JP2004130939A - エアサスペンションシステム - Google Patents

エアサスペンションシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2004130939A
JP2004130939A JP2002297827A JP2002297827A JP2004130939A JP 2004130939 A JP2004130939 A JP 2004130939A JP 2002297827 A JP2002297827 A JP 2002297827A JP 2002297827 A JP2002297827 A JP 2002297827A JP 2004130939 A JP2004130939 A JP 2004130939A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
valve
vehicle
compressor
suspension system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002297827A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Ogawa
小川 勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Shatai Co Ltd filed Critical Nissan Shatai Co Ltd
Priority to JP2002297827A priority Critical patent/JP2004130939A/ja
Publication of JP2004130939A publication Critical patent/JP2004130939A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

【課題】1台のコンプレッサから左右のそれぞれのエアスプリングに空気を供給するエアサスペンションシステムにおいて、左右のエアスプリング間に空気移動を遮断するバルブを配設し、走行時にはそのバルブを閉鎖して、スプリング機能を維持するエアサスペンションシステムを提供する。
【解決手段】車両左右のエアスプリング1と、それらのエアスプリング1に連結した左右の空気配管2と、それら配管2が合流して接続されるコンプレッサ3と、前記配管2上に配置されて左右のエアスプリング1間の空気の移動を遮断するバルブ4とを有したエアサスペンションシステムであって、走行時には前記バルブ4を閉じて左右エアスプリング1間の空気移動を防止し、それによって車体傾斜時の空気移動によるスプリング機能低下を防止する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はエアサスペンションシステムに関し、特に、1台のコンプレッサから左右のそれぞれのエアスプリングに空気を供給するエアサスペンションシステムにおいて、左右のエアスプリング間に空気移動を遮断するバルブを配設し、走行時にはそのバルブを閉鎖して、スプリング機能を維持するエアサスペンションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
遠距離走行が多い観光バスや一部の路線バスでは、乗り心地を改善し、運転者や乗客の疲労を軽減するため、エアサスペンション装置が採用されている。
このエアサスペンション装置は、空気の弾性を利用するため細かい振動を吸収して乗り心地がよいことと、圧力のコントロールによって車高を一定に保つことができるという特徴を有している。
【0003】
この種のエアサスペンション車においては、乗客の乗降を容易にして安全性を向上するために、バスストップやパーキングエーリヤ等での停車時に、車速センサ、車高センサ等からの情報に基づいて、コントローラによって、フロア部分の車高を通常走行時の車高より十分低くする所謂ニーリング作動を行ない得るようにした車高調整装置を備えたものがある。
そして、このようなエアサスペンションに関する技術として特開2002−144838号公報記載の「エアサスペンション装置」が知られている。
【特許文献1】
特開2002−144838号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来のエアサスペンション装置の一般的構成は図5に示すように、左右にエアスプリング50を配置し、それらを空気配管51によって接続し、その配管51にコンプレッサ52から空気を送り出すようにしている。そして、エアスプリング50内の圧力調整は、車高センサ53の検出値に基づきコントロールユニット54がコンプレッサ52または排気バルブ57を制御して行なっている。
また、特開2002−144838号公報記載の技術も基本的構成は図5とほぼ同様となっている。
【0005】
ところで、車がコーナーを曲がる時に車体が傾くが、この傾き角度をロール角と呼び、ロール角はサスペンションのスプリングが軟らかいほど大きくなる。
そして、前記図5のエアサスペンション装置では左右のエアスプリング50が配管51によって接続されているため、車体の傾きによって荷重が掛かった側のエアスプリング50の空気が配管51を通過して他方側のエアスプリング50へ移動し、スプリングとして機能しないという問題があった。
この問題を解決するために図6に示すように、左右のエアスプリング50を独立させて、それぞれにコンプレッサ52、ドライヤ55、補助タンク56等を設けて左右の空気移動を遮断することも可能であるが、この方法では部品数、作業数が増加してコストが増大する。
本発明は係る従来の問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、1台のコンプレッサから左右のそれぞれのエアスプリングに空気を供給するエアサスペンションシステムにおいて、左右のエアスプリング間に空気移動を遮断するバルブを配設し、走行時にはそのバルブを閉鎖して、スプリング機能を維持するエアサスペンションシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための手段として、請求項1記載の発明では、車両左右のエアスプリングと、それらのエアスプリングに連結した左右の空気配管と、それら配管が合流して接続されるコンプレッサと、前記配管上に配置されて左右のエアスプリング間の空気の移動を遮断するバルブとを有したエアサスペンションシステムであって、走行時には前記バルブを閉じて左右エアスプリング間の空気移動を防止し、それによって車体ロール時の空気移動によるスプリング機能低下を防止する構成とした。
【0007】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、車速センサ及び車高センサからの信号に基づいて、コンプレッサの作動、バルブの開閉、排気バルブの開閉を制御するコントロールユニットを備え、走行時にはコントロールユニットからの信号によりバルブの閉鎖とコンプレッサの停止及び排気バルブの閉鎖を行ない、停車時にはコントロールユニットからの信号によりバルブを開放すると共に、コンプレッサを作動又は排気バルブを開放し、予め設定した基準車高への調整制御を行なう構成とした。
【0008】
【発明の作用及び効果】
請求項1記載のエアサスペンションシステムでは、車両左右のエアスプリングと、それらのエアスプリングに連結した左右の空気配管と、それら配管が合流して接続されるコンプレッサと、前記配管上に配置されて左右のエアスプリング間の空気の移動を遮断するバルブとを有しているので、車両走行時はバルブを閉じて左右エアスプリング間の空気移動を防止し、スプリング機能及び操縦安定性を維持する。
また、コンプレッサや排気バルブを増設することなく、左右のエアスプリングの給排気を行なうことができ、一般的なエアサスペンションシステムに適用することができる。
【0009】
請求項2記載のエアサスペンションシステムでは、コントロールユニットを備えたので、コンプレッサの作動、バルブの開閉、排気バルブの開閉をコントロールし、エアスプリングを自動制御することができる。
すなわち、走行時にはコントロールユニットからの信号によりバルブの閉鎖とコンプレッサの停止及び排気バルブの閉鎖を行なうことができ、停車時にはコントロールユニットからの信号によりバルブを開放すると共に、コンプレッサを作動又は排気バルブを開放し、予め設定した基準車高への調整制御を行なうことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1はエアサスペンションシステムのブロック図、図2はフロントサスペンションの車両レイアウト図である。
本発明の一実施の形態に係るエアサスペンションシステムは図1、図2に示すように、車両の左右フロア下に配置されるエアスプリング1と、それらのエアスプリング1に接続した空気配管2と、それら配管2に合流して左右のエアスプリング1に空気を送り出すコンプレッサ3と、前記配管2上に配置されて左右のエアスプリング1間の空気の移動を遮断するバルブ4と、前記エアスプリング1の補助空気室として機能する補助タンク5と、それらの制御を行なうコントロールユニット6を主要な構成としている。
【0011】
前記エアスプリング1はショックアブソーバ21、スタビライザ22、リーフスプリング23と共同して走行時のショックを吸収し、過度の揺動感のないフラットな乗り心地を可能とし、エアスプリング1は圧縮空気の量と圧力に応じて車高を変化させる機能を有している。
また、左右のエアスプリング1には配管2が接続され、配管2の先は一旦補助タンク5に接続され、補助タンク5から延びた左右の配管2は合流してコンプレッサ3に接続されている。
前記コンプレッサ3は電動モータによって駆動され、車高が低いときにはエアスプリング1に圧縮空気を供給する。一方、コンプレッサ3にはエア排気バルブ7が連結され、車高が高いときには排気ソレノイドバルブが作動し、エアスプリング1内の圧縮空気を排出する。
前記バルブ4は左右のエアスプリング1を連結する配管2上に配置されて、このバルブ4を閉鎖すると左右のエアスプリング間の空気移動が防止される。
前記補助タンク5は中央に仕切り板9を備えた左右一体型のタンクとなっている。
ドライヤ10はコンプレッサ3からの圧縮空気に含まれる水分を乾燥剤(シリカゲル)に通して除去する。
【0012】
前記コントロールユニット6は車速センサ11及び車高センサ12からの信号により、バルブ4、コンプレッサ3、排気バルブ7を制御し、左右のエアスプリング1のスプリング機能を調整する。
車高センサ12は車高の変化(車体とアクスルの高さの差)をスタビライザー、リンク、リンクロッド、アーム等を介して検知し、電圧値に変換してコントロールユニット6へ送る。
車速センサ11は車両が走行状態であるか停止状態であるかを検知して、電圧値に変換しコントロールユニット6へ送る。
【0013】
車両の走行時には車速センサ11がコントロールユニット6へ走行中であることを伝達する。すると、コントロールユニット6がバルブ4に指令を送り、図3に示すようにバルブ4を閉鎖し、左右のエアスプリング1間の空気の移動が阻止される。
尚、コンプレッサ3側へはエア排気バルブ7が閉鎖しているので空気が抜けることはない。
車がコーナーを曲がる時に車体が傾くが、左右のエアスプリング1は空気の移動が阻止されているので、荷重を十分に支え、傾き角度(ロール角)を減少させ操縦安定性を向上させる。
従来のエアサスペンションシステムでは、左右のスプリング間を空気が移動してスプリング機能が低下していたが、本発明ではバルブ4を閉鎖して空気の抜けを防止するので十分なスプリング機能が維持される。
【0014】
図4は車両停車時のエアサスペンションシステムのブロック図である。
車両の停車時には車速センサ11がコントロールユニット6へ停車中であることを伝達し、一方、車高センサ12が車高を検出する。
車高センサ12の検出値はコントロールユニット6へ送られ、コントロールユニット6では適正な範囲の車高であるか比較を行なう。
この比較は予め設定された適正値とによって行なう。
荷重の増加により適正範囲よりも車高が低い場合にはバルブ4を開くと共に、コンプレッサ3を作動させてエアスプリング1へ空気を送り出して車高を適正範囲内に収まるまで上昇させる。
荷重の減少により適正範囲よりも車高が高い場合にはバルブ4を開くと共に、排気バルブ7から空気を排出して車高を適正範囲内に収まるまで下降させる。
【0015】
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明の具体的な構成は本実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態で説明した配管・補助タンク・コンプレッサ等のレイアウトは必要に応じ任意に設定することができ、バルブは左右のエアスプリングにそれぞれ配置することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアサスペンションシステムのブロック図である。
【図2】フロントサスペンションの車両レイアウト図である。
【図3】車両走行時のエアサスペンションシステムのブロック図である。
【図4】車両停車時のエアサスペンションシステムのブロック図である。
【図5】従来例に係るエアサスペンションシステムのブロック図である。
【図6】他の従来例に係るエアサスペンションシステムのブロック図である。
【符号の説明】
1 エアスプリング
2 配管
3 コンプレッサ
4 バルブ
5 補助タンク
6 コントロールユニット
7 排気バルブ
9 仕切り板
10 ドライヤ
11 車速センサ
12 車高センサ
21 ショックアブソーバ
22 スタビライザ
23 リーフスプリング

Claims (2)

  1. 車両左右のエアスプリングと、それらのエアスプリングに連結した左右の空気配管と、それら配管が合流して接続されるコンプレッサと、前記配管上に配置されて左右のエアスプリング間の空気の移動を遮断するバルブとを有したエアサスペンションシステムであって、
    走行時には前記バルブを閉じて左右エアスプリング間の空気移動を防止し、それによって車体傾斜時の空気移動によるスプリング機能低下を防止することを特徴とするエアサスペンションシステム。
  2. 車速センサ及び車高センサからの信号に基づいて、コンプレッサの作動、バルブの開閉、排気バルブの開閉を制御するコントロールユニットを備え、
    走行時にはコントロールユニットからの信号によりバルブの閉鎖とコンプレッサの停止及び排気バルブの閉鎖を行ない、
    停車時にはコントロールユニットからの信号によりバルブを開放すると共に、コンプレッサを作動又は排気バルブを開放し、予め設定した基準車高への調整制御を行なうことを特徴とする請求項1記載のエアサスペンションシステム。
JP2002297827A 2002-10-10 2002-10-10 エアサスペンションシステム Pending JP2004130939A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002297827A JP2004130939A (ja) 2002-10-10 2002-10-10 エアサスペンションシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002297827A JP2004130939A (ja) 2002-10-10 2002-10-10 エアサスペンションシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004130939A true JP2004130939A (ja) 2004-04-30

Family

ID=32287429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002297827A Pending JP2004130939A (ja) 2002-10-10 2002-10-10 エアサスペンションシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004130939A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010269664A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Ud Trucks Corp フロントアンダランプロテクタ
CN111216503A (zh) * 2018-11-27 2020-06-02 现代摩比斯株式会社 车辆的空气悬架系统及其控制方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010269664A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Ud Trucks Corp フロントアンダランプロテクタ
CN111216503A (zh) * 2018-11-27 2020-06-02 现代摩比斯株式会社 车辆的空气悬架系统及其控制方法
CN111216503B (zh) * 2018-11-27 2022-11-15 现代摩比斯株式会社 车辆的空气悬架系统及其控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR910002836B1 (ko) 차량용 현수장치
JP2007176400A (ja) 鉄道車両の上下振動制御装置
JP2009067316A (ja) エアサスペンション装置
JP2004130939A (ja) エアサスペンションシステム
JP2946856B2 (ja) 自動車のエアサスペンション
JP4478529B2 (ja) 鉄道車両
JP4534221B2 (ja) エアサスペンション装置
JPH07125633A (ja) 鉄道車両用車体傾斜制御機構の異常時における車体姿勢の復元方法
JPS60203516A (ja) 自動車の車高調整装置
JPH06270805A (ja) 鉄道車両の車体傾斜制御のフェイルセーフ方法
JP3052991B2 (ja) ニーリング装置
JP2007099096A (ja) 車両制御装置
JPH10278533A (ja) 車高調整装置
JPH0516635A (ja) 車両のサスペンシヨン装置
JPS59186708A (ja) 自動車のサスペンシヨン
JP3324430B2 (ja) エアサスペンション車両の車高調整装置
JP4379405B2 (ja) 車両制御装置
JPH0848243A (ja) 車両用振動制御装置
JP2009160955A (ja) 空圧緩衝器
JPS63284012A (ja) 車体制御方法
JPS61184110A (ja) 流体圧サスペンシヨン制御装置
JP2903365B2 (ja) 電子制御エアサスペンション車用制御装置
JPH08318724A (ja) 車両のエアサスペンション装置
JP2906210B2 (ja) 車両用サスペンション装置
JPS63269713A (ja) 車体制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Effective date: 20050609

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050721

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Effective date: 20051007

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20071127

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20080128

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080325