JP2004130565A - 印刷処理装置、画像形成装置、給紙方法及び給紙制御プログラム - Google Patents

印刷処理装置、画像形成装置、給紙方法及び給紙制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無駄な乾燥待ち時間をなくし、もって、全体として、高速な印刷を行うことを目的とする。
【解決手段】先行紙の乾燥待ち時間(TW1)が、所定の値より小さい場合、先行紙の排紙後、直ちに、次ページの給紙を開始する。すなわち、先行紙の排紙の完了時点のt11(=t12)で、次ページの給紙を開始している。
なお、図において、先行紙の給紙時間をTS1、その印刷時間をTP1、その排紙時間TE1とし、次ページの給紙時間をTS2、その印刷時間をTP2、その排紙時間TE2とし、次次ページの給紙時間をTS3、その印刷時間をTP3、その排紙時間TE3としている。
【選択図】    図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷処理装置、画像形成装置、給紙方法及び給紙制御プログラムに係り、特に、印刷後に、乾燥待ち時間を必要とする印刷における給紙タイミングを変更する印刷処理装置、画像形成装置、給紙方法及び給紙制御プログラムに関する。
【0002】
本発明は、上位装置であるパソコンで作成された印刷データをビットマップデータに展開して印刷する印刷処理装置、特にインクジェットプリンタに、好適である。
【0003】
【従来の技術】
パーソナルユース向け等にインクジットプリンタが、多く利用されている。インクジットプリンタは、プリントヘッドに設けられた細かいノズルから、インクの粒子を発射して、記録用紙に記録するものであり、静かで、カラー印刷ができるという特徴を有している。
【0004】
一般に、プリンタは、オートシートフィーダを装備しており、このオートシートフィーダによって、連続給紙される記録用紙に対して、順に記録が行われ、記録された記録用紙は、排紙トレイ上に順に積み重ねられる。
【0005】
ところで、インクジットプリンタの場合、印刷された記録用紙上のインキが乾燥しない状態で、排紙トレイ上に積層されると、記録用紙が汚れるので、前に印刷された記録用紙上のインキが乾燥してから、次の印刷を行っていた。
【0006】
実際には、インクジェットプリンタなどの印刷後に乾燥待ち時間を必要とする印刷処理装置は、上位装置であるパソコンから、印刷データと共に送信された乾燥待ち時間を抽出して、排紙完了後に、指定された乾燥待ち時間だけ待った後に、給紙を行って次の印刷を行っていた。
【0007】
例えば、図1に示すように、先行紙の給紙時間TS1、印刷時間TP1、排紙時間TE1であり、次ページの給紙時間TS2、印刷時間TP2、排紙時間TE2であった場合、次ページの給紙は、先行紙の排紙完了後の指定された乾燥待ち時間TW1待って、開始している。同様に、次次ページの給紙は、次ページの排紙完了後の指定された乾燥待ち時間TW2待って、開始している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、乾燥待ち時間TW1、乾燥待ち時間TW2等は、印刷者が設定したり又はプリンタ用のドライバーが自動的に設定する。また、設定された乾燥待ち時間は、印刷用データファイルに組み込んで、印刷装置に通知される。ところで、印刷装置に通知された乾燥待ち時間は、ページ毎に設定されておらず、一連の纏まった印刷に対して、同じように設定されている。その結果、印刷内容に関係なく、一律に、乾燥待ち時間が設定されているので、印刷装置において、無駄な待ち時間が発生し、必要以上の乾燥待ちを行い、全体の印刷処理時間が長くなるという問題がある。
【0009】
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、無駄な乾燥待ち時間をなくし、もって、全体として、高速な印刷を行うことを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
【0011】
請求項1に記載された発明は、印刷後に、乾燥待ち時間を必要とする印刷処理装置において、先行紙に印刷される印刷データ、先行紙の印刷に使用されるインクの使用量のデータ、先行紙の印刷時間のデータ、先行紙に用いられている用紙の種類のデータの内、少なくとも一つのデータを用いて、次ページの給紙タイミングを変更することを特徴とする。
【0012】
請求項1に記載された発明によれば、先行紙に印刷される印刷データ、先行紙の印刷に使用されるインクの使用量のデータ、先行紙の印刷時間のデータ、先行紙に用いられている用紙の種類のデータの内、少なくとも一つのデータを用いて、次ページの給紙タイミングを変更することにより、無駄な乾燥待ち時間をなくし、もって、全体として、高速な印刷を行うことができる。
【0013】
請求項2に記載された発明は、印刷用紙を給紙する給紙手段を有し、印刷後に、乾燥待ち時間を必要とする印刷処理装置において、前記印刷用紙への印刷における印刷データの量を検出する印刷データ量検出手段を設け、該印刷データ量検出手段が、先行紙が白紙であることを検出した場合、前記給紙手段は、先行紙の排紙完了後、直ちに、次ページの給紙を開始することを特徴とする。
【0014】
請求項2に記載された発明によれば、印刷データ量検出手段が、先行紙が白紙であることを検出した場合、例えば、上位装置であるパソコンから、通知された乾燥待ち時間を、一時的にそのページに関してゼロに変更して、先行紙の排紙完了後、直ちに、次ページの給紙を開始することにより、無駄な乾燥待ち時間をなくし、もって、全体として、高速な印刷を行うことができる。
【0015】
請求項3に記載された発明は、印刷用紙を給紙する給紙手段を有し、印刷後に、乾燥待ち時間を必要とする印刷処理装置において、印刷データの量を検出する印刷データ量検出手段を設け、該印刷データ量検出手段は、先行紙が白紙であることを検出した場合、前記給紙手段は、直ちに、次ページの給紙を開始することを特徴とする。
【0016】
なお、「直ちに、次ページの給紙を開始する」とは、「直ちに、次ページの給紙を開始する」コマンドが出されることを意味し、実際には、「直ちに、次ページの給紙を開始する」コマンドが出されてから、所定の処理を経て、次ページの給紙が開始されるので、厳密な意味で、「直ちに、次ページの給紙が開始」されるものではない。
【0017】
請求項3に記載された発明によれば、印刷データ量検出手段が、先行紙が白紙であることを検出した場合、例えば、上位装置であるパソコンから通知された乾燥待ち時間に関係なく、直ちに、次ページの給紙を開始することにより、無駄な乾燥待ち時間をなくし、もって、全体として、より高速な印刷を行うことができる。
【0018】
請求項4に記載された発明は、印刷用紙を給紙する給紙手段を有し、印刷後に、乾燥待ち時間を必要とする印刷処理装置において、先行紙におけるインクの平均使用量を算出する平均使用量算出手段を設け、該平均使用量算出手段が算出した先行紙のインクの平均使用量に基づき、前記給紙手段は、次ページの給紙を開始することを特徴とする。
【0019】
請求項4に記載された発明によれば、平均使用量算出手段が算出した先行紙のインクの平均使用量に基づき、次ページの給紙を開始することにより、無駄な乾燥待ち時間をなくし、もって、全体として、高速な印刷を行うことができる。
【0020】
請求項5に記載された発明は、請求項4記載の印刷処理装置において、前記平均使用量算出手段が算出した平均使用量が、所定の値以下の場合、前記給紙手段は、先行紙の排紙完了後、直ちに、次ページの給紙を開始することを特徴とする。
【0021】
請求項5に記載された発明によれば、平均使用量算出手段が算出した平均使用量が、所定の値以下の場合、例えば、上位装置であるパソコンから、通知された乾燥待ち時間を、一時的にそのページに関してゼロに変更して、先行紙の排紙完了後、直ちに、次ページの給紙を開始することにより、無駄な乾燥待ち時間をなくし、もって、全体として、高速な印刷を行うことができる。
【0022】
請求項6に記載された発明は、請求項4記載の印刷処理装置において、先行紙の乾燥待ち時間を算出する待ち時間算出手段を設け、該待ち時間算出手段は、前記平均使用量算出手段が算出した平均使用量に基づき、先行紙の乾燥待ち時間を算出し、前記給紙手段は、前記待ち時間算出手段により算出された乾燥待ち時間に基づいて、次ページの給紙を開始することを特徴とする。
【0023】
請求項6に記載された発明によれば、例えば、上位装置であるパソコンから通知された乾燥待ち時間に関係なく、待ち時間算出手段により算出された乾燥待ち時間に基づいて、次ページの給紙を開始することにより、先行紙の排紙完了を待たずに、次ページの給紙を開始することができ、無駄な乾燥待ち時間をなくし、もって、全体として、より高速な印刷を行うことができる。
【0024】
請求項7に記載された発明は、印刷用紙を給紙する給紙手段を有し、印刷後に、乾燥待ち時間を必要とする印刷処理装置において、先行紙におけるインクの使用量を算出する使用量算出手段を設け、該使用量算出手段が算出した先行紙のインクの使用量に基づき、前記給紙手段は、次ページの給紙を開始することを特徴とする。
【0025】
請求項7に記載された発明によれば、使用量算出手段が算出した先行紙のインクの使用量に基づき、次ページの給紙を開始することにより、無駄な乾燥待ち時間をなくし、もって、全体として、高速な印刷を行うことができる。
【0026】
請求項8に記載された発明は、請求項7記載の印刷処理装置において、前記使用量算出手段が算出した使用量が、所定の値以下の場合、前記給紙手段は、先行紙の排紙完了後、直ちに、次ページの給紙を開始することを特徴とする。
【0027】
請求項8に記載された発明によれば、使用量算出手段が算出した使用量が、所定の値以下の場合、例えば、上位装置であるパソコンから、通知された乾燥待ち時間を、一時的にそのページに関してゼロに変更して、先行紙の排紙完了後、直ちに、次ページの給紙を開始することにより、無駄な乾燥待ち時間をなくし、もって、全体として、高速な印刷を行うことができる。
【0028】
請求項9に記載された発明は、請求項7記載の印刷処理装置において、先行紙の乾燥待ち時間を算出する待ち時間算出手段を設け、該待ち時間算出手段は、前記使用量算出手段が算出した使用量に基づき、先行紙の乾燥待ち時間を算出し、前記給紙手段は、前記待ち時間算出手段により算出された乾燥待ち時間に基づいて、次ページの給紙を開始することを特徴とする。
【0029】
請求項9に記載された発明によれば、例えば、上位装置であるパソコンから通知された乾燥待ち時間に関係なく、待ち時間算出手段により算出された乾燥待ち時間に基づいて、次ページの給紙を開始することにより、先行紙の排紙完了を待たずに、次ページの給紙を開始することができ、無駄な乾燥待ち時間をなくし、もって、全体として、より高速な印刷を行うことができる。
【0030】
請求項10に記載された発明は、請求項4又は7記載の印刷処理装置において、前記平均使用量算出手段又は前記使用量算出手段は、主走査方向の印刷動作毎に、平均使用量又は使用量を算出し、主走査方向の印刷動作毎に、前記平均使用量算出手段又は前記使用量算出手段が算出したインクの使用量の最大値に基づき、前記給紙手段は、次ページの給紙を開始することを特徴とする。
【0031】
請求項10に記載された発明によれば、主走査方向の印刷動作毎に、平均使用量算出手段又は使用量算出手段が算出したインクの使用量の最大値に基づき、次ページの給紙を開始することにより、高い精度で、無駄な乾燥待ち時間をなくし、もって、全体として、より高速な印刷を行うことができる。
【0032】
請求項11に記載された発明は、請求項10記載の印刷処理装置において、前記平均使用量算出手段又は前記使用量算出手段が算出した主走査方向における印刷動作毎のインクの使用量に、当該主走査の走査順番に対応した係数を乗じる係数乗算手段を設け、係数乗算手段により係数が乗算されたインクの使用量の最大値に基づき、前記給紙手段は、次ページの給紙を開始することを特徴とする。
【0033】
請求項11に記載された発明によれば、主走査の走査順番に対応した係数を乗じる係数乗算手段を設け、係数乗算手段により係数が乗算されたインクの使用量の最大値に基づき、前記給紙手段は、次ページの給紙を開始することにより、より高い精度で、無駄な乾燥待ち時間をなくし、もって、全体として、より高速な印刷を行うことができる。
【0034】
請求項12に記載された発明は、請求項10又は11記載の印刷処理装置において、前記インクの使用量又は前記インクの修正使用量の最大値が、所定の値以下の場合、前記給紙手段は、先行紙の排紙完了後、直ちに、次ページの給紙を開始することを特徴とする。
【0035】
請求項12に記載された発明によれば、インクの使用量又は前記インクの修正使用量の最大値が、所定の値以下の場合、例えば、上位装置であるパソコンから、通知された乾燥待ち時間を、一時的にそのページに関してゼロに変更して、先行紙の排紙完了後、直ちに、次ページの給紙を開始することにより、無駄な乾燥待ち時間をなくし、もって、全体として、高速な印刷を行うことができる。
【0036】
請求項13に記載された発明は、請求項10又は11記載の印刷処理装置において、先行紙の乾燥待ち時間を算出する待ち時間算出手段を設け、該待ち時間算出手段は、前記インクの使用量又は前記インクの修正使用量の最大値に基づき、先行紙の乾燥待ち時間を算出し、前記給紙手段は、前記待ち時間算出手段により算出された乾燥待ち時間に基づいて、次ページの給紙を開始することを特徴とする。
【0037】
請求項13に記載された発明によれば、例えば、上位装置であるパソコンから通知された乾燥待ち時間に関係なく、待ち時間算出手段により算出された乾燥待ち時間に基づいて、次ページの給紙を開始することにより、先行紙の排紙完了を待たずに、次ページの給紙を開始することができ、無駄な乾燥待ち時間をなくし、もって、全体として、より高速な印刷を行うことができる。
【0038】
請求項14に記載された発明は、請求項6、9又は13記載の印刷処理装置において、前記給紙手段は、先行紙の排紙の開始から、前記待ち時間算出手段により算出された乾燥待ち時間から、次ページの給紙時間及び印刷時間を少なくとも、引いた時間後に、次ページの給紙を開始することを特徴とする。
【0039】
請求項14に記載された発明によれば、先行紙の排紙の開始から、待ち時間算出手段により算出された乾燥待ち時間から、次ページの給紙時間及び印刷時間を少なくとも、引いた時間後に、次ページの給紙を開始することにより、無駄な乾燥待ち時間をなくし、もって、全体として、より高速な印刷を行うことができる。
【0040】
請求項15に記載された発明は、請求14項記載の印刷処理装置において、前記次ページの印刷時間として、先行紙の印刷時間、又は先行紙を含む先行した印刷の平均の印刷時間を用いることを特徴とする。
【0041】
請求項15に記載された発明によれば、次ページの印刷時間として、先行紙の印刷時間、又は先行紙を含む先行した印刷の平均の印刷時間を用いることにより、簡単な構成で、印刷時間を算出することができる。
【0042】
請求項16に記載された発明は、請求項6、9又は13記載の印刷処理装置において、印刷用紙の種類を判定する用紙判定手段を設け、該用紙判定手段が判定した先行紙の種類を考慮して、前記待ち時間算出手段は、待ち時間を算出することを特徴とする。
【0043】
請求項16に記載された発明によれば、先行紙の種類を考慮して、待ち時間算出手段は、待ち時間を算出することにより、より正確な待ち時間を算出することができる。
【0044】
請求項17に記載された発明は、請求項5、8、又は12記載の印刷処理装置において、前記平均使用量算出手段若しくは前記使用量算出手段が算出した、前記平均使用量、前記使用量、前記インクの使用量の最大値、若しくは、前記インクの修正使用量の最大値が、それぞれに設定された所定値以下の場合、当該印刷処理装置の上位装置が設定した乾燥待ち時間後に、次ページの給紙を開始することを特徴とする。
【0045】
請求項17に記載された発明によれば、平均使用量、使用量、インクの使用量の最大値、又は、インクの修正使用量の最大値が、それぞれに設定された所定値以下の場合、当該印刷処理装置の上位装置が設定した乾燥待ち時間後に、次ページの給紙を開始することにより、無駄な乾燥待ち時間をなくし、もって、全体として、高速な印刷を行うことができる。また、この方式によれば、現行の機器の処理と親和性が高く、ソフトの変更が少なく、導入し易い。
【0046】
請求項18に記載された発明は、請求項1ないし17いずれか一項記載の印刷処理装置を有する画像形成装置である。
【0047】
請求項18に記載された発明によれば、無駄な乾燥待ち時間をなくし、より高速な印刷を行うことができる印刷処理装置を有する画像形成装置を提供することができる。
【0048】
請求項19に記載された発明は、印刷後に、乾燥待ち時間を必要とする印刷処理装置における給紙方法において、先行紙に印刷される印刷データ、先行紙の印刷に使用されるインクの使用量のデータ、先行紙の印刷時間のデータ、先行紙に用いられている用紙の種類のデータの内、少なくとも一つのデータを用いて、次ページの給紙の開始を行うことを特徴とする。
【0049】
請求項19記載の発明は、請求項1〜17記載の印刷処理装置に適した給紙方法を提供することができる。
【0050】
請求項20に記載された発明は、印刷用紙を給紙する給紙手段を有し、印刷後に、乾燥待ち時間を必要とする印刷処理装置における給紙のタイミングを制御する給紙制御プログラムにおいて、先行紙に印刷される印刷データ、先行紙の印刷に使用されるインクの使用量のデータ、先行紙の印刷時間のデータ、先行紙に用いられている用紙の種類のデータの内、少なくとも一つのデータを用いて、次ページの給紙タイミングを制御することをコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項20記載の発明は、請求項1〜17記載の印刷処理装置に適した給紙制御プログラムを提供することができる。
【0051】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
【0052】
図2は、本発明が適用されるシステムの例である。図2では、ネットワーク上に設けられたプリンタ13とPC(Personal Computer)11、12から構成されている。
【0053】
プリンタ13は、PC11、12から送信されてきた印刷データを印刷する装置であり、インクジットプリンタ、バブルジェット(登録商標)プリンタ等の印刷後に乾燥待ち時間を必要とする印刷装置である。
【0054】
なお、システム構成は、これに限らないことは、勿論であり、また、プリンタ13は、ネットワークに接続されていない独立した印刷装置であってもよい。
【0055】
また、プリンタ13が印刷する印刷用紙は、印刷データに応じて、インク滴が着弾するものであり、紙に限られない。例えば、オーバヘッドプロジェクタ用のトランスパレンシーに記録するものでもよい。このときには、インクが用紙内に浸透しないために乾燥が極めて遅く、乾きが充分でないと、排紙用のスタック内で用紙同士がくっついてしまう。
【0056】
プリンタは、給紙部と印刷部と排紙部とから構成されている。給紙部には、給紙トレイ31、41、印刷部には印刷ヘッド32、42及び排紙部には、排紙トレイ34、44があり、図3のような構成となっている。また、給紙及び排紙の方式には、図3(A)に示されているように、後面給紙前面排紙の方式と、図3(B)に示されているように、前面給紙後面排紙の方式とがある。本発明は、両方式に適用できる。なお、排紙の完了は、排紙トレイ近辺に設置された排紙センサ43によって、検出することができる。
【0057】
なお、給紙トレイ31及び給紙トレイ41には、用紙に対応した複数のトイレであってもよい。また、図3(B)のループ45を設けることにより、両面印刷が可能となる。
【0058】
図4に、本発明に用いられるプリンタの機能ブロックの概要を示す。図4のプリンタは、通信制御部21、データ格納部24、印刷制御部22、エンジン制御部23から構成されている。通信制御部21は、PCと通信を行い、印刷データを含む印刷ジョブを受信する。通信制御部21とPC間は、USB(Universal Serial Bus)、セントロニクス・インタフェース、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1284等のインタフェースにより接続されている。
【0059】
PCから送信された印刷ジョブ(印刷用のデータファイル)は、データ格納部24に記憶される。印刷ジョブには、印刷データの他に、乾燥時間を指定するデータ、スキャン要求のデータ、ページの終わりを示すデータ等を有する。また、スキャン要求のデータには、個々のインクジットヘッドにより印刷される領域に対応して、印刷画像を分割したブロックの座標位置のデータ、該ブロックに含まれるインクの滴の大きさ毎の滴数のデータ、各滴の大きさ毎のインク1滴当たりの容量のデータ等が含まれている。
【0060】
印刷制御部22は、受信した乾燥時間を指定するデータを、そのジョブの各ページの印刷における乾燥待ち時間のデフォルト値として、データ格納部24に記憶する。
【0061】
また、印刷制御部22は、印刷ジョブ分析部221、インク使用量算出部222、印刷データ量検出部223及び待ち時間算出部224を有する。印刷ジョブ分析部221は、データ格納部24に格納されている当該印刷ジョブを分析し、分析したデータをして、インク使用量算出部222、印刷データ量検出部223及び待ち時間算出部224に渡す。インク使用量算出部222は、スキャン要求のデータから、
▲1▼平均インク吐出量
▲2▼各ページの全インク吐出量
▲3▼インクを最も多く吐出するブロックとその座標
▲4▼インクを最も多く吐出する走査(主走査方向の印刷動作、なお、1走査は、複数のブロックが含まれる。)とその座標
を算出する。
【0062】
印刷データ量検出部223は、スキャン要求のデータから、印刷されるものが白紙(白紙と同等の場合を含む)かどうかを検出する。
【0063】
印刷データ量検出部223は、印刷データが無い場合、ビットマップデータが無い場合(殆んど無い場合も含まれる)、インクの吐出量が無い場合(殆んど無い場合も含まれる)に、白紙と判定する。
【0064】
印刷データ量検出部223は、給紙のコマンドと排紙のコマンドしかこない場合も、白紙と判定する。
【0065】
待ち時間算出部224は、先行紙の印刷後に、必要とする乾燥待ち時間を算出する。なお、必要とする乾燥待ち時間は、先行紙が排紙トレイに排紙(排紙完了)されてから、次ページの印刷用紙が排紙トレイに排紙される(廃止開始)までの、先行紙の乾燥のために確保すべき時間である。
【0066】
なお、データ格納部24には、
▲1▼平均インク吐出量に対して、必要な乾燥時間を示すテーブル
▲2▼各ページの全インク吐出量に対して、必要な乾燥時間を示すテーブル
▲3▼ブロックにおけるインクの吐出量に対して、必要な乾燥時間を示すテーブル
▲4▼走査におけるインクの吐出量に対して、必要な乾燥時間を示すテーブル
▲5▼ブロック又は走査におけるインクの吐出量において、主走査の走査順番と主走査の走査順番に対応して乗じる係数(換算係数:この係数を乗じることにより、早めに走査した時間の経過したインクの吐出量を少なめに換算する。なお、インクの吐出量を少なめに換算する代わりに、乾燥時間を少なめに換算してもよい)
が、印刷の態様別(例えば、用紙、文書種類、精細度別)に、格納されているので、待ち時間算出部224は、このテーブルを引いて、適切な乾燥待ち時間を求めることができる。求めた乾燥待ち時間により、デフォルト値の乾燥待ち時間を変更する。
【0067】
なお、テーブルに代えて、統計から求めた関数により算出してもよい。
【0068】
エンジン制御部23は、給紙のモータを制御する給紙制御部231、排紙のモータを制御する排紙制御部232、主走査駆動モータを制御する主走査制御部233及び副走査駆動モータを制御する副走査制御部234を有する。
【0069】
このエンジン制御部23による、印刷用紙の給紙及び排紙が制御され、さらに、プリントヘッドを主走査方向に移動走査させながら、印刷用紙を副走査方向に搬送して、プリントヘッドに設けられたノズルからインク滴を噴射させることによって、印刷用紙上に所要の画像を印刷するものである。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態は、算出された乾燥待ち時間が、所定の値より小さい場合(先行紙が白紙の場合を含む)に、先行紙の排紙完了後、直ちに、次ページの給紙を開始する場合である。
【0070】
図5に示すように、先行紙の乾燥待ち時間(TW1)が、所定の値より小さい場合、先行紙の排紙後、直ちに、次ページの給紙を開始する。すなわち、先行紙の排紙の完了時点のt11(=t12)で、次ページの給紙を開始している。
【0071】
なお、図において、先行紙の給紙時間をTS1、その印刷時間をTP1、その排紙時間TE1とし、次ページの給紙時間をTS2、その印刷時間をTP2、その排紙時間TE2とし、次次ページの給紙時間をTS3、その印刷時間をTP3、その排紙時間TE3としている(以下の説明においても同様である。)。
【0072】
なお、先行紙の乾燥待ち時間をTW1とすると、
TW1<=TS2+TP2  ・・・・(1)
の場合に、第1の実施の形態は有効である。
【0073】
なお、TS1=TS2=TS3であり、TE1=TE2=TE3である。印刷時間のTP1、TP2、TP3は、印刷の内容によって異なる。例えば、印刷の精度、白黒かカラーかの別、印刷データの内容等により、印刷時間は異なる。
【0074】
簡便な方法として、次ページの印刷時間として、先行紙の印刷時間、又は先行紙を含む先行した印刷の平均の印刷時間を用いてもよい。
【0075】
また、先行紙の乾燥待ち時間に余裕を持たせるために、余裕時間α1を付加して、
式(1)を次のように変更してもよい。
【0076】
TW1<=TS2+TP2+α1  ・・・・(2)
第1の実施の形態における「所定の乾燥待ち時間」として、式(1)の「TS2+TP2」又は式(2)の「TS2+TP2+α1」を用いる。
【0077】
また、第1の実施の形態における「所定の乾燥待ち時間」として、別途定めた値を用いても良いし、式(1)又は式(2)の右辺の平均値を用いてもよい。
【0078】
図6を用いて、第1の実施の形態の処理フローを説明する。
【0079】
通信制御部21は、先行紙の印刷用データファイルの着信を時点tから開始(S10)して、時点tで、受信を完了する(S11)。
【0080】
印刷用データファイルの受信完了後、時間算出部224は、インク使用量算出部222及び印刷データ量検出部223等からのデータに基づいて、乾燥待ち時間を算出する(S12)。
【0081】
一方、時点tから所定の時間後の時点tで、先行紙の給紙を開始し(S17)、次いで、先行紙の印刷を開始する(S18)。なお、印刷の開始は、印刷用データファイルの着信の完了後であってもよい。その後、当該ページの印刷が完了し(S19)、印刷された印刷用紙の排紙が行われ(S20)、時点tで、先行紙の排紙が完了する。
【0082】
ステップS13で、ステップS12で算出された乾燥待ち時間が、所定の時間内か否かが判定される。
【0083】
乾燥待ち時間が、所定の時間内の場合(S13:Yes)は、データ格納部24に記憶されているデフォルト値を、そのページに関して「0」に変更して、先行紙の排紙の完了の時点tで、次ページの給紙を開始する。その後、次ページの印刷を行い(S15)、印刷完了後、排紙を行う(S16)。
【0084】
また、乾燥待ち時間が、所定の時間内でない場合(S13:No)は、先行紙の排紙の完了の時点tから、次ページの給紙まで、乾燥待ちを行い(SS21)、その後を次ページの給紙を開始する(S22)。その後、次ページの印刷を行い(S23)、印刷完了後、排紙を行う(S24)。
【0085】
なお、ステップ21における乾燥のための待ち時間Tは、先行紙の乾燥待ち時間をTW1とし、次ページの給紙時間をTS2、次ページの印刷時間をTP2としたとき、
T=TW1−(TS2+TP2)     ・・・(3)
又は、余裕時間α2を付加して、
T=TW1−(TS2+TP2)+α2  ・・・(4)
である。
【0086】
また、式(3)又は式(4)で求めた、乾燥待ち時間に代えて、データ格納部24に記憶されているデフォルト値(PC側で指定した乾燥待ち時間)を用いてもよい。
【0087】
なお、式(3)又は式(4)で求めた、乾燥待ち時間を用いる場合は、そのページに関して、データ格納部24に記憶されているデフォルト値を、式(3)又は式(4)で求めたものに、変更する。
【0088】
これにより、従来例のように、一律に、先行紙の排紙の完了の時点から、次ページの給紙まで、乾燥待ちを行うことがないので、無駄な乾燥待ち時間が無くなり、全体として、高速な印刷を行うことができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態は、算出された乾燥待ち時間が、所定の値より小さい場合(先行紙が白紙の場合を含む)に、先行紙の排紙完了を待たずに、次ページの給紙を開始する場合である。
【0089】
図7に示すように、先行紙の乾燥待ち時間(TW2)が、所定の値より小さい場合、先行紙の排紙完了を待たずに、次ページの給紙を開始する。すなわち、先行紙の排紙の完了時点のt21より、ΔT時間前の時点t22で、次ページの給紙を開始している。
【0090】
なお、ΔTは、先行紙の乾燥待ち時間をTW1とし、次ページの給紙時間をTS2、次ページの印刷時間をTP2としたとき、
ΔT=(TS2+TP2)−TW1     ・・・(5)
又は、余裕時間α3を付加して、
ΔT=(TS2+TP2+α3)−TW1  ・・・(6)
である。
【0091】
ただし、このように、次ページの給紙を開始した場合、印刷器における紙間の最小保証距離が確保されない場合は、上記ΔTを小さくする必要がある。さらに、印刷モードや、印刷条件によっては、さらに、紙間の最小保証距離が大きくなる場合は、必要に応じて、上記ΔTを小さくする。
【0092】
なお、次ページの給紙の開始時点t22は、先行紙の印刷が完了する前の時点でもよいし、先行紙の排紙が開始される前の時点でもよいが、先行紙の排紙が開始された後の時点の方が、制御が簡単になり、好ましい。
【0093】
図8を用いて、第2の実施の形態の処理フローを説明する。図6の第1の実施の形態の処理フローとは、ステップ14における処理が異なる。
【0094】
図6の処理フローでは、ステップS13で、ステップS12で算出された乾燥待ち時間が、所定の時間内か否かが判定され、乾燥待ち時間が、所定の時間内の場合(S13:Yes)は、先行紙の排紙の完了の時点tで、次ページの給紙を開始するものであった。
【0095】
これに対して、第2の実施の形態では、ステップS13で、ステップS12で算出された乾燥待ち時間が、所定の時間内か否かが判定され、乾燥待ち時間が、所定の時間内の場合(S13:Yes)は、先行紙の排紙の完了の時点tより上記ΔTだけ早い時点で、次ページの給紙を開始する(S14)。
【0096】
これにより、第1の実施の形態と比較して、さらに、無駄な乾燥待ち時間が無くなり、全体として、より高速な印刷を行うことができる。
【0097】
図9を用いて、第3の実施の形態の処理フローを説明する。図6の第1の実施の形態の処理フローとは、ステップ13における処理及びその後の処理が異なる。
【0098】
ステップS13で、ステップS12で算出された乾燥待ち時間が、所定の時間内か否かが判定される。
【0099】
第3の実施の形態では、ステップ13では、ステップ12で算出された乾燥待ち時間と印刷ジョブで指定された乾燥待ち時間とを比較する。ステップ12で算出された乾燥待ち時間が印刷ジョブで指定された乾燥待ち時間より、短い場合(S13:Yes)は、先行紙の排紙の完了の時点tで、次ページの給紙を開始する。その後、次ページの印刷を行い(S15)、印刷完了後、排紙を行う(S16)。
【0100】
一方、ステップ12で算出された乾燥待ち時間が印刷ジョブで指定された乾燥待ち時間より長い場合(S13:No)は、先行紙の排紙の完了の時点tから、次ページの給紙まで、印刷ジョブで指定された乾燥待ち時間だけ、乾燥待ちを行い(SS21)、その後を次ページの給紙を開始する(S22)。その後、次ページの印刷を行い(S23)、印刷完了後、排紙を行う(S24)。
【0101】
第3の実施の形態は、現行の機器の処理と親和性が高く、ソフトの変更が少なく、導入し易い。
【0102】
【発明の効果】
上述の如く本発明によれば、印刷後に、乾燥待ち時間を必要とする印刷における給紙タイミングを変更することにより、無駄な乾燥待ち時間をなくし、もって、全体として、高速な印刷を行うことができる。
【0103】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来における先行紙の排紙後、乾燥待ち時間経過後に、次ページの給紙を開始する例を説明するための図である。
【図2】本発明が適用されるシステムの例を説明するための図である。
【図3】後面給紙前面排紙方式と前面給紙後面排紙方式とを説明するための図である。
【図4】本発明に用いられるプリンタの機能ブロックの概要を説明するための図である。
【図5】第1の実施の形態の概要を説明するための図である。
【図6】第1の実施の形態の処理フローを説明するための図である。
【図7】第2の実施の形態の概要を説明するための図である。
【図8】第2の実施の形態の処理フローを説明するための図である。
【図9】第3の実施の形態の処理フローを説明するための図である。
【符号の説明】
10  ネットワーク
11、12  PC
12  プリンタ
21  通信制御部
22  印刷制御部
23  エンジン制御部
24  データ格納部
31、41  給紙トレイ
32、42  印刷ヘッド
33、43  排紙センサ
34、44  排紙トレイ
221  印刷ジョブ分析部
222  インク使用量算出部
223  印刷データ量検出部
224  待ち時間算出部
231  給紙制御部
232  排紙制御部
233  主走査制御部
234  副走査制御部

Claims (20)

  1. 印刷後に、乾燥待ち時間を必要とする印刷処理装置において、
    先行紙に印刷される印刷データ、先行紙の印刷に使用されるインクの使用量のデータ、先行紙の印刷時間のデータ、先行紙に用いられている用紙の種類のデータの内、少なくとも一つのデータを用いて、次ページの給紙タイミングを変更することを特徴とする印刷処理装置。
  2. 印刷用紙を給紙する給紙手段を有し、印刷後に、乾燥待ち時間を必要とする印刷処理装置において、
    前記印刷用紙への印刷における印刷データの量を検出する印刷データ量検出手段を設け、
    該印刷データ量検出手段が、先行紙が白紙であることを検出した場合、
    前記給紙手段は、先行紙の排紙完了後、直ちに、次ページの給紙を開始することを特徴とする印刷処理装置。
  3. 印刷用紙を給紙する給紙手段を有し、印刷後に、乾燥待ち時間を必要とする印刷処理装置において、
    印刷データの量を検出する印刷データ量検出手段を設け、
    該印刷データ量検出手段は、先行紙が白紙であることを検出した場合、前記給紙手段は、直ちに、次ページの給紙を開始することを特徴とする印刷処理装置。
  4. 印刷用紙を給紙する給紙手段を有し、印刷後に、乾燥待ち時間を必要とする印刷処理装置において、
    先行紙におけるインクの平均使用量を算出する平均使用量算出手段を設け、
    該平均使用量算出手段が算出した先行紙のインクの平均使用量に基づき、前記給紙手段は、次ページの給紙を開始することを特徴とする印刷処理装置。
  5. 前記平均使用量算出手段が算出した平均使用量が、所定の値以下の場合、前記給紙手段は、先行紙の排紙完了後、直ちに、次ページの給紙を開始することを特徴とする請求項4記載の印刷処理装置。
  6. 先行紙の乾燥待ち時間を算出する待ち時間算出手段を設け、
    該待ち時間算出手段は、前記平均使用量算出手段が算出した平均使用量に基づき、先行紙の乾燥待ち時間を算出し、
    前記給紙手段は、前記待ち時間算出手段により算出された乾燥待ち時間に基づいて、次ページの給紙を開始することを特徴とする請求項4記載の印刷処理装置。
  7. 印刷用紙を給紙する給紙手段を有し、印刷後に、乾燥待ち時間を必要とする印刷処理装置において、
    先行紙におけるインクの使用量を算出する使用量算出手段を設け、
    該使用量算出手段が算出した先行紙のインクの使用量に基づき、前記給紙手段は、次ページの給紙を開始することを特徴とする印刷処理装置。
  8. 前記使用量算出手段が算出した使用量が、所定の値以下の場合、前記給紙手段は、先行紙の排紙完了後、直ちに、次ページの給紙を開始することを特徴とする請求項7記載の印刷処理装置。
  9. 先行紙の乾燥待ち時間を算出する待ち時間算出手段を設け、
    該待ち時間算出手段は、前記使用量算出手段が算出した使用量に基づき、先行紙の乾燥待ち時間を算出し、
    前記給紙手段は、前記待ち時間算出手段により算出された乾燥待ち時間に基づいて、次ページの給紙を開始することを特徴とする請求項7記載の印刷処理装置。
  10. 前記平均使用量算出手段又は前記使用量算出手段は、主走査方向の印刷動作毎に、平均使用量又は使用量を算出し、
    主走査方向の印刷動作毎に、前記平均使用量算出手段又は前記使用量算出手段が算出したインクの使用量の最大値に基づき、前記給紙手段は、次ページの給紙を開始することを特徴とする請求項4又は7記載の印刷処理装置。
  11. 前記平均使用量算出手段又は前記使用量算出手段が算出した主走査方向における印刷動作毎のインクの使用量に、当該主走査の走査順番に対応した係数を乗じる係数乗算手段を設け、
    係数乗算手段により係数が乗算されたインクの使用量(以下、「インクの修正使用量」と言う。)の最大値に基づき、前記給紙手段は、次ページの給紙を開始することを特徴とする請求項10記載の印刷処理装置。
  12. 前記インクの使用量又は前記インクの修正使用量の最大値が、所定の値以下の場合、前記給紙手段は、先行紙の排紙完了後、直ちに、次ページの給紙を開始することを特徴とする請求項10又は11記載の印刷処理装置。
  13. 先行紙の乾燥待ち時間を算出する待ち時間算出手段を設け、
    該待ち時間算出手段は、前記インクの使用量又は前記インクの修正使用量の最大値に基づき、先行紙の乾燥待ち時間を算出し、
    前記給紙手段は、前記待ち時間算出手段により算出された乾燥待ち時間に基づいて、次ページの給紙を開始することを特徴とする請求項10又は11記載の印刷処理装置。
  14. 前記給紙手段は、先行紙の排紙の開始から、
    前記待ち時間算出手段により算出された乾燥待ち時間から、次ページの給紙時間及び印刷時間を少なくとも、引いた時間後に、
    次ページの給紙を開始することを特徴とする請求項6、9又は13記載の印刷処理装置。
  15. 前記次ページの印刷時間として、先行紙の印刷時間、又は先行紙を含む先行した印刷の平均の印刷時間を用いることを特徴とする請求14項記載の印刷処理装置。
  16. 印刷用紙の種類を判定する用紙判定手段を設け、
    該用紙判定手段が判定した先行紙の種類を考慮して、前記待ち時間算出手段は、待ち時間を算出することを特徴とする請求項6、9又は13記載の印刷処理装置。
  17. 前記平均使用量算出手段若しくは前記使用量算出手段が算出した、前記平均使用量、前記使用量、前記インクの使用量の最大値、若しくは、前記インクの修正使用量の最大値が、それぞれに設定された所定値以下の場合、
    当該印刷処理装置の上位装置が設定した乾燥待ち時間後に、次ページの給紙を開始することを特徴とする請求項5、8、又は12記載の印刷処理装置。
  18. 請求項1ないし17いずれか一項記載の印刷処理装置を有する画像形成装置。
  19. 印刷後に、乾燥待ち時間を必要とする印刷処理装置における給紙方法において、
    先行紙に印刷される印刷データ、先行紙の印刷に使用されるインクの使用量のデータ、先行紙の印刷時間のデータ、先行紙に用いられている用紙の種類のデータの内、少なくとも一つのデータを用いて、次ページの給紙の開始を行うことを特徴とする印刷処理装置における給紙方法。
  20. 印刷用紙を給紙する給紙手段を有し、印刷後に、乾燥待ち時間を必要とする印刷処理装置における給紙のタイミングを制御する給紙制御プログラムにおいて、
    先行紙に印刷される印刷データ、先行紙の印刷に使用されるインクの使用量のデータ、先行紙の印刷時間のデータ、先行紙に用いられている用紙の種類のデータの内、少なくとも一つのデータを用いて、次ページの給紙タイミングを制御することをコンピュータに実行させる給紙制御プログラム。
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