦ベルトに結合され、前記右の横ベルトの一端部は、それぞれ右側の縦ベルトに結合されていること。
    (カ)前身頃で左右縦ベルトを連結させるため、ベルトを通す穴若しくはループが取り付けられ、尚且つ左右着脱自在に結合可能な留具を有していること。
    (キ)前記左の縦ベルトの他端は、肩部を経由して前記左右着脱自在に結合可能な留具の穴若しくはループを通り、後身頃で前記縦ベルトに取り付けられた留具を介して、左の縦ベルトに連結され、前記右の縦ベルトの他端は、肩部を経由して前記左右着脱自在に結合可能な留具の穴、若しくはループを通り、後身頃で前記縦ベルトに取り付けられた留具を介して、右の縦ベルトに連結されること。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100751523B1 (ko) 2007-05-16 2007-08-22 손승봉 상하의가 착탈되는 작업복
JP2007331524A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Fujikura Parachute Co Ltd 耐寒耐水服
JP2011098721A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Karina Beatriz Nunez 海難救助用スーツ

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