JP2004131019A - 自動車用サスペンションブラケット - Google Patents

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JP2004131019A
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Takeshige Yuchi
有地 毅成
Kazuya Omae
大前 和也
Takayuki Nakamura
中村 高透
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Abstract

【課題】板金製品で、大型部品に必要な大きな強度も得られ、且つ部品、部材の部分部分に必要な機能を発揮するに十分な形状、強度を備えた、軽量で剛性の高い自動車用サスペンションブラケットの提供。
【解決手段】このブラケット11は、柱状の本体12を単数または複数の閉断面管材13(13’)で構成、その裏に取付用板部材14を本体12と接触する部分において溶接し、本体12下端に板金製連結支持部15を溶接した。板金製品ながら大型部品に必要な高強度も得られ、且つ部品、部材の部分部分に必要な機能を発揮するに十分な形状、強度を備えた、軽量で剛性の高いものが得られ、殊に管材に異形管を使用すれば、軽量化のほか、強度、剛性を保持しつつ周囲の装置、部品との干渉を避ける形状にでき、またブラケットへの力の入力状態に応じ断面形状が選択可。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のサスペンションブラケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7に示すようなエアサスペンション機構をそなえた車両、即ち空気ばね1を荷台2を支持するフレーム3と車輪4、4’の間に装架し、該車輪4、4’の車軸をリンク5、6によりフレーム3に連結する構成の車両では、ブラケットハンガ7が用いられている。
【0003】
このブラケットハンガ7は、前記両リンク5、6を連結するため、大きな荷重に耐えるよう作る必要があり、また最適なレイアウトの確保上からも通常は鋳物製品が使用されている。このため、製品重量が大となり、また機械加工を伴うことなどからコスト高になりがちであった。
【0004】
ところで、鋼板部材の材質の向上、板金加工技術及び溶接技術の進歩等から近年種々の鋳物、鍛造部品が、いわゆる板物化されており、自動車のサスペンション部品等でも例えば特開平9−86126号、同平10−129225号の各公報に見られるように、従来鋳物又は鍛造で製作されていた部品、部材を板物で製作しようとする提案が多く、また実際に応用されている。
【0005】
しかしながら、上記提案は、例えば特開平9−86126号公報のものは、略コ字型断面となるように板金部材により形成し、コ字型となる壁間をパイプで連結したものであり、また特開平10−129225号公報のものは、縦に2つに分けて板金で成形した部材を「最中」のように合わせて溶接して一体化するものであり、いずれも今までの部品、部材の形状にできるだけ近いものを得んとしている。従って、多少は軽量化されても板金化のメリットが十分生かされているとは言いがたく、また前記ハンガの如き大強度を要する大型部品には応用し難い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
よって、本発明の解決しようとする課題は、板金製品であって、大型部品に必要な大きな強度をも得られるとともに、その部品、部材の部分部分に必要な機能を発揮するに十分な形状、強度を備えた、軽量で剛性の高い自動車用サスペンションブラケットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明自動車用サスペンションブラケットは、柱状の本体を単数または複数の閉断面管材により構成し、その裏面に取付用板部材を前記本体と接触する部分において溶接するとともに、前記本体下端に板金製連結支持部を溶接してなることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態を、図1乃至図6により説明すると、この発明の自動車用サスペンションブラケット11は、柱状の本体12を単数または複数の閉断面管材13(13’)により構成し、その裏面に取付用板部材14を前記本体12と接触する部分において溶接するとともに、前記本体12下端に板金製連結支持部15を溶接してなるものである。
【0009】
図1乃至図4に示す実施例について更に詳細に説明する。
前記柱状の本体12は、図1、図2の例では、ほぼL字形断面をもつ異形管製の管材13、13’を左右対称となるよう、且つ上端付近13a、13’aは対称形に互いに外に開き、この外側に開いた部分以外の前端部は、図1、図2のように密着させ、溶接W1する。また、本体12の下端は後記連結支持部15の上部構造に合わせて半円形の凹部13’b等を形成している。
【0010】
なお、前記本体12の管材13、13’の間に必要に応じて補強部材16を介在させ、管材13、13’及び取付用部材14に溶接等で固定することも考えられ、このようにすれば前記本体12及び取付用板部材14からなる結構はより強化される。
【0011】
前記取付用板部材14は、適宜厚さのT字形鋼板からなり、上端には前記自動車のフレーム3に取り付けるためにほぼ矩形状の取付部14aとし、その下方は取付部14aと一体に固定部14bを形成している。該固定部14bは図2乃至図6に示すように、柱状の本体12の幅よりやや小さくし、固定部14bを柱状の本体12の裏に溶接W2する。なお、14cは前記取付部14aにあけたボルト穴である。
【0012】
前記板金製連結支持部15は、図1の例では図3に示すように、断面アーチ状を形成し、下端の左右をカーリングして管状とし前記リンク等の装着部15aを形成するが、カーリングして管状とすることに代えてここに丸パイプを溶接してとりつけてもよい。なお、連結支持部15は、前記本体12の下端の半円形の凹部13’b等に嵌合させ、溶接W3している。
【0013】
図4に示すものは、柱状の本体12−1として横に広い矩形状の管材とした例で、その横幅は図1に示す本体12と同程度とする。図4のものは管材として角管を用いるので、管材が得やすく使い易い利点がある。
【0014】
また図5に示すものは、柱状の本体12−2として2本の丸管17、17’を合わせて前記図1、図2の異形管製の管材13、13’と同様に溶接して構成した例である。これも管材として丸管を用いるので管材が更に得やすいという利点がある。
【0015】
更に図6に示すものは、柱状の本体12−3として、左右に小さい閉断面12−3aを残してほぼコ字状に形成した異形管製の管材を用いた例である。図6のものは異形管を使用するが、一体化しているので強度が高く体裁もよい。なお、図4、図5及び図6において、14は取付用板部材を示し、いずれも柱状の本体12−1、12−2及び12−3の裏面に溶接されるものである。
【0016】
上記のように構成された本発明自動車用サスペンションブラケットを図7に示すエアサスペンション機構のブラケットハンガ7として使用するときは、取付用板部材14のボルト穴14cにボルトを通してフレーム3にサスペンションブラケット11を固定し、次に前記板金製連結支持部15の装着部15aにリンク5、6を連結すればよい。
【0017】
リンク5、6からの負荷は、板金製連結支持部15を介して高強度の柱状本体12、取付用板部材14を経てフレーム3に伝達されることになり、高強度の自動車用サスペンションブラケットとして、十分使用し得る。
なお、上記実施例はサスペンションブラケット(ブラケットハンガ)として説明したが、本発明はサスペンションクロスメンバにも、同クレードルにも応用でき、さらにエンジンマウントメンバにも応用できるものである。
【0018】
【発明の効果】
本発明自動車用サスペンションブラケットは、柱状の本体を単数または複数の閉断面管材により構成し、その裏面に取付用板状部材を前記本体と接触する部分で溶接するとともに、前記本体下端に板金製連結支持部を溶接してなることを特徴とするので、板金製品であって、大型部品に必要な大きな強度をも得られるとともに、その部品、部材の部分部分に必要な機能を発揮するに十分な形状、強度を備えた、軽量で剛性の高い自動車用サスペンションブラケットを提供できる効果がある。
【0019】
また、殊に前記管材として異形断面を有するものを使用するときは、軽量化はもとより、強度、剛性を保持しつつ周囲の装置、部品との干渉を避け得る形状とすることができ、またサスペンションブラケットへの力の入力状態に応じて断面形状を選択して軽量化を図ることができる効果もある。
【0020】
更に、前記連結支持部として、板材をU字形に曲げた後両端部をカーリングしてパイプ状に形成してなるものでは、製造が簡単で且つそれ自体の強度が大であり、また前記柱状本体との接続も強固に行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明自動車用サスペンションブラケットの一実施例を示す斜視図
【図2】図1のA−A線に沿う断面図
【図3】図1のB方向矢視図に相当する図で、図1のものとやや異なる板金製連結支持部を示すもの
【図4】図1のA−A線に沿う断面図に相当する図で、柱状の本体の第2の実施例を示す
【図5】図1のA−A線に沿う断面図に相当する図で、柱状の本体の第3の実施例を示す
【図6】図1のA−A線に沿う断面図に相当する図で、柱状の本体の第4の実施例を示す
【図7】従来の自動車用サスペンションブラケットの使用の一例を示す概略図。
【符号の説明】
1 空気ばね  2 荷台  3 フレーム  4、4’ 車輪
5、6 リンク  7 ブラケットハンガ
11 本発明自動車用サスペンションブラケット  12 柱状の本体
13、13’ 閉断面管材  14 取付用板部材  15 板金製連結支持部
16 補強部材  17、17’ 丸管  W1、W2、W3 溶接。

Claims (3)

  1. 柱状の本体を単数または複数の閉断面管材により構成し、その裏面に取付用板状部材を前記本体と接触する部分において溶接するとともに、前記本体下端に板金製連結支持部を溶接してなることを特徴とする自動車用サスペンションブラケット。
  2. 前記閉断面管材が異形断面を有することを特徴とする請求項1記載の自動車用サスペンションブラケット。
  3. 前記連結支持部が、板材をU字形に曲げた後両端部をカーリングしてパイプ状に形成してなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の自動車用サスペンションブラケット。
JP2002299728A 2002-10-11 2002-10-11 自動車用サスペンションブラケット Pending JP2004131019A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107804127A (zh) * 2017-11-24 2018-03-16 中国第汽车股份有限公司 一种重型卡车的空气悬架支架

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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