JP2004129821A - ホース閉鎖機構およびこれを用いたホースの耐圧試験装置 - Google Patents

ホース閉鎖機構およびこれを用いたホースの耐圧試験装置 Download PDF

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Abstract

【課題】各種ホースの亀裂や損傷による水漏れの検出、および適性耐圧の有無を検証する際のホースの閉鎖を完全にする。
【解決手段】クランプ面が外側に向けて突出させるべく弧状をなしたクランプバーと、該クランプバーのクランプ面に沿ってその長さ方向に内面対角辺を接離させるアングル材からなるホース押え板と、クランプバーのクランプ面上にホースを交差状態に重ねた後、該ホースを挟んだ状態にて上記ホース押え板をクランプバーに対して締め付け固定させるクランプ螺子とからなる。 これによりホース内に水やエアを圧送した場合に、ホースの膨張に伴ってアングル材からなるホース押え板の片側が持ち上げられる応力分だけホース押え板の反対側がクランプバーのクランプ面に圧しつけられることになり、特にホース内の圧力が高まるにつれてクランプ手段によるホースのクランプ閉鎖効果が上昇し、安定かつ信頼性の高い試験をおこなうことができる。
【選択図】図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば消防用ホースや散水用、灌漑用、船舶用のホースなど各種ホースの亀裂や損傷による水漏れの検出、および適性耐圧の有無を検証するためのホース閉鎖機構およびこれを用いたホースの耐圧試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、消防用ホースの端末付近のホース内面は、接続金具開口部から出入りする外気の影響により酸化による脆性の進行が比較的早く、また接続金具の重みによる繰り返しの極端な折り曲げなどにより劣化が激しいために緊急時に高圧の送水が漏れたりすることがある。 このようなホースの接続金具寄りの部分の耐圧を検査する手段として、従来登録実用新案公報第3011079号に開示された「ホースの漏れ検出装置」が、利便性や確実性の点で比較的汎用されている。
【0003】
これは、ホースの継手金具が着脱可能に接続される接続金具を有したホース接続管と、このホース接続管に連通して設けられ、前記接続金具を介して前記ホースに対して水張り及び水抜き可能な水張り水抜き装置と、前記ホース接続管に連通して設けられ、前記接続金具を介して前記ホースに対して加圧する加圧装置と、前記継手金具近傍のホース本体途中を閉鎖状態に挟持するクランプ装置とを具備したことを特徴とするものである。
【0004】
この装置を用いてホースの漏れを検出する場合には、ホース本体の途中をクランプ装置によって挟持して閉鎖するとともに、ホース接続管に連通して設けられた水張りおよび水抜き装置によってホースに水を供給し、さらに前記ホース接続管に連通して設けられた加圧装置によってホースを加圧し、その圧力変化を検出することによりホースの漏れを検出するようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この装置はホース内に水張りをして加圧装置により加圧する場合に、ホース内にエアが残っているとホースの劣化等により破裂した際に危険性があるばかりでなくエアの圧縮熱が次第に冷めてくると水張りの圧力に変動を来す結果、ホース漏れとして誤認を招きやすい。 また、そればかりでなくホースの内径が大きい場合には、水張りや水抜き量が増し、しかも加圧装置による加圧操作も容易でなく、また水張り水抜き装置のタンクを水張り時には上方に、また水抜き時には下方に、それぞれ設置位置を変える必要があって作業が煩雑となりがちである。
【0006】
さらに前記したクランプ装置は少なくとも一方を偏心させた一対のローラからなり、この一対のローラ間にホースを挟み、ホースの途中を閉鎖状態に挟持する構造であるところから、構造上コスト高であり、またホースの装着作業が面倒であるばかりでなく、ホース内に水を入れて加圧試験中にローラが勝手に回転してクランプに緩みを生じやすいために、試験精度の信頼性に欠ける嫌いがある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、ホースの耐圧試験等をおこなうにあたり、クランプ手段の構成を簡素化して低コストとするとともにホース途中の閉鎖クランプ性を完全にし、しかもホースの着脱を容易にした。 またホース内に残留するエアを完全に抜き去るとともに、ホースの試験区域内への水の供給量を減少させて加圧操作を容易にし、しかもホース接続管の媒介金具に対するホースの接続着脱を容易にしたものである。
【0008】
具体的には、請求項1の発明は、クランプ面が外側に向けて突出させるべく弧状をなしたクランプバーと、該クランプバーのクランプ面に沿ってその長さ方向に内面対角辺を接離させるアングル材からなるホース押え板と、クランプバーのクランプ面上にホースを交差状態に重ねた後、該ホースを挟んだ状態にて上記ホース押え板をクランプバーに対して締め付け固定させるクランプ螺子とからなるホース閉鎖機構に関する。
【0009】
また請求項4の発明は、ホース端末の接続金具を着脱自在に接続可能な媒介金具を有するホース接続管と、該ホース接続管を介してホース内に水を圧送・排出するための水槽および加圧ポンプと、ホースの接続金具寄りの途中を圧迫閉塞するクランプ手段とからなり、該クランプ手段は、クランプ面が外側に向けて突出させるべく弧状をなしたクランプバーと、該クランプバーに沿ってその長さ方向に内面対角辺を接離させるアングル材からなるホース押え板と、該ホース押え板をクランプバーに対して締め付け固定させるクランプ螺子とからなることを特徴としたホースの耐圧試験装置に関する。
【0010】
さらに請求項6の発明は、ホース接続管の媒介金具には、ホース内に装入される一定長さのホースガイドがホースの接続方向に向けて突設されている耐圧試験装置に関する。 さらに請求項7の発明は、媒介金具から突設されたホースガイドには、取り付け基部から突出先端にかけてエア抜き孔が形成され、ホース試験区間内のエアをホースガイド先端から連通する媒介金具およびバルブを介してホース接続管外に放出可能にしたホースの耐圧試験装置に関する。 さらに請求項8の発明は、媒介金具から突設されたホースガイドの先端突出高さが、ホースの接続金具寄りの途中を圧迫閉塞するクランプ手段の水平高さよりも高位置となるように設けられているホースの耐圧試験装置に関する。
【0011】
上記した構成において、請求項1の発明にあっては、クランプバーのクランプ面上にホースをホースを交差状態に重ねた後、該ホースを挟んだ状態にてクランプ螺子によりホース押え板をクランプバーに対して締め付け固定させる。
【0012】
また請求項4の発明にあっては、ホース端末の接続金具を媒介金具に装着し、さらにホースの接続金具寄りの途中をクランプバーに掛け、ホースを挟んでアングル材からなるホース押え板を、その内角面をホースに対面させた状態でクランプバーの弧状面に押し当てるとともに、該ホース押え板をクランプ螺子によりクランプバーに対して締め付けることにより、ホースを圧迫閉塞させてホースの耐圧試験区域を設定する。
【0013】
さらに請求項6〜8の発明をも含めて、上記した請求項4の発明の作用を説明すると、上記したホースの耐圧試験区域を設定した状態において、エア抜きバルブを開き、さらに加圧ポンプを操作して水槽内の水をホース接続管および媒介金具を介してホース内の試験区域内に送り込むと、これに伴って試験区域内の残留エアがホースガイド先端から基部方向へと押圧され、媒介金具を介してエア抜きバルブから外方に放出される。
【0014】
試験区域内のエアが次第に減少し、エア抜きバルブから水が噴出するようになったらエア抜きバルブを閉止し、さらに加圧ポンプをさらに作動させて試験区域内に十分な量の水を圧送する。 あらかじめ設定した一定の試験圧力に達したところで加圧ポンプの作動を停止し、そのまま一定時間(例えば5分間)維持させて圧力値の変化を監視し、変化がある場合に水漏れがあるものと判断する。 また、その際に目視により水漏れの有無や箇所も確認できる。
【0015】
また試験終了後は、各バルブを開放して試験区域内の水を抜くとともに、既述した反対の操作をおこなうことによりホースを取り出して終了する。 なおこの場合に、ホースガイドの先端突出高さが、ホースの接続金具寄りの途中を圧迫閉塞するクランプ手段の水平高さよりも高位置となるように設けられている場合には、耐圧試験に際してホースの試験区域内に残留するエアを、より一層完全に外部に放出することができ、これによってより一層高精度で、しかも安全性の高い試験をおこなうことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下において、本発明の具体的な内容を図1〜8にあらわしたホース閉鎖機構、および消防用のホースの耐圧試験装置に適用した場合の実施例をもとに説明すると、図においてBは両側部に把手B1を有した本発明にかかる耐圧試験装置のボックスをあらわしており、さらに該ボックスBには以下の各部が取り付けられている。 すなわち1はホース接続管、6は水槽、7は加圧ポンプ、12はホースガイド、16はクランプ手段をあらわしている。 ホース接続管1は消防用ホースHの端末に有する接続金具H1を着脱自在に接続可能とした媒介金具2aおよび2bを備えている。
【0017】
この媒介金具2aおよび2bは、消防用ホースH端末の接続金具H1の形状如何により雄型の接続金具H1用2aと、雌型の接続金具H1用2bとを備えている。 なおホース接続管1の片側には水圧計4および排水パイプ3が接続されており、さらに排水パイプ3には排水バルブ5が取り付けられている。 また水槽6は、ボックスBの内底部をそのまま利用しており、本試験装置を使用する際に必要量の水を水槽部6に供給する。
【0018】
加圧ポンプ7は、ここではボックスBの内底部から立ち上がったヒンジ7bの上端部にピン7cを介して自由端にハンドルグリップ7dを取り付けたハンドル7aの一端を回動自在に取り付けた既知の手動式ポンプが用いられているが、電動モータによる駆動ポンプを用いるようにしてもよい。 さらに加圧ポンプ7と前記したホース接続管1との間には、元バルブ9および安全弁10が介在され、これらはパイプ8およびパイプ11によりホース接続管1に向けて接続されている。
【0019】
一方ホースガイド12は、消防用ホースHの内径よりいくぶん径小の太さを有するとともに、ホースHの試験区間における略中間位置にまで達する程度の十分な長さを有し、前記したホース接続管1における媒介金具2aおよび2bの上部に螺子込むことにより上方に向けて突出させるべく植立される。 さらにホースガイド12には、取り付け基部から突出先端にかけてエア抜き孔12aが形成され、ホースHにおける試験区間内のエアをホースガイド12の先端から連通する媒介金具2aまたは2b、およびパイプ13からエア抜きバルブ13Vを介してホース接続管1の外に放出できるように構成されている。
【0020】
なお、この場合におけるホースガイド12の長さについては、図5にも示したように、これを媒介金具2aまたは2bに取りつけた場合における先端突出高さHaが、後記するホースの接続金具寄りの途中を圧迫閉塞するクランプ手段16の水平高さHbよりも高位置となる程度の長さになるように設定すると、ホースHの耐圧試験に際してホースHの試験区域内に残存するエアをホースガイド12の上端部に開口させたエア抜き孔12aに導きやすく、より一層正確で、しかも安全な試験の実施が可能となる。
【0021】
さらにクランプ手段16は、ボックスBの両端に、一端を回動自在に取りつけたアーム14・14の各自由端に丸棒状のクランプバー15を架設するとともに、該クランプバー15にはホース押え板17および該ホース押え板17をクランプバー15に対して締め付け自在の締め付けネジ18を有している。 なお特に図示はしていないが、この場合のアーム14・14は、内側に幾分小径の別部材をスライド自在に沿わせて長さ方向に伸縮自在に構成されている。
【0022】
なお上記したクランプバー15は、丸棒状のものを使用しているが、必ずしもこのような材料に限られるものではなく、少なくともホースHに対面するクランプ面が外側に向けて突出させるべく弧状をなしたものであればよい。 さらにホース押え板17は、断面が略直角状のアングル材が用いられる。 このアングル材からなるホース押え板は、前記したクランプバー15に沿ってその長さ方向に内面対角辺を接離させるべく内面側をクランプバー15に対面させた状態にてクランプバー15に対して締め付け螺子18により締め付け固定される。
【0023】
さらにこの場合における締め付け螺子18の設置箇所については、ホース押え板17の長さ方向両端部寄りの位置に各1箇所設けただけでもよいが、好ましくは両端と中間部の3箇所とし、しかも各締め付け螺子18の中間部がホース接続管1の媒介金具2a・2bにそれぞれ対応する位置となるように設けると、媒介金具2a・2bに取り付けた消防用ホースHのクランプが容易で、しかも各ホースHの両側位置を均等に締め付けることができるので一層好ましい。
【0024】
上記した構成において、まず水槽6内に適当量の水を補給するとともに、消防用ホースHの試験すべき端部開口を、媒介金具上に植立するホースガイド12に被せた後、さらにその基部の媒介金具2a・2bに消防用ホースHの端末に有する接続金具H1を気密に嵌め込む
【0025】
。 つぎに該接続金具H1から一定の距離(例えば20〜30cm)を試験区間に設定し、接続金具H1から一定の距離隔てた位置をクランプバー15に掛け、アングル材からなるホース押え板17を介して締め付けネジ18により締め付け固定する。 これによってホースHはホース押え板17の対角面における接点17a・17bをもってクランプバー15の円弧状をしたクランプ面とホース押え板17との間に圧迫閉塞状態で保持される(図7参照)。
【0026】
つぎに試験をおこなう消防用ホースHの使用圧力値に適した安全弁10のみを開き、その他の安全弁10を閉じたままとし、さらに元バルブ9およびエア抜きバルブ13Vを開き、加圧ポンプ7のハンドル7aを操作して水槽6内の水をパイプ8およびパイプ11を介してホース接続管1内へ、さらにホース接続管1から図5にもあらわしたように、媒介金具2a・2bの内側からホースガイド12と消防用ホースHの内側側面に沿って残存エアを押し上げながらホースガイド12の先端方向に向け、さらにクランプ手段16によりクランプされている方向に向けて水が送り込まれる。
【0027】
一方クランプ手段によりクランプされている側寄りのホース内に、ある程度の水が送り込まれると、該ホースH内に残存していたエアがホースHに沿ってホースガイド12の先端方向に向けて逃げ出し、さらに送り込まれる水の圧力によってホースガイド12に穿設されたエア抜き孔12aからパイプ13を通ってエア抜きバルブ13Vを通過してエア排出口より外方に放出される。 ホースHおよびエア抜き孔12aやパイプ13内のエアが完全に抜き去られると、これに続いて水が出てくるので、その時点でエア抜きバルブ13Vを閉じ、さらにポンプ7によるホースHの試験区域内に対する水の加圧をおこなう。
【0028】
ホースHにおける試験区域内の水圧が高まるにつれホースHは硬直起立し、これに伴ってアーム14・14が伸長しつつ起立して、クランプ手段16をホースガイド12の上方位置へと移動させる(図6参照)。 ホースH内の水圧が所定圧力値に近づくにつれて、図8にあらわしたようにホースHのクランプ端末の圧力上昇に伴ってアングル材からなるホース押え板17の一辺が矢印X方向(クランプバー15から離間する方向)に圧し開かれる結果、クランプ螺子18取り付け部Pを支点として対面する他辺の接点17bにおけるクランプバー15に対する圧迫閉塞力が増す。
【0029】
水圧計4により所定の試験圧力値に達したところで、元バルブ9を閉め、該試験圧力値に達した状態のまま一定時間(例えば5分間)維持し、水圧計4による圧力変化の有無を確認し、水圧が低下する場合には、消防用ホースHとして欠格品として認定する。
【0030】
なお、試験開始途中(加圧ポンプ7による加圧途中)において消防用ホースHから水漏れを生じた場合には、その時点で欠格品と認定し、直ちに試験を終了する。 耐圧試験の終了後は、排水バルブ5を開いてホースH内の水を排出した後、クランプ手段16を解除するとともに媒介金具2a・2bから接続金具H1を外して消防用ホースHを取り出す。
【0031】
【発明の効果】
本発明は上記した通り、クランプ面が外側に向けて突出させるべく弧状をなしたクランプバーと、該クランプバーのクランプ面に沿ってその長さ方向に内面対角辺を接離させるアングル材からなるホース押え板と、クランプバーのクランプ面上にホースを交差状態に重ねた後、該ホースを挟んだ状態にて上記ホース押え板をクランプバーに対して締め付け固定させるクランプ螺子とからなるものであるために、ホース内に水やエアを圧送した場合に、ホースの膨張に伴ってアングル材からなるホース押え板の片側が持ち上げられる応力分だけホース押え板の反対側がクランプバーのクランプ面に圧しつけられることになり、特にホース内の圧力が高まるにつれてクランプ手段によるホースのクランプ閉鎖効果が上昇し、安定かつ信頼性の高い試験をおこなうことができる。
【0032】
また本発明は、ホース端末の接続金具を着脱自在に接続可能な媒介金具を有するホース接続管と、該ホース接続管を介してホース内に水を圧送・排出するための水槽および加圧ポンプと、ホースの接続金具寄りの途中を圧迫閉塞するクランプ手段とからなり、該クランプ手段は、クランプ面が外側に向けて突出させるべく弧状をなしたクランプバーと、該クランプバーに沿ってその長さ方向に内面対角辺を接離させるアングル材からなるホース押え板と、該ホース押え板をクランプバーに対して締め付け固定させるクランプ螺子とからなるものであるために、構造が簡単で低コストであり、またホースの着脱が容易で作業性に優れるのみならず、特にホース内の圧力が高まるにつれてクランプ手段によるクランプ効果が上昇し、安定かつ信頼性の高い試験をおこなうことができる。
【0033】
さらにクランプ螺子は、ホース押えの長さ方向両端と中間部の3箇所に設けられているために、2本の消防用ホースの耐圧試験をおこなう場合に、クランプ力の偏りがなく均等な圧迫閉塞が可能となり、高精度の試験をおこなうことができる。 さらに、媒介金具にはホース内に案内される一定長さのホースガイドがホースの接続方向に向けて突設されていることを特徴とするものであるために、消防用ホースの耐圧試験を実施するにあたり、ホース端末部をホースガイドに沿わせつつ媒介金具に取り付けることができ、そのために媒介金具とホースの取りつけ金具の着脱が容易になり、作業性が向上する。
【0034】
そればかりでなく、ホースの試験対象区域内にホースガイドが挿入させるために、ホースガイドの体積分だけ、使用水量が軽減され、試験時間が短縮されるのみならず取り扱い性が著しく向上する。 さらに上記ホースガイドには、取り付け基部から突出先端にかけてエア抜き孔が形成され、ホース試験区間内のエアをホースガイド先端から連通する媒介金具およびバルブを介してホース接続管外に放出可能にしたために、在来装置に比して、ホース内の在留エアに起因した圧力値誤差による漏れ認定の不確実性を解消し、またホースの劣化等による破裂時の危険性を防止することができる。
【0035】
さらに、ホースガイドの先端突出高さが、ホースの接続金具寄りの途中を圧迫閉塞するクランプ手段の水平高さよりも高位置となるように設けられているために、消防用ホースの耐圧試験を実施するに際し、ホースの試験対象域内における在留エアの除去が、一層完全となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である消防用ホース端末部の耐圧試験装置の平面図。
【図2】図1におけるA−A部分の概略断面図。
【図3】図1におけるBーB部分の概略断面図。
【図4】図1の耐圧試験装置の概略側面図。
【図5】ホース接続管に消防用ホースの端末を取り付けた状態をあらわす部分断面図。
【図6】図5の状態において、消防用ホースの試験区域内に水を圧送して膨張させた状態をあらわす部分断面図。
【図7】図5のクランプ手段の部分拡大図。
【図8】図6のクランプ手段の部分拡大図。
【符号の説明】
1     ホース接続管
2a    媒介金具
2b    媒介金具
3     排水パイプ
4     水圧計
5     排水バルブ
6     水槽部
7     加圧ポンプ
8     パイプ
9     元バルブ
10    安全弁
11    パイプ
12    ホースガイド
13    パイプ
13V   エア抜きバルブ
14    アーム
15    クランプバー
16    クランプ手段
17    ホース押え板
17a   接点
17b   接点
18    締め付けネジ
B     ボックス
H     消防用ホース
H1    接続金具
P     支点

Claims (8)

  1. クランプ面が外側に向けて突出させるべく弧状をなしたクランプバーと、該クランプバーのクランプ面に沿ってその長さ方向に内面対角辺を接離させるアングル材からなるホース押え板と、クランプバーのクランプ面上にホースを交差状態に重ねた後、該ホースを挟んだ状態にて上記ホース押え板をクランプバーに対して締め付け固定させるクランプ螺子とからなるホース閉鎖機構。
  2. クランプ螺子は、ホース押えの長さ方向両端と中間部の3箇所に設けられているところの請求項1に記載のホース閉鎖機構。
  3. ホースを閉鎖する機構が、クランプされているホースの片側から圧送されるエア又は水の通過を完全に遮断するものであるところの請求項1に記載のホース閉鎖機構。
  4. ホース端末の接続金具を着脱自在に接続可能な媒介金具を有するホース接続管と、該ホース接続管を介してホース内に水を圧送・排出するための水槽および加圧ポンプと、ホースの接続金具寄りの途中を圧迫閉塞するクランプ手段とからなり、該クランプ手段は、クランプ面が外側に向けて突出させるべく弧状をなしたクランプバーと、該クランプバーに沿ってその長さ方向に内面対角辺を接離させるアングル材からなるホース押え板と、該ホース押え板をクランプバーに対して締め付け固定させるクランプ螺子とからなることを特徴としたホースの耐圧試験装置。
  5. クランプ螺子は、ホース押えの長さ方向両端と中間部の3箇所に設けられているところの請求項4に記載のホースの耐圧試験装置。
  6. ホース接続管の媒介金具には、ホース内に装入される一定長さのホースガイドがホースの接続方向に向けて突設されているところの請求項4に記載のホースの耐圧試験装置。
  7. 媒介金具から突設されたホースガイドには、取り付け基部から突出先端にかけてエア抜き孔が形成され、ホース試験区間内のエアをホースガイド先端から連通する媒介金具およびバルブを介してホース接続管外に放出可能にしたものである請求項4に記載のホースの耐圧試験装置。
  8. 媒介金具から突設されたホースガイドの先端突出高さが、ホースの接続金具寄りの途中を圧迫閉塞するクランプ手段の水平高さよりも高位置となるように設けられているところの、請求項4に記載のホースの耐圧試験装置。
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